JPH0645076B2 - 亜鉛メツキ鋼板用ガスシ−ルドア−ク溶接ワイヤ - Google Patents

亜鉛メツキ鋼板用ガスシ−ルドア−ク溶接ワイヤ

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JPH0645076B2
JPH0645076B2 JP61214132A JP21413286A JPH0645076B2 JP H0645076 B2 JPH0645076 B2 JP H0645076B2 JP 61214132 A JP61214132 A JP 61214132A JP 21413286 A JP21413286 A JP 21413286A JP H0645076 B2 JPH0645076 B2 JP H0645076B2
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welding
wire
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宥公 竹内
邦裕 佐々木
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Daido Steel Co Ltd
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Daido Steel Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は亜鉛メッキ鋼板用ガスシールドアーク溶接ワ
イヤに関する。
(従来の技術及びその問題点) 自動車、住宅建材等の分野で製品の長寿命化のために防
錆特性の優れた亜鉛メッキ鋼板が多用される傾向にあ
る。薄板の亜鉛メッキ鋼板ではスポット溶接により継ぎ
手が形成され、このスポット溶接が出来ない個所、或い
は厚手の亜鉛メッキ鋼板には溶接用ワイヤを使用してガ
スシールドアーク溶接が行われている。
しかしながら、亜鉛メッキ鋼板は溶接時に高温に晒され
るとメッキ層の亜鉛が溶融して亜鉛(Zn)蒸気となって溶
接部にブローホールやピット等の溶接欠陥を生じるとい
う問題がある。この溶接部のブローホールやピットの発
生を防止するために、従来、通常亜鉛メッキ鋼板の溶接
部のメッキ層を機械的に除去した後に溶接がおこなわれ
ている。この方法は溶接欠陥を防止するには有効な方法
であるが、手間が掛かって非能率的である。
本発明は斯かる問題点を解決するためになされたもの
で、亜鉛メッキ鋼板のガスシールドアーク溶接に使用
し、亜鉛メッキ層の除去等の前処理の必要がなく且つブ
ローホールやピット等の溶接欠陥の発生が少ない溶接ワ
イヤを提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上述の目的を達成するために本発明者等が種々の化学成
分の溶接ワイヤを試作して実験を繰り返した結果、ブロ
ーホールやピットの発生の少ない成分範囲を見出した。
本発明は斯かる知見に基づいて成されたもので、本発明
の亜鉛メッキ鋼板用ガスシールドアーク溶接ワイヤは、
重量%でC:0.15%以下、Si:0.50〜1.00%、Mn:0.
10〜0.50%、P:0.020%以下、S:0.030%以下、残部
実質的にFeからなることを特徴とする。
好ましくは、重量%でTi:0.60%以下と、A1:0.80%以
下と、Ni:5.0%以下と、Cu:1.0%以下とから選択
される一種又は二種以上を含有することが望ましい。
更に好ましくは、S含有量の下限値を0.010%に規制す
ることが好ましい。
(作用) 以下本発明の溶接ワイヤに含有する化学成分の作用及び
成分範囲限定理由を説明する。
C:0.15%以下 C含有量が増加すると溶接部の靱性が劣化し、割れが発
生し易いので上限値を設けて0.15%以下とした。
Si:0.50〜1.00%、Mn:0.10〜0.50% Si及びMnは共に強力な脱酸剤であり、下限値以下で
は脱酸不足によりブローホール等が増加し、上限値以上
では亜鉛蒸気によるブローホール等が増加する。
P:0.020%以下 PはCと同様にその含有量が増加すると割れが発生し易
くなるので上限値を設けて0.020%以下に規制した。
S:0.030%以下、好ましい下限値0.010% Sの含有量が既定範囲にあるときブローホール及びピッ
トの発生数が少なく上限値を超えるとブローホール及び
ピットの発生数が急増する。しかいながら、S量を減少
していくとブローホール及びピットの発生が増加の傾向
を示すので、下限値を0.010%に規制することが望まし
い Ti,A1,Ni,Cu これらの元素を添加するといずれもブローホール及びピ
ットの発生を抑制する効果を有するが、各上限値(T
i:0.60%、A1:0.80%、Ni:5.0%、Cu:1.0
%)を超えて過剰に添加するとブローホール及びピット
が却って増加する。A1,Ni及びCuはZnの固溶限
を高め、Zn蒸気の発生を抑制する。又、Ni量が上限
値を超えると割れが発生し易くなり、しかもNiは稀少
金属であるから経済的理由で上限を規制する。Cu量が
上限値を超えると溶接ワイヤの加工性を阻害し、好まし
くない。
(実施例) 次に、本発明に係る亜鉛メッキ鋼板用ガスシールドアー
ク溶接ワイヤの実施例を説明する。
第1表は本発明ワイヤ及び比較ワイヤの化学成分及び溶
接試験結果を示す。第1表に示す成分の鋼を溶製してワ
イヤ径1.2φの各供試ワイヤを作製した。そして、各供
試ワイヤを用い溶接電流:200A、溶接速度:80cm/mi
n、シールトガス:CO220/minの溶接条件で板厚
2.3mmの45/45目付亜鉛メッキ鋼板に重ね隅肉溶接を施
し、長さ100mmのビード中のブローホール数及びピット
数を計数して第1表に示した。
比較ワイヤである供試ワイヤNO.7及び8はSi量が下
限値及び上限値をいずれも外れるものであり、供試ワイ
ヤNO.9及び10はMn量が下限値及び上限値をいずれも
外れるものであり、供試ワイヤNO.11乃至15は夫々S
量、Ti量、A1量、Ni量、Cu量がいずれも上限値
を外れるものである。これらの比較ワイヤのブローホー
ル数及びピット数は本発明ワイヤに比べると差異は明白
であり、比較ワイヤの方がそれらの数が著しく多い。
本発明ワイヤ(供試ワイヤNO.1〜6)はブローホール
数が0〜6であり、ピット数についてはいずれの供試ワ
イヤも0であり、十分に実用に供し得る試験結果が得ら
れた。ワイヤ中にTi,A1,Ni,Cuの一種又は二種以上を添
加すると(供試ワイヤNO.3〜6)ブローホール数は0
〜3に減少し、供試ワイヤNO.1に比較すると溶接欠陥
が少ない。しかしながら、S量が0.010%以下の供試ワ
イヤのブローホール数は増加の傾向があり(供試ワイヤ
NO.2と供試ワイヤNO.1の比較、及び供試ワイヤNO.5
と供試ワイヤNO.4又は6の比較)、S量の下限値を0.0
10%に規制することが望ましい。
(発明の効果) 以上詳述したように、本発明の亜鉛メッキ鋼板用ガスシ
ールドアーク溶接ワイヤに依れば、重量%でC:0.15%
以下、Si:0.50〜1.00%、Mn:0.10〜0.50%、P:0.
020%以下、S:0.030%以下、残部実質的にFeからな
り、好ましくは、これに重量%でTi:0.60%以下と、A
1:0.80%以下と、Ni:5.0%以下と、Cu:1.0%以
下とから選択される一種又は二種以上を含有させ、更に
好ましくは、S含有量の下限値を0.010%に設定するよ
うにしたので、亜鉛メッキ層の除去等の前処理を行わず
に亜鉛メッキ鋼板を溶接してもブローホールやピット等
の溶接欠陥の発生を極めて少なくすることが出来るとい
う優れた効果を奏する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重量%でC:0.15%以下、Si:0.50〜1.00
    %、Mu:0.10〜0.50%、P:0.020%以下、S:0.030
    %以下、残部実質的にFeからなることを特徴とする亜
    鉛メッキ鋼板用ガスシールドアーク溶接ワイヤ。
  2. 【請求項2】更に、重量%でTi:0.60%以下と、A1:0.
    80%以下と、Ni:5.0%以下と、Cu:1.0%以下とか
    ら選択される一種又は二種以上を含有することを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の亜鉛メッキ鋼板用ガス
    シールドアーク溶接ワイヤ。
  3. 【請求項3】S含有量の下限値を0.010%に規制するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項記載の
    亜鉛メッキ鋼板用ガスシールドアーク溶接ワイヤ。
JP61214132A 1986-09-12 1986-09-12 亜鉛メツキ鋼板用ガスシ−ルドア−ク溶接ワイヤ Expired - Lifetime JPH0645076B2 (ja)

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