JPH0643565A - Psl放射線写真カセット用走査器 - Google Patents

Psl放射線写真カセット用走査器

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JPH0643565A JP5107760A JP10776093A JPH0643565A JP H0643565 A JPH0643565 A JP H0643565A JP 5107760 A JP5107760 A JP 5107760A JP 10776093 A JP10776093 A JP 10776093A JP H0643565 A JPH0643565 A JP H0643565A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光刺激発光(PSL)放射線写真で使用され
るタイプでPSL基板(14)とそのキャップ(15)
とから成るカセット(13)を走査するための走査装置
を提供する。 【構成】 この走査装置は、装置の中へカセットを受け
取るための受取ステーション(30)と、カセット(1
3)を分離ステーション(40)へ輸送するための移送
手段(101,102)とから成り、前記分離ステーシ
ョンは前記基板(14)とそのキャップ(14)とを互
いに分離するための手段を含み、走査装置はさらに、前
記基板(14)を走査する走査ステーションを通り、消
去ステーション(60)を経て、基板とキャップとを再
び結合させる組立ステーション(70)へと続く経路
(114,114a)に沿って、その間ずっと基板を平
らな状態に維持しながら基板(14)をそれ自体の平面
内で移送するための手段(103ないし112)から成
る。このような配列によって、基板(14)上のPSL
材料の層(16)のたわみが回避され、かつ小型の構造
が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光刺激発光(PSL)
放射線写真に使用されるタイプでPSL基板とそのキャ
ップとから成るカセットを走査するための走査装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の放射線写真(X線写真)では、光
密カセット内に支持される可撓性フィルムベース上に1
層以上のハロゲン化銀乳剤層を形成することによって基
板を作成する。カセットの内部は、1層以上のX線感知
発光層が塗布される。未露出X線フィルム板をX線装置
に装填し、露出後、カセットと露出したX線フィルム板
とを取り出し、形成された潜像を現像し定着させる。こ
れは通常、カセットを光密な装置内に送り込み、この中
でカセットを開け、露出したフィルム板を抜き取り、必
要な様々な化学処理溶液が入った一連の水槽内を通過さ
せることによって、自動的に行われる。処理されたフィ
ルム板は、装置内で乾燥させることもできる。一方、新
しい未露出のフィルム板をカセット内に装填しておき、
これを再び閉じた後、再装填されたこのカセットと現像
されたフィルム板を処理装置のそれぞれの出口スロット
に送る。
【0003】PSLシステムでは、PSL X線板に例
えばユウロピウム活性化された弗塩化バリウムなどの蛍
光体と結合剤から成る1層の光刺激発光材料を塗布す
る。蛍光体は、X線によってエネルギーを受けて励起状
態となり、この状態で可視光または赤外光で刺激される
と(刺激光からの様々な波長の)可視光を放出して基底
状態に戻ることができるという特徴を持つ。励起状態
は、刺激光が無ければ少なくとも数時間ないし数日の半
減期を持つ。PSL板は潜在的に何回でも再使用可能で
ある。この技法は「ラジオグラフィー」誌第148巻
(1983年9月号)の833頁ないし838頁の園田
らの論文に記載されており、患者へのX線照射線量を低
くして高い画像解像度が得られるという潜在的な利点を
備えた技法である。
【0004】蛍光体は可撓性ベース上に層として施与さ
れ、ベースもまた光密カセット内に囲う必要がある。
【0005】PSL放射線写真の現在の慣行では、露出
後のPSL板をそのカセットに入れたまま自動処理装置
に渡し、その中でPSL板をカセットから取り出し、走
査し、全体を光に露出させてPSL材料をその基底状態
に戻し、その後再使用のために同じカセットに再装填す
る。走査のために、露出したPSL板はレーザ、一般に
633nmの波長で発振するヘリウムネオンレーザを通過
して移送される。レーザは、1束の光ファイバーから成
る光導波路の前でPSL板を線走査する。光ファイバー
の入力端は、PSL材料がレーザによって刺激されたと
きに一般に400nmに近い波長で放出される光を受容す
