JPH0643442Y2 - カムシヤフト - Google Patents
カムシヤフトInfo
- Publication number
- JPH0643442Y2 JPH0643442Y2 JP1987025798U JP2579887U JPH0643442Y2 JP H0643442 Y2 JPH0643442 Y2 JP H0643442Y2 JP 1987025798 U JP1987025798 U JP 1987025798U JP 2579887 U JP2579887 U JP 2579887U JP H0643442 Y2 JPH0643442 Y2 JP H0643442Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- camshaft
- cast
- soft steel
- casting
- steel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はエンジンのカムシャフトに関する。
(従来の技術) カムシャフトはジャーナル部或いはカム部のように他部
材との摺接部を備えており、これらの部分の耐摩耗性を
高める必要がある。このためNi,Cr,Mo等を含む高硬度鋼
材を材料として鋳造を行っている。
材との摺接部を備えており、これらの部分の耐摩耗性を
高める必要がある。このためNi,Cr,Mo等を含む高硬度鋼
材を材料として鋳造を行っている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら高硬度鋼材を用いて金型鋳造を行うと鋳造
直後(as cast)で硬度がHRC35〜40程度となってしま
い、カムシャフト端部にネジ切り等の機械加工を容易に
施すことできなくなる。
直後(as cast)で硬度がHRC35〜40程度となってしま
い、カムシャフト端部にネジ切り等の機械加工を容易に
施すことできなくなる。
このため長時間(24時間程度)かけてカムシャフトを軟
化熱処理し、機械加工を施した後、再びカム部等を焼入
れしなければならない。
化熱処理し、機械加工を施した後、再びカム部等を焼入
れしなければならない。
更にカムシャフトを軟化処理して機械加工した後、焼入
れを行うようにすると、焼入れによる歪、曲がり或いは
変形が発生してしまう。
れを行うようにすると、焼入れによる歪、曲がり或いは
変形が発生してしまう。
そこで、特開昭56-86664号に開示されるように、予め金
型内に高硬度鋼材からなるカム体及びジャーナル体をセ
ットしておき、この金型内にアルミニウム合金の溶湯を
注湯する技術が知られている。
型内に高硬度鋼材からなるカム体及びジャーナル体をセ
ットしておき、この金型内にアルミニウム合金の溶湯を
注湯する技術が知られている。
しかしながら、上述の先行技術はカム体及びジャーナル
体を予め鋳造するため、工程数が増加し、カムシャフト
の製造に手間がかかる。
体を予め鋳造するため、工程数が増加し、カムシャフト
の製造に手間がかかる。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決すべく本考案は、シャフト軸の両端部
に軟質鋼材を鋳ぐるんでなる中空カムシャフトにおい
て、前記軟質鋼材の外周面に少なくとも一本の回り止め
用のキー溝を設け、基端側に抜け止め用のフランジ部を
設けるとともに、どちらか一方の軟質鋼材の機械加工を
施す部分を中実構造にし、前記両端部の軟質鋼材を硬質
鋼材で鋳ぐるむようにした。
に軟質鋼材を鋳ぐるんでなる中空カムシャフトにおい
て、前記軟質鋼材の外周面に少なくとも一本の回り止め
用のキー溝を設け、基端側に抜け止め用のフランジ部を
設けるとともに、どちらか一方の軟質鋼材の機械加工を
施す部分を中実構造にし、前記両端部の軟質鋼材を硬質
鋼材で鋳ぐるむようにした。
(作用) 軟質鋼材からなる鋳ぐるみ材をキャビティ内のカムシャ
フト端部となる位置にセットし、この後キャビティ内に
硬質鋼材の溶湯を充填するが、外周面のキー溝によって
鋳造時の溶湯との接触面積が大きくなって溶着性が高ま
り、特に軸廻り方向の係合が確実となる。
フト端部となる位置にセットし、この後キャビティ内に
硬質鋼材の溶湯を充填するが、外周面のキー溝によって
鋳造時の溶湯との接触面積が大きくなって溶着性が高ま
り、特に軸廻り方向の係合が確実となる。
又、基端側のフランジ部によっても同様に溶湯との接触
面積が大きくなって溶着性が高まり、特に軸方向への係
合が確実となる。
面積が大きくなって溶着性が高まり、特に軸方向への係
合が確実となる。
又、例えば穴加工のような加工を施す場合に中空パイプ
であれば元のパイプ穴が下穴となって穴加工が行われる
ため、パイプを鋳ぐるんだ位置がずれると芯ずれした状
況で加工されることになるが、中実構造とすることで、
かかる芯ずれ等の不具合が生じにくくなる。
であれば元のパイプ穴が下穴となって穴加工が行われる
