JPH0642857B2 - 糞尿袋用ディスペンサーを備えた便器設備及び糞尿袋 - Google Patents

糞尿袋用ディスペンサーを備えた便器設備及び糞尿袋

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JPH0642857B2
JPH0642857B2 JP2115929A JP11592990A JPH0642857B2 JP H0642857 B2 JPH0642857 B2 JP H0642857B2 JP 2115929 A JP2115929 A JP 2115929A JP 11592990 A JP11592990 A JP 11592990A JP H0642857 B2 JPH0642857 B2 JP H0642857B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、上側に便座、下側に排出管を設けた便器本体
と、ディスペンサーから1個づつ糞尿袋を取り出して、
前記便座に減圧により固定しうる糞尿袋を収容したディ
スペンサーとを備えた便器設備及びそれに用いられる糞
尿袋に関する。
〔従来の技術〕
洗浄水及び化学薬品無しでも使用できる便器設備の基本
的特徴は、西独特許公報3433969に記載されている。こ
れには、(トイレットペーパーの種類により畳んで或い
は巻いて吊るした)袋をつかみ具を用いてディスペンサ
ーから取り出し、該公報に詳しく記載していない方法
で、便座を形成する環状体に減圧により固定する。続い
て袋をつかみ具により閉じて処分すると記されている。
しかしこの方法では、濡れた袋が、つかみ具で閉じる時
の引っ張る力に耐えられなくなるので、実用上大いに問
題である。その上設備にかなりの費用が掛かり、又つか
み具が相当の場所を取る。この種の便器設備の主な用途
である陸上、空中又は水上の輸送機関では、利用できる
スペースが限られているので、この場所を取ることは特
に不利である。
従来の技術で袋をディスペンサーにどのように収納する
かは、例えば西独特許公報2021142に記載がある。この
公知の配置では、袋の自動的取り出しを全く断念してい
る(少なくとも記載がない)か、或いは巻いたロールを
おそらく引っ張る力だけを利用して引き出しているの
で、これはかなり複雑で故障を起こし易いと思われる。
又西独特許公報2310164による便座では、その縁部を使
用の都度保護カバーで覆うと記載されている。更に蓋
は、平らなほぼ環状の保護カバー用のディスペンサーと
共に形成されていて、吸引配管が接続した環状体をなす
便座に対して、その都度上下により種々の相対位置を取
ることができ、蓋と環状体とが平行の位置を取る時、一
番下にある保護カバーが環状体により吸引され、これを
覆うようになる。この方法は確かに平らな保護カバーを
取り出すには適しているが、糞尿袋の場合、これをすぐ
使用できるように、確実に取り出して広げるにはどうし
たらよいかの手引はない。この種の糞尿袋は単に便座の
上に置くだけでなく、これを充分に広げて、使用者に面
倒で不愉快な操作の負担を掛けないようにしなければな
らないので、その取扱は決して簡単ではない。
この点に関して西独特許公報2021142には折り畳んだ袋
の提案があり、これは使用の際に(中空部ができるよう
に)広がるようになっている。しかしこの広がりは、本
公報によれば落下する内容物の重量により行われるの
で、使用者にとって一般に非衛生で不快である。
この糞尿袋を広げるのに、減圧により実施するために、
便器本体の中に減圧配管を開口する方法は、それ自体米
国特許3772712により公知である。しかしこの特許の減
圧配管は、便器本体から内側に突出した便座の縁部にあ
る吸引孔と、便器本体を介して連結しており、これらの
吸引孔は便器本体の内側に開口している。そのため、第
一に便座の縁部を比較的薄く不安定に形成しなければな
らない。もしこれを全部木製にすれば、材料の加工の際
にこの材料の孔が本体に対してずれる恐れがあり、そう