るために、レーザ走査線の近接位置でPSL板の経路を
横切るように一直線に配列する。光導波路は、放出され
た光を光電子増倍管またはその他の受容器に渡すように
配列する。その結果、保存可能な電子ラスター像が得ら
れる。この電子像はコンピュータによる所望の像強化技
術を受けることができ、また画像表示装置に表示した
り、電子写真コピーを作成するためにレーザプリンタに
送ったり、従来の外見のX線板を作成するために写真フ
ィルム板に書き込むように配列されたレーザを制御する
ために使用することができる。
【0006】PSLシステムの組織および動作が写真乳
剤システムのそれに類似することは評価されるだろう。
写真乳剤システムでは、露光したフィルム板を処理装置
に移送し、装置内でフィルム板上の潜像を化学的に現像
し、現像された像を走査する。PSLシステムでは、写
真乳剤システムのフィルム板をPSL板に置換する。こ
のPSL板は、X線装置内で露出され、次に走査装置に
移送され、この中で走査ビームによって潜像が走査さ
れ、走査のプロセスで像が「現像」される。
【0007】したがって、PSLシステムの構成部品は
従来、写真乳剤システムで蓄積されてきた設計および現
像の投資および経験を利用するために、実行可能な限り
写真乳剤システムのそれと一致するように設計されてき
た。特に、PSLシステムで使用されるPSL材料の板
およびその取扱いは一般に、写真乳剤システムのそれと
一致するように設計されてきた。したがって、このよう
なPSLシステムでは、PSL材料はカセットから取出
し可能な可撓性フィルムのコーティングの形を取り、化
学処理段階を物理光学的段階に置換したことと、新しい
未感光の写真板を再装填するのとは対照的に同じPSL
板を消去した後で再装填するようにカセットを調整した
ことを除けば、PSL走査装置の設計にはほとんど注意
が払われなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】周知のPSLシステム
のカセットは従来のX線カセットであり、基板とそれに
蝶番で取り付けた蓋とから成り、これらの部品は両方と
も、収容されたPSLシートの保護のために内部に柔ら
かい内張をしている。このようなカセットを使用したシ
ステムは、吸盤を内部にアクセスしてフィルムを捕捉し
てそれをカセットから取り出すために、カセットを特定
の最低角度以上に開かねばならないので、かさばるもの
になる。また、カセットのロック、蝶番式の蓋のロッ
ク、および精巧な把持部の操作、ならびに露光したPS
Lシートの移送には、かなりの量の精度が要求され、ま
た機械的把持手段および協働サーボモータはシステムの
制御を複雑にし、かつ追加空間を必要とする。以上に述
べたような種類のシステムは、欧州特許出願EP−A−
0309874に記載されている。
【0009】分離した蓋から成る写真用カセットの例
は、欧州特許出願EP−A−0347647に記載され
ている。このカセットは、スクリーンの支持体つまり蓋
が可撓性であり、そのためにその操作はいっそう難しく
なる。
【0010】この配列は本明細書で後述するように様々
な短所を持っている。本発明の目的は、小型の構造を持
ち、露出後のPSL板をやさしく取り扱うことのでき
る、PSL放射線カセットを走査するときに使用される
新規の形態の走査装置を提供することである。
【0011】本発明に従って、光刺激発光(PSL)放
射線写真に使用されるタイプのカセットを走査するため
の走査装置を提供する。このカセットは平らで実質的に
剛性の基板とその蓋から成り、蓋は基板の面に塗布され
たPSL材料の層を光密的に覆うために、基板に解放可
能に固定することができる。前記走査装置は、カセット
をこの装置内に受け取る受取ステーションと、基板とそ
の蓋を相互に分離するための手段を含む分離ステーショ
ンへカセットを輸送する移送手段と、基板を走査するこ
とのできる走査ステーションを通り、消去ステーション
を経て、基板とその蓋を再び組合わせる組立ステーショ
ンに続く経路に沿って基板を輸送するための手段とから
成り、蓋と基板がその分離中は実質的に平行な関係を維
持するように装置を構成することが、この装置の特徴で
ある。
【0012】本発明によるPSLカセット走査装置は、
従来のPSLカセット走査装置を使用した場合に比べ
て、多数の非常に重要な利点を持つ。従来のPSL走査
装置は、PSLカセット内に分離した可撓性PSL板が
包含されることを考慮に入れ、周知の走査装置は前記P
SL板を曲線経路に沿って案内する。その結果、PSL
カセットの可撓性板は、使用中に必然的にたわんでしま
う。その結果、PSL材料の層に応力が掛かる。これは
