JPH0643227Y2 - 防食鋼矢板の挾持機構 - Google Patents

防食鋼矢板の挾持機構

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JPH0643227Y2
JPH0643227Y2 JP1987176296U JP17629687U JPH0643227Y2 JP H0643227 Y2 JPH0643227 Y2 JP H0643227Y2 JP 1987176296 U JP1987176296 U JP 1987176296U JP 17629687 U JP17629687 U JP 17629687U JP H0643227 Y2 JPH0643227 Y2 JP H0643227Y2
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steel sheet
sheet pile
pile
sandwiching
press
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北村  精男
誠二 安藤
亭史 西新
光高 京谷
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Nippon Steel Corp
Giken Ltd
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Sumitomo Metal Industries Ltd
Giken Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、防食鋼矢板を施工するための杭圧入引抜機や
その他の鋼矢板の挾持機構に関し、鋼矢板の表面に施さ
れた防食加工面を損傷せずに鋼矢板を挾持することがで
きる挾持機構に関するものである。
(従来の技術) 鋼矢板などの鋼杭は山留工事などに使用されるが、通常
の土中で鋼矢板の腐食,即ち錆びの発生は殆どなく予め
定められた強度や耐用年数に問題はおこらない。しか
し、鋼矢板の打設現場が水中或いは水辺であると鋼矢板
表面に多量の水分が付着し、表面から錆びてきて徐々に
鋼矢板が腐食してくるため、その強度や耐用年数が維持
できない。この腐食は港湾構造物のように鋼矢板が海水
に触れる場所に打設されている場合に著しい。
そのためこのような打設現場では、予め地上で鋼矢板の
表面部分に塗装等の防食加工を施し打設している。
(考案が解決しようとする問題点) 例えば、杭圧入引抜機で鋼矢板を挾持して地中に圧入す
る場合は、第1図に示すような杭圧入引抜機が使用され
ている。
この杭圧入引抜機51は下端に構成したクランプ56を介し
て、地中に圧入された鋼矢板Pの上端に固定される。杭
圧入引抜機51には、マスト52が垂直に設けられ、マスト
52のリーダ53には先端にチャック55を有するアーム54が
摺動自在に取付けられ、該アーム54を下降させると、チ
ャック55で挾持した鋼矢板Pが地中に圧入されていく。
このような杭圧入引抜機の従来の鋼矢板挾持機構すなわ
ち、クランプとチャックは第14図に示すような構成であ
った。
この従来のクランプ56aは、内蔵された流体圧シリンダ6
2によって進退する可動爪60と、クランプ56a内に固定さ
れた固定爪61によって鋼矢板Pの表面を両側より押圧し
て挾持固定するものである。
そして、この可動爪60及び固定爪61共に、表面には鋼矢
板Pの表面との摩擦を大きくするために凹凸部60a、61a
が設けられていた。そのため、鋼矢板Pの表面を爪で挾
持すると、この凹凸部60a、61aによって鋼矢板表面に設
けられた腐食防止用の塗料や皮膜などの凹凸のキズがつ
いたり、あるいは鋼矢板から剥離するという弊害が起っ
た。
また従来のチャックも、上記クランプ56aと同様な構成
であったため同様な問題が生じていた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、前記問題点を解決するために本考案の防食鋼
矢板の挟持機構は、鋼矢板を挟持する挟持機構の杭挿入
間隙の一側に流体圧シリンダにより作動する可動爪を設
け該可動爪に対向する位置に固定爪を配置した挟持機構
において、鋼矢板の防食加工を施した面を、表面がフラ
ットな挟持部材で挟持することにより防食加工面の損傷
及び剥離を防止することを特徴とする。
(作用) 表面に防食加工を施した鋼矢板を、杭圧入引抜機の挾持
機構で挾持する場合、防食加工を施した鋼矢板に接触す
る挾持部材の表面がフラット(平面状)であるため、鋼
矢板の表面に施した防食加工部分を平面的に押圧し、こ
の部分を損傷することなく鋼矢板を確実に挾持でき、か
つ有効な圧入作業が行える。
(実施例) 次に図面に基づいて本考案の実施例を説明する。図中、
第1図は本考案にかかる鋼矢板の挾持機構を備えた杭圧
入引抜機の正面図、第2図は表面に防食加工を施した鋼
矢板の斜視図である。
本考案の第1実施例は第3図及び第4図に示すものであ
り、挾持機構が杭圧入引抜機下方に構成したクランプの
場合である。
本実施例では、クランプ56内に構成した鋼矢板P挿入用
の間隙57の一側に、内蔵した流体圧シリンダ21によって
作動する一方の挾持部材である可動爪2を構成し、この
可動爪2の対向位置に他方の挾持部材の固定爪1を固定
してなる。
上記可動爪2の表面2aは凹凸部を構成してなるが、固定
爪1の表面1aは凹凸部を構成せずにフラット(平面状)
に構成されている。
このように構成した本実施例の使用に際しては、まず、
第2図に示すように表面に防食被覆3を構成した鋼矢板
Pの上端をクランプ56内の間隙57に挿入して、その後シ
リンダ21を作動して可動爪2を前進させて鋼矢板Pを固
定爪1の表面1aに押圧挾持して、その後従来のように圧
入作業を行う。
この場合、鋼矢板Pは被覆3の形成面を固定爪1側に配
置して挾持されるが、上述のように固定爪1の表面1aは
フラットであるから、鋼矢板Pの表面の被覆3にキズや
凹みあるいは剥離などの損傷を与えない。
このように固定爪1の表面1aをフラットにするのは、固
定爪1は形状が矩形で、可動爪2に比較した表面積が大
きいため、被覆3に対して大きな面積で同等の圧力をか
けることが可能となるためである。
また、鋼矢板Pを連続圧入して土留め等として使用する
場合には、鋼矢板Pの腹側、背側に交互に被覆3を構成
して、これらの鋼矢板Pを交互に圧入することにより、
鋼矢板P列の一方の表面のみを水に接する部分(第4図
中X側)とするため、土に接触する部分である鋼矢板P
列の他方の表面(同Y側)は被覆3を構成する必要はな
い。
従って、被覆3は鋼矢板Pの表面の一側にのみ構成すれ
ば良い。このため、杭圧入引抜機のクランプ56は、すべ
ての固定爪1を水側(第4図中X側)にして使用する。
なお、ここで本考案に使用する鋼矢板1の表面に構成し
た被覆3について説明する。この被覆3は、耐塩水性、
耐薬品性、耐候性のすぐれた有機高分子化合物、例えば
ポリエチレン、ウレタンエラストマー等によって構成す
ることができるが、本実施例の鋼矢板には後者が用いら
れる。
この被覆は吹付けによって鋼矢板の表面に形成され、通
常は2mm〜3mmの厚さであり、鋼矢板Pの上端には10cm〜
15cm程度の無被覆部分Aを設ける(第2参照)。
次に第5図に基づき本考案の第2実施例を説明する。
本実施例の固定爪11は、上記第1実施例で説明した固定
爪1の表面1a上部に段部11aを設けた構成である。この
段部11aは被覆3の厚みと略同一の厚さL1を有してい
て、その長さL2は鋼矢板P上端の無被覆部分Aより小さ
く構成する。
本実施例の作用を説明すると、鋼矢板Pの挾持時に固定
爪11の表面が被覆3に接触すると同時に、段部11aは鋼
矢板P上端の無被覆部分Aに接触するため、被覆3は必
要以上の押圧力がかかる事がなくなり、その耐久性が向
上すると共に鋼矢板Pの表面は、均一な力でより確実に
押圧挾持されるのである。
次に第6図乃至第8図に基づき本考案の第3実施例を説
明する。
本実施例では、固定爪12と鋼矢板Pの被覆3の間に補助
プレート4を介在させたものである。
補助プレート4は、幅L4及び長さL5共に、固定爪12より
も大きく、かつ適宜な厚さを有している。この補助プレ
ート4は、被覆3に接する面はフラットに構成されてい
て、上端両側には鋼矢板Pの天端に係止するための係止
爪41を構成してなる。なお、補助プレート4の材質は鋼
板など適宜な強度を有するものを選択する。
使用に際しては、当該補助プレート4の係止爪41を圧入
する鋼矢板Pの天端に掛けて、鋼矢板Pを間隙57に挿入
し、可動爪2と固定爪12で挾持する。この場合、固定爪
12の表面に凹凸部が構成されていても、補助プレート4
の表面はフラットであるから被覆3に損傷を与えなり。
本実施例によれば、従来の凹凸部が設けられた固定爪を
利用することができる。
次に第9図に基づき本考案の第4実施例を説明する。
本実施例では、上記第3実施例と同様に、固定爪12と鋼
矢板Pの間に補助プレート42を介在させたものである。
本実施例の補助プレート42は、上記第3実施例の補助プ
レート4の表面上部に段部42aを設けた構成である。こ
の段部42aは被覆3の厚みと略同一の厚さL6を有してい
て、その長さL7は鋼矢板P上端の無被覆部分Aより小さ
く構成する。
本実施例の作用を説明すると、まず上記第3実施例と同
様に上端の係止爪43を鋼矢板Pの天端に係止し、鋼矢板
Pを両爪2、12で挾持する。
この鋼矢板P挾持時に補助プレート42の表面が被覆3に
接触すと同時に、段部42aは鋼矢板P上端の無被覆部分
Aに接触するため、被覆3は必要以上の押圧力がかかる
事がなくなり、その耐久性が向上すると共に鋼矢板Pの
表面は、均一な力でより確実に押圧挾持されるのであ
る。
本考案の第5実施例は第10図乃至第13図に示すものであ
り、挾持機構が杭圧入引抜機前方に構成したチャックの
場合である。
本実施例で用いる補助プレート8は第10図に示すもので
ある。この補助プレート8は、長方形状の所定の厚さを
有する鋼板で構成されており、表面はフラットに形成さ
れ、上端には係止用の係止部81を形成してなる。なお補
助プレート8の幅L8はチャック内部の可動爪91及び固定
爪92より大きく、またその長さL9はチャック55の鋼矢板
挿入孔55hの長さに対して十分なものとする。
次に、本実施例の作用を説明する。
鋼矢板Pの連続圧入に際しては、第4図に示したように
鋼矢板Pを交互に圧入していかなければならない。従っ
て、チャック55は鋼矢板Pを1枚圧入する毎にその向き
を180度回転させながら鋼矢板Pを圧入していく。その
ため本実施例の補助プレート8の使用に際しても、可動
爪91及び固定爪92の両爪に対して交互に使用していかな
ければならない。
第12図は、可動爪91側に補助プレート8を挿入した場合
の平面図である。この場合は鋼矢板Pは第2図(B)に
示したように、背側に被覆3が構成されている。
鋼矢板Pの圧入時には、第11図において実線で示したよ
うい係止部81をチャック55上端の適宜個所に係止し、補
助プレート8を鋼矢板Pと可動爪91の間に挿入して鋼矢
板Pを挾持する。そのため、鋼矢板P表面の被覆3には
補助プレート8の表面が圧着するから、鋼矢板Pの確実
な挾持状態は保持されたまま可動爪91の表面の凹凸部は
被覆3に影響を与えない。
第13図は、固定爪92側に補助プレート8を挿入した場合
の平面図である。この場合は鋼矢板Pは第2図(A)に
示したように腹側に被覆3が構成されている。
鋼矢板Pの圧入時には、第11図の仮想線のように補助プ
レート8を鋼矢板Pと固定爪92の間に挿入して、鋼矢板
Pを挾持する。そのため、鋼矢板P表面の被覆3は補助
プレート8の表面が圧着するから、鋼矢板Pの確実な挾
持状態は保持されたまま、固定爪92の表面の凹凸部は被
覆3に影響を与えない。
上記各実施例では、本考案の挾持機構を杭圧入引抜機に
応用した場合を説明したが、本考案はこれに限定され
ず、防食鋼矢板を挾持する必要のある装置に応用でき
る。
(考案の効果) 上記の如く、本考案によれば、防食加工を施した鋼矢板
を挾持機構で挾持する際に、防食加工面に接触する挾持
部材の表面がフラット(平面状)であるため、防食加工
部分を平面的に押圧でき、この部分を損傷することなく
鋼矢板を確実に挾持でき、かつ有効な圧入引抜作業を行
うことができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる鋼矢板の挾持機構を備えた杭圧
入引抜機の正面図、第2図は表面に防食加工を施した鋼
矢板の斜視図、第3図は第1実施例の一部切欠正面図、
第4図は鋼矢板を連続打設した場合の挾持機構との関係
を示す平面図、第5図は第2実施例の一部切欠正面図、
第6図は第3実施例の一部切欠正面図、第7図は同鋼矢
板と挾持機構の関係を示す平面図、第8図は同側面図、
第9図は第4実施例の一部切欠正面図、第10図(A)は
第5実施例の補助プレートの正面図、第10図(B)は同
側面図、第11図は同補助プレートをチャックに挿入した
状態を示す正面説明図、第12図及び第13図は同平面説明
図、第14図は従来の挾持機構の断面正面図である。 1…固定爪、2…可動爪、3…被覆 4…補助プレート、51…杭圧入引抜機 56…クランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 京谷 光高 大阪府大阪市東区北浜5丁目15番地 住友 金属工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭56−59919(JP,A) 特開 昭58−178724(JP,A) 実開 昭59−178439(JP,U)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋼矢板を挟持する挟持機構の杭挿入間隔の
    一側に流体圧シリンダにより作動する可動爪を設け、該
    可動爪に対向する位置に固定爪を配置した挟持機構にお
    いて、鋼矢板の防食加工を施した面を、表面がフラット
    な挟持部材で挟持することにより防食加工面の損傷及び
    剥離を防止することを特徴とする防食鋼矢板の挟持機
    構。
  2. 【請求項2】上記挟持部材が、挟持機構と一体な固定爪
    であることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の防食鋼矢板の挟持機構。
  3. 【請求項3】上記挟持部材が、挟持機構と別体であり、
    鋼矢板の表面と挟持機構との間に介在される、上部に係
    止部を設けたプレートであることを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の防食鋼矢板の挟持機構。
JP1987176296U 1987-11-18 1987-11-18 防食鋼矢板の挾持機構 Expired - Lifetime JPH0643227Y2 (ja)

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JPH0179632U JPH0179632U (ja) 1989-05-29
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