JPH0641973U - ガス溶接用ノズル - Google Patents
ガス溶接用ノズルInfo
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 筒先へのスパッタの溶着を防止して長期間に
わたって使用することができるガス溶接用ノズルを提供
すること。 【構成】 円筒状ノズル本体1の筒先を先細テーパ部3
に形成したもの。
わたって使用することができるガス溶接用ノズルを提供
すること。 【構成】 円筒状ノズル本体1の筒先を先細テーパ部3
に形成したもの。
Description
【0001】
本考案は、表面に溶着・堆積したスパッタが溶接面内へ脱落することを防止し て高品質のガス溶接を長期間にわたって行うことができるガス溶接用ノズルに関 するものである。
【0002】
一般にガス溶接に用いられる円筒状のガス溶接用ノズルは、溶接時に発生する スパッタがノズル本体の表面に溶着するため1週間程度の使用によってノズルの 内部が閉塞され始め、ガスの供給が円滑に行われなくなるという欠点があった。 そこで、ノズル本体の表面に特殊なめっき層を形成してスパッタが表面に溶着し 難くなるようにしたガス溶接用ノズルが開発されてきた。
【0003】 しかしながら、円筒状のノズル本体にどのような表面処理を施しても僅かずつ ではあるが表面にスパッタが溶着・堆積することは避けられず、特に、本体の筒 先にはスパッタが溶着し易く、この溶着・堆積したスパッタが突然に溶接面内へ 落下して気泡や凹凸を発生させ、外観不良あるいは溶接不良などの品質低下を招 く場合があるという問題点があった。
【0004】
本考案は上記のような従来の問題点を解決して、ノズル本体の筒先にスパッタ が溶着し難く、また、溶着したスパッタが溶接面内へ落下したとしても外観不良 や溶接不良などの品質低下を発生させることがないガス溶接用ノズルを提供する ことを目的として完成されたものである。
【0005】
上記の課題を解決するためになされた本考案のガス溶接用ノズルは、円筒状ノ ズル本体の筒先を先細テーパ部に形成したことを特徴とするものである。
【0006】
次に、本考案を図示の実施例について詳細に説明する。 図中1はクロム銅合金製の円筒状のノズル本体、2は溶接時に発生するスパッ タがノズル本体の表面に溶着し難くするためにその内表面および外表面の一部ま たは前部に形成された無電解めっき層で、実施例では特にその性能に優れた鉛と ジルコニウムとを含有する無電解めっき層としてある。このような鉛とジルコニ ウムとを含有する無電解めっき層2を形成するには、まずクロム銅合金製のノズ ル本体1を硫酸を主成分とする前処理液を用いて前処理したうえ、酢酸ジルコニ ウム、次亜硫酸ソーダ、チオ硫酸ナトリウム、酢酸鉛を含有する無電解めっき液 中に浸漬する方法を採ることができる。なお、この無電解めっき液の組成中、酢 酸ジルコニウムと酢酸鉛とは、鉛とジルコニウムとを含有する無電解めっき層2 を析出させるための基本成分である。また、次亜硫酸ソーダは反応を活性化させ るための成分であり、チオ硫酸ナトリウムは鉛とジルコニウムとのなじみを良く するための成分である。しかし、無電解めっき液の組成はこれに限定されるもの でないことは勿論である。
【0007】 このような鉛とジルコニウムとを含有する非磁性の無電解めっき層2は、例え ば厚みが10〜15μm程度のものとすればよく、クロム銅合金製のノズル本体 1の内部にまで拡散した状態で強固に付着しており、使用中に剥離するおそれは ない。この無電解めっき層2中の鉛は表面の滑性を向上させる役割を持ち、ジル コニウムは鉛のみでは不足する高温硬度を補う役割を持つ。
【0008】 また、前記ノズル本体1の筒先は端縁がノズル本体1の肉厚よりも薄い先細テ ーパ部3が形成されている。これは溶接時に発生したスパッタがノズル本体1の 端縁部分に最も付着し易いことが判明したので、端縁部分の面積を極力小さくす るためであり、更には、該端縁の厚みがノズル本体1の肉厚と等しくなっている と僅かずつ溶着・堆積したスパッタが溶接面内へ突然落下した場合にスパッタの ボリュームが小さいため気泡や凹凸を発生させ、外観不良あるいは溶接不良など の品質低下を招くことを有効に防止するためである。なお、溶接面内へ落下した スパッタが気泡や凹凸を発生させない理由は、そのボリュームが小さいために高 温の溶接ガスにより完全に溶解されて溶接面に均一に溶け込んでしまうことによ るものである。
【0009】 このような筒先の先細テーパ部3は、図2に示されるように先端部における厚 み(d) が2mm以下、好ましくは1mm程度となるよう加工しておく必要があり、実 施例のようにノズル本体1の外側に形成する他、図3に示されるように内側に形 成することもできる。なお、この実施例に示したノズル本体1はセラミックス等 と異なり加工性および強度に優れている金属銅からなるもので、このように円筒 状ノズル本体1の表面に鉛とジルコニウムとを含有する無電解めっき層2を形成 したものは、スパッタの溶着が著しく少なくなるばかりか前記のような精密な先 細テーパ部3を形成した時に筒先が損傷が難くて使用中に破損することがないの で、使用中の取扱が簡単なうえに耐久性があり特に好ましい。
【0010】