必然的にPSL材料の破壊につながる。蛍光体の結合剤
の適切な選択や、PSL材料における結合剤の割合の増
加によって、PSL材料の寿命を延長することは可能で
あるが、結合剤の割合を増加すると、蛍光体の割合が減
るので、解像度も低下する。PSL材料を厚くすること
によって、解像度をある程度高めることはできるが、P
SL層の厚さを増加すると散乱の増加につながり、解像
度はさらに低下する結果となる。これらの問題は、本発
明による走査装置で使用されるPSLカセットでは起き
る必要が無い。PSL材料は走査装置内にある間中ずっ
と平らな状態に維持されるので、前記のような応力を受
けない。したがって、PSL板はより長い有用寿命を持
つ。また、控え目に言っても重要なことであるが、PS
L材料の層は走査装置内を移送中に前記のような応力を
受けないので、もっと薄くすることができ、したがっ
て、結合剤に対する蛍光体の割合を高めることにより、
その寿命に実質的な悪影響を及ぼすことなく、解像度を
潜在的にかなり高めることができる。
【0013】本発明による走査装置に使用するのに特に
適したPSLカセットは、1992年4月4日に出願し
た「PSL放射線写真用カセット」と題する、本願と同
一出願人の同時係属出願第92201109.3号に記
載されている。
【0014】本発明による走査装置のこのようなPSL
カセットを使用すると、さらに利点が得られる。従来の
PSL板は可撓性であるので、カセットから取り出した
後で走査器内を移送するために平らに保持する必要があ
る。これは、このようなPSL板の両面を例えば移送ロ
ーラによって接触させる必要があることを意味してお
り、PSL板のコーティング面をこのように、あるいは
別のいかなる方法でも接触させることは、おそらくPS
L板の辺縁に沿った部分だけとはいえ、PSL層に引っ
掻き傷ができる危険性をはらんでいる。この欠点は、本
発明の好適な特徴の採用によって緩和される。この新規
のカセットのPSL板は平らでしかも剛性であるので、
走査器の移送システムの部品とPSL層とを接触させる
ことなく、容易に走査器内を移送させることができる。
このような移送は例えば、PSL板の縁面に触れるころ
軸受またはコンベアベルトに取り付けられたブラケット
によって達成することができる。平らで剛性のPSL板
を使用することのもう一つの利点は、走査装置の光導波
路を、板と光導波路が接触することなく板が通過できる
ように信頼できる隙間を設けながら、板の経路に近接さ
せて配置できることである。板と光導波路との間に小さ
いながらも信頼できる隙間を設けることにより、PSL
材料から放出される光を集める効率および分解能が向上
する。
【0015】本発明の幾つかの実施例では、走査装置を
一度に一つカセットを収容するように設計する。これ
は、装置の構造を簡単にするという利点があるが、オペ
レータによる実質的な常時監視が必要であり、オペレー
タが次の連続カセットを導入するために各カセットを取
り出すために待機していなければならないという不便さ
がある。しかし、このような装置は、低スループットの
カセットを実現するような設備には抜群に適している。
このような実施例では、前記分離ステーションと前記組
立てステーションを一つのものとすることが望ましい。
これにより、走査装置内の移送システムを非常に単純に
することができる。例えば、蓋を分離ステーション内で
基板から分離し、蓋をそこにそのまま保持しながら、そ
の間に基板を走査ステーションおよび消去ステーション
内に移送させ、その後同じ経路を逆に辿って分離ステー
ションに戻るようにすることができる。分離ステーショ
ンは今度は組立ステーションとなり、基板はここでその
蓋に再び組み合わされる。蓋を組立ステーションに送る
経路のための空間を見つける必要が無くなるので、装置
のフレームおよびそのフレームの被覆加工に使用される
重量および材料を節約することができ、装置の小型化の
促進にもなる。また、このような装置は、据付けのため
に広い床面積を必要としない。
【0016】しかし、装置は常時監視することなく処理
できる1束のカセットを装填できることが望ましい。こ
の目的のために、前記受取ステーションは、入力するカ
セットの積重ねを保持するための棚と、この積重ねの構
成要素を装置内に連続的に取り込むための手段から成る
ことが望ましい。前記装置は、さらに、装置から排出さ
れた再組立後のカセットの積重ねを保持するための出力
棚から成る。これにより、オペレータは入力棚にカセッ
トの束を装填し、これらのカセット内の基板が処理され
た後、最終的に排出されて出力棚の積重ねが形成された
ときに、装置に戻すだけでよいので、走査装置の使用が
