JPH0645354Y2 - 刃物高さ調節装置 - Google Patents

刃物高さ調節装置

Info

Publication number
JPH0645354Y2
JPH0645354Y2 JP1988080863U JP8086388U JPH0645354Y2 JP H0645354 Y2 JPH0645354 Y2 JP H0645354Y2 JP 1988080863 U JP1988080863 U JP 1988080863U JP 8086388 U JP8086388 U JP 8086388U JP H0645354 Y2 JPH0645354 Y2 JP H0645354Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
blade
shaft
cutting blade
slotter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988080863U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH024795U (ja
Inventor
守正 庄司
Original Assignee
株式会社磯輪鉄工所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社磯輪鉄工所 filed Critical 株式会社磯輪鉄工所
Priority to JP1988080863U priority Critical patent/JPH0645354Y2/ja
Publication of JPH024795U publication Critical patent/JPH024795U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0645354Y2 publication Critical patent/JPH0645354Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nonmetal Cutting Devices (AREA)
  • Making Paper Articles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、段ボールシートに所要の溝切りおよび角切
りを行なって製函用のブランクを得る切断加工装置にお
いて、オーダ変更に伴い加工シートの厚みが変化する場
合であっても、溝切り刃や角切り刃の突出高さを調節す
ることができ、オーダ変更に伴うサイクルタイムの短縮
を図り得る刃物高さ調節装置に関するものである。
(従来技術) 所定寸法長に切断された段ボールシートを製函するに
は、それに先立って第17図に示す如く、該シートに所要
の溝切り(スロッティング)および縦罫線(クリージン
グ)を施し、併せて糊代1aに必要に応じ斜めの角切りを
施したブランク1を得る必要がある。その用途に好適に
使用される装置(一般にフレキソプリンタスロッタと称
する)は、例えばフレキソ印刷機、クリーザおよびスロ
ッタ等の各ユニットを直列に配列して構成され、これら
のユニットを通過する段ボールシートに所要の印刷を施
すと共に、クリージングその他のスロッティングや角切
り等の諸加工を順次施すようになっている。
本考案は、角切り刃を備えた溝切り装置(以下「スロッ
タ」ともいう)の改良に関するので、このスロッタの概
略機構につき先ず説明する。第13図は、前記複合装置と
してのフレキソプリンタスロッタに組み込まれるスロッ
タを示し、このスロッタは、上下の関係で配設した溝切
り刃14と2枚の受刃16,16とからなる溝切り手段10を内
部に備えている。この溝切り刃14と受刃16との間に段ボ
ールシート12を水平に供給することにより、該シート12
の幅方向の端部に、所要のスロッティング加工が施され
る。更に、図に示す如く、溝切り手段10を挟んで上流お
よび下流側に、夫々送りローラ34,34が上下の関係で配
設され、これらの送りローラ34により前記段ボールシー
ト12の送りがなされる。
スロッタのフレーム(図示せず)には、第14図に示す如
く、段ボールシート12の供給速度と同期して相互に反対
方向に回転するスロッタ軸18と受刃軸20とが、上下の関
係で配置されている。この両軸18,20には、所定厚みの
円板からなる環体22,24が、夫々対向的にセットボルト2
6により取付けられる。なお両環体22,24の間隔は、加工
するべき段ボールシート12の紙厚相当分程度になるよう
適宜調節され、これにより両環体22,24間に供給された
段ボールシート12を挟持して下流側に給送可能に構成さ
れる。
前記スロッタ軸18に固定した環体22の左側には、該環体
22の外周面より半径方向外方に刃先14aを若干突出させ
て、扇形の溝切り刃14がボルト28により固定されてい
る。また受刃軸20に固定した環体24の左側(前記溝切り
刃14と同一側)に、一対の受刃16,16が、前記溝切り刃1
4より若干厚みのあるスペーサ30を挟持した状態でボル
ト32により取付けられている。そしてスロッタ軸18およ
び受刃軸20を相互に反対方向に回転させることにより、
前記溝切り刃14が受刃16,16間に入り込んで、当該両刃1
4,16間に送給された段ボールシート12に所要のスロッテ
ィング加工が施される。
なお、例えばA型(JIS規格)の段ボール箱を製造する
には、段ボールシート12を第17図に示すように加工する
必要がある。このためスロッタ軸18に4個の溝切り刃14
を配設すると共に、軸方向の最外側に配設した一方の溝
切り刃14に角切り刃50が取付けられる。すなわち、第13
図に示す如く、溝切り刃14に対して周方向に移動調節可
能に角切りホルダ52が配設され、このホルダ52に、溝切
り刃14に対して直交する角切り刃50が、その刃先50aを
前記環体22の外周面より半径方向外方に所定長さだけ突
出させて取付けられている。
また、前記角切り刃50と対向する受刃軸20には、該角切
り刃50と同一幅寸法のアンビル17が配設され、このアン
ビル17の外周面に角切り刃50の刃先50aが当接して、段
ボールシート12に所要の角切り加工が施される。なお、
アンビル17の直径は、受刃16と同一寸法に設定されてい
る(第14図参照)。前記角切り刃50は、ホルダ52に対し
て半径方向に移動調節自在に配設され、その刃先50aの
前記環体外周面からの突出量を適宜調節することによ
り、オーダ変更に伴う段ボールシート12の厚み寸法の変
化に対応し得る。
(考案が解決しようとする課題) 前記段ボールシート12には、片面段ボールや両面段ボー
ルおよび複両面段ボール等の各種規格があり、この規格
に応じて厚み寸法が夫々異なっている。このように規格
により厚み寸法が異なるにも拘らず、これら各種のシー
ト12に溝切り加工を施すには、従来より同一の溝切り装
置で行なっていた。
しかるに、前述した構成の溝切り装置に配設した角切り
刃50は、その刃先50aを前記アンビル17の外周面に当接
させることにより角切り加工がなされる。従って、オー
ダ変更に際し、受刃軸20を適宜の移動手段により移動さ
せて、前記両環体22,24の間隔を加工シートの紙厚相当
分に調節した場合、角切り刃50における刃先50aの突出
量も付帯的に調節する必要があった。
例えば、複両面段ボールシート(第13図)から両面段ボ
ールシート(第15図)にオーダ変更された場合、先ずス
ロッタ軸18を所要角度だけ回転させて、溝切り刃14に配
設した角切り刃50を作業可能な位置まで移動させる。こ
の状態で、作業者が人手により角切り刃50における刃先
50aの突出高さを調節する。このとき、実際に刃先50aを
アンビル17に当接させた状態で調節を行なっていないた
め、調節を行なった後にスロッタ軸18を回転させて、角
切り刃50の刃先50aがアンビル17に適切な状態で当接す
るか否かを確認する必要がある(第16図参照)。そし
て、適切な調節がなされていなかった場合は、前記刃先
50aの突出高さの再調節を行なう作業を要し、極めて煩
雑で時間が掛かっていた。また、角切り刃50の調節は装
置内の狭い空間内で行なわなければならず、危険を伴な
う作業となっている。
更に、角切り刃50の調節は、シート12の厚み寸法が変更
された場合には、必ず行なう必要があり、その人手によ
る調節作業に多くの時間を掛けているのが現状である。
しかるに現今の如く、煩雑な小ロット生産に伴うオーダ
変更に対応する必要がある段ボール製造業界では、その
調節作業におけるサイクルタイムの短縮化が極めて重要
であり、この点において従来の溝切り装置はその要請に
充分に応えるものではなかった。
また、前記溝切り刃14の刃先14aを環体外周面から突出
させる量の調節に煩雑な人手作業を要し、しかも容易に
調節することができなかった。そのため、従来の溝切り
装置では、各種厚み寸法の異なる段ボールシート12であ
っても、その全てに共通的にスロッティング加工を施し
得るようにするため、前記溝切り刃14における刃先14a
の環体外周面からの突出高さは、最も厚み寸法の大きな
シート、例えば複両面段ボールに最適なスロッティング
加工を施し得る寸法に予め設定されていた。なお、段ボ
ールシート12の厚み寸法に関係なく、溝切り刃14が受刃
16,16間に入り込む深さl1(第14図参照)を、約2mmに設
定することにより、段ボールシート12に切口の先鋭な溝
を施し得ることが経験的に知られている。
しかしながら、オーダ変更により段ボールシート12の厚
み寸法が変わった場合、第14図および第16図に示す如
く、溝切り刃14の受刃16,16間に入り込む寸法は、l1
らl2(l1<l2)に変化する。このため、溝の切口は鋭利
さを欠いて汚くなり、品質低下を生ずる問題があった。
(考案の目的) この考案は、前述した溝切り装置における刃物の高さ調
節に存在する諸種の欠点に鑑み、これを好適に解決する
べく提案されたものであって、シート状材の厚み寸法が
変更された際に迅速に刃物の高さ調節を行なってサイク
ルタイムの短縮化を図り得る手段を提供することを目的
とする。
(課題を解決するための手段) 前述した問題点を克服し、所期の目的を好適に達成する
ため本考案は、シート状材の給送経路を挟んで上下の関
係で配設され、該シート状材の給送速度と同期して相互
に反対方向に回転するスロッタ軸および受刃軸と、前記
スロッタ軸に同心的に配設した環体と、前記受刃軸に同
心的に配設した環体と、前記スロッタ軸の環体に半径方
向外方へ突出するよう設けた角切り刃と、前記受刃軸の
環体に同心的に配置したアンビルとからなり、前記角切
り刃とアンビルとの協働作用下に前記シート状材に角切
り加工を行なうようにした加工装置において、 前記スロッタ軸の環体に配設したリングの外周に回動自
在に遊嵌され、該スロッタ軸の軸心に対し偏位させた偏
心カムと、 前記環体に回動可能に枢支したホルダに刃先が半径方向
外方へ突出するよう配設され、その底面部が前記偏心カ
ムの外周カム面に摺動自在に載置されている角切り刃
と、 前記偏心カムを前記リングに対して回動させる回動手段
とからなり、 この回動手段により前記偏心カムをリングに対し回動さ
せることによって、前記ホルダに配設した角切り刃の刃
先が前記環体の外周面から半径方向外方に突出する量を
調節し得るよう構成したことを特徴とする。
同じく前述した問題点を克服し、所期の目的を好適に達
成するため本願の別の考案は、シート状材の給送経路を
挟んで上下の関係で配設され、該シート状材の給送速度
と同期して相互に反対方向に回転するスロッタ軸および
受刃軸と、前記スロッタ軸に同心的に固定配置した環体
と、前記受刃軸に同心的に固定配置した環体と、前記ス
ロッタ軸の環体に半径方向外方へ突出するよう設けた溝
切り刃と、前記受刃軸の環体に同心的に固定配置した受
刃とからなり、前記溝切り刃と受刃との協働作用下に前
記シート状材に溝切り加工を行なうようにした加工装置
において、 前記スロッタ軸の環体に配設したリングの外周に回動自
在に遊嵌され、該スロッタ軸の軸心に対し偏位させた偏
心カムと、 前記環体に押え板により挟持されて半径方向へ移動可能
に配設され、その下端に形成した係合部を前記偏心カム
に形成した偏心溝に揺動自在に嵌合させた溝切り刃と、 前記偏心カムを前記リングに対して回動させる回動手段
とからなり、 この回動手段により前記偏心カムをリングに対し回動さ
せることによって、前記環体に移動可能に配設した溝切
り刃の刃先が前記環体の外周面から半径方向外方に突出
する量を調節し得るよう構成したことを特徴とする。
(考案の作用) シート状材に角切り加工を行なう第1の考案では、角切
り刃をアンビルに干渉しない位置まで移動させてから、
該スロッタ軸に対して受刃軸を近接移動させ、両軸に配
設した両環体の間隔寸法をシート状材の厚み相当分程度
に調節する。そして回動手段により偏心カムをリングの
外周で所定方向に回動させれば、角切りホルダは所要方
向に回動し、角切り刃における刃先の環体外周面からの
突出高さの調節をなし得る。
またシート状材に溝切り加工を行なう第2の考案では、
受刃軸をスロッタ軸に近接または離間移動させ、両軸に
配設した両環体の間隔寸法を両面シート状材の厚み相当
分程度に調節する。そして偏心カムをリングの外周に所
定方向に回動させれば、該偏心カムに形成した偏心溝に
溝切り刃は摺動自在に嵌合されているので、該溝切り刃
は半径方向に移動し、その刃先が環体外周面から突出す
る高さ調節がなされる。
(実施例) 次に、本考案に係る刃物高さ調節装置につき、好適な実
施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。
なお第13図〜第16図に関連して説明した、従来例に係る
スロッタにおける既出の同一部材については、同一の参
照符号で指示して、その詳細説明は省略する。
(第1の考案に係る調節装置の構成について) 第1図は、第1の考案に係る調節装置を示す正面断面図
であり、第2図は第1図のII−II線断面図である。図面
に示すように、スロッタ軸18には、キー36およびロック
機構(図示せず)を介して、当該スロッタ軸18の軸線方
向に所要距離だけ移動調節自在に環体22が配設されてい
る。この環体22は、第2図に示す如く、後述する環体24
との協働作用下に段ボールシート12を給送する大径部22
aと、この大径部22aの左側に突出する小径部22bとから
なり、この小径部22bにリング38が外挿されている。な
お、このリング38は、環体22に図示しないボルト等の固
定部材を会して一体的に固定されている。
リング38は、第1図に示す如く、その軸心C2がスロッタ
軸18の軸心C1に対して所要距離だけ偏位するよう設定さ
れている。これは、後述する偏心カム44の回動手段を配
設するに際し、当該リング38の直径を小さく設定して機
構の小型化を図るためである。すなわち第1図のリング
38は所謂偏心リングとして描かれているが、このように
偏心させることは必ずしも要件でなく、スロッタ軸18と
同心であってもよい。前記環体22およびリング38には、
第2図に示す如く、その対応位置に夫々通孔22c,38aが
穿設され、これらの通孔22c,38aに、後述する回動手段
を構成するスプライン軸40が挿通される。また環体22の
リング38の側面と当接する側面に、環状の溝22dが穿設
され、この環状溝22dに前記スプライン軸40に配設した
歯車42を臨ませると共に、後述する内歯車46が摺動自在
に内装される。
前記リング38の外周には、該リング38の軸心C2に対して
距離eだけ偏位する軸心C3を有する偏心カム44が回動自
在に遊嵌されている。すなわち第1図に示すリング38
は、前述の如く偏心リングとなっているので、前記偏心
カム44の軸心C3はリング38の軸心C2に対して偏位するよ
う描かれている。しかし前記リング38はスロッタ軸18と
同心であってもよい訳であるから、この場合には偏心カ
ム44の軸心C3は、該スロッタ軸18の軸心C1に対し偏位し
ていればよいことになる。この偏心カム44には、環体22
の環状溝22d内に臨む内歯車46がボルト48を会して固定
され、偏心カム44は内歯車46と一体的にリング38の外周
を回動するよう構成されている。なお、内歯車46は、第
2図に示す如く、偏心カム44の内周面よりも半径方向内
方に突出しており、この突出部は前記リング38と環状溝
22dとに挟持されて、当該偏心カム44の軸方向への位置
規制がなされている。
偏心カム44における内歯車46の配設端部の外周は、前記
リング38と同心円状の断部44aが形成され、この断部44a
に扇型の溝切り刃14の底面が安定的に当接した状態で環
体22に固定されている。従って、後述する如く、リング
38の外周で偏心カム44を回動させても、断部44aに当接
する溝切り刃14は、偏心カム44のカム作用により移動さ
せられることはない。この溝切り刃14は、その刃先14a
を環体22の外周面から半径方向外方に所要高さだけ突出
して配設されて、後述する受刃16,16との協働作用下
に、段ボールシート12にスロッティング加工を施すよう
にしている。
第2図および第3図に示す如く、環体22には、前記溝切
り刃14を挟んで偏心カム44の外周面に載置された状態で
角切りホルダ52が配設され、このホルダ52に溝切り刃14
と直交する角切り刃50が取付けられている。この角切り
ホルダ52は、当該ホルダ52に穿設した弧状の長溝52aに
カラー54が挿通され、該カラー54の通孔に挿通したボル
ト56を、前記溝切り刃14および環体22に螺挿することに
より取付けられる。なお、殊に第5図に明確に示す如
く、カラー54の端部に形成したフランジ54aと、該フラ
ンジ54aと対向するホルダ52との間には、僅かな隙間が
形成されている。従って、当該ホルダ52は、ボルト56を
支点として所要角度範囲で回動し得る。
また、環体22には角切りホルダ52の配設位置よりも半径
方向外方にストッパ58が配設され、このストッパ58によ
り角切りホルダ52の回動範囲が規制される。ストッパ58
の角切りホルダ52と対向する内面には、半径方向内方に
突出する押えピン60が配設され、この押えピン60は、第
4図に示す如く、圧縮ばね62により角切りホルダ52に弾
力的に当接されている。すなわち、角切りホルダ52は、
押えピン60により偏心カム44の外周に常に押圧され、加
工時にホルダ52が移動するのを防止している。
スロッタのフレーム(図示せず)間において、前記スロ
ッタ軸18と平行に、前記偏心カム44の回動手段を構成す
るスプライン軸40が配設され、このスプライン軸40はス
ロッタ軸18の回転に伴って、スロッタ軸18の周囲を公転
し得るよう構成される。このスプライン軸40には、前記
環体22に穿設した環状溝22dに臨む位置に、前述した如
く歯車42が配設され、この歯車42と前記偏心カム44に固
定されて同じく環状溝22dに臨む内歯車46とが噛合して
いる。これによって、スプライン軸40を所定方向に回転
させれば、歯車42と内歯車46との噛合作用下に、偏心カ
ム44はリング38の周りを回転する。
また歯車42は、スプライン軸40の軸方向に摺動自在に配
設されているから、段ボールシート12のオーダ変更に伴
い、前記環体22およびリング38をスロッタ軸18に沿って
軸方向移動させた際には、当該歯車42もこれと共に軸方
向に移動する。
前記スプライン軸40の駆動機構としては、図示しない
が、例えばスプライン軸40の軸端に歯車を配設すると共
に、この歯車が噛合する内歯車をフレームに配設し、常
には両歯車が噛合した状態でスロッタ軸18と共に回転さ
せる。そして前記角切り刃50の突出量を調節する際は、
スロッタ軸18の回転を停止させると共に、前記内歯車を
駆動装置により回転させる。これにより、該内歯車と噛
合する歯車が回転して、スプライン軸40および前記偏心
カム44の内歯車46と噛合する歯車42が回転させて、偏心
カム44がリング38の外周を回動可能となる。
前記溝切り刃14を受ける側の機構は、従来と同一の構成
であって、受刃軸20に環体24が、固定キー49および図示
しないロック機構を会して固定されている。この環体24
に一対の受刃16,16が、スペーサ30を挟持した状態でボ
ルト32により固定してある。そして両受刃16,16間に前
記溝切り刃14が入り込むことにより、段ボールシート12
に細長い溝を開切可能である。なお前記スペーサ30の直
径は、図示の如く、溝切り刃14が両受刃16,16間に入り
込んだ際に、該溝切り刃14と干渉しない寸法に設定され
る。
また、前記角切り刃50と対向する位置には、アンビル17
が前記ボルト32により配設固定され、このアンビル17の
外周面に角切り刃50の刃先50aが当接して段ボールシー
ト12に所要の角切り加工が施される。
(第1考案の作用について) 次に、第1考案の作用につき、その使用の実際を説明す
る。第6図に示す如く、スロッタ軸18および受刃軸20を
相互に反対方向に回転させると、溝切り刃14の刃先14a
が両受刃16,16間に入り込み、両軸18,20間に給送される
複両面段ボールシート12に所要のスロッティング加工が
施される。また、環体22に配設した角切り刃50により、
段ボールシート12に糊代を成形するための角切り加工が
施される。
次に、オーダ変更により当該装置で両面段ボールシート
12にスロッティングおよび角切り加工を施す場合は、先
ず、スロッタ軸18を回動させて、第1図に示す如く、角
切り刃50をアンビル17に干渉しない位置まで移動させ
る。そして、該スロッタ軸18に対して受刃軸20を所要の
移動機構を会して近接移動させ、両軸18,20に配設した
両環体22,24の間隔寸法を両面段ボールシート12の紙厚
相当分程度に調節する。また、前記スプライン軸40を、
前述した駆動手段(図示せず)により所定方向に回転さ
せる。ここで、スプライン軸40に配設した歯車42と前記
偏心カム44に配設した内歯車46とが噛合しているので、
これにより偏心カム44は、リング38の外周を所定方向に
回動される。
偏心カム44は、前述した如く、リング38に対して所定距
離だけ偏心しているので、該偏心カム44の外周に押圧支
持されている角切りホルダ52は、偏心カム44の回動によ
って前記ボルト56を支点として所要方向に回動する。そ
して、角切り刃50における刃先50aの環体外周面からの
突出高さが、最も小さくなった時点で前記スプライン軸
40を停止させる。
次に、スロッタ軸18を回動させ、第7図に示すように、
角切り刃50の刃先50aを、アンビル17と直交する位置ま
で移動させた後、再び前記スプライン軸40を回転させ
る。スプライン軸40の回転により偏心カム44が回動し、
角切りホルダ52を角切り刃50が半径方向外方に突出する
よう回動させる。そして、刃先50aがアンビル17に当接
した時に、スプライン軸40の回転を停止する。なお前記
偏心カム44は、前記歯車42と内歯車46との噛合下に、リ
ング38上に位置固定される。
この調節作業は、実際に角切り刃50の刃先50aをアンビ
ル17の外周面に当接させることにより行なうので、アン
ビル17に対する角切り刃50の正確な調節が短時間で行な
い得る。しかもこの作業は機械の外部から行なうので、
作業者を危険の伴う作業から解放することができる。
(第2考案に係る調節装置について) 第8図は、第2考案に係る調節装置の一部切欠正面図、
第9図は第8図のIX−IX線断面図である。この第2考案
では、スロッタに配設した溝切り刃の環体外周面からの
突出高さを調節するよう構成したものであって、偏心カ
ムの取付構造や回動手段等は前記第1考案の場合と同様
である。
図に示す如く、環体22の小径部22bに外挿したリング38
には、偏心カム44が回動自在に遊嵌されている。この偏
心カム44の外周面にフランジ64が形成され、このフラン
ジ64の環体22を指向する端面に、前記リング38に対して
偏心する環状の溝64aが穿設されている。該環状溝64aに
は、後述する溝切り刃14の下端に形成した係合部14bが
摺動自在に係合し、偏心カム44の回動に伴ってその刃先
14aの環体22外周面からの突出高さを調節するよう構成
している。
前記環体22の左側には、当該環体22と押え板66とに挟持
された状態で、扇形の溝切り刃14が環体23に対して半径
方向に移動可能に配設されている。すなわち、第8図に
示す如く、溝切り刃22の所定位置に、縦方向に延在する
長溝14c,14cが穿設され、この長溝14cにリング68が遊嵌
される。そして、前記押え板66およびリング68の通孔に
共通的に挿通したボルト70を、環体22に螺着することに
より溝切り刃14が取付けられている。ここで、リング68
の厚み寸法は、溝切り刃14の厚み寸法よりも僅かに厚く
設定され、これにより環体22と押え板66との間に僅かな
隙間が形成され、当該溝切り刃14は、前記長溝14c,14c
の長さ分だけ半径方向に移動可能に構成される。
また、押え板66には、第10図に示す如く、雌ねじ孔66a
が形成されると共に、この雌ねじ孔66aの溝切り刃14に
対向する位置に、皿ばね72が配設されている。この皿ば
ね72は、雌ねじ孔66aに螺挿し止めねじ74により溝切り
刃14に押圧されている。従って、環体22と押え板66との
間に隙間が形成されていても、溝切り刃14は皿ばね72に
より環体側面に押圧されて安定的に保持され、スロッテ
ィング加工時に容易に移動することがないよう構成して
いる。
第9図および第10図に示す如く、溝切り刃14の下端に
は、前記偏心カム44の配設方向に突出する係合部14bが
形成され、この係合部14bは、偏心カム44に形成した前
記環状溝64aに摺動自在に嵌合されている。この環状溝6
4aは、前述した如く、リング38に対して偏心しているの
で、偏心カム44を回動手段を介してリング38の外周を回
転させることにより、該環状溝64aに係合する溝切り刃1
4は前記長溝14c,14cに沿って半径方向に移動する。
(第2考案の作用について) 次に、第2考案の作用につき、その使用の実際を説明す
る。先ず当該スロッタで複両面段ボールシート12に、ス
ロッティング加工を施す場合には、第11図に示す如く、
予め前記溝切り刃14における刃先14aの前記受刃16,16間
に入り込む寸法l1を、複両面段ボールシート12に最適な
スロッティング加工を施し得る状態に設定しておく。こ
の状態でスロッタ軸18および受刃軸20を相互に反対方向
に回転させると、溝切り刃14の刃先14aが両受刃16,16間
に入り込み、両軸18,20間に給送される複両面段ボール
シート12に所要のスロッティング加工が施される。
次に、オーダ変更により当該装置で両面段ボールシート
12にスロッティング加工を施す場合は、先ず、受刃軸20
を移動機構を会してスロッタ軸18に近接または離間移動
させ、両軸18,20に配設した両環体22,24の間隔寸法を両
面段ボールシート12の紙厚相当分程度に調節する。ま
た、前記スプライン軸40を前述した駆動手段(図示せ
ず)により所定方向に回転させる。ここで、スプライン
軸40に配設した歯車42と前記偏心カム44の内歯車46とが
噛合しているので、これにより偏心カム44は、リング38
の外周を所定方向に回動される。
前述した如く、偏心カム44に形成したフランジ64の環状
溝64aに溝切り刃14の係合部14bが摺動自在に嵌合されて
いるので、溝切り刃14は、偏心カム44の回動に伴って前
記長溝14cに嵌挿したリング68に案内されて半径方向に
移動する。そして第12図に示すように、溝切り刃14にお
ける刃先14aの受刃16,16間への入り込み寸法l2が、両面
段ボールシート12に最適なスロッティング加工を施し得
る状態(l1=l2)になったときに、スプライン軸40の回
転を停止する。
なお前述した如く、スロッタ軸18には複数の溝切り刃14
が配設されているが、夫々の溝切り刃14は共通のスプラ
イン軸40により移動させるので、切換え作業は短時間で
行ない得る。
以上のような調節を行なった後、スロッタの運転を開始
すれば、溝切り刃14と受刃16,16との協働作用下に、両
軸18,20間に給送される両面段ボールシート12に、切口
の鮮鋭なスロッティング加工が施される。
(考案の効果) 以上述べたように、本考案に係る刃物高さ調節装置によ
れば、オーダ変更によりシート状材の厚み寸法が変更さ
れた際に、偏心カムを回動させるだけの簡単な作業で、
溝切り刃や角切り刃が環体から半径方向外方へ突出する
高さを容易に調節することができる。しかも、この作業
は装置の外部から行なうことができるので、作業者を危
険を伴う煩雑な作業から解放すると共に、オーダ変更に
伴うサイクルタイムの大幅な短縮を達成し得る。更に、
溝切り刃や角切り刃を実際に使用している同一の状態に
おいて調節することができるため、正確な調節を容易に
行ない得る等の有益な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1考案に係る刃物高さ調節装置を採用した溝
切り装置の正面断面図、第2図は第1図のII−II線断面
図、第3図は第1図に示す装置の概略構成を示す外観斜
視図、第4図は第3図においてスロッタ軸に配設した各
部材を分解して示す概略斜視図、第5図は第2図に示す
装置の要部拡大断面図、第6図は複両面段ボールシート
