JPH0641583B2 - 蓄熱材 - Google Patents
蓄熱材Info
- Publication number
- JPH0641583B2 JPH0641583B2 JP61041782A JP4178286A JPH0641583B2 JP H0641583 B2 JPH0641583 B2 JP H0641583B2 JP 61041782 A JP61041782 A JP 61041782A JP 4178286 A JP4178286 A JP 4178286A JP H0641583 B2 JPH0641583 B2 JP H0641583B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- supercooling
- heat storage
- storage material
- heat
- polyethylene glycol
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、分子量が約100から約7000の範囲のポ
リエチレングリコールを主体とした蓄熱材に関する。
リエチレングリコールを主体とした蓄熱材に関する。
従来のポリエチレングリコールを主体とした蓄熱材に関
するものは、特開昭59−174683号,特開昭60
−53585号,特開昭59−140283号なるもの
がある。ポリエチレングリコールは、吸湿性があり、水
分を含むと凝固点及び潜熱が低下し、また過冷却度が増
大し、実際に使用するに当り不都合をきたしていた。前
記従来の蓄熱材は、これに対する配慮がなされていなか
つた。
するものは、特開昭59−174683号,特開昭60
−53585号,特開昭59−140283号なるもの
がある。ポリエチレングリコールは、吸湿性があり、水
分を含むと凝固点及び潜熱が低下し、また過冷却度が増
大し、実際に使用するに当り不都合をきたしていた。前
記従来の蓄熱材は、これに対する配慮がなされていなか
つた。
前述のように、従来のポリエチレングリコールを主体と
した蓄熱材は、吸湿性があるため使用中に水分を含み、
凝固点及び潜熱が低下する。また水分を含まないポリエ
チレングリコールは、元来2℃程度過冷却するが、水分
を含むと過冷却度は5℃程度に増大する。無機含水塩に
比較して過冷却度は一般に小さいが、使い方によつて
は、この程度の過冷却度も許されない場合がある。たと
えばポリエチレングリコール#400の凝固点は5℃で
あるが、これを蓄熱カプセルに収納し、その外部に4℃
の流体を流して熱交換しつつ時間を十分かけて凝固させ
るような場合は、過冷却度が2℃(過冷却回復温度が3
℃)であつても、蓄熱材を凝固させることができない。
した蓄熱材は、吸湿性があるため使用中に水分を含み、
凝固点及び潜熱が低下する。また水分を含まないポリエ
チレングリコールは、元来2℃程度過冷却するが、水分
を含むと過冷却度は5℃程度に増大する。無機含水塩に
比較して過冷却度は一般に小さいが、使い方によつて
は、この程度の過冷却度も許されない場合がある。たと
えばポリエチレングリコール#400の凝固点は5℃で
あるが、これを蓄熱カプセルに収納し、その外部に4℃
の流体を流して熱交換しつつ時間を十分かけて凝固させ
るような場合は、過冷却度が2℃(過冷却回復温度が3
℃)であつても、蓄熱材を凝固させることができない。
本発明の目的は、吸湿による凝固点の低下及び潜熱の低
下を防止するとともに、過冷却度も小さくするが可能な
蓄熱材を提供することにある。
下を防止するとともに、過冷却度も小さくするが可能な
蓄熱材を提供することにある。
上記目的は、無水Na2CO3,無水K2CO3,無水Mg
CO3,無水Li2CO3,ゼオライトから成る群の中よ
り、一種以上の物質を添加することによつて達成され
る。すなわち本発明の特徴はポリエチレングリコールに
融解し難い無水の無機物を用いていることにある。
CO3,無水Li2CO3,ゼオライトから成る群の中よ
り、一種以上の物質を添加することによつて達成され
る。すなわち本発明の特徴はポリエチレングリコールに
融解し難い無水の無機物を用いていることにある。
前記の物質は、ポリエチレングリコール中に入つた水分
を吸着し、蓄熱材の凝固点の低下、潜熱の低下を防止す
るとともに、ポリエチレングリコールそれ自体の結晶化
を容易にし、過冷却度を0.5℃以下に抑制する作用があ
る。
を吸着し、蓄熱材の凝固点の低下、潜熱の低下を防止す
るとともに、ポリエチレングリコールそれ自体の結晶化
を容易にし、過冷却度を0.5℃以下に抑制する作用があ
る。
〔実施例1〕 ポリエチレングリコール#400を、ふた付きのポリエ
チレン容器内に100g入れ、無水Na2CO3を1g添
加し、冷水と温水を用いて凝固−融解のヒートサイクル
試験を行なつた。この蓄熱材の初期の凝固点は5℃、潜
熱は36Ca/g.過冷却度は0.5℃以下であつた
が、ヒートサイクル1000回後もまつたく変化は認め
られなかつた。
チレン容器内に100g入れ、無水Na2CO3を1g添
加し、冷水と温水を用いて凝固−融解のヒートサイクル
試験を行なつた。この蓄熱材の初期の凝固点は5℃、潜
熱は36Ca/g.過冷却度は0.5℃以下であつた
が、ヒートサイクル1000回後もまつたく変化は認め
られなかつた。
〔実施例2〕 ポリエチレングリコール#6000を、ふた付きのポリ
エチレン容器内に100g入れ、無水MgCO30.1g,
ゼオライト0.1g添加し、冷水と温水を用いて凝固−融
解のヒートサイクル試験を行つた。この蓄熱材の初期の
凝固点は56℃、潜熱は46Ca/g,過冷却度は0.
5℃以下であつたが、ヒートサイクル1000回後もま
つたく変化は認められなかつた。
エチレン容器内に100g入れ、無水MgCO30.1g,
ゼオライト0.1g添加し、冷水と温水を用いて凝固−融
解のヒートサイクル試験を行つた。この蓄熱材の初期の
凝固点は56℃、潜熱は46Ca/g,過冷却度は0.
5℃以下であつたが、ヒートサイクル1000回後もま
つたく変化は認められなかつた。
〔実施例3〕 ポリエチレングリコール#6000を、ふた付きのポリ
エチレン容器内に100g入れ、無水K2CO30.1g,
無水La2CO30.1g,ゼオライト0.1gを添加し、冷水
と温水を用いて凝固−融解のヒートサイクル試験を行つ
た。この蓄熱材の初期の凝固点は56℃、潜熱は46C
a/g,過冷却度は0.5℃以下であつたが、ヒートサ
イクル1000回後もまつたく変化は認められなかつ
た。
エチレン容器内に100g入れ、無水K2CO30.1g,
無水La2CO30.1g,ゼオライト0.1gを添加し、冷水
と温水を用いて凝固−融解のヒートサイクル試験を行つ
た。この蓄熱材の初期の凝固点は56℃、潜熱は46C
a/g,過冷却度は0.5℃以下であつたが、ヒートサ
イクル1000回後もまつたく変化は認められなかつ
た。
ポリエチレングリコール#600,#1000,#15
40等についても同様の試験を行つたが、前記実施例と
同様の効果を得た。
40等についても同様の試験を行つたが、前記実施例と
同様の効果を得た。
Na2CO3,K2CO3等の添加材の添加量は0.01重量%
程度でも効果があり、添加量は多いほど効果があるが、
余り多いと蓄熱材の蓄熱密度を低下させるので上限は1
0重量%程度にするのが良い。
程度でも効果があり、添加量は多いほど効果があるが、
余り多いと蓄熱材の蓄熱密度を低下させるので上限は1
0重量%程度にするのが良い。
〔比較例1〕 ポリエチレングリコール#400を、ふた付きのポリエ
チレン容器内に100g入れ、添加材を何も加えないで
冷水と温水を用いて凝固−融解のヒートサイクル試験を
行つた。この蓄熱材の初期の凝固点は5℃、潜熱は36
Ca/g,過冷却度は2℃(過冷却回復温度は3℃)
であつたが、ヒートサイクル1000回後には、凝固点
3℃,潜熱が28Ca/gに低下し,過冷却度は5℃
(過冷却回復温度は−2℃)に変化した。ヒートサイク
ル中に、ふた部を介して外部の湿気を含む空気が容器内
に侵入したことによる。
チレン容器内に100g入れ、添加材を何も加えないで
冷水と温水を用いて凝固−融解のヒートサイクル試験を
行つた。この蓄熱材の初期の凝固点は5℃、潜熱は36
Ca/g,過冷却度は2℃(過冷却回復温度は3℃)
であつたが、ヒートサイクル1000回後には、凝固点
3℃,潜熱が28Ca/gに低下し,過冷却度は5℃
(過冷却回復温度は−2℃)に変化した。ヒートサイク
ル中に、ふた部を介して外部の湿気を含む空気が容器内
に侵入したことによる。
〔比較例2〕 ポリエチレングリコール#6000を、ナイロン製の袋
に100g入れ、添加材を何も加えないで冷水と温水を
用いて凝固−融解のヒートサイクル試験を行つた。この
蓄熱材の初期の凝固点は56℃、潜熱は46Ca/
g,過冷却度は3℃(過冷却回復温度は53℃)であつ
たが、ヒートサイクル1000回後には凝固点が52
℃,潜熱が37Ca/g,過冷却度が6℃(過冷却回
復温度は46℃)に変化した。ヒートサイクル中に、ナ
イロン袋のピンホール及びシール部の不良個所より、湿
気を含む空気が内部に入つたことによる。
に100g入れ、添加材を何も加えないで冷水と温水を
用いて凝固−融解のヒートサイクル試験を行つた。この
蓄熱材の初期の凝固点は56℃、潜熱は46Ca/
g,過冷却度は3℃(過冷却回復温度は53℃)であつ
たが、ヒートサイクル1000回後には凝固点が52
℃,潜熱が37Ca/g,過冷却度が6℃(過冷却回
復温度は46℃)に変化した。ヒートサイクル中に、ナ
イロン袋のピンホール及びシール部の不良個所より、湿
気を含む空気が内部に入つたことによる。
〔比較例3〕 ポリエチレングリコール#6000を、Al製の容器に
100g入れ、また添加材として無機の水和物Na2C
O3・10H2Oを1g添加した後、溶接によつて容器を
完全密閉した。この蓄熱材の初期の凝固点は56℃、潜
熱は46Ca/g,過冷却度は3℃(過冷却回復温度
は53℃)であつたが、ヒートサイクル1000回後に
は凝固点が53℃,潜熱が39Ca/g,過冷却度が
5℃(過冷却回復温度は48℃)に変化した。水和物は
効果がないことが分つた。
100g入れ、また添加材として無機の水和物Na2C
O3・10H2Oを1g添加した後、溶接によつて容器を
完全密閉した。この蓄熱材の初期の凝固点は56℃、潜
熱は46Ca/g,過冷却度は3℃(過冷却回復温度
は53℃)であつたが、ヒートサイクル1000回後に
は凝固点が53℃,潜熱が39Ca/g,過冷却度が
5℃(過冷却回復温度は48℃)に変化した。水和物は
効果がないことが分つた。
上述したように、本発明によれば、ポリエチレングリコ
ールを主体とした蓄熱材の凝固点,潜熱の低下がなくな
り、また過冷却度も小さく抑制され、蓄熱装置の熱設計
が容易になる。
ールを主体とした蓄熱材の凝固点,潜熱の低下がなくな
り、また過冷却度も小さく抑制され、蓄熱装置の熱設計
が容易になる。
第1図はポリエチレングリコール#400を用いた実施
例1と比較例1の凝固特性、第2図はポリエチレングリ
コール#6000を用いた実施例2と比較例2の凝固特
性である。
例1と比較例1の凝固特性、第2図はポリエチレングリ
コール#6000を用いた実施例2と比較例2の凝固特
性である。
Claims (2)
- 【請求項1】ポリエチレングリコールに、添加材として
無水Na2CO3,無水K2CO3,無水MgCO3,無水
Li2CO3,ゼオライトから成る群の中より、一種以上
の物質を添加することを特徴とする蓄熱材。 - 【請求項2】前記添加材の添加量が0.01〜10重量%で
ある特許請求の範囲第1項の蓄熱材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61041782A JPH0641583B2 (ja) | 1986-02-28 | 1986-02-28 | 蓄熱材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61041782A JPH0641583B2 (ja) | 1986-02-28 | 1986-02-28 | 蓄熱材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62199680A JPS62199680A (ja) | 1987-09-03 |
| JPH0641583B2 true JPH0641583B2 (ja) | 1994-06-01 |
Family
ID=12617932
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61041782A Expired - Lifetime JPH0641583B2 (ja) | 1986-02-28 | 1986-02-28 | 蓄熱材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0641583B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6671582B2 (ja) * | 2015-06-30 | 2020-03-25 | 株式会社Gcリンフォテック | 内容物の温度の調整方法、及び、内容物の調温容器 |
| JP5892530B1 (ja) * | 2015-10-15 | 2016-03-23 | 株式会社日本理水研 | 熱媒および熱媒を用いた給湯装置あるいは熱交換装置 |
-
1986
- 1986-02-28 JP JP61041782A patent/JPH0641583B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62199680A (ja) | 1987-09-03 |
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