JPH064284A - リニアアレイ型の並列dspプロセッサ - Google Patents

リニアアレイ型の並列dspプロセッサ

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JPH064284A
JPH064284A JP4159659A JP15965992A JPH064284A JP H064284 A JPH064284 A JP H064284A JP 4159659 A JP4159659 A JP 4159659A JP 15965992 A JP15965992 A JP 15965992A JP H064284 A JPH064284 A JP H064284A
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memory
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data
data memory
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JP4159659A
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Seiichiro Iwase
清一郎 岩瀬
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の3個分の処理を、ハードウェアを3倍
にせずに実現する。 【構成】 プログラム制御部1はSIMD制御で従来の
3個分のプロセッサの処理を一つのプログラムにまとめ
られている。入力SAM部2、出力SAM部10、デー
タメモリA部3は従来と同じである。データメモリD部
9は従来のデータメモリB部と同じである。またALU
アレイA部4、ALUアレイB部6、ALUアレイC部
8はどれも従来のALUアレイ部と同じである。よっ
て、基本的に新規なのはデータメモリB部5とデータメ
モリC部7である。なお、各部分のビットサイズは、そ
れぞれISB、MAB、MBB、MCB、MDB、OS
Bである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビなどの映像信号
の処理をプログラマブルに実現するリニアアレイ型DS
Pプロセッサに関するもので、特にその構成要素のSA
M(シリアルアクセスメモリ)部、データメモリ部、A
LUアレイ部のうち、データメモリ部とALUアレイ部
を繰り返し並べて配置し、そのALUアレイ部に挟まれ
るデータメモリ部のメモリセルを2ポートメモリで構成
することを特徴とするSIMD制御プログラム処理のプ
ロセッサに関する。
【0002】
【従来の技術】本発明は、テレビなどの映像信号をソフ
トウェアプログラムでディジタル信号処理するための、
SIMD制御のプログラマブルなリニアアレイ型プロセ
ッサの構成および制御に関するもので、特に、SIMD
制御のリニアアレイ型プロセッサであって、その構成要
素である各プロセッサエレメントのデータメモリとAL
Uアレイを交互に配置することにより、ALUを並列化
し、その処理能力を向上させようとするものである(S
IMD制御: Single Instruction stream MultiData s
tream/全てのプロセッサエレメントが一つのプログラ
ムにより連動して動作する)。
【0003】従来技術として、テレビなどの映像信号の
ディジタル信号処理をプログラマブルに実現するプロセ
ッサの構成として、SIMD制御のリニアアレイ型プロ
セッサがある(例えば JIM CHILDERS,et al "SVP:SERIA
L VIDEO PROCESSSOR" IEEE1990 CUSTOM INTEGRATED CI
RCUITS CONFERENCE 17.3 )。
【0004】このプロセッサは、図3のように1ビット
ALUによる演算アレイをVRAMに組み込んだ形にな
っている。以下この図3から説明する。
【0005】このプロセッサは、大きくは、入力SAM
(シリアルアクセスメモリ)部、データメモリA部、A
LUアレイ部、データメモリB部、出力SAM部、プロ
