JPH0642442U - 遮音材の固定構造 - Google Patents

遮音材の固定構造

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JPH0642442U
JPH0642442U JP8588692U JP8588692U JPH0642442U JP H0642442 U JPH0642442 U JP H0642442U JP 8588692 U JP8588692 U JP 8588692U JP 8588692 U JP8588692 U JP 8588692U JP H0642442 U JPH0642442 U JP H0642442U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コストが安く垂れ下がりや浮き上がりが発生
しない遮音材の固定構造を提供することを目的とする。 【構成】 エンジンルームと車室1とを区切る車体パネ
ル2の車室1側に取付けられて、車体パネル2のブラケ
ット3を挿通する開口部13を備えたダッシュインシュ
レータ10の固定構造において、ブラケット3の側面
に、ダッシュインシュレータ10の開口部13端縁を押
圧する押えフランジ6を形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車のエンジンルームの遮音材の固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
以下に従来の遮音材の固定構造について説明する。
【0003】 通常、車体側に組み立てられるヒーター、ブロアー、クーラー用のブラケット 回りには、車体組み立て時にそのブラケットに干渉しないように遮音材側に穴ま たはスリットなどの逃げを設けてある。
【0004】 図9は従来のエンジンルームの遮音材の固定構造の分解斜視図であり、図10 はその断面図である。
【0005】 図において、車体パネル2にはヒーターなどの部品取付け用のブラケット3が スポット溶接などで取付けられている。また車体パネル2の全面を覆って遮音材 であるダッシュインシュレータ10が取付けられており、ダッシュインシュレー タ10にはブラケット3を挿通する開口部13が設けられている。
【0006】 そして特に車体パネル2の上部側はダッシュインシュレータ10の垂れ下がり や浮き上がりを防止するために、車体パネル2に複数のスタッドボルト9が設定 され、このスタッドボルト9をダッシュインシュレータ10の孔に通し、クリッ プ17を嵌め込むことによって車体パネル2に密着させる構造となっている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成では、ダッシュインシュレータ10の上部側は成 形時には展開しているために、車体パネル2にフィットさせるようにスタッドボ ルト9を介してクリップ17などで固定しても、それ以外の部位はダッシュイン シュレータ10の垂れ下がりや浮き上がりが発生し易いなどの問題点を有してい た。
【0008】 またスタッドボルト9の数を増やして固定すれば対策は可能であるが、組み立 て工数、部品費がアップするため得策ではなく、またブラケット3にはダッシュ インシュレータ10を押え込む作用はない。
【0009】 本考案は上記従来の問題点を解決するもので、コストが安く垂れ下がりや浮き 上がりが発生しない遮音材の固定構造を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本考案の遮音材の固定構造は、エンジンルームと車 室とを区切る車体パネルの車室側に取付けられて、車体パネルのブラケットを挿 通する開口部を備えた遮音材の固定構造において、ブラケットの側面に、遮音材 の開口部端縁を押圧する押えフランジを形成した構成を有している。
【0011】 さらに好ましくは,前記遮音材の開口部にスリットを形成した構成を有してい る。
【0012】 また上記の目的を達成するために本考案の遮音材の固定構造は、エンジンルー ムの車体パネルに取付けられて、車体パネルのブラケットを挿通する開口部を備 えた遮音材の固定構造において、遮音材の開口部端縁にスリットを備えた嵌挿部 を形成し、ブラケットの端面の補強用フランジに、遮音材の嵌挿部を押圧する切 り欠き部を形成した構成を有している。
【0013】
【作用】
この構成によって、ブラケットの押えフランジが遮音材の開口部端縁を押え込 むので、遮音材の垂れ下がりや浮き上がりが発生せず、またスタッドボルト数を 減らすことができるので、コストが安くなる。
【0014】 さらに遮音材の開口部にスリットを形成することによって、遮音材の開口部端 縁がブラケットの押えフランジに隙間なく嵌挿されるので、遮音材の垂れ下がり や浮き上がりが一層防止される。
【0015】 またブラケットの切り欠き部が遮音材の嵌挿部を押え込むので、遮音材の垂れ 下がりや浮き上がりが発生せず、またスタッドボルト数を減らすことができるの で、コストが安くなる。
【0016】
【実施例】
(実施例1) 以下本考案の一実施例について、図1乃至図3を参照しながら説明する。
【0017】 図1は本考案の遮音材の固定構造を備えた車室の斜視図であり、図2は遮音材 の固定構造の分解斜視図、図3はその断面図である。尚、従来例で示した部品と 同じ部品には同符号を付してある。
