JPH0644715U - 二重容器 - Google Patents
二重容器Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 廃棄物収集形態に対応して各々の容器体に分
離可能な二重容器を提供する。 【構成】 二重容器において、底部と側部とで内容物収
容空間5を形成した第一の容器体1と、この第一の容器
体1の少なくとも側部を覆うように設けられ前記第一の
容器体1と異なる材料で形成されかつ少なくとも一部に
剥離可能部6を設けた第二の容器体2とからなる構造と
した。
離可能な二重容器を提供する。 【構成】 二重容器において、底部と側部とで内容物収
容空間5を形成した第一の容器体1と、この第一の容器
体1の少なくとも側部を覆うように設けられ前記第一の
容器体1と異なる材料で形成されかつ少なくとも一部に
剥離可能部6を設けた第二の容器体2とからなる構造と
した。
Description
【0001】
本考案は、異なる材料で容器体を構成した二重容器に関する。
【0002】
コーヒーあるいはカップラーメン等のように内部に熱湯を注ぎ込む容器では、 注ぎ込まれた熱湯が安易にこぼれないようにするため、容器は熱湯を注入した状 態でも一定の形態を維持できるものが好ましい。このような点から容器としては 紙コップや耐熱性の合成樹脂が採用されることが多い。
【0003】 一方、この種の容器は素手で容器を保持すると内容物の熱がそのまま手に伝わ り不都合が多かった。 そのために、容器をたとえば合成樹脂と紙との二重構造にして内容物から外部 への熱伝導率を抑制する工夫がなされた二重容器が提案されている。
【0004】 ところで、この種の二重容器では、使用時すなわち飲食時には二重構造の密着 性が良好なことが望ましいため、下記のような製造手順によって第一の容器体と 第二の容器体との密着性を高める工夫をしていた。
【0005】 すなわち、あらかじめ一方の金型に紙体からなる第二の容器体をセットした状 態で他方の金型の位置合わせを行い、紙体と前記他方の金型との間に形成された 空間に樹脂を注入して第一の容器体をインモールド成形して二重容器を製造して いた。
【0006】 また、前記インモールド成形の他に、接着剤を用いて第一の容器体と第二の容 器体とを接着してその接合性を高めることも考えられる。 これらの方法によれば、第二の容器体と第一の容器体との密着性を高めること ができ、両容器体の材質が異なる場合でも、使用時(飲食時)に一方の容器体が 脱落してしまうことがなかった。
【0007】
ところが、前記の如きインモールド成形あるいは接着剤等によって容器体同士 の密着性を高めた二重容器は、使用時には便利であるが、廃棄時には下記のよう な問題があった。
【0008】 すなわち、近年地球規模の環境汚染、資源浪費等の観点から家庭廃棄物の処理 も廃棄物の種類、材料毎に分別収集が行われ、再生可能なものは再利用しようと いう意見が高まってきている。事実地方公共団体等では既に合成樹脂系の廃棄物 も発泡スチロール系統のものと硬質プラスチック系統のものに分別してゴミ収集 を行う例も出てきている。
【0009】 このような状況下で従来の二重容器は、前述のように使用時(飲食時)の便宜 しか考慮されていなかった。 たとえば、消費者は当該二重容器を使用した後(飲食後)にこの容器を廃棄す るときに、まず一方の容器体を構成している紙のゴミとして廃棄してよいのか、 あるいは他方の容器体を構成しているプラスチックのゴミとして廃棄してよいの か迷うことが考えられる。
【0010】 つぎに、仮に別々の容器体に分離してそれぞれ廃棄すればよいという点に気づ いたとしても、前述の如く両容器体の密着性が高いために両容器の分離が困難と なってしまうことが考えられる。
【0011】 そのために、この種の二重容器は結局のところ一体構造のまま廃棄せざるを得 なかった。 本考案はこの点に着目してなされたものであり、最近の廃棄物収集形態に対応 して各々の容器体に分離可能な二重容器を提供するものである。
【0012】
本考案は、二重容器において、底部3と側部4とで内容物収容空間5を形成し た第一の容器体1と、この第一の容器体1の少なくとも側部4を覆うように設け られ前記第一の容器体1と異なる材料で形成されかつ少なくとも一部に剥離可能 部6を設けた第二の容器体2とからなる構造とした。
【0013】
当該容器の使用後に前記剥離可能部6より第二の容器体2を剥離することによ り、第一の容器体1と第二の容器体2とを分離することができ、たとえば第一の 容器体1はプラスチックゴミとして、第二の容器体2は紙ゴミとして廃棄するこ とが可能となる。
