JPH0643767B2 - 張力膜構造およびその施工法 - Google Patents
張力膜構造およびその施工法Info
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- JPH0643767B2 JPH0643767B2 JP61137332A JP13733286A JPH0643767B2 JP H0643767 B2 JPH0643767 B2 JP H0643767B2 JP 61137332 A JP61137332 A JP 61137332A JP 13733286 A JP13733286 A JP 13733286A JP H0643767 B2 JPH0643767 B2 JP H0643767B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は屋根膜への張力の導入をしやすくした張力膜構
造およびその施工法に関する。
造およびその施工法に関する。
(従来の技術) 従来の張力(サスペンション)膜構造における膜体の張
力の導入方法は、主として膜全体をその周辺で機械的に
また人的手段により引張ることが一般的であった。
力の導入方法は、主として膜全体をその周辺で機械的に
また人的手段により引張ることが一般的であった。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、従来例によると、規模の大きな建物で
は、膜全体に均一に張力を入れることは容易ではなく、
そのために精度が劣り、張力導入のための設備も大がか
りとなり、さらに張力導入に手間がかかる。また膜の経
年変化により、張力を再導入する場合も、部分的な修正
が難しく、張力の再導入が容易に行えない。
は、膜全体に均一に張力を入れることは容易ではなく、
そのために精度が劣り、張力導入のための設備も大がか
りとなり、さらに張力導入に手間がかかる。また膜の経
年変化により、張力を再導入する場合も、部分的な修正
が難しく、張力の再導入が容易に行えない。
本発明の目的は、簡易にかつ安全に屋根膜に均一に張力
を導入でき、張力の再導入が容易である張力膜構造およ
びその施工法を提供することにある。
を導入でき、張力の再導入が容易である張力膜構造およ
びその施工法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明の張力膜構造は、複数のフレーム構成部材、ジョ
イント、吊りボルト、膜支持部、ナット及び屋根膜を具
備しているものである。上記ジョイントは、上記各フレ
ーム構成部材の端部を支持している。上記吊りボルト
は、上記ジョイントより吊下げられている。上記膜支持
部は、上記吊りボルトにこの吊りボルトに沿って上下動
可能に位置保持されている。上記ナットは、上記吊りボ
ルトに取付けられており、その上部で上記膜支持部を位
置調整可能に受けている。上記屋根膜の一端部は、上記
膜支持部に取付けられている。
イント、吊りボルト、膜支持部、ナット及び屋根膜を具
備しているものである。上記ジョイントは、上記各フレ
ーム構成部材の端部を支持している。上記吊りボルト
は、上記ジョイントより吊下げられている。上記膜支持
部は、上記吊りボルトにこの吊りボルトに沿って上下動
可能に位置保持されている。上記ナットは、上記吊りボ
ルトに取付けられており、その上部で上記膜支持部を位
置調整可能に受けている。上記屋根膜の一端部は、上記
膜支持部に取付けられている。
本発明の施工法は、複数のフレーム構成部材の端部をジ
ョイントに接続してフレームを組み、上記ジョイントの
下方において、屋根膜の一端部を取付けている膜支持部
を備えた吊りボルトを吊り上げ、所定の高さで一旦停止
し、上記屋根膜の外周端部を固定してから、再度上記吊
りボルトを吊り上げることによって屋根膜も吊り上げ、
吊りボルトを上記ジョイントに吊下げた後に、上記膜支
持部を押し上げて、屋根膜に張力を導入し、導入後膜支
持部を吊りボルトにナットを介して位置保持するもので
ある。
ョイントに接続してフレームを組み、上記ジョイントの
下方において、屋根膜の一端部を取付けている膜支持部
を備えた吊りボルトを吊り上げ、所定の高さで一旦停止
し、上記屋根膜の外周端部を固定してから、再度上記吊
りボルトを吊り上げることによって屋根膜も吊り上げ、
吊りボルトを上記ジョイントに吊下げた後に、上記膜支
持部を押し上げて、屋根膜に張力を導入し、導入後膜支
持部を吊りボルトにナットを介して位置保持するもので
ある。
(作用) フレームの下方において、張られた屋根膜の吊り点に位
置する膜支持部を上方に押し上げることによって屋根膜
に張力が導入される。
置する膜支持部を上方に押し上げることによって屋根膜
に張力が導入される。
(実施例) 以下本発明の実施例を説明する。
第6図〜第8図に示すように、建物の屋根部は、フレー
ム構成部材1を立体トラス状に組んだフレームにより屋
根膜2を吊りボルト3で吊り、屋根膜周辺部を連続的に
境界梁10で固定した張力膜とこのフレームとを組合せ
た構造である。屋根膜2の上面は、押えケーブル4で押
えられている。なお、4aはブレースである。
ム構成部材1を立体トラス状に組んだフレームにより屋
根膜2を吊りボルト3で吊り、屋根膜周辺部を連続的に
境界梁10で固定した張力膜とこのフレームとを組合せ
た構造である。屋根膜2の上面は、押えケーブル4で押
えられている。なお、4aはブレースである。
フレーム構成部材1は、第1,2図に示すように鋼管を
用いてあり、このフレーム構成部材の交点8ケ所(第8
図)にジョイント5を用いて、各ジョイントから吊りボ
ルト3を吊り下げている。
用いてあり、このフレーム構成部材の交点8ケ所(第8
図)にジョイント5を用いて、各ジョイントから吊りボ
ルト3を吊り下げている。
ジョイント5は、鋼球で構成され、各フレーム構成部材
1の端部11が所定方向からこのジョイントに機械的に
接合されている。
1の端部11が所定方向からこのジョイントに機械的に
接合されている。
ここで、例えば交点A(第8図)におけるジョイント5
とフレーム構成部材1との接合方法について、第1,2
図を参照して説明する。ジョイント5には、接合するフ
レーム構成部材1の数に応じた数、この例では5個の接
合ねじ孔51……を形成してある。各接合ねじ孔には、
各フレーム構成部材1の端部11にねじ結合してある連
結ねじ棒6をねじ込んである。そして、各連結ねじ棒6
の中間の位置に、この連結ねじ棒を回すワッパー7を取
付けてあり、このワッパーに設けた長溝71内に打込み
ピン72が位置している。ワッパー7を回すことによ
り、連結ねじ棒6が前後に移動して、これによってジョ
イント5と各フレーム構成部材1の端部11とが接合さ
れる。
とフレーム構成部材1との接合方法について、第1,2
図を参照して説明する。ジョイント5には、接合するフ
レーム構成部材1の数に応じた数、この例では5個の接
合ねじ孔51……を形成してある。各接合ねじ孔には、
各フレーム構成部材1の端部11にねじ結合してある連
結ねじ棒6をねじ込んである。そして、各連結ねじ棒6
の中間の位置に、この連結ねじ棒を回すワッパー7を取
付けてあり、このワッパーに設けた長溝71内に打込み
ピン72が位置している。ワッパー7を回すことによ
り、連結ねじ棒6が前後に移動して、これによってジョ
イント5と各フレーム構成部材1の端部11とが接合さ
れる。
吊りボルト3は、第1図に示すように上ボルト31と下
ボルト32との二部材で構成され、中間部に逃し部33
を備えている。上ボルト31の上端部は、ジョイント5
を貫通して上方に突出し、突出端をナット34で固定し
てある。そして、上ボルト31の下端には、第1図及び
第3図に示すように吊りリング35を取付けてあり、こ
の吊りリングは、下ボルト32の上端に取付けたリング
36と相互に連結され、この両リングは、吊りボルトの
逃し部33を構成している。下方のリング36は、縦長
の長円状であって、その両長辺部の一方の一部が取外し
部である可動部361となっており、この可動部はカラ
ビナ機構を備えている。可動部361は、ピン362を
中心として揺動可能に取付けてあり、この可動部の上端
部の係合部363は、ばね(図示せず。)のばね力で、
係止部364と係合している。係合部363と係止部3
64との係止状態を、ナット365で固定してある。上
方のリング35から下方のリング36を外すには、ナッ
ト365を下方に移動させて、可動部361の係合部3