非常に簡単になる。
【0017】このような装置の小型化およびそれに伴う
重量および材料の節約は、こうした装置が望ましい形態
としてさらに、前記走査ステーションと消去ステーショ
ンを迂回する経路に沿って前記蓋を前記組立ステーショ
ンに移送する手段を備えるようにした場合に、促進され
る。これにより、蓋は、蓋と基板との間に光学装置が置
かれるので蓋と基板との間をかなり、例えば60cm以
上、分離する必要のある走査ステーションを通過しない
ので、移送システムの構造は単純化され、小型化が促進
される。実際にこのような装置は、1メートル×2メー
トル以下の足跡を持つキャビネット内に容易に収容で
き、アクセスはカセットの挿入および取り出しのために
それより短い側辺があればよい。これは、約1.5〜2
メートル×3〜4メートルの足跡を持つ一般的な周知の
PSLカセット走査装置とは非常に対照的である。さら
に、走査装置は非常に小さい(かつ重量的にも軽い)の
で、容易にキャスタに取り付けることができる。したが
って、保守技術員がアクセスのために容易に移動するこ
とができ、また通気のためにその周囲にわずかな隙間さ
えあれば、普通の場合、例えば室内の片隅にでも配置す
ることができる。また、部屋から部屋へ容易に移動する
こともでき、これを単体として製造し、丸ごと据付場所
に輸送することができる。一方、これよりずっと大型の
従来の装置は移動が困難で不便であり、したがって保守
技術員がアクセスするためにその周囲に充分な空間の余
裕が得られる部屋に据え付けなければならない。さら
に、従来の装置は通常モジュールとして製造し、それを
据付現場で組み立てなければならない。
【0018】前記の移送手段は、前記基板が前記分離ス
テーションから前記組立ステーションまでの前記経路に
沿って実質的に基板自体の平面内で移送されるように、
配列することが望ましい。
【0019】
【実施例】次に、添付の図面に示す本発明の好適実施例
について説明する。まず、図1に示すPSLシステム
は、X線装置10、走査装置40、およびディスプレイ
装置91を備えたコンピューター90から成る。走査装
置は、カセット受取ステーション30、分離ステーショ
ン40、走査ステーション50、消去ステーション6
0、組立ステーション70、および出力ステーション8
0から成る。X線装置10はX線管11から成り、X線
管の前に患者12を配置し、患者を通過したX線をPS
Lカセット13で受け取るように配置する。各カセット
13はPSL剤の層が施与された基板14と蓋15から
成る。
【0020】このように露出されたカセットのX線装置
から走査装置への移送は、トロリ21に装填されたカセ
ット群13として符号20に示される。走査装置に到着
すると、カセット13は受取ステーション30に積重ね
状態31に置かれる。連続カセット13が受取ステーシ
ョン30から分離ステーション40に移送され、そこで
基板14から蓋15が分離される。
【0021】次に基板14は、走査ステーション50お
よび消去ステーション60を通る経路114に沿って移
動する。この経路114は、基板14がずっと平らに維
持されるようになっており、実際、基板自体の平面内で
移送される。走査ステーション50では、基板14の頂
面上のPSL材料の層(図1では示されていないが、図
3および図4の符号16に示されている)が、走査器ミ
ラー52を利用してレーザ51からのビームによって走
査される。このビームは、励起状態のPSL材料を刺激
し、光を放出して基底状態に戻す。放出されたこの光
は、1束の光ファイバーから成り光導波路53によって
拾われる。光ファイバーの束の一端は、走査器ミラー5
2からのビームの走査路の上で平らな面状に形成し、他
端は円形またはその他の密集した束状に形成する。この
密集した束は、光電子増倍管から成る光検出器54に接
続される。光検出器54はコンピュータ90に接続され
る。
【0022】消去ステーション60は1組の蛍光管61
から成り、そこを基板14を通り過ぎるようになってい
る。これは基板の頂面のPSL材料に強い光を当て、P
SL材料の残留エネルギーを放出させ、これが完全にそ
の基底状態に戻るのを保証する。その後、基板14は組
立ステーション70に移送される。
【0023】その間に、走査ステーション50および消
去ステーション60を迂回する分離経路115を通っ
て、分離ステーション40から組立ステーション70へ
移動する。
【0024】組立ステーション70で蓋15と基板14
は再結合され、両方一緒にカセット13として、装置の
出力ステーション80の積重ね81に排出される。
【0025】実施例 1 図2および図3において、カセット13は受取ステーシ