ため、パイプを鋳ぐるんだ位置がずれると芯ずれした状
況で加工されることになるが、中実構造とすることで、
かかる芯ずれ等の不具合が生じにくくなる。
(実施例) 以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。
第1図は本考案に係るカムシャフトを鋳造する金型の断
面図であり、左右の金型(1),(2)間のカムシャフ
トを鋳造するためのキャビティ(3)が形成され、この
キャビティ(3)内には砂中子(4)がセットされ、こ
の砂中子(4)の上部及び下部、つまりカムシャフトを
鋳造した場合にカムシャフトの端部となる位置に軟質鋼
材からなる鋳ぐるみ材(5),(6)を固定している。
面図であり、左右の金型(1),(2)間のカムシャフ
トを鋳造するためのキャビティ(3)が形成され、この
キャビティ(3)内には砂中子(4)がセットされ、こ
の砂中子(4)の上部及び下部、つまりカムシャフトを
鋳造した場合にカムシャフトの端部となる位置に軟質鋼
材からなる鋳ぐるみ材(5),(6)を固定している。
以上の如きキャビティ(3)内に硬質鋼材の溶湯を注湯
することで第2図に示すカムシャフト(7)を得る。こ
こでカムシャフト(7)の本体となる硬質鋼材として
は、鋳造直後(as cast)の状態で硬度がHRC45〜60程度
となり且つチラー及び金型の冷却効果により緻密で微細
な組織を作るもの、例えばSMn,SMnC,SCr,SKH,SKD,SKS,S
UP,SUJ(いずれもJIS)等の炭素量の多い合金素材を用
い、また鋳ぐるみ材(5),(6)を構成する素材とし
ては例えばS20C〜S40C程度の炭素鋼、或いはある程度強
度を高めるにはSCr,SCM,SNCM等の低合金鋼でも良く、焼
準、焼なまし又は調質状態のものを用いる。また、鋳ぐ
るみ材(5)は第3図に示すように中実のロッド状をな
し、その基端部には抜け止め用のフランジ部(5a)が形
成され、鋳ぐるみ材(5)の外周面は第4図に示すよう
に少なくとも一本のキー溝(第3図、第4図の実施例で
はスプライン形状を示す)となっている。このように鋳
ぐるみ材(5)の外周面をキー溝形状とすることで、鋳
造時の溶湯との接触面積が大となり溶着性を高め、また
万一溶着不良を生じた場合でも鋳ぐるみ材(5)が軸廻
りに回転しないようにしている。
することで第2図に示すカムシャフト(7)を得る。こ
こでカムシャフト(7)の本体となる硬質鋼材として
は、鋳造直後(as cast)の状態で硬度がHRC45〜60程度
となり且つチラー及び金型の冷却効果により緻密で微細
な組織を作るもの、例えばSMn,SMnC,SCr,SKH,SKD,SKS,S
UP,SUJ(いずれもJIS)等の炭素量の多い合金素材を用
い、また鋳ぐるみ材(5),(6)を構成する素材とし
ては例えばS20C〜S40C程度の炭素鋼、或いはある程度強
度を高めるにはSCr,SCM,SNCM等の低合金鋼でも良く、焼
準、焼なまし又は調質状態のものを用いる。また、鋳ぐ
るみ材(5)は第3図に示すように中実のロッド状をな
し、その基端部には抜け止め用のフランジ部(5a)が形
成され、鋳ぐるみ材(5)の外周面は第4図に示すよう
に少なくとも一本のキー溝(第3図、第4図の実施例で
はスプライン形状を示す)となっている。このように鋳
ぐるみ材(5)の外周面をキー溝形状とすることで、鋳
造時の溶湯との接触面積が大となり溶着性を高め、また
万一溶着不良を生じた場合でも鋳ぐるみ材(5)が軸廻
りに回転しないようにしている。
一方、鋳ぐるみ材(6)は第5図に示すように筒状をな
し、その基端部には抜け止め用のフランジ部(6a)が形
成され、更に前半部の厚みを厚くして加工代としてい
る。尚この鋳ぐるみ材(6)についても鋳ぐるみ材
(5)と同様に外周をキー溝形状とし、溶着性を高めて
いる。
し、その基端部には抜け止め用のフランジ部(6a)が形
成され、更に前半部の厚みを厚くして加工代としてい
る。尚この鋳ぐるみ材(6)についても鋳ぐるみ材
(5)と同様に外周をキー溝形状とし、溶着性を高めて
いる。
以上の如くして両端部に軟質鋼材からなる鋳ぐるみ材
(5),(6)を鋳ぐるんだカムシャフト(7)を得た
ならば、鋳ぐるみ材(5),(6)に対して機械加工を
施し、ネジ部等を刻設し、この端部にプーリ等の他部材
を取付ける。
(5),(6)を鋳ぐるんだカムシャフト(7)を得た
ならば、鋳ぐるみ材(5),(6)に対して機械加工を
施し、ネジ部等を刻設し、この端部にプーリ等の他部材
を取付ける。
(考案の効果) 以上に説明した如く本考案によれば、軟質鋼材からなる
鋳ぐるみ材を硬質鋼材の溶湯にて鋳ぐるむことでカムシ
ャフトの端部を構成するようにしたので、カムシャフト
を鋳造した後、軟質熱処理を行わずにカムシャフト端部
にネジ切り等の機械加工を施すことができ、従来の如く
軟化熱処理後の焼入れで歪等が発生する不利が解消され
る。
鋳ぐるみ材を硬質鋼材の溶湯にて鋳ぐるむことでカムシ
