JPH0647000B2 - 腐植質よりなる低濃度悪臭の気相脱臭剤及びその製法 - Google Patents

腐植質よりなる低濃度悪臭の気相脱臭剤及びその製法

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JPH0647000B2
JPH0647000B2 JP62034430A JP3443087A JPH0647000B2 JP H0647000 B2 JPH0647000 B2 JP H0647000B2 JP 62034430 A JP62034430 A JP 62034430A JP 3443087 A JP3443087 A JP 3443087A JP H0647000 B2 JPH0647000 B2 JP H0647000B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] 産業上の利用分野 本発明は、アンモニア、アミン等の塩基性悪臭、硫化水
素等の酸性悪臭及びメチルメルカプタン、硫化ジメチル
等の中性悪臭を総合脱臭する腐植質よりなる低濃度悪臭
の気相脱臭剤及びその製法に関するものである。
従来の技術 従来の塩基性、酸性及び中性悪臭の総合脱臭剤には、活
性炭のような吸着脱臭、アスコルビン酸鉄塩類の酸化脱
臭、又は活性炭と銀の結合体による吸着と酸化の組合せ
脱臭剤が見られるが、その脱臭力は、吸着脱臭<酸化脱
臭<吸着と酸化の組合せ脱臭、の順になっている。
しかしながら、脱臭剤の重量当り脱臭率は2〜5%の間
にあり、脱臭効率が良いとは云えない。その上、脱臭時
以外における自己酸化による消耗や悪臭中の成分による
触媒の劣化が見られ、脱臭剤の維持管理や使用方法等に
問題を残している。
発明が解決しようとする問題点 本発明は、上記従来の脱臭剤の問題点を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、常温で、よ
り強力に作動する酸化剤によって悪臭の酸化効率を直接
向上させ、その能力を引き出す触媒を組合せ、塩基性、
酸性及び中性悪臭を吸着濃縮して、酸化剤に提供する吸
着剤と、自己消耗や触媒の劣化を防ぐ助剤を加えて脱臭
剤を組立てることとし、 その目的とするところは、酸化剤には活性腐植質を、触
媒には強酸性下で活性な銀塩類、吸着濃縮剤には活性
炭、助剤には硝酸及び非イオン界面活性剤を組合せて、
低濃度悪臭を総合脱臭することができる腐植質よりなる
低濃度悪臭の気相脱臭剤及びその製法を提供することに
ある。
[発明の構成] 問題点を解決するための手段 本発明の腐植質よりなる低濃度悪臭の気相脱臭剤は、活
性腐植質粉体と、触媒としての硝酸銀等の銀塩類と、活
性腐植質と銀塩類の接触を遮断するとともに悪臭を吸着
保留する活性炭と、活性炭の表面を酸性化する硝酸と、
及び中性悪臭を分散させる非イオン界面活性剤とを、ペ
レット状、顆粒状又はハニカム状等の固形物に成形して
成ることを特徴とするものであり、また、その製法は、
活性腐植質粉体に、予め活性炭に水、硝酸銀等の銀塩
類、硝酸及び非イオン界面活性剤を加えた混合物を混ぜ
た後、ペレット状、顆粒状又はハニカム状等の固形物に
成形して成ることを特徴とするものである。
実施例 以下、本発明の一実施例について説明する。
本発明は、主体をなす活性腐植質に、活性炭、硝酸銀等
の塩類、硝酸及び非イオン界面活性剤を混合した後、固
形成形物とし乾燥したもので、それ等の各素材及び製法
において、以下の特徴を合わせもつものである。
(イ)構成素材について: 活性腐植質粉体は、通常の腐植とは異り、遊離フルボ酸
の含有量が5%以上、フミン酸が3%以上と多く、その
他粘土鉱物、リグニン等を各5%以上含有する天然物、
人工又はそれ等の混合物であり、フルボ酸を主体とする
水抽出物のpHが4.0以下、その酸化電位が+200mVよ
り正側である。
これをペレット状等の固形物に成形する際に、圧力を加
えて保有水分を滲出させる。これに保有する可溶性リグ
ニン、高分子フミン質及び粘土鉱物等を溶解させれば、
乾燥中にそれ等が結合して多孔質の構造物となる。
上記構造物中に残る溶解度の少いフルボ酸を、脱臭時に
多孔質面に滲出させれば、悪臭との接触面積が増え、酸
化効率が高まる。
又、関係湿度を90%以内に抑えて、フルボ酸の溶解を
抑え、その酸化力の持続性を向上させる。
硝酸銀等の銀塩類は、フルボ酸に酸素を供給する触媒で
あり、固形成形物中では還元されて金属銀又は酸化銀の
形で存在し、硝酸銀はフルボ酸又は構造物の一部のニト
ロ化に消費され、中性悪臭や硫化水素等の酸性悪臭の酸
化を助ける。この作用は金属銀の触媒力が中性悪臭や硫
化水素等による劣下を防ぐことにつながる。
活性炭は、低濃度悪臭を吸着し、これを濃縮してフルボ
酸に提供する役割りを果すために使用する。フルボ酸
は、その表面に露出するフェノール基によるキノンハ
イドロキノンの酸化還元系の作動が容易となり、その間
に生成する過酸化水素による酸化脱臭効率が強化され
る。
濃縮された悪臭が酸化されるにともない、その吸着力が
再生され、その吸着効率が向上する。
硝酸は、前述の硝酸銀の不足量を補うもので、ニトロ化
による酸化力の向上、触媒の被毒化防止とともに、構造
物及び活性炭の表面を酸性に維持し、塩基性悪臭の吸着
量の増加にも役立たせる。
非イオン界面活性剤は、中性悪臭であるジメチルサルフ
ァイドのような親油性の悪臭を構造物に分散させ、親水
性のフルボ酸に接触させて、その酸化を促進させる。
(ロ)製法について: 活性腐植質粉体と活性炭の混合を容易にし、かつ固形物
成形時における活性腐植質と硝酸銀等の銀塩類の接触を
遮断するために、活性炭に水、非イオン界面活性剤、硝
酸銀等の銀塩類及び硝酸を加え撹拌混合した混合物を作
り、これを活性腐植質粉体に添加し混練りした後、ペレ
ット状、顆粒状又はハニカム状の固形物に成形し、乾燥
して剛性を強化させる。
実験例 活性腐植質粉体100に対して、予め、活性炭50、水
60、硝酸銀4.5、硝酸9及びポリオキシエチレンモノ
オレエイト0.2の混合物を作り、これを加えてこ混練し
た後、ペレットとし、乾燥したものを脱臭剤とした。
このペレットに、塩基性悪臭としてアンモニア100pp
m、酸性悪臭として硫化水素100ppm、並びに中性悪臭
としてジメチルサルファイド2ppmの各々を18.5Nm3/分
の風量で通気脱臭試験を行った。
その結果、市販脱臭剤の重量当り脱臭率の最高値に比べ
て、何れの悪臭についても6倍以上の値が得られ、40
%以上という高率を示した。
[発明の効果] 本発明は、天然有機物、その生理作用及び分解生成物を
発生源とする塩基性、酸性及び中性悪臭を総合脱臭する
脱臭剤の中で、水準以上の脱臭効率を示すものである。
従って、現行脱臭剤の用途にはすべて適用できることは
勿論のこと、その持続性が長いために、従来不可能とさ
れていた冷蔵庫内臭気の6年以上の長期間脱臭を始め、
脱臭剤と商品寿命とが一致する分野又は脱臭剤を数年間
以上を交換し難い未開の分野でその効果を発揮すること
ができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】活性腐植質粉体と、触媒としての硝酸銀等
    の銀塩類と、活性腐植質と銀塩類の接触を遮断するとと
    もに悪臭を吸着保留する活性炭と、活性炭の表面を酸性
    化する硝酸と、及び中性悪臭を分散させる非イオン界面
    活性剤とを、ペレット状、顆粒状又はハニカム状等の固
    形物に成形して成ることを特徴とする腐植質よりなる低
    濃度悪臭の気相脱臭剤。
  2. 【請求項2】活性腐植質粉体に、予め活性炭に水、硝酸
    銀等の銀塩類、硝酸及び非イオン界面活性剤を加えた混
    合物を混ぜた後、ペレット状、顆粒状又はハニカム状等
    の固形物に成形して成ることを特徴とする腐植質よりな
    る低濃度悪臭の気相脱臭剤の製法。
JP62034430A 1987-02-19 1987-02-19 腐植質よりなる低濃度悪臭の気相脱臭剤及びその製法 Expired - Fee Related JPH0647000B2 (ja)

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