ョン30の棚32(図2)の積重ね31に装填される。
連続カセット13が積重ね31の前から取り出され、次
に経路113に沿って分離ステーション40へ運ばれ、
ここでカセット13の基板14とキャップ15が分離さ
れる。装置は、図2に示すように、カセットの部品およ
びこれらが辿る移動経路が傾斜するように構成すると便
利である。この方法により、カセットは走査装置内を移
送中に重力により、一つ以上のコンベア、適切にはベル
トコンベア上に立て掛けておくことができる。使用でき
る様々なコンベアの一つの構造を、図3に示す。カセッ
トの基板14は、経路114に沿って上方向に分離ステ
ーション40を去り、走査ステーション50を通り、そ
の後、基板14は消去ステーション60を通り抜けるま
で上昇移動を続け、その後下降移動できる位置まで水平
方向に逆戻りし、組立ステーション70まで下降する。
一方、カセットの蓋15は、カセット部品の初期共通経
路113に平行に始まる経路115に沿って、分離ステ
ーションから移動する。カセットの蓋15は、受取ステ
ーション30の前で逆戻りし、次に上昇して組立ステー
ション70へ移動し、そこで処理されたばかりの基板1
4の正面位置に配置される。基板14は前方に移動して
蓋15と係合し、このようにして再結合されたカセット
13は装置から出力ステーション80の出力棚82のカ
セットの積重ね81の後部に排出される。分離ステーシ
ョン40および組立ステーション70に位置していると
き、および排出時を除き、移動中はずっとカセット13
の各部品14,15が実質的にそれ自体の平面内で移動
するように構成されている。
【0026】次に、図2についてさらに詳しく説明す
る。この装置用のキャビネットが純粋に図を明確にする
ために、二つの部分92aおよび92bに分解されてい
ることがお分かりいただけよう。実際には、キャビネッ
トのこれらの二つの部分は連続しており、実際には単体
であり、カセット13、基板14、および蓋15がそれ
ぞれに辿る経路113,114および115の水平部分
は、図に示すほど長くない。また、これらの経路の参照
符号113,114および115はこれらの経路の方向
を表わす矢印に適用されている。これらのそれぞれの経
路の輪郭を示すために、参照符号113a,114aお
よび115aが割り当てられている。
【0027】分離ステーション40には、基板を蓋15
から分離するときに基板を保持するために、基板14用
のホルダー41がある。このホルダー41の実施例につ
いては、図5の(a)ないし(c)に関連してさらに詳
しく説明する。
【0028】走査ステーション50では、レーザ51が
実質的に基板経路114の上限に平行に配列され、レー
ザから放射されるビームは、ミラー55によって偏向さ
れて振動(または回転、例えば多面回転)ミラー56に
送られ、このミラーによって走査ビームは収束レンズ5
7を通過して走査ミラー52に送られ、この走査ミラー
はビームを基板14のPSL層に送って発光を刺激し、
放出された光は光導波路53によって集められる。収束
レンズ57は非球面レンズが適切であり、PSL層にお
けるレーザビームの衝突位置が、走査中一定の速度で移
動し、またこのビームがこうした走査中の光路の長さの
相違に関わらず、PSL層に焦点を維持するように設計
される。
【0029】次に、図3についてさらに詳しく説明す
る。基板14の経路114を示す矢印は実線であり、蓋
15の経路115を示す矢印は破線であり、組み立てら
れたカセット13の経路は破線と実線が対になった矢印
113で示される。入力積重ね31の手前のカセット1
3が、コンベアベルト101に取り付けられたブラケッ
ト102によって取り出され、このカセットが傾斜状態
で(図2と比較のこと)水平に分離ステーション40ま
で輸送され、そこで蓋15が基板14から分離される。
分離後、基板14は同じ傾斜配向のまま、1対のコンベ
アベルト103に取り付けられたブラケット104に支
持された状態でこれらのコンベアに載せられる。
【0030】基板はコンベア103によって経路114
に沿って上昇移動し、さらに1対のコンベア105まで
移送され、ここで基板14は、これらのコンベアに取り
付けられたブラケット106に支持された状態でこれら
のコンベアに載せられる。コンベア105は基板14を
走査ステーション50に通過させる。希望によっては、
走査ステーション50および走査コンベア105の様々
な部品51ないし57(図2)を別個の副フレーム(図
示せず)に取り付け、その副フレームを、実際の走査期
間中の基板14の振動の伝達を最小限にするような方法
で装置の主フレーム(図示せず)に取り付けてもよい。
