JPH0642602B2 - 誘電体フィルタ - Google Patents
誘電体フィルタInfo
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- JPH0642602B2 JPH0642602B2 JP22880187A JP22880187A JPH0642602B2 JP H0642602 B2 JPH0642602 B2 JP H0642602B2 JP 22880187 A JP22880187 A JP 22880187A JP 22880187 A JP22880187 A JP 22880187A JP H0642602 B2 JPH0642602 B2 JP H0642602B2
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- Japan
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- inner conductor
- dielectric block
- plane
- dielectric
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、VHF帯、UHF帯、およびマイクロ波帯
で多く用いられる誘電体フィルタに関するものである。
で多く用いられる誘電体フィルタに関するものである。
第7図は例えば特開昭55−143801号公報に示さ
れた従来の誘電体フィルタを示す縦断面図、第8図はそ
の外導体蓋体および周波数調整ネジを除いた平面図であ
り、図において、1はケースを兼ねた外導体本体、2は
外導体本体1の開口面を覆う外導体蓋体、3は外導体本
体1に複数個配置され、それぞれがその一端で外導体本
体1の底部に取り付けられ、他端が開放端となっている
内導体、4は各内導体3対応に外導体蓋体2に調整可能
に螺着され、その端部が対応する内導体3の開放端に対
向する周波数調整ネジ、5は内導体3の周囲に密接配置
された誘電体、6は両端に配された内導体3に近接配置
されてそれと結合している入出力ループ、7,8は入出
力ループ6に接続された同軸端子である。
れた従来の誘電体フィルタを示す縦断面図、第8図はそ
の外導体蓋体および周波数調整ネジを除いた平面図であ
り、図において、1はケースを兼ねた外導体本体、2は
外導体本体1の開口面を覆う外導体蓋体、3は外導体本
体1に複数個配置され、それぞれがその一端で外導体本
体1の底部に取り付けられ、他端が開放端となっている
内導体、4は各内導体3対応に外導体蓋体2に調整可能
に螺着され、その端部が対応する内導体3の開放端に対
向する周波数調整ネジ、5は内導体3の周囲に密接配置
された誘電体、6は両端に配された内導体3に近接配置
されてそれと結合している入出力ループ、7,8は入出
力ループ6に接続された同軸端子である。
次に動作について説明する。一端が外導体本体1に接地
され、開放端である他端には周波数調整ネジによって容
量負荷が設けられている内導体3は、前記容量負荷の効
果でその長さが1/4波長より短くなって、主として磁
界結合によって相互に結合しており、その結合量は隣接
する内導体3間の距離によって定まる。また、両端の内
導体3と入出力ループ6も、平行に近接されている区間
の長さが1/4波長以下であるので、主として磁界によ
って結合している。今、内導体3の長さと周波数調整ネ
ジ4を調整することで、全ての内導体3が同一の周波
数、例えば0で共振しているものとすれば、その周波
数0では、共振状態にある内導体3は内導体3相互、
および入出力ループ6と強く結合しており、同軸端子7
への入射波は同軸端子8へ導かれる。しかしながら、
0以外の周波数では、内導体3相互の結合および内導体
3と入出力ループ6との結合は非常に弱く、同軸端子7
あるいは8への入射波はその電力のほとんどが反射され
る。このように、第7図および第8図に示した誘電体フ
ィルタは帯域通過フィルタとしての機能を有する。
され、開放端である他端には周波数調整ネジによって容
量負荷が設けられている内導体3は、前記容量負荷の効
果でその長さが1/4波長より短くなって、主として磁
界結合によって相互に結合しており、その結合量は隣接
する内導体3間の距離によって定まる。また、両端の内
導体3と入出力ループ6も、平行に近接されている区間
の長さが1/4波長以下であるので、主として磁界によ