【0014】 前記剥離可能部6は、前記第二の容器体2の一部にたとえばミシン目7、切り 込欠きあるいは切り込み等を設けることで実現されている。また、これらの剥離 可能部6は外見上目立たないものであっても勿論かまわないが、より好ましくは 、ミシン目7あるいは切り込み等のように外部から容易に把握できる構造のもの とすることによって、購入者にこの二重容器が分離可能であることを認識させる ことができ、分別収集の効果を高めることができる。
【0015】
以下、本考案の実施例を図に基づいて説明する。 図1は、本考案の二重容器の一例を示しており、第一の容器体1は合成樹脂で 、第二の容器体2は紙筒体で形成されている。
【0016】 第一の容器体1は、底部3と筒状の側部4とで内容物収容空間5を形成してお り、その上面は開口されている。この開口部分の縁部には全周にわたってわずか に水平外方に突出されるフランジ8を有している。そして、側部4は前記開口上 部から底部3にいくにしたがって径が小さくなるテーパ状に形成されている。
【0017】 第二の容器体2は、前記第一の容器体1の側部4の外周面を覆う円筒形状を有 しており、かつ当該円筒形状は、前記第一の容器体1の側部4に対応したテーパ 形状となっている。
【0018】 第二の容器体2の上端部は図2に示すように、前記第一の容器体1のフランジ 8に当接されており、下端部は第一の容器体1の底部3よりもさらに下方に延出 された袖部10を形成している。すなわち、袖部10により当該二重容器に熱湯 を注入したときにも、底部3と袖部10とで形成される空間により内容物の熱が 容器の載置面に伝わらないようになっている。
【0019】 第二の容器体2の下端の一部から上方には2条のミシン目7,7が設けられて おり、このミシン目7,7で囲まれた部分が剥離可能部6として構成されている 。
【0020】 図1に示すように、この剥離可能部6は下端よりつまみ上げて第二の容器体2 の一部を第一の容器体1の側部4面から剥ぎ取ることができる。 このとき本実施例では、前述のように第二の容器体2の下端に袖部10が設け られていることにより、この袖部10の内側に指を挿入して外方向に引き上げる ことにより図1に示したように剥離可能部6を容易に剥離することができる。
【0021】 以上のように、剥離可能部6を剥ぎ取ることにより第二の容器体2の他の部分 (剥離可能部6以外の部分)も第一の容器体1から極めて容易に剥離できるよう になる。
【0022】 次に図3を用いて、本実施例の二重容器の製造手順を簡単に説明する。 まず、あらかじめ表面に印刷を施し、ミシン目7を形成した紙体(第二の容器 体2)を円筒状に組み立て、下金型11にセットする。
【0023】 次に、前記下金型11に第二の容器体2をセットした状態のまま上金型12を 下金型11に対して位置決めする。このとき、下金型11にセットされた第二の 容器体2と上金型12との間にはモールド空間13が設けられている。このモー ルド空間13に合成樹脂を加圧注入して第一の容器体1を形成する。このように 、あらかじめ第二の容器体2をセットした状態で第一の容器体1をインモールド 成形することにより、第一の容器体1と第二の容器体2との密着性を高めること ができる。
【0024】 第二の容器体2が一定の温度まで降下した状態で上金型12と下金型11とが 開かれて、第一の容器体1と第二の容器体2とが一体となった二重容器が取り出 される。
【0025】 このようにして得られた二重容器は、使用時には第一の容器体1と第二の容器 体2との密着性が良好なため、両容器1,2が分離して脱落することがなく、廃 棄時には剥離可能部6により容易に分離することができる。
【0026】 なお、剥離可能部6としてのミシン目7,7は、前記実施例で説明したものの 他、図4に示すように、第二の容器体2の周面に螺旋状に形成してもよい。 また、ミシン目7,7の代わりに図5に示すような切り欠き14、あるいは切 り込み等を設けて剥離可能部6としてもよい。
【0027】
本考案によれば、剥離可能部を設けたことにより、第一の容器体と第二の容器 体との分離が極めて容易となり、二重容器において材料毎の分別廃棄が可能とな る。
【図1】本考案の一実施例である二重容器を示す斜視図
【図2】実施例の二重容器の構造を示す一部断面図
【図3】実施例の二重容器の製造工程を示す断面図
【図4】剥離可能部の変形例を示す斜視図
【図5】剥離可能部の変形例を示す斜視図
1・・第一の容器体 2・・第二の容器体 3・・底部 4・・側部 5・・内容物収容空間 6・・剥離可能部 7・・ミシン目 8・・フランジ 10・・袖部 11・・下金型 12・・上金型 13・・モールド空間 14・・切り欠き
Claims (2)
- 【請求項1】 底部3と側部4とで内容物収容空間5を