63と係止部364との固定を解いてから、この可動部
をばね力に抗してピン362を中心として第3図鎖線に
示すように反時計方向に揺動させて、内側に開放してか
ら、この係合部とこの係止部との間隔をあけ、この間隔
から上方のリング35を抜く。
ボルト32との二部材で構成され、中間部に逃し部33
を備えている。上ボルト31の上端部は、ジョイント5
を貫通して上方に突出し、突出端をナット34で固定し
てある。そして、上ボルト31の下端には、第1図及び
第3図に示すように吊りリング35を取付けてあり、こ
の吊りリングは、下ボルト32の上端に取付けたリング
36と相互に連結され、この両リングは、吊りボルトの
逃し部33を構成している。下方のリング36は、縦長
の長円状であって、その両長辺部の一方の一部が取外し
部である可動部361となっており、この可動部はカラ
ビナ機構を備えている。可動部361は、ピン362を
中心として揺動可能に取付けてあり、この可動部の上端
部の係合部363は、ばね(図示せず。)のばね力で、
係止部364と係合している。係合部363と係止部3
64との係止状態を、ナット365で固定してある。上
方のリング35から下方のリング36を外すには、ナッ
ト365を下方に移動させて、可動部361の係合部3
63と係止部364との固定を解いてから、この可動部
をばね力に抗してピン362を中心として第3図鎖線に
示すように反時計方向に揺動させて、内側に開放してか
ら、この係合部とこの係止部との間隔をあけ、この間隔
から上方のリング35を抜く。
下方のリング36は、例えば第4図示のものであっても
よい。これはその本体を、一対のU字状の両リング部3
6a,36bで構成し、両リング部の一端を連結パイプ
36cで結合し、他端にそれぞれ設けてあるねじ部36
a1,36b1をねじスリーブ36dで連結したもので
ある。この例において、下方のリング36を上方のリン
グ35から外すには、ねじスリーブ36dを上方に送り
出して、他端のねじ部36a1,36b1の連結を解い
てから、例えば上方のリング部36aを第4図鎖線に示
すように連結パイプ36cを中心として回して、他端の
間隔をあける。
よい。これはその本体を、一対のU字状の両リング部3
6a,36bで構成し、両リング部の一端を連結パイプ
36cで結合し、他端にそれぞれ設けてあるねじ部36
a1,36b1をねじスリーブ36dで連結したもので
ある。この例において、下方のリング36を上方のリン
グ35から外すには、ねじスリーブ36dを上方に送り
出して、他端のねじ部36a1,36b1の連結を解い
てから、例えば上方のリング部36aを第4図鎖線に示
すように連結パイプ36cを中心として回して、他端の
間隔をあける。
下ボルト32の下部には、第1,5図に示すように膜支
持部37を位置保持してある。膜支持部37は、中心部
に支持パイプ371が起立し、下端に、この支持パイプ
から4本の支持枠372,……が放射状にかつ水平に延
びており、さらに支持枠の先端に、支持パイプと同心的
にリング状の取付けプレート373を設けたものであ
る。支持パイプ371は、下ボルト32に遊嵌され、こ
のパイプ下端を、この下ボルトに移動自在に取付けてい
る円板状の支持板374で受け、この支持板を、位置調
整機能を備えたダブルナット375によって位置保持し
ている。各支持枠372は、支持パイプ371に片持ち
支持され、補強枠376で補強されている。また、取付
けプレート373には、屋根膜2の一端を押えプレート
8とボルト8aとによって接合してある。取付けプレー
ト373には、峰ケーブル4bの一端が取付けてある。
持部37を位置保持してある。膜支持部37は、中心部
に支持パイプ371が起立し、下端に、この支持パイプ
から4本の支持枠372,……が放射状にかつ水平に延
びており、さらに支持枠の先端に、支持パイプと同心的
にリング状の取付けプレート373を設けたものであ
る。支持パイプ371は、下ボルト32に遊嵌され、こ
のパイプ下端を、この下ボルトに移動自在に取付けてい
る円板状の支持板374で受け、この支持板を、位置調
整機能を備えたダブルナット375によって位置保持し
ている。各支持枠372は、支持パイプ371に片持ち
