JPH0642302A - 繊維強化樹脂製インペラ - Google Patents
繊維強化樹脂製インペラInfo
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- JPH0642302A JPH0642302A JP4197261A JP19726192A JPH0642302A JP H0642302 A JPH0642302 A JP H0642302A JP 4197261 A JP4197261 A JP 4197261A JP 19726192 A JP19726192 A JP 19726192A JP H0642302 A JPH0642302 A JP H0642302A
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- resin
- reinforced resin
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- fiber reinforced
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
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- Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
- Reinforced Plastic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 一体型繊維強化樹脂製インペラに要求される
耐異物衝突性、翼部剛性、圧縮クリープ特性、圧縮強
度、等を満たした一体型繊維強化樹脂製インペラを提供
する。 【構成】 繊維強化樹脂製インペラの平均炭素繊維含有
率が、マトリックス樹脂がポルエーテルエーテルケトン
樹脂,ポリエーテルケトン樹脂,ポリエーテルケトン/
ポリエーテルイミドのブレンド樹脂,ポリエーテルニト
リル樹脂の場合に20〜40重量%、また、マトリック
ス樹脂がポリエーテルイミド樹脂,ポリエーテルサルホ
ン樹脂,ポリアミドイミド樹脂の場合に25〜40重量
%となるように炭素長繊維強化樹脂ペレットを単独ない
しは少なくとも炭素長繊維強化樹脂ペレットを含む混合
原料を使用して成形した一体型繊維強化樹脂製インペラ
1。
耐異物衝突性、翼部剛性、圧縮クリープ特性、圧縮強
度、等を満たした一体型繊維強化樹脂製インペラを提供
する。 【構成】 繊維強化樹脂製インペラの平均炭素繊維含有
率が、マトリックス樹脂がポルエーテルエーテルケトン
樹脂,ポリエーテルケトン樹脂,ポリエーテルケトン/
ポリエーテルイミドのブレンド樹脂,ポリエーテルニト
リル樹脂の場合に20〜40重量%、また、マトリック
ス樹脂がポリエーテルイミド樹脂,ポリエーテルサルホ
ン樹脂,ポリアミドイミド樹脂の場合に25〜40重量
%となるように炭素長繊維強化樹脂ペレットを単独ない
しは少なくとも炭素長繊維強化樹脂ペレットを含む混合
原料を使用して成形した一体型繊維強化樹脂製インペラ
1。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐熱性と機械的強度に
優れた繊維強化樹脂材料からなる内燃機関部品、特に、
翼部・基部一体型繊維強化樹脂製インペラに関するもの
である。
優れた繊維強化樹脂材料からなる内燃機関部品、特に、
翼部・基部一体型繊維強化樹脂製インペラに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ポリエーテルサルホン(以下、「PE
S」と略記する)、ポリエーテルケトン(以下、「PE
K」と略記する)、ポリエーテルエーテルケトン(以
下、「PEEK」と略記する)、ポリエーテルニトリル
(以下、「PEN」と略記する)、ポリエーテルイミド
(以下、「PEI」と略記する)、ポリアミドイミド
(以下、「PAI」と略記する)等の耐熱性樹脂は、耐
熱性・機械的強度の点で汎用のエンジニアリングプラス
チックよりも大幅に優れていることから、スーパーエン
ジニアリングプラスチックと称されており、電気・電子
機器、自動車等の用途に種々使用されている。
S」と略記する)、ポリエーテルケトン(以下、「PE
K」と略記する)、ポリエーテルエーテルケトン(以
下、「PEEK」と略記する)、ポリエーテルニトリル
(以下、「PEN」と略記する)、ポリエーテルイミド
(以下、「PEI」と略記する)、ポリアミドイミド
(以下、「PAI」と略記する)等の耐熱性樹脂は、耐
熱性・機械的強度の点で汎用のエンジニアリングプラス
チックよりも大幅に優れていることから、スーパーエン
ジニアリングプラスチックと称されており、電気・電子
機器、自動車等の用途に種々使用されている。
【0003】しかし、最近の技術の進歩により、これら
の耐熱性樹脂が有する特性、特に機械的強度を高めたも
のが要求されるようになってきた。
の耐熱性樹脂が有する特性、特に機械的強度を高めたも
のが要求されるようになってきた。
【0004】このため、これら耐熱性樹脂に繊維状補強
材、特に炭素繊維を配合することによって、機械的強
度,耐熱性を改良する方法が実施されてきた。
材、特に炭素繊維を配合することによって、機械的強
度,耐熱性を改良する方法が実施されてきた。
【0005】そして、内燃機関部品、例えば、ターボチ
ャージャ用インペラは、比較的大きな遠心応力が発生す
るうえに、使用温度が通常時に−40〜150℃、ヒー
トソーク時には200℃近くに達するため、炭素繊維で
補強した前記のようなスーパーエンジニアリングプラス
チックの適用が検討されてきた。
ャージャ用インペラは、比較的大きな遠心応力が発生す
るうえに、使用温度が通常時に−40〜150℃、ヒー
トソーク時には200℃近くに達するため、炭素繊維で
補強した前記のようなスーパーエンジニアリングプラス
チックの適用が検討されてきた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、内燃機関用
部品、例えば一体型繊維強化樹脂製インペラでは、優れ
た耐熱性と100,000rpm以上にも達する高速回
転の使用に耐えうる強度、ならびに高速回転下において
も翼部がコンプレッサハウジングと接触しない高剛性が
要求されるために、特開平2−175972号公報に記
載されているような市販の炭素繊維強化スーパーエンジ
ニアリングプラスチックの特性を大幅に上回る材料が開
発され、市販に向けて研究・開発が進められている。
部品、例えば一体型繊維強化樹脂製インペラでは、優れ
た耐熱性と100,000rpm以上にも達する高速回
転の使用に耐えうる強度、ならびに高速回転下において
も翼部がコンプレッサハウジングと接触しない高剛性が
要求されるために、特開平2−175972号公報に記
載されているような市販の炭素繊維強化スーパーエンジ
ニアリングプラスチックの特性を大幅に上回る材料が開
発され、市販に向けて研究・開発が進められている。
【0007】しかし、一体型繊維強化樹脂製インペラ
は、その軽量を利して、従来のアルミニウム合金製イン
ペラよりも約5〜20%の加速性能の向上を提供可能と
するが、すべての面でアルミニウム合金製インペラを上
回っているわけではない。
は、その軽量を利して、従来のアルミニウム合金製イン
ペラよりも約5〜20%の加速性能の向上を提供可能と
するが、すべての面でアルミニウム合金製インペラを上
回っているわけではない。
【0008】実用化に際しては、破壊回転数ならびに耐
久性能が最も優先するが、このほかに、吸気系より侵入
する微細な異物がインペラに衝突した場合の耐久性、イ
ンペラを締結するナットの締め付けにより生じる座面の
へたりとその結果として生じるインペラの位相変化に起
因する異音、より高速回転の仕様になった場合のコンプ
レッサハウジングとの接触を防止しうる翼部の剛性確保
等、実用化に際して、一体型繊維強化樹脂製インペラ用
材料に要求される特性は多い。
久性能が最も優先するが、このほかに、吸気系より侵入
する微細な異物がインペラに衝突した場合の耐久性、イ
ンペラを締結するナットの締め付けにより生じる座面の
へたりとその結果として生じるインペラの位相変化に起
因する異音、より高速回転の仕様になった場合のコンプ
レッサハウジングとの接触を防止しうる翼部の剛性確保
等、実用化に際して、一体型繊維強化樹脂製インペラ用
材料に要求される特性は多い。
【0009】
【発明の目的】本発明は、破壊回転数や耐久時間といっ
た一般的な意味での耐久信頼性はもとより、一体型繊維
強化樹脂製インペラの実用化に際して要求される諸特
性、例えば、耐異物衝突性、コンプレッサハウジングと
の接触を生じない優れた翼部剛性、座面のへたりを低減
する優れた圧縮クリープ特性、締結トルク(軸力)の増
大を可能とする優れた圧縮強度、等を満たした一体型繊
維強化樹脂製インペラを提供することを目的としてい
る。
た一般的な意味での耐久信頼性はもとより、一体型繊維
強化樹脂製インペラの実用化に際して要求される諸特
性、例えば、耐異物衝突性、コンプレッサハウジングと
の接触を生じない優れた翼部剛性、座面のへたりを低減
する優れた圧縮クリープ特性、締結トルク(軸力)の増
大を可能とする優れた圧縮強度、等を満たした一体型繊