なれば吸引効果が減少する。所で、減圧の効果として、
袋を開いた状態に保ち、且つその縁部を固定する両方の
作用が必要であるが、上記の方法ではこの両方の作用を
正しく釣り合わせることが困難である。即ち、例えば袋
を開くように調節した減圧は、便座の縁部に対する作用
が小さすぎて、使用する前に袋が便器本体に容易に吸い
込まれる恐れがある。便座の縁部に掛かる減圧が高すぎ
ると便座から袋を外すのが難しくなる。この公知の便器
設備では、臭気を吸引排除するため殆ど常時換気ファン
を回す構造になっているので、この袋の外しは特に困難
である。
臭気防止のために糞尿を冷凍する方法は、既に西独特許
公報2105075に記載されているが、この公知の構成は実
用には不適である。即ち、便器本体の壁を-15℃に冷却
することは、使用者にとって健康の障害にはならないと
しても、不快感は避けられない。便器本体の外側の面を
同時に加温することが提案されているので、これを考慮
に入れたとしても、このような費用の掛かる方式(同時
の加温と冷却)では、所期の目的を達成することは殆ど
不可能である。加温により冷却の作用を打ち消すなら
ば、冷却の目的、即ち除臭の効果は殆ど無くなる筈であ
る。この点を別としても、比較的硬い糞尿袋を上から便
器本体に嵌め、手で持ち上げて外すのは、面倒で非衛生
的でしかも不確実である。
前述の構造による苦い経験のため、冷凍船その他の冷凍
輸送機関のような特殊の用途や、特に気温が約-50℃の
高空を飛ぶ航空機の場合に、糞尿を冷凍して処分する方
法の適用性と効用とが従来認識されておらず、西独特許
2902476には、湿式便器の場合に凍結防止の対策すら記
載されている。
便器設備の制御用については、湿式便器用の制御設備が
西独特許3026763に開示されているが、これはかなり費
用や労力が掛かり、高価なシステムである。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、上述の欠点のない、場所を取らず、衛生的で
操作が確実な、冒頭に述べた種類の便器設備を簡単な構
成で形成することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の便器設備は、上側に便座、下側に排出管を設け
た便器本体と、ディスペンサーから1個づつ糞尿袋を取
り出して前記便座を減圧により固定しうる糞尿袋を収納
したディスペンサーとを備えた便器設備において、 ディスペンサーが、平らに重ねられた糞尿袋を収容す
る空間を有し、 前記便座には、吸引配管に接続している吸引孔が設け
てあり、 前記便座が前記ディスペンサーと平行な位置にあると
きに、平らに重ねられた前記糞尿袋の一番前にある糞尿
袋が、前記ディスペンサーから吸引される相対位置にな
るように、前記便座と前記ディスペンサーのいずれか又
は両方が回動可能なように便器本体に取付けられてお
り、 更に前記便器本体の内部に、減圧配管が開口してい
る、 ことを特徴とする便器設備である。
本発明のその他の発明の構成は下記に記載するとおりで
ある。
前述のように、糞尿袋を例えば折り込まずに平らに重ね
ておけば、一つずつ取り出すのが容易である。更に便座
及び/又はディスペンサーを動かしてお互いに平行な相
対位置に配置するようにすれば、費用が掛かり場所を取
る取出し装置が省略でき、その際互いに平行な相対位置
で袋を吸引すれば、ディスペンサーから袋を確実に取り
出すことができる。
前述の西独特許2021142記載の、落下する内容物の重量
により糞尿袋を広げる方法の欠点は、便器本体の内部に
減圧配管を開口する方法で解消することができる。袋の
吸引には何れにせよ減圧源が必要であるから、更に減圧
配管を設けることは僅かの費用ですみ、それによってそ
の都度袋は下からの吸引作用で確実に広げられる。
前述のように米国特許3772712には同様の減圧配管が開
示されているが、この方式の欠点を除くため、本発明で
は初めて2個の異なる減圧配管、即ち上記の吸引配管と
減圧配管とを設けたので、このような仕様(或いは調節
弁を介在させてその調節)により、それぞれの位置でそ
れぞれの機能に最も適した圧力が得られるようにするこ
とができる。後に詳述するように、この配管の分割にお
いて、それぞれの配管を別々に操作することにより有効
な制御が可能になる。
糞尿の冷凍の効果を上述の欠点なしで実現するために、
本発明においては、便器本体の排出管の下部に別の冷凍
室を連結して、該冷凍室には冷却装置を備え、使用者の
冷え込みの恐れや袋の非衛生的な取扱いを無くしてい
る。
又本発明の制御装置を備えた便器設備は、後述のよう
に、例えば上述の西独特許3026763による湿式便器の制
御方式に比べて、遥かに簡単である。
以下実施例により本発明を詳細に説明し、その他の重要
な特徴を明らかにする。
〔実施例〕
第1図及び第2図に、環状体として形成された旋回自在
の便座2を備えた普通の便器本体1を示す。第1図にお
いて、便座2は、ディスペンサー4の中に平らに重ねて
収納された糞尿袋3の一番前の袋の所まで持ち上げてあ
る。重ねられた袋はばね5で前方に押されている。糞尿
袋は第7図に示すように、その外側の縁部だけがディス
ペンサー開口部の縁で支えられている。
第3図に示すように、便座2には吸引孔6が設けてあ
り、これは吸引溝7を介して第1の吸引配管8と連結し
ている。更にこの吸引配管には減圧弁9が設けてある。
この弁を開けば、糞尿袋3は減圧により便座2の吸引孔
6の上に固定される。これらの吸引孔6は一方では糞尿
袋3をディスペンサー4から取り出し、他方では糞尿袋
3を使用中固定するため設けられている。従って、便座
2の表面に分布する多数の小さい吸引孔6を形成し、共
通の吸引溝7に開口するように構成すればよい(第8
図)。
第2図は、便座2を便器本体1の上にのせた水平の使用
位置を示す。その際最前部の糞尿袋3は便座によって引
き出され、便器本体の中に広げられる。便座2は、便器
本体に取付けられた旋回軸22により旋回自在に固定さ
れ、旋回軸22を中心とする旋回はモータ10(第7図)に
よって行われる。モータとしては、例えば減圧により作
動するモータ、或いは電動機が使用される。空気圧ピス
トン・シリンダ・ユニットを有するモータ10を用いても
よい。
第2図に示すように、便器本体1の排出管23は、その上
方に設けた旋回自在の第1のシャッター11により閉じる
ことができる。便器本体1には更にバルブ13を介しても
う1個の減圧配管12が連結しており、この減圧配管によ
り糞尿袋3は図示の使用位置に広げられる。又第1のシ
ャッター11をこの際便器本体1の内部の減圧によって閉
じるようにすることも可能であるが、又これを別のモー
タを使用するか、又は好ましくは足踏みスイッチにより
操作することも同様に可能である。
第4図に、便座2を糞尿袋3で覆った状態を示す。袋に
は便座2から外側にはみ出した円周部30が設けてある。
第5図は冷凍室16が取外し可能に設けた糞尿用の収集容
器として形成されている。この収集容器は冷却装置18を
備えている。この収集容器の底は好ましくは点線(17)で
示した形状を有する。収集容器の底をこのように円錐状
にしておけば、糞尿袋3を収集容器の中に一様に分布さ
せることができる。糞尿袋3を収集容器の中にできるだ
け均一に分布させるには、別の方法も考えられる。例え
ば突起のない円筒形の収集容器をその垂直軸33を中心に
回転し得るように構成してもよい。又排出管23の冷凍室
16内開放端がスリーブ34を介して落下管24に接続してお
り、該落下管の末端が、斜めに下方に突き出した湾曲部
25を形成し、この落下管を例えば排出管の下方に設けた
第2のシャッター11′(中間閉じこめ部を有しない場合
は排出管の上方の第1のシャッター11)の開きと連動し
て、便器の使用の都度湾曲部をある一定の角度、例えば
20°乃至45°だけ旋回するようにしてもよい(第5
図)。収集容器が回転する場合も第2のシャッター11′
(中間閉じこめ部がない場合は第1のシャッター11)の
開きと連動する。
収集容器はできるだけ付着性の少ない材料、例えばテフ
ロン(登録商標)で作るか、或いはそのような材料でコ