このように構成されたものにおいては、内部にガス溶接用チップが装着されて 常法に従いガス溶接を行うものである点は従来のこの種ガス溶接用ノズルと同様 であるが、ノズル本体1の筒先に先細テーパ部3を形成してあるので、筒先にス パッタが溶着することが極力防止されるうえに、たとえスパッタが僅かずつ溶着 してこれが溶接面内へ落下したとしてもボリューム的に小さなものであり外観不 良や溶接不良などの品質低下を発生させることもない。 このような本考案のガス溶接用ノズルは、スパッタの溶着がほとんどないうえ に筒先に溶着したスパッタが万が一溶接面内へ落下したとしても溶接の品質を低 下させることがなく、浄化処理などのメンテナンスをしなくても6月間以上にわ たり連続的に使用できることが実証され、本考案の優れた効果が確認できた。
【0011】
以上の説明からも明らかなように、本考案はノズル本体の筒先にスパッタが溶 着・堆積することを極力防止するとともに、溶着したスパッタが溶接面内へ落下 したとしても外観不良や溶接不良などの品質低下を発生させることがなく、長期 間にわたって安定したガス溶接を行うことができるものである。 よって本考案は従来の問題点を一掃したもので、構造が簡単で安価に提供でき る利点と相俟ちその実用的価値は極めて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す一部切欠正面図である。
【図2】本考案の実施例における要部の拡大断面図であ
る。
る。
【図3】本考案の他の実施例における要部の拡大断面図
である。
である。
1 ノズル本体 2 無電解めっき層 3 先細テーパー面
Claims (2)
- 【請求項1】 円筒状ノズル本体(1) の筒先を先細テー
パ部(3) に形成したことを特徴とするガス溶接用ノズ
ル。 - 【請求項2】 円筒状ノズル本体(1) が、銅製の円筒状
ノズル本体(1) の表面に鉛とジルコニウムとを含有する
無電解めっき層(2) を形成したものである請求項1に記
載のガス溶接用ノズル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP080747U JPH0641973U (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | ガス溶接用ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP080747U JPH0641973U (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | ガス溶接用ノズル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0641973U true JPH0641973U (ja) | 1994-06-03 |
Family
ID=13727001
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP080747U Pending JPH0641973U (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | ガス溶接用ノズル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0641973U (ja) |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5871478A (ja) * | 1981-10-24 | 1983-04-28 | Idemitsu Kosan Co Ltd | 雨量の測定方法および測定装置 |
| JPS6122272B2 (ja) * | 1980-10-06 | 1986-05-30 | Sharp Kk | |
| JPS63137581A (ja) * | 1986-11-26 | 1988-06-09 | Nagatoshi Asano | スパッタ付着防止型溶接用トーチノズル |
| JPH0248281B2 (ja) * | 1989-10-12 | 1990-10-24 | Nippon Oxygen Co Ltd | Beikokunosenjohohotosonosochi |
| JPH02268978A (ja) * | 1989-04-07 | 1990-11-02 | Nippon Contact Chitsupu Seisakusho:Kk | ガス溶接用チップ及びノズル |
-
1992
- 1992-11-24 JP JP080747U patent/JPH0641973U/ja active Pending
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6122272B2 (ja) * | 1980-10-06 | 1986-05-30 | Sharp Kk | |
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| JPS63137581A (ja) * | 1986-11-26 | 1988-06-09 | Nagatoshi Asano | スパッタ付着防止型溶接用トーチノズル |
| JPH02268978A (ja) * | 1989-04-07 | 1990-11-02 | Nippon Contact Chitsupu Seisakusho:Kk | ガス溶接用チップ及びノズル |
| JPH0248281B2 (ja) * | 1989-10-12 | 1990-10-24 | Nippon Oxygen Co Ltd | Beikokunosenjohohotosonosochi |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19950829 |