グラム制御部などに分けられる。
【0006】プログラム制御部にはプログラムメモリと
そのシーケンス制御回路がある。また入力SAM部、デ
ータメモリA部、ALUアレイ部、データメモリB部、
出力SAM部は、全体でリニアアレイ(直線配列)型の
多数並列化したプロセッサエレメント群を構成してお
り、プログラム制御部内にある、共通の一つのプログラ
ム制御部により連動してSIMD制御される。
【0007】なお入力SAM部、データメモリA部、デ
ータメモリB部、出力SAM部は、基本的にメモリであ
り、それらのメモリのためのROWアドレスデコード
は、詳細に説明しないが、図3においては、このプログ
ラム制御部に含まれているものとして以下説明する。
【0008】多数並列化されたプロセッサエレメントの
単一エレメントは、図3で斜線で示したような縦の細長
い範囲であり、これが図で横方向に直線配列で並んでい
る。即ち、ひとつのプロセッサエレメントを構成するの
に必要な、ごく一般的な図4のようなプロセッサの構成
を、図3の斜線で示した縦の細長いプロセッサエレメン
トがそれぞれ実現している。
【0009】入力バッファメモリ(IQ)に相当するの
が入力SAM部である。出力バッファメモリ(OQ)に
相当するのが出力SAM部である。第1のデータメモリ
(RFB)に相当するのがデータメモリB部である。第
2のデータメモリ(RFA)に相当するのがデータメモ
リA部である。第1のデータメモリと第2のデータメモ
リのデータを、必要に応じて選んで演算するためのセレ
クタ(SEL)及びALUに相当するのが、ALUアレ
イ部である。
【0010】このプロセッサエレメントの普通のプロセ
ッサとの違いは、普通のプロセッサではそのハードウェ
アはワードプロセッサであり、ワードを単位として処理
するが、このプロセッサの場合はそのハードウェアはビ
ットプロセッサであり、ビットを単位として処理する点
である。ビットプロセッサはハードウェアが小さく、普
通には実現できない程多数の並列数を実現できる。なお
プロセッサエレメントの直線配列の並列数は、映像信号
の一水平走査期間の画素数(H)に一致させる。
【0011】更にこのプロセッサエレメントの構造は、
図5のように概略書くことができる。入力SAM部の一
つのプロセッサエレメント分は、入力ポインタからの制
御を受ける縦に並んだ複数の入力SAMセルである。入
力SAMセルは図3の入力ビット数分(ISB)縦に並
べて用意されるのだが、図5ではそれを省略して一つだ
け代表して表示している。
【0012】データメモリA部の一つのプロセッサエレ
メント分は、図5におけるメモリAセルを、図3のMA
Bのビット数分用意されて縦に並んでいるのだが、図5
ではそれを省略して一つだけ代表して表示している。
【0013】ALUアレイ部の一つのプロセッサエレメ
ント分は、図5におけるALUセルである。ここでAL
Uセル中の本当のALU部分は1ビットALUであり、
全加算器(フルアダー)程度のものである。またALU
セル中のセレクタ(SEL)は、1ビットALUの入力
選択のためのものであり、図中の複数のX印で示すバス
との交点のうちの一つのバスからのデータを選択する。
なおFFはフリップフロップ(1ビットレジスタ)であ
る。
【0014】データメモリB部の一つのプロセッサエレ
メント分は、図5におけるメモリBセルを、図3のMB
Bのビット数分用意されて縦に並んでいるのだが、図5
ではそれを省略して一つだけ代表して表示している。な
おメモリBセルとメモリAセルは同じもので良い。
【0015】出力SAM部の一つのプロセッサエレメン
ト分は、出力ポインタからの制御を受ける縦に並んだ複
数の出力SAMセルからなる。出力SAMセルは図3の
出力ビット数分(OSB)縦に並べて用意されるのだ
が、図5ではそれを省略して一つだけ代表して表示して
いる。なお出力SAMセルは、入力SAMセルと同様の
もので良い。
【0016】入力SAM読みだし信号(IR)、メモリ
アクセス信号(AA及びAB)、出力SAM書き込み信
号(OW)などは、メモリセルのワード線であり、アド
レスデコードがされているものとする。またリードモデ
ィファイライトのために、読み出しのための信号はサイ
クルの前半、書き込みのための信号はサイクルの後半の
タイミングで発生される。
【0017】なお図5において、セルを縦に通過する接
続線即ちビット線とポインタ信号線は、縦に並ぶ回路要
素を同様に接続しながら通過するものとする。また横方
向の接続線のメモリのワード線および入力データバス
は、横に並ぶ回路要素を同様に接続しながら通過する。
【0018】次にこのプロセッサの動作を、図3、図5
を使って説明する。入力信号は入力SAM部に導かれ
る。入力ポインタは一つのプロセッサエレメントにだけ
論理“H”を立てた1ビット信号即ち入力ポインタ信号
(IP)を発生し、“H”で指定されたプロセッサエレ
メントの入力SAMセルに入力データ(IN)が書き込
まれる。入力データバス及び入力SAMセルはそれぞれ
ISBビットだけあるが、図5では1ビット分だけを示
している。
【0019】入力データは、映像信号の一水平走査期間
ごとに、入力ポインタにより入力SAM部の左端のプロ
セッサエレメントのSAMから順に右方向のプロセッサ
エレメントのSAMに記憶していくことが出来、並んだ
プロセッサエレメント数が映像信号の一水平走査期間の
画素数分(H)であるので、入力映像信号のデータレー
トに合わせたクロックで、一水平走査期間右方向へSA
M書き込みを続け、一水平走査期間分の入力データを入
力SAM部に蓄積できる。このような入力動作は、水平
走査期間毎に繰り返される。
【0020】プログラム制御部は、入力SAM部、デー
タメモリA部、ALUアレイ部、データメモリB部、出
力SAM部を以下のようにSIMD制御して、処理を実
行する。このプログラム制御は、水平走査期間ごとに繰
り返される。即ち水平走査期間の時間をこのプロセッサ
の命令サイクル周期で割り算したステップ数だけのプロ
グラムが組める。
【0021】一水平走査期間分の入力SAM部に蓄積さ
れた入力データは、次の一水平走査期間において、必要
に応じてプログラム制御部の制御のもとに入力SAM部
からデータメモリB部へ移され、演算処理に使われる。
この動作はプログラムで入力SAM部の必要なビットの
記憶内容を入力SAM読みだし信号(IR)によりアク
セスしては、転送先のデータメモリB部の所定のメモリ
セルへメモリアクセス信号(AB)を出して書き込んで
いくことにより実現する。
【0022】ここで入力SAM読みだし信号(IR)と
メモリアクセス信号(AB)はワード線であり、それぞ
れ複数あるが、これらはアドレスデコーダでデコードさ
れている。またこれらワード線はリードモディファイラ
イトのために、読み出しのための信号はサイクルの前
半、書き込みのための信号はサイクルの後半のタイミン
グで発生される。このデータ転送は縦方向のビット線を
経由して1サイクルに1ビットづつ行われる。なおこの
データ移動に際してALUで処理することは何もない
が、ALUセルを通るようになっており、その際ALU
出力制御信号(BB)が所定のタイミングで発生され
る。
【0023】入力SAM部の各入力SAMセルからの読
みだし信号(IR)とデータメモリA部の各メモリセル
へメモリアクセス信号(AA)は同じアドレス空間にあ
り、メモリの同じROWデコーダでデコードされて、ワ
ード線として与えられるものである。
【0024】データの演算処理にあたり、その準備とし
て必要に応じてデータメモリA部とデータメモリB部の
間で、所定のメモリセルへメモリアクセス信号(AA、
AB)を出して読み出し或いは書き込みを行い、データ
を移動できる。これも入力SAM部からデータメモリB
部へのデータ転送の場合と同様にリードモディファイラ
イトで、縦方向のビット線を経由して1ビット1ビット
行われる。またこの時もデータ移動に際してALUで処
理することは何もないが、ALUセルを通るようになっ
ており、その際ALU出力制御信号(BA或いはBB)
が所定のタイミングで発生される。
【0025】よって、データメモリA部とデータメモリ
B部には、過去に上述のようにして書き込まれた入力デ
ータや演算途中のデータが記憶されている。それらのデ
ータ或いはALUセル中の1ビットレジスタ(FF)に
記憶したデータを用いて、必要なALUでのビット演算