ーティングする。冷却装置18はこの冷凍室16の壁部と底
部を冷却する。冷却装置18には、収集容器の内容物を凍
結させるために、収集容器の壁部及び底部が冷却剤循環
用コイルによって囲繞されている。冷凍機から冷媒が送
られる。この冷却システムは外部に対して断熱してある
ので、冷却装置18が一時故障した場合にも冷凍室16の凍
結温度をある程度の時間維持することができる。
この種の便所の好ましい用途である航空機の場合には、
冷凍室16、従って収集容器を高空の冷たい外気で同様に
冷却してもよい。それには、単に冷却装置18の冷却コイ
ル21を備えた冷凍室16に直接冷気を取り入れるための適
当な配管を設けるか、冷気専用の別の冷却コイルを設け
るか、或いは既存の冷却コイル自体をこの目的に使用す
ればよい。
或いは又、熱交換器として形成された、冷却配管20付き
の補助冷却器19を設け、これに例えば冷気を取り入れる
ようにすることもできる。充分に冷たい外気が利用でき
れば、その間冷却用電力が節減できる。
一方では糞尿を効率よく凍結し、他方では高い頻度で使
用しても臭気の発生を防止するために工夫されている。
第5図に示すように、排出管23の上方に第1のシャッタ
ー11を設け、冷凍室を有する場合は冷凍室に第2の吸引
配管27が接続している。あるいは、第5図に示すよう
に、排出管23の上下間に上の第1のシャッター11と下の
第2のシャッター11′で区画された中間閉じこめ部26を
設け、その第1のシャッター11が便器本体1に対し、第
2のシャッター11′が冷凍室16に対して閉鎖するように
構成する。この場合両方のシャッター11と11′ははね蓋
状のシャッターであり、両方が決して同時に開くことは
なく、第1のシャッター11が閉じてから第2のシャッタ
ー11′が開いて、糞尿袋3を冷凍室16に落とす。この場
合、冷凍室に第2の吸引配管27が接続しており、中間閉
じこめ部26に第3の吸引配管36が接続している。
糞尿袋3(第6図)は、便器本体1の便座2に添うよう
に形成された円周部30と、これに接続する袋部31とから
成り、袋部は下方に向かってつぼまりふいご状又はらせ
ん状の折り目を有する。この折り目の所で袋部は重なら
ずに並んで畳まれているので、糞尿袋3を平らに畳むこ
とができる。
便器設備の特に使用に便利な実施例(第7図)では、環
状体を成す便座2を持ち上げずに便器本体自体の縁部を
形成し、ディスペンサー104の方を、便器本体の上面か
ら離れた静止の位置から、便器本体を蓋として覆うこと
ができるように、便座102の上の位置に回動しうるよう
に取付けられている。この上下降を好ましくはモータ10
により行い、モータがディスペンサー104を旋回軸22′
を中心に旋回して、これで便器本体101の蓋をする。こ
の便器本体101の蓋をするには、ディスペンサー104を側
方に旋回又は移動して行ってもよい。この場合にも、便
座102には前述の例のように吸引孔6が設けてあるが、
この場合の便座102は便器本体101自体の上部として形成
することもできる。吸引孔6に減圧を掛けると、平らに
重ねられた糞尿袋3がディスペンサー104から取り出さ
れる。2枚以上の糞尿袋3がディスペンサー104から取
り出されないようにするために、図示していないが、吸
引孔への減圧の供給と連動する押え機構が設けてある。
糞尿袋3の外周部を保持するディスペンサー開口部32
は、便座2(第1図、第2図)又は102(第7図)の外
周に相当する開きより幾らか小さい。こうすれば、ディ
スペンサー4(第1図、第2図)又は104(第7図)と
便座2又は102が糞尿袋3を取り出すのに必要な相対位
置に来たとき、吸引孔6はディスペンサー開口部32の内
側に来るようになるので、こうしてディスペンサー開口
部32の理想的な寸法が定まる。これにより糞尿袋3は吸
引孔6により最適の状態で取り出される。
糞尿袋3は少なくともある時間の間だけ充分な耐水性や
強度を有すればよいので、これは好ましくは再生紙又は
微生物で分解する材料、例えば自然に分解するシートで
製作する。