って結合している。今、内導体3の長さと周波数調整ネ
ジ4を調整することで、全ての内導体3が同一の周波
数、例えば0で共振しているものとすれば、その周波
数0では、共振状態にある内導体3は内導体3相互、
および入出力ループ6と強く結合しており、同軸端子7
への入射波は同軸端子8へ導かれる。しかしながら、
0以外の周波数では、内導体3相互の結合および内導体
3と入出力ループ6との結合は非常に弱く、同軸端子7
あるいは8への入射波はその電力のほとんどが反射され
る。このように、第7図および第8図に示した誘電体フ
ィルタは帯域通過フィルタとしての機能を有する。
従来の誘電体フィルタは以上のように構成されているの
で、外導体本体1および外導体蓋体2は、内導体3,周
波数調整ネジ4を取り付け、機械的に安定した構造のケ
ースとしての機能を満足させるため、ある程度の肉厚が
要求され、軽量化の妨げとなり、外導体本体1,外導体
蓋体2,内導体3,周波数調整ネジ4,誘電体5等が全
て個別部品であるため、部品点数が多く、製造組立が複
雑になるばかりか、外導体本体1,外導体蓋体2および
内導体3と誘電体5との線膨張係数の差によって、温度
変化があると共振周波数が変化してしまい、さらに内導
体3と外導体本体1の接続部分において、間隙あるいは
接触不良による接触抵抗の増大が起きやすく、そのよう
な場合、この部分で電流が最大となるためフィルタの損
失が大きくなるなどの問題点があった。
で、外導体本体1および外導体蓋体2は、内導体3,周
波数調整ネジ4を取り付け、機械的に安定した構造のケ
ースとしての機能を満足させるため、ある程度の肉厚が
要求され、軽量化の妨げとなり、外導体本体1,外導体
蓋体2,内導体3,周波数調整ネジ4,誘電体5等が全
て個別部品であるため、部品点数が多く、製造組立が複
雑になるばかりか、外導体本体1,外導体蓋体2および
内導体3と誘電体5との線膨張係数の差によって、温度
変化があると共振周波数が変化してしまい、さらに内導
体3と外導体本体1の接続部分において、間隙あるいは
接触不良による接触抵抗の増大が起きやすく、そのよう
な場合、この部分で電流が最大となるためフィルタの損
失が大きくなるなどの問題点があった。
また、第7図に示される外導体本体1と内導体3との接
合部である短絡端に電流が多く流れてしまい損失増加の
要因になるなどの問題点があった。
合部である短絡端に電流が多く流れてしまい損失増加の
要因になるなどの問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、部品点数が少なく製造組立が容易で、小形
化,軽量化も可能であり、さらに温度変化に対しても安
定で、低損失な誘電体フィルタを得ることを目的とす
る。
たもので、部品点数が少なく製造組立が容易で、小形
化,軽量化も可能であり、さらに温度変化に対しても安
定で、低損失な誘電体フィルタを得ることを目的とす
る。
この発明に係る誘電体フィルタは、概略1/2波長の内
導体を誘電体ブロックにあけられた複数の貫通孔の内周
面に密着した導体膜で、また外導体を誘電体ブロックの
貫通孔の開口面以外の外周面に密着した導体膜で形成
し、誘電体ブロックの平面および底面の少なくとも一方
に内導体結合手段を設けたものである。
導体を誘電体ブロックにあけられた複数の貫通孔の内周
面に密着した導体膜で、また外導体を誘電体ブロックの
貫通孔の開口面以外の外周面に密着した導体膜で形成
し、誘電体ブロックの平面および底面の少なくとも一方
に内導体結合手段を設けたものである。
この発明における誘電体フィルタは、内導体および外導
体を誘電体ブロックに密着した導体膜で形成し、誘電体
ブロックの平面および底面の少なくとも一方に設けられ
た内導体結合手段の作用によってフィルタ機能を実現
し、内導体,外導体と誘電体ブロックの一体化により部
品点数を削減して製造組立を容易化し、外導体にケース
の機能をもたせる必要性をなくして軽量化をはかるとと
もに、その温度特性が誘電体の温度特性で決定されるよ
うにして安定化をはかり、さらに、内導体の両端を開放
端とすることで外導体との接続部の間隙、接触抵抗等の
問題をなくし、フィルタの損失増大を防止する。
体を誘電体ブロックに密着した導体膜で形成し、誘電体
ブロックの平面および底面の少なくとも一方に設けられ
た内導体結合手段の作用によってフィルタ機能を実現
し、内導体,外導体と誘電体ブロックの一体化により部
品点数を削減して製造組立を容易化し、外導体にケース
の機能をもたせる必要性をなくして軽量化をはかるとと
もに、その温度特性が誘電体の温度特性で決定されるよ
うにして安定化をはかり、さらに、内導体の両端を開放
端とすることで外導体との接続部の間隙、接触抵抗等の
問題をなくし、フィルタの損失増大を防止する。
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第1
図において、9は誘電率の高い誘電体よりなる誘電体ブ
ロック、10はこの誘電体ブロック9の一つの側面、例
えば正面よりその対向面である背面へ、その平面および
底面に平行してあけられ、前記平面および底面に平行に
配列された複数個の貫通孔、11は誘電体ブロック9の
前記貫通孔10が開口している正面および背面を除いた
平面、底面、左側面、および右側面に密着して配置され
た導体膜よりなる外導体、12は前記各貫通孔10の内
周面に密着して配置された導体膜よりなり、その長さが
概略1/2波長に設定されて、前記外導体11とともに
両端開放の1/2波長共振器を構成する内導体、13,
14は両端に配置された内導体12に接続され、当該内
導体12に流れる電流の一部を分流して取り出す入出力
結合手段としての入出力内導体、15,16は誘電体ブ
ロック9の平面および底面に前記内導体12の軸方向と
直角方向に連続して刻まれ、外導体11に継ぎ目なく接
続された導体膜が密着配置されて、内導体結合手段とし
て作用する溝で、内導体12の開放端がある誘電体ブロ
ック9の正面および背面から約1/4波長、あるいは約
1/6波長の位置にそれぞれ設けられている。
図において、9は誘電率の高い誘電体よりなる誘電体ブ
ロック、10はこの誘電体ブロック9の一つの側面、例
えば正面よりその対向面である背面へ、その平面および
底面に平行してあけられ、前記平面および底面に平行に
配列された複数個の貫通孔、11は誘電体ブロック9の
前記貫通孔10が開口している正面および背面を除いた
平面、底面、左側面、および右側面に密着して配置され
た導体膜よりなる外導体、12は前記各貫通孔10の内
周面に密着して配置された導体膜よりなり、その長さが
概略1/2波長に設定されて、前記外導体11とともに
両端開放の1/2波長共振器を構成する内導体、13,
14は両端に配置された内導体12に接続され、当該内
導体12に流れる電流の一部を分流して取り出す入出力
結合手段としての入出力内導体、15,16は誘電体ブ
ロック9の平面および底面に前記内導体12の軸方向と
直角方向に連続して刻まれ、外導体11に継ぎ目なく接
続された導体膜が密着配置されて、内導体結合手段とし
て作用する溝で、内導体12の開放端がある誘電体ブロ
ック9の正面および背面から約1/4波長、あるいは約
1/6波長の位置にそれぞれ設けられている。
次に動作について説明する。内導体12と外導体11で
形成される1/2波長共振器に溝15を設けた場合、1
/2波長共振器内部の電界は、第2図(a)に示すように
溝15の部分に集中した分布となる。この電界分布は第
2図(b)に示すようなTEMモードと、第2図(c)に示す
ような局所的なTMモードとが合成されたものである。
このことは溝16についても同様である。第2図(b)の
TEMモードでは、内導体12の長さが1/2波長の共
振器を第1図のように配置した場合には、電界結合と磁
界結合とが打ち消しあうため内導体12相互の結合は無
くなるが、第2図(c)の局所的TMモードによって内導
体12相互間の結合が得られる。この局所的TMモード
は、その発生量が溝15の深さによって変化し、発生点
から離れるほど減衰するモードであるため、その結合量
は溝15の深さおよび内導体12の相互間隔によって調
整することができる。第1図の実施例では必要なフィル
タ特性を得るために、内導体12相互の間隔を不等間隔
としている。
形成される1/2波長共振器に溝15を設けた場合、1
/2波長共振器内部の電界は、第2図(a)に示すように
溝15の部分に集中した分布となる。この電界分布は第
2図(b)に示すようなTEMモードと、第2図(c)に示す
ような局所的なTMモードとが合成されたものである。
このことは溝16についても同様である。第2図(b)の
TEMモードでは、内導体12の長さが1/2波長の共
振器を第1図のように配置した場合には、電界結合と磁
界結合とが打ち消しあうため内導体12相互の結合は無
くなるが、第2図(c)の局所的TMモードによって内導
体12相互間の結合が得られる。この局所的TMモード
は、その発生量が溝15の深さによって変化し、発生点
から離れるほど減衰するモードであるため、その結合量
は溝15の深さおよび内導体12の相互間隔によって調
整することができる。第1図の実施例では必要なフィル
タ特性を得るために、内導体12相互の間隔を不等間隔
としている。
今、内導体12の長さを調整することにより全ての内導
体12が同一の周波数0で共振するものとすれば、そ
の周波数0では、共振状態にある各内導体12は隣接
する内導体12あるいは入出力内導体13,14と強く
結合しており、入出力内導体13に接続される図示を省
略した入出力端子への入射波は入出力内導体14に接続
される図示を省略した入出力端子へ導かれる。しかしな
がら、0以外の周波数では、内導体12相互の結合お
よび内導体12と入出力内導体13,14との結合は非
常に弱く、入出力内導体13あるいは14に接続された
入出力端子への入射波はその電力のほとんどが反射され
る。このように、この発明の誘電体フィルタは帯域通過
フィルタとしての機能を有する。
体12が同一の周波数0で共振するものとすれば、そ
の周波数0では、共振状態にある各内導体12は隣接
する内導体12あるいは入出力内導体13,14と強く
結合しており、入出力内導体13に接続される図示を省
略した入出力端子への入射波は入出力内導体14に接続
される図示を省略した入出力端子へ導かれる。しかしな
がら、0以外の周波数では、内導体12相互の結合お
よび内導体12と入出力内導体13,14との結合は非
常に弱く、入出力内導体13あるいは14に接続された
入出力端子への入射波はその電力のほとんどが反射され
る。このように、この発明の誘電体フィルタは帯域通過
フィルタとしての機能を有する。
ここで、この実施例では、第3図(a)に示すように、溝
15の開放端から内導体12の軸長の約1/4の位置、
即ち、第3図(b)に示される内導体12に沿った電位分
布で、2次の共振モードの電位がゼロ(磁界は最大)と
なる位置に刻まれている。そのため、この溝15と基本
モードの共振周波数を低くし、2次の共振モードの共振
周波数を高くする。従って、基本モード波と2次の共振
モード波の周波数間隔が広がり、基本モードの共振周波
数を所定の周波数にした場合基本波の2倍の周波数にお
いても減衰量を得ることができる。また、溝16も同様
に3次の共振モードの電位がゼロとなる、開放端から内
導体12の軸長の約1/6の位置に刻まれている。その
ため、この溝16によって基本モードの共振周波数が低
くなり、3次の共振モードの共振周波数が高くなって、
基本モード波と3次の共振モード波の周波数間隔が広が
り、基本波の3倍の周波数においても減衰量が得られ
る。
15の開放端から内導体12の軸長の約1/4の位置、
即ち、第3図(b)に示される内導体12に沿った電位分
布で、2次の共振モードの電位がゼロ(磁界は最大)と
なる位置に刻まれている。そのため、この溝15と基本
モードの共振周波数を低くし、2次の共振モードの共振
周波数を高くする。従って、基本モード波と2次の共振
モード波の周波数間隔が広がり、基本モードの共振周波
数を所定の周波数にした場合基本波の2倍の周波数にお
いても減衰量を得ることができる。また、溝16も同様
に3次の共振モードの電位がゼロとなる、開放端から内
導体12の軸長の約1/6の位置に刻まれている。その
ため、この溝16によって基本モードの共振周波数が低
くなり、3次の共振モードの共振周波数が高くなって、
基本モード波と3次の共振モード波の周波数間隔が広が
り、基本波の3倍の周波数においても減衰量が得られ
る。
なお、上記の実施例では内導体12の一方の開放端から
約1/4波長の位置に溝15を、他方の開放端から約1
/6波長の位置に溝16を設けた場合について示した
が、第4図に示すように、内導体12の両方の開放端か
ら約1/4波長の位置と約1/6波長の位置に、溝15
と溝16をそれぞれ設けるようにしてもよく、その場
合、第1図の実施例よりも2次および3次の高調波成分
の減衰特性は良好となる。
約1/4波長の位置に溝15を、他方の開放端から約1
/6波長の位置に溝16を設けた場合について示した
が、第4図に示すように、内導体12の両方の開放端か
ら約1/4波長の位置と約1/6波長の位置に、溝15
と溝16をそれぞれ設けるようにしてもよく、その場
合、第1図の実施例よりも2次および3次の高調波成分
の減衰特性は良好となる。
また、上記実施例では内導体結合手段として溝を用いた
ものを示したが、これをステップに代替してもよい。第
5図はそのような実施例を示す斜視図であり、図におい
て、17は第1図に15,16で示される溝に代えて設
けられたステップで、導体膜が密着配置され、内導体1
2の軸方向と直角方向に連続して設けられている。ま
た、18は高インピーダンス部であり、他は第1図に同
一符号を付したものと同等の部分である。この場合も第
1図に示した実施例の場合と同様、ステップ17の部分
において電磁界中に局所的なTMモードが発生して内導
体12相互の結合が得られ、結合量はステップ17の高
さおよび内導体12間の距離によって調整できる。ま
た、電磁界分布の違いにより、基本波と2次、3次の共
振モード波に対するステップ17の効果が異なるので、
第1図の実施例と同様に2次および3次の高調波成分に
対する減衰量を得ることができる。さらに、この実施例
によれば、このステップ17の作用によって、基本波の
所定の共振周波数を得るための内導体12の軸長を短縮
することもできる。
ものを示したが、これをステップに代替してもよい。第
5図はそのような実施例を示す斜視図であり、図におい
て、17は第1図に15,16で示される溝に代えて設
けられたステップで、導体膜が密着配置され、内導体1
2の軸方向と直角方向に連続して設けられている。ま
た、18は高インピーダンス部であり、他は第1図に同
一符号を付したものと同等の部分である。この場合も第
1図に示した実施例の場合と同様、ステップ17の部分
において電磁界中に局所的なTMモードが発生して内導
体12相互の結合が得られ、結合量はステップ17の高
さおよび内導体12間の距離によって調整できる。ま
た、電磁界分布の違いにより、基本波と2次、3次の共
振モード波に対するステップ17の効果が異なるので、
第1図の実施例と同様に2次および3次の高調波成分に
対する減衰量を得ることができる。さらに、この実施例
によれば、このステップ17の作用によって、基本波の
所定の共振周波数を得るための内導体12の軸長を短縮
することもできる。
さらに、第6図はこの発明のさらに他の実施例を示す斜
視図であり、内導体結合手段として内導体12の軸に直
角な方向の溝15,16とステップ17とを同時に設け
たものである。この場合、溝15,16とステップ17
の相乗効果によって基本波の2倍、3倍の周波数におい
て大きな減衰量を得ることができる。また、ステップ1
7の大きさを大きくしなくてもすむため、無負荷Qの低
下はわずかであり、誘電体フィルタの損失増加もわずか
なものとなる。
視図であり、内導体結合手段として内導体12の軸に直
角な方向の溝15,16とステップ17とを同時に設け
たものである。この場合、溝15,16とステップ17
の相乗効果によって基本波の2倍、3倍の周波数におい
て大きな減衰量を得ることができる。また、ステップ1
7の大きさを大きくしなくてもすむため、無負荷Qの低
下はわずかであり、誘電体フィルタの損失増加もわずか
なものとなる。
なお、上記実施例では、内導体結合手段を誘電体ブロッ
クの平面および底面の両方に設けた場合について説明し
たが、そのいずれか一面だけに設けるようにしてもよ
く、また、内導体の数についても、3本の場合について
説明したがそれ以外の本数のものに適用することも可能
であり、さらに入出力結合手段としても、両端に配置さ
れた内導体の電流を分流する入出力内導体ばかりでな
く、両端の内導体に静電結合あるいは磁気結合によって
結合する形式のものを用いてもよく、そのいずれの場合
においても上記実施例と同様の効果を奏する。
クの平面および底面の両方に設けた場合について説明し
たが、そのいずれか一面だけに設けるようにしてもよ
く、また、内導体の数についても、3本の場合について
説明したがそれ以外の本数のものに適用することも可能
であり、さらに入出力結合手段としても、両端に配置さ
れた内導体の電流を分流する入出力内導体ばかりでな
く、両端の内導体に静電結合あるいは磁気結合によって
結合する形式のものを用いてもよく、そのいずれの場合
においても上記実施例と同様の効果を奏する。
以上のように、この発明によれば誘電体ブロックの各貫
通孔の内周面に密着して配置された導体膜よりなり、そ
の長さが共振周波数の概略1/2波長に設定された内導
体と、その導電体ブロックの貫通孔が開口している面を
除いた外周面に密着して配置された誘体膜よりなる外導
体と、所定の内導体に結合した入出力結合手段と、その
誘電体ブロックの平面および底面の少なくとも一方であ
り且つ共振周波数の高次周波数の電位分布が概略零とな
る位置に設けられた内導体結合手段とを備えるように構
成したので、共振周波数の高次周波数における減衰量を
得ることができる効果がある。また、外導体にケース機
能を持たせる必要性がなくなって軽量化が可能となり、
温度特性も金属より線膨張係数の小さな誘電体の温度特
性で定まるようになって安定なものとなるばかりか、周
波数調整ネジ等が不用となり、個別部品が内導体と外導
体とが密着配置された誘電体ブロックにまとめられて製
造組立が容易になり、さらに、内導体の両端を開放端と
なっているため外導体との接続部の間隙、接触抵抗等の
問題がなくなり、フィルタの損失の増加を防止すること
ができるなどの効果がある。
通孔の内周面に密着して配置された導体膜よりなり、そ
の長さが共振周波数の概略1/2波長に設定された内導
体と、その導電体ブロックの貫通孔が開口している面を
除いた外周面に密着して配置された誘体膜よりなる外導
体と、所定の内導体に結合した入出力結合手段と、その
誘電体ブロックの平面および底面の少なくとも一方であ
り且つ共振周波数の高次周波数の電位分布が概略零とな
る位置に設けられた内導体結合手段とを備えるように構
成したので、共振周波数の高次周波数における減衰量を
得ることができる効果がある。また、外導体にケース機
能を持たせる必要性がなくなって軽量化が可能となり、
温度特性も金属より線膨張係数の小さな誘電体の温度特
性で定まるようになって安定なものとなるばかりか、周
波数調整ネジ等が不用となり、個別部品が内導体と外導
体とが密着配置された誘電体ブロックにまとめられて製
造組立が容易になり、さらに、内導体の両端を開放端と
なっているため外導体との接続部の間隙、接触抵抗等の
問題がなくなり、フィルタの損失の増加を防止すること
ができるなどの効果がある。
また、従来では短絡端を用いた構成であったために電流
が多く流れてしまい損失が大きかったが本願発明の構成
では、上記短絡端を必要としない構成なので、損失を防
ぐことができる効果がある。
が多く流れてしまい損失が大きかったが本願発明の構成
では、上記短絡端を必要としない構成なので、損失を防
ぐことができる効果がある。
第1図はこの発明の一実施例による誘電体フィルタを示
す斜視図、第2図はその要部の電界分布を示す説明図、
第3図はその内導体に沿った電位分布を示す説明図、第
4図はこの発明の他の実施例を示す縦断面図、第5図お
よび第6図はそれぞれこの発明のさらに他の実施例を示
す斜視図、第7図は従来の誘電体フィルタを示す縦断面
図、第8図はその外導体蓋体および周波数調整ネジを除
いた状態の平面図である。 9は誘電体ブロック、10は貫通孔、11は外導体、1
2は内導体、13,14は入出力結合手段(入出力内導
体)、15,16は内導体結合手段(溝)、17は内導
体結合手段(ステップ)。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。
す斜視図、第2図はその要部の電界分布を示す説明図、
第3図はその内導体に沿った電位分布を示す説明図、第
4図はこの発明の他の実施例を示す縦断面図、第5図お
よび第6図はそれぞれこの発明のさらに他の実施例を示
す斜視図、第7図は従来の誘電体フィルタを示す縦断面
図、第8図はその外導体蓋体および周波数調整ネジを除
いた状態の平面図である。 9は誘電体ブロック、10は貫通孔、11は外導体、1
2は内導体、13,14は入出力結合手段(入出力内導
体)、15,16は内導体結合手段(溝)、17は内導
体結合手段(ステップ)。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。
フロントページの続き (72)発明者 石田 修己 神奈川県鎌倉市大船5丁目1番1号 三菱 電機株式会社情報電子研究所内 (72)発明者 武田 文雄 神奈川県鎌倉市大船5丁目1番1号 三菱 電機株式会社情報電子研究所内 (56)参考文献 特開 昭62−85502(JP,A) 特開 昭59−161902(JP,A) 実開 昭63−74803(JP,U)
Claims (3)
- 【請求項1】一側面より平面および底面に平行にあけら
れた複数の貫通孔が、前記平面および底面に平行に配列
された誘電体ブロックと、前記各貫通孔の内周面に密着
して配置された導体膜よりなり、その長さが共振周波数
の概略1/2波長に設定された内導体と、前記誘電体ブ
ロックの前記貫通孔が開口している面を除いた外周面に
密着して配置された導体膜よりなる外導体と、所定の前
記内導体に結合した入出力結合手段と、前記誘電体ブロ
ックの前記平面および底面の少なくとも一方であり且つ
前記共振周波数の高次周波数の電位分布が概略零となる
位置に設けられた前記外導体から連続する導体膜を含む
内導体結合手段とを備えた誘電体フィルタ。 - 【請求項2】一側面より平面および底面に平行にあけら
れた複数の貫通孔が、前記平面および底面に平行に配列
された誘電体ブロックと、前記各貫通孔の内周面に密着
して配置された導体膜よりなり、その長さが共振周波数
の概略1/2波長に設定された内導体と、前記誘電体ブ
ロックの前記貫通孔が開口している面を除いた外周面に
密着して配置された導体膜よりなる外導体と、所定の前
記内導体に結合した入出力結合手段と、前記誘電体ブロ
ックの前記平面および底面の少なくとも一方であり且つ
前記共振周波数の高次周波数の電位分布が概略零となる
位置に前記内導体の軸方向と直角方向に連続して設けら
れ、前記外導体に継ぎ目なく接続された導体膜が密着配
置された溝とを備えた誘電体フィルタ。 - 【請求項3】一側面より平面および底面に平行にあけら
れた複数の貫通孔が、前記平面および底面に平行に配列
された誘電体ブロックと、前記各貫通孔の内周面に密着
して配置された導体膜よりなり、その長さが共振周波数
の概略1/2波長に設定された内導体と、前記誘電体ブ
ロックの前記貫通孔が開口している面を除いた外周面に
密着して配置された導体膜よりなる外導体と、所定の前
記内導体に結合した入出力結合手段と、前記誘電体ブロ
ックの前記平面および底面の少なくとも一方であり且つ
前記共振周波数の高次周波数の電位分布が概略零となる
位置に前記内導体の軸方向と直角方向に連続して設けら
れ、前記外導体に継ぎ目なく接続された導体膜が密着配
置されたステップとを備えた誘電体フィルタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22880187A JPH0642602B2 (ja) | 1987-09-10 | 1987-09-10 | 誘電体フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22880187A JPH0642602B2 (ja) | 1987-09-10 | 1987-09-10 | 誘電体フィルタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01173902A JPH01173902A (ja) | 1989-07-10 |
| JPH0642602B2 true JPH0642602B2 (ja) | 1994-06-01 |
Family
ID=16882068
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22880187A Expired - Fee Related JPH0642602B2 (ja) | 1987-09-10 | 1987-09-10 | 誘電体フィルタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0642602B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04302502A (ja) * | 1991-03-29 | 1992-10-26 | Taiyo Yuden Co Ltd | 誘電体フィルタ |
| FR2675638A1 (fr) * | 1991-04-17 | 1992-10-23 | Tekelec Airtronic Sa | Dispositif resonateur dielectrique. |
| JPH0711002U (ja) * | 1993-07-23 | 1995-02-14 | 日本特殊陶業株式会社 | 誘電体フィルタ |
-
1987
- 1987-09-10 JP JP22880187A patent/JPH0642602B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01173902A (ja) | 1989-07-10 |
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