JPH0642629B2 - 相補性絶縁ゲ−ト型半導体回路 - Google Patents
相補性絶縁ゲ−ト型半導体回路Info
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- JPH0642629B2 JPH0642629B2 JP62030748A JP3074887A JPH0642629B2 JP H0642629 B2 JPH0642629 B2 JP H0642629B2 JP 62030748 A JP62030748 A JP 62030748A JP 3074887 A JP3074887 A JP 3074887A JP H0642629 B2 JPH0642629 B2 JP H0642629B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、相補性絶縁ゲート型(CMOS型)半導体回路に
関する。
関する。
(従来の技術) 従来のCMOS型半導体回路として、たとえば第5図に示す
ように2個のCMOSインバータ51,52が直列接続された回
路がある。通常、CMOS型半導体回路は、入力レベルがV
cc電源電位あるいはVcc電源電位であるときに貫通電流
が生じないので低消費電力であると言われている。しか
し、CMOSインバータのスイッチング時の過渡特性におい
ては、過渡的に貫通電流および出力ノードの充放電電流
が流れて消費電流となる。しかも、入力電圧VINのレベ
ルが緩やかに変化する場合、上記過渡的に流れる貫通電
流の割合が増える。即ち、前記第5図に示したCMOS半導
体回路において、入力電圧VINレベルをゆっくり変化さ
せた場合の中間ノード(初段インバータ出力ノード)の
電圧Va、次段インバータの出力ノードの電圧Vout,
Vcc電源の電流Icc,Iss電源の電流Issの波形は第6
図に示すようになる。ここで、CMOSインバータのNチャ
ネルトランジスタの閾値をVTN、Pチャネルトランジス
タの閾値をVTPで表わすと、貫通電流は入力レベルがほ
ぼVcc−|VTP|の間に流れ続けるので、入力波形の傾
きに強く依存する。また、出力電圧Voutの波形は入力
電圧VINの波形が緩やかであると緩やかに変化する。こ
のことは、上記出力電圧Voutを入力とする次段のCMOS
半導体回路(図示せず)においても上記したと同様に消
費電流が増大し、結果的にCMOS半導体回路系全体の消費
電力が増大する。そして、この消費電力は前記スイッチ
ング動作を繰り返して行う回路にあっては大幅に増大す
ることになる。
ように2個のCMOSインバータ51,52が直列接続された回
路がある。通常、CMOS型半導体回路は、入力レベルがV
cc電源電位あるいはVcc電源電位であるときに貫通電流
が生じないので低消費電力であると言われている。しか
し、CMOSインバータのスイッチング時の過渡特性におい
ては、過渡的に貫通電流および出力ノードの充放電電流
が流れて消費電流となる。しかも、入力電圧VINのレベ
ルが緩やかに変化する場合、上記過渡的に流れる貫通電
流の割合が増える。即ち、前記第5図に示したCMOS半導
体回路において、入力電圧VINレベルをゆっくり変化さ
せた場合の中間ノード(初段インバータ出力ノード)の
電圧Va、次段インバータの出力ノードの電圧Vout,
Vcc電源の電流Icc,Iss電源の電流Issの波形は第6
図に示すようになる。ここで、CMOSインバータのNチャ
ネルトランジスタの閾値をVTN、Pチャネルトランジス
タの閾値をVTPで表わすと、貫通電流は入力レベルがほ
ぼVcc−|VTP|の間に流れ続けるので、入力波形の傾
きに強く依存する。また、出力電圧Voutの波形は入力
電圧VINの波形が緩やかであると緩やかに変化する。こ
のことは、上記出力電圧Voutを入力とする次段のCMOS
半導体回路(図示せず)においても上記したと同様に消
費電流が増大し、結果的にCMOS半導体回路系全体の消費
電力が増大する。そして、この消費電力は前記スイッチ
ング動作を繰り返して行う回路にあっては大幅に増大す
ることになる。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、上記したように入力レベルが緩やかに変化す
る場合に消費電流が大きくなり、出力レベルも緩やかに
変化して次段回路の消費電流が大きくなるという問題点
を解決すべくなされたもので、入力レベルが緩やかに変
化する場合の消費電流の低減および出力レベルの急峻な
変化を可能とする相補性絶縁ゲート型半導体回路を提供
することを目的とする。
る場合に消費電流が大きくなり、出力レベルも緩やかに
変化して次段回路の消費電流が大きくなるという問題点
を解決すべくなされたもので、入力レベルが緩やかに変
化する場合の消費電流の低減および出力レベルの急峻な
変化を可能とする相補性絶縁ゲート型半導体回路を提供
することを目的とする。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明のCMOS型半導体回路は、入力段にCMOS型のレシオ
レス回路を設け、このレシオレス回路の出力ノードの電
圧を電源電圧範囲内で2つの入力反転電圧を有するCMOS
型のインバータに入力し、このインバータの2つの出力
ノードの電圧により制御されて前記レシオレス回路の出
力反転動作を加速するCMOS型の反転加速回路を上記レシ
オレス回路の出力ノードと2つの電源ノードとの間に接
続してなることを特徴とする。
レス回路を設け、このレシオレス回路の出力ノードの電
圧を電源電圧範囲内で2つの入力反転電圧を有するCMOS
型のインバータに入力し、このインバータの2つの出力
ノードの電圧により制御されて前記レシオレス回路の出
力反転動作を加速するCMOS型の反転加速回路を上記レシ
オレス回路の出力ノードと2つの電源ノードとの間に接
続してなることを特徴とする。
(作用) 上記のように各回路を接続することによって、入力電圧
のレベル変化が緩やかであっても、それぞれに直流電流
経路が生じないでレシオレス回路の出力電圧の変化が急
峻になる。
のレベル変化が緩やかであっても、それぞれに直流電流
経路が生じないでレシオレス回路の出力電圧の変化が急
峻になる。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の一実施例を詳細に説明す
る。
る。
第1図に示すCMOS型半導体回路において、Aは入力段の
レシオレス(Ratioless)回路であって、たとえばCMOS
インバータであり、Bは上記レシオレス回路Aの出力反
転動作を加速するための反転加速回路、Cは前記レシオ
レス回路Aの出力が入力し、所定の2つの入力反転電圧
を有し、2つの出力が前記反転加速回路Bの制御入力と
なる次段のCMOSインバータ、Dは前記レシオレス回路A
の出力電圧を保持するためのフリップフロップ回路であ
る。
レシオレス(Ratioless)回路であって、たとえばCMOS
インバータであり、Bは上記レシオレス回路Aの出力反
転動作を加速するための反転加速回路、Cは前記レシオ
レス回路Aの出力が入力し、所定の2つの入力反転電圧
を有し、2つの出力が前記反転加速回路Bの制御入力と
なる次段のCMOSインバータ、Dは前記レシオレス回路A
の出力電圧を保持するためのフリップフロップ回路であ
る。
前記入力段インバータAは、Vcc電源ノードとVss電源
ノードとの間に第1,第2のPチャネルトランジスタP
1,P2および第1,第2のNチャネルトランジスタN
1,N2が直列に接続されており、Pチャネル,Nチャ
ネルで一対をなすトランジスタ(たとえば第1のPチャ
ネルトランジスタP1と第2のNチャネルトランジスタ
N2)のゲートが第1の入力ノード1に接続され、残り
の一対のトランジスタP2,N1のゲートが第2の入力