【0018】 図において、エンジンルームと車室1とは車体パネル2によって区切られてい て、エンジンルームからの発生音は車体パネル2によって遮蔽されている。車体 パネル2の車室1側には遮音材であるダッシュインシュレータ10が取付けられ ている。
【0019】 車体パネル2にはヒーター、ブロアー、クーラーなどを固定するためのブラケ ット3がスポット溶接などで取付けられている。ブラケット3は両側に車体パネ ル2に取付けられる取付けフランジ5を備え、この取付けフランジ5からブラケ ット本体4が立ち上げられており、ブラケット本体4の両側面には押えフランジ 6が切り起こしによって形成されている。
【0020】 ダッシュインシュレータ10はゴム系の表皮11にフェルト12などの遮音材 がプレスによって圧着されている。ダッシュインシュレータ10にはブラケット 3が挿通される開口部13が形成されていて、この開口部13の四隅には押えフ ランジ6と直角方向に沿うスリット14が形成されており、二つのスリット14 間は折り曲げ部15に成されている。そして折り曲げ部15はあらかじめ他の部 分よりフェルト厚を薄くして剛性をアップしてある。
【0021】 ブラケット3の取付けフランジ面5と押えフランジ6との距離eを、ダッシュ インシュレータ10の総厚dとスリット14長cの和よりも小さくすることによ り、ダッシュインシュレータ10をブラケット3の押えフランジ6に差し込んだ 時に、折り曲げ部15が折り曲げられると共に、常にダッシュインシュレータ1 0を車体パネル2側に押し当てようとする反力fが発生する。
【0022】 従ってダッシュインシュレータ10の垂れ下がり、浮き上がりが発生すること がなく、固定用のスタッドボルト9数を減らすことが可能となって、コスト低減 につながる。しかもダッシュインシュレータ10の折り曲げ部15をワンタッチ でブラケット3の押えフランジ6に嵌挿することができるので、作業が容易であ る。
【0023】 以上のように本実施例によれば、エンジンルームと車室1とを区切る車体パネ ル2の車室1側に取付けられて、車体パネル2のブラケット3を挿通する開口部 13を備えたダッシュインシュレータ10の固定構造において、ブラケット3の 側面に、ダッシュインシュレータ10の開口部13端縁を押圧する押えフランジ 6を形成することにより、ブラケット3の押えフランジ6がダッシュインシュレ ータ10の開口部13端縁を押え込むので、垂れ下がりや浮き上がりが発生せず 、またスタッドボルト数を減らすことができるので、コストが安くなる。さらに ブラケット3にダッシュインシュレータ10を押える機能が付加されるので、効 率がよい。
【0024】 またダッシュインシュレータ10の開口部13に、スリット14を形成するこ とにより、ダッシュインシュレータ10の開口部13端縁がブラケット3の押え フランジ6に隙間なく嵌挿されるので、ダッシュインシュレータ10の垂れ下が りや浮き上がりが一層防止される。
【0025】 また図4及び図5に示すように、ダッシュインシュレータ10の二つのスリッ ト14間の表面にビード18を設け、ブラケット3の取付けフランジ5面と押え フランジ6との距離eをダッシュインシュレータ10のビード18を含む総厚d よりも小さくすることにより、ダッシュインシュレータ10をブラケット3の押 えフランジ6に差し込んだ時に、常にダッシュインシュレータ10を車体パネル 2側に押し当てようとする反力fが発生する。
【0026】 従ってダッシュインシュレータ10の垂れ下がり、浮き上がりが発生すること がなく、固定用のスタッドボルト数を減らすことが可能となり、コスト低減につ ながる。
【0027】 さらに図6に示すように、ブラケット3の取付けフランジ5面と押えフランジ 6との距離をダッシュインシュレータ10の総厚よりも小さくすることにより、 ダッシュインシュレータ10をブラケット3の押えフランジ6に差し込んだ時に 、常にダッシュインシュレータ10を車体パネル2側に押し当てようとする反力 が発生し、上記のようなビード18を設けなくても、ダッシュインシュレータ1 0の垂れ下がり、浮き上がりを防止することができる。
【0028】 (実施例2) 以下本考案の第二の実施例について、図7及び図8を参照しながら説明する。 図において、3はブラケット、10はダッシュインシュレータである。
【0029】 ブラケット3は両側に車体パネル2に取付けられる取付けフランジ5を備え、 この取付けフランジ5からブラケット本体4が立ち上げられており、ブラケット 本体4の幅方向の端面には補強用のフランジ7を備え、このフランジ7に切り欠 き部8が設けられている。
【0030】 ダッシュインシュレータ10にはブラケット3が挿通される開孔部13が形成 されていて、この開孔部13の両端縁にはブラケット3のフランジ7の切り欠き 部8に嵌挿する嵌挿部16が形成されている。またこの嵌挿部16の両側縁には スリット14が形成されている。
【0031】 ブラケット3の取付けフランジ5面とフランジ7の切り欠き部8との距離gを 、ダッシュインシュレータ10の総厚dよりも小さくすることにより、ダッシュ インシュレータ10のブラケット3の切り欠き部8への嵌挿部16をブラケット 3に差し込んだ時に、フランジ7の切り欠き部8によってダッシュインシュレー タ10の嵌挿部16が押え込まれると共に、常にダッシュインシュレータ10を 車体パネル2側へ密着させようとする反力fが発生する。