この便器設備は、その制御装置の機能により非常に衛生
的に使用される。手動による操作を全て省くことも可能
で、必要な唯一のスイッチ操作は使用後の特に足で踏む
スイッチの操作だけですることができる。
この目的を満たすには、使用後、スイッチ例えば足踏み
スイッチの操作により、少なくとも 1.吸引孔6の減圧を止め、 2.便器本体1の減圧を止め、 3.第1のシャッター11を開き、 4.ディスペンサー4又は104と便座2又は102とを糞尿
袋を取り出すのに必要な相対位置に移動し、 5.糞尿袋3を取り出すため、吸引配管8より吸引孔6
に減圧を送り、 6.第1のシャッター11を閉じ、便器本体1を減圧に
し、 7.ディスペンサー4又は104と便座2又は102とを使用
状態に移動しなければならい。
便器設備の実施形態とその公共的な使用に応じて、以上
のプロセスにその他の中間段階を補足することが必要に
なる。
このプロセスの個々の段階を概略的に第1表に示した。
必要となる中間段階、特に中間閉じこめ部を設けた場合
の段階については、以下のプロセスの記載の中で説明す
る。
臭気を軽減するために、又前記糞尿袋3が広がるように
前記便器本体1:101の中に密閉された減圧空間をつく
るために、第1のシャッター11を閉じるようにしてもよ
い。
糞尿袋3を処分した後で吸引動力を節約するために、第
1のシャッター11の閉止と連動して、第3の吸引配管36
のバルブ15を閉じることにしてもよい。
糞尿袋3を前記便座102に固定するために、起状自己の
前記ディスペンサー104の持ち上げと連動して、第1の
吸引配管8のバルブ9を開くようにしてもよい。
糞尿袋3を前記便座102に固定する減圧を用意するため
に、例えば使用センサとして形成された、或いは便所の
扉の開きと連動する、第1の吸引配管8のバルブ9を開
くようにしてもよい。
処分操作を実施し、スイッチの作動により新しい糞尿袋
3を用意するために、例えば足踏みスイッチと連動す
る、好ましくはプログラム制御装置として構成してもよ
い。
前の使用者が使用後のスイッチの操作を忘れた場合に
も、便所を使用状態に用意するための、例えば足踏みス
イッチ及び使用センサとして形成された、或いは便所の
扉の開きと連動する前記制御要素と連動する、好ましく
はプログラム制御装置として構成してもよい。
最後の糞尿袋3が前記ディスペンサー104から取り出さ
れた場合に連動して、起伏自在の前記ディスペンサー10
4を固定することとしてもよい。
最後の糞尿袋3が前記ディスペンサー4:104から取り
出された場合に、便所の使用不能を使用者及び係員に知
らせる信号を発信することにしてもよい。
例えば航空機に使用する場合に、温度プローブと連動し
て、内部の冷却装置を外気による冷却方式に切り換える
ことにしてもよい。
例えば航空機に使用する場合に、圧力計と連動して、内
部の圧力源を低い外部の圧力に切り換えることにしても
よい。
前記糞尿袋3を処分した後で吸引動力を節約するため
に、第2のシャッター11′の閉止と連動して、第2の吸
引配管27のバルブ14を閉じることにしてもよい。
次に本発明による種々の実施態様の例について述べる。
例1:ディスペンサー104が可動で、便座102が固定の場
合(第7図) 使用者が便所に入った時には、ディスペンサー104は便
座102の上にのっている筈である。このディスペンサー1
04を軽く上げると、第1の吸引配管8の減圧が吸引孔6
に加えられ、糞尿袋3がディスペンサー104より引き出
される。場合によっては同時に、しかし好ましくは制御
要素によりある時間だけ遅らして、減圧配管12が便器本
体101を減圧にし、それによって糞尿袋3が広げられる
(第6図)。この段階の間、ディスペンサー104はモー
タ10により完全に元の位置に戻され、好ましくは便器本
体101への減圧配管12が閉じられる。使用が済むと、使
用者が周知のようにスイッチを操作するが、このスイッ
チには足踏み操作式が好ましい。このスイッチは、例え
ばレバー式に第1のシャッター11を開き、同時に吸引孔
6の減圧を止め、冷凍室16に通ずる第2の吸引配管27の
バルブ14により減圧を開く制御要素を備える。便器本体
101と冷凍室16との間に、臭気を軽減し、冷気の進入防
止のための中間閉じこめ部26が設けてある場合には(第
5図)、第1のシャッター11の開きと連動して、第3の
吸引配管36のバルブ15を開き、第2のシャッター11′の
開きと連動して第2の吸引配管27のバルブ14を開く制御
装置を備える。また第2の吸引配管27と同時に第3の吸
引配管36を開くようにすれば、糞尿袋3が第1のシャッ
ター11に引っ掛かった場合でもこれを下方に移送する。
この中間閉じこめ部26は次のように作用する制御装置を
備える。即ち前述のように第1のシャッター11を閉じた
後、第3の吸引配管36のバルブ15により減圧を閉じ、そ
して第2のシャッター11′を開き、糞尿袋3は第2の吸
引配管27のバルブ14を開き、減圧の作用で冷凍室16に送
られる。
落下管24の下端が可動湾曲部25(第5図)となっている
か、或いは収集容器が回転自在に形成されている場合に
は、好ましくは中間閉じこめ部がある場合は第2のシャ
ッター11′を開くのと同時に、または中間閉じこめ部が
ない場合は第1のシャッター11を開くのと同時に湾曲部
25を軸33を中心にある所定の角度、例えば20°乃至45°
だけ旋回するか、或いは収集容器を短時間回転させ、糞
尿袋を冷凍室に移送後に、上記第2のシャッター11′又
は第1のシャッター11を閉じる制御装置を備える。
ディスペンサー104は遅くともこの時点までにモータ10
により便座102の上に下ろされ、好ましくはこのプロセ
スを第2の吸引配管27(又は第3の吸引配管36)の減圧
の開始と連動させる。こうしておけば糞尿袋3の処理が
終わる前に、便器が誤って使用されるようなことはな
い。
例2:環状体として形成された便座2が可動で、ディス
ペンサー4が固定(第1図)の場合 本便器は、糞尿袋3をディスペンサー4から取り出し、
吸引孔6からの減圧で便座2に固定し、減圧配管12によ
り便器本体1の内部に生じた減圧によりこれを広げた時
に始めて使用可能になる。適当なスイッチ操作或いはプ
ログラム制御によりこの環状体、即ち起伏自在の便座2
を持ち上げられないようにすることができ、従って糞尿
袋3なしで便器を使用することが防止される。便器の使
用後前述と同様にスイッチを作動する。処分のプロセス
は前述と同じであるが、使用済の袋を処分し、便座2を
持ち上げてから、糞尿袋3の取り出し、便座の下降と固
定、新しい袋の広げが行われる点が異なる。
重ねた糞尿袋3を収容するディスペンサー4が動かない
ように、特に重ねられた袋が垂直に位置を取るように固
定してもよい。
前述の例で説明したように、本便器設備は、糞尿袋3が
便座の上で広げられた時に始めて使用可能になる。動力
節減のために、減圧は普通常時吸引孔6に掛けるわけで
はないが、ただ糞尿袋3の使用中の便座2又は102への
固定が確実であるように減圧を準備する必要がある。そ
れにはいくつかの方法がある。例えば便所の扉の開きと
連動させるか、或いは存在センサとしてではなく使用セ
ンサとして構成された光学式センサを使用するか、又は
便器本体101を覆うディスペンサー104の場合には、この
ディスペンサー104を軽く持ち上げることで、減圧を作
動させればよい。
個々のプロセスは好ましくは適当な時限素子を用いて制
御される。第1のシャッター11の開きだけは、普通使用
者によって、例えば足踏みスイッチの操作で行われる。
もし使用者がこのスイッチ(足踏みスイッチ)の操作を
忘れた場合に対しては、プログラム制御装置を設け、こ
れが処分プロセスの終了前の新たな使用を検知して、第
1のシャッター11の開きから新たな糞尿袋の準備までの
処分プロセスを自動的に実施するようにすることができ
る。
最後の糞尿袋3がディスペンサー4又は104から取り出
された場合に、便所の使用を停止し、同時に係員への信
号を出すロックスイッチの設置が必要である。旋回自在
のディスペンサー104の場合には光りの表示と併用し
て、例えばこれを持ち上げることができないようにして
もよい。このようにこの便器設備はその構成、装備、制
御の可能性によって、広い分野、特に航空機の分野で使
用できる。
例えば、航空機の場合に、ある高度以上では前述の冷た
い外気だけでなく、客室の圧力と外気の圧力との差によ
る減圧も勿論利用できる。圧力差が少ないか殆ど無い場
合には、設備の機能に必要な減圧は、適当な送風機又は
ベンチュリ管で用意に作ることができ、又冷却作用は通
常の冷却設備で行えばよい。冷たい空気の冷却作用が充
分でない時には、これを冷却設備の補助として使用する
ことも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は袋用ディスペンサー付きの便器設備の概略断面
図で、袋を取り出せるように、環状体を成す便座をディ
スペンサーの所まで持ち上げてある。 第2図は第1図に類似の断面図で、この図では便座の上
に袋が置かれて、便座と袋が水平の使用位置にある。 第3図は便座の平面図、 第4図は糞尿袋を被せた便座の平面図、 第5図は糞尿袋用の収集容器と冷却装置とを連結した便
器本体の概略断面図、 第6図は広げた糞尿袋の略図、 第7図は旋回自在のディスペンサーを備えた便器設備の
概略図、 第8図は吸引孔の一実施例を示す、便座の断面図であ
る。 1,101……便器本体 2,102……便座 3……糞尿袋 4,104……ディスペンサー 5……ばね 6……吸引孔 7……吸引溝 8……第1の吸引配管 9……第1の吸引配管8のバルブ 10……モータ 11……はね蓋状の第1のシャッター 11′……はね蓋状の第2のシャッター 12……減圧配管 13……減圧配管12のバルブ 14……第2の吸引配管27のバルブ 15……第3の吸引配管36のバルブ 16……冷凍室 17……収集容器の底部 18……冷凍室16用冷却装置 19……補助冷却器(熱交換器) 20……冷却配管 21……冷却コイル 22……旋回軸(便座用) 22′……旋回軸(ディスペンサー用) 23……排出管 24……落下管 25……湾曲部 26……中間閉じこめ部 27……冷凍室16への第2の吸引配管 30……袋部の円周部 31……袋部 32……ディスペンサー開口部 33……垂直軸 34……スリーブ 36……中間閉じこめ部への第3の吸引配管

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上側に便座(2:102)、下側に排出管(23)を
    設けた便器本体(1:101)と、ディスペンサー(4:104)か
    ら1個づつ糞尿袋(3)を取り出して便座に減圧により固
    定しうる糞尿袋を収納したディスペンサーとを備えた便
    器設備において、 ディスペンサーが、平らに重ねられた糞尿袋を収容す
    る空間を有し、 便座には、吸引配管(8)に接続している吸引孔(6)が設
    けてあり、 便座がディスペンサーと平行な位置にあるときに、平
    らに重ねられた糞尿袋の一番前にある糞尿袋が、ディス
    ペンサーから吸引される相対位置になるように、便座と
    ディスペンサーのいずれか又は両方が回動可能に便器本
    体に取付けられており、 更に便器本体の内部には、減圧配管(12)が開口してい
    る、 ことを特徴とする便器設備。
  2. 【請求項2】前記便座(2)は、前記便器本体(1)に取り付
    けられた旋回軸(22)により旋回自在に固定されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の便器設備。
  3. 【請求項3】前記便座(102)は、前記便器本体(101)自体
    の縁部を形成し、前記ディスペンサー(104)は、便器本
    体の上面から離れた静止の位置から、便器本体を蓋とし
    て覆うことができる位置に回動しうるように取付けられ
    ていることを特徴とする請求項1記載の便器設備。
  4. 【請求項4】前記排出管(23)の下部に冷凍室(16)が連結
    していることを特徴とする請求項1乃至3項の何れか1
    項記載の便器設備。
  5. 【請求項5】前記冷凍室(16)が、その壁部と底部に冷却
    剤循環用コイル(21)を設けた冷却装置(18)を備えいるこ
    とを特徴とする請求項4記載の便器設備。
  6. 【請求項6】前記冷凍室(16)が、冷気を取り入れるため
    の機構を有していることを特徴とする請求項4又は5記
    載の便器設備。
  7. 【請求項7】前記排出管(23)の冷凍室(16)内開放端が落
    下管(24)に接続しており、該落下管の末端が可動湾曲部
    (25)を形成していることを特徴とする請求項4〜6のい
    ずれか1項記載の便器設備。
  8. 【請求項8】前記冷凍室(16)が取外し可能な収集容器と
    して形成されていることを特徴とする請求項4〜6のい
    ずれか1項記載の便器設備。
  9. 【請求項9】前記排出管(23)の上方に第1のシャッター
    (11)を設け、冷凍室に第2の吸引配管(27)が接続してい
    ることを特徴とする請求項4〜8のいずれか1項記載の
    便器設備。
  10. 【請求項10】前記排出管(23)の上下間に、上の第1の
    シャッター(11)と下の第2のシャッター(11′)で区画
    された1個の中間閉じこめ部(26)を設け、冷凍室に第2
    の吸引配管(27)が接続しており、中間閉じこめ部(26)に
    第3の吸引配管(36)が接続していることを特徴とする請
    求項4〜8のいずれか1項記載の便器設備。
  11. 【請求項11】前記冷凍室(16)への糞尿袋(3)の移送を
    容易にするために、排出管(23)の第1のシャッター(11)
    の開きと連動して、冷凍室の第2の吸引配管(27)のバル
    ブ(14)を開く制御要素を備えていることを特徴とする請
    求項9記載の便器設備。
  12. 【請求項12】前記冷凍室(16)への糞尿袋(3)の移送を
    容易にするために、中間閉じこめ部の第2のシャッター
    (11′)の開きと連動して、冷凍室の第2の吸引配管(2
    7)のバルブ(14)を開く制御要素を備えていることを特徴
    とする請求項10記載の便器設備。
  13. 【請求項13】前記便器本体1から中間閉じこめ部(26)
    への糞尿袋(3)の移送を容易にするために、中間閉じこ
    め部の第1のシャッター(11)の開きと連動して、中間閉
    じこめ部の第3の吸引配管(36)のバルブ(15)を開く制御
    要素を備えていることを特徴とする請求項10記載の便
    器設備。
  14. 【請求項14】前記中間閉じこめ部(26)から冷凍室(16)
    への糞尿袋(3)の移送を容易にするために、第1のシャ
    ッター(11)を閉止し、第3の吸引配管(36)のバルブ(15)
    を閉じ、そして第2のシャッター(11′)を開き、第2
    の吸引配管(27)のバルブ(14)を開く制御要素を備えてい
    ることを特徴とする請求項10記載の便器設備。
  15. 【請求項15】前記冷凍室(16)での糞尿袋(3)を一様に
    分布させるために、可動湾曲部(25)を旋回する制御要素
    を備えていることを特徴とする請求項7記載の便器設
    備。
  16. 【請求項16】前記冷凍室(16)での糞尿袋(3)を一様に
    分布させるために、収集容器を回転する制御要素を備え
    ていることを特徴とする請求項8記載の便器設備。
  17. 【請求項17】便座(2:102)に添うように形成された円
    周部(30)に接続する袋部(31)が、ふいご状又はらせん状
    に平らに畳めることを特徴とする請求項1乃至3の何れ
    か1項記載の便器設備用糞尿袋(3)。
  18. 【請求項18】分解性材料から成ることを特徴とする請
    求項17記載の糞尿袋(3)。
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