形成した第一の容器体1と、この第一の容器体1の少な
くとも側部4を覆うように設けられ前記第一の容器体1
と異なる材料で形成されかつ少なくとも一部に剥離可能
部6を設けた第二の容器体2とからなる二重容器。 - 【請求項2】 前記第一の容器体1はインモールド成形
された合成樹脂からなるとともに、第二の容器体2は筒
状の紙体からなりこの紙体の一部に剥離可能部6として
ミシン目7を設けたことを特徴とする請求項1記載の二
重容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992082584U JP2593375Y2 (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | 二重容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992082584U JP2593375Y2 (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | 二重容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0644715U true JPH0644715U (ja) | 1994-06-14 |
| JP2593375Y2 JP2593375Y2 (ja) | 1999-04-05 |
Family
ID=13778533
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992082584U Expired - Fee Related JP2593375Y2 (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | 二重容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2593375Y2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08119340A (ja) * | 1994-10-26 | 1996-05-14 | Kyodo Printing Co Ltd | 複合容器及びそれを用いた除湿器 |
| JP2000313429A (ja) * | 1999-04-30 | 2000-11-14 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 積層合成樹脂製容器本体 |
| JP2015212155A (ja) * | 2014-05-01 | 2015-11-26 | キョーラク株式会社 | 積層剥離容器、積層剥離容器分離治具、及び積層剥離容器の分離方法 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04201840A (ja) * | 1990-11-29 | 1992-07-22 | Toppan Printing Co Ltd | 断熱紙容器 |
| JPH0497019U (ja) * | 1991-01-17 | 1992-08-21 | ||
| JP3023014U (ja) * | 1995-09-22 | 1996-04-12 | 芳徳 伊丹 | 科学実験器具 |
-
1992
- 1992-11-30 JP JP1992082584U patent/JP2593375Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04201840A (ja) * | 1990-11-29 | 1992-07-22 | Toppan Printing Co Ltd | 断熱紙容器 |
| JPH0497019U (ja) * | 1991-01-17 | 1992-08-21 | ||
| JP3023014U (ja) * | 1995-09-22 | 1996-04-12 | 芳徳 伊丹 | 科学実験器具 |
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| JP2015212155A (ja) * | 2014-05-01 | 2015-11-26 | キョーラク株式会社 | 積層剥離容器、積層剥離容器分離治具、及び積層剥離容器の分離方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2593375Y2 (ja) | 1999-04-05 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |