JPH0643726B2 - 建築物における屋根構造 - Google Patents
建築物における屋根構造Info
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- JPH0643726B2 JPH0643726B2 JP13025688A JP13025688A JPH0643726B2 JP H0643726 B2 JPH0643726 B2 JP H0643726B2 JP 13025688 A JP13025688 A JP 13025688A JP 13025688 A JP13025688 A JP 13025688A JP H0643726 B2 JPH0643726 B2 JP H0643726B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、建築物における屋根構造に関し、さらに詳
しくは、建築物での所定の断面形状に賦形された長尺金
属鋼板製の屋根板を用いる縦葺き形式での屋根構造の改
良に係るものである。
しくは、建築物での所定の断面形状に賦形された長尺金
属鋼板製の屋根板を用いる縦葺き形式での屋根構造の改
良に係るものである。
一般に、この種の建築物における所定の断面形状に賦形
された長尺金属鋼板製の屋根板を用いる屋根構造に関し
ては、従来から極めて数多くの提案がなされており、こ
れを縦葺き形式に適用した屋根構造にのみ限定しても、
その屋根板部材自体については、隣接して葺き上げられ
る板部材相互間の結合仕様,および構造形態とか、ある
いは機能面,外観面での考察などの開発,提案が盛んに
行なわれ、さらに、付帯構造については、屋根下地面へ
の取付けのための同様な結合仕様,および構造形態など
の種々に提案がなされ、これらのものは、個々の提案毎
にそれぞれに特有の作用,効果を達成し得るものとされ
ている。
された長尺金属鋼板製の屋根板を用いる屋根構造に関し
ては、従来から極めて数多くの提案がなされており、こ
れを縦葺き形式に適用した屋根構造にのみ限定しても、
その屋根板部材自体については、隣接して葺き上げられ
る板部材相互間の結合仕様,および構造形態とか、ある
いは機能面,外観面での考察などの開発,提案が盛んに
行なわれ、さらに、付帯構造については、屋根下地面へ
の取付けのための同様な結合仕様,および構造形態など
の種々に提案がなされ、これらのものは、個々の提案毎
にそれぞれに特有の作用,効果を達成し得るものとされ
ている。
しかしながら、長尺金属鋼板製の屋根板を用いた縦葺き
形式の屋根構造に関して、このような盛んな研究,開発
がなされているとは言うものゝ、必ずしも使用現場での
実態に則して、諸条件を充足し得る構造のものが未だ提
供されてはおらず、特に、例えば、年間を通して雨量,
風量の多い地域での建築物に効果的に適合し得て、しか
も、構造が簡単でかつ施工し易い構成についての考慮に
欠けるものであつた。
形式の屋根構造に関して、このような盛んな研究,開発
がなされているとは言うものゝ、必ずしも使用現場での
実態に則して、諸条件を充足し得る構造のものが未だ提
供されてはおらず、特に、例えば、年間を通して雨量,
風量の多い地域での建築物に効果的に適合し得て、しか
も、構造が簡単でかつ施工し易い構成についての考慮に
欠けるものであつた。
この発明は、従来のこのような問題点を改善しようとす
るものであつて、その目的とするところは、屋根面が可
及的に平坦化されていて、強い風に対する抵抗性に優
れ、同時に雨量が多くても水捌けが良好で、施工し易い
ようにした,この種の建築物における屋根構造,こゝで
は、縦葺き形式を適用した屋根構造を提供することであ
る。
るものであつて、その目的とするところは、屋根面が可
及的に平坦化されていて、強い風に対する抵抗性に優
れ、同時に雨量が多くても水捌けが良好で、施工し易い
ようにした,この種の建築物における屋根構造,こゝで
は、縦葺き形式を適用した屋根構造を提供することであ
る。
前記目的を達成させるために、この発明に係る建築物に
おける屋根構造は、屋根面を形成する面板部,面板部の
両側縁を下方へ折曲させた左右の係合板部,各係合板部
の下端縁に係止突出部を設けた屋根板部材と、上部野地
板を載置する取付け載置部,取付け載置部から立上げ
て、前記屋根板部材を支持する支持部,支持部を下方に
折曲させて、前記係合板部の内面を圧接する吊子圧接
部,吊子圧接部の下端縁に、前記係止突出部を係止させ
る係止縁を設けた一対の対向される吊子部材と、下部野
地板上に配される基板溝部,基板溝部の両側縁部を上方
に折曲した左右の側壁部,各側壁部の上端縁を外側へ折
曲させて、前記各支持部に対応させた左右の上面部,各
上面部を下方へ折曲させて、前記起立部に対応させた左
右の側面部からなる水捌け樋部を設けると共に、各側面
部を外側へ折曲させて、前記取付け載置部を取付ける左
右の取付け支持部,各取付け支持部を下方へ折曲した左
右の側面部,およびこれを外側へ折曲して前記下部野地
板上に取付け固定される左右の取付けフランジ部からな
る垂木部を設けた溝形成部材とを備え、これらの各部材
を組合せて構成したことを特徴とするものである。
おける屋根構造は、屋根面を形成する面板部,面板部の
両側縁を下方へ折曲させた左右の係合板部,各係合板部
の下端縁に係止突出部を設けた屋根板部材と、上部野地
板を載置する取付け載置部,取付け載置部から立上げ
て、前記屋根板部材を支持する支持部,支持部を下方に
折曲させて、前記係合板部の内面を圧接する吊子圧接
部,吊子圧接部の下端縁に、前記係止突出部を係止させ
る係止縁を設けた一対の対向される吊子部材と、下部野
地板上に配される基板溝部,基板溝部の両側縁部を上方
に折曲した左右の側壁部,各側壁部の上端縁を外側へ折
曲させて、前記各支持部に対応させた左右の上面部,各
上面部を下方へ折曲させて、前記起立部に対応させた左
右の側面部からなる水捌け樋部を設けると共に、各側面
部を外側へ折曲させて、前記取付け載置部を取付ける左
右の取付け支持部,各取付け支持部を下方へ折曲した左
右の側面部,およびこれを外側へ折曲して前記下部野地
板上に取付け固定される左右の取付けフランジ部からな
る垂木部を設けた溝形成部材とを備え、これらの各部材
を組合せて構成したことを特徴とするものである。
すなわち、この発明においては、下部野地板上にあつ
て、溝形成部材を棟側から軒側へかけた上下方向に所定
のピッチ間隔で取付け、かつこの溝形成部材での垂木部
となる取付け支持部上に、一対の各吊子台部材を相互に
所定間隔で対向して取付けると共に、隣接する取付け載
置部間に跨つて上部野地板を載置させ、また、上部野地
板上に各吊子部材の支持部を含めて屋根板部材を被嵌さ
せることで、各吊子部材の吊子圧接部に、屋根板部材の
係合板部を圧接支持させ、かつ係止突出部を係止縁に引
掛け係止させることで、隣接される屋根板部材の対向し
た各係合板部間に水捌け開口部が形成され、この水捌け
開口部内での溝形成部材が水捌け樋部として機能し、こ
のようにして、隣接相互間に水捌け開口部を介して各屋
根板部材を葺き上げ得るのである。
て、溝形成部材を棟側から軒側へかけた上下方向に所定
のピッチ間隔で取付け、かつこの溝形成部材での垂木部
となる取付け支持部上に、一対の各吊子台部材を相互に
所定間隔で対向して取付けると共に、隣接する取付け載
置部間に跨つて上部野地板を載置させ、また、上部野地
板上に各吊子部材の支持部を含めて屋根板部材を被嵌さ
せることで、各吊子部材の吊子圧接部に、屋根板部材の
係合板部を圧接支持させ、かつ係止突出部を係止縁に引
掛け係止させることで、隣接される屋根板部材の対向し
た各係合板部間に水捌け開口部が形成され、この水捌け
開口部内での溝形成部材が水捌け樋部として機能し、こ
のようにして、隣接相互間に水捌け開口部を介して各屋
根板部材を葺き上げ得るのである。
以下,この発明に係る建築物における屋根構造の各別の
実施例につき、第1図ないし第3図を参照して詳細に説
明する。
実施例につき、第1図ないし第3図を参照して詳細に説
明する。
第1図はこの発明の一実施例を適用した縦葺き屋根構造
の概要構成を一部切欠いて模式的に示す斜視説明図、第
2図は同上屋根構造の要部を拡大して示す断面図、第3
図(a),(b)は同上屋根板部材を取り出して示す各別の端
面図である。
の概要構成を一部切欠いて模式的に示す斜視説明図、第
2図は同上屋根構造の要部を拡大して示す断面図、第3
図(a),(b)は同上屋根板部材を取り出して示す各別の端
面図である。
すなわち,これらの実施例各図に示す構成において、符
号(11)は所定間隔毎に結合部ともなる水捌け開口部を介
して配設され、屋根面の主体を構成する屋根板部材、(2
1),(21)はこの隣接される各屋根板部材(11),(11)をそれ
ぞれ屋根下地面側に取付ける一対の対向した吊子部材、
(31)はこの場合,いわゆる垂木部材として屋根下地面に
取付けられて、前記一対の吊子部材(21),(21)を取付け
保持すると共に、前記隣接される各屋根板部材(11),(1
1)の相互間に連繋して介在され、前記水捌け開口部での
雨水の水捌け樋を兼ねた溝形成部材であり、これらの各
構成部材(11),(21),および(31)は、後述する横断面形
状にされて、それぞれに長尺の金属薄鋼板をその長手方
向に沿い、ロール成形により一連に賦形成型させて用い
るか、あるいはそれぞれに長尺のアルミ押出し型材を用
いるのが好ましく、こゝでは、同様な金属材料を個々単
別にプレス成形して用いる場合に比較するとき、製造単
価的に極めて有利である。
号(11)は所定間隔毎に結合部ともなる水捌け開口部を介
して配設され、屋根面の主体を構成する屋根板部材、(2
1),(21)はこの隣接される各屋根板部材(11),(11)をそれ
ぞれ屋根下地面側に取付ける一対の対向した吊子部材、
(31)はこの場合,いわゆる垂木部材として屋根下地面に
取付けられて、前記一対の吊子部材(21),(21)を取付け
保持すると共に、前記隣接される各屋根板部材(11),(1
1)の相互間に連繋して介在され、前記水捌け開口部での
雨水の水捌け樋を兼ねた溝形成部材であり、これらの各
構成部材(11),(21),および(31)は、後述する横断面形
状にされて、それぞれに長尺の金属薄鋼板をその長手方
向に沿い、ロール成形により一連に賦形成型させて用い
るか、あるいはそれぞれに長尺のアルミ押出し型材を用
いるのが好ましく、こゝでは、同様な金属材料を個々単
別にプレス成形して用いる場合に比較するとき、製造単
価的に極めて有利である。
しかして、前記屋根板部材(11)は、第3図(a)によつて
明らかなように、所定巾寸法に設定されて可及的に面一
平坦化され、長手方向に一連に延びる長尺の面板部(12)
を有しており、この面板部(12)の左右の両側縁部には、
ほゞ直角に下方へ向けて,もしくはやゝ斜めに下方へ向
け拡開させて延びる左右の各係合板部(13),(13)をそれ
ぞれに折曲して形成させると共に、これらの各係合板部
(13),(13)の下端縁にあつて、内側へ小隆条で彎曲させ
た係止突出部(14),(14)をそれぞれに形成させてある。
明らかなように、所定巾寸法に設定されて可及的に面一
平坦化され、長手方向に一連に延びる長尺の面板部(12)
を有しており、この面板部(12)の左右の両側縁部には、
ほゞ直角に下方へ向けて,もしくはやゝ斜めに下方へ向
け拡開させて延びる左右の各係合板部(13),(13)をそれ
ぞれに折曲して形成させると共に、これらの各係合板部
(13),(13)の下端縁にあつて、内側へ小隆条で彎曲させ
た係止突出部(14),(14)をそれぞれに形成させてある。
なお、この屋根板部材(11)については、必要に応じて第
3図(b)に見られるように、その面板部(12)の両側縁部
に僅かな段差部(12a)を形成させて、面形状に変化を与
えるとか、面強度を向上させるのもよく、係止突出部(1
4),(14)の彎曲形状は、下側になつた端部(14a)を下方に
向け広げることで、同部での水切れを図るのも一つの手
段である。
3図(b)に見られるように、その面板部(12)の両側縁部
に僅かな段差部(12a)を形成させて、面形状に変化を与
えるとか、面強度を向上させるのもよく、係止突出部(1
4),(14)の彎曲形状は、下側になつた端部(14a)を下方に
向け広げることで、同部での水切れを図るのも一つの手
段である。
また、前記吊子部材(21)は、一般的な形態であるところ
の,個々単別に形成されるものではなくて、長手方向に
一連にされた長尺の,いわゆる通し吊子と呼ばれるもの
で、基部側での後述する上部野地板端部の載置面ともな
る取付け載置部(22)と、この取付け載置部(22)の一側部
を同上部野地板の厚さ相当分だけ立上げた起立部(23)
と、この起立部(23)の上部を横方向に折曲させて、前記
屋根板部材(11)の側縁部を裏面側から支持する支持部(2
4)と、この支持部(24)の端部を下方に折曲させて、同様
に前記係合板部(13)の内面に沿つて圧接させる吊子圧接
部(25)と、この吊子圧接部(25)の下端縁に形成されて、
前記係止突出部(14)に係止させる係止縁(26)とからなつ
ており、その一対を左右勝手に対向させて用いる。
の,個々単別に形成されるものではなくて、長手方向に
