JPH0642776Y2 - 不良タイル破壊装置 - Google Patents

不良タイル破壊装置

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JPH0642776Y2
JPH0642776Y2 JP1989005290U JP529089U JPH0642776Y2 JP H0642776 Y2 JPH0642776 Y2 JP H0642776Y2 JP 1989005290 U JP1989005290 U JP 1989005290U JP 529089 U JP529089 U JP 529089U JP H0642776 Y2 JPH0642776 Y2 JP H0642776Y2
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roller
breaking
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秀彦 山田
誠一 斎藤
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株式会社イナックス
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は不良タイル破壊装置、特に搬送ラインに沿って
次々と搬送されてくるタイルの中から、強度の小さい不
良タイルを選択的に破壊し、搬送ラインから除去する不
良タイル破壊装置の改良に関する。
[従来の技術] 周知のようにタイルは複数の工程を経て製造されるため
に、製造されるタイルの中には第2図(A)に示すよう
な正常タイルTのみらなず、第2図(B)に示すよう
に、製造工程の途中でキレKなどが発生した強度的に弱
い不良タイルTが製造される場合がある。
このため、搬送されてくる多数のタイルTの中から、不
良タイルTを確実に除去するとが必要となる。特に、自
動化の進んだ近年の製造工程では、搬送経路に沿って一
分間に数十枚から数百枚という多量のタイルが搬送され
てくることから、このような多数のタイルの中からキレ
K等がある不良タイルTのみを自動的にかつ確実に除去
することが必要とされる。
従来、このようなタイル搬送経路に用いられる不良タイ
ル破壊装置は、スプリングを用いて不良タイル破壊荷重
を発生させ、この破壊荷重を、搬送タイル表面に垂直に
印加するように形成されていた。
[考案が解決しようとする問題点] しかし、このような従来装置は、以下に詳述する問題点
を有するため、その有効な解決が望まれていた。
(a)まず、この従来装置は構造が複雑であるため、そ
の取り扱い、特に不良タイル破壊荷重の設定が難しいと
いう問題があった。
すなわち、タイル表面に印加する破壊荷重は、正常なタ
イルを破壊せず、第2図(B)に示すようにキレK等の
入った不良タイルTのみを確実に破壊するような値に設
定してやる必要がある。
特に、タイルの破壊荷重は、タイルの大きさや種類によ
って異なるため、タイル毎に最適破壊荷重値を設定する
必要がある。
しかし、従来の装置は、破壊荷重の発生源としてスプリ
ングを用いた複雑な構成であったため、その取り扱いお
よび荷重値の設定は、ある程度技術に熟練した者に頼ら
ざるを得ないという問題があった。
(b)また、不良タイル破壊荷重の発生源としてスプリ
ングを用いると、スプリングの疲労により破壊荷重値が
しだいに低下し、不良タイルを確実に破壊することがで
きなくなるという問題があった。
すなわち、タイル搬送経路では、1分間に数十枚から数
百枚という多量のタイルが搬送されてくる。従って、ス
プリングを用いて各タイルに破壊荷重を繰返し印加する
と、スプリングに疲労がたまり、破壊荷重がしだいに低
下してしまう。このため、その破壊荷重値を頻繁に再調
整してやらなければならず、メンテナンスが厄介である
という問題があった。
特に、疲労のたまったスプリングを用い、破壊荷重値を
正確に再設定することは極めて難しいため、その調整に
時間と手間がかかり、長時間ラインを止めなければなら
ないという問題があった。
(c)さらに、このような従来装置では、何等かの原因
で破壊荷重印加部と搬送経路との間にタイルが詰まる
と、詰まったタイルを搬送経路から簡単に取除くことが
できず、その取扱いが極めて厄介であるという問題があ
った。
本考案は、このような従来の課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、前記(a)〜(c)の問題を解決
し、搬送経路に沿って次々と搬送されてくるタイルの中
から、切れ等のある不良タイルを確実に破壊し除去する
ことができる不良タイル破壊装置を手筐することにあ
る。
[問題点を解決するための手段] 前記目的を達成するため、請求項1記載の考案は、搬送
ラインに沿って次々と送られてくるタイルの中から、不
良タイルのみを選択的に破壊する不良タイル破壊装置に
おいて、搬送されるタイルの上面に荷重を印加する荷重
印加手段と、この荷重印加手段による荷重印加位置で前
記タイルの下面を支持するタイル支持手段と、を含み、
前記荷重印加手段は、一端が上下方向に回動自在に支持
された荷重アームと、この荷重アームに取り付けられて
前記荷重アームの重さと自重とで前記タイルの上面に荷
重を印加する破壊ローラと、前記荷重アームの回動を規
制することで搬送されるタイルの上面より下方の所定位
置で前記破壊ローラの荷重印加方向への移動を規制する
ストッパ部と、を含み、前記タイル支持手段は、前記破
壊ローラよりも搬送方向下流側で前記タイルの下面両側
部を2点支持する一対の前方支持ローラと、前記破壊ロ
ーラよりも搬送方向上流側で前記タイルの下面両側部を
2点支持する一対の後方支持ローラと、を含んで、前記
タイルを4点支持し、前記前方支持ローラ及び後方支持
ローラにて下面が4点支持された前記タイルの上面ほぼ
中央部に、前記破壊ローラによって不良タイル破壊荷重
を印加して、正常タイルより強度の小さい不良タイルを
破壊することを特徴とする。
また請求項2の考案は、請求項(1)記載の不良タイル
破壊装置において、前記荷重アームは、一端が上下方向
に回動自在に支持され前記破壊ローラが取り付けられた
回動ロッドと、この回動ロッドに軸方向に移動自在に取
り付けられ取付位置に応じて前記タイルへの印加荷重を
調整する荷重部と、この荷重部の取付位置と前記印加荷
重との対応関係を前記回動ロッドに表示する目盛りと、
を含み、この目盛りに合わせて前記荷重部の取付位置を
調整することにより、前記印加荷重を不良タイル破壊荷
重に設定できることを特徴とする。
さらに、請求項3の考案は、請求項(1)又は請求項
(2)記載の不良タイル破壊装置において、前記後方支
持ローラから前記前方支持ローラへ、搬送されるタイル
を導くガイド手段を有し、このガイド手段は、搬送方向
の上流側の端部が前記後方支持ローラにより支持され下
流側の端部が前記破壊ローラにて加圧された前記タイル
の前記下流側の端部を、前記後方支持ローラ及び前記前
方支持ローラよりも下方で支持して、前記前方支持ロー
ラへ導くことを特徴とする。
[作用] 次に本考案の作用を説明する。
請求項1記載の考案では、タイル支持手段にてタイルを
支持して、荷重印加手段にてタイルの上面に荷重を印加
するようになっている。
詳しくは、タイル支持手段は、前方支持ローラと後方支
持ローラを有して、タイルを4点支持するものであり、
荷重印加手段は、荷重アーム及び破壊ローラの重さにて
破壊ローラを介して、タイルの上面に荷重を印加するも
のである。また、この破壊ローラは、ストッパ部によっ
て荷重アームの回動が規制されることで、搬送されるタ
イルの上面より下方の所定位置で規制され、さらに下方
に移動しないようになっている。したがって、この破壊
ローラが、タイルの搬送を妨げるほど下方に移動するこ
とを防止することができる。そして、搬送されてきたタ
イルがタイル支持手段にて4点支持されると、破壊ロー
ラは、タイルの上面ほぼ中央部に、不良タイル破壊荷重
を印加するようになっている。
ここで、不良タイル破壊荷重とは、タイルの両端部を支
持させて中央部に荷重をかけたときに、キレK等の存在
する強度の低い不良タイルT(第2図(B)参照)であ
れば破壊でき、キレK等の存在しない十分な強度を有す
る正常なタイルT(同図(A)参照)であれば破壊でき
ない荷重である。
このような構成で、搬送ラインに沿ってタイルが次々と
搬送されてくると、破壊ローラは、タイルの上面に不良
タイル破壊荷重を印加して、不良タイルTを破壊する。
しかし、正常なタイルTは、十分な強度を有するため、
この不良タイル破壊荷重に耐えて、搬送ラインのさらに
下流へと送られる。
こうして、搬送ラインに沿って次々と送られてくるタイ
ルの中から、不良タイルのみを選択して破壊することが
できる。
特に、この装置では、不良タイル破壊荷重が印加される
ときに、タイルは4点支持されているので、不良タイル
はどの方向にも割れることとなり、どの方向にキレが生
じていても不良タイルを破壊することができる。
また、この装置は、荷重印加手段が荷重アーム及び破壊
ローラの重さにて荷重を印加するものなので、スプリン
グを使用する場合と比較して、不良タイル破壊荷重の設
定が簡単であり、長時間使用されても荷重が変化しない
ものである。
さらに、破壊ローラと搬送ラインとの間にタイルが詰ま
った場合でも、破壊ローラを荷重アームと共に上方に持
ち上げて、詰まったタイルを簡単に取り除くことができ
る。
これに加えて、請求項2記載の考案によれば、荷重部が
回動ロッドの軸方向に移動可能であり、この荷重部の取
付位置を調整することで、タイルへの印加荷重を調整で
きるようになっている。
すなわち、荷重部の取付位置を回動ロッドの軸方向に移
動させると、この荷重部による荷重モーメントを変える
ことができ、こうすることで、荷重部から破壊ローラに
かかる荷重を変えて、タイルへの印加荷重を調整できる
のである。
しかも、この装置では、荷重部の取付位置とタイルへの
印加荷重との対応関係が目盛りによって表示されるよう
になっている。したがって、タイルへの印加荷重を不良
タイル破壊荷重に設定するときに、荷重部をどの取付位
置に取り付ければどれだけの印加荷重を得られるか、を
目盛りによって知ることができる。
これにより、専門の知識がなくても、荷重部の位置を目
盛りを用いて調整し、タイルへの印加荷重を不良タイル
破壊荷重に設定することができる。
さらに、請求項3記載の考案によれば、ガイド手段によ
って搬送されるタイルが円滑に送られるようになってい
る。
すなわち、搬送されるタイルは、まず、搬送方向の上流
側で後方支持ローラにて支持され、さらに搬送されて上
面が破壊ローラにて加圧されることとなる。このとき、
このタイルは、未だ前方支持ローラに達していないの
で、後方支持ローラによって2点のみが支持されて、不
安定な状態となっている。そこで、ガイド手段にてタイ
ルの下流側の端部を支持することとしたのである。
しかも、このガイド手段は、後方支持ローラ及び前方支
持ローラよりも下方でタイルを支持するものである。そ
して、タイルの搬送が進み、このタイルが下流側の前方
支持ローラに到達し、後方支持ローラ及び前方支持ロー
ラによる4点支持がなされると、ガイド手段によるタイ
ルの支持は解除される。
したがって、このガイド手段は、後方支持ローラ及び前
方支持ローラによる4点支持を妨げるものではない。
[実施例] 次に本考案の好適な一実施例を図面に基づき説明する。
第3図および第4図には、本考案が適用されたタイル搬
送装置の好適な一例が示されており、実施例のタイル搬
送装置には、100A,100Bの2つのタイル搬送経路がほぼ
平行に設けられている。
前記各タイル搬送経路100は、相対向するプーリ10,10に
ほぼ平行に掛渡された1組の丸ベルト12,12が、タイル
搬送経路に沿って連続的に設けられている。
そして、この搬送経路100は、モータ14と直結された回
転軸16を駆動することにより、丸ベルト12を介して連結
された他の回転軸18を同時に回転駆動する。これによ
り、タイルTを矢印で示すように図中右方向へ移動させ
るよう丸ベルト12全体が回転駆動される。
そして、タイル搬送経路100の上流側から矢印に沿って
次々と搬送されてくるタイルTは、本考案の不良タイル
破壊装置200へ向け送られる。
ここでキレ等が存在する不良タイルTのみが選択的に破
壊される。そして、第4図に示すように破壊された不良
タイルT′は、丸ベルト12,12の隙間から搬送経路下方
に設置された回収箱20内に落下する。
また、第2図(A)に示す正常なタイルTは、この不良
タイル破壊装置200内を通過し、搬送経路下流側に向け
送り出される。
第1図,第5図および第6図には、前記不良タイル破壊
装置200の具体的な構成が示されており、第1図は第5
図のI−I断面図、第5図は第4図のV−V断面図、第
6図は第4図のVI−VI断面説明図をそれぞれ表してる。
実施例の不良タイル破壊装置200は、第5図に示すよう
に搬送経路本体22に、荷重印加装置用の取付フレーム30
がボルト24を用いてねじ止め固定されている。
この取付フレーム30は、一対の側板32,34と、天板36と
から断面コ字状に形成されている。そして、相対向する
側板32,34の間に回転軸38が掛渡され、この回転軸38に
3組の荷重印加装置210a,210b,210cが設けられてる。
第1図には、この荷重印加装置210の側面説明図が示さ
れている。この荷重印加装置210は、回転軸38に回動自
在に支持された荷重アーム40と、この荷重アーム40にタ
イル搬送方向に向け回動自在に取り付け固定された破壊
ローラ60とを含む。
前記荷重アーム40は、ロッド固定部42を介して回転軸38
に回動自在に取り付け固定されたロッド44と、このロッ
ド44の先端側にスライド自在に挿通された荷重部46とを
含む。
前記ロッド固定部42は、第6図に示すように、一対のス
リットカラー50,50を用い回転軸38上における取り付け
位置が規制されている。
また、前記荷重部46は、その両側に設けられたスリット
カラー48,48を用い、ロッド44に位置調整自在に取り付
け固定されている。なお、この荷重部46の取り付け位置
を変更する場合には、スリットカラー48のねじ48aをゆ
るめ、荷重部46を任意位置に調整した後、ねじ48aを締
め直せばよい。
また前記ロッド44のほぼ中央には、ローラ固定部62を介
して断面コ字状のローラ支持板64が取り付け固定されて
いる。
そして、このローラ支持板64に、破壊ローラ60がタイル
搬送方向に向け回動自在に取り付け固定され、搬送タイ
ルTの表面中央部に、荷重アーム40と破壊ローラ60の重
量によってその値が決定される不良タイル破壊荷重Wを
印加している。
これにおいて、この破壊荷重Wの値は、荷重部46の位置
を調整し、この荷重モーメントを変えることにより任意
の値に設定することができる。
このため、実施例のロッド44には、破壊荷重Wの値と、
荷重部46の取り付位置との対応関係を表した目盛52が設
けられ、荷重部64の取り付位置を、その目盛52に基づき
調整することにより、その破壊荷重Wを任意の値を設定
できるように形成されている。
また、この加重印加装置210には、第1図に示すよう荷
重アーム40の破壊荷重印加方向への回動を規制するスト
ッパ機構70が設けられている。
このストッパ機構70は、ロッド固定部42から下方へ延設
された回動規制板72と、この回動規制板72の背面に位置
して取付フレーム30の両側板32,34間に取り付け固定さ
れたストッパ取付板74と、を含み、このストッパ取付板
74に回動規制板72と当接するストッパ76を設けることに
より形成されている。
ここにおいて、前記ストッパ76は、取付板24と一体的に
設けられたナット76aと、このナットに螺合されたボル
ト76bとからなり、ボルト76bを回動するとにより、荷重
アーム40の回動規制位置を微調整するように形成されて
いる。
本実施例においては、第7図(C)に鎖線で示すよう
に、搬送タイルTの表面位置よりd分だけ低い位置まで
破壊ローラ60が移動したとき、荷重アーム40の回動を規
制するように形成されている。
また、本考案の不良タイル破壊装置200には、荷重印加
位置において、搬送タイル下面を支持するタイル支持装
置80が設けられている。
このタイル支持装置80は、搬送タイルTの裏面側両側
を、破壊ローラ60の前方で支持する一対の前方支持ロー
ラ82,84と、搬送タイルTの裏面側両側を、破壊ローラ6
0の後方で支持する一対の後方支持ローラ86,88を含み、
これら各支持ローラ82〜88で、タイル裏面を4点で支持
する。そして、支持された搬送タイルTの表面中央部
に、破壊ローラ60を用い破壊荷重Wを印加するよううに
形成されている。
実施例において、各支持ローラ82〜88は、前記プーリ10
と同じものが用いられている。
そして、第5図に示すよう、これら前方支持ローラ82,8
4および後方支持ローラ86,88は、そのローラ外周に設け
た溝内に各ベルト12,12が通過するよう取り付けられて
いる。
また、実施例のタイル支持装置80は、搬送タイルTの裏
面両側を、前記前方支持ローラ82,84および後方支持ロ
ーラ86,88の間で、しかもこれら支持ローラ82〜88より
いく分低い位置で支持する一対のガイドローラ90,92を
有する。そして、このガイドローラ90,92は、第7図
(A)〜(C)に示すよう表面が破壊ローラ60により押
圧された搬送タイルTを、前方支持ローラ82,84側へ導
くように機能する。
実施例において、このカイドローラ90,92も、前記プー
リ10と同じものが用いられ、しかも他のローラ82〜88よ
りh分だけ下方に位置するよう取り付けられている。
本実施例は以上の構成からなり、次にその作用を説明す
る。
まず本考案の不良タイル破壊装置を用いる場合には、破
壊荷重Wが所望の値となるよう目盛52を用いて荷重部46
の取り付け位置を調整する。
これと同時に、破壊ローラ60の先端が、第7図(A)に
示すように搬送タイルTの表面位置より例えばd=2mm
下方に位置するよう、ストッパ機構70を調整する。この
調整は、ボルト76bを回動し、その高さを変化させるこ
とにより行う。
このような調整が終了した後、タイル搬送装置を駆動す
る。これにより、搬送経路100に沿って次々と搬送され
てくるタイルTが、この不良タイル破壊装置200内を通
過し搬送経路下流側へ送られていく。
第7図には、搬送タイルTが不良タイル破壊装置200内
を通過する状態、すなわちタイル表面を押圧する破壊ロ
ーラ60とタイル裏面側を支持する各支持ローラ82〜92間
を通過する様子が示されている。
まず、第7図(A)に示すように、タイルTが搬送され
てくると、第7図(B)に示すよう破壊ローラ60により
タイルTの裏面側がガイドローラ90,92に押し付けられ
る。そして、このタイルTは、ガイドローラTにより前
方に向けガイドされ、第7図(C)に示すように前方支
持ローラ82,84および後方支持ローラ86,88より裏面側四
隅を支持される。
このとき、搬送タイルTは第7図(C)に示すように、
図中破線で示す位置から実線で示す位置まで破壊ローラ
60を上方に持上げる。これにより、その表面中央部に破
壊荷重Wが印加される。
このとき、搬送タイルTが第2図(A)に示すような正
常なタイルである場合には、この破壊荷重Wにより破壊
されることなく、そのまま搬送経路下流側へ送り出され
る。
しかし、この搬送タイルTが、第2図(B)に示すよう
にキレK等が入った強度の低い不良タイルである場合に
は、第8図に示すように破壊される。そして、破壊され
たタイルT′は搬送ベルト12,12の隙間から第4図に示
すように回収箱24に向けて落下する。
このようにして、本考案によれば、強度の低い不良タイ
ルTを、破壊荷重Wにより確実に破壊し、搬送経路から
除去することができる。
特に、本考案によれば不良タイル破壊荷重を、荷重アー
ム40および破壊ローラ60の自重により発生させている。
従って、例えば1分間に数十枚から数百枚の単位で次々
と送られてくる搬送タイルTに破壊荷重を繰返し印加す
る場合でも、その破壊荷重が疲労により変動することが
ないため、従来装置に比べそのメンテナンスが極めて簡
単なものとなる。
また、本実施例によれば、この破壊荷重Wの調整を、ロ
ッド44に設けられた目盛52にしたがい、荷重部46の取り
付け位置を調整するのみで行うことができる。このた
め、従来技術に比べその荷重値の設定を極めて簡単に行
うことができ、特に専門的な知識を有さない人でも、そ
の調整を簡単に行うことが可能となる。
また、本考案の装置は、荷重アーム40を上下方向に回動
自在に形成している。従って、破壊ローラ60と支持ロー
ラ82〜92の間に、何等かの原因でタイルTで詰まった場
合でも、作業者は、荷重アーム40を上方に持上げること
により、詰まったタイルTを簡単に取除くことができ、
従来装置に比べ搬送経路の停止時間を大幅に短縮するこ
とが可能となる。
また、本実施例の装置は、第5図に示すように各搬送経
路100A,100Bの上方に荷重印加装置210a,210bを設けるの
みならず、これら両荷重印加装置210a,210bの間にも同
様な構造の荷重印加装置210cを設けている。
これは、寸法の異なるタイルTを、相隣接する搬送経路
100A,100Bのベルト12a,12bを用いて搬送したときに、こ
のタイルTに不良タイル破壊荷重Wを印加するためであ
る。
なお、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、
本考案の要旨の範囲内で、各種の変形実施が可能であ
る。
例えば、上記実施例では、ガイドローラ90、92を設け
て、後方ローラ86、88から前方ローラ82、84へタイルT
を円滑に導くようにしたが、このガイドローラ90、92を
設けなくても、ベルト12のみによってもある程度は、タ
イルTを円滑に導くことが可能である。
[考案の効果] 以上説明したように、請求項1記載の考案によれば、荷
重が印加されるときにタイルは4点支持されているの
で、不良タイルはどの方向にも割れることとなって、タ
イルのキレの方向にかかわらず不良タイルを破壊でき
る。
また、不良タイル破壊荷重の設定を簡単に行え、長期間
使用されても同じ荷重を維持でき、破壊ローラと搬送ラ
インとの間にタイルが詰まった場合でも、詰まったタイ
ルを簡単に取り除くことができる。
請求項2記載の考案によれば、専門の知識がなくても、
荷重部の位置を目盛りを用いて調整することで、簡単に
タイルへの印加荷重を不良タイル破壊荷重に設定するこ
とができる。
請求項3記載の考案によれば、ガイド手段によって、搬
送されるタイルを円滑に送ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る不良タイル破壊装置の好適な実施
例を示す側断面説明図、 第2図は搬送されてくる各種タイルの説明図であり、同
図(A)は正常なタイルの説明図、同図(B)はキレが
存在する不良タイルの説明図、 第3図は本実施例にかかる不良タイル破壊装置が設けら
れたタイル搬送装置の平面説明図、 第4図は第3図に示す装置の側面説明図、 第5図は第4図のV−V断面説明図、 第6図は第4図のVI−VI断面説明図、 第7図は本考案の不良タイル破壊過程の説明図であり、
同図(A)は破壊ローラに搬送タイルTが侵入する前の
状態の説明図、同図(B)は破壊ローラ下方に搬送タイ
ルTが侵入した状態の説明図、同図(C)は破壊ローラ
からタイルTに破壊荷重Wが印加されている状態の説明
図、 第8図は破壊ローラにより不良タイルが破壊さた状態の
説明図である。 40…荷重アーム、44…ロッド、 46…荷重部、60…破壊ローラ、 70…ストッパ機構、80…タイル支持装置、 82,84…前方支持ローラ、 86,88…後方支持ローラ、 90,92…ガイドローラ、 100…搬送経路、 200…不良タイル破壊装置、 210a,210b,210c…荷重印加装置。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送ラインに沿って次々と送られてくるタ
    イルの中から、不良タイルのみを選択的に破壊する不良
    タイル破壊装置において、 搬送されるタイルの上面に荷重を印加する荷重印加手段
    と、この荷重印加手段による荷重印加位置で前記タイル
    の下面を支持するタイル支持手段と、を含み、 前記荷重印加手段は、一端が上下方向に回動自在に支持
    された荷重アームと、この荷重アームに取り付けられて
    前記荷重アームの重さと自重とで前記タイルの上面に荷
    重を印加する破壊ローラと、前記荷重アームの回動を規
    制することで搬送されるタイルの上面より下方の所定位
    置で前記破壊ローラの荷重印加方向への移動を規制する
    ストッパ部と、を含み、 前記タイル支持手段は、前記破壊ローラよりも搬送方向
    下流側で前記タイルの下面両側部を2点支持する一対の
    前方支持ローラと、前記破壊ローラよりも搬送方向上流
    側で前記タイルの下面両側部を2点支持する一対の後方
    支持ローラと、を含んで、前記タイルを4点支持し、 前記前方支持ローラ及び後方支持ローラにて下面が4点
    支持された前記タイルの上面ほぼ中央部に、前記破壊ロ
    ーラによって不良タイル破壊荷重を印加して、正常タイ
    ルより強度の小さい不良タイルを破壊することを特徴と
    する不良タイル破壊装置。
  2. 【請求項2】請求項(1)記載の不良タイル破壊装置に
    おいて、 前記荷重アームは、一端が上下方向に回動自在に支持さ
    れ前記破壊ローラが取り付けられた回動ロッドと、この
    回動ロッドに軸方向に移動自在に取り付けられ取付位置
    に応じて前記タイルへの印加荷重を調整する荷重部と、
    この荷重部の取付位置と前記印加荷重との対応関係を前
    記回動ロッドに表示する目盛りと、を含み、 この目盛りに合わせて前記荷重部の取付位置を調整する
    ことにより、前記印加荷重を不良タイル破壊荷重に設定
    できることを特徴とする不良タイル破壊装置。
  3. 【請求項3】請求項(1)又は請求項(2)記載の不良
    タイル破壊装置において、 前記後方支持ローラから前記前方支持ローラへ、搬送さ
    れるタイルを導くガイド手段を有し、 このガイド手段は、搬送方向の上流側の端部が前記後方
    支持ローラにより支持され下流側の端部が前記破壊ロー
    ラにて加圧された前記タイルの前記下流側の端部を、前
    記後方支持ローラ及び前記前方支持ローラよりも下方で
    支持して、前記前方支持ローラへ導くことを特徴とする
    不良タイル破壊装置。
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