【0031】PSL層16の走査後、基板14は、3番
目の上昇移動する1対のコンベア107およびさらにコ
ンベア107の延長として配列された4番目の上昇移動
する1対のコンベア107aによって拾われ、ブラケッ
ト108に支えられる。コンベア107,107aによ
って支持されながら、基板14のPSL層16は、PS
L材料をその基底状態に戻すために、消去ステーション
60で蛍光管61に暴露される。充分な時間をかけてこ
のような消去を達成した後、基板は、3番目と4番目の
上昇移動コンベア106,108の間を水平移動するコ
ンベア110に取り付けられたブラケット109によっ
て拾われる。消去されたPSL基板14はこうして、棚
(図示せず)に沿ったその経路114の水平部(ここで
は114aとして輪郭を示す)に沿って、1対の下降移
動するコンベア112に取り付けられたブラケット11
1に運ばれる。基板14はコンベア112によって下降
移動して組立ステーション70に運ばれ、ここで前方に
移され、その間に分離ステーション40から経路11
5,115aに沿って移送された蓋15と再結合され
る。再び組み立てられたカセット13は出力装置81に
挿入する。
【0032】実施例 2 図4は、図3に示した装置よりもっと簡単な実施例を示
すものであり、同様の部品を示すには同一符号を使用し
た。図4の実施例は、一度に一つのカセットを処理する
ように設計されている。露出後のカセット13は入力ス
テーション30から、コンベア101に取り付けられた
ブラケット102に載せられ、分離ステーション40に
移送される。ここで、蓋15はPSL層16を施与され
た基板14から分離され、PSL材料16の処理中、吊
下げ状態に維持される。基板14はブラケット104に
支持された状態でコンベア103によって上昇移動し、
次に走査コンベア105および対応ブラケット106に
よって走査ステーション50内に送られる。基板は次に
コンベア107に拾われ、消去ステーション60内で消
去が行なわれる間、ブラケット108によって支持され
る。消去の後、基板14は同じコンベアによって下降移
送して分離ステーション40に戻る。これは今度は組立
ステーション70となる。基板14と蓋15はここで再
結合され、コンベア101によって逆方向に入力ステー
ションまで移送される。これは今度は出力ステーション
80となる。
【0033】次に図5の(a)、(b)および(c)に
ついて説明する。カセット13は、基板14と蓋15か
ら成る。基板はその上面にPSL材料のコーティング1
6が塗布されており、基板の縁部は、蓋15の側部に適
合するようにわずかに傾斜している。これにより、カセ
ットの再組立中にある程度の自己センタリングができ
る。基板と蓋の縁部の周囲の適切な位置に、ラッチ機構
が配置されている。これらのラッチ位置をカセットの1
対の対置する両端部から同じ距離の位置に配置すれば、
異なるサイズのカセットをより容易に収容できるように
なる。各ラッチ機構は、基板の係留ピン17と蓋の穴1
9から成り、ピンがばね18によって荷重を受けると穴
に係合される。基板と蓋の縁部の傾斜は、再組立時に、
ピン17が蓋の縁部によって押し込まれ、その対応する
穴19にぱちんと嵌って係合するように形成されてい
る。
【0034】走査装置は、分離ステーション40に基板
14を保持する手段41と、蓋を外す手段42とを有す
る。提示する実施例では、蓋取り外し手段はスタッド4
2a付きの把持アーム42から成り、各スタッドはそれ
ぞれ蓋15の穴19に貫通するように移動可能であり、
それによってばね荷重ピン17をその穴から外れさせ、
蓋が把持アームによってしっかりと保持されると共に、
それを基板14に固定している手段の係合を外すことが
できる。
【0035】基板14を保持する手段41は、チャンバ
45を形成するためにフレーム44に取り付けられた薄
膜43から成る。薄膜43は吸盤47を装備したプレー
ト46に取り付けられ、ばね48によってフレームに対
しバイアスされる。特に図5の(b)に示す構成では、
把持アーム42が蓋15にロックされると、チャンバ4
5の内部に正圧が働き、ばね48のバイアスを克服し、
吸盤47が基板14の底面に押し付けられ、蓋15が取
り外されるときに基板14が保持される。変化例とし
て、チャンバ45の内部に負圧が働き、ばね48の圧力
に対抗して薄膜45が図5の(a)および(b)に示す
位置に保持され、解放されると吸盤47がばね48によ
って基板14に押し付けられるようにすることもでき
る。
【0036】基板ホルダー41は、図3および図4に示
す最下位置の上昇移動コンベア103の間に設ける。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を組み込んだPSL放射線写真システム
の組織を示したブロック図である。
【図2】本発明による走査装置の第1実施例を示す概略
図である。
【図3】本発明による走査装置の第1実施例を示す概略
図である。
【図4】本発明による装置の第2実施例を示す概略図で
ある。
【図5】図2ないし図4の装置の分離ステーションを示
す図である。
【符号の説明】
10 X線装置 11 X線管 12 患者 13 PSLカセット 14 基板 15 蓋 17 ピン 18 ばね 19 穴 20 カセット群 21 トロリ 30 カセット受取ステーション 31 カセット積重ね 40 分離ステーション 43 薄膜 44 フレーム 45 チャンバ 46 プレート 47 吸盤 48 ばね 50 走査ステーション 51 レーザ 52 ミラー 53 光導波路 54 光検出器 55,56 ミラー 57 レンズ 60 消去ステーション 61 蛍光管 70 組立ステーション 80 出力ステーション 81 積重ね 90 コンピュータ 91 ディスプレイ 113,114,115 経路 101,103,105,107,110 コンベヤ 102,109 ブラケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェラール・ボーヴ ベルギー国モートゼール、セプテストラー ト 27 アグファ・ゲヴェルト・ナームロ ゼ・ベンノートチャップ内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光刺激発光(PSL)放射線写真に使用
    されるタイプのカセット(13)を走査するための走査
    装置であって、カセットは平らで実質的に剛性である基
    板(14)とこの基板(14)のためのキャップ(1
    5)とから成り、キャップ(15)は前記基板(14)
    に対して解放可能(17,18,19)に固定できて基
    板(14)の面に施与されたPSL材料(16)の層を
    光密的に覆っている、カセットを走査するための走査装
    置において、 装置の中へカセット(13)を受け取るための受取ステ
    ーション(30)、カセット(13)を分離ステーショ
    ン(40)へ輸送するための移送手段(101,10
    2)を備え、前記分離ステーションは前記基板(14)
    とそのキャップ(15)とを互いに分離するための手段
    ((41ないし48)を含み、前記基板(14)が走査
    される走査ステーションを通り、消去ステーション(6
    0)を経て、基板とキャップとが再び組み合わされる組
    立ステーション(70)へと続く経路(114,114
    a)に沿って基板(14)を移送するための手段(10
    3ないし112)を備え、前記キャップと基板がそれら
    の分離中に実質的に平行な関係を維持するように前記装
    置が配列されていることを特徴とする、カセットを走査
    するための走査装置。
  2. 【請求項2】 前記受取ステーション(30)が入力さ
    れたカセット(13)の積重ね(31)を保持する棚
    (32)と前記積重ねの構成要素(13)を装置へ連続
    的に取り込むための手段(101,102)とから成
    り、前記走査装置がさらに、装置から排出された再組立
    後のカセット(13)の積重ね(81)を保持するため
    の出力棚(82)から成ることを特徴とする、請求項1
    記載の走査装置。
  3. 【請求項3】 前記走査装置がさらに、前記走査ステー
    ション(50)と消去ステーション(60)を迂回する
    経路(115,115a)に沿って、前記キャップ(1
    5)を前記組立ステーション(70)へ移送するための
    手段から成ることを特徴とする、請求項1または2記載
    の走査装置。
  4. 【請求項4】 前記分離ステーション(40)と前記組
    立ステーション(70)が一つのものであることを特徴
    とする、請求項1、2または3記載の走査装置。
  5. 【請求項5】 前記基板が前記分離ステーション(4
    0)から前記組立ステーション(70)まで前記経路
    (114,114a)に沿って実質的にそれ自体の平面
    内で移送されるように、前記移送手段(103ないし1
    12)を配列したことを特徴とする、請求項1ないし4
    のいずれかに記載の走査装置。
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