支持され、補強枠376で補強されている。また、取付
けプレート373には、屋根膜2の一端を押えプレート
8とボルト8aとによって接合してある。取付けプレー
ト373には、峰ケーブル4bの一端が取付けてある。
したがって、膜支持部37は、支持板374上に載せて
いるにすぎず、常に下ボルト32に沿って上方に移動可
能の状態に位置保持されている。
いるにすぎず、常に下ボルト32に沿って上方に移動可
能の状態に位置保持されている。
なお、膜支持部37の外側は、第6,7図に示すように
化粧カバー9で覆ってある。
化粧カバー9で覆ってある。
フレーム構成部材1の端部の境界梁10への取付け状態
について説明すると、第12,13図に示すように、柱
12上に取付けてある梁の上面に、鋼製の支点球体13
を、取付け板14を介して取付けてあり、この各球体
は、屋根部外周を囲むように所定間隔を配置してある。
そして、各球体13には、角部に位置している球体13
a(第14図)を除いて、それぞれ2本のフレーム構成
部材1の端部が斜め上方から接合している。また各球体
13には、押えケーブル4の端部の接合部であるねじパ
イプ41が貫通している。ねじパイプ41は、第12図
に示すように、右端部が押えケーブル4の端部と圧着に
より連結され、左端部は、球体13より外方に突出し
て、突出端に取付けたナット15によって、この球体に
固定されてある。押えケーブル4は、上向きの張力が与
えられている屋根膜2に対して下向きの張力を与えて、
屋根膜の安定形状を確保するためのものである。
について説明すると、第12,13図に示すように、柱
12上に取付けてある梁の上面に、鋼製の支点球体13
を、取付け板14を介して取付けてあり、この各球体
は、屋根部外周を囲むように所定間隔を配置してある。
そして、各球体13には、角部に位置している球体13
a(第14図)を除いて、それぞれ2本のフレーム構成
部材1の端部が斜め上方から接合している。また各球体
13には、押えケーブル4の端部の接合部であるねじパ
イプ41が貫通している。ねじパイプ41は、第12図
に示すように、右端部が押えケーブル4の端部と圧着に
より連結され、左端部は、球体13より外方に突出し
て、突出端に取付けたナット15によって、この球体に
固定されてある。押えケーブル4は、上向きの張力が与
えられている屋根膜2に対して下向きの張力を与えて、
屋根膜の安定形状を確保するためのものである。
梁上面よりベース板16を内方に延出してあり、このベ
ース板上に屋根膜の固定プレート10aを設けてあり、
この固定プレート上に屋根膜2の端部がボルトによって
取付けてある。固定プレート10aの下方には、リブプ
レート17を取付けてあり、このリブプレートに、峰ケ
ーブル4bの端部を取付けてある。峰ケーブル4bは、
屋根膜2の下方で屋根膜の形状を整えると共に積雪荷重
の集中を防いでいる。
ース板上に屋根膜の固定プレート10aを設けてあり、
この固定プレート上に屋根膜2の端部がボルトによって
取付けてある。固定プレート10aの下方には、リブプ
レート17を取付けてあり、このリブプレートに、峰ケ
ーブル4bの端部を取付けてある。峰ケーブル4bは、
屋根膜2の下方で屋根膜の形状を整えると共に積雪荷重
の集中を防いでいる。
また第14図において、屋根部の外周部の角部に位置し
ている球体13aは、フレーム構成部材1の端部が接合
されている。
ている球体13aは、フレーム構成部材1の端部が接合
されている。
次に施工法について説明する。
予め吊りボルト3の下ボルト32から上ボルト31を外
して、上ボルトはジョイント5に取付け、下ボルトには
膜支持部37を取付け、この膜支持部の取付けプレート
373に、屋根膜2の一端を押えプレート8とボルト8
aとによって固着しておく。まず、フレーム構成部材1
の節点にジョイント5を利用してフレームを立体状に組
立てた後、第9図に示すように、下ボルト32及び屋根
膜をワイヤW及びウィンチを使用して吊り上げ、所定の
高さまで吊上げてから一旦停止し、そこで屋根膜の他端
部周囲を梁10の固定プレート10aに取付けてから、
再び吊上げ、各ジョイントから吊り下げられている上ボ
ルト31の吊りリング35に、鎖線に示すように、下方
のリング36を掛止めてから、屋根膜上に押えケーブル