ャフトの端部を構成するようにしたので、カムシャフト
を鋳造した後、軟質熱処理を行わずにカムシャフト端部
にネジ切り等の機械加工を施すことができ、従来の如く
軟化熱処理後の焼入れで歪等が発生する不利が解消され
る。
又、軟質部材の外周面のキー溝形状と基端側のフランジ
部によって鋳造時の溶湯との溶着性が高まり、軸廻り方
向の係合を確実にすることが出来、且つ抜け止め防止も
確実となる。
部によって鋳造時の溶湯との溶着性が高まり、軸廻り方
向の係合を確実にすることが出来、且つ抜け止め防止も
確実となる。
更に軟質部材の機械加工を施す部分を中実構造にするこ
とで、穴加工時の芯出しをより正確にすることが出来
る。
とで、穴加工時の芯出しをより正確にすることが出来
る。
第1図は本考案に係るカムシャフトを鋳造する金型の断
面図、第2図はカムシャフトの一部断面図、第3図は鋳
ぐるみ材の断面図、第4図はカムシャフトの径方向断面
図、第5図は他の鋳ぐるみ材の断面図である。 尚、図面中(1),(2)は金型、(3)はキャビテ
ィ、(5),(6)は鋳ぐるみ材、(7)はカムシャフ
トである。
面図、第2図はカムシャフトの一部断面図、第3図は鋳
ぐるみ材の断面図、第4図はカムシャフトの径方向断面
図、第5図は他の鋳ぐるみ材の断面図である。 尚、図面中(1),(2)は金型、(3)はキャビテ
ィ、(5),(6)は鋳ぐるみ材、(7)はカムシャフ
トである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 永岡 忠生 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−76655(JP,A) 特開 昭56−151210(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】シャフト軸の両端部に軟質鋼材を鋳ぐるん
でなる中空カムシャフトにおいて、前記軟質鋼材の外周
面に少なくとも一本の回り止め用のキー溝を設け、基端
側に抜け止め用のフランジ部を設ける一方、どちらか一
方の軟質鋼材の機械加工を施す部分を中実構造にし、前
記両端部の軟質鋼材を硬質鋼材で鋳ぐるんだことを特徴
とするカムシャフト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987025798U JPH0643442Y2 (ja) | 1987-02-24 | 1987-02-24 | カムシヤフト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987025798U JPH0643442Y2 (ja) | 1987-02-24 | 1987-02-24 | カムシヤフト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63134108U JPS63134108U (ja) | 1988-09-02 |
| JPH0643442Y2 true JPH0643442Y2 (ja) | 1994-11-14 |
Family
ID=30826284
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987025798U Expired - Lifetime JPH0643442Y2 (ja) | 1987-02-24 | 1987-02-24 | カムシヤフト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0643442Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5478401B2 (ja) * | 2010-07-21 | 2014-04-23 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関の動弁機構 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56151210A (en) * | 1980-04-23 | 1981-11-24 | Hiroshi Hamada | Cam tappet with heavy metal alloy |
| JPS5976655A (ja) * | 1982-10-26 | 1984-05-01 | Toyota Motor Corp | 中空カムシヤフトの製造方法 |
-
1987
- 1987-02-24 JP JP1987025798U patent/JPH0643442Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63134108U (ja) | 1988-09-02 |
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