JPH0646945A - 置き敷きカーペット - Google Patents
置き敷きカーペットInfo
- Publication number
- JPH0646945A JPH0646945A JP5083592A JP5083592A JPH0646945A JP H0646945 A JPH0646945 A JP H0646945A JP 5083592 A JP5083592 A JP 5083592A JP 5083592 A JP5083592 A JP 5083592A JP H0646945 A JPH0646945 A JP H0646945A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carpet
- pile yarn
- cement
- layer
- laid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Automatic Embroidering For Embroidered Or Tufted Products (AREA)
- Passenger Equipment (AREA)
- Carpets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 カーペット上に重ねて敷いて使用しても、位
置ずれし難く、しかも、カットパイル糸の毛抜けを防止
し、カーペットに水が透過するのを防止し、カーペット
に重量感、弾力性を与えた置き敷きカーペットを提供す
る。 【構成】 一次基布(a) の一方の側より植設されたカッ
トパイル糸(b) と、該一次基布(a) のカットパイル糸
(b) の反対側に、ガラス転移点(Tg)が5℃以下の樹脂エ
マルジョン(c1 ) と水硬性セメント(c2 ) とからなるセ
メント含有樹脂組成物とから形成された裏面用カーペッ
ト部層(A) と、該裏面用カーペット部層(A)のセメント
含有樹脂組成物側に表装材層(B) とを積層した積層体か
らなることを特徴とする置き敷きカーペット。
置ずれし難く、しかも、カットパイル糸の毛抜けを防止
し、カーペットに水が透過するのを防止し、カーペット
に重量感、弾力性を与えた置き敷きカーペットを提供す
る。 【構成】 一次基布(a) の一方の側より植設されたカッ
トパイル糸(b) と、該一次基布(a) のカットパイル糸
(b) の反対側に、ガラス転移点(Tg)が5℃以下の樹脂エ
マルジョン(c1 ) と水硬性セメント(c2 ) とからなるセ
メント含有樹脂組成物とから形成された裏面用カーペッ
ト部層(A) と、該裏面用カーペット部層(A)のセメント
含有樹脂組成物側に表装材層(B) とを積層した積層体か
らなることを特徴とする置き敷きカーペット。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カーペット上に重ねて
敷いても位置ずれし難い置き敷きカーペットに関し、特
に自動車などの車両内装材のカーペット上に重ねて敷い
て使用しても、位置ずれし難く、しかも、タフテッド糸
の毛抜けを防止し、カーペットに水が透過するのを防止
した重量感と弾力性を備え持つ置き敷き用のカーペット
に関するものである。
敷いても位置ずれし難い置き敷きカーペットに関し、特
に自動車などの車両内装材のカーペット上に重ねて敷い
て使用しても、位置ずれし難く、しかも、タフテッド糸
の毛抜けを防止し、カーペットに水が透過するのを防止
した重量感と弾力性を備え持つ置き敷き用のカーペット
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の床面などには、防音、断
熱、居住性などを改良するために、例えばニードルパン
チした不織布に、軟化点が100〜130℃の熱可塑性
樹脂の水性エマルジョンを塗布又は含浸させて乾燥した
成形性繊維マットや、ポリエチレンテレフタレート等の
高融点の繊維と、100〜130℃の融点を有する熱可
塑性樹脂繊維バインダーとの混合繊維よりなる不織布マ
ットなどを加熱し、自動車のフロア形状に合わせた金型
でプレス成形した内装用フロワーカーペットが敷設され
ている。このフロワーカーペットの汚れ防止や掃除を容
易にするために、ポリ塩化ビニル樹脂やゴムの材料で型
成形され、かつ裏面に凸状の絞模様を有するフット用カ
ーマットを載置している。一方、住宅や事務所、ホテル
などでは車両などと同様に床上にカーペットが敷設され
ているが、これら床の全表面に豪華な段通やシャギーカ
ーペットを敷設することはコストの上昇を招くので、床
全面に安価なカーペットを敷設し、その上に豪華なタフ
テットカーペット、シャギーカーペットや段通を部分的
に敷設するということが行なわれたり、或いは床全表面
が高級なカーペットや段通で敷設されているときは、勝
手口の上り口や勉強机の下の激しく踏み付けられる場所
などでは部分的に汚れ易かったり、傷みやすいので、特
にその様な部分においてはよりサイズの小さな、かつ、
安価な置き換え可能なカーペットがその上に敷設され
る。
熱、居住性などを改良するために、例えばニードルパン
チした不織布に、軟化点が100〜130℃の熱可塑性
樹脂の水性エマルジョンを塗布又は含浸させて乾燥した
成形性繊維マットや、ポリエチレンテレフタレート等の
高融点の繊維と、100〜130℃の融点を有する熱可
塑性樹脂繊維バインダーとの混合繊維よりなる不織布マ
ットなどを加熱し、自動車のフロア形状に合わせた金型
でプレス成形した内装用フロワーカーペットが敷設され
ている。このフロワーカーペットの汚れ防止や掃除を容
易にするために、ポリ塩化ビニル樹脂やゴムの材料で型
成形され、かつ裏面に凸状の絞模様を有するフット用カ
ーマットを載置している。一方、住宅や事務所、ホテル
などでは車両などと同様に床上にカーペットが敷設され
ているが、これら床の全表面に豪華な段通やシャギーカ
ーペットを敷設することはコストの上昇を招くので、床
全面に安価なカーペットを敷設し、その上に豪華なタフ
テットカーペット、シャギーカーペットや段通を部分的
に敷設するということが行なわれたり、或いは床全表面
が高級なカーペットや段通で敷設されているときは、勝
手口の上り口や勉強机の下の激しく踏み付けられる場所
などでは部分的に汚れ易かったり、傷みやすいので、特
にその様な部分においてはよりサイズの小さな、かつ、
安価な置き換え可能なカーペットがその上に敷設され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなカ
ーペット上に重ねて敷いて部分的に置き敷きされる置き
敷きカーペットは、下側に敷設されたカーペットの毛足
が長いほど、また、該置き敷きカーペットの踏み付けら
れる頻度が激しければ激しいほど上側に敷設された置き
敷きカーペットの位置がずれ易くなり、しばしば、その
ずれを直すために置き敷きカーペットの位置を元の正し
い位置にまでずらす作業を行なわなければならなかっ
た。このずれは自動車のフット用カーマットにおいても
同様で、自動車を運転している際に、従来のカーマット
はその裏面に凹凸部が形成されているものの、前記裏面
の凸部では必ずしも十分にカーマットのずれ防止機能を
果たすことができず、ずれを生じてしまうこともある。
このためフット用カーマットの裏面に固定金具を付けて
このマットを取り付けることも行なわれるが、掃除のと
きに分解して取り外す作業をするのが面倒である。この
ようにフット用カーマットがずれた状態においては、不
快感を与えたり、運転に支障をもたらす虞があり、ま
た、靴などにより持ち込まれた泥などが自動車のフロア
ーカーペット上に散乱するとの欠点がある。
ーペット上に重ねて敷いて部分的に置き敷きされる置き
敷きカーペットは、下側に敷設されたカーペットの毛足
が長いほど、また、該置き敷きカーペットの踏み付けら
れる頻度が激しければ激しいほど上側に敷設された置き
敷きカーペットの位置がずれ易くなり、しばしば、その
ずれを直すために置き敷きカーペットの位置を元の正し
い位置にまでずらす作業を行なわなければならなかっ
た。このずれは自動車のフット用カーマットにおいても
同様で、自動車を運転している際に、従来のカーマット
はその裏面に凹凸部が形成されているものの、前記裏面
の凸部では必ずしも十分にカーマットのずれ防止機能を
果たすことができず、ずれを生じてしまうこともある。
このためフット用カーマットの裏面に固定金具を付けて
このマットを取り付けることも行なわれるが、掃除のと
きに分解して取り外す作業をするのが面倒である。この
ようにフット用カーマットがずれた状態においては、不
快感を与えたり、運転に支障をもたらす虞があり、ま
た、靴などにより持ち込まれた泥などが自動車のフロア
ーカーペット上に散乱するとの欠点がある。
【0004】
[発明の概要]本発明者らは、上記問題点に鑑みて鋭意
研究を重ねた結果、カーペットの位置ずれを防止するた
めには、裏面用カーペット部層(A) の積層体マット(a)
に植えられるパイル糸(b) を、下側に敷設されたカーペ
ットのパイル繊維の層の内部にまで曲がらずに突き刺し
て、カーペットを位置ずれさせる力が働いた際にも突き
刺されたパイル糸(b) が簡単に折れ曲がらないように、
適度な剛性を有する樹脂材料で構成され、適当な間隔や
密度で積層体マット(a) に植設されていることが重要で
あるとの知見に基づき本発明を完成するに至ったもので
ある。すなわち、本発明の置き敷きカーペットは、一次
基布(a) の一方の側より下記の条件下にて植設されたカ
ットパイル糸(b) と、該一次基布(a) のカットパイル糸
(b) の反対側に、ガラス転移点(Tg)が5℃以下の樹脂エ
マルジョン(c1 ) と水硬性セメント(c2 ) とからなるセ
メント含有樹脂組成物を塗布し、乾燥して得られたセメ
ント含有樹脂組成物(c) 層とから形成された裏面用カー
ペット部層(A)と、該裏面用カーペット部層(A) のセメ
ント含有樹脂組成物側に表装材層(B) とを積層した積層
体からなることを特徴とするものである。 パイル糸の植付け密度: 16〜400株/平方インチ パイル糸の植付ピッチ ステッチ方向 : 4〜20株/インチ ゲージ方向 : 4〜20株/インチ パイル糸の高さ : 2〜20mm パイル糸の太さ :800〜6,000デニール
研究を重ねた結果、カーペットの位置ずれを防止するた
めには、裏面用カーペット部層(A) の積層体マット(a)
に植えられるパイル糸(b) を、下側に敷設されたカーペ
ットのパイル繊維の層の内部にまで曲がらずに突き刺し
て、カーペットを位置ずれさせる力が働いた際にも突き
刺されたパイル糸(b) が簡単に折れ曲がらないように、
適度な剛性を有する樹脂材料で構成され、適当な間隔や
密度で積層体マット(a) に植設されていることが重要で
あるとの知見に基づき本発明を完成するに至ったもので
ある。すなわち、本発明の置き敷きカーペットは、一次
基布(a) の一方の側より下記の条件下にて植設されたカ
ットパイル糸(b) と、該一次基布(a) のカットパイル糸
(b) の反対側に、ガラス転移点(Tg)が5℃以下の樹脂エ
マルジョン(c1 ) と水硬性セメント(c2 ) とからなるセ
メント含有樹脂組成物を塗布し、乾燥して得られたセメ
ント含有樹脂組成物(c) 層とから形成された裏面用カー
ペット部層(A)と、該裏面用カーペット部層(A) のセメ
ント含有樹脂組成物側に表装材層(B) とを積層した積層
体からなることを特徴とするものである。 パイル糸の植付け密度: 16〜400株/平方インチ パイル糸の植付ピッチ ステッチ方向 : 4〜20株/インチ ゲージ方向 : 4〜20株/インチ パイル糸の高さ : 2〜20mm パイル糸の太さ :800〜6,000デニール
【0005】[発明の具体的説明] [I] 置き敷きカーペット (1) 構 造 この置き敷きカーペットは、一次基布(a) に、一方の側
からカットパイル糸(b) を植設し、次いで、該カットパ
イル糸(b) の基端部側に、ガラス転移点(Tg)が5℃以下
の樹脂エマルジョン成分(c1 ) と水硬性セメント成分(c
2 ) とからなるセメント含有樹脂組成物(c) を塗布・乾
燥させてカットパイル糸を固着させて裏面用カーペット
部層(A) を形成した後、該裏面用カーペット部層(A) の
セメント含有樹脂組成物(c) 側に表装材層(B) を積層さ
せることにより製造される。必要に応じ、カットパイル
糸(b) の先端部を後記する加熱処理を施して膨出部を形
成させると、より置き敷きカーペットのずれ防止力を向
上させることができる。
からカットパイル糸(b) を植設し、次いで、該カットパ
イル糸(b) の基端部側に、ガラス転移点(Tg)が5℃以下
の樹脂エマルジョン成分(c1 ) と水硬性セメント成分(c
2 ) とからなるセメント含有樹脂組成物(c) を塗布・乾
燥させてカットパイル糸を固着させて裏面用カーペット
部層(A) を形成した後、該裏面用カーペット部層(A) の
セメント含有樹脂組成物(c) 側に表装材層(B) を積層さ
せることにより製造される。必要に応じ、カットパイル
糸(b) の先端部を後記する加熱処理を施して膨出部を形
成させると、より置き敷きカーペットのずれ防止力を向
上させることができる。
【0006】 (2) 裏面用タフテッドカーペット部(A) 層 (a) 一次基布 本発明の置き敷きカーペット1において用いられる一次
基布(a) としては、ジュート、麻などの天然繊維、合成
繊維などの織布又は不織布(a1 ) を使用することもでき
るが、強度、コスト、耐熱性などの点から、特にポリプ
ロピレン製のフラットヤーンを格子状に織成したものが
好ましい。フラットヤーンの幅は3〜15mm、好まし
くは5〜7mmで、厚さが18〜100μm、好ましく
は20〜30μmであるのが一般的である。
基布(a) としては、ジュート、麻などの天然繊維、合成
繊維などの織布又は不織布(a1 ) を使用することもでき
るが、強度、コスト、耐熱性などの点から、特にポリプ
ロピレン製のフラットヤーンを格子状に織成したものが
好ましい。フラットヤーンの幅は3〜15mm、好まし
くは5〜7mmで、厚さが18〜100μm、好ましく
は20〜30μmであるのが一般的である。
【0007】更に、これら織布又は不織布(a1 ) に熱可
塑性樹脂繊維バインダー製不織布(a2 ) を積層し、ニー
ドリングした一次基布(a) であっても良い。かかる熱可
塑性樹脂繊維バインダー製不織布(a2 ) としては、熱可
塑性樹脂繊維からなる不織布で、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、線状ポリエステル、ポリアミド、これらの複
合繊維などの融点ないし軟化点温度が80〜260℃、
好ましくは90〜145℃で、目的に応じて太くても細
くても良いが、通常2デニール以上で、繊維長さは絡み
の面から5mm以上が好ましく、この樹脂繊維バインダ
ー製不織布はニードルパンチ法などにより絡み合わせて
得られる、また、カードなどによる得られる繊維ウエブ
状態のものや、バインダー固着されたものでも良い。ま
た、この繊維バインダー製不織布(a2 ) は、ポリプロピ
レン、ポリエステル、ポリアミドなどの樹脂のペレット
を押出機を用いて溶融し、細い孔を多数有するダイより
ところてん状に押し出し、これを風に乗せて個々の繊維
が収束しないように引き出し、ダイの下方にあるスクリ
ーン上に沈積させ、これを巻取機で巻き取って製造した
ものであっても良い、一般に目付量が15〜600g/
m2 、好ましくは30〜150g/m2 のものが使用さ
れる。かかる繊維バインダー製不織布(a2 ) は、水が通
過できる間隙を多数有するもので、ダイアボンド工業
(株)より「メルトロンW」の商品名で、それぞれポリ
アミド系のものがPAY−200、PAS−200、ポ
リエステル系のものがES−500、エチレン・酢酸ビ
ニル共重合体系のものがY−7のグレード名で、また、
三井石油化学工業(株)からはポリプロピレン系のもの
がシンテックスPK−103、PK−106、PK−4
04、PK−408などの商品名でポリエステル系のも
のが「アドメル」の商品名で、更に、呉羽センイ(株)
からは不織布が「DYNAC」の商品名で、LNS−2
000、B−1000、B−2000、B−3000な
どのグレード名を付して市販されている。このような繊
維バインダー製不織布(a2 ) の使用は、樹脂エマルジョ
ン(c1 )と水硬性セメント(c2 ) とからなるセメント含
有樹脂組成物を含浸し、パイル糸(b) の固着をより強く
することができる。
塑性樹脂繊維バインダー製不織布(a2 ) を積層し、ニー
ドリングした一次基布(a) であっても良い。かかる熱可
塑性樹脂繊維バインダー製不織布(a2 ) としては、熱可
塑性樹脂繊維からなる不織布で、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、線状ポリエステル、ポリアミド、これらの複
合繊維などの融点ないし軟化点温度が80〜260℃、
好ましくは90〜145℃で、目的に応じて太くても細
くても良いが、通常2デニール以上で、繊維長さは絡み
の面から5mm以上が好ましく、この樹脂繊維バインダ
ー製不織布はニードルパンチ法などにより絡み合わせて
得られる、また、カードなどによる得られる繊維ウエブ
状態のものや、バインダー固着されたものでも良い。ま
た、この繊維バインダー製不織布(a2 ) は、ポリプロピ
レン、ポリエステル、ポリアミドなどの樹脂のペレット
を押出機を用いて溶融し、細い孔を多数有するダイより
ところてん状に押し出し、これを風に乗せて個々の繊維
が収束しないように引き出し、ダイの下方にあるスクリ
ーン上に沈積させ、これを巻取機で巻き取って製造した
ものであっても良い、一般に目付量が15〜600g/
m2 、好ましくは30〜150g/m2 のものが使用さ
れる。かかる繊維バインダー製不織布(a2 ) は、水が通
過できる間隙を多数有するもので、ダイアボンド工業
(株)より「メルトロンW」の商品名で、それぞれポリ
アミド系のものがPAY−200、PAS−200、ポ
リエステル系のものがES−500、エチレン・酢酸ビ
ニル共重合体系のものがY−7のグレード名で、また、
三井石油化学工業(株)からはポリプロピレン系のもの
がシンテックスPK−103、PK−106、PK−4
04、PK−408などの商品名でポリエステル系のも
のが「アドメル」の商品名で、更に、呉羽センイ(株)
からは不織布が「DYNAC」の商品名で、LNS−2
000、B−1000、B−2000、B−3000な
どのグレード名を付して市販されている。このような繊
維バインダー製不織布(a2 ) の使用は、樹脂エマルジョ
ン(c1 )と水硬性セメント(c2 ) とからなるセメント含
有樹脂組成物を含浸し、パイル糸(b) の固着をより強く
することができる。
【0008】前記織布又は不織布(a1 ) に熱可塑性樹脂
繊維バインダー製不織布(a2 ) を積層し、ニードリング
した一次基布(a) の場合における、織布又は不織布
(a1 ) と熱可塑性樹脂繊維バインダー製不織布(a2 ) と
の積層は、単に両者を重ね合わせ、ニードリングするこ
とによって行なうことができる。一般には後記ニードリ
ングによる針の突き通しが繊維バインダー製不織布
(a2 ) 層側から行なわれるために下層に織布又は不織布
(a1 ) が、また、上層に熱可塑性樹脂繊維バインダー製
不織布(a2 ) が配置される。ニードリングは繊維バイン
ダー製不織布(a2 ) 層と織布又は不織布(a1 ) とを、好
ましくは垂直に貫通して行なうことが必要であり、これ
によって不織布のバインダー製繊維が織布又は不織布(a
1 ) の全体に渡って絡み合わされて容易に抜けない程度
になるまで行なわれる。ニードリングは前記積層体のど
ちらの面の側から行なっても良いが、繊維バインダー製
不織布(a2 ) 層の側からニードリングする場合には、繊
維バインダー製不織布(a2 ) 層のバインダー繊維はニー
ドリングによって一次基布(a1 ) の裏側にまで挿通さ
れ、そこで既に挿通されたバインダー繊維と絡み合っ
て、不織布(a2 ) 層のバインダー繊維が織布又は不織布
(a1 ) と一体となり、一次基布(a) とすることができ
る。ニードリングは針を1平方インチ当たり80〜30
0本の割合で垂直方向で反対側にまで突き通すことによ
って行なわれる。該繊維バインダー製不織布(a2 ) 層の
バインダー繊維は、上記ニードリングによって織布又は
不織布(a1 ) の裏側に積層された全バインダー製不織布
(a2 ) 層のバインダー繊維の3〜50%、好ましくは1
0〜35%が、織布又は不織布(a1 ) の表面側にまで挿
通される。上記積層及びニードリングによってバインダ
ー製不織布(a2 ) のバインダー繊維が織布又は不織布(a
1 ) に絡み合わされて一体となった一次基布(a) が形成
される。
繊維バインダー製不織布(a2 ) を積層し、ニードリング
した一次基布(a) の場合における、織布又は不織布
(a1 ) と熱可塑性樹脂繊維バインダー製不織布(a2 ) と
の積層は、単に両者を重ね合わせ、ニードリングするこ
とによって行なうことができる。一般には後記ニードリ
ングによる針の突き通しが繊維バインダー製不織布
(a2 ) 層側から行なわれるために下層に織布又は不織布
(a1 ) が、また、上層に熱可塑性樹脂繊維バインダー製
不織布(a2 ) が配置される。ニードリングは繊維バイン
ダー製不織布(a2 ) 層と織布又は不織布(a1 ) とを、好
ましくは垂直に貫通して行なうことが必要であり、これ
によって不織布のバインダー製繊維が織布又は不織布(a
1 ) の全体に渡って絡み合わされて容易に抜けない程度
になるまで行なわれる。ニードリングは前記積層体のど
ちらの面の側から行なっても良いが、繊維バインダー製
不織布(a2 ) 層の側からニードリングする場合には、繊
維バインダー製不織布(a2 ) 層のバインダー繊維はニー
ドリングによって一次基布(a1 ) の裏側にまで挿通さ
れ、そこで既に挿通されたバインダー繊維と絡み合っ
て、不織布(a2 ) 層のバインダー繊維が織布又は不織布
(a1 ) と一体となり、一次基布(a) とすることができ
る。ニードリングは針を1平方インチ当たり80〜30
0本の割合で垂直方向で反対側にまで突き通すことによ
って行なわれる。該繊維バインダー製不織布(a2 ) 層の
バインダー繊維は、上記ニードリングによって織布又は
不織布(a1 ) の裏側に積層された全バインダー製不織布
(a2 ) 層のバインダー繊維の3〜50%、好ましくは1
0〜35%が、織布又は不織布(a1 ) の表面側にまで挿
通される。上記積層及びニードリングによってバインダ
ー製不織布(a2 ) のバインダー繊維が織布又は不織布(a
1 ) に絡み合わされて一体となった一次基布(a) が形成
される。
【0009】(b) パイル糸 前記一次基布(a) に植設されるパイル糸(b) としては、
パイル糸(b) の先端部分が下側に敷設されたカーペット
のパイル繊維層の内部にまで突き刺してパイル糸(b) が
パイル繊維層の内部にまで達する必要があるし、しか
も、カーペットを位置ずれさせる力が働いた際にも突き
刺されたパイル糸(b) が簡単に折れ曲がらないように、
適度な剛性を有する繊維で構成され、適当な間隔や密度
で一次基布(a) に植設されていることが重要である。従
って、一次基布(a) の裏面側に植設されるパイル糸(b)
は、下記の性質を備えている必要がある。 パイル糸の高さ(h): 2〜20m
m、好ましくは 2.5〜8mm パイル糸の総繊度 : 800〜6,00
0デニール、好ましくは 800〜2,000デニー
ル 上記パイル糸の高さ(h)とは、図1に示すように一次
基布より突出するパイル糸(b) の部分であり、下側に敷
設されたカーペットのパイル繊維の層の内部にまで突き
刺すことのできるパイル糸(b) の長さのことである。
パイル糸(b) の先端部分が下側に敷設されたカーペット
のパイル繊維層の内部にまで突き刺してパイル糸(b) が
パイル繊維層の内部にまで達する必要があるし、しか
も、カーペットを位置ずれさせる力が働いた際にも突き
刺されたパイル糸(b) が簡単に折れ曲がらないように、
適度な剛性を有する繊維で構成され、適当な間隔や密度
で一次基布(a) に植設されていることが重要である。従
って、一次基布(a) の裏面側に植設されるパイル糸(b)
は、下記の性質を備えている必要がある。 パイル糸の高さ(h): 2〜20m
m、好ましくは 2.5〜8mm パイル糸の総繊度 : 800〜6,00
0デニール、好ましくは 800〜2,000デニー
ル 上記パイル糸の高さ(h)とは、図1に示すように一次
基布より突出するパイル糸(b) の部分であり、下側に敷
設されたカーペットのパイル繊維の層の内部にまで突き
刺すことのできるパイル糸(b) の長さのことである。
【0010】該カットパイル糸(b) の形状は、細長い棒
状(モノフィラメント)或いは細長い板状(フラットヤ
ーン)のもので、一次基布に植設することができるもの
である。このようなカットパイル糸(b) としてはモノフ
ィラメント、フラットヤーン、及びそれらの集束物など
を挙げることができる。また、上記カットパイル糸は下
記の形状のフラットヤーンであることが望ましい。 高さ : 4〜10mm 好ましくは3〜8mm 幅 : 1〜12mm、 好ましくは3〜8mm 厚さ : 30〜120μm 好ましくは38〜90μm パイル糸の素材の曲げ弾性率:7,500〜110,0
00kg/cm2 好ましくは11,000〜40,000kg/cm2 かかるカットパイル糸(b) の素材としては、ポリプロピ
レン、高密度ポリエチレン、線状ポリエステル、ポリ塩
化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、線状ナイロンなどを使
用することができるが、特にポリプロピレン、高密度ポ
リエチレンが焼却時の無公害性の面から好ましい。更に
は、一次基布と同種の素材を使用するのが好ましい。
状(モノフィラメント)或いは細長い板状(フラットヤ
ーン)のもので、一次基布に植設することができるもの
である。このようなカットパイル糸(b) としてはモノフ
ィラメント、フラットヤーン、及びそれらの集束物など
を挙げることができる。また、上記カットパイル糸は下
記の形状のフラットヤーンであることが望ましい。 高さ : 4〜10mm 好ましくは3〜8mm 幅 : 1〜12mm、 好ましくは3〜8mm 厚さ : 30〜120μm 好ましくは38〜90μm パイル糸の素材の曲げ弾性率:7,500〜110,0
00kg/cm2 好ましくは11,000〜40,000kg/cm2 かかるカットパイル糸(b) の素材としては、ポリプロピ
レン、高密度ポリエチレン、線状ポリエステル、ポリ塩
化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、線状ナイロンなどを使
用することができるが、特にポリプロピレン、高密度ポ
リエチレンが焼却時の無公害性の面から好ましい。更に
は、一次基布と同種の素材を使用するのが好ましい。
【0011】(c) セメント含有樹脂組成物 本発明において前記一次基布(a) に打ち込まれたパイル
糸(b) を固着するためにバッキングされる用いられるセ
メント含有樹脂組成物(c) としては、そのガラス転移点
(Tg)が+5℃以下、好ましくは−40〜0℃の樹脂エマ
ルジョン成分(c1 ) と水硬性セメント成分(c2 ) との混
合成分から構成されている。
糸(b) を固着するためにバッキングされる用いられるセ
メント含有樹脂組成物(c) としては、そのガラス転移点
(Tg)が+5℃以下、好ましくは−40〜0℃の樹脂エマ
ルジョン成分(c1 ) と水硬性セメント成分(c2 ) との混
合成分から構成されている。
【0012】樹脂エマルジョン成分(c1 ) 前記セメント含有樹脂組成物(c) に用いられる樹脂エマ
ルジョン成分(c1 ) としては、その樹脂固形分としてガ
ラス転移点が+5℃以下、好ましくは0〜−40℃の熱
可塑性樹脂を水に分散せしめた、粒径が一般に0.01
〜5μm、好ましくは0.05〜1.5μmのエマルジ
ョンである。該ガラス転移点が+5℃以下の樹脂を例示
すれば、アクリル酸2−エチルヘキシル(Tg−85
℃)、アクリル酸n−ブチル(Tg−54℃)、アクリ
ル酸エチル(Tg−22℃)、塩化ビニリデン(Tg−
18℃)、アクリル酸イソプロピル(Tg−5℃)、メ
タクリル酸2−エチルヘキシル(Tg−5℃)、アクリ
ル酸n−プロピル(Tg8℃)、メタクリル酸n−ブチ
ル(Tg20℃)、酢酸ビニル(Tg30℃)、アクリ
ル酸(Tg87℃)、メタクリル酸n−プロピル(Tg
81℃)、スチレン(Tg100℃)、アクリロニトリ
ル(Tg100℃)、メタクリル酸メチル(Tg105
℃)、メタクリル酸(Tg130℃)、無水マレイン
酸、イタコン酸(Tg130℃)アクリルアミド(Tg
153℃)、メタクリル酸エチル(Tg65℃)、塩化
ビニル(Tg79℃)、エチレン、酢酸ビニル、ブタジ
エンより選ばれたビニル単量体の一種又は二種以上を乳
化重合して得られる樹脂のガラス転移点が+5℃以下の
ホモ重五体又は共重合体のエマルジョン或いはこれらの
混合物である。更に、これらエマルジョンより得られる
水再分散性の樹脂粉末エマルジョン(俗称パウダーエマ
ルジョン)も利用可能である。なお、括弧内に示されて
いるTgは、これらビニル単量体のホモ重合体のガラス
転移点であり、これらビニル単量体の成分量は、得られ
る樹脂エマルジョンの樹脂のガラス転移点が+5℃以
下、好ましくは0℃以下となるように選択される。
ルジョン成分(c1 ) としては、その樹脂固形分としてガ
ラス転移点が+5℃以下、好ましくは0〜−40℃の熱
可塑性樹脂を水に分散せしめた、粒径が一般に0.01
〜5μm、好ましくは0.05〜1.5μmのエマルジ
ョンである。該ガラス転移点が+5℃以下の樹脂を例示
すれば、アクリル酸2−エチルヘキシル(Tg−85
℃)、アクリル酸n−ブチル(Tg−54℃)、アクリ
ル酸エチル(Tg−22℃)、塩化ビニリデン(Tg−
18℃)、アクリル酸イソプロピル(Tg−5℃)、メ
タクリル酸2−エチルヘキシル(Tg−5℃)、アクリ
ル酸n−プロピル(Tg8℃)、メタクリル酸n−ブチ
ル(Tg20℃)、酢酸ビニル(Tg30℃)、アクリ
ル酸(Tg87℃)、メタクリル酸n−プロピル(Tg
81℃)、スチレン(Tg100℃)、アクリロニトリ
ル(Tg100℃)、メタクリル酸メチル(Tg105
℃)、メタクリル酸(Tg130℃)、無水マレイン
酸、イタコン酸(Tg130℃)アクリルアミド(Tg
153℃)、メタクリル酸エチル(Tg65℃)、塩化
ビニル(Tg79℃)、エチレン、酢酸ビニル、ブタジ
エンより選ばれたビニル単量体の一種又は二種以上を乳
化重合して得られる樹脂のガラス転移点が+5℃以下の
ホモ重五体又は共重合体のエマルジョン或いはこれらの
混合物である。更に、これらエマルジョンより得られる
水再分散性の樹脂粉末エマルジョン(俗称パウダーエマ
ルジョン)も利用可能である。なお、括弧内に示されて
いるTgは、これらビニル単量体のホモ重合体のガラス
転移点であり、これらビニル単量体の成分量は、得られ
る樹脂エマルジョンの樹脂のガラス転移点が+5℃以
下、好ましくは0℃以下となるように選択される。
【0013】かかるTgが0℃以下の樹脂水性エマルジ
ョンとしては、スチレン・アクリル酸ブチル・アクリル
酸共重合体、アクリロニトリル・アクリル酸ブチル・N
−メチロールメタクリルアミド共重合体、2−エチルヘ
キシルアクリレート・メタクリル酸メチル・イタコン酸
共重合体、アクリル酸n−ブチル・アクリルアミド共重
合体、アクリル酸2−ヒドロキシエチル・アクリルアミ
ド共重合体、スチレン・ブタジエン共重合体ゴム、エチ
レン・酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル・塩化ビニリデ
ン共重合体、塩化ビニル・アクリル酸ブチル共重合体な
どの樹脂の水性エマルジョン(ラテックスも含む)を挙
げることができる。更に、カルボニル基を有する共重合
体樹脂水性エマルジョンに、少なくとも2個のヒドラジ
ン残基(−NH・NH2 )を有するヒドラジン誘導体を
配合したガラス転移点が0℃以下の常温架橋型樹脂水性
エマルジョン(特公昭63−51180号、特公平1−
13501号、特公平1−45497号公報参照)も使
用できる。かかるTgが低い樹脂エマルジョンは、例え
ば三菱油化バーディッシェ(株)より「アクロナールS
−400」(商品名)、同「YJ−3401D」(商品
名)、同「80DN」(商品名)として販売されてい
る。
ョンとしては、スチレン・アクリル酸ブチル・アクリル
酸共重合体、アクリロニトリル・アクリル酸ブチル・N
−メチロールメタクリルアミド共重合体、2−エチルヘ
キシルアクリレート・メタクリル酸メチル・イタコン酸
共重合体、アクリル酸n−ブチル・アクリルアミド共重
合体、アクリル酸2−ヒドロキシエチル・アクリルアミ
ド共重合体、スチレン・ブタジエン共重合体ゴム、エチ
レン・酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル・塩化ビニリデ
ン共重合体、塩化ビニル・アクリル酸ブチル共重合体な
どの樹脂の水性エマルジョン(ラテックスも含む)を挙
げることができる。更に、カルボニル基を有する共重合
体樹脂水性エマルジョンに、少なくとも2個のヒドラジ
ン残基(−NH・NH2 )を有するヒドラジン誘導体を
配合したガラス転移点が0℃以下の常温架橋型樹脂水性
エマルジョン(特公昭63−51180号、特公平1−
13501号、特公平1−45497号公報参照)も使
用できる。かかるTgが低い樹脂エマルジョンは、例え
ば三菱油化バーディッシェ(株)より「アクロナールS
−400」(商品名)、同「YJ−3401D」(商品
名)、同「80DN」(商品名)として販売されてい
る。
【0014】水硬性セメント成分(c2 ) 水硬性セメント成分(c2 ) としては、ポルトランドセメ
ントとして呼ばれている普通ポルトランドセメント、白
色セメント、早強セメント、超早強セメントなど及び混
合セメントと呼ばれている高炉セメント、シリカセメン
ト、フライアッシュセメントなどが使用できるが、一般
にポルトランドセメントや白色セメントが好んで使用さ
れる。特に着色性の面からは白色セメントが好ましい。
ントとして呼ばれている普通ポルトランドセメント、白
色セメント、早強セメント、超早強セメントなど及び混
合セメントと呼ばれている高炉セメント、シリカセメン
ト、フライアッシュセメントなどが使用できるが、一般
にポルトランドセメントや白色セメントが好んで使用さ
れる。特に着色性の面からは白色セメントが好ましい。
【0015】量 比 なお、上記セメント含有樹脂組成物(c) 中の樹脂エマル
ジョン成分(c1 ) と水硬性セメント成分(c2 ) の配合割
合を重量比で示すと、前者の樹脂固形分100重量部に
対して、後者は一般に100〜700重量部、好ましく
は140〜500重量部である。配合量比が上記範囲未
満のときはセメント含有樹脂組成物(c) が柔軟で粘着性
が強くなり好ましくない。また、逆に上記範囲を超える
ときは柔軟性や弾性が著しく損なわれ、カーペットのバ
ッキング材として不適当なものとなる。
ジョン成分(c1 ) と水硬性セメント成分(c2 ) の配合割
合を重量比で示すと、前者の樹脂固形分100重量部に
対して、後者は一般に100〜700重量部、好ましく
は140〜500重量部である。配合量比が上記範囲未
満のときはセメント含有樹脂組成物(c) が柔軟で粘着性
が強くなり好ましくない。また、逆に上記範囲を超える
ときは柔軟性や弾性が著しく損なわれ、カーペットのバ
ッキング材として不適当なものとなる。
【0016】任意成分 上記セメント含有樹脂組成物(c) 中には任意成分として
着色剤などがしばしば配合される。これら着色材として
は、黄鉛、アンバー、白華、酸化鉄、酸化クロム、酸化
チタンなどが用いられる。更に上記着色剤以外にも、消
泡剤、可塑剤、増粘剤、防黴剤、湿潤剤、分散剤、凍結
防止剤、難燃剤、炭酸カルシウム、タルク、クレー、シ
ラスバルーンなどの無機質粉末等を配合することができ
る。無機質粉末はセメント100重量部に対して10〜
300重量部配合することができる。
着色剤などがしばしば配合される。これら着色材として
は、黄鉛、アンバー、白華、酸化鉄、酸化クロム、酸化
チタンなどが用いられる。更に上記着色剤以外にも、消
泡剤、可塑剤、増粘剤、防黴剤、湿潤剤、分散剤、凍結
防止剤、難燃剤、炭酸カルシウム、タルク、クレー、シ
ラスバルーンなどの無機質粉末等を配合することができ
る。無機質粉末はセメント100重量部に対して10〜
300重量部配合することができる。
【0017】(3) パイル糸(b) の植設 前記一次基布(a) にパイル糸(b) を打ち込んで植設する
には、該一次基布(a)にパイル糸(b) を針で刺し、反対
側の面で鉤に引掛けて再び引き出してパイル(b) を作る
ことによって植設される通常のタフテッドマシン、パイ
ル織機、ウイルトン織機、パイルニット織機等を用いて
カットパイル糸を形成する。また、該植設は下記の条件
下で行なわれる。 パイル糸の植付け密度: 16〜400株/平方インチ 好ましくは25〜169株/平方インチ パイル糸の植付ピッチ ステッチ方向 : 4〜20株/インチ 好ましくは5〜13株/インチ ゲージ方向 : 4〜20株/インチ 好ましくは5〜13株/インチ 上記植設条件の範囲を外れるとカーペットは位置ずれし
易くなる。なお、パイルの植付ピッチにおいては、ステ
ッチ方向とゲージ方向のカットパイル糸の植え込み株数
が同じものが最適である。
には、該一次基布(a)にパイル糸(b) を針で刺し、反対
側の面で鉤に引掛けて再び引き出してパイル(b) を作る
ことによって植設される通常のタフテッドマシン、パイ
ル織機、ウイルトン織機、パイルニット織機等を用いて
カットパイル糸を形成する。また、該植設は下記の条件
下で行なわれる。 パイル糸の植付け密度: 16〜400株/平方インチ 好ましくは25〜169株/平方インチ パイル糸の植付ピッチ ステッチ方向 : 4〜20株/インチ 好ましくは5〜13株/インチ ゲージ方向 : 4〜20株/インチ 好ましくは5〜13株/インチ 上記植設条件の範囲を外れるとカーペットは位置ずれし
易くなる。なお、パイルの植付ピッチにおいては、ステ
ッチ方向とゲージ方向のカットパイル糸の植え込み株数
が同じものが最適である。
【0018】(4) バッキング(塗布) 前記一次基布(a) のカットパイル(b) を植設させた側に
前記がバッキングされる。該バッキングは先ず塗布など
により行なわれ、塗布後、必要により加熱・乾燥させる
ことによって、一次基布(a) 層に含浸された水硬性セメ
ント成分(c2 ) が水分を吸収しながら硬化し、セメント
含有樹脂組成物(c) が固化する。従って、一次基布(a)
層中には樹脂エマルジョン成分(c1 ) の乾燥固形物と水
硬性セメント成分(c2 ) の硬化物よりなる固形分が均一
に分散された状態で存在するセメント含有樹脂組成物
(c) がバッキングされる。
前記がバッキングされる。該バッキングは先ず塗布など
により行なわれ、塗布後、必要により加熱・乾燥させる
ことによって、一次基布(a) 層に含浸された水硬性セメ
ント成分(c2 ) が水分を吸収しながら硬化し、セメント
含有樹脂組成物(c) が固化する。従って、一次基布(a)
層中には樹脂エマルジョン成分(c1 ) の乾燥固形物と水
硬性セメント成分(c2 ) の硬化物よりなる固形分が均一
に分散された状態で存在するセメント含有樹脂組成物
(c) がバッキングされる。
【0019】バッキングにおける手段としては、通常、
リッカーロール、絞りロール、吹き付けガン等を挙げる
ことができ、一般に一次基布(a) 層への含浸をより完全
なものとするために、更に塗布されたセメント含有樹脂
組成物(c) を絞りロールにより圧搾することができる。
セメント含有樹脂組成物(c) が塗布・含浸された一次基
布(a) は、水分を除去するために乾燥を行なうことが望
ましく、該乾燥は、通常、自然乾燥或いは赤外線加熱
器、サクションドライヤー、熱風乾燥機などの加熱手段
によって行なわれる。一次基布(a) が織布又は不織布(a
1 ) にバインダー製不織布(a2 ) を載置し、これをニー
ドリングしたものであるときは、このように形成したセ
メント含有樹脂組成物(c) 中には織布若しくは不織布(a
1 ) と絡み合ったバインダー製不織布(a2 ) が存在して
いることから織布又は不織布(a1 ) と一体となってい
る。また、一次基布(a) に打ち込まれたパイル糸(b) を
その基端部側(b1 ) のセメント含有樹脂組成物(c) に固
着してパイル糸(b) の抜けを防止すると共に、該パイル
糸(b) を垂直に保持して下側に敷かれたカーペットのパ
イル糸と絡み易くさせている。
リッカーロール、絞りロール、吹き付けガン等を挙げる
ことができ、一般に一次基布(a) 層への含浸をより完全
なものとするために、更に塗布されたセメント含有樹脂
組成物(c) を絞りロールにより圧搾することができる。
セメント含有樹脂組成物(c) が塗布・含浸された一次基
布(a) は、水分を除去するために乾燥を行なうことが望
ましく、該乾燥は、通常、自然乾燥或いは赤外線加熱
器、サクションドライヤー、熱風乾燥機などの加熱手段
によって行なわれる。一次基布(a) が織布又は不織布(a
1 ) にバインダー製不織布(a2 ) を載置し、これをニー
ドリングしたものであるときは、このように形成したセ
メント含有樹脂組成物(c) 中には織布若しくは不織布(a
1 ) と絡み合ったバインダー製不織布(a2 ) が存在して
いることから織布又は不織布(a1 ) と一体となってい
る。また、一次基布(a) に打ち込まれたパイル糸(b) を
その基端部側(b1 ) のセメント含有樹脂組成物(c) に固
着してパイル糸(b) の抜けを防止すると共に、該パイル
糸(b) を垂直に保持して下側に敷かれたカーペットのパ
イル糸と絡み易くさせている。
【0020】塗布量 含浸されたセメント含有樹脂組成物(c) は前記一次基布
(a) 層中の構成繊維又は天然繊維当たり、300〜1,
500g/m2 、好ましくは450〜1,000g/m
2 の範囲である。該セメント含有樹脂組成物(c) の塗布
量が上記範囲より少ないと、柔軟で剛性が弱く、弾性の
少ないものとなり、水の透過防止が不十分となりやす
く、置き敷きカーペットに重量感が乏しくなり、皺がで
き易くなり、成形後の形状保持性の改善も期待できな
い。また、多すぎると硬くなり過ぎたり、重くなり過ぎ
たりする。
(a) 層中の構成繊維又は天然繊維当たり、300〜1,
500g/m2 、好ましくは450〜1,000g/m
2 の範囲である。該セメント含有樹脂組成物(c) の塗布
量が上記範囲より少ないと、柔軟で剛性が弱く、弾性の
少ないものとなり、水の透過防止が不十分となりやす
く、置き敷きカーペットに重量感が乏しくなり、皺がで
き易くなり、成形後の形状保持性の改善も期待できな
い。また、多すぎると硬くなり過ぎたり、重くなり過ぎ
たりする。
【0021】[II] カーペットの製造 (1) 材料表装材(B) 前記一次基布(a) にパイル糸(b) を植設し、セメント含
有樹脂組成物(c) をバッキングして得られた裏面用カー
ペット部層(A) に貼着される表装材(B) としては、木
綿、麻、羊毛、ナイロン、ポリアクリルニトリル、ポリ
アセテート、ポリエチレンテレフタレートなどの繊維を
素材として得たニードルパンチカーペット、ポリプロピ
レン製フラットヤーンで編んだ一次基布上に木綿、麻、
羊毛などの天然繊維やポリアミド、ポリエチレンテレフ
タレートなどの合成繊維のパイルを起立させたタフテッ
ドカーペット用原反、又は上記ニードルパンチカーペッ
トやスパンボンド不織布を一次基布とし、その上にパイ
ルを起立させたタフテッドカーペット用原反や、段通な
どがある。なお、この表装材は必ずしもカーペット自体
でなくても良く、その使用目的に応じて各種の化粧マッ
トを使用することもできる。
有樹脂組成物(c) をバッキングして得られた裏面用カー
ペット部層(A) に貼着される表装材(B) としては、木
綿、麻、羊毛、ナイロン、ポリアクリルニトリル、ポリ
アセテート、ポリエチレンテレフタレートなどの繊維を
素材として得たニードルパンチカーペット、ポリプロピ
レン製フラットヤーンで編んだ一次基布上に木綿、麻、
羊毛などの天然繊維やポリアミド、ポリエチレンテレフ
タレートなどの合成繊維のパイルを起立させたタフテッ
ドカーペット用原反、又は上記ニードルパンチカーペッ
トやスパンボンド不織布を一次基布とし、その上にパイ
ルを起立させたタフテッドカーペット用原反や、段通な
どがある。なお、この表装材は必ずしもカーペット自体
でなくても良く、その使用目的に応じて各種の化粧マッ
トを使用することもできる。
【0022】(2) 積層 前記裏面用カーペット部層(A) の一次基布(a) のセメン
ト含有樹脂組成物(c)をバッキングした側に表装材層
(B) を積層するには、前記裏面用カーペット部層(A) に
セメント含有樹脂組成物(c) を塗布などによりバッキン
グした直後、表装材層(B) の裏面側を貼り合わせて、該
セメント含有樹脂組成物(c) を硬化させて積層し、裏面
用カーペット部層(A) (パイル糸(b) /一次基布(a) /
セメント含有樹脂組成物(c) )/表装材層(B) よりなる
カーペットを得る。
ト含有樹脂組成物(c)をバッキングした側に表装材層
(B) を積層するには、前記裏面用カーペット部層(A) に
セメント含有樹脂組成物(c) を塗布などによりバッキン
グした直後、表装材層(B) の裏面側を貼り合わせて、該
セメント含有樹脂組成物(c) を硬化させて積層し、裏面
用カーペット部層(A) (パイル糸(b) /一次基布(a) /
セメント含有樹脂組成物(c) )/表装材層(B) よりなる
カーペットを得る。
【0023】必要により、裏面用カーペット部層(A) に
セメント含有樹脂組成物(c) を塗布し、更にこの上に織
布や不織布(d) を載せ、乾燥した後、これらと表装材層
(B)の間に、図2に示すような、肉厚8〜800μmの
ホットメルト熱可塑性樹脂フィルム(C) を導いて圧縮積
層一体化しても良いし、ホットメルト熱可塑性樹脂フィ
ルム(C) の代わりに液状接着剤を用いても良い。かかる
裏面用カーペット部層(A) の一次基布(a) の側に表装材
層(B) を積層させる際に、両層(A),(B) 間に狭着される
接着用の熱可塑性樹脂フィルム層(C) としては、融点が
90〜168℃の熱可塑性樹脂、例えば、密度が0.8
9〜0.968g/cm3 のエチレン系重合体、酢酸ビ
ニル含量が3〜15重量%のエチレン・酢酸ビニル共重
合体、密度が0.88〜0.92g/cm3 のプロピレ
ン系重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン
・メタクリル酸共重合体の金属塩(K+ 、Li+ 、Na
+ 、Zn++、Al+++ )、ポリ塩化ビニルなどを挙げる
ことができる。これらの中でも、公害防止の面からエチ
レン系重合体、プロピレン系重合体、エチレン・酢酸ビ
ニル共重合体、エチレン・アクリル酸重合体、エチレン
・メタクリル酸共重合体の金属塩を使用することが好ま
しい。このフィルムは、接着剤としての外に、フット用
カーマットにおいては、雨水がフロアーカーペット側に
浸透しないように防水機能も果たす。
セメント含有樹脂組成物(c) を塗布し、更にこの上に織
布や不織布(d) を載せ、乾燥した後、これらと表装材層
(B)の間に、図2に示すような、肉厚8〜800μmの
ホットメルト熱可塑性樹脂フィルム(C) を導いて圧縮積
層一体化しても良いし、ホットメルト熱可塑性樹脂フィ
ルム(C) の代わりに液状接着剤を用いても良い。かかる
裏面用カーペット部層(A) の一次基布(a) の側に表装材
層(B) を積層させる際に、両層(A),(B) 間に狭着される
接着用の熱可塑性樹脂フィルム層(C) としては、融点が
90〜168℃の熱可塑性樹脂、例えば、密度が0.8
9〜0.968g/cm3 のエチレン系重合体、酢酸ビ
ニル含量が3〜15重量%のエチレン・酢酸ビニル共重
合体、密度が0.88〜0.92g/cm3 のプロピレ
ン系重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン
・メタクリル酸共重合体の金属塩(K+ 、Li+ 、Na
+ 、Zn++、Al+++ )、ポリ塩化ビニルなどを挙げる
ことができる。これらの中でも、公害防止の面からエチ
レン系重合体、プロピレン系重合体、エチレン・酢酸ビ
ニル共重合体、エチレン・アクリル酸重合体、エチレン
・メタクリル酸共重合体の金属塩を使用することが好ま
しい。このフィルムは、接着剤としての外に、フット用
カーマットにおいては、雨水がフロアーカーペット側に
浸透しないように防水機能も果たす。
【0024】[III] 膨出部の製造 (1) 加熱 フロアーカーペットとのずれ防止力を向上させるため
に、前記カーペット1の裏面用カーペット部層(A) にお
いて、一次基布(a) に植設されたパイル糸(b) 側をバー
ナー、赤外線ヒーターなどの加熱溶融手段により加熱し
て溶融させることにより、該パイル糸(b) の先端部分の
カットパイル(b) の頭部(b2 ) に基部側(b1 ) の太さよ
りも径の太い膨出した膨出部(b2 ) を形成させる。これ
ら植設されたパイル糸(b) 側を加熱などによる膨出部(b
2 ) の形成は、前記カーペット部(A) を製造した後の表
装材層(B) を積層する前に、或いは、積層させた後に行
なうことができる。
に、前記カーペット1の裏面用カーペット部層(A) にお
いて、一次基布(a) に植設されたパイル糸(b) 側をバー
ナー、赤外線ヒーターなどの加熱溶融手段により加熱し
て溶融させることにより、該パイル糸(b) の先端部分の
カットパイル(b) の頭部(b2 ) に基部側(b1 ) の太さよ
りも径の太い膨出した膨出部(b2 ) を形成させる。これ
ら植設されたパイル糸(b) 側を加熱などによる膨出部(b
2 ) の形成は、前記カーペット部(A) を製造した後の表
装材層(B) を積層する前に、或いは、積層させた後に行
なうことができる。
【0025】(2) 膨出部の形状 前記パイル糸(b) の先端部分に形成された膨出部(b2 )
の形状は、カットパイル(b) の基部(b1 ) 側の太さより
も径が1.1〜2倍、好ましくは1.3〜1.5倍に形
成され、しかも、部分的に先端部が縮れていたり、折れ
曲がっていたり、部分的に融着してループを形成してい
たり、束ねられて強度を増した構造となっているので、
これら太い膨出した膨出部(b2 ) などが下側に敷設され
たバンチカーペット、ループカーペット、カットパイル
カーペットなどのカーペットのパイルに絡まって位置ず
れがよりし難くなる。従って、下側に敷設されたフロア
ーカーペットの毛足が長いほど、また、該置き敷きカー
ペット1の踏み付けられる頻度が激しければ激しいほど
カーペット1の位置がずれ難くなり、そのずれを直すた
めの作業を行なう必要がない。
の形状は、カットパイル(b) の基部(b1 ) 側の太さより
も径が1.1〜2倍、好ましくは1.3〜1.5倍に形
成され、しかも、部分的に先端部が縮れていたり、折れ
曲がっていたり、部分的に融着してループを形成してい
たり、束ねられて強度を増した構造となっているので、
これら太い膨出した膨出部(b2 ) などが下側に敷設され
たバンチカーペット、ループカーペット、カットパイル
カーペットなどのカーペットのパイルに絡まって位置ず
れがよりし難くなる。従って、下側に敷設されたフロア
ーカーペットの毛足が長いほど、また、該置き敷きカー
ペット1の踏み付けられる頻度が激しければ激しいほど
カーペット1の位置がずれ難くなり、そのずれを直すた
めの作業を行なう必要がない。
【0026】
【実施例】本発明の置き敷きカーペットについて、以下
にその実施例及び比較例を挙げて具体的に説明する。 (1) 評価方法 得られたカーペットについては、以下の各種の特性につ
いて評価した。表装材の接着性 このカーペットより50mm×50mmサイズの試料片
を切り取り表裏のカーペットと金具をエポキシ接着剤で
固着し、インストロン型試験機を用いて試料の表装材
(C) と裏面用カーペット層(A) との接着強度を測定し
た。ず れ 市販のループカーペット又はニードルパンチカーペット
の上に、置き敷きカーペットを敷き、この置き敷きカー
ペット全面に100g/cm2 の荷重を30秒間かけた
状態で置き敷きカーペットを水平方向に引っ張って(引
張スピード100mm/分)、ずれが開始された時の応
力を測定した。剥離強度 市販のループカーペット又はニードルパンチカーペット
の上に、置き敷きカーペットを敷き、この置き敷きカー
ペット全面に100g/cm2 の荷重を30秒間かけた
後、この荷重を除去して、速度1.000mm/分で1
80度方向に引っ張って、剥がれ始めた時の応力を測定
した。
にその実施例及び比較例を挙げて具体的に説明する。 (1) 評価方法 得られたカーペットについては、以下の各種の特性につ
いて評価した。表装材の接着性 このカーペットより50mm×50mmサイズの試料片
を切り取り表裏のカーペットと金具をエポキシ接着剤で
固着し、インストロン型試験機を用いて試料の表装材
(C) と裏面用カーペット層(A) との接着強度を測定し
た。ず れ 市販のループカーペット又はニードルパンチカーペット
の上に、置き敷きカーペットを敷き、この置き敷きカー
ペット全面に100g/cm2 の荷重を30秒間かけた
状態で置き敷きカーペットを水平方向に引っ張って(引
張スピード100mm/分)、ずれが開始された時の応
力を測定した。剥離強度 市販のループカーペット又はニードルパンチカーペット
の上に、置き敷きカーペットを敷き、この置き敷きカー
ペット全面に100g/cm2 の荷重を30秒間かけた
後、この荷重を除去して、速度1.000mm/分で1
80度方向に引っ張って、剥がれ始めた時の応力を測定
した。
【0027】(2) 実験例 実施例1 (1) 幅6mm、厚さ20μmのポリプロピレンフラッ
トヤーンを平織して形成した一次基布上に、幅4.7m
m、1,200デニールの開繊ポリプロピレンパイル糸
(融点約167℃)をゲージ方向に8株/インチの間隔
で、ステッチ方向に8株/インチの間隔で打ち込み、タ
フテッドカーペットとし、次いでパイル糸のループを切
断し、カットパイル糸とした。カットパイル糸の毛並み
の高さは約6mmであり、カットパイル糸の植え付け株
数は64株/平方インチであった。 (2) このタフテッドカーペットのカットパイル糸側と
は反対側である裏面側に、三菱油化バーディッシエ
(株)製アクリル系樹脂エマルジョン“アクロナールS
−400”(商品名:ガラス転移点は約−30℃、樹脂
固形分57重量%、樹脂粒径0.3μm)を200部と
普通ポルトランドセメント400部及び水50部の混合
物を800g/m2 の固形分量となるように塗布した。 (3) 一方、表装材(B) としてポリプロピレン製ループ
パイルのタフテッドカーペット(坪量1,000g/m
2 )を用意し、これを前記(2) の積層体のセメント樹脂
混合物側に対向させ、ロールで圧縮して一体化し乾燥し
た。得られたマットは、折り曲げ、ロール巻きなどで癖
も残らず十分に柔軟・弾性があった。 (4) この一体化したものの(1) の積層体のポリプロピ
レン製カットパイル糸側をバーナーの炎で焼くとパイル
糸の先端(2〜4mm)が溶融、収縮し、原糸のパイル
糸の太さよりは径が太い膨出した頭部が形成された置き
敷きカーペットが形成された(表装材(B) と裏面用カー
ペットの接着強度は7.8kg/cmであった。)。
トヤーンを平織して形成した一次基布上に、幅4.7m
m、1,200デニールの開繊ポリプロピレンパイル糸
(融点約167℃)をゲージ方向に8株/インチの間隔
で、ステッチ方向に8株/インチの間隔で打ち込み、タ
フテッドカーペットとし、次いでパイル糸のループを切
断し、カットパイル糸とした。カットパイル糸の毛並み
の高さは約6mmであり、カットパイル糸の植え付け株
数は64株/平方インチであった。 (2) このタフテッドカーペットのカットパイル糸側と
は反対側である裏面側に、三菱油化バーディッシエ
(株)製アクリル系樹脂エマルジョン“アクロナールS
−400”(商品名:ガラス転移点は約−30℃、樹脂
固形分57重量%、樹脂粒径0.3μm)を200部と
普通ポルトランドセメント400部及び水50部の混合
物を800g/m2 の固形分量となるように塗布した。 (3) 一方、表装材(B) としてポリプロピレン製ループ
パイルのタフテッドカーペット(坪量1,000g/m
2 )を用意し、これを前記(2) の積層体のセメント樹脂
混合物側に対向させ、ロールで圧縮して一体化し乾燥し
た。得られたマットは、折り曲げ、ロール巻きなどで癖
も残らず十分に柔軟・弾性があった。 (4) この一体化したものの(1) の積層体のポリプロピ
レン製カットパイル糸側をバーナーの炎で焼くとパイル
糸の先端(2〜4mm)が溶融、収縮し、原糸のパイル
糸の太さよりは径が太い膨出した頭部が形成された置き
敷きカーペットが形成された(表装材(B) と裏面用カー
ペットの接着強度は7.8kg/cmであった。)。
【0028】(5) このものを、縦50cm、横70c
mにカットして自動車のフット用カーマットとしてアク
セルペダルとブレーキペダルのあるフロアーカーペット
上にパイル糸を焼いた側が接するように敷設し、自動車
を運転したところ、このフット用カーマットのずれは無
かった。 更に、このカーマットの表層材側より水を50cmの高
さより注いだところ、水流はカーマットを貫通せず、横
側に流れ、カーマットの端部より水滴となって落下し
た。この置き敷きカーペットの焼かれたカットパイル糸
の抜き取れる強度は4.8kg/1株であった。ここで
1株とは、1個の針穴からでたカットパイル糸の本数を
言い、図1では2本が1株に相当する。また、この置き
敷きカーペットを市販のカーペットに敷設したときのず
れ強度と剥離強度を表1に示す。
mにカットして自動車のフット用カーマットとしてアク
セルペダルとブレーキペダルのあるフロアーカーペット
上にパイル糸を焼いた側が接するように敷設し、自動車
を運転したところ、このフット用カーマットのずれは無
かった。 更に、このカーマットの表層材側より水を50cmの高
さより注いだところ、水流はカーマットを貫通せず、横
側に流れ、カーマットの端部より水滴となって落下し
た。この置き敷きカーペットの焼かれたカットパイル糸
の抜き取れる強度は4.8kg/1株であった。ここで
1株とは、1個の針穴からでたカットパイル糸の本数を
言い、図1では2本が1株に相当する。また、この置き
敷きカーペットを市販のカーペットに敷設したときのず
れ強度と剥離強度を表1に示す。
【0029】実施例2 (1) 幅6mm、厚さ20μmのポリプロピレンフラッ
トヤーンを平織して形成した一次基布上に、ポリプロピ
レン繊維バインダー製不織布(融点約167℃、坪量1
00g/m2 、16デニール)を載置し、不織布側から
ニードリング(150回/インチ)を施して、不織布の
繊維を不織布側の反対側の一次基布上にも出し、不織布
と一次基布の繊維を絡み合わせると共に(簡単に離れな
いようにする)、織布の両面に前記繊維バインダー不織
布の繊維を存在させた。一次基布を得た。 (2) 次いで、上記一次基布の不織布を載置させた側よ
り幅4.7mm、1,200デニールの開繊ポリプロピ
レンパイル糸(融点約167℃)をゲージ方向に8株/
インチの間隔で、ステッチ方向に8株/インチの間隔で
打ち込み、タフテッドカーペットとし、次いでパイル糸
のループを切断し、カットパイル糸とした。カットパイ
ル糸の毛並みの高さは約6mmであり、カットパイル糸
の植え付け株数は64株/平方インチであった。 (3) このタフテッドカーペットのカットパイル糸側と
は反対側である裏面側に、三菱油化バーディッシエ
(株)製常温架橋型アクリル系樹脂エマルジョン“YJ
2720”(商品名;ガラス転移点0℃、樹脂固形分4
8重量%、樹脂粒径0.8μm)200部と普通ポルト
ランドセメント150部及び水30部の混合物を600
g/m2 の固形分量となるように塗布した。 (4) 一方、表装材(B) としてポリプロピレン製ループ
パイルのタフテッドカーペット(坪量1,000g/m
2 )を用意し、これを前記(2) の積層体のセメント樹脂
混合物側に対向させ、ロールで圧縮して一体化し乾燥し
た。
トヤーンを平織して形成した一次基布上に、ポリプロピ
レン繊維バインダー製不織布(融点約167℃、坪量1
00g/m2 、16デニール)を載置し、不織布側から
ニードリング(150回/インチ)を施して、不織布の
繊維を不織布側の反対側の一次基布上にも出し、不織布
と一次基布の繊維を絡み合わせると共に(簡単に離れな
いようにする)、織布の両面に前記繊維バインダー不織
布の繊維を存在させた。一次基布を得た。 (2) 次いで、上記一次基布の不織布を載置させた側よ
り幅4.7mm、1,200デニールの開繊ポリプロピ
レンパイル糸(融点約167℃)をゲージ方向に8株/
インチの間隔で、ステッチ方向に8株/インチの間隔で
打ち込み、タフテッドカーペットとし、次いでパイル糸
のループを切断し、カットパイル糸とした。カットパイ
ル糸の毛並みの高さは約6mmであり、カットパイル糸
の植え付け株数は64株/平方インチであった。 (3) このタフテッドカーペットのカットパイル糸側と
は反対側である裏面側に、三菱油化バーディッシエ
(株)製常温架橋型アクリル系樹脂エマルジョン“YJ
2720”(商品名;ガラス転移点0℃、樹脂固形分4
8重量%、樹脂粒径0.8μm)200部と普通ポルト
ランドセメント150部及び水30部の混合物を600
g/m2 の固形分量となるように塗布した。 (4) 一方、表装材(B) としてポリプロピレン製ループ
パイルのタフテッドカーペット(坪量1,000g/m
2 )を用意し、これを前記(2) の積層体のセメント樹脂
混合物側に対向させ、ロールで圧縮して一体化し乾燥し
た。
【0030】(5) この一体化したものの(3) の積層体
のポリプロピレン製カットパイル糸側をバーナーの炎で
焼くとパイル糸の先端(2〜4mm)が溶融、収縮し、
原糸のパイル糸の太さよりは径が太い膨出した頭部が形
成された置き敷きカーペットが形成された(表装材(B)
と裏面用カーペットの接着強度は8.5kg/cm2 で
あった。)。 (6) このものを、縦50cm、横70cmにカットし
て自動車のフット用カーマットとしてアクセルペダルと
ブレーキペダルのあるフロアーカーペット上にパイル糸
を焼いた側が接するように敷設し、自動車を運転したと
ころ、このフット用カーマットのずれは無かった。 更に、このカーマットの表層材側より水を50cmの高
さより注いだところ、水流はカーマットを貫通せず、横
側に流れ、カーマットの端部より水滴となって落下し
た。この置き敷きカーペットの焼かれたカットパイル糸
の抜き取れる強度は5.8kg/1株であった。ここで
1株とは、1個の針穴からでたカットパイル糸の本数を
言い、図1では2本が1株に相当する。また、この置き
敷きカーペットを市販のカーペットに敷設したときのず
れ強度と剥離強度を表1に示す。
のポリプロピレン製カットパイル糸側をバーナーの炎で
焼くとパイル糸の先端(2〜4mm)が溶融、収縮し、
原糸のパイル糸の太さよりは径が太い膨出した頭部が形
成された置き敷きカーペットが形成された(表装材(B)
と裏面用カーペットの接着強度は8.5kg/cm2 で
あった。)。 (6) このものを、縦50cm、横70cmにカットし
て自動車のフット用カーマットとしてアクセルペダルと
ブレーキペダルのあるフロアーカーペット上にパイル糸
を焼いた側が接するように敷設し、自動車を運転したと
ころ、このフット用カーマットのずれは無かった。 更に、このカーマットの表層材側より水を50cmの高
さより注いだところ、水流はカーマットを貫通せず、横
側に流れ、カーマットの端部より水滴となって落下し
た。この置き敷きカーペットの焼かれたカットパイル糸
の抜き取れる強度は5.8kg/1株であった。ここで
1株とは、1個の針穴からでたカットパイル糸の本数を
言い、図1では2本が1株に相当する。また、この置き
敷きカーペットを市販のカーペットに敷設したときのず
れ強度と剥離強度を表1に示す。
【0031】実施例3 実施例1において、植え付けるパイル糸として幅4.7
mm、1,600デニールの開繊ポリプロピレンパイル
糸を用い、これの植え付けピッチをゲージ方向に8株/
インチ、ステッチ方向5.2株/インチ間隔に変更(4
1.6株/平方インチ)する以外は実施例1と同様にし
て置き敷きカーペット(カットパイルの高さ5mm)を
得た。この置き敷きカーペットの物性を表1に示す。
mm、1,600デニールの開繊ポリプロピレンパイル
糸を用い、これの植え付けピッチをゲージ方向に8株/
インチ、ステッチ方向5.2株/インチ間隔に変更(4
1.6株/平方インチ)する以外は実施例1と同様にし
て置き敷きカーペット(カットパイルの高さ5mm)を
得た。この置き敷きカーペットの物性を表1に示す。
【0032】実施例4 (1) 幅6mm、厚さ20μmのポリプロピレンフラッ
トヤーンを平織して形成した織布上に、ポリプロピレン
繊維バインダー製不織布(融点約167℃、坪量100
g/m2 、16デニール)を載置し、不織布側からニー
ドリング(150回/インチ)を施して、不織布の繊維
を不織布側の反対側の織布上にも出し、不織布と織布の
繊維を絡み合わせると共に(簡単に離れないようにす
る)、織布の両面に前記繊維バインダー不織布の繊維を
存在させた一次基布を得た。 (2) 次いで、一次基布の不織布を載置させて側より幅
4.7mm、1,200デニールの開繊ポリプロピレン
パイル糸(融点約167℃)をゲージ方向に8株/イン
チの間隔で、ステッチ方向に8株/インチの間隔で打ち
込み、タフテッドカーペットとし、次いでパイル糸のル
ープを切断し、カットパイル糸とした。カットパイル糸
の毛並みの高さは約6mmであり、カットパイル糸の植
え付け株数は64株/平方インチであった。 (3) このタフテッドカーペットのカットパイル糸側と
は反対側である裏面側に、三菱油化バーディッシエ
(株)製アクリル系樹脂エマルジョン“アクロナールS
−400”(商品名:ガラス転移点は約−30℃、樹脂
固形分57重量%、樹脂粒径0.3μm)100部と普
通ポルトランドセメント100部、シラスバルーン(商
品名:シラックスPB−09、(株)シラックス製)5
0部及び水20部の混合物を550g/m2 の固形分量
となるように塗布し、この面に30g/m2 のポリプロ
ピレン製不織布(商品名:シンテックス、三井石油化学
(株)製)を貼り合わせし、乾燥し、積層体を得た。 (4) この積層体のカットパイル糸の先端をバーナーの
炎で焼き、カットパイル糸の先端部に膨出部を形成させ
た。
トヤーンを平織して形成した織布上に、ポリプロピレン
繊維バインダー製不織布(融点約167℃、坪量100
g/m2 、16デニール)を載置し、不織布側からニー
ドリング(150回/インチ)を施して、不織布の繊維
を不織布側の反対側の織布上にも出し、不織布と織布の
繊維を絡み合わせると共に(簡単に離れないようにす
る)、織布の両面に前記繊維バインダー不織布の繊維を
存在させた一次基布を得た。 (2) 次いで、一次基布の不織布を載置させて側より幅
4.7mm、1,200デニールの開繊ポリプロピレン
パイル糸(融点約167℃)をゲージ方向に8株/イン
チの間隔で、ステッチ方向に8株/インチの間隔で打ち
込み、タフテッドカーペットとし、次いでパイル糸のル
ープを切断し、カットパイル糸とした。カットパイル糸
の毛並みの高さは約6mmであり、カットパイル糸の植
え付け株数は64株/平方インチであった。 (3) このタフテッドカーペットのカットパイル糸側と
は反対側である裏面側に、三菱油化バーディッシエ
(株)製アクリル系樹脂エマルジョン“アクロナールS
−400”(商品名:ガラス転移点は約−30℃、樹脂
固形分57重量%、樹脂粒径0.3μm)100部と普
通ポルトランドセメント100部、シラスバルーン(商
品名:シラックスPB−09、(株)シラックス製)5
0部及び水20部の混合物を550g/m2 の固形分量
となるように塗布し、この面に30g/m2 のポリプロ
ピレン製不織布(商品名:シンテックス、三井石油化学
(株)製)を貼り合わせし、乾燥し、積層体を得た。 (4) この積層体のカットパイル糸の先端をバーナーの
炎で焼き、カットパイル糸の先端部に膨出部を形成させ
た。
【0033】(5) 一方、表装材(B) としてポリプロピ
レン製ループパイルのタフテッドカーペット(坪量1,
000g/m2 )を用意し、これを前記(3) の積層体に
対向させ、両者間に200℃に溶融したエチレン・アク
リル酸共重合体(融点約105℃)の樹脂膜(肉厚32
0μm)を導き、次いで三者をロールで圧縮して一体化
した。 (6) このものを、縦50cm、横70cmにカットし
て自動車のフット用カーマットとしてアクセルペダルと
ブレーキペダルのあるフロアーカーペット上にカットパ
イル糸側が接するように敷設し、自動車を運転したとこ
ろ、このフット用カーマットのずれは無かった。 更に、このカーマットの表層材側より水を50cmの高
さより注いだところ、水流はカーマットを貫通せず、横
側に流れ、カーマットの端部より水滴となって落下し
た。
レン製ループパイルのタフテッドカーペット(坪量1,
000g/m2 )を用意し、これを前記(3) の積層体に
対向させ、両者間に200℃に溶融したエチレン・アク
リル酸共重合体(融点約105℃)の樹脂膜(肉厚32
0μm)を導き、次いで三者をロールで圧縮して一体化
した。 (6) このものを、縦50cm、横70cmにカットし
て自動車のフット用カーマットとしてアクセルペダルと
ブレーキペダルのあるフロアーカーペット上にカットパ
イル糸側が接するように敷設し、自動車を運転したとこ
ろ、このフット用カーマットのずれは無かった。 更に、このカーマットの表層材側より水を50cmの高
さより注いだところ、水流はカーマットを貫通せず、横
側に流れ、カーマットの端部より水滴となって落下し
た。
【0034】実施例5 実施例2において、カットパイル糸の先端部分をバーナ
ーで処理する工程(5)を行なわなかった以外は同様にし
て置き敷きカーペットを得た。その結果を表1に示す。
ーで処理する工程(5)を行なわなかった以外は同様にし
て置き敷きカーペットを得た。その結果を表1に示す。
【0035】実施例6 (1) 幅3mm、厚さ39μmの高密度ポリエチレンフ
ラットヤーンを平織りして形成した織布上に、ポリエチ
レン繊維バインダー製不織布(融点約115℃、坪量5
0g/m2 、16デニール)を載置し、一方の側からニ
ードリング(100本/cm2 )を施して、不織布の繊
維を不織布側の反対側の織布上にも出し、不織布と織布
の繊維を絡み合わせると共に(簡単に離れないようにす
る)、織布の両面に前記繊維バインダー不織布の繊維を
存在させた一次基布を得た。 (2) 次いで、この一次基布の不織布を載置させた側よ
り、幅4.7mm、800デニールの開繊ポリプロピレ
ンパイル糸(融点約167℃)をゲージ方向に8株/イ
ンチ、ステッチ方向に8株/インチの間隔で64株打ち
込み、タフテッドカーペットとし、次いでパイル糸のル
ープを切断し、カットパイル糸とした(カットパイル糸
の毛並みの高さは約7mm)。 (3) このタフテッドカーペットのカットパイル糸側と
は反対側である裏面側に、アクリル酸n−ブチル・スチ
レン・アクリル酸共重合体エマルジョン(ガラス転移点
−10℃、樹脂固形分50重量%、樹脂粒径0.1μ
m)200g/m2と普通ポルトランドセメント500
部と水70部の混合物を1,000g/m2の固形分量
となるように塗布し、乾燥し、積層体を得た。 (4) この積層体のポリプロピレン製カットパイル糸側
をバーナーの炎で焼くとパイル糸の先端(2〜4mm)
が溶融、収縮し、原点のパイル糸の太さよりは径が太い
膨出した頭部が形成された。
ラットヤーンを平織りして形成した織布上に、ポリエチ
レン繊維バインダー製不織布(融点約115℃、坪量5
0g/m2 、16デニール)を載置し、一方の側からニ
ードリング(100本/cm2 )を施して、不織布の繊
維を不織布側の反対側の織布上にも出し、不織布と織布
の繊維を絡み合わせると共に(簡単に離れないようにす
る)、織布の両面に前記繊維バインダー不織布の繊維を
存在させた一次基布を得た。 (2) 次いで、この一次基布の不織布を載置させた側よ
り、幅4.7mm、800デニールの開繊ポリプロピレ
ンパイル糸(融点約167℃)をゲージ方向に8株/イ
ンチ、ステッチ方向に8株/インチの間隔で64株打ち
込み、タフテッドカーペットとし、次いでパイル糸のル
ープを切断し、カットパイル糸とした(カットパイル糸
の毛並みの高さは約7mm)。 (3) このタフテッドカーペットのカットパイル糸側と
は反対側である裏面側に、アクリル酸n−ブチル・スチ
レン・アクリル酸共重合体エマルジョン(ガラス転移点
−10℃、樹脂固形分50重量%、樹脂粒径0.1μ
m)200g/m2と普通ポルトランドセメント500
部と水70部の混合物を1,000g/m2の固形分量
となるように塗布し、乾燥し、積層体を得た。 (4) この積層体のポリプロピレン製カットパイル糸側
をバーナーの炎で焼くとパイル糸の先端(2〜4mm)
が溶融、収縮し、原点のパイル糸の太さよりは径が太い
膨出した頭部が形成された。
【0036】(5) 一方、表装材(B) として羊毛製段通
(坪量2,000g/m2 )を用意し、これを前記(3)
の積層体に対向させ、エポキシ系接着剤(商品名:弾性
エポキシボンドEMS−20、コニシ(株)製)380
g/m2 の固形分量となるように塗布し接着して一体化
させて、室内用置き敷きカーペットを製造した。 このカーペットの接着強度は10.5kg/cm2 であ
った。このカーペットを、室内全面に青色のタフテッド
カーペットが敷設された居間のソファが置かれる部分に
敷設し、このカーペット上を走り回ったが、カーペット
のずれは生じなかった。
(坪量2,000g/m2 )を用意し、これを前記(3)
の積層体に対向させ、エポキシ系接着剤(商品名:弾性
エポキシボンドEMS−20、コニシ(株)製)380
g/m2 の固形分量となるように塗布し接着して一体化
させて、室内用置き敷きカーペットを製造した。 このカーペットの接着強度は10.5kg/cm2 であ
った。このカーペットを、室内全面に青色のタフテッド
カーペットが敷設された居間のソファが置かれる部分に
敷設し、このカーペット上を走り回ったが、カーペット
のずれは生じなかった。
【0037】比較例1 市販品(カットパイルポリプロピレン製カーペットの裏
面に、裏面に高さ3.5mm、直径3.2mmφ)頂部
径2mmφの円錐台の足を10mmピッチで有するポリ
塩化ビニルシート(肉厚2.5mm)の積層体の置き敷
きカーペット(フット用カーマット)の物性を表1に示
す。
面に、裏面に高さ3.5mm、直径3.2mmφ)頂部
径2mmφの円錐台の足を10mmピッチで有するポリ
塩化ビニルシート(肉厚2.5mm)の積層体の置き敷
きカーペット(フット用カーマット)の物性を表1に示
す。
【0038】
【表1】
【0040】
【発明の効果】このような本発明の置き敷きカーペット
は、裏面側に裏面用タフテッドカーペット部層が設けら
れて、そのカットパイル糸の先端部分が下側に敷設され
たカーペットのパイル繊維の層の内部にまで突き刺すよ
うに形成されており、かつカーペットを位置ずれさせる
力が働いた際にも、該カットパイル糸が突き刺したまま
の状態となっているので、カーペットの位置ずれを防止
することができる。また、裏面用タフテッドカーペット
部のカットパイル糸はエマルジョンの樹脂、セメントに
より一次基布に強固に固着されているので、カーペット
にずれの力が働いてもパイル糸が抜けることはない。ま
た、エマルジョン樹脂とセメントの存在によりカーペッ
トに重量感と弾力性が付与される。しかも、下側に敷設
されたカーペットの上に置き敷きして使用しても位置ず
れし難いので、特に自動車などの車両の床に置き敷きさ
れるフット用カーペットとして適している。
は、裏面側に裏面用タフテッドカーペット部層が設けら
れて、そのカットパイル糸の先端部分が下側に敷設され
たカーペットのパイル繊維の層の内部にまで突き刺すよ
うに形成されており、かつカーペットを位置ずれさせる
力が働いた際にも、該カットパイル糸が突き刺したまま
の状態となっているので、カーペットの位置ずれを防止
することができる。また、裏面用タフテッドカーペット
部のカットパイル糸はエマルジョンの樹脂、セメントに
より一次基布に強固に固着されているので、カーペット
にずれの力が働いてもパイル糸が抜けることはない。ま
た、エマルジョン樹脂とセメントの存在によりカーペッ
トに重量感と弾力性が付与される。しかも、下側に敷設
されたカーペットの上に置き敷きして使用しても位置ず
れし難いので、特に自動車などの車両の床に置き敷きさ
れるフット用カーペットとして適している。
【図1】本発明実施例の置き敷きカーペットの断面図で
ある。
ある。
【図2】本発明の置き敷きカーペットの製造工程におけ
る裏面用タフテッドカーペット部層(A) と表装材(B) と
の間に熱可塑性樹脂フィルム層(C) を挟着させて積層す
る際の断面図である。
る裏面用タフテッドカーペット部層(A) と表装材(B) と
の間に熱可塑性樹脂フィルム層(C) を挟着させて積層す
る際の断面図である。
1 置き敷きカーペット 2 ダイ 3 加熱圧着ロール A 裏面用タフテッドカーペット部層 a 一次基布 a1 織布又は不織布 a2 熱可塑性樹脂繊維バインダー製不織布 b カットパイル糸 b1 カットパイルの基端部 b2 カットパイルの膨出部 c セメント含有樹脂組成物 c1 樹脂エマルジョン c2 水硬性セメント B 表装材層 C 熱可塑性樹脂フィルム層 h パイルの高さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福 島 孝 富山県黒部市沓掛2000番地 ダイヤテック ス株式会社黒部工場内 (72)発明者 市 橋 謙 三 大阪府大阪市中央区備後町3丁目1番2号 株式会社泉州ストリーム内
Claims (2)
- 【請求項1】一次基布(a) の一方の側より下記の条件下
にて植設されたカットパイル糸(b)と、該一次基布(a)
のカットパイル糸(b) の反対側に、ガラス転移点(Tg)が
5℃以下の樹脂エマルジョン(c1 ) と水硬性セメント(c
2 ) とからなるセメント含有樹脂組成物を塗布し、乾燥
して得られたセメント含有樹脂組成物(c) 層とから形成
された裏面用カーペット部層(A) と、該裏面用カーペッ
ト部層(A) のセメント含有樹脂組成物側に表装材層(B)
とを積層した積層体からなることを特徴とする置き敷き
カーペット。 パイル糸の植付け密度: 16〜400株/平方インチ パイル糸の植付ピッチ ステッチ方向 : 4〜20株/インチ ゲージ方向 : 4〜20株/インチ パイル糸の高さ : 2〜20mm パイル糸の太さ :800〜6,000デニール - 【請求項2】カットパイル糸(b) の先端部に膨出部が形
成されていることを特徴とする請求項1に記載の置き敷
きカーペット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5083592A JPH0646945A (ja) | 1992-03-09 | 1992-03-09 | 置き敷きカーペット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5083592A JPH0646945A (ja) | 1992-03-09 | 1992-03-09 | 置き敷きカーペット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0646945A true JPH0646945A (ja) | 1994-02-22 |
Family
ID=12869813
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5083592A Pending JPH0646945A (ja) | 1992-03-09 | 1992-03-09 | 置き敷きカーペット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0646945A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006223206A (ja) * | 2005-02-18 | 2006-08-31 | Suminoe Textile Co Ltd | ペット用マット |
| US9233871B2 (en) | 2009-10-30 | 2016-01-12 | Ohara Inc. | Optical glass and core material for optical fiber |
-
1992
- 1992-03-09 JP JP5083592A patent/JPH0646945A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006223206A (ja) * | 2005-02-18 | 2006-08-31 | Suminoe Textile Co Ltd | ペット用マット |
| US9233871B2 (en) | 2009-10-30 | 2016-01-12 | Ohara Inc. | Optical glass and core material for optical fiber |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5380574A (en) | Mats and rugs and process for producing the same | |
| DE3215543C2 (ja) | ||
| US4112161A (en) | Tufted pile fabric and method of making and installing the same | |
| EP0258015B1 (en) | Loop fastener portion with thermoplastic resin attaching and anchoring layer | |
| JPH06510456A (ja) | パイル織り模様付の溶着カーペット及び溶着カーペットタイル並びにそれらの製造方法 | |
| US8354144B2 (en) | Thermofusible textile fabric | |
| EP0547533A1 (de) | Spannbarer textiler Fussbodenbelag | |
| US3166465A (en) | Bakced pile fabric and method of producing the same | |
| JPH1199053A (ja) | 改良された二次バッキング織物およびその製造方法およびその二次バッキング織物を含むカーペット | |
| JP3023899B2 (ja) | 置き敷きカーペット及びその製造方法 | |
| JPH0646945A (ja) | 置き敷きカーペット | |
| JPH073660A (ja) | 置き敷きカーペット | |
| JPH05214662A (ja) | 置き敷きカーペット | |
| JPH1025652A (ja) | パイル布帛およびカーペット | |
| DE102015103116A1 (de) | Verfahren für die Herstellung eines Innenausstattungsteils eines Kraftfahrzeugs, das eine Velours-Oberschicht aufweist, und verbundenes Teil | |
| JPH05214660A (ja) | 置き敷きカーペット | |
| JPH11335955A (ja) | 不織布 | |
| JPH05214661A (ja) | 置き敷きカーペット | |
| DE602005005210T2 (de) | Rutschfeste verkleidung | |
| JP4906237B2 (ja) | タフテッドカーペット一次基布およびタフテッドカーペット | |
| JPH067239A (ja) | 置き敷きカーペットの製造方法 | |
| JPS6392765A (ja) | 成形可能な複層カーペットの製造方法 | |
| JPH10266057A (ja) | 不織布およびタフテッドカーペット用基布およびタフテッドカーペット | |
| JPH067240A (ja) | 置き敷きカーペット及びその製造方法 | |
| JP2000273751A (ja) | タフテッドカーペット用基布 |