ノード2に接続されている。そして、第2のPチャネル
トランジスタP2と第1のNチャネルトランジスタN1
との接続点が出力ノード3となっている。
ノードとの間に第1,第2のPチャネルトランジスタP
1,P2および第1,第2のNチャネルトランジスタN
1,N2が直列に接続されており、Pチャネル,Nチャ
ネルで一対をなすトランジスタ(たとえば第1のPチャ
ネルトランジスタP1と第2のNチャネルトランジスタ
N2)のゲートが第1の入力ノード1に接続され、残り
の一対のトランジスタP2,N1のゲートが第2の入力
ノード2に接続されている。そして、第2のPチャネル
トランジスタP2と第1のNチャネルトランジスタN1
との接続点が出力ノード3となっている。
前記反転加速回路Bは、Vcc電源ノードとVss電源ノー
ドとの間に第3,第4のPチャネルトランジスタP3,
P4および第3,第4のNチャネルトランジスタN3,
N4が直列に接続されており、Pチャネル,Nチャネル
で一対をなすトランジスタ(たとえば第3のPチャネル
トランジスタP3と第4のNチャネルトランジスタ
N4)のゲートが前記第1の入力ノード1に接続され、
残りの一対のトランジスタP4,N3の各ゲートが前記
次段インバータCの2つの出力ノード4,5に対応して
接続されている。
ドとの間に第3,第4のPチャネルトランジスタP3,
P4および第3,第4のNチャネルトランジスタN3,
N4が直列に接続されており、Pチャネル,Nチャネル
で一対をなすトランジスタ(たとえば第3のPチャネル
トランジスタP3と第4のNチャネルトランジスタ
N4)のゲートが前記第1の入力ノード1に接続され、
残りの一対のトランジスタP4,N3の各ゲートが前記
次段インバータCの2つの出力ノード4,5に対応して
接続されている。
前記次段インバータCは、Vcc電源ノードとVss電源と
の間に第5のPチャネルトランジスタP5と第5のNチ
ャネルトランジスタN5とが直列に接続され、上記両ト
ランジスタP5,N5との間に上記両トランジスタより
も高インピーダンス特性を有する高インピーダンス回路
(または素子)6が挿入されており、上記両トランジス
タP5,N5のゲートは前記入力段インバータAの出力
ノード3に接続されている。上記高インピーダンス回路
6は、たとえば第6のPチャネルトランジスタP6と第
6のNチャネルトランジスタN6とが並列接続され、第
6のPチャネルトランジスタP6のゲートがVss電源ノ
ードに接続され、第6のNチャネルトランジスタN6の
ゲートがVDD電源ノードに接続されている。上記トラン
ジスタP6とN6の寸法は、トランジスタP5,N5の
gmにくらべノード5,4間のgmが十分小さくなるように
設定してある。そして、第5のPチャネルトランジスタ
P5のドレイン(出力ノード5)および第5のNチャネ
ルトランジスタN5のドレイン(出力ノード4)は、各
対応して前記第3のNチャネルトランジスタN3のゲー
トおよび第4のPチャネルトランジスタP4のゲートに
接続されている。
の間に第5のPチャネルトランジスタP5と第5のNチ
ャネルトランジスタN5とが直列に接続され、上記両ト
ランジスタP5,N5との間に上記両トランジスタより
も高インピーダンス特性を有する高インピーダンス回路
(または素子)6が挿入されており、上記両トランジス
タP5,N5のゲートは前記入力段インバータAの出力
ノード3に接続されている。上記高インピーダンス回路
6は、たとえば第6のPチャネルトランジスタP6と第
6のNチャネルトランジスタN6とが並列接続され、第
6のPチャネルトランジスタP6のゲートがVss電源ノ
ードに接続され、第6のNチャネルトランジスタN6の
ゲートがVDD電源ノードに接続されている。上記トラン
ジスタP6とN6の寸法は、トランジスタP5,N5の
gmにくらべノード5,4間のgmが十分小さくなるように
設定してある。そして、第5のPチャネルトランジスタ