処理ができる。
【0026】例えばデータメモリA部のあるビットのメ
モリAセルのデータとデータメモリB部のあるビットの
メモリBセルのデータを加算してデータメモリB部の今
読み出したビットのメモリBセルに加算結果を書き込む
場合は以下のようになる。データメモリA部の所定のビ
ットのメモリAセルへ読み出し信号(AA)、またデー
タメモリB部の所定のビットのメモリBセルへは読み出
し信号(AB)をサイクルの前半に出す。
【0027】データメモリA部から読み出されたデータ
とデータメモリB部から読み出されたデータは、ALU
アレイ部のALUで演算処理される。ALUからの出力
は、データメモリB部の同じビットのメモリBセルへ書
き込み信号(AB)をサイクルの後半に出してそこに書
き込む。その際にALU出力制御信号(BB)が所定の
タイミングで与えられる。
【0028】このALUセルでの演算動作は、ALU制
御信号(ALU−CONT)によりプログラムから指定
される。ALUセルで演算した結果は、再びデータメモ
リA部或いはデータメモリB部に書き込むか、或いは必
要に応じてALUセル中の1ビットレジスタに記憶する
こともできる。
【0029】このようにしてALUセルの上下に存在す
るデータメモリA部とデータメモリB部から、プログラ
ムに応じてデータを読み出しては、ALUアレイ部で必
要な算術演算或いは論理演算を施し、再びデータメモリ
A部或いはデータメモリB部の所定のアドレスに書き込
むことが出来る。この演算処理は全てビット処理であ
り、サイクル当たり1ビットづつ処理を進める。
【0030】一水平走査期間分の演算処理が終わると、
その水平走査期間のうちに、プログラムの最後の部分で
その水平走査期間分の出力データを出力SAM部に移す
必要がある。今出力すべきデータがデータメモリA部に
あるとする時、所定のメモリセルへメモリアクセス信号
(AA)をサイクルの前半に出して読みだしを行い、ま
た出力SAM部の所定のビットの出力SAMセルにデー
タ転送されるように、その出力SAMセルにサイクルの
後半に書き込み信号(OW)が発生される。
【0031】データは縦方向のビット線を経由して1ビ
ット1ビットデータ転送される。またこの時もデータ移
動に際してALUで処理することは何もないが、ALU
セルを通るようになっており、その際ALU出力制御信
号(BB)が所定のタイミングで発生される。
【0032】出力SAM部の各出力SAMセルへの書き
込み信号(OW)とデータメモリB部の各メモリセルへ
メモリアクセス信号(AB)は同じアドレス空間にあ
り、メモリの同じROWデコーダでデコードされて、ワ
ード線として与えられるものである。
【0033】以上のように、一水平走査期間の時間のう
ちに、入力SAM部に蓄積された入力データの読み出
し、必要な演算処理、必要なデータ移動、そして出力S
AM部への出力データの書き込みまでが、ビットを単位
とするSIMD制御プログラムで制御される。このプロ
グラム処理は水平走査期間を単位として繰り返される。
【0034】このプログラム処理が終わって出力SAM
部に移された出力データは、更に次の水平走査期間に、
以下のように出力SAM部から出力される。出力信号は
出力SAM部から出力データバスへ導かれ、このプロセ
ッサの外へ出力される。
【0035】出力ポインタは、一つのプロセッサエレメ
ントについてだけ論理“H”を1つ立てた1ビット信号
即ち出力ポインタ信号(OP)を発生し、その論理
“H”で指定されたプロセッサエレメントの出力SAM
セルから出力データが出力データバスに読み出され、出
力データ(OUT)となる。出力データバス及び出力S
AMセルは、それぞれOSBビットだけあるが、図5で
は1ビット分だけを示している。
【0036】出力データは映像信号の一水平走査期間ご
とに、出力ポインタにより、出力SAM部の左端のプロ
セッサエレメントのSAMから順に右方向のプロセッサ
エレメントのSAMへ場所を移しながら読み出していく
ことが出来、並んだプロセッサエレメント数が映像信号
の一水平走査期間の画素数分(H)であるので、出力映
像信号のデータレートに合わせたクロックで、一水平走