維強化樹脂製インペラを提供することを目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、繊維強化樹
脂からなる翼部・基部一体型繊維強化樹脂製インペラに
おいて、繊維強化樹脂製インペラの平均炭素繊維含有率
が、マトリックス樹脂がPEEK,PEK,PEK/P
EI,PENの場合には20〜40重量%となるように
炭素長繊維強化樹脂ペレットを単独ないしは少なくとも
炭素長繊維強化樹脂ペレットを含む混合成形材料を使用
して成形し、また、マトリックス樹脂がPEI,PE
S,PAIの場合には25〜40重量%となるように炭
素長繊維強化樹脂ペレットを単独ないしは少なくとも炭
素長繊維強化樹脂ペレットを含む混合成形材料を使用し
て成形する構成としたことを特徴としており、このよう
な一体型繊維強化樹脂製インペラに係わる発明の構成を
もって前述した従来の課題を解決するための手段として
いる。
脂からなる翼部・基部一体型繊維強化樹脂製インペラに
おいて、繊維強化樹脂製インペラの平均炭素繊維含有率
が、マトリックス樹脂がPEEK,PEK,PEK/P
EI,PENの場合には20〜40重量%となるように
炭素長繊維強化樹脂ペレットを単独ないしは少なくとも
炭素長繊維強化樹脂ペレットを含む混合成形材料を使用
して成形し、また、マトリックス樹脂がPEI,PE
S,PAIの場合には25〜40重量%となるように炭
素長繊維強化樹脂ペレットを単独ないしは少なくとも炭
素長繊維強化樹脂ペレットを含む混合成形材料を使用し
て成形する構成としたことを特徴としており、このよう
な一体型繊維強化樹脂製インペラに係わる発明の構成を
もって前述した従来の課題を解決するための手段として
いる。
【0011】ところで、長繊維強化樹脂ペレットは、成
形品中の繊維長を大きくすれば優れた機械的特性が得ら
れるであろうという発想から何十年も前から試みられて
おり、特公昭43−7448号公報や特公昭44−16
793号公報といったかなり古い公報にも、このアイデ
アは散見される。
形品中の繊維長を大きくすれば優れた機械的特性が得ら
れるであろうという発想から何十年も前から試みられて
おり、特公昭43−7448号公報や特公昭44−16
793号公報といったかなり古い公報にも、このアイデ
アは散見される。
【0012】しかし、こう言った発明の多くは繊維長の
増大の効果は見られたが、フィラメントと樹脂との間の
濡れ性が悪いために物性値の改善には至らないことが多
く、場合によっては、含浸不良部位がそのまま成形品中
に導入されるために、チョップド繊維を使用したときよ
りもむしろ機械的特性が悪いことさえあった。
増大の効果は見られたが、フィラメントと樹脂との間の
濡れ性が悪いために物性値の改善には至らないことが多
く、場合によっては、含浸不良部位がそのまま成形品中
に導入されるために、チョップド繊維を使用したときよ
りもむしろ機械的特性が悪いことさえあった。
【0013】実質的な意味で長繊維強化樹脂ペレットが
使用されるようになったのは、英国ICI社が“Ver
ton”の商標で市販した一連のガラス長繊維強化ポリ
アミド66樹脂ペレット以後であり、現在、我が国では
ポリプラスチック(株)の“セルストラン”や三井東圧
化学(株)の“MTC−TPCM(LEP)”等が市販
されている。
使用されるようになったのは、英国ICI社が“Ver
ton”の商標で市販した一連のガラス長繊維強化ポリ
アミド66樹脂ペレット以後であり、現在、我が国では
ポリプラスチック(株)の“セルストラン”や三井東圧
化学(株)の“MTC−TPCM(LEP)”等が市販
されている。
【0014】短繊維強化複合材料の強度に関するKel
lyの理論では、複合材料の強度σcuは、繊維の強度
σfu、マトリックス樹脂の強度σmu、臨界繊維長L
c、複合材料中の繊維長Lf、繊維の体積含有率Vf、
マトリックス樹脂の体積含有率Vmが既知であれば、 σcu=σfu(1−Lc/2Lf)Vf+σmuVm により計算できるとされてきた。
lyの理論では、複合材料の強度σcuは、繊維の強度
σfu、マトリックス樹脂の強度σmu、臨界繊維長L
c、複合材料中の繊維長Lf、繊維の体積含有率Vf、
マトリックス樹脂の体積含有率Vmが既知であれば、 σcu=σfu(1−Lc/2Lf)Vf+σmuVm により計算できるとされてきた。
【0015】上記の式が実際に成立するとなると、長繊
維強化樹脂ペレットの使用によって繊維長Lfの増大が
可能になれば大幅な強度向上が期待できる。
維強化樹脂ペレットの使用によって繊維長Lfの増大が
可能になれば大幅な強度向上が期待できる。
【0016】しかし、実際には、衝撃強度は飛躍的に増
大したが、引張り強度や曲げ強度はチョップド繊維を混
練して製造した短繊維強化樹脂ペレットを使用した場合
と比較すると、同等もしくは〜20MPa程度の増大に
とどまった。
大したが、引張り強度や曲げ強度はチョップド繊維を混
練して製造した短繊維強化樹脂ペレットを使用した場合
と比較すると、同等もしくは〜20MPa程度の増大に
とどまった。
【0017】図6および図7は、発明者が行ったポリア
ミド66樹脂/ガラス系(図6,7ではPA66/GF
と略記)の引張り強度ならびに平均繊維長の計測結果を
示すものである。
ミド66樹脂/ガラス系(図6,7ではPA66/GF
と略記)の引張り強度ならびに平均繊維長の計測結果を
示すものである。
【0018】長繊維強化樹脂ペレット(英国ICI社
製:Verton RF7007,RF700−10,
RF700−12と非強化ポリアミド66樹脂:マラニ
ールA225を使用、図ではLGFと略記)を使用した
場合と、短繊維強化樹脂ペレット(英国ICI社製:A
690、A190とマラニールA225を使用、図6,
7ではSGFと略記)を使用した場合とを比較すると、
ガラス繊維含有率が30重量%ではほぼ同等の引張り強
度であり、繊維含有率の増加とともに若干のメリットが
見られるようになるが、そのメリットは繊維含有率が5
0重量%の場合ですら約20MPaにすぎない。そし
て、図7に示したように、繊維長自体は長繊維強化樹脂
ペレットを使用すると約2倍の値が得られており、Ke
llyの理論との相違は非常に大きい。
製:Verton RF7007,RF700−10,
RF700−12と非強化ポリアミド66樹脂:マラニ
ールA225を使用、図ではLGFと略記)を使用した
場合と、短繊維強化樹脂ペレット(英国ICI社製:A
690、A190とマラニールA225を使用、図6,
7ではSGFと略記)を使用した場合とを比較すると、
ガラス繊維含有率が30重量%ではほぼ同等の引張り強
度であり、繊維含有率の増加とともに若干のメリットが
見られるようになるが、そのメリットは繊維含有率が5
0重量%の場合ですら約20MPaにすぎない。そし
て、図7に示したように、繊維長自体は長繊維強化樹脂
ペレットを使用すると約2倍の値が得られており、Ke
llyの理論との相違は非常に大きい。
【0019】図6および図7に示したように、繊維長の
増大のメリットは以外に小さく、炭素繊維で補強する系
について試みられることは皆無であった。
増大のメリットは以外に小さく、炭素繊維で補強する系
について試みられることは皆無であった。
【0020】短繊維強化樹脂ペレットの場合、ガラス繊
維を補強材として使用すると、成形品中の繊維長は通常
300〜400μmとなるが、炭素繊維を補強材として
使用した場合には100μm程度の繊維長しか得られな
い。このように、繊維破断の生じやすい炭素繊維では長
繊維化のメリットはほとんどないと言われてきた。ま
た、炭素繊維は一般にガラス繊維と比較すると繊維径が
小さいため、繊維がからまって破断したり、成形品中に
からまった状態で導入されて欠陥となったりするうえ
に、繊維間に樹脂が含浸しにくいため、長繊維化を検討
されることなく現在にいたっている。
維を補強材として使用すると、成形品中の繊維長は通常
300〜400μmとなるが、炭素繊維を補強材として
使用した場合には100μm程度の繊維長しか得られな
い。このように、繊維破断の生じやすい炭素繊維では長
繊維化のメリットはほとんどないと言われてきた。ま
た、炭素繊維は一般にガラス繊維と比較すると繊維径が
小さいため、繊維がからまって破断したり、成形品中に
からまった状態で導入されて欠陥となったりするうえ
に、繊維間に樹脂が含浸しにくいため、長繊維化を検討
されることなく現在にいたっている。
【0021】これとは別に、一体型繊維強化樹脂製イン
ペラの開発に携わってきた本発明者は、チョップドタイ
プの炭素繊維を使用して製造した一体型繊維強化樹脂製
インペラの信頼性の向上を達成するために、その破壊機
構の研究を行い、Kellyらとは別の結論に達した。
ペラの開発に携わってきた本発明者は、チョップドタイ
プの炭素繊維を使用して製造した一体型繊維強化樹脂製
インペラの信頼性の向上を達成するために、その破壊機
構の研究を行い、Kellyらとは別の結論に達した。
【0022】図8は、30重量%の炭素短繊維で強化し
たPEK樹脂の破壊過程の観察結果である。Kelly
の理論では、繊維の端部ではマトリックス樹脂が降伏す
るために応力一定と仮定し、繊維に作用する応力が繊維
強度に達すると繊維が破断するとしている。しかし、実
際には繊維端部の応力集中によって繊維端部よりクラッ
クが発生し、隣接した繊維端部より生じたクラックと合
体して最終破壊に至っている。
たPEK樹脂の破壊過程の観察結果である。Kelly
の理論では、繊維の端部ではマトリックス樹脂が降伏す
るために応力一定と仮定し、繊維に作用する応力が繊維
強度に達すると繊維が破断するとしている。しかし、実
際には繊維端部の応力集中によって繊維端部よりクラッ
クが発生し、隣接した繊維端部より生じたクラックと合
体して最終破壊に至っている。
【0023】最終破壊時の不安定亀裂進展や外的応力方
向に配向していない繊維が時々破断するケースも見られ
るが、これらの繊維の破断はKellyの理論にしたが
って破断したものではなく、また、これらの繊維の破断
が最終破壊を決定づけているわけでもない。
向に配向していない繊維が時々破断するケースも見られ
るが、これらの繊維の破断はKellyの理論にしたが
って破断したものではなく、また、これらの繊維の破断
が最終破壊を決定づけているわけでもない。
【0024】本発明者の観察によると、炭素短繊維強化
樹脂の最終破壊はKellyの理論には全く従っておら
ず、主として繊維端部より生じるクラックの合体によっ
て決まる。
樹脂の最終破壊はKellyの理論には全く従っておら
ず、主として繊維端部より生じるクラックの合体によっ
て決まる。
【0025】以上のような考え方に基づいて、長繊維強
化樹脂ペレットの効果に関するデータを見直してみる
と、ガラス繊維強化の場合に長繊維化のメリットが少な
いのは、繊維径が大きく(通常、ガラス繊維の繊維径は
13μmが多い。図6および図7に示したポリアミド6
6樹脂/ガラスでは平均値が18μmであった。)、比
較的繊維が長く残りやすいガラスを使用すると、単位面
積当りの繊維端部の数が少ないために、繊維の合体が本
質的に生じにくいので、少しくらい長繊維化されたとし
ても繊維端部間の距離が十分にあるため、強度向上のメ
リットが生じないのではないかと推測した。繊維含有率
が大きくなると、単位面積当りの繊維端部の数が増大す
るため、繊維端部間の距離が小さくなるので、クラック
の合体が生じやすくなる。
化樹脂ペレットの効果に関するデータを見直してみる
と、ガラス繊維強化の場合に長繊維化のメリットが少な
いのは、繊維径が大きく(通常、ガラス繊維の繊維径は
13μmが多い。図6および図7に示したポリアミド6
6樹脂/ガラスでは平均値が18μmであった。)、比
較的繊維が長く残りやすいガラスを使用すると、単位面
積当りの繊維端部の数が少ないために、繊維の合体が本
質的に生じにくいので、少しくらい長繊維化されたとし
ても繊維端部間の距離が十分にあるため、強度向上のメ
リットが生じないのではないかと推測した。繊維含有率
が大きくなると、単位面積当りの繊維端部の数が増大す
るため、繊維端部間の距離が小さくなるので、クラック
の合体が生じやすくなる。
【0026】このため、繊維含有率が大きくなると、少
しずつ長繊維化のメリットが生じ始める。この推定は図
6および図7の結果を非常にうまく説明している。
しずつ長繊維化のメリットが生じ始める。この推定は図
6および図7の結果を非常にうまく説明している。
【0027】前述のような理由から、補強材として炭素
繊維を用いた長繊維強化樹脂ペレットを検討した例は皆
無に近かったが、本発明者の理論が正しいとすると、炭
素繊維を用いたほうがガラス繊維を用いた場合よりもむ
しろ効果が大きいことになる。繊維径が小さく、繊維の
破断が生じやすい炭素繊維を用いた場合には、単位面積
当りの繊維端部の数はガラス繊維を補強材として使用し
た場合よりもはるかに多いはずである。この場合、繊維
端部間の距離はクラックの合体が容易に生じるには十分
な距離であるはずである。
繊維を用いた長繊維強化樹脂ペレットを検討した例は皆
無に近かったが、本発明者の理論が正しいとすると、炭
素繊維を用いたほうがガラス繊維を用いた場合よりもむ
しろ効果が大きいことになる。繊維径が小さく、繊維の
破断が生じやすい炭素繊維を用いた場合には、単位面積
当りの繊維端部の数はガラス繊維を補強材として使用し
た場合よりもはるかに多いはずである。この場合、繊維
端部間の距離はクラックの合体が容易に生じるには十分
な距離であるはずである。
【0028】炭素繊維は、前記のように非常に折れやす
いために、ガラス長繊維強化樹脂ペレットを用いて得ら
れるような繊維長、つまり、700〜800μmの繊維
が残ることはあまり期待できないが、繊維端部間の距離
が非常に小さい炭素繊維強化の場合であれば、たとえ2
00〜300μm程度の繊維長しか得られなくても、ク
ラックの早期合体を防止する効果が十分あると本発明者
は考えた。
いために、ガラス長繊維強化樹脂ペレットを用いて得ら
れるような繊維長、つまり、700〜800μmの繊維
が残ることはあまり期待できないが、繊維端部間の距離
が非常に小さい炭素繊維強化の場合であれば、たとえ2
00〜300μm程度の繊維長しか得られなくても、ク
ラックの早期合体を防止する効果が十分あると本発明者
は考えた。
【0029】図9に、本発明者らが試作した炭素繊維強
化PEEK(図9にはPEEK/CFと略記)の場合に
ついて、長繊維強化樹脂ペレット(図9にはLCFと略
記)を使用した場合と短繊維強化樹脂ペレット(図9に
はSCFと略記)を使用した場合の単位面積当りの繊維
端部の数を比較した結果を示す。同時に、図10に、図
6および図7に示したポリアミド66樹脂/ガラス(図
10にはPA66/GFと略記)の場合について、長繊
維強化樹脂ペレット(図10にはLGFと略記)を使用
した場合と短繊維強化樹脂ペレット(図10にはSGF
と略記)を使用した場合の比較結果をも示した。
化PEEK(図9にはPEEK/CFと略記)の場合に
ついて、長繊維強化樹脂ペレット(図9にはLCFと略
記)を使用した場合と短繊維強化樹脂ペレット(図9に
はSCFと略記)を使用した場合の単位面積当りの繊維
端部の数を比較した結果を示す。同時に、図10に、図
6および図7に示したポリアミド66樹脂/ガラス(図
10にはPA66/GFと略記)の場合について、長繊
維強化樹脂ペレット(図10にはLGFと略記)を使用
した場合と短繊維強化樹脂ペレット(図10にはSGF
と略記)を使用した場合の比較結果をも示した。
【0030】図10に示すように、ポリアミド66樹脂
/ガラスの場合には、ペレットの相違による単位面積当
りの繊維端部数の差は〜60個/mm2にすぎないのに
対して、図9に示すようにPEEK/炭素繊維の場合に
は、ペレットの相違による単位面積当りの繊維端部数の
差は大きく、〜800個/mm2もの繊維端部数減少効
果がある。
/ガラスの場合には、ペレットの相違による単位面積当
りの繊維端部数の差は〜60個/mm2にすぎないのに
対して、図9に示すようにPEEK/炭素繊維の場合に
は、ペレットの相違による単位面積当りの繊維端部数の
差は大きく、〜800個/mm2もの繊維端部数減少効
果がある。
【0031】したがって、本発明者の理論によれば、長
繊維強化樹脂ペレットを使用して成形した一体型繊維強
化樹脂製インペラの耐久信頼性は、従来から使用されて
いる短繊維強化樹脂ペレットを使用して成形した一体型
繊維強化樹脂製インペラよりも格段に優れているはずで
ある。
繊維強化樹脂ペレットを使用して成形した一体型繊維強
化樹脂製インペラの耐久信頼性は、従来から使用されて
いる短繊維強化樹脂ペレットを使用して成形した一体型
繊維強化樹脂製インペラよりも格段に優れているはずで
ある。
【0032】
【実施例】以下、この発明の実施例を比較例とともに説
明する。
明する。
【0033】図1は、この発明の一実施例による翼部・
基部一体型繊維強化樹脂製インペラを示している。
基部一体型繊維強化樹脂製インペラを示している。
【0034】図1に示すように、繊維強化樹脂製インペ
ラ1は複雑な形状をしており、翼部1aと基部1bとが
一体となっていると共に、精密な寸法精度を必要とする
ものである。
ラ1は複雑な形状をしており、翼部1aと基部1bとが
一体となっていると共に、精密な寸法精度を必要とする
ものである。
【0035】この繊維強化樹脂製インペラ1は、図2に
示すようにインナーレース2、スラストスペーサー3、
ロックナット4でシャフト5に固定されている。
示すようにインナーレース2、スラストスペーサー3、
ロックナット4でシャフト5に固定されている。
【0036】この発明に係わる繊維強化樹脂製インペラ
1は、前記成形材料を用い、押出し成形や、射出成形等
の良く知られている方法で成形することができる。
1は、前記成形材料を用い、押出し成形や、射出成形等
の良く知られている方法で成形することができる。
【0037】例えば、図3に示す金型を用いて繊維強化
樹脂製インペラ1を成形することができる。すなわち、
この成形金型10は、インペラ形状を掘り込んだ組立て
式金型11と組み合わせた下金型12にピン13を取り
付け、しかる後、上金型14を固定し、A方向からゲー
ト15を通して成形材料を射出あるいは押し出しにより
装入することによってインペラ形状部(キャビティ部)
16に充填して成形する。
樹脂製インペラ1を成形することができる。すなわち、
この成形金型10は、インペラ形状を掘り込んだ組立て
式金型11と組み合わせた下金型12にピン13を取り