P5のドレイン(出力ノード5)および第5のNチャネ
ルトランジスタN5のドレイン(出力ノード4)は、各
対応して前記第3のNチャネルトランジスタN3のゲー
トおよび第4のPチャネルトランジスタP4のゲートに
接続されている。
前記フリップフロップ回路Dは、前記入力段インバータ
Aの出力ノード3に入力端が接続された第1のCMOSイン
バータ7と、この第1のCMOSインバータ7の出力端と入
力端との間に出力インピーダンスの高い第2のCMOSイン
バータ8が接続されている。この第2のCMOSインバータ
8は、Vcc電源ノードとVss電源ノードとの間に第7,
第8のPチャネルトランジスタP7,P8および第7,
第8のNチャネルトランジスタN7,N8が直列に接続
され、上記第7のPチャネルトランジスタP7のゲート
がVss電源ノードに接続され、第8のNチャネルトラン
ジスタN8のゲートがVcc電源ノードに接続され、第8
のPチャネルトランジスタP8のゲートと第7のNチャ
ネルトランジスタN7のゲートとが共通接続されて入力
端となっている。なお、第7のPチャネルトランジスタ
P7と第8のNチャネルトランジスタN8とは、第2の
CMOSインバータ8の出力端(つまり、入力段インバータ
Aの出力ノード3)がフローティング状態にならない程
度にコンダクタンスが小さく設定されている。
Aの出力ノード3に入力端が接続された第1のCMOSイン
バータ7と、この第1のCMOSインバータ7の出力端と入
力端との間に出力インピーダンスの高い第2のCMOSイン
バータ8が接続されている。この第2のCMOSインバータ
8は、Vcc電源ノードとVss電源ノードとの間に第7,
第8のPチャネルトランジスタP7,P8および第7,
第8のNチャネルトランジスタN7,N8が直列に接続
され、上記第7のPチャネルトランジスタP7のゲート
がVss電源ノードに接続され、第8のNチャネルトラン
ジスタN8のゲートがVcc電源ノードに接続され、第8
のPチャネルトランジスタP8のゲートと第7のNチャ
ネルトランジスタN7のゲートとが共通接続されて入力
端となっている。なお、第7のPチャネルトランジスタ
P7と第8のNチャネルトランジスタN8とは、第2の
CMOSインバータ8の出力端(つまり、入力段インバータ
Aの出力ノード3)がフローティング状態にならない程
度にコンダクタンスが小さく設定されている。
次に、上記各回路の動作上の特徴を説明する。第2図に
示すように、第1の入力ノード1の入力電圧VAの立上
り、立下りの期間と第2の入力ノード2の入力電圧VB
の立上り、立下りの期間とが重ならないようにタイミン
グを設定しておくと、入力電圧VA,VBの変化が緩や
かな場合でも入力段インバータAに貫通電流が流れるこ
とはない。次段インバータCは、Vcc電源ノードとVss
電源ノードとの間に高インピーダンス回路6を挿入して
いるので貫通電流が抑制されており、第3図に示すよう
な動作を行う。即ち、入力電圧(入力段インバータAの
出力電圧である)Vcの立上りのときは、第5のNチャ
ネルトランジスタN5の閾値電圧VTNを越えた時点から
出力ノード4の電圧VEが立ち下り、さらに第6のPチ
ャネルトランジスタP6および第6のNチャネルトラン
ジスタN6のコンダクタンスが小さいことによる遅延を
伴って出力ノード5の電圧VDが立ち下る。上記とは逆
に、入力電圧VCの立下りのときは、Vcc−|VTP|
(VTPは第5のPチャネルトランジスタP5の閾値電
圧)より低くなった時点から出力ノード5の電圧VDは
立ち下り、さらに第6のPチャネルトランジスタP6お
よび第6のNチャネルトランジスタN6による遅延を伴
って出力ノード4の電圧VEが立ち下る。
示すように、第1の入力ノード1の入力電圧VAの立上
り、立下りの期間と第2の入力ノード2の入力電圧VB
の立上り、立下りの期間とが重ならないようにタイミン
グを設定しておくと、入力電圧VA,VBの変化が緩や
かな場合でも入力段インバータAに貫通電流が流れるこ
とはない。次段インバータCは、Vcc電源ノードとVss
電源ノードとの間に高インピーダンス回路6を挿入して
いるので貫通電流が抑制されており、第3図に示すよう
な動作を行う。即ち、入力電圧(入力段インバータAの
出力電圧である)Vcの立上りのときは、第5のNチャ
ネルトランジスタN5の閾値電圧VTNを越えた時点から
出力ノード4の電圧VEが立ち下り、さらに第6のPチ
ャネルトランジスタP6および第6のNチャネルトラン
ジスタN6のコンダクタンスが小さいことによる遅延を
伴って出力ノード5の電圧VDが立ち下る。上記とは逆
に、入力電圧VCの立下りのときは、Vcc−|VTP|
(VTPは第5のPチャネルトランジスタP5の閾値電
圧)より低くなった時点から出力ノード5の電圧VDは
立ち下り、さらに第6のPチャネルトランジスタP6お
よび第6のNチャネルトランジスタN6による遅延を伴
って出力ノード4の電圧VEが立ち下る。
次に、前記第1図のCMOS型半導体回路の動作を説明す
る。入力電圧VA,VBが共に0Vのとき(第2図中、
t0〜t1の期間)、入力段インバータAのPチャネル
トランジスタP1,P2が共にオンし、その出力ノード
3の電圧VcはVcc電位になり、次段インバータCのN
チャネルトランジスタN5がオンし、その出力ノード
4,5は共に0Vになり、反転加速回路BのPチャネル
トランジスタP3,P4は共にオンし、フリップフロッ
プ回路Dの出力電圧Voutは0Vになっており、各回路
ともVcc電源ノードとVss電源ノードとの間の直流電流
経路は生じない。次に、入力電圧VBは0Vのままで入
力電圧VAが0VからVcc電圧まで立ち上るとき(第2
図中、t1〜t2の期間)、入力段インバータAはNチ
ャネルトランジスタN1が入力電圧VBによってオフし
ており、各回路ともVcc電源ノードとVss電源ノードと
の間の直流電流経路は生じない。次に、入力電圧VBが
0V、入力電圧VAがVcc電圧のとき(第2図中、t2
〜t3の期間)、入力段インバータAのPチャネルトラ
ンジスタP1もオフし、反転加速回路BのPチャネルト
ランジスタP3もオフするが、入力段インバータAの出
力電圧Vcはフリップフロップ回路Dによってのみ保持
されている。次に、入力電圧VAがVcc電位のままで入
力電圧VBが0VからVcc電位まで立ち上るとき(第2
図中、t3〜t4の期間)、入力電圧VBが入力段イン
バータAのNチャネルトランジスタN1の閾値電圧VTN
を越えると、このトランジスタN1がオンし、入力段イ
ンバータAの出力電圧Vcが立ち下り始める。この出力
電圧Vcの変化は入力電圧VBの変化に依存し、入力電
圧VBの立ち上りの変化が緩やかな場合には上記出力電
圧Vcの立ち下りの変化は非常に遅いが、この時点にお
いてはVcc電源ノードとVss電源ノードとの間の直流電
流経路は生じない。上記出力電圧Vcが次段インバータ
Cの高電位側の入力反転電圧Vcc−|VTP|より低くな
ると、次段インバータCの出力電圧VDが立ち上る。す
ると、反転加速回路BのNチャネルトランジスタN3が
オンし、NチャネルトランジスタN4は入力電圧V
A(このときVcc電位)によって既にオンしているの
で、入力段インバータAの出力ノード3の電荷は上記ト
ランジスタN3,N4によって放電される。このとき、
上記トランジスタN3,N4によって次段インバータC
は帰還がかかり、結果的に上記出力ノード3の電圧Vc
は急速に立ち下ることになる。そして、この出力電圧V
cによってフリップフロップ回路Dの出力電圧Voutは
急速に0VからVcc電位に変化する。このとき、次段イ
ンバータCの出力ノード4の電圧VEは出力ノード5の
電圧VDより遅れて立ち上り、反転加速回路BのNチャ
ネルトランジスタN3はオンするが、Pチャネルトラン
ジスタP3は入力電圧VA(このときVcc電位)によっ
て既にオフしているので、Vcc電源ノードとVss電源ノ
ードとの間に直流電流経路は生じない。なお、入力電圧
VBがVcc電位のままで入力電圧VAがVcc電位から0
Vまで変化するときの動作は、上述した入力電圧VAが
Vcc電位のままで入力電圧VBが0VからVcc電位まで
立ち上るときの動作とは対称的であるので、その詳述を
省略する。
る。入力電圧VA,VBが共に0Vのとき(第2図中、
t0〜t1の期間)、入力段インバータAのPチャネル
トランジスタP1,P2が共にオンし、その出力ノード
3の電圧VcはVcc電位になり、次段インバータCのN
チャネルトランジスタN5がオンし、その出力ノード
4,5は共に0Vになり、反転加速回路BのPチャネル
トランジスタP3,P4は共にオンし、フリップフロッ
プ回路Dの出力電圧Voutは0Vになっており、各回路
ともVcc電源ノードとVss電源ノードとの間の直流電流
経路は生じない。次に、入力電圧VBは0Vのままで入
力電圧VAが0VからVcc電圧まで立ち上るとき(第2
図中、t1〜t2の期間)、入力段インバータAはNチ
ャネルトランジスタN1が入力電圧VBによってオフし
ており、各回路ともVcc電源ノードとVss電源ノードと
の間の直流電流経路は生じない。次に、入力電圧VBが
0V、入力電圧VAがVcc電圧のとき(第2図中、t2
〜t3の期間)、入力段インバータAのPチャネルトラ
ンジスタP1もオフし、反転加速回路BのPチャネルト
ランジスタP3もオフするが、入力段インバータAの出
力電圧Vcはフリップフロップ回路Dによってのみ保持
されている。次に、入力電圧VAがVcc電位のままで入
力電圧VBが0VからVcc電位まで立ち上るとき(第2
図中、t3〜t4の期間)、入力電圧VBが入力段イン
バータAのNチャネルトランジスタN1の閾値電圧VTN
を越えると、このトランジスタN1がオンし、入力段イ
ンバータAの出力電圧Vcが立ち下り始める。この出力
電圧Vcの変化は入力電圧VBの変化に依存し、入力電
圧VBの立ち上りの変化が緩やかな場合には上記出力電
圧Vcの立ち下りの変化は非常に遅いが、この時点にお
いてはVcc電源ノードとVss電源ノードとの間の直流電
流経路は生じない。上記出力電圧Vcが次段インバータ
Cの高電位側の入力反転電圧Vcc−|VTP|より低くな
ると、次段インバータCの出力電圧VDが立ち上る。す
ると、反転加速回路BのNチャネルトランジスタN3が
オンし、NチャネルトランジスタN4は入力電圧V
A(このときVcc電位)によって既にオンしているの
で、入力段インバータAの出力ノード3の電荷は上記ト
ランジスタN3,N4によって放電される。このとき、
上記トランジスタN3,N4によって次段インバータC
は帰還がかかり、結果的に上記出力ノード3の電圧Vc
は急速に立ち下ることになる。そして、この出力電圧V
cによってフリップフロップ回路Dの出力電圧Voutは
急速に0VからVcc電位に変化する。このとき、次段イ
ンバータCの出力ノード4の電圧VEは出力ノード5の
電圧VDより遅れて立ち上り、反転加速回路BのNチャ
ネルトランジスタN3はオンするが、Pチャネルトラン
ジスタP3は入力電圧VA(このときVcc電位)によっ
て既にオフしているので、Vcc電源ノードとVss電源ノ
ードとの間に直流電流経路は生じない。なお、入力電圧
VBがVcc電位のままで入力電圧VAがVcc電位から0
Vまで変化するときの動作は、上述した入力電圧VAが
Vcc電位のままで入力電圧VBが0VからVcc電位まで
立ち上るときの動作とは対称的であるので、その詳述を
省略する。
ここで、上記説明におけるt3〜t4期間の途中のta
〜tb期間における上記回路の各ノードの電圧波形およ
びVcc電源電流Icc,Vss電源電流Issの波形を第4図
に示す。この第4図は、上記回路に前述した従来例の第
5図の回路と同様の負荷接続を行なった場合の特性を示
しており、前述した第6図に比べて、入力電圧VINの入
力波形の傾きは同じであり、それぞれの時間の表示区間
が異なる。上記第4図を前記第6図と比べると分るよう
に、消費電流が約1/25倍になり、出力電圧Voutの立ち
上り、立ち下りにおける傾き(電圧変化分/時間)は約
15倍になっている。
〜tb期間における上記回路の各ノードの電圧波形およ
びVcc電源電流Icc,Vss電源電流Issの波形を第4図
に示す。この第4図は、上記回路に前述した従来例の第
5図の回路と同様の負荷接続を行なった場合の特性を示
しており、前述した第6図に比べて、入力電圧VINの入
力波形の傾きは同じであり、それぞれの時間の表示区間
が異なる。上記第4図を前記第6図と比べると分るよう
に、消費電流が約1/25倍になり、出力電圧Voutの立ち
上り、立ち下りにおける傾き(電圧変化分/時間)は約
15倍になっている。
なお、本発明は上記実施例に限らず、次段インバータC
のPチャネルトランジスタP6,Nチャネルトランジス
タN6やフリップフロップ回路DのPチャネルトランジ
スタP7、NチャネルトランジスタN8をそれぞれ同等
のコンダクタンスを有する抵抗素子で置換することがで
きる。また、フリップフロップ回路Dは必要に応じて省
略してもよい。
のPチャネルトランジスタP6,Nチャネルトランジス
タN6やフリップフロップ回路DのPチャネルトランジ
スタP7、NチャネルトランジスタN8をそれぞれ同等
のコンダクタンスを有する抵抗素子で置換することがで
きる。また、フリップフロップ回路Dは必要に応じて省
略してもよい。
[発明の効果] 上述したように本発明のCMOS型半導体回路によれば、入
力電圧レベルが緩やかに変化する場合でも殆んど直流電
流を伴わずに出力電圧が急峻に変化するようになる。従
って、今後ますます低消費電力化が進むLSI回路に採用
する上で非常に有効である。
力電圧レベルが緩やかに変化する場合でも殆んど直流電
流を伴わずに出力電圧が急峻に変化するようになる。従
って、今後ますます低消費電力化が進むLSI回路に採用
する上で非常に有効である。
第1図は本発明のCMOS型半導体回路の一実施例を示す回
路図、第2図は第1図の回路の入力電圧の波形の一例を
示す図、第3図は第1図中の次段インバータの入力電
圧,出力電圧の波形例を示す図、第4図は第2図の入力
電圧のta〜tb期間における第1図の回路の各ノード
の電圧波形および電源電流波形を示す図、第5図は従来
のCMOS型半導体回路を示す回路図、第6図は第5図の回
路の入力電圧の立ち上り時における各ノードの電圧波形
および電源電流波形を示す図である。 A……入力段CMOSインバータ、B……反転加速回路、C
……次段インバータ、P1〜P3……Pチャネルトラン
ジスタ、N1〜N3……Nチャネルトランジスタ、1,
2,3,4,5……ノード、6……高インピーダンス回
路。
路図、第2図は第1図の回路の入力電圧の波形の一例を
示す図、第3図は第1図中の次段インバータの入力電
圧,出力電圧の波形例を示す図、第4図は第2図の入力
電圧のta〜tb期間における第1図の回路の各ノード
の電圧波形および電源電流波形を示す図、第5図は従来
のCMOS型半導体回路を示す回路図、第6図は第5図の回
路の入力電圧の立ち上り時における各ノードの電圧波形
および電源電流波形を示す図である。 A……入力段CMOSインバータ、B……反転加速回路、C
……次段インバータ、P1〜P3……Pチャネルトラン
ジスタ、N1〜N3……Nチャネルトランジスタ、1,
2,3,4,5……ノード、6……高インピーダンス回
路。
Claims (1)
- 【請求項1】入力信号がゲート供給されるCMOS回路
の第1チャネル型トランジスタに直列接続された第1チ
ャネル型の第1のトランジスタを有し、前記CMOS回
路の第2チャネル型トランジスタに直列接続された第2
チャネル型の第2のトランジスタを有し、前記入力信号
とは論理レベル変化どうしが時間的に重ならないタイミ
ング信号が前記第1、第2のトランジスタのゲート入力
となる前段CMOS型のレシオレス回路と、 第1の電源電極ノードと第2の電源電極ノードとの間に
第1チャネル型の第3のトランジスタ、インピーダン
ス、第2チャネル型の第4のトランジスタをこの順に直
列接続した直列回路を設け、前記第3、第4のトランジ
スタのゲートに前記レシオレス回路の出力を与えた後段
CMOS型回路と、 前記レシオレス回路の出力を与えるノードと第2の電源
電極ノードとの間にあって前記インピーダンスと前記第
3のトランジスタとの接続点の電圧がゲートに印加され
る第2チャネル型の第5のトランジスタを有し、この第
5のトランジスタに直列接続される第2チャネル型の第
6のトランジスタを有し、前記レシオレス回路の出力を
与えるノードと第1の電源電極ノードとの間にあって前
記インピーダンスと前記第4のトランジスタとの接続点
の電圧がゲートに印加される第1チャネル型の第7のト
ランジスタを有し、この第7のトランジスタに直列接続
された第1チャネル型の第8のトランジスタを有し、前
記第6、第8のトランジスタのゲート入力には前記タイ
ミング信号を与え、前記レシオレス回路の反転動作を加
速するCMOS型の反転加速回路とを具備し、 前記第1、第2、第6、第8のトランジスタは、前記レ
シオレス回路および反転加速回路の出力を決定するのに
使用されないタイミングで、それぞれオフすることを特
徴とする相補性絶縁ゲート型半導体回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62030748A JPH0642629B2 (ja) | 1987-02-13 | 1987-02-13 | 相補性絶縁ゲ−ト型半導体回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62030748A JPH0642629B2 (ja) | 1987-02-13 | 1987-02-13 | 相補性絶縁ゲ−ト型半導体回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63198415A JPS63198415A (ja) | 1988-08-17 |
| JPH0642629B2 true JPH0642629B2 (ja) | 1994-06-01 |
Family
ID=12312302
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62030748A Expired - Fee Related JPH0642629B2 (ja) | 1987-02-13 | 1987-02-13 | 相補性絶縁ゲ−ト型半導体回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0642629B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2548333B2 (ja) * | 1988-09-30 | 1996-10-30 | 松下電器産業株式会社 | 出力回路装置 |
| JP5057894B2 (ja) * | 2007-08-31 | 2012-10-24 | セイコーインスツル株式会社 | 電圧検出回路及びそれを用いた発振器 |
-
1987
- 1987-02-13 JP JP62030748A patent/JPH0642629B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63198415A (ja) | 1988-08-17 |
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Legal Events
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