査期間分の出力データを出力SAM部から出力できる。
このような出力動作は水平走査期間毎に繰り返される。
【0037】1.入力データの入力SAM部への書き込
みによる入力動作。 2.プログラム制御部のSIMD制御による、入力SA
M部からの入力データ移動、データメモリA部、ALU
アレイ部、データメモリB部による演算処理の実行、デ
ータ転送、そして出力SAM部への出力データ移動。 3.出力データの出力SAM部からの読み出しによる出
力動作。 の3つの動作は、映像信号の一水平走査期間を単位とす
るパイプライン動作になっており、ひとつの水平走査期
間の入力データに注目すれば、それぞれの動作は一水平
走査期間の時間づつずれた形で実行されるが、3つの動
作は連続して同時に並行して進行できる。
【0038】図5の各セルの構造は、理解を容易にする
ために非常に一般的なものだとして示している。
【0039】
【発明が解決しようとする課題】従来例の構成では、こ
のプロセッサは入力SAM部、データメモリA部、AL
Uアレイ部、データメモリB部、出力SAM部からな
り、このアーキテクチャのプロセッサの処理性能は、例
えば図3の縦方向の長さを長く、即ち、入力SAM部、
データメモリA部、データメモリB部、出力SAM部の
メモリサイズを大きくしても、それぞれのデータメモリ
のアドレス空間が広がるだけで、ワーキングメモリが増
えるだけである。
【0040】また図3の横方向の長さを長く、即ちプロ
セッサエレメントの並列数を増やしても、このプロセッ
サエレメントの並列数は適用する映像信号の一水平走査
期間の画素数に対応させて使うので意味がない。
【0041】このアーキテクチャのプロセッサの処理性
能を向上させるには、命令サイクルを高速化するか、A
LUを並列化するか、或いはプロセッサ全体の並列化に
よるしかない。
【0042】命令サイクルの高速化については、入力S
AM部の入力SAMセル、データメモリA部のメモリA
セル、データメモリB部のメモリBセル、出力SAM部
の出力SAMセルの各メモリセルがDRAM構造で作ら
れているとアクセスタイムが遅く、それが高速化のネッ
クになる。しかしDRAMでないと、メモリ面積が大き
くなる。
【0043】図3の従来例において、ALUを並列化す
るなどにより単純にALUアレイ部のALUセルの演算
性能を上げようとしても、このプロセッサのプロセッサ
エレメントは、メモリセルの横幅分程度の非常に幅狭い
形でできているので、横幅が大きくなってしまったり、
縦の長さが長くなり過ぎたりして、一つのプロセッサエ
レメントの面積のバランスが崩れたり、スペースの無駄
が生じやすい。
【0044】またプロセッサ全体の並列化は、N台並列
化して処理性能がN倍になるとき、ハードウェアもN倍
になってしまう。本件は、このプロセッサにおける処理
性能向上のために、ALUセル内でのALU並列化では
なく、プロセッサ内にALUセルを並列化する。
【0045】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の手段
は、リニアアレイ型の並列DSPプロセッサにおいて、
少なくともSAM(シリアルアクセスメモリ)部、デー
タメモリ部、ALUアレイ部からなり、データメモリ部
とALUアレイ部とが繰り返し並べて配置されているこ
とを特徴とするリニアアレイ型の並列DSPプロセッサ
である。
【0046】本発明による第2の手段は、第1の手段記
載のリニアアレイ型の並列DSPプロセッサにおいて、
上記ALUアレイ部に挟まれるデータメモリ部のメモリ
セルを2ポートメモリで構成することを特徴とするリニ
アアレイ型の並列DSPプロセッサである。
【0047】本発明による第3の手段は、第2の手段記
載のリニアアレイ型の並列DSPプロセッサにおいて、
上記メモリセルは少なくとも2本のビツト線より構成さ
れることを特徴とするリニアアレイ型の並列DSPプロ
セッサである。
【0048】本発明による第4の手段は、第3の手段記
載のリニアアレイ型の並列DSPプロセッサにおいて、
上記回路を構成するプロセツサは、全てのプロセッサが
1つのプログラムにより連動して動作をするSIMD制
御であることを特徴とするリニアアレイ型の並列DSP
プロセッサである。
【0049】本発明による第5の手段は、第4の手段記
載のリニアアレイ型の並列DSPプロセッサにおいて、
上記プロセツサは、映像信号の水平解像度に相当する個
数のプロセツサよりなり、全てのプロセツサが、1期間
において、1水平走査線の情報を処理することを特徴と
するリニアアレイ型の並列DSPプロセッサである。
【0050】
【作用】これによれば、演算処理は従来より高速にでき
ると共に、ハードウェアは各プロセッサの入出力SAM
部、データメモリ部、そのほかプログラム制御部でプロ
グラムメモリや制御線やデコード回路などの共通部分が
節約できる。
【0051】
【実施例】図1が実施例の構成で、図3に対応するもの
である。簡単に言うとこれは、図3の構成のプロセッサ
を3個(X,Y,Z)を縦に並べて直列接続すると図6
のようになるが、この時にプロセッサXの出力SAM部
とプロセッサYの入力SAM部、及びプロセッサYの出
力SAM部とプロセッサZの入力SAM部は、出力SA
M部がパラレルからシリアルへの変換であり、入力SA
M部がシリアルからパラレルへの変換をしているので冗
長であり省略できる。
【0052】また、するとプロセッサXのデータメモリ
B部とプロセッサYのデータメモリA部は、同様なもの
が並ぶので共通化が考えられる。プロセッサYのデータ
メモリB部とプロセッサZのデータメモリA部も同様で
ある。この冗長性を除いてまとめたのが図1である。こ
の図において、図3と同じ部分は説明を省略し、異なる
部分のみ説明する。
【0053】プログラム制御部1は、やはり基本的には
同じSIMD制御で構成要素も同じであるが、従来の3
個分のプロセッサの処理を一つのプログラムにまとめら
れている点が異なる。これは具体的に制御信号線が従来
のプロセッサより増えることになり、プログラムのワー
ドサイズが大きくなるが、3つのプロセッサで共通して
いた部分については共用できるので、3倍にはならず、
トータルではプログラムメモリや制御線やデコード回路
などが節約できる。
【0054】入力SAM部2、出力SAM部10、デー
タメモリA部3は図3と同じである。データメモリD部
9は図3のデータメモリB部と同じである。またALU
アレイA部4、ALUアレイB部6、ALUアレイC部
8はどれも図3のALUアレイ部と同じである。よっ
て、基本的に新規なのはデータメモリB部5とデータメ
モリC部7である。なお、各部分のビットサイズ、即ち
縦の長さは、それぞれ図1のようにISB、MAB、M
BB、MCB、MDB、OSBである。
【0055】図3に対する図5のモデルに対応した、実
施例における図1に対するモデルを図2に示す。ここで
は特に従来の図5と異なるメモリBセルとメモリCセル
についてのみ説明する。
【0056】メモリBセルとメモリCセルは同じ回路で
ある。これらは従来のメモリセルと違って2ポートメモ
リとするために、ビット線を2本持ち、そのビット線の
アクセスのためのパストランジスタが2個になってい
る。このメモリセルの構造は、ここに示したものに限ら
ないが、要するに2ポートメモリになっていなければな
らない。
【0057】データメモリB部とデータメモリC部はこ
のように2ポートメモリになっており、その上にあるA
LUアレイとその下にあるALUアレイの両方の同時ア
クセスに対応する。2ポートメモリはアクセスポートが
2つあって、それぞれに独立に独立なワード線からアク
セスされる。
【0058】なおここまでの説明ではこれまでの説明と
同様に、データメモリB部のメモリBセルは縦にMBB
個並んでおり、またデータメモリC部のメモリCセルは
縦にMCB個並んでいるが、図2ではそれぞれ一つのメ
モリセルだけ代表して書いてある。
【0059】次に図1、図2の実施例のプロセッサの動
作を説明する。ここでも従来の図3、図5と同じ部分は
説明を省略し、異なる部分のみ説明する。
【0060】一水平走査期間分の入力SAM部に蓄積さ
れた入力データの入力SAM部からデータメモリB部へ
のデータ転送、及び一水平走査期間分の出力データのデ
ータメモリC部から出力SAM部へのデータ転送は、デ
ータメモリB部とデータメモリC部のメモリセルが変わ
ったが、2ポートメモリになっただけで、その片方のポ
ートについてのみ考えれば同じことであり、従来と同様
にデータ転送できる。
【0061】また、データの演算処理に先立ち必要に応
じて行う、データメモリA部とデータメモリB部の間で
のデータ転送、データメモリB部とデータメモリC部の
間でのデータ転送、データメモリC部とデータメモリD
部の間でのデータ転送も同様で、データメモリB部とデ
ータメモリC部のメモリセルが変わったが、2ポートメ
モリになっただけなので、その片方のポートについての
み考えれば同じことである。
【0062】過去に上述のようにして書き込まれた入力
データや演算途中のデータが記憶されているデータメモ
リA部、データメモリB部、データメモリC部、データ
メモリD部のデータ或いはALUセル中の1ビットレジ
スタ(FF)に記憶したデータを用いたALUでのビッ
ト演算処理については、例えばデータメモリB部のある
ビットのメモリBセルのデータとデータメモリC部のあ
るビットのメモリCセルのデータをALU−Bセルで加
算してデータメモリC部の今読み出したビットのメモリ
Cセルに加算結果を書き込む場合は以下のようになる。
【0063】データメモリB部の所定のビットのメモリ
Bセルへ読み出し信号(ABB)、またデータメモリC
部の所定のビットのメモリCセルへは読み出し信号(A
CA)をサイクルの前半に出す。データメモリB部から
読み出されたデータとデータメモリC部から読み出され
たデータは、ALU−BセルのALUで演算処理され
る。ALUからの出力は、データメモリC部の同じビッ
トのメモリCセルへ書き込み信号(ACA)をサイクル
の後半に出してそこに書き込む。その際にALU出力制
御信号(BBB)が所定のタイミングで与えられる。
【0064】このように、この図1、図2の構成によれ
ば、従来例と同様のことが可能であるが、このように2
ポートメモリにより隣り合う2つのプロセッサでデータ
メモリを共用する並列処理では、そのメモリのアクセス
競合が問題となり易い。
【0065】しかしメモリのアクセス競合が問題につい
ては、例えばデータメモリA部のあるビットのメモリA
セルのデータとデータメモリB部のあるビットのメモリ
BセルのデータをALU−Aセルで加算してデータメモ
リB部の今読み出したビットのメモリBセルに加算結果
を書き込む処理と、同時にデータメモリB部のあるビッ
トのメモリBセルのデータとデータメモリC部のあるビ
ットのメモリCセルのデータをALU−Bセルで加算し
てデータメモリC部の今読み出したビットのメモリCセ
ルに加算結果を書き込む場合について考えてみてわかる
ように、ビット線が2本あるのでビット線が不足するこ
とはない。
【0066】この例で、たまたま前者の演算と後者の演
算において、同じデータメモリB部のあるビットのメモ
リBセルのデータが同時に読まれることはあり得るが、
読み出しが同時であることは、メモリセルのバッファ能
力とかセンスアンプの感度の問題はあるだろうが、原理
的な支障はない。同じデータがそれぞれのポートの読み
出されるだけである。また書き込みと読み出しのアクセ
スが競合する場合も、書き込まれたものが読み出される
か、読み出したあとで書き込まれるか、何らかの所定の
規則に基づく動作にすることにすれば、それなりに競合
の問題の回避が可能である。
【0067】問題は書き込みをが同一メモリセルへ競合
する場合であるが、これは、ALUの演算は基本的に2
入力1出力なので、この例のようにALU出力の書き込
み先のデータメモリ部を別にしている限り競合は起きな
いし、またもし同じデータメモリ部に書き込もうとして
いる場合でも、そのデータメモリ部内で、そのアドレス
空間を使い分けていればやはり競合は起きない。すなわ
ちプログラミングの際に全て把握可能なことであるの
で、プログラムを注意深く行えば、充分起こりえる競合
を回避できるし、或いはプログラマーの代わりに、コン
パイラ或いはアセンブラにおいて、この競合の問題を自
動的に回避させるとか、そのためのプログラム自動修正
プログラムを作り、そてによって回避するという方法も
考えられる。
【0068】ここでは従来のプロセッサ3個分を縦につ