に角切り加工を施す状態を示す一部正面断面図、第7図
は両面段ボールシートに角切り加工を施す状態を示す一
部正面断面図、第8図は第2考案に係る刃物高さ調節装
置を採用した溝切り装置の正面断面図、第9図は第8図
のIX−IX線断面図、第10図は第8図に示す装置において
溝切り刃の取付状態を示す要部拡大断面図、第11図は複
両面段ボールシートにスロッティング加工を施す状態を
示す一部正面断面図、第12図は両面段ボールシートにス
ロッティング加工を施す状態を示す一部正面断面図、第
13図は従来技術に係る溝切り装置で複両面段ボールシー
トにスロッティング加工を施す状態を示す正面断面図、
第14図は第13図に示す装置において角切り刃がアンビル
の外周面に当接した状態で示す右側面図、第15図は第14
図に示す装置により両面段ボールシートにスロッティン
グ加工を施す状態を示す正面断面図、第16図は第15図に
示す装置において角切り刃がアンビルの外周面に当接し
た状態で示す右側面図、第17図はA型の段ボール箱を構
成するブランクの平面図である。 12……段ボールシート、14……溝切り刃 14a……刃先、16……受刃 17……アンビル、18……スロッタ軸 20……受刃軸、22……環体 38……リング、40……スプライン軸 42……歯車、44……偏心カム 46……内歯車、50……角切り刃 50a……刃先

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート状材(12)の給送経路を挟んで上下
    の関係で配設され、該シート状材(12)の給送速度と同
    期して相互に反対方向に回転するスロッタ軸(18)およ
    び受刃軸(20)と、前記スロッタ軸(18)に同心的に配
    設した環体(22)と、前記受刃軸(20)に同心的に配設
    した環体(24)と、前記スロッタ軸(18)の環体(22)
    に半径方向外方へ突出するよう設けた角切り刃(50)
    と、前記受刃軸(20)の環体(24)に同心的に配置した
    アンビル(17)とからなり、前記角切り刃(50)とアン
    ビル(17)との協働作用下に前記シート状材(12)に角
    切り加工を行なうようにした加工装置において、 前記スロッタ軸(18)の環体(22)に配設したリング
    (38)の外周に回動自在に遊嵌され、該スロッタ軸(1
    8)の軸心に対し偏位させた偏心カム(44)と、 前記環体(22)に回動可能に枢支したホルダ(52)に刃
    先(50a)が半径方向外方へ突出するよう配設され、そ
    の底面部が前記偏心カム(44)の外周カム面に摺動自在
    に載置されている角切り刃(50)と、 前記偏心カム(44)を前記リング(38)に対して回動さ
    せる回動手段(40,42,46)とからなり、 この回動手段(40,42,46)により前記偏心カム(44)を
    リング(38)に対し回動させることによって、前記ホル
    ダ(52)に配設した角切り刃(50)の刃先(50a)が前
    記環体(22)の外周面から半径方向外方に突出する量を
    調節し得るよう構成した ことを特徴とする刃物高さ調節装置。
  2. 【請求項2】シート状材(12)の給送経路を挟んで上下
    の関係で配設され、該シート状材(12)の給送速度と同
    期して相互に反対方向に回転するスロッタ軸(18)およ
    び受刃軸(20)と、前記スロッタ軸(18)に同心的に配
    設した環体(22)と、前記受刃軸(20)に同心的に配設
    した環体(24)と、前記スロッタ軸(18)の環体(22)
    に半径方向外方へ突出するように設けた溝切り刃(14)
    と、前記受刃軸(20)の環体(24)に同心的に配置した
    受刃(16)とからなり、前記溝切り刃(14)と受刃(1
    6)との協働作用下に前記シート状材(12)に溝切り加
    工を行なうようにした加工装置において、 前記スロッタ軸(18)の環体(22)に配設したリング
    (38)の外周に回動自在に遊嵌され、該スロッタ軸(1
    8)の軸心に対し偏位させた偏心カム(44)と、 前記環体(22)に押え板(66)により挟持されて半径方
    向へ移動可能に配設され、その下端に形成した係合部
    (14b)を前記偏心カム(44)に形成した偏心溝(64a)
    に摺動自在に嵌合させた溝切り刃(14)と、 前記偏心カム(44)を前記リング(38)に対して回動さ
    せる回動手段(40,42,46)とからなり、 この回動手段(40,42,46)により前記偏心カム(44)を
    リング(38)に対し回動させることによって、前記環体
    (22)に移動可能に配設した溝切り刃(14)の刃先(14
    a)が前記環体(22)の外周面から半径方向外方に突出
    する量を調節し得るよう構成した ことを特徴とする刃物高さ調節装置。
JP1988080863U 1988-06-17 1988-06-17 刃物高さ調節装置 Expired - Lifetime JPH0645354Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988080863U JPH0645354Y2 (ja) 1988-06-17 1988-06-17 刃物高さ調節装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988080863U JPH0645354Y2 (ja) 1988-06-17 1988-06-17 刃物高さ調節装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH024795U JPH024795U (ja) 1990-01-12
JPH0645354Y2 true JPH0645354Y2 (ja) 1994-11-24

Family

ID=31305677

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988080863U Expired - Lifetime JPH0645354Y2 (ja) 1988-06-17 1988-06-17 刃物高さ調節装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0645354Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2526327Y2 (ja) * 1991-02-28 1997-02-19 三菱重工業株式会社 段ボールシート用切断装置
DE102006051359A1 (de) * 2006-10-27 2008-04-30 Khs Ag Schneidwerk für ein Etikettieraggregat sowie Etikettieraggregat mit einem solchen Schneidwerk
CN110978624B (zh) * 2020-01-16 2025-04-25 李峰 一种开槽切角装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH024795U (ja) 1990-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6195632B2 (ja) 平坦な支持物を加工するための調整可能な装置、これを装備したカセット、ユニット及び機械
US7578778B2 (en) Creasing device
CN107107515A (zh) 开槽头、开槽装置、制盒机
JP6137651B2 (ja) 2つのツール間の半径方向間隙を調整するための方法、支持物を加工するための装置、これを装備したカセット、ユニット及び機械
JPH0116664B2 (ja)
JP2017114012A (ja) スロッタ装置及びスロッタの位置決め方法、製函機、段ボールシート
CA1046323A (en) Single point means for slotter adjustment
US20230075729A1 (en) Slotter head, slotter device and box making machine
JP6054564B1 (ja) 罫入ロール部材
JPS63306895A (ja) シ−ト状材用溝切り装置
JPH074150Y2 (ja) シート状材用溝切り装置
CN110978624B (zh) 一种开槽切角装置
JP2002067190A (ja) 段ボールシート製函機のスロッタ
CA1333255C (en) Rotary die cutter
JP2863801B2 (ja) 角切り刃の調節装置
US4690022A (en) Stamping device having identical mount bases for rotatably supporting a cutting tool and an anvil
JPH024795U (ja)
JP2902065B2 (ja) ダンボールシートの打抜加工方法
JPH0558896B2 (ja)
US5596919A (en) Device for holding or receiving indexable perforating tools
JP2537336B2 (ja) スロッタ
JP7449719B2 (ja) スリッタ装置、スリッタヘッドの位置決め方法および製函機
JP3556792B2 (ja) ロータリダイカッタの切断具取付構造
JPH0985854A (ja) 段ボールシート製函機のスロッタ角切り装置
JPH06218847A (ja) ダブルスロッタの角切り切断方法およびその装置