付け、しかる後、上金型14を固定し、A方向からゲー
ト15を通して成形材料を射出あるいは押し出しにより
装入することによってインペラ形状部(キャビティ部)
16に充填して成形する。
【0038】(実施例1)炭素繊維(東邦レーヨン
(株)製:HTA−7、3K)をφ40mm−2ベント
押出成形機の先端に設置した400℃のダイ(出口断面
積:幅3.0mm、厚さ1.5mm)に通した後、ポリ
エーテルケトン樹脂(英国ICI社製:Victrex
PEK 220P)とポリエーテルイミド樹脂(米国
GE社製:Ultem 1000)の80:20(重量
比)の混合物を押出機より供給し、390〜400℃で
溶融・混練し、加熱ダイ内に押し出しながら、前記樹脂
混合物が融着した炭素繊維を10m/minで引き抜い
た。この引抜物を水槽中に走行させて冷却固化した後、
長さ10mmに切断して60重量%炭素長繊維強化樹脂
ペレットを得た。
(株)製:HTA−7、3K)をφ40mm−2ベント
押出成形機の先端に設置した400℃のダイ(出口断面
積:幅3.0mm、厚さ1.5mm)に通した後、ポリ
エーテルケトン樹脂(英国ICI社製:Victrex
PEK 220P)とポリエーテルイミド樹脂(米国
GE社製:Ultem 1000)の80:20(重量
比)の混合物を押出機より供給し、390〜400℃で
溶融・混練し、加熱ダイ内に押し出しながら、前記樹脂
混合物が融着した炭素繊維を10m/minで引き抜い
た。この引抜物を水槽中に走行させて冷却固化した後、
長さ10mmに切断して60重量%炭素長繊維強化樹脂
ペレットを得た。
【0039】次に、炭素繊維を含まない前記混合物を溶
融・混練・押し出して、非強化樹脂ペレットを製造し、
前記長繊維強化樹脂ペレットと混合して混合成形材料の
平均繊維含有率が30重量%となるように調製した。
融・混練・押し出して、非強化樹脂ペレットを製造し、
前記長繊維強化樹脂ペレットと混合して混合成形材料の
平均繊維含有率が30重量%となるように調製した。
【0040】このようにして得られた長繊維強化樹脂ペ
レットを含む混合成形材料を180℃で5時間熱風乾燥
した後、型締圧75TONの射出成形機を用いて、シリ
ンダ温度410℃、金型温度210℃の成形条件で図3
に示した成形金型10を使用して繊維強化樹脂製インペ
ラ1の成形を行った。
レットを含む混合成形材料を180℃で5時間熱風乾燥
した後、型締圧75TONの射出成形機を用いて、シリ
ンダ温度410℃、金型温度210℃の成形条件で図3
に示した成形金型10を使用して繊維強化樹脂製インペ
ラ1の成形を行った。
【0041】なお、長繊維強化樹脂ペレット中の繊維の
破断を最小限度に留めるため、射出成形機のスクリュー
回転数は30rpmとした。同様の理由から、以下の実
施例においてもすべてスクリュー回転数は30rpmと
している。
破断を最小限度に留めるため、射出成形機のスクリュー
回転数は30rpmとした。同様の理由から、以下の実
施例においてもすべてスクリュー回転数は30rpmと
している。
【0042】また、長繊維強化樹脂ペレット中の炭素繊
維の長さは、長繊維強化樹脂ペレットの長手方向の寸法
と同一であり、以下の実施例についても全く同様であ
る。
維の長さは、長繊維強化樹脂ペレットの長手方向の寸法
と同一であり、以下の実施例についても全く同様であ
る。
【0043】(実施例2)ポリエーテルケトン樹脂と炭
素繊維よりなる250mm×250mm×3mmの一方
向炭素繊維強化混繊布積層板(日東紡績(株)製:炭素
繊維含有率:60重量%、ポリエーテルケトン樹脂は英
国ICI社製:Victrex PEK220P、炭素
繊維は東邦レーヨン(株)製:HTA−7、3K)を切
断して10mm×3mm×3mmの長方体形状の60重
量%炭素長繊維強化樹脂ペレットを製造した。
素繊維よりなる250mm×250mm×3mmの一方
向炭素繊維強化混繊布積層板(日東紡績(株)製:炭素
繊維含有率:60重量%、ポリエーテルケトン樹脂は英
国ICI社製:Victrex PEK220P、炭素
繊維は東邦レーヨン(株)製:HTA−7、3K)を切
断して10mm×3mm×3mmの長方体形状の60重
量%炭素長繊維強化樹脂ペレットを製造した。
【0044】次に、このペレットにポリエーテルケトン
樹脂(英国ICI社製:Victrex PEK 22
0G)ペレットを混合して混合成形材料の平均繊維含有
率が30重量%となるように調製した。
樹脂(英国ICI社製:Victrex PEK 22
0G)ペレットを混合して混合成形材料の平均繊維含有
率が30重量%となるように調製した。
【0045】このようにして得られた混合成形材料を1
80℃×5時間で熱風乾燥した後、実施例1と同様の成
形機、予備乾燥・成形条件で繊維強化樹脂製インペラ1
を成形した。
80℃×5時間で熱風乾燥した後、実施例1と同様の成
形機、予備乾燥・成形条件で繊維強化樹脂製インペラ1
を成形した。
【0046】(実施例3)ポリエーテルエーテルケトン
樹脂のプリプレグシート(英国ICI社製:APC−2
炭素繊維:AS4、1mm=約8プライ)を[0°]
24構成(0°方向に24枚積層)として、250mm
×250mm×3mmの一方向連続繊維強化ポリエーテ
ルエーテルケトン樹脂積層板(炭素繊維含有率:67重
量%)を得た。
樹脂のプリプレグシート(英国ICI社製:APC−2
炭素繊維:AS4、1mm=約8プライ)を[0°]
24構成(0°方向に24枚積層)として、250mm
×250mm×3mmの一方向連続繊維強化ポリエーテ
ルエーテルケトン樹脂積層板(炭素繊維含有率:67重
量%)を得た。
【0047】次に、この積層板を切断して10mm×1
0mm×3mmの長方体形状の67重量%炭素長繊維強
化ポリエーテルエーテルケトン樹脂ペレットを得た。
0mm×3mmの長方体形状の67重量%炭素長繊維強
化ポリエーテルエーテルケトン樹脂ペレットを得た。
【0048】このようにして得られた長繊維強化樹脂ペ
レットに非強化のポリエーテルエーテルケトン樹脂ペレ
ット(英国ICI社製:Victrex PEEK 4
50G)を混合成形材料の平均繊維含有率が30重量%
となるように混合した後、実施例1に記載の成形機、予
備乾燥・成形条件によって繊維強化樹脂製インペラ1を
成形した。なお、成形品中の繊維の長さを大きくするた
めに、やや高めのシリンダ温度設定となっている(ただ
し、400℃以下のシリンダ温度設定でも成形可能であ
る。)。
レットに非強化のポリエーテルエーテルケトン樹脂ペレ
ット(英国ICI社製:Victrex PEEK 4
50G)を混合成形材料の平均繊維含有率が30重量%
となるように混合した後、実施例1に記載の成形機、予
備乾燥・成形条件によって繊維強化樹脂製インペラ1を
成形した。なお、成形品中の繊維の長さを大きくするた
めに、やや高めのシリンダ温度設定となっている(ただ
し、400℃以下のシリンダ温度設定でも成形可能であ
る。)。
【0049】(実施例4)炭素繊維(東邦レーヨン
(株)製:HTA−7、3K)を実施例1に記載のダイ
付き押出し機に通した後、ポリエーテルニトリル樹脂
(出光興産(株)製:ID300 ナチュラル)を押出
機より供給し、340〜350℃で溶融・混練し、加熱
ダイ内に押し出しながら、ポリエーテルニトリル樹脂が
融着した炭素繊維を10m/minで引き抜いた。この
引抜物を水槽中に走行させて冷却固化した後、長さ10
mmに切断して60重量%炭素長繊維強化樹脂ポリエー
テルニトリル樹脂ペレットを得た。
(株)製:HTA−7、3K)を実施例1に記載のダイ
付き押出し機に通した後、ポリエーテルニトリル樹脂
(出光興産(株)製:ID300 ナチュラル)を押出
機より供給し、340〜350℃で溶融・混練し、加熱
ダイ内に押し出しながら、ポリエーテルニトリル樹脂が
融着した炭素繊維を10m/minで引き抜いた。この
引抜物を水槽中に走行させて冷却固化した後、長さ10
mmに切断して60重量%炭素長繊維強化樹脂ポリエー
テルニトリル樹脂ペレットを得た。
【0050】このペレットにポリエーテルニトリル樹脂
ペレット(出光興産(株)製:ID300 ナチュラ
ル)を混合成形材料の平均繊維含有率が30重量%とな
るように混合した。
ペレット(出光興産(株)製:ID300 ナチュラ
ル)を混合成形材料の平均繊維含有率が30重量%とな
るように混合した。
【0051】このようにして得られた混合成形材料の予
備乾燥を行った後、型締圧75TONの射出成形機を使
用してシリンダ温度350℃、金型温度220℃の成形
条件で図3に示したような成形金型10を用いて繊維強
化樹脂製インペラ1を成形した。
備乾燥を行った後、型締圧75TONの射出成形機を使
用してシリンダ温度350℃、金型温度220℃の成形
条件で図3に示したような成形金型10を用いて繊維強
化樹脂製インペラ1を成形した。
【0052】(実施例5)炭素繊維(東邦レーヨン
(株)製:HTA−7、1K)を実施例1に記載のダイ
付き押出し機に通した後、ポリアミドイミド樹脂(米国
AMOCO社製:Torlon 4203L)を押出機
より供給し、370〜380℃で溶融・混練し、加熱ダ
イ内に押し出しながら、ポリアミドイミド樹脂が融着し
た炭素繊維を10mm/minで引き抜いた。この引抜
物を水槽中に走行させて冷却固化した後、長さ7mmに
切断して40重量%炭素長繊維強化ポリアミドイミド樹
脂ペレットを製造した。
(株)製:HTA−7、1K)を実施例1に記載のダイ
付き押出し機に通した後、ポリアミドイミド樹脂(米国
AMOCO社製:Torlon 4203L)を押出機
より供給し、370〜380℃で溶融・混練し、加熱ダ
イ内に押し出しながら、ポリアミドイミド樹脂が融着し
た炭素繊維を10mm/minで引き抜いた。この引抜
物を水槽中に走行させて冷却固化した後、長さ7mmに
切断して40重量%炭素長繊維強化ポリアミドイミド樹
脂ペレットを製造した。
【0053】このペレットにポリアミドイミド樹脂ペレ
ット(米国AMOCO社製:Torlon 4203
L)を混合成形材料の平均繊維含有率が30重量%とな
るように混合した。
ット(米国AMOCO社製:Torlon 4203
L)を混合成形材料の平均繊維含有率が30重量%とな
るように混合した。
【0054】このようにして得られ混合成形材料に対し
120℃×24時間の予備乾燥を行った後、型締圧50
TONの射出成形機を用いて、シリンダ温度370℃、
金型温度220℃の成形条件で繊維強化樹脂製インペラ
を成形した後、熱風循環式オーブンを使用し、165℃
×24時間+245℃×24時間+260℃×170時
間のアフターキュアを行った。
120℃×24時間の予備乾燥を行った後、型締圧50
TONの射出成形機を用いて、シリンダ温度370℃、
金型温度220℃の成形条件で繊維強化樹脂製インペラ
を成形した後、熱風循環式オーブンを使用し、165℃
×24時間+245℃×24時間+260℃×170時
間のアフターキュアを行った。
【0055】(実施例6)ポリエーテルイミド樹脂と炭
素繊維の250mm×250mm×3mmの一方向炭素
繊維強化混繊布積層板(日東紡績(株)製:TEXXE
S hybridfabrics UD)を切断して1
0mm×3mm×3mmの長方体形状の長繊維強化樹脂
ペレットを製造した。
素繊維の250mm×250mm×3mmの一方向炭素
繊維強化混繊布積層板(日東紡績(株)製:TEXXE
S hybridfabrics UD)を切断して1
0mm×3mm×3mmの長方体形状の長繊維強化樹脂
ペレットを製造した。
【0056】このようにして得られたペレットに非強化
のポリエーテルイミド樹脂ペレット(米国GE社製:U
ltem 1000)を混合成形材料の平均繊維含有率
が30重量%となるように混合し、150℃×5時間の
予備乾燥を行った。
のポリエーテルイミド樹脂ペレット(米国GE社製:U
ltem 1000)を混合成形材料の平均繊維含有率
が30重量%となるように混合し、150℃×5時間の
予備乾燥を行った。
【0057】この混合成形材料を用いて、実施例1に記
載の成形機・成形条件で繊維強化樹脂製インペラ1の成
形を行った。
載の成形機・成形条件で繊維強化樹脂製インペラ1の成
形を行った。
【0058】(実施例7)炭素繊維(東邦レーヨン
(株)製:HTA−7、3K)をN,N−ジメチルホル
ムアミド:シクロヘキサノン:メチルエチルケトン=2
0:80:25(容積比)にディッピングしたのち15
0℃×10分間の加熱処理で溶媒を除去し、実施例1に
記載のダイ付き押出し機に通した後、ポリエーテルサル
ホン樹脂(英国ICI社製:Victrex PES
4100P)を押出機より供給し、370℃で溶融・混
練し、加熱ダイ内に押し出しながら、ポリエーテルサル
ホン樹脂が融着した炭素繊維を10m/minで引き抜
いた。この引抜物を水槽中に走行させて冷却固化した
後、長さ10mmに切断して50重量%炭素長繊維強化
ポリエーテルサルホン樹脂ペレットを得た。
(株)製:HTA−7、3K)をN,N−ジメチルホル
ムアミド:シクロヘキサノン:メチルエチルケトン=2
0:80:25(容積比)にディッピングしたのち15
0℃×10分間の加熱処理で溶媒を除去し、実施例1に
記載のダイ付き押出し機に通した後、ポリエーテルサル
ホン樹脂(英国ICI社製:Victrex PES
4100P)を押出機より供給し、370℃で溶融・混
練し、加熱ダイ内に押し出しながら、ポリエーテルサル
ホン樹脂が融着した炭素繊維を10m/minで引き抜
いた。この引抜物を水槽中に走行させて冷却固化した
後、長さ10mmに切断して50重量%炭素長繊維強化
ポリエーテルサルホン樹脂ペレットを得た。
【0059】このようにして得られたペレットにポリエ
ーテルサルホン樹脂ペレット(英国ICI社製:Vic
trex PES 3600G)を混合成形材料の平均
繊維含有率が30重量%となるように混合した。次い
で、この混合成形材料を180℃×5時間熱風乾燥した
後、型締圧75TONの射出成形機を用いて、シリンダ
温度380℃、金型温度200℃で繊維強化樹脂製イン
ペラ1の成形を行った。
ーテルサルホン樹脂ペレット(英国ICI社製:Vic
trex PES 3600G)を混合成形材料の平均
繊維含有率が30重量%となるように混合した。次い
で、この混合成形材料を180℃×5時間熱風乾燥した
後、型締圧75TONの射出成形機を用いて、シリンダ
温度380℃、金型温度200℃で繊維強化樹脂製イン
ペラ1の成形を行った。
【0060】(比較例1)ポリエーテルサルホン樹脂
(英国ICI社製:Victrex PES 5003
P)20重量%、ジクロルメタン40重量%、1,1,
2−トリクロルエタン40重量%を使用してポリエーテ
ルサルホン溶液を調製した。次いで、表面を酸処理した
アクリル系炭素繊維(東邦レーヨン(株)製:HTA)
のロービングをポリエーテルサルホン溶液に60m/h
の速度で連続的に浸漬し、乾燥して脱溶剤を行った後、
3mm長さに切断してチョップドストランドとした。
(英国ICI社製:Victrex PES 5003
P)20重量%、ジクロルメタン40重量%、1,1,
2−トリクロルエタン40重量%を使用してポリエーテ
ルサルホン溶液を調製した。次いで、表面を酸処理した
アクリル系炭素繊維(東邦レーヨン(株)製:HTA)
のロービングをポリエーテルサルホン溶液に60m/h
の速度で連続的に浸漬し、乾燥して脱溶剤を行った後、
3mm長さに切断してチョップドストランドとした。
【0061】このチョップドストランドをステンレス鋼
製のバッドに入れ、370℃に昇温して電気炉に装入
し、空気雰囲気下で10時間の加熱処理を行った。以下
に述べる比較例2〜比較例7においても全く同様な処理
を施した炭素繊維を使用した。
製のバッドに入れ、370℃に昇温して電気炉に装入
し、空気雰囲気下で10時間の加熱処理を行った。以下
に述べる比較例2〜比較例7においても全く同様な処理
を施した炭素繊維を使用した。
【0062】このようにして得られた炭素繊維チョップ
ドストランドとポリエーテルケトン樹脂(英国ICI社
製:Victrex PEK 220P)およびポリエ
ーテルイミド樹脂(米国GE社製:Ultem 100
0)をポリエーテルケトン樹脂とポリエーテルイミド樹
脂の割合が重量比で80:20となるように、また、炭
素繊維含有率が前記樹脂に炭素繊維を加えた総重量に対
して30重量%となるようにドライブレンドした後、6
5mm径押出機にて押出温度380℃で溶融・混練しな
がら押出す操作を行って、均一配合ペレットを得た。
ドストランドとポリエーテルケトン樹脂(英国ICI社
製:Victrex PEK 220P)およびポリエ
ーテルイミド樹脂(米国GE社製:Ultem 100
0)をポリエーテルケトン樹脂とポリエーテルイミド樹
脂の割合が重量比で80:20となるように、また、炭
素繊維含有率が前記樹脂に炭素繊維を加えた総重量に対
して30重量%となるようにドライブレンドした後、6
5mm径押出機にて押出温度380℃で溶融・混練しな
がら押出す操作を行って、均一配合ペレットを得た。
【0063】次に、上記の均一配合ペレットを型締圧7
5TONの射出成形機を用いて、シリンダ温度400
℃、金型温度210℃の成形条件で図3に示したような
成形金型10を使用して繊維強化樹脂製インペラ1の成
形を行った。
5TONの射出成形機を用いて、シリンダ温度400
℃、金型温度210℃の成形条件で図3に示したような
成形金型10を使用して繊維強化樹脂製インペラ1の成
形を行った。
【0064】なお、比較例5を除くすべての比較例にお
いて、180℃×5時間のペレットの予備乾燥処理を行
っている。
いて、180℃×5時間のペレットの予備乾燥処理を行
っている。
【0065】(比較例2)比較例1に記載の処理を行っ
た炭素繊維チョップドストランドとポリエーテルケトン
樹脂(英国ICI社製:Victrex PEK 22
0P)を炭素繊維含有率が30重量%となるようにドラ
イブレンドした後、65mm押出機にて押出温度380
℃で溶融・混練しながら押出す操作を行って、均一配合
ペレットを得た。
た炭素繊維チョップドストランドとポリエーテルケトン
樹脂(英国ICI社製:Victrex PEK 22
0P)を炭素繊維含有率が30重量%となるようにドラ
イブレンドした後、65mm押出機にて押出温度380
℃で溶融・混練しながら押出す操作を行って、均一配合
ペレットを得た。
【0066】次に、上記均一配合ペレットを型締圧75
TONの射出成形機を用いて、シリンダ温度400℃、
金型温度200℃の成形条件で図3に示したような成形
金型10を使用して繊維強化樹脂製インペラ1の成形を
行った。
TONの射出成形機を用いて、シリンダ温度400℃、
金型温度200℃の成形条件で図3に示したような成形
金型10を使用して繊維強化樹脂製インペラ1の成形を
行った。
【0067】(比較例3)比較例1に記載の処理を行っ
た炭素繊維チョップドストランドとポリエーテルエーテ
ルケトン樹脂(英国ICI社製:Victrex PE
EK 450P)を炭素繊維含有率が30重量%となる
ようにドライブレンドした後、65mm押出機にて押出
温度380℃で溶融・混練しながら押出す操作を行って
均一配合ペレットを得た。
た炭素繊維チョップドストランドとポリエーテルエーテ
ルケトン樹脂(英国ICI社製:Victrex PE
EK 450P)を炭素繊維含有率が30重量%となる
ようにドライブレンドした後、65mm押出機にて押出
温度380℃で溶融・混練しながら押出す操作を行って
均一配合ペレットを得た。
【0068】次に、上記均一配合ペレットを型締圧75
TONの射出成形機を用いて、シリンダ温度390℃、
金型温度200℃の成形条件で図3に示したような成形
金型10を使用して繊維強化樹脂製インペラ1の成形を
行った。
TONの射出成形機を用いて、シリンダ温度390℃、
金型温度200℃の成形条件で図3に示したような成形
金型10を使用して繊維強化樹脂製インペラ1の成形を
行った。
【0069】(比較例4)比較例1に記載の処理を行っ
た炭素繊維チョップドストランドとポリエーテルニトリ
ル樹脂(出光興産(株)製:ID300 ナチュラル)
を炭素繊維含有率が30重量%となるようにドライブレ
ンドした後、65mm押出機にて押出温度350℃で溶
融・混練しながら押出す操作を行って均一配合ペレット
を得た。
た炭素繊維チョップドストランドとポリエーテルニトリ
ル樹脂(出光興産(株)製:ID300 ナチュラル)
を炭素繊維含有率が30重量%となるようにドライブレ
ンドした後、65mm押出機にて押出温度350℃で溶
融・混練しながら押出す操作を行って均一配合ペレット
を得た。
【0070】次に、上記均一配合ペレットを型締圧75
TONの射出成形機を用いて、シリンダ温度350℃、
金型温度220℃の成形条件で図3に示したような成形
金型10を使用して繊維強化樹脂製インペラ1の成形を
行った。
TONの射出成形機を用いて、シリンダ温度350℃、
金型温度220℃の成形条件で図3に示したような成形
金型10を使用して繊維強化樹脂製インペラ1の成形を
行った。
【0071】(比較例5)比較例1に記載の処理を行っ
た炭素繊維チョップドストランドとポリアミドイミド樹
脂(米国AMOCO社製:Torlon 4203L)
を炭素繊維含有率が30重量%となるようにドライブレ
ンドした後、65mm押出機にて押出温度380℃で溶
融・混練しながら押出す操作を行って均一配合ペレット
を得た。
た炭素繊維チョップドストランドとポリアミドイミド樹
脂(米国AMOCO社製:Torlon 4203L)
を炭素繊維含有率が30重量%となるようにドライブレ
ンドした後、65mm押出機にて押出温度380℃で溶
融・混練しながら押出す操作を行って均一配合ペレット
を得た。
【0072】このペレットを120℃×10時間の熱風
乾燥を行った後、型締圧50TONの射出成形機を用い
て、シリンダ温度350℃、金型温度210℃の成形条
件で図3に示したような成形金型10を使用して繊維強
化樹脂製インペラ1の成形を行った。そして、成形後
に、149℃×24時間+216℃×24時間+243
℃×24時間+260℃×168時間のアフターキュア
を行った。
乾燥を行った後、型締圧50TONの射出成形機を用い
て、シリンダ温度350℃、金型温度210℃の成形条
件で図3に示したような成形金型10を使用して繊維強
化樹脂製インペラ1の成形を行った。そして、成形後
に、149℃×24時間+216℃×24時間+243
℃×24時間+260℃×168時間のアフターキュア
を行った。
【0073】(比較例6)比較例1に記載の処理を行っ
た炭素繊維チョップドストランドとポリエーテルイミド
樹脂(米国GE社製:Ultem 1000)を炭素繊
維含有率が30重量%となるようにドライブレンドした
後、65mm押出機にて押出温度380℃で溶融・混練
しながら押出す操作を行って均一配合ペレットを得た。
た炭素繊維チョップドストランドとポリエーテルイミド
樹脂(米国GE社製:Ultem 1000)を炭素繊
維含有率が30重量%となるようにドライブレンドした
後、65mm押出機にて押出温度380℃で溶融・混練
しながら押出す操作を行って均一配合ペレットを得た。
【0074】次に、上記均一配合ペレットを型締圧75
TONの射出成形機を用いて、シリンダ温度380℃、
金型温度200℃の成形条件で図3に示したような成形
金型10を使用して繊維強化樹脂製インペラ1の成形を
行った。
TONの射出成形機を用いて、シリンダ温度380℃、
金型温度200℃の成形条件で図3に示したような成形
金型10を使用して繊維強化樹脂製インペラ1の成形を
行った。
【0075】(比較例7)比較例1に記載の処理を行っ
た炭素繊維チョップドストランドとポリエーテルサルホ
ン樹脂(英国ICI社製:Victrex PES 4
100P)を炭素繊維含有率が30重量%となるように
ドライブレンドした後、65mm押出機にて押出温度3
80℃で溶融・混練しながら押出す操作を行って均一配
合ペレットを得た。
た炭素繊維チョップドストランドとポリエーテルサルホ
ン樹脂(英国ICI社製:Victrex PES 4
100P)を炭素繊維含有率が30重量%となるように
ドライブレンドした後、65mm押出機にて押出温度3
80℃で溶融・混練しながら押出す操作を行って均一配
合ペレットを得た。
【0076】次に、上記均一配合ペレットを型締圧75
TONの射出成形機を用いて、シリンダ温度380℃、
金型温度200℃の成形条件で図3に示したような成形
金型10を使用して繊維強化樹脂製インペラ1の成形を
行った。
TONの射出成形機を用いて、シリンダ温度380℃、
金型温度200℃の成形条件で図3に示したような成形
金型10を使用して繊維強化樹脂製インペラ1の成形を
行った。
【0077】(評価試験例)実施例5,比較例5を除く
他の実施例,比較例の繊維強化樹脂製インペラについて
は、残留ひずみの除去と結晶化(マトリックス樹脂が結
晶性高分子の場合)のために230℃×5時間の熱処理
を行い、その後以下の試験に供した。
他の実施例,比較例の繊維強化樹脂製インペラについて
は、残留ひずみの除去と結晶化(マトリックス樹脂が結
晶性高分子の場合)のために230℃×5時間の熱処理
を行い、その後以下の試験に供した。
【0078】(1)バースト試験 (目的) 遠心応力は回転数の2乗に比例するため、バ
ースト(破壊)回転数を測定することによって樹脂製イ
ンペラの実体強度の評価ができる。
ースト(破壊)回転数を測定することによって樹脂製イ
ンペラの実体強度の評価ができる。
【0079】(方法) スピンテスターを使用し、減圧
(−740〜−750mmHg)下で試験を行った。
(−740〜−750mmHg)下で試験を行った。
【0080】(2)連続耐久試験 (目的) 実体の疲労・クリープ寿命の評価と翼部の変
形によって発生するコンプレッサハウジングとの接触に
よる破壊の評価。
形によって発生するコンプレッサハウジングとの接触に
よる破壊の評価。
【0081】(方法) 耐久試験装置を用いて、吸入空
気温度40℃(エアダクト入口)、回転数130,00
0rpmで200時間を目処に試験を行った。
気温度40℃(エアダクト入口)、回転数130,00
0rpmで200時間を目処に試験を行った。
【0082】(3)異物投入試験 (目的) 吸気系異物による損傷度合いの評価。
【0083】(方法) コンプレッサ入口より0.5m
g、1.0mgの金属片を5個投入し、損傷部位の数を
測定した。
g、1.0mgの金属片を5個投入し、損傷部位の数を
測定した。
【0084】(4)翼部の接触試験 (目的) インペラとコンプレッサハウジング間の距離
を変えて、翼部破壊の有無を調べる。クリアランスは翼
部破壊が生じなければ小さいほうが圧縮効率が良いため
望ましい。
を変えて、翼部破壊の有無を調べる。クリアランスは翼
部破壊が生じなければ小さいほうが圧縮効率が良いため
望ましい。
【0085】(方法) クリアランスを3通りに設定し
て、各々5個ずつ試験に供し、破壊個数を測定した。
て、各々5個ずつ試験に供し、破壊個数を測定した。
【0086】(5)実体圧縮試験 (目的) インペラ/シャフト間の位相変化が生じると
異音が発生するため望ましくない。軸力(トルク)を大
きくすると異音の発生を防止できるが、圧縮破壊の危険
が生じる。このため圧縮強度の向上が重要となる。
異音が発生するため望ましくない。軸力(トルク)を大
きくすると異音の発生を防止できるが、圧縮破壊の危険
が生じる。このため圧縮強度の向上が重要となる。
【0087】(方法) 変位速度一定型試験機を用いて
インペラの実体圧縮試験を行い、圧縮破壊荷重を測定し
た。
インペラの実体圧縮試験を行い、圧縮破壊荷重を測定し
た。
【0088】(6)振動G測定 (目的) 各実施例・比較例で成形したインペラの振動
特性の評価を行った。この試験の目的はベアリングへの
負荷の評価と異音発生の評価を兼ねている。
特性の評価を行った。この試験の目的はベアリングへの
負荷の評価と異音発生の評価を兼ねている。
【0089】(方法)インペラの締結時の軸力を試験
(5)で測定した実体圧縮強度の1/2となるように締
結し、24時間放置後、60,000rpm、100,
000rpmでの振動Gを測定した。
(5)で測定した実体圧縮強度の1/2となるように締
結し、24時間放置後、60,000rpm、100,
000rpmでの振動Gを測定した。
【0090】表1〜表6に評価結果を示す。
【0091】
【表1】
【0092】
【表2】
【0093】
【表3】
【0094】
【表4】
【0095】
【表5】
【0096】
【表6】
【0097】表1に示したように、バースト(破壊)回
転数は大幅に改良されたことが明らかである。この表1
より、遠心応力は回転数の2乗に比例するため、例え
ば、実施例2と比較例2との比較では、229,000
2/204,0002≒1.26となり、26%もの強
度向上が達成されることになる。
転数は大幅に改良されたことが明らかである。この表1
より、遠心応力は回転数の2乗に比例するため、例え
ば、実施例2と比較例2との比較では、229,000
2/204,0002≒1.26となり、26%もの強
度向上が達成されることになる。
【0098】図6に示したポリアミド66樹脂/ガラス
(PA66/GF)の場合には、強度向上代が10%に
も満たないことを考えると極めて劇的な効果といえる。
(PA66/GF)の場合には、強度向上代が10%に
も満たないことを考えると極めて劇的な効果といえる。
【0099】前記したように、繊維端部の数が耐久信頼
性に大きく影響しているために、ガラス長繊維強化樹脂
ペレットを使用した場合のデータからは予測できないほ
ど大きな効果が得られている。
性に大きく影響しているために、ガラス長繊維強化樹脂
ペレットを使用した場合のデータからは予測できないほ
ど大きな効果が得られている。
【0100】表2に示したように、耐久性も大きく改善
されたことが明らかである。とくに、比較例4〜7では
20〜30時間で破壊していたインペラが実施例4〜7
では実施例1〜3と共に100時間以上の寿命を持つに
至った。高周波疲労やクリープは、荷重付加が不連続の
場合には発熱の影響の減少やひずみ回復効果が期待でき
るため、連続耐久試験で100時間以上の寿命を有して
いれば十分使用可能と言える。
されたことが明らかである。とくに、比較例4〜7では
20〜30時間で破壊していたインペラが実施例4〜7
では実施例1〜3と共に100時間以上の寿命を持つに
至った。高周波疲労やクリープは、荷重付加が不連続の
場合には発熱の影響の減少やひずみ回復効果が期待でき
るため、連続耐久試験で100時間以上の寿命を有して
いれば十分使用可能と言える。
【0101】表3に示すように異物衝突による欠けの生
じる割合も減少したことが明らかである。異物衝突によ
る欠けが生じても圧縮効率は大して悪化しないが、クラ
ックの起点となるため望ましくない。
じる割合も減少したことが明らかである。異物衝突によ
る欠けが生じても圧縮効率は大して悪化しないが、クラ
ックの起点となるため望ましくない。
【0102】破壊靭性の劣るPEN,PAI,PEI,
PESをマトリックスとして使用した場合の信頼性が大
きく改善されていると考えられる。
PESをマトリックスとして使用した場合の信頼性が大
きく改善されていると考えられる。
【0103】表4に示すように、長繊維強化樹脂ペレッ
トの使用によって、コンプレッサハウジングとインペラ
間のクリアランス設定が500μmから300μmに変
更可能となった。そのため、圧縮効率の改善が実現され
る。
トの使用によって、コンプレッサハウジングとインペラ
間のクリアランス設定が500μmから300μmに変
更可能となった。そのため、圧縮効率の改善が実現され
る。
【0104】表5および表6に示したように、実体圧縮
強度の改善によってインペラ締結時の軸力増加が可能と
なったため、振動G特性が大幅に改善されたことが明ら
かである。これによって、異音のないより静かなターボ
チャージャ搭載車を作ることが可能となった。
強度の改善によってインペラ締結時の軸力増加が可能と
なったため、振動G特性が大幅に改善されたことが明ら
かである。これによって、異音のないより静かなターボ
チャージャ搭載車を作ることが可能となった。
【0105】この実施例および比較例の結果より明らか
なように、長繊維強化樹脂ペレットの採用によって、繊
維強化樹脂製インペラの諸特性は大幅に改善された。
なように、長繊維強化樹脂ペレットの採用によって、繊
維強化樹脂製インペラの諸特性は大幅に改善された。
【0106】最後に、各マトリックス樹脂と炭素繊維を
組み合わせた場合に、繊維強化樹脂製インペラとして十
分使用可能な繊維含有率を調べた。
組み合わせた場合に、繊維強化樹脂製インペラとして十
分使用可能な繊維含有率を調べた。
【0107】前述のように、バースト回転数は実体強度
をおおよそ表しており、表1および表2に示したよう
に、バースト回転数が200,000rpmを超えるも
のはいずれも十分な耐久性が得られているため、バース
ト回転数200,000rpmを最低目標値とし、この
目標が達成される最低繊維含有率を測定した。インペラ
の製造方法は繊維含有率を除いてはすべて実施例記載の
方法と同じである。
をおおよそ表しており、表1および表2に示したよう
に、バースト回転数が200,000rpmを超えるも
のはいずれも十分な耐久性が得られているため、バース
ト回転数200,000rpmを最低目標値とし、この
目標が達成される最低繊維含有率を測定した。インペラ
の製造方法は繊維含有率を除いてはすべて実施例記載の
方法と同じである。
【0108】ここでは、短繊維強化樹脂ペレットおよび
長繊維強化樹脂ペレットのうちいずれのペレットを使用
しても200時間耐久試験中に破壊しないPEEK樹脂
をマトリックス樹脂として使用した場合と、長繊維強化
樹脂ペレットを使用したときにのみ200時間耐久試験
をクリアするPEN樹脂を使用した場合、そしてバース
ト回転数と200時間耐久試験時の耐久時間が最も小さ
いPES樹脂をマトリックス樹脂として使用した場合に
ついてそれぞれ測定を行った。
長繊維強化樹脂ペレットのうちいずれのペレットを使用
しても200時間耐久試験中に破壊しないPEEK樹脂
をマトリックス樹脂として使用した場合と、長繊維強化
樹脂ペレットを使用したときにのみ200時間耐久試験
をクリアするPEN樹脂を使用した場合、そしてバース
ト回転数と200時間耐久試験時の耐久時間が最も小さ
いPES樹脂をマトリックス樹脂として使用した場合に
ついてそれぞれ測定を行った。
【0109】図4および図5にこれらの結果を示す。
【0110】長繊維強化樹脂ペレットを使用する場合
は、短繊維強化樹脂ペレットを使用する場合よりも流動
特性が低下するため、いずれのマトリックス樹脂を使用
したときでも繊維含有率が40重量%までしか成形でき
なかった。また、短繊維強化樹脂ペレットの場合は45
重量%まで成形可能である。
は、短繊維強化樹脂ペレットを使用する場合よりも流動
特性が低下するため、いずれのマトリックス樹脂を使用
したときでも繊維含有率が40重量%までしか成形でき
なかった。また、短繊維強化樹脂ペレットの場合は45
重量%まで成形可能である。
【0111】200時間耐久試験をクリアしているPE
EK/炭素繊維系(図4にはPEEL/LCFと略
記)、PEN/炭素(長)繊維系(図4にはPEN/L
CFと略記)では、繊維含有率が20重量%の時にもバ
ースト回転数は200,000rpmに達しており、繊
維強化樹脂製インペラとして十分使用可能と考えられる
が、PES/炭素繊維系(図5にはPES/LCFと略
記)では200,000rpm以上のバースト回転数を
得るには繊維含有率が25重量%以上であることが必要
であった。
EK/炭素繊維系(図4にはPEEL/LCFと略
記)、PEN/炭素(長)繊維系(図4にはPEN/L
CFと略記)では、繊維含有率が20重量%の時にもバ
ースト回転数は200,000rpmに達しており、繊
維強化樹脂製インペラとして十分使用可能と考えられる
が、PES/炭素繊維系(図5にはPES/LCFと略
記)では200,000rpm以上のバースト回転数を
得るには繊維含有率が25重量%以上であることが必要
であった。
【0112】したがって、マトリックス樹脂がPEK/
PEI、PEK、PEEK、PENの場合には繊維含有
率が20重量%以上40重量%以下、マトリックス樹脂
がPAI、PEI、PESの場合には25重量%以上4
0重量%以下であれば十分な信頼性を有する繊維強化樹
脂製インペラを提供することができる。
PEI、PEK、PEEK、PENの場合には繊維含有
率が20重量%以上40重量%以下、マトリックス樹脂
がPAI、PEI、PESの場合には25重量%以上4
0重量%以下であれば十分な信頼性を有する繊維強化樹
脂製インペラを提供することができる。
【0113】なお、前記実施例では、より安価な提供を
可能とするため、製造コストが高い長繊維強化樹脂ペレ
ットについては繊維含有率が大きいものを使用し、これ
に非強化樹脂ペレットを混ぜる方法を用いているが、所
望の繊維含有率を有する長繊維強化樹脂ペレットを単独
で使用してもかまわない。
可能とするため、製造コストが高い長繊維強化樹脂ペレ
ットについては繊維含有率が大きいものを使用し、これ
に非強化樹脂ペレットを混ぜる方法を用いているが、所
望の繊維含有率を有する長繊維強化樹脂ペレットを単独
で使用してもかまわない。
【0114】また、十分な信頼性が得られる範囲内で長
繊維強化樹脂ペレットにチョップド繊維を加えたり、あ
るいは、長繊維強化樹脂ペレットと短繊維強化樹脂ペレ
ットを混合した成形材料を製造して、所望の繊維含有率
の成形品を得るようにしてもよい。
繊維強化樹脂ペレットにチョップド繊維を加えたり、あ
るいは、長繊維強化樹脂ペレットと短繊維強化樹脂ペレ
ットを混合した成形材料を製造して、所望の繊維含有率
の成形品を得るようにしてもよい。
【0115】さらに、当然のことながら、製品の信頼性
を損なわない範囲内で、各種充填剤、離型剤、難燃剤、
酸化防止剤、紫外線吸収剤、潤滑剤、着色剤、熱安定剤
等を加えてもかまわない。
を損なわない範囲内で、各種充填剤、離型剤、難燃剤、
酸化防止剤、紫外線吸収剤、潤滑剤、着色剤、熱安定剤
等を加えてもかまわない。
【0116】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、繊維強化樹脂からなる翼部・基部一体型繊維強化樹
脂製インペラにおいて、繊維強化樹脂製インペラの平均
炭素繊維含有率が、マトリックス樹脂がポルエーテルエ
ーテルケトン樹脂,ポリエーテルケトン樹脂,ポリエー
テルケトン/ポリエーテルイミドのブレンド樹脂,ポリ
エーテルニトリル樹脂の場合には20〜40重量%、ま
た、マトリックス樹脂がポリエーテルイミド樹脂,ポリ
エーテルサルホン樹脂,ポリアミドイミド樹脂の場合に
は25〜40重量%となるように炭素長繊維強化樹脂ペ
レットを単独ないしは少なくとも炭素長繊維強化樹脂ペ
レットを含む混合原料を使用して成形してなるものとし
たから、射出成形や押し出し成形などによってインペラ
の成形が可能であると共に、バースト回転数が大きい軽
量なインペラを提供することが可能であり、炭素長繊維
強化樹脂ペレットを使用することによって、実体強度の
向上、耐久寿命の改良、耐異物衝突性の向上、コンプレ
ッサハウジングとインペラ間のクリアランスの縮小によ
る圧縮効率の改善、圧縮破壊強度の向上とそれにともな
う軸力増加による異音の解消などの効果が得られるよう
になるという著しく優れた効果がもたらされる。また、
従来のチョップド繊維との組み合わせでは耐久性に不安
のあったPAI/炭素繊維系、PEI/炭素繊維系、P
ES/炭素繊維系でも繊維強化樹脂製インペラ用材料と
して使用可能となった。とくに、PEIおよびPESは
比較的安価なため、より安価な製品を提供可能とした意
義も大きい。
ば、繊維強化樹脂からなる翼部・基部一体型繊維強化樹
脂製インペラにおいて、繊維強化樹脂製インペラの平均
炭素繊維含有率が、マトリックス樹脂がポルエーテルエ
ーテルケトン樹脂,ポリエーテルケトン樹脂,ポリエー
テルケトン/ポリエーテルイミドのブレンド樹脂,ポリ
エーテルニトリル樹脂の場合には20〜40重量%、ま
た、マトリックス樹脂がポリエーテルイミド樹脂,ポリ
エーテルサルホン樹脂,ポリアミドイミド樹脂の場合に
は25〜40重量%となるように炭素長繊維強化樹脂ペ
レットを単独ないしは少なくとも炭素長繊維強化樹脂ペ
レットを含む混合原料を使用して成形してなるものとし
たから、射出成形や押し出し成形などによってインペラ
の成形が可能であると共に、バースト回転数が大きい軽
量なインペラを提供することが可能であり、炭素長繊維
強化樹脂ペレットを使用することによって、実体強度の
向上、耐久寿命の改良、耐異物衝突性の向上、コンプレ
ッサハウジングとインペラ間のクリアランスの縮小によ
る圧縮効率の改善、圧縮破壊強度の向上とそれにともな
う軸力増加による異音の解消などの効果が得られるよう
になるという著しく優れた効果がもたらされる。また、
従来のチョップド繊維との組み合わせでは耐久性に不安
のあったPAI/炭素繊維系、PEI/炭素繊維系、P
ES/炭素繊維系でも繊維強化樹脂製インペラ用材料と
して使用可能となった。とくに、PEIおよびPESは
比較的安価なため、より安価な製品を提供可能とした意
義も大きい。
【図1】本発明の一実施例による繊維強化樹脂製インペ
ラの斜視説明図である。
ラの斜視説明図である。
【図2】図1に示した繊維強化樹脂製インペラをシャフ
ト部へ取り付けた状態を示す断面説明図である。
ト部へ取り付けた状態を示す断面説明図である。
【図3】インペラ用成形金型の断面説明図である。
【図4】本発明に係わる繊維強化樹脂製インペラ(PE
EK/LCF,PEN/LCF)のバースト回転数の繊
維含有率依存性を示すグラフである。
EK/LCF,PEN/LCF)のバースト回転数の繊
維含有率依存性を示すグラフである。
【図5】本発明に係わる繊維強化樹脂製インペラ(PE
S/LCF)のバースト回転数の繊維含有率依存性を示
すグラフである。
S/LCF)のバースト回転数の繊維含有率依存性を示
すグラフである。
【図6】ポリアミド66樹脂/ガラス繊維(PA66/
GF)の引張り強度の繊維含有率依存性を示すグラフで
ある。
GF)の引張り強度の繊維含有率依存性を示すグラフで
ある。
【図7】ポリアミド66樹脂/ガラス繊維(PA66/
GF)の平均繊維長の繊維含有率依存性を示すグラフで
ある。
GF)の平均繊維長の繊維含有率依存性を示すグラフで
ある。
【図8】炭素短繊維分散強化複合材料の繊維端部からの
破壊を示す組織写真図である。
破壊を示す組織写真図である。
【図9】ポリエーテルエーテルケトン樹脂/炭素繊維
(PEEK/CF)の単位面積当りの繊維端部数の繊維
含有率依存性を示すグラフである。
(PEEK/CF)の単位面積当りの繊維端部数の繊維
含有率依存性を示すグラフである。
【図10】ポリアミド66樹脂/ガラス繊維(PA66
/GF)の単位面積当りの繊維端部数の繊維含有率依存
性を示すグラフである。
/GF)の単位面積当りの繊維端部数の繊維含有率依存
性を示すグラフである。
1 繊維強化樹脂製インペラ 1a 翼部 1b 基部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年7月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 71/10 LQK 9167−4J 79/08 LRB 9285−4J LRC 9285−4J 81/06 LRF 7308−4J F01D 5/04 7825−3G F02B 39/00 Q 9332−3G U 9332−3G // B29K 71:00 105:08 B29L 31:08 4F C08L 71:00 9167−4J
Claims (1)
- 【請求項1】 繊維強化樹脂からなる翼部・基部一体型
繊維強化樹脂製インペラにおいて、繊維強化樹脂製イン
ペラの平均炭素繊維含有率が、マトリックス樹脂がポル
エーテルエーテルケトン樹脂,ポリエーテルケトン樹
脂,ポリエーテルケトン/ポリエーテルイミドのブレン
ド樹脂,ポリエーテルニトリル樹脂の場合には20〜4
0重量%、また、マトリックス樹脂がポリエーテルイミ
ド樹脂,ポリエーテルサルホン樹脂,ポリアミドイミド
樹脂の場合には25〜40重量%となるように炭素長繊
維強化樹脂ペレットを単独ないしは少なくとも炭素長繊
維強化樹脂ペレットを含む混合原料を使用して成形して
なることを特徴とする一体型繊維強化樹脂製インペラ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4197261A JPH0642302A (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | 繊維強化樹脂製インペラ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4197261A JPH0642302A (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | 繊維強化樹脂製インペラ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0642302A true JPH0642302A (ja) | 1994-02-15 |
Family
ID=16371528
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4197261A Pending JPH0642302A (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | 繊維強化樹脂製インペラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0642302A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1992
- 1992-07-23 JP JP4197261A patent/JPH0642302A/ja active Pending
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