ないだが、その数のほかいろいろなバリエーションが可
能である。メモリセルについても、トランジスタ数を増
やした2ポートメモリなども考えられる。またここでは
リードモディファイライトを前提としたが、書き込み、
読み出しを別のサイクルで処理するようにしたメモリの
構成の場合などでも適用は可能である。
【0069】
【発明の効果】図1、図2は従来例の構成の3個分の処
理を、ハードウェアを3倍にせずに実現している。即ち
図1、図2はALUアレイ部が3倍になるので、演算処
理は従来の3倍にできる。一方ハードウェアは、図6に
おけるプロセッサXの出力SAM部、プロセッサYの入
力SAM部と出力SAM部、プロセッサZの入力SAM
部が不要となり削除された。また図6におけるプロセッ
サYのデータメモリA部、プロセッサZのデータメモリ
A部が節約できる。ただし、データメモリ部の節約につ
いてはメモリセルの2ポート化の若干のハードアウェア
増加を伴う。そのほかプログラム制御部でプログラムメ
モリや制御線やデコード回路などの共通部分が節約され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるリニアアレイ型の並列DSPプロ
セッサの一例の構成図である。
【図2】そのプロセッサエレメントのモデル図である。
【図3】従来のリニアアレイ型の並列DSPプロセッサ
の構成図である。
【図4】一般的なプロセッサの構成を説明するための図
である。
【図5】従来のプロセッサエレメントのモデル図であ
る。
【図6】従来のリニアアレイ型の並列DSPプロセッサ
の3個分の並列化を示す図である。
【符号の説明】
1 プログラム制御部 2 入力SAM部 3 データメモリA部 4 ALUアレイA部 5 データメモリB部 6 ALUアレイB部 7 データメモリC部 8 ALUアレイC部 9 データメモリD部 10 出力SAM部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リニアアレイ型の並列DSPプロセッサ
    において、 少なくともSAM(シリアルアクセスメモリ)部、デー
    タメモリ部、ALUアレイ部からなり、データメモリ部
    とALUアレイ部とが繰り返し並べて配置されているこ
    とを特徴とするリニアアレイ型の並列DSPプロセッ
    サ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のリニアアレイ型の並列D
    SPプロセッサにおいて、 上記ALUアレイ部に挟まれるデータメモリ部のメモリ
    セルを2ポートメモリで構成することを特徴とするリニ
    アアレイ型の並列DSPプロセッサ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のリニアアレイ型の並列D
    SPプロセッサにおいて、 上記メモリセルは少なくとも2本のビツト線より構成さ
    れることを特徴とするリニアアレイ型の並列DSPプロ
    セッサ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のリニアアレイ型の並列D
    SPプロセッサにおいて、 上記回路を構成するプロセツサは、全てのプロセッサが
    1つのプログラムにより連動して動作をするSIMD制
    御であることを特徴とするリニアアレイ型の並列DSP
    プロセッサ。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のリニアアレイ型の並列D
    SPプロセッサにおいて、 上記プロセツサは、映像信号の水平解像度に相当する個
    数のプロセツサよりなり、全てのプロセツサが、1期間
    において、1水平走査線の情報を処理することを特徴と
    するリニアアレイ型の並列DSPプロセッサ。
JP4159659A 1992-06-18 1992-06-18 リニアアレイ型の並列dspプロセッサ Pending JPH064284A (ja)

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