【0032】 従ってダッシュインシュレータ10の垂れ下がり、浮き上がりが発生すること がなく、固定用のスタッドボルト数を減らすことが可能となり、コスト低減につ ながる。
【0033】 以上のように本実施例によれば、上記のダッシュインシュレータ10の固定構 造において、ダッシュインシュレータ10の開口部13の端縁に、スリット14 を備えた嵌挿部16を形成し、ブラケット3の端面の補強用フランジ7に、ダッ シュインシュレータ10の嵌挿部16を押圧する切り欠き部8を形成することに より、ブラケット3の切り欠き部8がダッシュインシュレータ10の嵌挿部16 を押え込むので、垂れ下がりや浮き上がりが発生せず、またスタッドボルト数を 減らすことができるので、コストが安くなる。さらにブラケット3にダッシュイ ンシュレータ10を押える機能が付加されるので、効率がよい。
【0034】
【考案の効果】
以上のように本考案は、エンジンルームと車室とを区切る車体パネルの車室側 に取付けられて、車体パネルのブラケットを挿通する開口部を備えた遮音材の固 定構造において、ブラケットの側面に、遮音材の開口部端縁を押圧する押えフラ ンジを形成することにより、ブラケットの押えフランジが遮音材の開口部端縁を 押え込むので、垂れ下がりや浮き上がりが発生せず、またスタッドボルト数を減 らすことができるので、コストが安くなる。さらに遮音材の開口部端縁をワンタ ッチでブラケットの押えフランジに嵌挿することができるので、作業が容易であ る。またブラケットにはヒーターなどのユニットを固定する本来の機能の他に、 遮音材を押える機能が付加されるので、効率がよい。
【0035】 さらに遮音材の開口部にスリットを形成することによって、遮音材の開口部端 縁がブラケットの押えフランジに隙間なく嵌挿されるので、遮音材の垂れ下がり や浮き上がりが一層防止される。
【0036】 また本考案は、エンジンルームと車室とを区切る車体パネルの車室側に取付け られて、車体パネルのブラケットを挿通する開口部を備えた遮音材の固定構造に おいて、遮音材の開口部端縁にスリットを備えた嵌挿部を形成し、ブラケットの 端面の補強用フランジに、遮音材の嵌挿部を押圧する切り欠き部を形成すること により、ブラケットの切り欠き部が遮音材の嵌挿部を押え込むので、垂れ下がり や浮き上がりが発生せず、またスタッドボルト数を減らすことができるので、コ ストが安くなる。またブラケットにはヒーターなどのユニットを固定する本来の 機能の他に、遮音材を押える機能が付加されるので、効率がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る遮音材の固定構造を備
えた車室の斜視図である。
【図2】同遮音材の固定構造の分解斜視図である。
【図3】図2のA−A線に沿う断面図である。
【図4】同遮音材の固定構造の遮音材の斜視図である。
【図5】図4のB−B線に沿う断面図である。
【図6】同遮音材の固定構造の遮音材の断面図である。
【図7】本考案の第二の実施例に係る遮音材の固定構造
の分解斜視図である。
【図8】図4のC−C線に沿う断面図である。
【図9】従来の遮音材の固定構造の分解斜視図である。
【図10】図8のD−D線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 車室 2 車体パネル 3 ブラケット 4 ブラケット本体 6 押えフランジ 10 ダッシュインシュレータ(遮音材) 13 開口部 14 スリット 15 折り曲げ部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンルームと車室とを区切る車体パ
    ネルの車室側に取付けられて、車体パネルのブラケット
    を挿通する開口部を備えた遮音材の固定構造において、
    ブラケットの側面に、遮音材の開口部端縁を押圧する押
    えフランジを形成したことを特徴とする遮音材の固定構
    造。
  2. 【請求項2】 前記遮音材の開口部にスリットを形成し
    たことを特徴とする請求項1記載の遮音材の固定構造。
  3. 【請求項3】 エンジンルームと車室とを区切る車体パ
    ネルの車室側に取付けられて、車体パネルのブラケット
    を挿通する開口部を備えた遮音材の固定構造において、
    遮音材の開口部端縁にスリットを備えた嵌挿部を形成
    し、ブラケットの端面の補強用フランジに、遮音材の嵌
    挿部を押圧する切り欠き部を形成したことを特徴とする
    遮音材の固定構造。
JP1992085886U 1992-11-20 1992-11-20 遮音材の固定構造 Expired - Lifetime JP2597873Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013173421A (ja) * 2012-02-24 2013-09-05 Howa Textile Industry Co Ltd 自動車及び自動車用ダッシュインシュレータの組み付け構造

Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6159463U (ja) * 1984-09-26 1986-04-22
JP3121941U (ja) * 2006-03-10 2006-06-01 株式会社ホーム企画センター 空気改質型建屋

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