JPH0645738U - 圧電アクチュエータ駆動装置 - Google Patents
圧電アクチュエータ駆動装置Info
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- JPH0645738U JPH0645738U JP4300993U JP4300993U JPH0645738U JP H0645738 U JPH0645738 U JP H0645738U JP 4300993 U JP4300993 U JP 4300993U JP 4300993 U JP4300993 U JP 4300993U JP H0645738 U JPH0645738 U JP H0645738U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本考案は、コア入りコイルを介して圧電アクチ
ュエータに台形状の電圧を印加するための装置を得るこ
とを目的とする。 【構成】B−H曲線において飽和領域と非飽和領域をも
つコア入りコイルを圧電アクチュエータの駆動回路に配
置し,このコイルの飽和領域まで電流を供給することに
より,圧電アクチュエータに台形状の電圧を供給可能と
した.
ュエータに台形状の電圧を印加するための装置を得るこ
とを目的とする。 【構成】B−H曲線において飽和領域と非飽和領域をも
つコア入りコイルを圧電アクチュエータの駆動回路に配
置し,このコイルの飽和領域まで電流を供給することに
より,圧電アクチュエータに台形状の電圧を供給可能と
した.
Description
【0001】
本考案は、圧電素子で駆動するための圧電アクチュエータ駆動装置に関する。
【0002】
従来のこの種の圧電アクチュエータ励振駆動装置は図6に示したように構成 されている。
【0003】 図6において、駆動信号入力端子1にトランジスタ2のベースが接続され、 またトランジスタ2のエミッタはアースされ、そのコレクタは抵抗3を介してト ランジスタ4のベースに接続されている。
【0004】 また、トランジスタ4のエミッタは励振電圧入力端子5に接続され、そのコレ クタはトランジスタ6のコレクタに接続されるとともに、抵抗7を介して圧電素 子8の一方の電極に接続され、また他方の電極はアースされ、さらに圧電素子8 は励振機構9に接続されている。
【0005】 また、駆動信号入力端子1はインバータ10を介してトランジスタ6のベース に接続され、そのエミッタはアースされている。
【0006】 この従来の圧電アクチュエータ励振駆動装置では、駆動信号入力端子1から図 7(a)に示すような駆動信号を入力すると、トランジスタ2が導通し、また駆 動信号はインバータ10で反転されるので、トランジスタ6は不導通となり、ト ランジスタ2の導通、トランジスタ6の不導通によりトランジスタ4を導通して 励振電圧入力端子5から抵抗7を介して圧電素子8に充電電流{図7(b)}流 れ、図7(c)に示すように充電され、圧電素子8を駆動し、この電圧素子8に 接続された励振機構9を作動すると、図7(d)に示すように励振機構9の拡大 フレームの先端が変位する。
【0007】 また駆動信号入力端子1から駆動信号を反転した制動信号が入力されると、ト ランジスタ2、4が不導通となり、トランジスタ6が導通するので、圧電素子8 に充電された電荷は抵抗7を介してトランジスタ6からアースに流れる。
【0008】 このように構成した圧電アクチュエータ励振駆動装置では、圧電素子8を駆動 するとき(充放電するとき)、図7(b)に示すように圧電素子8に過大な電流 が流れ、時には10A以上にも達する。
【0009】 従って、この過大な電流を流すための大きなトランジスタ4、6が必要となる 。
【0010】 また圧電素子8を駆動するたびに充電された電荷を抵抗7で消費するため、消 費電力が大となるという欠点がある。
【0011】 この欠点を解消するために、図8に示した圧電アクチュエータ励振駆動装置が 提案されている(特開昭59−198885号公報参照)。
【0012】 図8において、1は駆動信号入力端子、2、4、6はトランジスタ、3は抵抗 、8は圧電素子、9は励振機構、10はインバータであり、これらの構成は図6 の構成と同じであるので説明は省略するが、この装置では、トランジスタ4のコ レクタとトランジスタ6のコレクタの間にダイオード11と抵抗12が接続され 、またダイオード11と抵抗12の接続点にコイル13を介して圧電素子8が接 続され、またダイオード11と抵抗12の接続点と励振電圧入力端子5の間に、 ダイオード11と逆向きにダイオード14が接続されている。
【0013】 この装置では、抵抗7の代わりにコイル13が接続されているため、図9(a )に示すように駆動信号が入力されると、充電電流は図9(b)に示すようにコ イル13によって徐々に上昇して下降するため、充電電流が制限され、電流が約 2〜4A位に減少する。
【0014】 従って、充放電電流が減少するので、トランジスタ4、6は容量が小さくても 済み、また抵抗7がなくなるので、不要な発熱も減少するという利点がある。
【0015】 さらに、放電電流の一部がダイオード14を介して励振電圧入力端子5から電 源に回生されるので、消費電力が少なくなるという利点がある。
【0016】
しかしながら、充電電流が制限されるため、図9(c)に示すように圧電素子 8の充電電圧もなだらかになり、さらに図9(d)に示すように励振機構9の拡 大フレーム先端の変位もなだらかになる。
【0017】 即ち、圧電素子8に直列にコイル13を接続し、過渡現象時に発生する周波数 が励振機構9の拡大フレームの固有振動数に等しくなるようにコイル13のLの 値を選定し、コイル13と圧電素子8によるLCの直列回路で圧電素子8を充電 すると、図9(c)のようにゆるやかに充電され、圧電素子8はゆるやかに変位 する。
【0018】 その結果、図9(d)に示すように拡大フレームの先端変位が減少(約80% )し、先端変位の遅れの増大(約150%)による先端変位を動作する時間が増 大する。
【0019】 これに対して、図10に示すようにコイル13と圧電素子8によるLCの周波 数が拡大フレームの固有振動の2倍になるようにコイル13のLの値を選定する と、図10(a)の駆動信号に対して、図10(b)の充電電流周期は1/2倍 となり、図10(c)に示すように圧電素子8は急速に充放電される。
【0020】 そのため、拡大フレームの先端変位の応答は早くなるが(図7の115%)、 図10(d)に示すように拡大フレームの変位量はさらに小さくなる(図7の約 73%)。
【0021】 従って励振機構9の、拡大フレームの先端の変位が減少するため、プラテンと ワイヤ先端の距離を短くする必要がある。
【0022】 そのため、たとえばドットプリンタにおいては、キャリッジが左右に動く際、 非印字時でもワイヤの先端がリボンをこすってしまい、紙を汚すという問題があ り、さらにキャリッジを左右に動かすガイドとプラテンの平行度の精度を上げな くてはならなくなり、装置のコストが上がるという問題がある。
【0023】 また、拡大フレームの先端の変位が減少により、インパクト力も減少し、重ね てコピーする枚数が減少するという問題があった。
【0024】
本考案は、上記問題点を解決するために、マイクロコンピュータから駆動信号 及び制動信号を予め決められたタイミングでスイッチング装置に入力し、該スイ ッチング装置をオン、オフすることにより、B−H曲線において非飽和領域と飽 和領域を有するコア入りコイルを介して圧電アクチュエータに励振電圧を印加す るものにおいて、上記コイルの飽和領域まで電流を供給することにより上記励振 電圧を台形状とすることを特徴とする。
【0025】
本考案によれば、B−H曲線において非飽和領域と飽和領域を有するコア入り コイルを使用し、その飽和領域まで電流を流すことにより、圧電素子の電圧を素 早く立ち上げ、しばらくその電位を保ち、その後に立ち下げるような台形状の波 形になるように充放電を行うことができ、それにより拡大フレームの先端の変位 の速度が早く、変位量を大きくすることができる。
【0026】
図1は、本考案の1実施例の圧電アクチュエータ励振駆動装置のブロック図で 、マイクロコンピュータ15の駆動信号及び制動信号の信号線16、17はスイ ッチング装置18に接続され、また励振電源19はスイッチング装置18に接続 され、またスイッチング装置18の出力線20及び入力線21はフェライトコア 22と鉄心(フェライト)23を使用したコア入りコイル24を介して圧電素子 25に接続され、また圧電素子25は励振機構26に接続されている。
【0027】 図2は、フェライトコア22及び鉄心23を使用した図1のコア入りコイル2 4(以下コイルという)のB−H曲線で、曲線A,B,Cはコイル24のフェラ イトコア22と鉄心23のエアギャップが30μ、50μ、100μにおける曲 線を示したおり、曲線A,B,Cはそれぞれ非飽和領域で急峻に立ち上がり、飽 和領域でゆるやかな曲線となっている。
【0028】 また図3は、図1のフェライトコア入りコイルのB−H作動説明図で、区間 、は非飽和領域、区間、は飽和領域である。
【0029】 次に、本実施例の動作を図4及び図5の波形図により説明する。
【0030】 まず、図1の圧電アクチュエータ励振駆動装置において、マイクロコンピュー タ15から信号線16を介してスイッチング装置18にある一定のレベルの駆動 信号を入力した場合、充電電流I、圧電素子25の電圧VC,コイル24の電圧 VLは図4(b),(c),(d)で示される。
【0031】 これらの波形で、圧電素子25の電圧VCの周期を励振機構26の拡大フレー ムの固有振動数の周期より短くすると、拡大フレームの先端の変位は応答が早く なるが、先端の変位量が少なくなることは前述のとおりである。
【0032】 そこで、圧電素子25の電圧VCをすばやく立ち上げ、しばらくその電位を保 ち、その後立ち下げるようにした台形状の電圧を作りだせば、励振機構の拡大フ レームの応答速度を早くし、先端の変位量を大きく取ることができる。
【0033】 この電圧VCの波形をコイル24のLの飽和を用いて実現する。
【0034】 図5は、図3のB−H曲線を持つフェライトコアのコイルによって、圧電素子 25に台形の電圧を印加する状態の各部の波形図で、図4と同様に図5(a)は 駆動信号波形、図5(b)は充電電流波形、図5(c)は圧電素子25の電圧波 形、図5(d)はコイル24の電圧である。
【0035】 まず、図3のB−H曲線において、区間では充電電流が少しずつ増加して、 図5(d)に示すようにコイル24は徐々に飽和する。 区間でコイル24のLが飽和すると、発生する逆起電圧は非飽和時に比べて 小さくなり、充電電流は急速に増加する。
【0036】 この充電電流の増加により、図5(c)に示すように圧電素子25は急速に充 電され、その結果、図5(b)に示すように充電電流は減少する。
【0037】 この充電電流の減少によりコイル24に励振電源19の電圧と同方向の逆起電 圧が発生し、電源電圧以上の電圧で圧電素子25を充電する。 そして、さらに充電電流が減少し、飽和の状態から回復する。
【0038】 区間で非飽和の状態に戻り、微少な電流で充電が続き、やがて圧電素子25 は放電へと転じ、圧電素子25の充電電流は信号線20を介して励振電源19へ 回生される。 この時、区間に比べて区間は殆ど圧電素子25の電圧VCに変化がない。 この後、充電電流Iは回生方向で増加し、コイル24のLは再び飽和に至る。
【0039】 区間では、区間と同じように急速に充電電流が増加し、放電が終了すると 、再び飽和状態から回復する。
【0040】 なお、区間、のVCの傾き(即ち充電電流Iの最大値)及び飽和/非飽和 の状態変化はコイル24のコア22、鉄心23のB−H曲線により決定する。
【0041】 そして、区間〜の時間が励振機構26の拡大フレームの固有振動数の同期 と一致するようにコイル24を設計する。
【0042】 本実施例は、このようにB−H曲線において非飽和領域と飽和領域をゆうする コア入りコイル24を使用し、飽和領域まで電流を流すことにより、圧電素子の 電圧を素早く立ち上げ、しばらくその電位を保ち、その後に立ち下げるような台 形状の波形になるように圧電素子25の充放電を行うことができ、それにより励 振機構26の拡大フレームの先端の変位の速度を早くすることができ、また、変 位量を大きくすることができる。
【0043】
以上の説明から明らかなように、本考案は、B−H曲線において非飽和領域と 飽和領域を有するコア入りコイルを使用し、その飽和領域まで電流を流すことに より、圧電素子の電圧を素早く立ち上げ、しばらくその電位を保ち、その後に立 ち下げるような台形状の波形になるように充放電を行うことができるので、拡大 フレームの先端の変位の応答遅れがなく、また先端の変位量を大きくすることが でき、従ってたとえばドットプリンタにおいて、プラテンとワイヤ先端の距離を 長くすることができ、従来例のように非印字時にワイヤの先端でリボンをこする ようなことがなく、またキャリッジのガイドとプラテンの平行度の精度を上げる 必要がなく、コストが安くなる。
【0044】 また、拡大フレームの変位量が増加することによりインパクトが増加し、コピ ーの枚数も増加し、さらに応答が早くなるので、プリンタの印字速度が速くなる という利点がある。
【0045】 また回路を簡単に構成でき、コストを安価にする効果も得られる。
【図1】本考案の1実施例の圧電アクチュエータ励振駆
動装置のブロック図である。
動装置のブロック図である。
【図2】図1の装置のコイルのコアと鉄心のギャップと
B−H曲線の関係を示した図である。
B−H曲線の関係を示した図である。
【図3】図1のコイルのコアのB−H曲線を示した図で
ある。
ある。
【図4】図1の装置の各部の波形図で、aは駆動信号、
bは充電電流、cは圧電素子の電圧、dはコイル電圧を
それぞれ示した図である。
bは充電電流、cは圧電素子の電圧、dはコイル電圧を
それぞれ示した図である。
【図5】図3の特性のコイルを使用した図1の装置の各
部の波形図で、aは駆動信号、bは充電電流、cは圧電
素子の電圧、dはコイル電圧をそれぞれ示した図であ
る。
部の波形図で、aは駆動信号、bは充電電流、cは圧電
素子の電圧、dはコイル電圧をそれぞれ示した図であ
る。
【図6】従来の圧電アクチュエータ励振駆動装置の回路
図である。
図である。
【図7】図6の回路の各部の波形図で、aは駆動信号、
bは充電電流、cは圧電素子の電圧、dは拡大フレーム
の先端変位をそれぞれ示した図である。
bは充電電流、cは圧電素子の電圧、dは拡大フレーム
の先端変位をそれぞれ示した図である。
【図8】従来の圧電アクチュエータ励振駆動装置の回路
図である。
図である。
【図9】図8の回路の各部の波形図で、aは駆動信号、
bは充電電流、cは圧電素子の電圧、dは拡大フレーム
の先端変位をそれぞれ示した図である。
bは充電電流、cは圧電素子の電圧、dは拡大フレーム
の先端変位をそれぞれ示した図である。
【図10】図8の回路の条件を変更した場合の各部の波
形図で、aは駆動信号、bは充電電流、cは圧電素子の
電圧、dは拡大フレームの先端変位をそれぞれ示した図
である。
形図で、aは駆動信号、bは充電電流、cは圧電素子の
電圧、dは拡大フレームの先端変位をそれぞれ示した図
である。
15 マイクロコンピュータ 16、17 信号線 18 スイッチング装置 19 励振電源 20 出力線 21 入力線 22 フェライトコア 23 鉄心 24 コア入りコイル 25 圧電素子 26 励振機構
Claims (1)
- 【請求項1】 マイクロコンピュータから駆動信号及び
制動信号を予め決められたタイミングでスイッチング装
置に入力し、該スイッチング装置をオン、オフすること
により、B−H曲線において非飽和領域と飽和領域を有
するコア入りコイルを介して圧電アクチュエータに励振
電圧を印加するものにおいて、 上記コイルの飽和領域まで電流を供給することにより上
記励振電圧を台形状とすることを特徴とする圧電アクチ
ュエータ駆動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4300993U JPH0645738U (ja) | 1993-08-05 | 1993-08-05 | 圧電アクチュエータ駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4300993U JPH0645738U (ja) | 1993-08-05 | 1993-08-05 | 圧電アクチュエータ駆動装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0645738U true JPH0645738U (ja) | 1994-06-21 |
Family
ID=12651996
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4300993U Pending JPH0645738U (ja) | 1993-08-05 | 1993-08-05 | 圧電アクチュエータ駆動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0645738U (ja) |
-
1993
- 1993-08-05 JP JP4300993U patent/JPH0645738U/ja active Pending
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