4を取付け、最後に、支持枠372をジャッキにより上
方に押し上げて、支持部37を下ボルト32に沿って上
昇させ、屋根膜にテンションを導入し、さらにナット3
75を廻して支持枠を保持しつつ張力の微調整をする。
この結果、屋根膜2は、第6図に示すように上向きの張
力と押えケーブル4の下向きの張力との均衝により安定
形状を維持する。
して、上ボルトはジョイント5に取付け、下ボルトには
膜支持部37を取付け、この膜支持部の取付けプレート
373に、屋根膜2の一端を押えプレート8とボルト8
aとによって固着しておく。まず、フレーム構成部材1
の節点にジョイント5を利用してフレームを立体状に組
立てた後、第9図に示すように、下ボルト32及び屋根
膜をワイヤW及びウィンチを使用して吊り上げ、所定の
高さまで吊上げてから一旦停止し、そこで屋根膜の他端
部周囲を梁10の固定プレート10aに取付けてから、
再び吊上げ、各ジョイントから吊り下げられている上ボ
ルト31の吊りリング35に、鎖線に示すように、下方
のリング36を掛止めてから、屋根膜上に押えケーブル
4を取付け、最後に、支持枠372をジャッキにより上
方に押し上げて、支持部37を下ボルト32に沿って上
昇させ、屋根膜にテンションを導入し、さらにナット3
75を廻して支持枠を保持しつつ張力の微調整をする。
この結果、屋根膜2は、第6図に示すように上向きの張
力と押えケーブル4の下向きの張力との均衝により安定
形状を維持する。
このように、屋根膜2が張られた状態で、屋根膜が強風
によって変形すると、膜支持部37は上下または左右に
動く。上下方向の動きに対して、支持部の支持パイプ3
71のみが下ボルト32に沿って上下動して、屋根膜の
変形を吸収する。このとき、吊りボルト3全体は静止状
態のままであるから、フレーム構成部材1には屋根膜2
の変形の影響は何等及ばない。また、左右方向の動きに
対しては、吊りボルト3の下ボルト32が上リング35
を中心として振り子のように揺動して、屋根膜2の動き
を吸収する。したがって、この場合もまた、逃し部33
で屋根膜2の変形が吸収されて、変形が上ボルト31を
経てフレーム構成部材1に伝達されない。
によって変形すると、膜支持部37は上下または左右に
動く。上下方向の動きに対して、支持部の支持パイプ3
71のみが下ボルト32に沿って上下動して、屋根膜の
変形を吸収する。このとき、吊りボルト3全体は静止状
態のままであるから、フレーム構成部材1には屋根膜2
の変形の影響は何等及ばない。また、左右方向の動きに
対しては、吊りボルト3の下ボルト32が上リング35
を中心として振り子のように揺動して、屋根膜2の動き
を吸収する。したがって、この場合もまた、逃し部33
で屋根膜2の変形が吸収されて、変形が上ボルト31を
経てフレーム構成部材1に伝達されない。
膜体の経年変化により、張力を再度導入する必要がある
場合には、必要な個所の吊りボルト3の膜支持部37の
支持枠372を、ジャッキにより下方から押し上げてや
れば、屋根膜は同時に持ち上げられ、このため屋根膜に
張力が導入できる。導入後は、ナット375で支持枠を
位置決めする。
場合には、必要な個所の吊りボルト3の膜支持部37の
支持枠372を、ジャッキにより下方から押し上げてや
れば、屋根膜は同時に持ち上げられ、このため屋根膜に
張力が導入できる。導入後は、ナット375で支持枠を
位置決めする。
なお、吊りボルト3には、上記のような逃し部を常に設
けなければならないものではない。この場合、吊りボル
ト3をジョイント5に吊下げるには、屋根膜2と共に吊
り上げた状態でボルトの上端をジョイント5を貫通させ
て、ナット34で固定する。この方法は、吊りボルトが
リングからなる逃し部を備えかつ両リングが取外しでき
ない構成のものである場合にも適用される。
けなければならないものではない。この場合、吊りボル
ト3をジョイント5に吊下げるには、屋根膜2と共に吊
り上げた状態でボルトの上端をジョイント5を貫通させ
て、ナット34で固定する。この方法は、吊りボルトが
リングからなる逃し部を備えかつ両リングが取外しでき
ない構成のものである場合にも適用される。
逃し部は必ずしもリング35,36で構成されることを
要しないが、リングを用いれば逃し部の構成が簡単とな
