JPH0645947Y2 - 一眼レフカメラのミラー作動機構 - Google Patents

一眼レフカメラのミラー作動機構

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JPH0645947Y2
JPH0645947Y2 JP1988135380U JP13538088U JPH0645947Y2 JP H0645947 Y2 JPH0645947 Y2 JP H0645947Y2 JP 1988135380 U JP1988135380 U JP 1988135380U JP 13538088 U JP13538088 U JP 13538088U JP H0645947 Y2 JPH0645947 Y2 JP H0645947Y2
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mirror
holding frame
mirror holding
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cam
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の技術分野) この考案は、レンズから入射した光を反射光と透過光に
分割する半透過鏡からなる第1ミラーを備えた第1ミラ
ー保持枠と、該第1ミラーからの透過光を反射する第2
ミラーを備えた第2ミラー保持枠と、を有する一眼レフ
カメラのミラー作動機構に関する。
(従来の技術) 観察用可動ミラーを有する一眼レフカメラにおいては、
レリーズタイムラグを出来るだけ小さくする為にレリー
ズ時において可動ミラーが撮影レンズの光路内から上昇
離脱しストッパにより上昇を停止する時に生じるバウン
ドが出来るだけ小さくなるような工夫が為されている。
そして上述した如く2つのミラーを有する一眼レフカメ
ラにおいてはこのような工夫が第2のミラーについても
為されている。
2つのミラーを有する従来の一眼レフカメラのあるもの
においては、レリーズボタンが押されることにより第1
ミラー保持枠が撮影レンズの光路内に位置した観察位置
から光路から上昇離脱した上昇離脱位置(撮影位置とも
言う)へと移動するにともなって、第1ミラー保持枠に
追従する第2ミラー保持枠に植設されているガイドロー
ラが鏡箱の側壁に設けられている第2ミラー作動カムに
より案内されることにより第2ミラー保持枠は第1ミラ
ー保持枠の上昇離脱位置において第1ミラー保持枠の裏
面の所定位置に重複される。そしてここにおいては、上
昇離脱位置において第1ミラー保持枠の裏面の所定位置
に重複された第2ミラー保持枠のバウンドは第2ミラー
保持枠のガイドローラが鏡箱の側壁の第2ミラー作動カ
ムにより剛性的に押え込まれる。
実公昭60−30744号公報及び実開昭62−120746号公報に
開示されているミラー作動機構においては、第1ミラー
保持枠が撮影レンズの光路内に位置した観察位置から光
路から上昇離脱した上昇離脱位置へと移動するにともな
って第1ミラー保持枠に追従し第1ミラー保持枠の上昇
離脱位置において第1ミラー保持枠の裏面の所定位置に
重複されるよう駆動される第2ミラー保持枠は、上記重
複位置(閉位置とも言う)において鏡箱の側壁に設けら
れているストッパとしてのばね部材と衝突することによ
りバウンドが弾性的に押えこまれる。
(考案が解決しようとする課題) 上述した如き従来の剛性的なバウンド防止方法において
は、上記鏡箱の側壁上の適切な位置に第2ミラー作動カ
ムが設けられていないと第2ミラー作動カムにより上記
重複位置に配置された第2のミラー支持枠は上記上昇離
脱位置に配置された第1のミラー支持枠の裏面に対して
所定の相対的な位置関係を有することが出来ないので、
ファインダから入射している光が第2ミラーにより完全
に遮られないで前記の光路内に浸入しフィルムにかぶり
を生じさせる。従って、第2ミラー作動カムは精密に加
工されていなければならないのはもちろんのこと、第2
ミラー作動カムは鏡箱の側壁上の適切な位置に精密に配
置されていなければならない。このような精密加工や精
密配置はミラー作動機構の製造及び組み立てコストを上
昇させている。
上述した如き従来の弾性的なバウンド防止方法において
は、ばね部材のばね力の大きさが適切に設定されていな
いと上記重複位置における第2ミラー支持枠のバウンド
を十分に押えることが出来なかったりかえって大きくし
てしまう。ばね部材が第2ミラー支持枠に対して作用す
るばね力の大きさは、ばね部材自身の寸法や鏡箱の側壁
に対するストッパとしてのばね部材の相対的な位置によ
って変化するので、第2ミラー支持枠のバウンドを実質
的に押える為にはばね部材の製造や鏡箱の側壁に対する
ばね部材の相対的な位置決めも精密に行なう必要があ
る。しかし実際上は、ばね部材の製造工程においてばね
部材の発生するばね力を精密に設定することは難しくば
ね部材のばね力だけでは第2ミラー支持枠のバウンドを
完全に押えることは出来ないのでレリーズタイムラグは
短くならない。
この考案は上記事情に鑑みてなされ、この考案の目的
は、上述した従来例の如き精密な加工や精密な配置を必
要とせず、しかも構成が簡易であって上方離脱位置にお
ける可動ミラー、特に第2ミラー、のバウンドを確実に
防止することが出来る一眼レフカメラのミラー作動機構
を提供することである。
(課題を解決する為の手段) 上記の目的を達成する為に保持枠においては、レンズか
ら入射した光を反射光と透過光に分割する半透過鏡から
なる第1ミラーを備えた第1ミラー保持枠と、該第1ミ
ラーからの透過光を反射する第2ミラーを備えた第2ミ
ラー保持枠と、を有する一眼レフカメラのミラー作動機
構が、該第1ミラー保持枠上昇終期に該第2ミラー保持
枠に当接するカム面を持ち、かつ当接後回動退避可能な
カム部材と、該カム部材の下方への作動を規制する規制
部材と、該カム部材を該規制部材に押圧する方向に付勢
し、少なくともカム部材の退避に摩擦力を与える為に固
定部材との間にかけられた単数又は複数の弾性部材と、
から成る第2ミラー保持枠の上昇終期ストッパを備えた
ことを特徴としている。
(作用) 第2ミラー保持枠の為の上述した如く構成された上昇終
期ストッパを備えたことを特徴とする本願考案の一眼レ
フカメラのミラー作動機構においては、第1ミラー保持
枠の上昇終期に第2ミラー保持枠がカム部材のカム面に
当接すると、カム部材は弾性部材の付勢力及び上記弾性
部材が発生している摩擦力に抗して規制部材から離間す
る方向に回動される。ここにおいて弾性部材の付勢力及
び上記弾性部材が発生している摩擦力はカム部材のカム
に対して第2ミラー保持枠が作用する衝撃力を緩衝吸収
し、第1ミラー保持枠の上昇終期における第2ミラー保
持枠のバウンドを確実に防止する。
また第1ミラー保持枠の上昇終期において第2ミラー保
持枠により弾性部材の付勢力及び上記弾性部材が発生し
ている摩擦力に抗して規制部材から離間する方向に回動
するカム部材は、前述した如き従来の剛性的なバウンド
防止方法における第2ミラー作動カムの程度に精密に加
工する必要はないし、鏡箱の側壁上の適切な位置へ第2
ミラー作動カムの程度に精密に配置する必要もない。
(実施例) 以下この考案の種々の実施例を添附の図面を参照して詳
細に説明する。
第1図には、一眼レフカメラの為のこの考案の第1の実
施例に従ったミラー作動機構が概略的に示されている。
上記一眼レフカメラは半透過鏡からなる図示しない第1
ミラーが固着された第1ミラー保持枠10を備えており、
第1ミラー保持枠10はその上端から両側に延出した第1
の回転中心軸12が鏡箱(ミラーボックスとも言う)13の
両側壁により構成されている固定地板14に軸支されるこ
とにより固定地板14に対して揺動自在となっている。第
1ミラー保持枠10は図示しない第1ミラー復元ばねによ
り第1図における反時計回り方向に付勢されており、固
定地板14に固定されている第1ミラー角度調整ピン16に
当接することにより上記図示しない第1ミラー復元ばね
の付勢力に抗して第1図に示す如く略45度に傾斜した位
置に保持されている。上記一眼レフカメラの本体内に配
置された鏡箱13の前方(第1図における左方)には複数
の図示しない撮影レンズが位置しており、また鏡箱13の
後方(第1図における右方)にはシャッタ手段及びフィ
ルムが位置している。また鏡箱13の上方には例えばペン
タプリズムや反射鏡の如く光反射手段が配置されてい
る。第1ミラー保持枠10に保持された図示しない第1ミ
ラーは第1図に示された如き傾斜した位置において図示
しない撮影レンズからシャッタ手段及びフィルムに至る
光路を遮断しており、この時の第1ミラー保持枠10の位
置は被写体観察位置である。
図示しない第1ミラーは図示しない撮影レンズから入射
して来た光18の一部を上記シャッタ手段及びフィルムに
向かうよう透過させるとともに、上記一部以外の光は前
述の上方の光反射手段に向かい反射し光反射手段は図示
しないファインダに向かい上記一部以外の光を反射す
る。
鏡箱13内で第1ミラー保持枠10の後方には図示しない第
1ミラーを透過した光を鏡箱13の底壁に向かい反射させ
る為の全反射鏡である図示しない第2ミラーが固着され
た第2ミラー保持枠20が配置されており、上記底壁には
例えば露出計の為の受光手段や測距素子が設けられてい
る。第2ミラー保持枠20はその両側壁の上端部を第2ミ
ラー保持枠10の両側面から両側に同心的に延出した第2
の回転中心軸22により揺動自在に支持されており、上記
両側壁の上端部の一方は第1ミラー保持枠10の上面の上
方まで延出された後に第1ミラー保持枠10の上端に向か
い折曲げられたガイドピン支持延出部23を有している。
ガイドピン支持延出部23の延出端には外側方に向かい突
出したガイドピン24が固定されていて、ガイドピン24は
鏡箱13の対応する側壁に形成されている開口26中に突出
している。
第2ミラー保持枠20の上記一方の側壁のガイドピン支持
延出部23の折曲領域には略U字形状の駆動ばね28の一端
が取り付けられており、駆動ばね28の他端は第2の回転
中心軸22の近傍で第1ミラー保持枠10の一方の側壁に取
り付けられている。駆動ばね28は両端を相互に接近させ
るような弾性力を生じており、第1図に示す如く第2ミ
ラー保持枠20の下端部が第1ミラー保持枠10の裏面から
大きく離間している時には第2ミラー保持枠20を第2の
回転中心軸22の回りで反時計回り方向に回動するように
付勢している。第2の回転中心軸22を回転中心にした第
2ミラー保持枠20の反時計回り方向への回動は第2ミラ
ー保持枠20の後面が鏡箱13の一方の側壁により構成され
た固定地板14に固定されている第2のミラー角度調整ピ
ン30に当接することにより停止されている。ここにおい
て第2ミラー保持枠20は駆動ばね28の弾性力に抗して第
1図に示す如く第1ミラー保持枠10とは逆の方向に略45
度に傾斜した位置に保持されており、言い替えれば第2
ミラー保持枠20は第2の回転中心軸22を中心にした反時
計回り方向において第1ミラー保持枠10から略90度離間
した位置に保持されている。第2ミラー保持枠20中の図
示されない第2ミラーは第1図に示す如く被写体観察位
置に配置されている第1ミラー保持枠10中の図示されな
い第1ミラーを透過して来た前述の一部の光を鏡箱13の
底壁に設けられている例えば露出計の為の受光手段や測
距素子へに向かい反射する。
鏡箱13の一方の側壁の開口24中にはまた第1ミラー保持
枠10の一方の側壁から外側方に向かい突出したミラー保
持枠駆動ピン32もまた挿通されており、ミラー保持枠駆
動ピン32は鏡箱13の外部において図示しないミラー駆動
手段に連結されている。
開口24が形成されている鏡箱13の一方の側壁を構成して
いる固定地板14の外側面上には下端縁の右端部が上方に
凸の緩やかな湾曲面状のカム面34に構成されているカム
部材36が配置されている。カム部材36は左端部が鏡箱13
の一方の側壁上に固定されている回転中心軸38上に回転
自在に支持されており、カム部材36の右端部には上記一
方の側壁上に固定されている回動規制ピン40が挿通され
た回動規制穴42が形成されている。回動規制穴42は回動
規制ピン40よりも大きな直径を有しているので、カム部
材36は回転中心軸38の回りを回動規制穴42の周縁が回動
規制ピン40に接触する範囲内で回動自在であり、回動規
制ピン40はカム部材36の回動範囲を規制する規制部材を
構成している。カム部材36がこのような回動範囲におい
て回動している間カム面34は第2ミラー保持枠20のガイ
ドピン24の上方に位置しており、しかも開口26に対応し
た領域内に位置している。
回転中心軸38にはねじりコイルばね44が巻装されてお
り、ねじりコイルばね44は両端をカム部材36及び固定地
板14の外側面上の固定ピン46に係合させていて、カム部
材36を時計回り方向に付勢する弾性部材を構成してい
る。ねじりコイルばね44の中央の螺旋部分は第2図に示
す如く一巻き一巻きが軸方向において相互に離間して軸
方向における圧縮コイルばねも構成している。この圧縮
コイルばねは圧縮された状態でその上端と下端を回転中
心軸38の上端に固定されている止め板48とカム部材36と
に当接させており、これによってカム部材36の他端部と
鏡箱13の固定地板14との間には所定の摩擦力が発生され
る。とは言うものの、この摩擦力はねじりコイルばね44
の付勢力による時計回り方向へのカム部材36の回動を阻
止する程大きくない。
以上詳述した如く構成されたこの考案の第1の実施例に
係るミラー作動機構においては、一眼レフカメラの図示
しないシャッタレリーズボタンが押圧されると、第1ミ
ラー保持枠10のミラー保持枠駆動ピン32に連結されてい
る前述の図示しないミラー駆動手段が作動して第1ミラ
ー保持枠10を前述の図示しない第1ミラー復元ばねの付
勢力に抗して第1の回転中心軸12の回りを第1図の被写
体観察位置から上方に向かい時計回り方向に急速に回動
させる。
第2の回転中心軸22により第1ミラー保持枠10に連結さ
れている第2ミラー保持枠20は第1ミラー保持枠10の上
述した時計回り方向への回動の初期の段階においてガイ
ドピン24をカム部材36のカム表面34に当接させられる。
ここにおいて略U字形状の駆動ばね28の付勢力が第2ミ
ラー保持枠20を反時計回り方向に回転させようとする力
よりもねじりコイルばね44の付勢力がカム部材36を時計
回り方向に回動させようとする力とねじりコイルばね44
の中央の圧縮コイルばね部がカム部材36と固定地板14と
の間に発生させる摩擦力との合計の方が遥かに大である
ので、カム部材36はねじりコイルばね44の付勢力に抗し
て反時計回り方向に回転しない。これにより第2ミラー
保持枠20は第1ミラー保持枠10が時計回り方向への上述
した回動を続ける間にガイドピン24をカム表面34上で摺
動させられることにより略U字形状の駆動ばね28の付勢
力に抗して第2の回転中心軸22の回りを時計回り方向に
回動し始め、第1ミラー保持枠10の裏面に向かう。
第2ミラー保持枠20が第1ミラー保持枠10の裏面に向か
って第2の回転中心軸22の回りを回動して行くと、第2
ミラー保持枠20における駆動ばね28の取付け位置が第1
ミラー保持枠10における駆動ばね28の取付け位置に対し
て所定の位置関係に成った後に駆動ばね28はその付勢力
を第2ミラー保持枠20が第1ミラー保持枠10の裏面に向
かう方向に作用させるようになる。そして駆動ばね28の
発生する付勢力が第2ミラー保持枠20に対する作用を上
述した如く変化させる時点を思案点と言う。
即ち、ガイドピン42がカム面34に慴接させられることに
より第2の回転中心軸22の回りで駆動ばね28の付勢力に
抗し強制的に時計回り方向に回動させられていた第2ミ
ラー保持枠20は、第2の回転中心軸22の回りで所定の思
案点を過ぎると駆動ばね28の付勢力により急速に時計回
り方向に回動し急速に第1ミラー保持枠10の裏面に接近
する。第2ミラー保持枠20のこのような急速な回動は、
第3図に示す如く、カム部材36のカム面34からの離間を
生じさせる。
第2ミラー保持枠20がこのような急速な回動を行なった
時には、第1ミラー保持枠10はまだその最大上昇位置に
到達しておらず前述の図示しないミラー駆動手段による
時計回り方向への回動を続けている。第1ミラー保持枠
10の裏面に既に接近している第2ミラー保持枠20のガイ
ドピン24は、第1ミラー保持枠10の下端部が鏡箱13の上
壁に設けられている第1ミラー上昇ストッパ50に到達す
る直前にカム部材36のカム面34に再度衝突する。この衝
突により生じた衝撃力はねじりコイルばね44がカム部材
36に与えている回動力と摩擦力とによって緩衝されるの
で第1ミラー保持枠10は上記衝突により大きなバウンド
を生じないし、第2ミラー保持枠30もまた大きなバウン
ドを生じない。また上記衝突により生じた極小さなバウ
ンドは上記回動力と摩擦力とにより直ちに解消される。
この後の第1ミラー保持枠10は上記回動力と摩擦力とに
抗しながら前述の図示しないミラー駆動手段により第1
ミラー上昇ストッパ50に当接するまでさらに上昇され
る。相当に減速された状態で第1ミラー上昇ストッパ50
に衝突した第1ミラー保持枠10が発生させる極小さなバ
ウンドや、この極小さなバウンドや第1ミラー保持枠10
が第1ミラー上昇ストッパ50に衝突することで生じた極
小さな衝撃力により第2ミラー保持枠20がバウンドする
傾向はカム部材36に与えている回動力と摩擦力とによっ
て直ちに解消される。従って、本願考案の上述した第1
の実施例に従ったミラー作動機構においてはレリーズタ
イムラグを極小さくすることが出来る。
第4図に示す如く第1ミラー上昇ストッパ50に当接した
第1ミラー保持枠10は、前述の図示しない撮影レンズか
らシャッタ手段及びフィルムに至る光路から完全に離脱
しており、この時の第1ミラー保持枠10の位置を上昇離
脱位置と言う。第1ミラー保持枠10が上昇離脱位置に配
置された時、第2ミラー保持枠20はカム部材36からガイ
ドピン24を介して与えられるねじりコイルばね44からの
付勢力や第1ミラー保持枠10と第2ミラー保持枠20との
間に掛け渡された駆動ばね28の付勢力により第1ミラー
保持枠10の裏面に確実に重複し、上昇離脱位置に配置さ
れた第1ミラー保持枠10中の図示されていない第1ミラ
ーへと図示しないファインダから鏡箱13の上方の図示し
ない光反射手段を介して入射して来た光が前述の光路中
に侵入するのを確実に防止する。
第5図には、一眼レフカメラの為のこの考案の第2の実
施例に従ったミラー作動機構が概略的に示されている。
この第2の実施例において前述の第1の実施例と同一部
分には同一の参照符号を記載し、詳細な説明は省略す
る。
第2の実施例においては、前述の第1の実施例において
カム部材36のカム面34が有していた機能が鏡箱13の一方
の側壁である固定地板14の開口26の周縁の一部34aと変
形されたカム部材36′のカム面34bとによって果たされ
るようになっている。即ち、固定地板14の開口26の周縁
の一部34aは、第1ミラー保持枠10が被写体観察位置か
ら上昇離脱位置へと上昇を開始した初期に第2ミラー保
持枠20のガイドピン24が当接されガイドピン24を摺動さ
せることにより第2ミラー保持枠20を略U字形状の駆動
ばね28の付勢力に抗して前述の思案点まで前述の重複位
置に向かう方向に駆動させるカム面として構成されてい
る。またカム部材36′のカム面34bは、第1ミラー保持
枠10の上記上昇動作の終了間近において既に前述の思案
点を過ぎることにより駆動ばね28の付勢力により第1ミ
ラー保持枠10の後面上に重複している第2ミラー保持枠
20のガイドピン24に当接する。カム部材36′は第1の実
施例のカム部材36と同様に、ねじりコイルばね44の付勢
力及びカム部材36′と固定地板14との間の摩擦力を利用
して上昇離脱位置への第1ミラー保持枠10の到着時にお
ける第1ミラー保持枠10のバウンドと第2ミラー保持枠
20のバウンドとを効果的に緩衝し抑制する。
第6図には、前述の第1及び第2の実施例においてカム
部材36または36′に回転摩擦力を発生させていた摩擦力
発生機構の変形例が概略的に示されている。
この変形例においては、カム部材36または36′と固定地
板14との間で回転中心軸38に皿ばね52が被着されてい
る。皿ばね52はカム部材36または36′を回転中心軸38の
突出端に固定されている固定板48に向かい押圧しカム部
材36または36′と固定板48との間に回転摩擦力を発生さ
せている。なおこの変形例においては、ねじりコイルば
ね44の中央部の螺旋部分は一巻き一巻きを軸方向に相互
に離間させて圧縮コイルばねに構成する必要はない。
本願の考案者の実験によれば、2つの可動ミラーを有す
るミラー作動機構においてレリーズタイムラグに大きな
影響を及ぼすのは第2ミラー保持枠のバウンド量及びバ
ウンド時間である。本願考案の一眼レフカメラのミラー
作動機構では、前述の第1及び第2の実施例において詳
細に示した如く、第1ミラー保持枠10が上昇離脱位置に
到達した時にはカム部材36または36′の為のねじりコイ
ルばね44の付勢力とカム部材36または36′が発生させる
回転摩擦力とが第2ミラー保持枠20のバウンドを効果的
に緩衝し抑制するのでレリーズタイムラグを小さくする
ことが出来る。
(効果) 以上詳述した如く、この考案に従った一眼レフカメラの
ミラー作動機構は、レンズから入射した光を反射光と透
過光に分割する半透過鏡からなる第1ミラーを備えた第
1ミラー保持枠と、該第1ミラーからの透過光を反射す
る第2ミラーを備えた第2ミラー保持枠と、を有する一
眼レフカメラのミラー作動機構において、該第1ミラー
保持枠上昇終期に該第2ミラー保持枠に当接するカム面
を持ち、かつ当接後回動退避可能なカム部材と、該カム
部材の下方への作動を規制する規制部材と、該カム部材
を該規制部材に押圧する方向に付勢し、少なくともカム
部材の退避に摩擦力を与える為に固定部材との間にかけ
られた単数又は複数の弾性部材と、から成る第2ミラー
保持枠の上昇終期ストッパを備えたことを特徴としてい
るので、上述した従来例の如き精密な加工や精密な配置
を必要とせず、しかも構成が簡易であって上昇離脱位置
における可動ミラー、特に第2ミラー、のバウンドを確
実に防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、一眼レフカメラの為のこの考案の第1の実施
例に従ったミラー作動機構において第1ミラー保持枠が
被写体観察位置に配置されている状態を概略的に示す側
面図; 第2図は、第1図の第1の実施例における弾性部材によ
るカム部材の回転摩擦発生機構を概略的に示す縦断面
図; 第3図及び第4図は、第1図の第1の実施例における第
1ミラー保持枠が第1図に示された被写体観察位置から
上昇離脱位置へと上昇する過程を夫々概略的に示す側面
図; 第5図は、一眼レフカメラの為のこの考案の第2の実施
例に従ったミラー作動機構において第1ミラー保持枠が
被写体観察位置に配置された状態と上昇離脱位置に配置
された状態とを概略的に示す側面図;そして 第6図は、第1及び第2の実施例においてカム部材に回
転摩擦力を発生させていた摩擦力発生機構の変形例を概
略的に示す縦断面図である。 10……第1ミラー保持枠、12……第1の回転中心軸、13
……鏡箱、20……第2ミラー保持枠、24……ガイドピ
ン、28……駆動ばね、32……ミラー保持枠駆動ピン、3
4,34a,34b……カム面、36……カム部材、40……回動規
制ピン(規制部材)、44……ねじりコイルばね(弾性部
材)、46……固定ピン、52……皿ばね(弾性部材)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】レンズから入射した光を反射光と透過光に
    分割する半透過鏡からなる第1ミラーを備えた第1ミラ
    ー保持枠と、該第1ミラーからの透過光を反射する第2
    ミラーを備えた第2ミラー保持枠と、を有する一眼レフ
    カメラのミラー作動機構において、 該第1ミラー保持枠上昇終期に該第2ミラー保持枠に当
    接するカム面を持ち、かつ当接後回動退避可能なカム部
    材と、 該カム部材の下方への作動を規制する規制部材と、 該カム部材を該規制部材に押圧する方向に付勢し、少な
    くともカム部材の退避に摩擦力を与える為に固定部材と
    の間にかけられた単数又は複数の弾性部材と、 から成る第2ミラー保持枠の上昇終期ストッパを備えた
    ことを特徴とする一眼レフカメラのミラー作動機構。
JP1988135380U 1988-10-17 1988-10-17 一眼レフカメラのミラー作動機構 Expired - Lifetime JPH0645947Y2 (ja)

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JPS602582U (ja) * 1983-06-20 1985-01-10 中島 健吉 パチンコ機の打球入賞装置
JPS6278536A (ja) * 1986-08-29 1987-04-10 Ricoh Co Ltd 1眼レフレツクスカメラにおけるミラ−作動装置

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