JPH0641702Y2 - コイリング装置 - Google Patents
コイリング装置Info
- Publication number
- JPH0641702Y2 JPH0641702Y2 JP1988123389U JP12338988U JPH0641702Y2 JP H0641702 Y2 JPH0641702 Y2 JP H0641702Y2 JP 1988123389 U JP1988123389 U JP 1988123389U JP 12338988 U JP12338988 U JP 12338988U JP H0641702 Y2 JPH0641702 Y2 JP H0641702Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- guide
- coiling
- pair
- major axis
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Wire Processing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 A.考案の目的 (1)産業上の利用分野 本考案はコイリング装置、特に、長径方向両側面が非対
称な略長円形断面を有するコイルばね用素線に、前記長
径の延長線がコイル軸線に交差するようにコイリングを
施してコイルばねを製造するに当り、前記素線を一方向
に送る供給ローラ対と、該供給ローラ対により送られた
前記素線を嵌挿してガイドすべく該素線の断面形状と相
似形をなすガイド孔を有する先端ガイド型と、前記ガイ
ド孔を通過した前記素線にコイリングを施すコイリング
部材と、該コイリング部材により成形されたコイルをコ
イル軸線方向に移動させるピッチツールとを備え、前記
先端ガイド型が、前記素線にそのコイリング時のねじれ
方向と逆方向のねじれを付与すべく前記ガイド孔の長径
を前記コイル軸線に対し所定角度傾斜させて配設されて
なる形式のコイリング装置に関するものである。
称な略長円形断面を有するコイルばね用素線に、前記長
径の延長線がコイル軸線に交差するようにコイリングを
施してコイルばねを製造するに当り、前記素線を一方向
に送る供給ローラ対と、該供給ローラ対により送られた
前記素線を嵌挿してガイドすべく該素線の断面形状と相
似形をなすガイド孔を有する先端ガイド型と、前記ガイ
ド孔を通過した前記素線にコイリングを施すコイリング
部材と、該コイリング部材により成形されたコイルをコ
イル軸線方向に移動させるピッチツールとを備え、前記
先端ガイド型が、前記素線にそのコイリング時のねじれ
方向と逆方向のねじれを付与すべく前記ガイド孔の長径
を前記コイル軸線に対し所定角度傾斜させて配設されて
なる形式のコイリング装置に関するものである。
(2)従来の技術 上記のようなコイリング装置では、コイリング時に、成
形されたコイルをピッチツールによりコイル軸線方向に
移動させる関係で素線にねじれを生じる。そこでこのね
じれを相殺するために、例えば特開昭60-238054号公報
に開示されるように先端ガイド型のガイド孔によって素
線に対しそのコイリング時のねじれ方向と逆方向のねじ
れを付与するようにしたものが既に提案されている。
形されたコイルをピッチツールによりコイル軸線方向に
移動させる関係で素線にねじれを生じる。そこでこのね
じれを相殺するために、例えば特開昭60-238054号公報
に開示されるように先端ガイド型のガイド孔によって素
線に対しそのコイリング時のねじれ方向と逆方向のねじ
れを付与するようにしたものが既に提案されている。
(3)考案が解決しようとする課題 ところが上記従来装置では、素線及びガイド孔の各断面
形状が互いに相似形の卵形であるため、その両者間の、
嵌合部の不可避的なガタに起因した相対ねじれ角が比較
的大きくなってしまい、また供給ローラ対においては素
線にねじれが付与されないから、斯かる先端ガイド型の
みによっては素線に対し所定角度のねじれを精度よく付
与し得ないという問題がある。
形状が互いに相似形の卵形であるため、その両者間の、
嵌合部の不可避的なガタに起因した相対ねじれ角が比較
的大きくなってしまい、また供給ローラ対においては素
線にねじれが付与されないから、斯かる先端ガイド型の
みによっては素線に対し所定角度のねじれを精度よく付
与し得ないという問題がある。
本考案は上記に鑑み提案されたもので、上記問題を解決
して素線に対し所定角度のねじれを精度よく確実に付与
できるようにしたコイリング装置を提供することを目的
とする。
して素線に対し所定角度のねじれを精度よく確実に付与
できるようにしたコイリング装置を提供することを目的
とする。
B.考案の構成 (1)課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本考案によれば、前記形式の
コイリング装置において、前記素線の前記長径方向一側
面に該長径を挟むよう形成した一対の平坦なねじれ規制
面にそれぞれ適合する一対の平坦な押え面が先端ガイド
型の前記ガイド孔に形成され、前記供給ローラ対の一方
のローラには、前記一対のねじれ規制面にそれぞれ適合
する一対の平坦な係合ガイド面を有する第1のガイド溝
が、またその他方のローラには、前記素線の前記長径方
向他側面に適合する断面略凹弧状の第2のガイド溝がそ
れぞれ形成され、その両ガイド溝により画成される仮想
素線断面の長径の、コイル軸線に対する傾き角と、前記
ガイド孔の長径のそれとを等しくしたことを第1の特徴
とし、また上記平坦なねじれ規制面、平坦な押え面及び
平坦な係合ガイド面に代えて、凹状のねじれ規制面、凸
状の押え面及び凸状の係合ガイド面を形成することを第
2の特徴とする。
コイリング装置において、前記素線の前記長径方向一側
面に該長径を挟むよう形成した一対の平坦なねじれ規制
面にそれぞれ適合する一対の平坦な押え面が先端ガイド
型の前記ガイド孔に形成され、前記供給ローラ対の一方
のローラには、前記一対のねじれ規制面にそれぞれ適合
する一対の平坦な係合ガイド面を有する第1のガイド溝
が、またその他方のローラには、前記素線の前記長径方
向他側面に適合する断面略凹弧状の第2のガイド溝がそ
れぞれ形成され、その両ガイド溝により画成される仮想
素線断面の長径の、コイル軸線に対する傾き角と、前記
ガイド孔の長径のそれとを等しくしたことを第1の特徴
とし、また上記平坦なねじれ規制面、平坦な押え面及び
平坦な係合ガイド面に代えて、凹状のねじれ規制面、凸
状の押え面及び凸状の係合ガイド面を形成することを第
2の特徴とする。
(2)作用 上記構成によれば、素線の長径方向一側面に形成されて
該長径を挟む一対の平坦な又は凹状のねじれ規制面と、
先端ガイド型のガイド孔の一対の平坦な又は凸状の押え
面とが適合して、そのガイド孔及び素線間の、嵌合部の
不可避的なガタに起因した相対ねじれ角を極力小さくす
ることができるから、該ガイド孔に素線を的確に把持さ
せることができる。しかも素線が先端ガイド型の上記ガ
イド孔に至る以前においても、供給ローラ対の一方のロ
ーラガイド溝の一対の平坦な又は凸状の係合ガイド面
と、上記素線の一対の平坦な又は凹状のねじれ規制面と
の適合により、供給ローラ対間に素線を所定角度に傾か
せた状態で的確に把持させることができる。それらの結
果、素線に対し所定角度のねじりが極めて精度よく確実
に、しかも無理なく付与される。
該長径を挟む一対の平坦な又は凹状のねじれ規制面と、
先端ガイド型のガイド孔の一対の平坦な又は凸状の押え
面とが適合して、そのガイド孔及び素線間の、嵌合部の
不可避的なガタに起因した相対ねじれ角を極力小さくす
ることができるから、該ガイド孔に素線を的確に把持さ
せることができる。しかも素線が先端ガイド型の上記ガ
イド孔に至る以前においても、供給ローラ対の一方のロ
ーラガイド溝の一対の平坦な又は凸状の係合ガイド面
と、上記素線の一対の平坦な又は凹状のねじれ規制面と
の適合により、供給ローラ対間に素線を所定角度に傾か
せた状態で的確に把持させることができる。それらの結
果、素線に対し所定角度のねじりが極めて精度よく確実
に、しかも無理なく付与される。
また供給ローラ対を構成する両ローラ間に多少の位置ず
れが生じたとしても、一方のローラガイド溝において一
対の係合ガイド面の相互の関係位置は常に正しく保たれ
るため、素線の両ねじれ規制面を供給ローラ対の対応す
る両係合ガイド面にそれぞれ正確に適合させることがで
きる。
れが生じたとしても、一方のローラガイド溝において一
対の係合ガイド面の相互の関係位置は常に正しく保たれ
るため、素線の両ねじれ規制面を供給ローラ対の対応す
る両係合ガイド面にそれぞれ正確に適合させることがで
きる。
(3)実施例 第1,第2図において、コイルばね1の製造に用いられる
素線2は長径d1方向両側面が非対称な略長円形断面を有
し、その断面の長径d1側一端部に最小曲率半径部3を備
えている。また素線2の外周面において、最小曲率半径
部3を挟んでその両側に一対の平坦なねじれ規制面4が
形成されている。
素線2は長径d1方向両側面が非対称な略長円形断面を有
し、その断面の長径d1側一端部に最小曲率半径部3を備
えている。また素線2の外周面において、最小曲率半径
部3を挟んでその両側に一対の平坦なねじれ規制面4が
形成されている。
素線2には、その長径延長線l1‐l1がコイル軸線A-Aに
交差、図示例では直交し、且つねじれ規制面4がコイル
外周に配されるようにコイリングが施され、これにより
コイルばね1が構成される。
交差、図示例では直交し、且つねじれ規制面4がコイル
外周に配されるようにコイリングが施され、これにより
コイルばね1が構成される。
この種コイルばね1においては、コイル軸線A-A方向荷
重作用下にてコイル内、外周側の剪断応力が、円形断面
の素線を用いたコイルばねに比べて内周側で小さく、ま
た外周側で大きく、しかも内、外周側の剪断応力差が小
さくなっているため、コイルばね1のエネルギ効率が改
善され、使用範囲が拡大されるという利点がある。
重作用下にてコイル内、外周側の剪断応力が、円形断面
の素線を用いたコイルばねに比べて内周側で小さく、ま
た外周側で大きく、しかも内、外周側の剪断応力差が小
さくなっているため、コイルばね1のエネルギ効率が改
善され、使用範囲が拡大されるという利点がある。
第3〜第6図は前記コイルばね1を製造するコイリング
装置5を側方から見た概略図である。
装置5を側方から見た概略図である。
そのコイリング装置5は、素線2をそのねじれ規制面4
を下側にして一方向に送る複数、図示例では回転軸6を
水平にした第1〜第4供給ローラ対71〜74と、それら供
給ローラ対71〜74により送られた素線2を嵌挿してガイ
ドすべく、素線2の断面形状と相似形をなすガイド孔8
(第5図)を有する先端ガイド型9と、先端ガイド型9
の近傍に配設されてガイド孔8を通過した素線2にコイ
リングを施すコイリング部材10と、コイリング部材10の
近傍に配設されてコイルばね1のピッチを決めるピッチ
ツール11とを備えている。
を下側にして一方向に送る複数、図示例では回転軸6を
水平にした第1〜第4供給ローラ対71〜74と、それら供
給ローラ対71〜74により送られた素線2を嵌挿してガイ
ドすべく、素線2の断面形状と相似形をなすガイド孔8
(第5図)を有する先端ガイド型9と、先端ガイド型9
の近傍に配設されてガイド孔8を通過した素線2にコイ
リングを施すコイリング部材10と、コイリング部材10の
近傍に配設されてコイルばね1のピッチを決めるピッチ
ツール11とを備えている。
第1〜第4供給ローラ対71〜74は同一の構成を有するの
で、第4図に示す第1供給ローラ対71について説明する
と、そのローラ対71は素線2のねじれ規制面4側に摺擦
するガイド溝12を有する下部の第1ローラ131と、素線
2のねじれ規制面4と反対側に存する凸弧面14側に摺擦
するガイド溝15を備えた上部の第2ローラ132とより構
成され、特に第1ローラ131のガイド溝12には、素線2
の一対の平坦なねじれ規制面4に対応する一対の平坦な
係合ガイド面12aが形成される。
で、第4図に示す第1供給ローラ対71について説明する
と、そのローラ対71は素線2のねじれ規制面4側に摺擦
するガイド溝12を有する下部の第1ローラ131と、素線
2のねじれ規制面4と反対側に存する凸弧面14側に摺擦
するガイド溝15を備えた上部の第2ローラ132とより構
成され、特に第1ローラ131のガイド溝12には、素線2
の一対の平坦なねじれ規制面4に対応する一対の平坦な
係合ガイド面12aが形成される。
第5図に明示するように先端ガイド型9は、ガイド孔8
の長径d2側一半部8aを形成された第1半体161と、ガイ
ド孔8の長径d2側他半部8bを形成された第2半体162と
より構成され、その第1半体161に、コイリング時の素
線2のねじれを規制すべく、素線2の両ねじれ規制面4
に適合する一対の押え面17が備えられている。両半体16
1,162は一体に結合されて素線2のガイドに供される。
の長径d2側一半部8aを形成された第1半体161と、ガイ
ド孔8の長径d2側他半部8bを形成された第2半体162と
より構成され、その第1半体161に、コイリング時の素
線2のねじれを規制すべく、素線2の両ねじれ規制面4
に適合する一対の押え面17が備えられている。両半体16
1,162は一体に結合されて素線2のガイドに供される。
第3図に示すようにコイリング部材10は、先端ガイド型
9側に存する第1コイリングローラ181と、その第1コ
イリングローラ181と同一円周上に並ぶように配設され
た第2コイリングローラ182と、両コイリングローラ1
81,182に対向して配設された受け部材19とよりなる。
両コイリングローラ181,182は、固定の受け部材19に対
して進退自在であり、それらの前進位置で素線2を受け
部材19に支承させつゝコイリングを行うようになってい
る。
9側に存する第1コイリングローラ181と、その第1コ
イリングローラ181と同一円周上に並ぶように配設され
た第2コイリングローラ182と、両コイリングローラ1
81,182に対向して配設された受け部材19とよりなる。
両コイリングローラ181,182は、固定の受け部材19に対
して進退自在であり、それらの前進位置で素線2を受け
部材19に支承させつゝコイリングを行うようになってい
る。
第1,第2コイリングローラ181,182は受け部材19との関
係において同一の構成を有するので、第6図に示す第2
コイリングローラ182について説明すると、第2コイリ
ングローラ182は素線2のねじれ規制面4側に摺擦する
ガイド溝20を備え、また受け部材19は素線2の凸弧面14
側に摺擦するガイド溝21を備えている。
係において同一の構成を有するので、第6図に示す第2
コイリングローラ182について説明すると、第2コイリ
ングローラ182は素線2のねじれ規制面4側に摺擦する
ガイド溝20を備え、また受け部材19は素線2の凸弧面14
側に摺擦するガイド溝21を備えている。
ピッチツール11は、コイル軸線A-A方向、即ち第3図に
おいて紙面と直交し、且つ手前側に移動し得るようにな
っている。
おいて紙面と直交し、且つ手前側に移動し得るようにな
っている。
第2,第3供給ローラ対72,73間および第3,第4供給ロー
ラ対73,74間に素線用中間ガイド22がそれぞれ配設さ
れ、また先端ガイド型9と第1コイリングローラ181と
の間に複数のガイドローラ23が配設され、さらに第2コ
イリングローラ182とピッチツール11との間にコイリン
グ後素線2からコイルばね1を切断するカッタ24が配設
される。受け部材19はカッタ24による切断時、素線2の
受けとしても作用する。
ラ対73,74間に素線用中間ガイド22がそれぞれ配設さ
れ、また先端ガイド型9と第1コイリングローラ181と
の間に複数のガイドローラ23が配設され、さらに第2コ
イリングローラ182とピッチツール11との間にコイリン
グ後素線2からコイルばね1を切断するカッタ24が配設
される。受け部材19はカッタ24による切断時、素線2の
受けとしても作用する。
第7図に明示するように、コイルばね1における素線2
の長径延長線l1‐l1はコイル軸線A-Aに直交するように
なっているが、このようなコイルばね1を得るために、
第5図に示すように、先端ガイド型9におけるガイド孔
8の長径延長線l2‐l2をコイル軸線A-Aと平行な直線a1
‐a1に対し直交させる、即ち、第3図にて鉛直状態に
し、コイリング時の素線2の長径延長線がコイル軸線A-
Aと直交するようにしてコイリングを行うと、ピッチツ
ール11のコイル軸線A-A方向移動に起因して素線2に発
生するねじれにより、第7図に示すようにコイルばね1
における長径延長線l3‐l3がコイル軸線A-Aに対して傾
斜し、傾き角αが生じる。
の長径延長線l1‐l1はコイル軸線A-Aに直交するように
なっているが、このようなコイルばね1を得るために、
第5図に示すように、先端ガイド型9におけるガイド孔
8の長径延長線l2‐l2をコイル軸線A-Aと平行な直線a1
‐a1に対し直交させる、即ち、第3図にて鉛直状態に
し、コイリング時の素線2の長径延長線がコイル軸線A-
Aと直交するようにしてコイリングを行うと、ピッチツ
ール11のコイル軸線A-A方向移動に起因して素線2に発
生するねじれにより、第7図に示すようにコイルばね1
における長径延長線l3‐l3がコイル軸線A-Aに対して傾
斜し、傾き角αが生じる。
そこで、前記傾き角αを相殺するため、第5図に示すよ
うに先端ガイド型9は、そのガイド孔8の長径延長線l4
‐l4が前記直線a1‐a1に対し傾斜して前記傾き角αと逆
方向に略同角度の傾き角βを持つように配設される。こ
れによりコイリング時における素線2の長径延長線l5‐
l5は、第7図に示すように傾き角βを持つことになる。
うに先端ガイド型9は、そのガイド孔8の長径延長線l4
‐l4が前記直線a1‐a1に対し傾斜して前記傾き角αと逆
方向に略同角度の傾き角βを持つように配設される。こ
れによりコイリング時における素線2の長径延長線l5‐
l5は、第7図に示すように傾き角βを持つことになる。
第4,第6図に明示するように、各供給ローラ対71〜74の
両ガイド溝12,15により画成される仮想素線断面の長径
延長線l6‐l6の前記直線a1‐a1に平行な直線a2‐a2に関
する傾き角βおよびコイリング部材10の両ガイド溝20,2
1により画成される仮想素線断面の長径延長線l7‐l7の
コイル軸線A-Aに関する傾き角βは、ガイド孔8の長径
延長線l4‐l4の傾き角βに等しい。
両ガイド溝12,15により画成される仮想素線断面の長径
延長線l6‐l6の前記直線a1‐a1に平行な直線a2‐a2に関
する傾き角βおよびコイリング部材10の両ガイド溝20,2
1により画成される仮想素線断面の長径延長線l7‐l7の
コイル軸線A-Aに関する傾き角βは、ガイド孔8の長径
延長線l4‐l4の傾き角βに等しい。
コイリングに当っては、第3図に示すように素線2を各
供給ローラ対71〜74により矢示方向に送ると、各コイリ
ングローラ181,182により素線2がコイル状に折曲げ成
形され、またピッチツール11の移動によって相隣るコイ
ル間のピッチが決められる。
供給ローラ対71〜74により矢示方向に送ると、各コイリ
ングローラ181,182により素線2がコイル状に折曲げ成
形され、またピッチツール11の移動によって相隣るコイ
ル間のピッチが決められる。
このコイリング時、素線2の両ねじれ規制面4には、先
端ガイド型9の第1半体161に形成された両押え面17が
正確に適合し、これにより素線2のねじれが精度良く規
制される。この場合、各供給ローラ対71〜74、先端ガイ
ド型9およびコイリング部材10の前記傾き角βに起因し
て素線2には、コイリング時に発生するねじれと逆方向
のねじれが付与されているので、そのねじれによりコイ
リング時に発生するねじれが相殺される。
端ガイド型9の第1半体161に形成された両押え面17が
正確に適合し、これにより素線2のねじれが精度良く規
制される。この場合、各供給ローラ対71〜74、先端ガイ
ド型9およびコイリング部材10の前記傾き角βに起因し
て素線2には、コイリング時に発生するねじれと逆方向
のねじれが付与されているので、そのねじれによりコイ
リング時に発生するねじれが相殺される。
このようにして、素線2の長径延長線l1‐l1をコイル軸
線A-Aに直交させた前記コイルばね1が得られる。
線A-Aに直交させた前記コイルばね1が得られる。
第8図は素線2の他例を示し、この素線2は、長径d1を
挟んでその両側に一対の凹状ねじれ規御面25を有する。
このような素線2の凹状ねじれ規制面25に対応して先端
ガイド型9としては、該ねじれ規制面25に適合する一対
の凸状押え面26(第9図参照)を有するものが、また各
供給ローラ対71〜74の第1ローラ131としては、該ねじ
れ規制面25に適合する一対の凸状係合ガイド面12b(第1
0図参照)をガイド溝12に有するものがそれぞれ使用さ
れる。第8図〜第10図において前記例と同一部分には同
一符号を付す。
挟んでその両側に一対の凹状ねじれ規御面25を有する。
このような素線2の凹状ねじれ規制面25に対応して先端
ガイド型9としては、該ねじれ規制面25に適合する一対
の凸状押え面26(第9図参照)を有するものが、また各
供給ローラ対71〜74の第1ローラ131としては、該ねじ
れ規制面25に適合する一対の凸状係合ガイド面12b(第1
0図参照)をガイド溝12に有するものがそれぞれ使用さ
れる。第8図〜第10図において前記例と同一部分には同
一符号を付す。
尚、本考案においては、ねじれ規制面がコイル内周側に
配されるようにコイリングを施すようにしてもよい。
配されるようにコイリングを施すようにしてもよい。
C.考案の効果 以上のように本考案によれば、素線の長径方向一側面
に、該長径を挟む一対の平坦な又は凹状のねじれ規制面
が形成される一方、その両ねじれ規制面に対応する一対
の平坦な又は凸状の押え面が先端ガイド型のガイド孔に
形成されるので、その両ねじれ規制面と両押え面との適
合により、ガイド孔及び素線間の、嵌合部の不可避的な
ガタに起因した相対ねじれ角を極力小さくして該ガイド
孔に素線を的確に把持させることができる。
に、該長径を挟む一対の平坦な又は凹状のねじれ規制面
が形成される一方、その両ねじれ規制面に対応する一対
の平坦な又は凸状の押え面が先端ガイド型のガイド孔に
形成されるので、その両ねじれ規制面と両押え面との適
合により、ガイド孔及び素線間の、嵌合部の不可避的な
ガタに起因した相対ねじれ角を極力小さくして該ガイド
孔に素線を的確に把持させることができる。
しかも供給ローラ対の一方のローラには、前記一対のね
じれ規制面にそれぞれ適合する一対の平坦な又は凸状の
係合ガイド面を有する第1のガイド溝が、またその他方
のローラには、素線の長径方向他側面に適合する断面略
凹弧状の第2のガイド溝がそれぞれ形成され、その両ガ
イド溝により画成される仮想素線断面の長径の、コイル
軸線に対する傾き角と、前記ガイド孔の長径のそれとが
等しく設定されるので、素線が先端ガイド型の上記ガイ
ド孔に至る以前においても、上記一方のローラガイド溝
の両係合ガイド面と、素線の両ねじれ規制面との適合に
より、供給ローラ対間に素線を所定角度に傾かせた状態
で的確に把持させることができ、以上の結果、素線に対
し所定角度のねじりを極めて精度よく確実に、しかも無
理なく付与することができる。
じれ規制面にそれぞれ適合する一対の平坦な又は凸状の
係合ガイド面を有する第1のガイド溝が、またその他方
のローラには、素線の長径方向他側面に適合する断面略
凹弧状の第2のガイド溝がそれぞれ形成され、その両ガ
イド溝により画成される仮想素線断面の長径の、コイル
軸線に対する傾き角と、前記ガイド孔の長径のそれとが
等しく設定されるので、素線が先端ガイド型の上記ガイ
ド孔に至る以前においても、上記一方のローラガイド溝
の両係合ガイド面と、素線の両ねじれ規制面との適合に
より、供給ローラ対間に素線を所定角度に傾かせた状態
で的確に把持させることができ、以上の結果、素線に対
し所定角度のねじりを極めて精度よく確実に、しかも無
理なく付与することができる。
また供給ローラ対を構成する両ローラ間に多少の位置ず
れが生じたとしても、一方のローラガイド溝において一
対の係合ガイド面の相互の関係位置は常に正しく保たれ
るから、供給ローラが対をなすローラより分割構成され
るにも拘わらず、素線の両ねじれ規制面を該供給ローラ
対の対応する両係合ガイド面にそれぞれ正確に適合させ
ることができ、素線に対するねじり精度の低下を極力抑
えることができる。
れが生じたとしても、一方のローラガイド溝において一
対の係合ガイド面の相互の関係位置は常に正しく保たれ
るから、供給ローラが対をなすローラより分割構成され
るにも拘わらず、素線の両ねじれ規制面を該供給ローラ
対の対応する両係合ガイド面にそれぞれ正確に適合させ
ることができ、素線に対するねじり精度の低下を極力抑
えることができる。
第1〜第7図は本考案の一実施例を示し、第1図はコイ
ルばねの断面図、第2図はコイルばね用素線の断面図、
第3図はコイリング装置の概略を示す側面図、第4,第5,
第6図は第3図IV-IV線、V-V線、VI-VI線断面図、第7
図は素線とコイル軸線との関係を示す説明図、第8図は
他のコイルばね用素線の断面図、第9図は第8図の素線
に対応する先端ガイド型の断面図、第10図は、第8図の
素線に対応する供給ローラ対の、第4図と同様の断面図
である。 α,β……傾き角、A-A……コイル軸線、a1‐a1……直
線、d1,d2……長径、l1−l1,l4‐l4,l6‐l6……長径
延長線、1……コイルばね、2……素線、4,25……ねじ
れ規制面、71〜74……第1〜第4供給ローラ対、8……
ガイド孔、9……先端ガイド型、10……コイリング部
材、11……ピッチツール、12,15……ガイド溝、131,13
2……第1,第2ローラ、14……凸弧面、17,26……押え面
ルばねの断面図、第2図はコイルばね用素線の断面図、
第3図はコイリング装置の概略を示す側面図、第4,第5,
第6図は第3図IV-IV線、V-V線、VI-VI線断面図、第7
図は素線とコイル軸線との関係を示す説明図、第8図は
他のコイルばね用素線の断面図、第9図は第8図の素線
に対応する先端ガイド型の断面図、第10図は、第8図の
素線に対応する供給ローラ対の、第4図と同様の断面図
である。 α,β……傾き角、A-A……コイル軸線、a1‐a1……直
線、d1,d2……長径、l1−l1,l4‐l4,l6‐l6……長径
延長線、1……コイルばね、2……素線、4,25……ねじ
れ規制面、71〜74……第1〜第4供給ローラ対、8……
ガイド孔、9……先端ガイド型、10……コイリング部
材、11……ピッチツール、12,15……ガイド溝、131,13
2……第1,第2ローラ、14……凸弧面、17,26……押え面
Claims (2)
- 【請求項1】長径(d1)方向両側面が非対称な略長円形
断面を有するコイルばね用素線(2)に、前記長径
(d1)の延長線(l1‐l1)がコイル軸線(A-A)に交差
するようにコイリングを施してコイルばね(1)を製造
するに当り、前記素線(2)を一方向に送る供給ローラ
対(71〜74)と、該供給ローラ対(71〜74)により送ら
れた前記素線(2)を嵌挿してガイドすべく該素線
(2)の断面形状と相似形をなすガイド孔(8)を有す
る先端ガイド型(9)と、前記ガイド孔(8)を通過し
た前記素線(2)にコイリングを施すコイリング部材
(10)と、該コイリング部材(10)により成形されたコ
イルをコイル軸線(A-A)方向に移動させるピッチツー
ル(11)とを備え、前記先端ガイド型(9)は、前記素
線(2)にそのコイリング時のねじれ方向と逆方向のね
じれを付与すべく前記ガイド孔(8)の長径(d2)を前
記コイル軸線(A-A)に対し所定角度(β)傾斜させて
配設されてなるコイリング装置において、前記素線
(2)の前記長径(d1)方向一側面に該長径(d1)を挟
むよう形成した一対の平坦なねじれ規制面(4)にそれ
ぞれ適合する一対の平坦な押え面(17)が先端ガイド型
(9)の前記ガイド孔(8)に形成され、前記供給ロー
ラ対(71〜74)の一方のローラ(131)には、前記一対
のねじれ規制面(4)にそれぞれ適合する一対の平坦な
係合ガイド面(12a)を有する第1のガイド溝(12)
が、またその他方のローラ(132)には、前記素線
(2)の前記長径(d1)方向他側面に適合する断面略凹
弧状の第2のガイド溝(15)がそれぞれ形成され、その
両ガイド溝(12,15)により画成される仮想素線断面の
長径の、コイル軸線(A-A)に対する傾き角(β)と、
前記ガイド孔(8)の長径(d2)のそれとを等しくした
ことを特徴とするコイリング装置。 - 【請求項2】長径(d1)方向両側面が非対称な略長円形
断面を有するコイルばね用素線(2)に、前記長径
(d1)の延長線(l1‐l1)がコイル軸線(A-A)に交差
するようにコイリングを施してコイルばね(1)を製造
するに当り、前記素線(2)を一方向に送る供給ローラ
対(71〜74)と、該供給ローラ対(71〜74)により送ら
れた前記素線(2)を嵌挿してガイドすべく該素線
(2)の断面形状と相似形をなすガイド孔(8)を有す
る先端ガイド型(9)と、前記ガイド孔(8)を通過し
た前記素線(2)にコイリングを施すコイリング部材
(10)と、該コイリング部材(10)により成形されたコ
イルをコイル軸線(A-A)方向に移動させるピッチツー
ル(11)とを備え、前記先端ガイド型(9)は、前記素
線(2)にそのコイリング時のねじれ方向と逆方向のね
じれを付与すべく前記ガイド孔(8)の長径(d2)を前
記コイル軸線(A-A)に対し所定角度(β)傾斜させて
配設されてなるコイリング装置において、前記素線
(2)の前記長径(d1)方向一側面に該長径(d1)を挟
むよう形成した一対の凹状のねじれ規制面(25)にそれ
ぞれ適合する一対の凸状の押え面(26)が先端ガイド型
(9)の前記ガイド孔(8)に形成され、前記供給ロー
ラ対(71〜74)の一方のローラ(131)には、前記一対
のねじれ規制面(25)にそれぞれ適合する一対の凸状の
係合ガイド面(12b)を有する第1のガイド溝(12)
が、またその他方のローラ(132)には、前記素線
(2)の前記長径(d1)方向他側面に適合する断面略凹
弧状の第2のガイド溝(15)がそれぞれ形成され、その
両ガイド溝(12,15)により画成される仮想素線断面の
長径の、コイル軸線(A-A)に対する傾き角(β)と、
前記ガイド孔(8)の長径(d2)のそれとを等しくした
ことを特徴とするコイリング装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988123389U JPH0641702Y2 (ja) | 1988-09-20 | 1988-09-20 | コイリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988123389U JPH0641702Y2 (ja) | 1988-09-20 | 1988-09-20 | コイリング装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0248230U JPH0248230U (ja) | 1990-04-03 |
| JPH0641702Y2 true JPH0641702Y2 (ja) | 1994-11-02 |
Family
ID=31372197
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988123389U Expired - Lifetime JPH0641702Y2 (ja) | 1988-09-20 | 1988-09-20 | コイリング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0641702Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112275965B (zh) * | 2020-09-30 | 2022-11-01 | 杭州富春弹簧有限公司 | 异形截面卷簧用防扭转结构 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60238054A (ja) * | 1984-05-10 | 1985-11-26 | Murata Hatsujo Kk | 非円形断面線のコイリング装置におけるコイル形成素線の捩れ矯正装置 |
-
1988
- 1988-09-20 JP JP1988123389U patent/JPH0641702Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0248230U (ja) | 1990-04-03 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6220586B1 (en) | Multiple torsion spring and methods of use | |
| US5839312A (en) | Spring manufacturing apparatus | |
| US11371575B1 (en) | Coil spring | |
| US5768930A (en) | Wire straightening device | |
| KR102254987B1 (ko) | 차량 현가용 코일 스프링 | |
| DE102019200782A1 (de) | Verstell-Haltering und Verfahren zur Herstellung desselbigen | |
| US4923183A (en) | Non-circular cross-section coil spring | |
| JP4693211B2 (ja) | 傾斜コイルばねの製造方法 | |
| JPH0641702Y2 (ja) | コイリング装置 | |
| JPH0761517B2 (ja) | ロッド状の連続材料の直線化矯正装置 | |
| US5105642A (en) | Continuous coil spring forming method | |
| US6840128B1 (en) | Energy absorbing type steering device, and method and device for assembling the steering device | |
| JPH0641701Y2 (ja) | コイリング用先端ガイド型 | |
| EP3246103B1 (en) | Pipe, die, and method for manufacturing pipe | |
| JPH07157986A (ja) | 形付け素線収束コード及び車両用タイヤ | |
| JPH0534824Y2 (ja) | ||
| US20050029322A1 (en) | Method and device for wire feed | |
| JP2001321828A (ja) | 金属線材の製造方法 | |
| JPH02235535A (ja) | 非円形断面線のコイリング装置におけるコイル形成素線の捩れ矯正装置 | |
| US3988915A (en) | Method and apparatus for the production of prestressed coil springs | |
| JP2000051549A (ja) | 管被覆切断具 | |
| RU33888U1 (ru) | Устройство для подачи проволоки | |
| JPS5953128B2 (ja) | ジャケット導管の曲げ加工装置 | |
| JPH05172169A (ja) | コイルばね | |
| US2530576A (en) | Spring winding device |