ると共に屋根膜の変形に対して、逃し部でその変形を確
実に吸収できる。さらにリングを取外し可能とすれば、
フレーム構成部材1でフレームを組立てた後に、吊りボ
ルト3をこのフレームに吊ることができ、施工が簡易と
なり、取外しもこのフレームの下方からできて作業が簡
単となる。
要しないが、リングを用いれば逃し部の構成が簡単とな
ると共に屋根膜の変形に対して、逃し部でその変形を確
実に吸収できる。さらにリングを取外し可能とすれば、
フレーム構成部材1でフレームを組立てた後に、吊りボ
ルト3をこのフレームに吊ることができ、施工が簡易と
なり、取外しもこのフレームの下方からできて作業が簡
単となる。
ジョイントは、上例に限られず、例えば第10,11図
に示すジョイント5aのように中空の半球体を互いに接
合させた球体とし、内部に補強板5a1を配設し、フレ
ーム構成部材1の端部11を挿入する取付け孔51aを
設けたものであってもよい。フレーム構成部材1との接
合は、この取付け孔にこのフレーム構成部材の端部を挿
入して、この端部を溶接で固定する。
に示すジョイント5aのように中空の半球体を互いに接
合させた球体とし、内部に補強板5a1を配設し、フレ
ーム構成部材1の端部11を挿入する取付け孔51aを
設けたものであってもよい。フレーム構成部材1との接
合は、この取付け孔にこのフレーム構成部材の端部を挿
入して、この端部を溶接で固定する。
(発明の効果) 本発明によれば、膜支持部は吊りボルトにこの吊りボル
トに沿って上下移動可能に位置保持されているので、フ
レーム構成部材によるフレームの組立て、吊りボルトを
セトした後に、このフレームの下方において押し上げる
ことにより、屋根膜へのテンションを導入できるから、
張力導入作業が簡単にかつ安全に行え、しかも屋根膜の
経年変化によってテンションを再導入しなければならな
い場合にも、その作業が容易に行え、しかもナットの操
作により張力導入の微調整が可能である。吊りボルトで
屋根膜の上下方向の動きを吸収できるから、その動きが
フレーム構成部材で組立てられたフレームに及ばず、そ
の負担を軽減できる。そして屋根膜の吊り点で下方から
張力を導入できるから、従来例に比較して均一な張力を
容易に導入できて精度を高めることができ、張力の導入
設備が大がかりとならない。
トに沿って上下移動可能に位置保持されているので、フ
レーム構成部材によるフレームの組立て、吊りボルトを
セトした後に、このフレームの下方において押し上げる
ことにより、屋根膜へのテンションを導入できるから、
張力導入作業が簡単にかつ安全に行え、しかも屋根膜の
経年変化によってテンションを再導入しなければならな
い場合にも、その作業が容易に行え、しかもナットの操
作により張力導入の微調整が可能である。吊りボルトで
屋根膜の上下方向の動きを吸収できるから、その動きが
フレーム構成部材で組立てられたフレームに及ばず、そ
の負担を軽減できる。そして屋根膜の吊り点で下方から
張力を導入できるから、従来例に比較して均一な張力を
容易に導入できて精度を高めることができ、張力の導入
設備が大がかりとならない。
【図面の簡単な説明】 第1図は要部の一部断面正面図、 第2図はフレーム構成部材のジョイントへの取付け状態
を示す一部断面平面図、 第3図は逃し部の拡大側面図、 第4図は逃し部の他の例を示す拡大側面図、 第5図は第1図V−V線断面図、 第6図は張力膜構造を適用した建物の正面図、 第7図は第6図の左側面図、 第8図は第6図の平面図、 第9図は施工の一工程を示す正面図、 第10図はジョイントの他の例の使用状態を示す正面
図、 第11図は第10図の平面図、 第12図は第13図XII−XII線断面図、 第13図はフレーム構成部材の端部の取付け状態を示す
平面図、 第14図は外周部の角部の平面図である。 1……フレーム構成部材、 2……屋根膜、 3……吊りボルト、 37……膜支持部、 371……支持パイプ、 372……支持枠、 375……ナット、 5……ジョイント。
を示す一部断面平面図、 第3図は逃し部の拡大側面図、 第4図は逃し部の他の例を示す拡大側面図、 第5図は第1図V−V線断面図、 第6図は張力膜構造を適用した建物の正面図、 第7図は第6図の左側面図、 第8図は第6図の平面図、 第9図は施工の一工程を示す正面図、 第10図はジョイントの他の例の使用状態を示す正面
図、 第11図は第10図の平面図、 第12図は第13図XII−XII線断面図、 第13図はフレーム構成部材の端部の取付け状態を示す
平面図、 第14図は外周部の角部の平面図である。 1……フレーム構成部材、 2……屋根膜、 3……吊りボルト、 37……膜支持部、 371……支持パイプ、 372……支持枠、 375……ナット、 5……ジョイント。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 割田 正雄 東京都中央区京橋2丁目16番1号 清水建 設株式会社内 (56)参考文献 実公 昭29−12720(JP,Y1)
Claims (2)
- 【請求項1】複数のフレーム構成部材、ジョイント、吊
りボルト、膜支持部、ナット及び屋根膜を具備してお
り、 上記ジョイントは、上記各フレーム構成部材の端部を支
持しており、 上記吊りボルトは、上記ジョイントより吊下げられてお
り、 上記膜支持部は、上記吊りボルトにこの吊りボルトに沿
って上下動可能に位置保持されており、 上記ナットは、上記吊りボルトに取付けられており、そ
の上部で上記膜支持部を位置調整可能に受けており、 上記屋根膜の一端部は、上記膜支持部に取付けられてい
る ことを特徴とする張力膜構造。 - 【請求項2】複数のフレーム構成部材の端部をジョイン
トに接続してフレームを組み、上記ジョイントの下方に
おいて、屋根膜の一端部を取付けている膜支持部を備え
た吊りボルトを吊り上げ、所定の高さで一旦停止し、上
記屋根膜の外周端部を固定してから、再度上記吊りボル
トを吊り上げることによって屋根膜も吊り上げ、吊りボ
ルトを上記ジョイントに吊下げた後に、上記膜支持部を
押し上げて、屋根膜に張力を導入し、導入後膜支持部を
吊りボルトにナットを介して位置保持する ことを特徴とする張力膜構造の施工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61137332A JPH0643767B2 (ja) | 1986-06-14 | 1986-06-14 | 張力膜構造およびその施工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61137332A JPH0643767B2 (ja) | 1986-06-14 | 1986-06-14 | 張力膜構造およびその施工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62296069A JPS62296069A (ja) | 1987-12-23 |
| JPH0643767B2 true JPH0643767B2 (ja) | 1994-06-08 |
Family
ID=15196186
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61137332A Expired - Fee Related JPH0643767B2 (ja) | 1986-06-14 | 1986-06-14 | 張力膜構造およびその施工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0643767B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0816408B2 (ja) * | 1989-09-20 | 1996-02-21 | 小川テント株式会社 | 膜状体の煽り防止方法 |
-
1986
- 1986-06-14 JP JP61137332A patent/JPH0643767B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62296069A (ja) | 1987-12-23 |
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Legal Events
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