一連にされた長尺の,いわゆる通し吊子と呼ばれるもの
で、基部側での後述する上部野地板端部の載置面ともな
る取付け載置部(22)と、この取付け載置部(22)の一側部
を同上部野地板の厚さ相当分だけ立上げた起立部(23)
と、この起立部(23)の上部を横方向に折曲させて、前記
屋根板部材(11)の側縁部を裏面側から支持する支持部(2
4)と、この支持部(24)の端部を下方に折曲させて、同様
に前記係合板部(13)の内面に沿つて圧接させる吊子圧接
部(25)と、この吊子圧接部(25)の下端縁に形成されて、
前記係止突出部(14)に係止させる係止縁(26)とからなつ
ており、その一対を左右勝手に対向させて用いる。
さらに、前記垂木部材に併せて雨水の水捌け樋を兼ねる
溝形成部材(31)は、中間部分に補強などのための突出さ
れた隆条部(33)を形成させ、下部野地板上に設置される
基板溝部(32)と、この基板溝部(32)の両側縁部を上方に
折曲した左右の各側壁部(34),(34)とを有しており、こ
れらの各側壁部(34),(34)の上端縁にあつては、前記一
対の各吊子部材(21),(21)の支持部(24),(24)および起立
部(23),(23)に対応して、外側へ折曲した上面部(35),(3
5)およびこれを下方へ折曲した側面部(36),(36)をそれ
ぞれに形成させて水捌け樋部(31a)とすると共に、同各
吊子部材(21),(21)の取付け載置部(22),(22)を取付ける
ための外側へ折曲した取付け支持部(37),(37),これを
下方へ折曲した側面部(38),(38)およびこれを外側へ折
曲した取付けフランジ部(39),(39)をそれぞれに形成さ
せて垂木部(31b)としてある。
溝形成部材(31)は、中間部分に補強などのための突出さ
れた隆条部(33)を形成させ、下部野地板上に設置される
基板溝部(32)と、この基板溝部(32)の両側縁部を上方に
折曲した左右の各側壁部(34),(34)とを有しており、こ
れらの各側壁部(34),(34)の上端縁にあつては、前記一
対の各吊子部材(21),(21)の支持部(24),(24)および起立
部(23),(23)に対応して、外側へ折曲した上面部(35),(3
5)およびこれを下方へ折曲した側面部(36),(36)をそれ
ぞれに形成させて水捌け樋部(31a)とすると共に、同各
吊子部材(21),(21)の取付け載置部(22),(22)を取付ける
ための外側へ折曲した取付け支持部(37),(37),これを
下方へ折曲した側面部(38),(38)およびこれを外側へ折
曲した取付けフランジ部(39),(39)をそれぞれに形成さ
せて垂木部(31b)としてある。
こゝで、この実施例構成による屋根構造は、その一例と
して、建築物の屋根組,ないしは小屋組を構成する個々
の母屋材(41)に対して張設された屋根下地面としての下
部野地板(42)上に取付けられる。なお、この下部野地板
(42)には、当然,所定の傾斜,つまりいわゆる屋根勾配
が与えられている。
して、建築物の屋根組,ないしは小屋組を構成する個々
の母屋材(41)に対して張設された屋根下地面としての下
部野地板(42)上に取付けられる。なお、この下部野地板
(42)には、当然,所定の傾斜,つまりいわゆる屋根勾配
が与えられている。
すなわち、前記下部野地板(42)上にあつては、まず、溝
形成部材(31)の複数本を棟側から軒側へかけた上下方向
で、屋根板部材(11)の巾寸法によつて決定される所定の
ピッチ間隔毎に配設させ、その各取付けフランジ部(3
9),(39)を止め釘,止めボールト(51)などで取付け、こ
れによつて同溝形成部材(31)自体をその配設位置にしつ
かりと固定する。
形成部材(31)の複数本を棟側から軒側へかけた上下方向
で、屋根板部材(11)の巾寸法によつて決定される所定の
ピッチ間隔毎に配設させ、その各取付けフランジ部(3
9),(39)を止め釘,止めボールト(51)などで取付け、こ
れによつて同溝形成部材(31)自体をその配設位置にしつ
かりと固定する。
ついで、この溝形成部材(31)での垂木部(31b)としての
取付け支持部(37),(37)上には、一対の各吊子部材(21),
(21)の取付け載置部(22),(22)を、相互に所期通りの間
隔で対向させるようにして、同様に止め釘,止めボール
ト(52)などで取付け固定し、これらを一体化させる。
取付け支持部(37),(37)上には、一対の各吊子部材(21),
(21)の取付け載置部(22),(22)を、相互に所期通りの間
隔で対向させるようにして、同様に止め釘,止めボール
ト(52)などで取付け固定し、これらを一体化させる。
次に、前記のように対向して取付け固定された各吊子部
材(21),(21)での相互に隣接される各取付け載置部(22),
(22)間に跨つて上部野地板,こゝでは一般に断熱,防音
などのための木毛板などによる上部野地板(43)と、アス
ファルトルーフィング(44)とを順次に載置する。この
際,各吊子部材(21),(21)の起立部(23),(23)が、上部野
地板(43)の厚さ相当分に見合つて立上げられているため
に、この上部野地板(43)は、これらの各取付け載置部(2
2),(22)間にきつちりと納まつて、拾かも半ば固定され
ているかのようにしつかりと設置されるもので、このよ
うに上部野地板(43)を各取付け載置部(22),(22)間に跨
つて載置させた状態では、前記下部野地板(42)とこの上
部野地板(43)との間に十分な容積の空間部(45)が形成さ
れ、同空間部(45)をして、公知のように、例えば、換気
などのための空気の流通路などとして有効に利用し得る
のである。
材(21),(21)での相互に隣接される各取付け載置部(22),
(22)間に跨つて上部野地板,こゝでは一般に断熱,防音
などのための木毛板などによる上部野地板(43)と、アス
ファルトルーフィング(44)とを順次に載置する。この
際,各吊子部材(21),(21)の起立部(23),(23)が、上部野
地板(43)の厚さ相当分に見合つて立上げられているため
に、この上部野地板(43)は、これらの各取付け載置部(2
2),(22)間にきつちりと納まつて、拾かも半ば固定され
ているかのようにしつかりと設置されるもので、このよ
うに上部野地板(43)を各取付け載置部(22),(22)間に跨
つて載置させた状態では、前記下部野地板(42)とこの上
部野地板(43)との間に十分な容積の空間部(45)が形成さ
れ、同空間部(45)をして、公知のように、例えば、換気
などのための空気の流通路などとして有効に利用し得る
のである。
続いて、その後,前記のようにして設置されたそれぞれ
の上部野地板(43),アスファルトルーフィング(44)上に
あつて、最終的に屋根板部材(11)を上方からそれぞれ被
嵌かつ結合させて葺き上げる。そして、この屋根板部材
(11)の被嵌に当つては、例えば、同屋根板部材(11)の面
板部(12)を上部野地板(43)上に押付けた状態にしてお
き、先に取付け固定させた各吊子部材(21),(21)の支持
部(24),(24)に下側で向き合う左右の両側縁部を下方に
押圧することによつて、その左右の各係合板部(13),(1
3)を各吊子部材(21),(21)の吊子圧接部(25),(25)に沿い
進入させると共に、各吊子圧接部(25),(25)での下端縁
の係止縁(26),(26)に対して、各係合板部(13),(13)での
下端縁の内側に彎曲させた係止突出部(14),(14)を、自
身の弾性によつて容易には離脱しないように引掛け係止
させ、同時に、吊子圧接部(25),(25)に係合板部(13),(1
3)を圧接させて、その葺き上げ位置に結合固定さるので
あり、この状態では、隣接される屋根板部材(11),(11)
の両側縁部に対向して垂下される各係合板部(13),(13)
間にあつては、棟側から軒側にかけてスリット状の水捌
け開口部か形成され、かつ同水捌け開口部内での溝形成
部材(31)は、水捌け樋部(31a)として機能する。
の上部野地板(43),アスファルトルーフィング(44)上に
あつて、最終的に屋根板部材(11)を上方からそれぞれ被
嵌かつ結合させて葺き上げる。そして、この屋根板部材
(11)の被嵌に当つては、例えば、同屋根板部材(11)の面
板部(12)を上部野地板(43)上に押付けた状態にしてお
き、先に取付け固定させた各吊子部材(21),(21)の支持
部(24),(24)に下側で向き合う左右の両側縁部を下方に
押圧することによつて、その左右の各係合板部(13),(1
3)を各吊子部材(21),(21)の吊子圧接部(25),(25)に沿い
進入させると共に、各吊子圧接部(25),(25)での下端縁
の係止縁(26),(26)に対して、各係合板部(13),(13)での
下端縁の内側に彎曲させた係止突出部(14),(14)を、自
身の弾性によつて容易には離脱しないように引掛け係止
させ、同時に、吊子圧接部(25),(25)に係合板部(13),(1
3)を圧接させて、その葺き上げ位置に結合固定さるので
あり、この状態では、隣接される屋根板部材(11),(11)
の両側縁部に対向して垂下される各係合板部(13),(13)
間にあつては、棟側から軒側にかけてスリット状の水捌
け開口部か形成され、かつ同水捌け開口部内での溝形成
部材(31)は、水捌け樋部(31a)として機能する。
従つて、前記構成によるこの実施例の場合,このように
して屋根構造を葺き上げた状態では、その構成各部につ
いて、それぞれ次のような作用,効果が得られる。
して屋根構造を葺き上げた状態では、その構成各部につ
いて、それぞれ次のような作用,効果が得られる。
つまり、それ自体で屋根面を形成している屋根板部(11)
は、面板部(12)が可及的に面一平坦化されているため
に、その全面がフラットにされ、吹き当てられかつ吹き
上げられる風雨,特に、強力な風雨に対して抵抗要素と
なる突出部が全くなく、強力な風雨に伴なう影響を効果
的に排除できると共に、隣接される屋根板部材(11),(1
1)の両側縁部に垂下される各係合板部(13),(13)間の水
捌け開口部,すなわち棟側から軒側にかけて形成される
スリット状の水捌け開口部が比較的大きくて、しかも同
水捌け開口部内に、こゝでも比較的断面積の大きい樋状
をした溝形成部材(31)が配設されて、水捌け溝部(31a)
を形成しているので、たとえ雨量が多いときでもその水
捌けを良好に行ない得るのである。
は、面板部(12)が可及的に面一平坦化されているため
に、その全面がフラットにされ、吹き当てられかつ吹き
上げられる風雨,特に、強力な風雨に対して抵抗要素と
なる突出部が全くなく、強力な風雨に伴なう影響を効果
的に排除できると共に、隣接される屋根板部材(11),(1
1)の両側縁部に垂下される各係合板部(13),(13)間の水
捌け開口部,すなわち棟側から軒側にかけて形成される
スリット状の水捌け開口部が比較的大きくて、しかも同
水捌け開口部内に、こゝでも比較的断面積の大きい樋状
をした溝形成部材(31)が配設されて、水捌け溝部(31a)
を形成しているので、たとえ雨量が多いときでもその水
捌けを良好に行ない得るのである。
また、水捌け開口部を介して隣接される屋根板部材(11)
と、この屋根板部材(11)の相互間に介在させて連繋され
る溝形成部材(31)との結合部は、溝形成部材(31)の取付
け支持部(37)に、吊子部材(21)の取付け載置部(22)を取
付けると共に、この吊子部材(21)の相互に対向される支
持部(24),および吊子圧接部(25)に対して、個々の屋根
板部材(11)での面板部(12)の側縁部側,および係合板部
(13)を圧接させた状態で、係合板部(13)での下端縁の係
止突出部(14)を、吊子圧接部(25)での下端縁の係止縁(2
6)に係止させているために、これらの各部材の相互を簡
単な操作で全一体的に強固に結合でき、さらに、溝形成
部材(31)には、垂下部(31b)を形成させてあるので、吊
子部材(21)の取付けが容易になる。
と、この屋根板部材(11)の相互間に介在させて連繋され
る溝形成部材(31)との結合部は、溝形成部材(31)の取付
け支持部(37)に、吊子部材(21)の取付け載置部(22)を取
付けると共に、この吊子部材(21)の相互に対向される支
持部(24),および吊子圧接部(25)に対して、個々の屋根
板部材(11)での面板部(12)の側縁部側,および係合板部
(13)を圧接させた状態で、係合板部(13)での下端縁の係
止突出部(14)を、吊子圧接部(25)での下端縁の係止縁(2
6)に係止させているために、これらの各部材の相互を簡
単な操作で全一体的に強固に結合でき、さらに、溝形成
部材(31)には、垂下部(31b)を形成させてあるので、吊
子部材(21)の取付けが容易になる。
以上詳述したように、この発明によれば、屋根板部材の
面板部に、両側縁を下方へ折曲させた左右の係合板部,
およびその下端縁に係止突出部を設け、また、一対の対
向される吊子部材に、取付け載置部から立上げた支持部
材,およびこれを下方に折曲させた吊子圧接部を設けて
その下端縁を係止縁とし、さらに、溝形成部材には、基
板溝部とその両側縁から上方に延びる左右の側壁部とを
有して、各側壁部を外側へ折曲させた左右の上面部,お
よび各上面部を下方へ折曲させた左右の側面部により水
捌け樋部を形成させると共に、各側面部を外側へ折曲さ
せた左右の取付け支持部と、各取付け支持部を下方へ折
曲した左右の側面部,およびこれを外側へ折曲した左右
の取付けフランジ部とで垂木部を形成させたから、下部
野地板上に所定のピッチ間隔で溝形成 部材を取付けておくことで、この溝形成部材の各取付け
支持部上に、一対の各吊子部材を相互に所定間隔で対向
して取付け得るもので、これらの取付け支持部を垂木部
として活用できるのであり、また、隣接する吊子部材の
各取付け載置部には、これらの間に跨つて上部野地板を
容易に載置できて、下部,上部の各野地板間に空間部を
形成でき、さらに、上部野地板上に各吊子部材の支持部
を含めて屋根板部材を被嵌させるだけの極めて簡単な操
作により、各吊子部材の吊子圧接部に、屋根板部材の係
合板部を圧接支持させると共に、係止突出部を係止縁に
引掛け係止させ得て、これらの各部材の相互を全一体的
に強固かつ効果的に結合でき、そして、このように屋根
構造を葺き上げた状態では、隣接される屋根板部材の対
向した各係合板部間に水捌け開口部が形成され、その内
部での溝形成部材による水捌け樋部と共々に、雨水の水
捌けを良好に行なえるほか、部品点数の削減と構造の簡
略化とを図ることができ、しかも、構造的にも比較的簡
単で容易かつ安価に提供し得るなどの優れた特長があ
る。
面板部に、両側縁を下方へ折曲させた左右の係合板部,
およびその下端縁に係止突出部を設け、また、一対の対
向される吊子部材に、取付け載置部から立上げた支持部
材,およびこれを下方に折曲させた吊子圧接部を設けて
その下端縁を係止縁とし、さらに、溝形成部材には、基
板溝部とその両側縁から上方に延びる左右の側壁部とを
有して、各側壁部を外側へ折曲させた左右の上面部,お
よび各上面部を下方へ折曲させた左右の側面部により水
捌け樋部を形成させると共に、各側面部を外側へ折曲さ
せた左右の取付け支持部と、各取付け支持部を下方へ折
曲した左右の側面部,およびこれを外側へ折曲した左右
の取付けフランジ部とで垂木部を形成させたから、下部
野地板上に所定のピッチ間隔で溝形成 部材を取付けておくことで、この溝形成部材の各取付け
支持部上に、一対の各吊子部材を相互に所定間隔で対向
して取付け得るもので、これらの取付け支持部を垂木部
として活用できるのであり、また、隣接する吊子部材の
各取付け載置部には、これらの間に跨つて上部野地板を
容易に載置できて、下部,上部の各野地板間に空間部を
形成でき、さらに、上部野地板上に各吊子部材の支持部
を含めて屋根板部材を被嵌させるだけの極めて簡単な操
作により、各吊子部材の吊子圧接部に、屋根板部材の係
合板部を圧接支持させると共に、係止突出部を係止縁に
引掛け係止させ得て、これらの各部材の相互を全一体的
に強固かつ効果的に結合でき、そして、このように屋根
構造を葺き上げた状態では、隣接される屋根板部材の対
向した各係合板部間に水捌け開口部が形成され、その内
部での溝形成部材による水捌け樋部と共々に、雨水の水
捌けを良好に行なえるほか、部品点数の削減と構造の簡
略化とを図ることができ、しかも、構造的にも比較的簡
単で容易かつ安価に提供し得るなどの優れた特長があ
る。
第1図はこの発明の一実施例を適用した縦葺き屋根構造
の概要構成を一部切欠いて模式的に示す斜視説明図、第
2図は同上屋根構造の要部を拡大して示す断面図、第3
図(a),(b)は同上屋根板部材を取り出して示す各別の端
面図である。 (11)……屋根板部材、(12)……面板部、(13)……係合板
部、(14)……係止突出部。 (21)……吊子部材、(22)……取付け載置部、(23)……起
立部、(24)……支持部、(25)……吊子圧接部、(26)……
係止縁。 (31)……溝形成部材、(31a)……水捌け樋部、(31b)……
垂木部、(32)……基板溝部、(33)……隆条部、(34)……
側壁部、(35)……上面部、(36)……側面部、(37)……取
付け支持部、(38)……側面部、(39)……取付けフランジ
部。 (41)……母屋材、(42)……下部野地板、(43)……上部野
地板、(45)……空間部。
の概要構成を一部切欠いて模式的に示す斜視説明図、第
2図は同上屋根構造の要部を拡大して示す断面図、第3
図(a),(b)は同上屋根板部材を取り出して示す各別の端
面図である。 (11)……屋根板部材、(12)……面板部、(13)……係合板
部、(14)……係止突出部。 (21)……吊子部材、(22)……取付け載置部、(23)……起
立部、(24)……支持部、(25)……吊子圧接部、(26)……
係止縁。 (31)……溝形成部材、(31a)……水捌け樋部、(31b)……
垂木部、(32)……基板溝部、(33)……隆条部、(34)……
側壁部、(35)……上面部、(36)……側面部、(37)……取
付け支持部、(38)……側面部、(39)……取付けフランジ
部。 (41)……母屋材、(42)……下部野地板、(43)……上部野
地板、(45)……空間部。
Claims (4)
- 【請求項1】屋根面を形成する面板部,面板部の両側縁
を下方へ折曲させた左右の係合板部,各係合板部の下端
縁に係止突出部を設けた屋根板部材と、上部野地板を載
置する取付け載置部,取付け載置部から立上げて、前記
屋根板部材を支持する支持部,支持部を下方に折曲させ
て、前記係合板部の内面を圧接する吊子圧接部,吊子圧
接部の下端縁に、前記係止突出部を係止させる係止縁を
設けた一対の対向される吊子部材と、下部野地板上に配
される基板溝部,基板溝部の両側縁部を上方に折曲した
左右の側壁部,各側壁部の上端縁を外側へ折曲させて、
前記各支持部に対応させた左右の上面部,各上面部を下
方へ折曲させて、前記起立部に対応させた左右の側面部
からなる水捌け樋部を設けると共に、各側面部を外側へ
折曲させて、前記取付け載置部を取付ける左右の取付け
支持部,各取付け支持部を下方へ折曲した左右の側面
部,およびこれを外側へ折曲して前記下部野地板上に取
付け固定される左右の取付けフランジ部からなる垂木部
を設けた溝形成部材とを備え、これらの各部材を組合せ
て構成したことを特徴とする建築物における屋根構造。 - 【請求項2】一対の対向される吊子部材を、溝形成部材
の取付け支持部上で、その対向間隔を調整して取付ける
ことを特徴とする請求項1に記載の建築物における屋根
構造。 - 【請求項3】溝形成部材を取付ける下部野地板と、一対
の吊子部材の取付け載置部上に載置される上部野地板と
の間に、空間部を構成させたことを特徴とする請求項1
に記載の建築物における屋根構造。 - 【請求項4】吊子部材での取付け載置部から支持部まで
の高さを、上部野地板の厚さに対応させたことを特徴と
する請求項1に記載の建築物における屋根構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13025688A JPH0643726B2 (ja) | 1988-05-30 | 1988-05-30 | 建築物における屋根構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13025688A JPH0643726B2 (ja) | 1988-05-30 | 1988-05-30 | 建築物における屋根構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01304249A JPH01304249A (ja) | 1989-12-07 |
| JPH0643726B2 true JPH0643726B2 (ja) | 1994-06-08 |
Family
ID=15029908
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13025688A Expired - Fee Related JPH0643726B2 (ja) | 1988-05-30 | 1988-05-30 | 建築物における屋根構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0643726B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2891400B2 (ja) * | 1993-12-27 | 1999-05-17 | 元旦ビューティ工業 株式会社 | 縦葺き屋根構造 |
-
1988
- 1988-05-30 JP JP13025688A patent/JPH0643726B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01304249A (ja) | 1989-12-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |