JPH0526802Y2 - - Google Patents

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JPH0526802Y2
JPH0526802Y2 JP1986170673U JP17067386U JPH0526802Y2 JP H0526802 Y2 JPH0526802 Y2 JP H0526802Y2 JP 1986170673 U JP1986170673 U JP 1986170673U JP 17067386 U JP17067386 U JP 17067386U JP H0526802 Y2 JPH0526802 Y2 JP H0526802Y2
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dielectric
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dielectric filter
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  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は比較的高周波帯、特にVHF帯、
UHF帯およびマイクロ波帯で多く用いられる誘
電体フイルタに関するものである。
〔従来の技術〕
第9図は例えば特開昭55−143801号に示された
従来の誘電体フイルタを示す図であり、同図aは
一部欠載した平面図、同図bは縦断面図である。
図において、1,2は外導体、3は内導体、4は
周波数調整ネジ、5は誘電体、6は入出力ルー
プ、P1,P2は入出力端子である。
内導体3は一端が外導体1に接地され、他端は
開放端とされ、周波数調整ネジ4による容量負荷
が設けられている。また内導体3は、容量負荷の
効果により長さが1/4波長より短かくなつており、
主として磁界結合によつて相互に結合している。
結合量は2つの内導体3間の距離によつて調整さ
れる。また、内導体3と入出力ループ6もその平
行に近接されている区間の長さが1/4波長以下で
あるため主として磁界によつて結合している。
いま、内導体3の長さと周波数調整ネジ4を調
整することによつて全ての内導体3が同一周波数
0で共振するものとすれば、周波数0では、共振
状態にある内導体3は相互に、かつ入出力ループ
6と強く結合し、同軸端子P1への入射波は端子
P2に導かれることとなる。しかし、0以外の周波
数では、内導体3は相互の、及び入出力ループ6
との結合が非常に弱く、端子P1あるいはP2への
入射波はほとんどの電力が反射されることとな
る。従つて第9図に示した誘電体フイルタは帯域
通過フイルタとして機能することとなる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このような従来の誘電体フイルタは、誘電体5
として比誘電率の大きい誘電体を用いること、及
び周波数調整ネジ4による容量負荷を設けること
によつて小形化されているが、これを機械的に安
定した構造とし、かつ周波数調整ネジを取り付け
るためには、外導体1,2に所定の肉厚が必要で
あるため、小形化する上で限度があつた。
また、外導体1,2、内導体3、周波数調整ネ
ジ4等は全て個別の部品であるため、部品数が多
く製造組立が複雑であつた。
さらに、外導体1,2および内導体3と誘電体
5の線膨脹係数の差によつて温度変化が生じると
共振周波数が変化するという問題があつた。
この考案は上記のような従来のものの問題点を
解消するためになされたもので、部品数が少なく
容易に製作でき、かつ小形化でき、温度変化に対
して安定に作動でき、3倍高調波に対して減衰量
を得ることのできる誘電体フイルタを提供するこ
とを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係る誘電体フイルタは、その内部に
その上下両面と平行にかつ各々並列に複数の貫通
孔が形成された誘電体ブロツクの表面及び該貫通
孔の内面を導体膜で覆つて内導体及び外導体を形
成するとともに、上記誘電体ブロツクの上下両面
の少なくとも一方に上記内導体と交叉する方向に
溝又は段差を設けたものである。
〔作用〕
この考案においては、比誘電率の大きい誘電体
を用いることによつて波長が短縮され、外導体及
び内導体が誘電体の表面に密着した導体膜で形成
されるので、薄くすることができ、非常に小形化
することができる。
また、導体膜が誘電体に密着しているので線膨
脹係数は誘電体の線膨脹係数で決まり、これは
銅、アルミニウムのような導電性の良い金属より
小さいため、従来の誘電体フイルタの場合のよう
に導体と誘電体間の隙間の影響がなく、しかも誘
電体は比誘電率温度係数が小さい材料が得られる
ため、温度特性は非常に良好となる。
また、誘電体ブロツクと導体膜によつて誘電体
フイルタが構成されるので部品数が少なく、構造
も簡単であり、製造組立が容易となる。
また、内導体の軸方向と交叉する方向に設けら
れた溝あるいは段差の効果によつて、基本波の3
倍の周波数においても減衰量を得ることができる
と共に、内導体間に内導体と平行に設けられた結
合量調整用の溝または穴が不要となる。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を図について説明す
る。
第1図はこの考案の第1の実施例による誘電体
フイルタを示し、同図aは概略構成を示す斜視
図、同図bは同図aのA−A′断面図、同図cは
その断面での内導体に沿つた電界分布を示す図で
ある。また、第2図は本実施例の誘電体フイルタ
の電界分布をモデル的に説明するための図であ
る。両図において、10は外導体、30は内導
体、50は誘電体ブロツク、51は誘電体ブロツ
ク50の上面、52は同じく下面、53〜56は
同じく側面、6a,6bは入出力内導体、7は導
体膜、8は導体膜7のない誘電体ブロツク50の
部分的な露出面、9は溝である。
外導体10は、誘電体ブロツク50の外周面の
うち上下両面51,52及び側面54〜56に密
着した導体膜7で形成されている。又、内導体3
0は、誘電体ブロツク50の上下両面51,52
に平行に、かつ相互に並列に配列された貫通孔の
内周面に導体膜7を密着し、側面54側にて該導
体膜7を外導体10の導体膜7と継目なく接続し
て形成されており、外導体10とともに一端開
放、一端短絡の1/4波長共振器を構成している。
溝9は、誘電体ブロツク50の上下両面51,
52に設けられ、内導体30の軸と直角の方向に
連続した形状となつている。溝9の位置は、開放
端側である側面53から内導体30の軸長の約1/
3の位置である。
内導体30と外導体10で構成される共振器に
溝9を設けた場合、共振器内部の電界は第2図a
に示すように溝9の部分に集中した分布となる。
即ち、この電界分布は、第2図bに示すような
TEMモードと第2図cに示す局所的なTMモー
ドとが合成されたものである。また、第2図bの
TEMモードでは、内導体の長さが1/4波長の場合
は電界結合と磁界結合が打ち消し合つて内導体3
0間の結合がなくなるが、第2図cの局所的TM
モードにより開放端を同一方向に位置した内導体
30間の結合が得られることとなる。局所的TM
モードの発生量は溝9の深さによつて変化し、又
このモードは発生点から離れると減衰するモード
であるので、結合量は溝9の深さ、及び内導体3
0相互の間隔d1〜d3によつて調整することができ
る。このように本発明の誘電体フイルタでは、溝
9によつて結合量を得、溝9の深さ及び内導体間
隔により結合量を調整するため、内導体間に内導
体と平行に設けられた結合量調整用の溝または穴
が不要となり、構造が簡単である。本実施例の誘
電体フイルタでは、必要なフイルタ特性を得るた
め間隔d1〜d3を不等間隔にしている。又、入出力
回路は入出力内導体6a,6bを内導体30に接
続して、内導体30に流れる電流の一部を分流す
ることによつて実現している。
このような構成になる誘電体フイルタでは、い
ま、内導体30の長さを調整することによつて全
ての内導体30が同一周波数0で共振するものと
すれば、周波数0では共振状態にある内導体30
は相互に、及び入出力内導体6a,6bと強く結
合し、入出力内導体6aに接続される入出力端子
への入射波が入出力内導体6bに接続される入出
力端子に導かれることとなる。しかし、0以外の
周波数では、内導体30は相互の、及び入出力内
導体6a,6bとの結合が非常に弱く、入出力内
導体6a,6bに接続される入出力端子への入射
波はほとんどの電力が反射されることとなる。こ
のように、本実施例の誘電体フイルタは帯域通過
フイルタとしての機能を果たすものである。
また、このような誘電体フイルタでは、比誘電
率の大きい誘電体ブロツク50を用いることによ
つて波長を短縮することができ、また、外導体1
0及び内導体30、入出力内導体6a,6bを誘
電体ブロツク50の表面に密着した導体膜7によ
り形成しているので、フイルタ自体を薄い構成の
ものとすることができ、周波数調整ネジが不要で
あるのでさらに小形化することができる。
また、導体膜7が誘電体ブロツク50に密着し
ているので線膨脹係数は誘電体ブロツク50の線
膨脹係数で決まり、これは銅、アルミニウムのよ
うな導電性の良い金属より小さいため、従来の誘
電体フイルタの場合のように導体と誘電体間の隙
間の影響はなく、しかも誘電体ブロツク50には
比誘電率の温度係数が小さい材料を使用できるた
め、温度特性は非常に良好となる。
また、本実施例の誘電体フイルタは、誘電体ブ
ロツクが溝、貫通孔、導体膜とによつて構成され
るので、部品数が少なく構造も簡単となり、製造
組立が容易となる。
また、溝9は内導体3例の開放端側から約1/3
の位置、すなわち第1図bに示すように3倍高調
波の電位が零の位置に設けられているため、溝9
と内導体30の間に生じる静電容量は、3倍高調
波に影響を与えず、基本波の共振周波数だけを低
下させることとなる。従つて、基本波と3倍高調
波の周波数間隔が広がり、基本波の共振周波数を
所定の周波数とした場合、基本波の3倍の周波数
においても減衰量を得ることができる。
第3図はこの考案の第2の実施例による誘電体
フイルタを示し、同図aは概略構成を示す斜視
図、同図bは同図aのA−A′断面図であり、矢
印は共振器内の電界分布を示している。本実施例
は誘電体ブロツク50の上下両面51,52に、
内導体30の軸方向と直角方向に連続したステツ
プ90を設けたものである。
本実施例では、第1図に示した誘電体フイルタ
と同様に、ステツプ90において局所的TMモー
ドが発生し、内導体30間の結合が得られる。結
合量はステツプ90の高さ及び内導体相互30間
の距離d1〜d3を変えることによつて調整できる。
このため、第1図に示した誘電体フイルタと同様
に内導体間に内導体と平行に設けられた結合量調
整用の溝または穴が不要となり、構造が簡単であ
る。又、電磁界分布の違いにより、基本波と3倍
波に対するステツプの効果が異なるので、3倍波
に対する減衰量を得ることもできる。
第4図はこの考案の第3の実施例による誘電体
フイルタを示し、同図aは概略構成を示す斜視
図、同図bは同図aのA−A′断面図、同図cは
その断面での内導体に沿つた電位分布を示す図で
ある。本実施例は溝9を内導体30の短絡端側か
ら内導体全長の約1/3の位置に設けたものである。
本実施例では、溝9の位置では基本波の電位よ
りも3倍高調波の電位の方が大きいため、溝9と
内導体30の間に生じる静電容量を基本波の周波
数よりも3倍高調波の周波数をより低下させる。
従つて、基本波と3倍高調波の周波数間隔が狭く
なり、基本波の周波数を所定の周波数とした場
合、基本波の3倍の周波数においても減衰量を得
ることができる。
第5図はこの考案の第4の実施例による誘電体
フイルタを示し、同図aは概略構成を示す斜視
図、同図bは同図A−A′断面図である。本実施
例では、溝9がその深さが部分的に異なるように
形成されているため、局所的なTMモードの発生
量が変わることとなり、内導体30間の距離d1
d3を等間隔にしても、結合量の調整を行うことが
できる。
第6図はこの考案の第5の実施例による誘電体
フイルタを示す。本実施例では、溝9の幅が部分
的に異なるように形成されているため、第5図に
示す誘電体フイルタと同様に内導体30間の距離
d1〜d3を等間隔にしても結合量の調整を行うこと
ができる。
第7図はこの考案の第6の実施例による誘電体
フイルタを示し、本実施例は入出力端子11を円
筒状の絶縁体12を介して両端にある内導体30
中に挿入することにより、入出力端子を内導体中
に設けて入出力回路を構成したものである。本実
施例では、入出力端子11と内導体30は静電容
量によつて結合しており、結合量は入出力端子1
1の内導体30中への挿入長を変えることにより
容易に調整することができる。
第8図はこの考案の第7の実施例による誘電体
フイルタを示す。本実施例では、溝9をその位置
が内導体30の軸方向に部分的に異なるように設
けることによつて、局所的TMモードの発生量を
変化させ、内導体30間隔d1〜d3を等間隔にして
もフイルタとして必要な内導体30間結合量を得
ることができる。
なお、上記第1〜第7実施例では、溝9あるい
はステツプ90を誘電体ブロツク50の上下両面
51,52に設けた場合について述べたが、これ
は誘電体ブロツク50の上面又は下面のみに設け
てもよく、同様の効果を奏する。また内導体の数
が4本の場合について述べたが、これは3本ある
いは5本以上であつてもよい。また、入出力回路
については、内導体に流れる電流を分流する場合
および静電容量によつて結合する場合について述
べたが、本考案は磁界による結合を用いる場合に
も適用することができる。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案によれば、その内部に
その上下両面と平行にかつ各々並列に複数の貫通
孔が形成された誘電体ブロツクの表面及び該貫通
孔の内面を導体膜で覆つて内導体と外導体を形成
するとともに、上記誘電体ブロツクの上下両面の
少なくとも一方に上記内導体と交叉する方向に溝
または段差を設けたので、小形で、温度特性が良
好であり、部品数が少なく製造組立が容易であ
り、かつ従来と同様に3倍高調波に対して減衰特
性を有し、開放端を同一方向に配置しても内導体
間の結合が得られ、従つて、内導体間に内導体と
平行に設けられた結合量調整用の溝または穴が不
要であり、構造が簡単な誘電体フイルタを得るこ
とができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図aはこの考案の第1の実施例による誘電
体フイルタを示す斜視図、第1図bは上記実施例
の断面図、第1図cは該断面での電界分布を示す
図、第2図a,b,cは上記実施例の電界分布を
説明するための図、第3図aはこの考案の第2の
実施例による誘電体フイルタを示す斜視図、第3
図bは上記実施例の電界分布を示す図、第4図a
はこの考案の第3の実施例による誘電体フイルタ
を示す斜視図、第4図bは上記実施例の断面図、
第4図cは該断面での電界分布を示す図、第5図
aはこの考案の第4の実施例による誘電体フイル
タを示す斜視図、第5図bは上記実施例の断面
図、第6図はこの考案の第5の実施例による誘電
体フイルタを示す斜視図、第7図はこの考案の第
6の実施例による誘電体フイルタを示す斜視図、
第8図はこの考案の第7の実施例による誘電体フ
イルタを示す斜視図、第9図aは従来の誘電体フ
イルタを示す一部欠載した平面図、第9図bは上
記従来例の断面図である。 図におい、6a,6bは入出力内導体、7は導
体膜、9は溝、90はステツプ、10は外導体、
30は内導体、50は誘電体ブロツク、51は誘
電体ブロツク50の上面、52は同じく下面、5
3〜55は同じく側面である。なお図中同一符号
は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) その内部にその上下両面と平行にかつ各々並
    列に設けられた複数の貫通孔、および上下両面
    の少なくとも一方の面の、上記貫通孔の一方の
    開放端から上記貫通孔の軸方向に該軸長の略1/
    3の位置に上記貫通孔と交叉する方向に設けら
    れた溝を有する誘電体ブロツクと、 上記誘電体ブロツクの上記貫通孔の一方の開
    放端のある一側面を除く全表面を覆つて形成さ
    れた導体膜からなる外導体と、 上記貫通孔の内面を覆つて形成された導体膜
    からなる内導体と、 最も外側の上記貫通孔に入力および出力をそ
    れぞれ結合するための入出力結合手段とを備え
    たことを特徴とする誘電体フイルタ。 (2) 上記溝は、上記貫通孔と直角の方向に設けら
    れていることを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の誘電体フイルタ。 (3) 上記溝は、該溝の深さ、幅が他の部分と異な
    る部分を有するものであることを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項又は第2項記載の
    誘電体フイルタ。 (4) 上記入出力結合手段は、上記内導体に流れる
    電流を分流して結合するものであることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項ないし第
    3項のいずれかに記載の誘電体フイルタ。 (5) 上記入出力結合手段は、入出力端子を上記内
    導体中に挿入し、該入出力端子と該内導体との
    間で静電容量を形成して結合するものであるこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    ないし第3項のいずれかに記載の誘電体フイル
    タ。
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