JPH0689320B2 - 金属と多塩基酸よりなる粉末 - Google Patents
金属と多塩基酸よりなる粉末Info
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- JPH0689320B2 JPH0689320B2 JP1163651A JP16365189A JPH0689320B2 JP H0689320 B2 JPH0689320 B2 JP H0689320B2 JP 1163651 A JP1163651 A JP 1163651A JP 16365189 A JP16365189 A JP 16365189A JP H0689320 B2 JPH0689320 B2 JP H0689320B2
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- acid
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- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
- Fertilizers (AREA)
- Powder Metallurgy (AREA)
- Treating Waste Gases (AREA)
- Cultivation Of Plants (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えば脱臭薬剤、食品鮮度保持薬剤、植物生
育促進薬剤等として用いることができる粉末に関する。
育促進薬剤等として用いることができる粉末に関する。
[従来の技術] 特開昭59-132937号、59-146578号、60-202805,60-14285
6号には、FeSO4,FeCl2.Fe(NO3)2等の鉄(II)化合物
とL−アスコルビン酸とを溶液反応させて製造した、鉄
(II)+アスコルビン酸の錯体が、脱臭効果や食品鮮度
保持効果や植物生育促進効果をする事が記載されてい
る。
6号には、FeSO4,FeCl2.Fe(NO3)2等の鉄(II)化合物
とL−アスコルビン酸とを溶液反応させて製造した、鉄
(II)+アスコルビン酸の錯体が、脱臭効果や食品鮮度
保持効果や植物生育促進効果をする事が記載されてい
る。
また繊維学会誌第42巻第12号には、鉄(II)−アスコル
ビン酸の錯体は、脱臭薬剤としてまた食品鮮度保持薬剤
としての効果を有し、また該錯体が有する酸素の活性触
媒効果によって植物生育促進薬剤としての効果も有する
事が述べられている。
ビン酸の錯体は、脱臭薬剤としてまた食品鮮度保持薬剤
としての効果を有し、また該錯体が有する酸素の活性触
媒効果によって植物生育促進薬剤としての効果も有する
事が述べられている。
[発明が解決しようとする課題] 即ち従来はこの種類の例えば脱臭剤は、イ、鉄(II)化
合物を製造し、ロ、この鉄(II)化合物とアスコルビン
酸とを溶液状態で反応させ、ハ、この反応生成物をゼオ
ライトや活性炭等の担体に担持させて乾燥する、上記
イ、ロ、ハ、の工程で製造されていた。しかし鉄(II)
の化合物の準備や、溶液反応や、担持体の準備や溶液反
応物の乾燥等の複雑な工程が必要である。
合物を製造し、ロ、この鉄(II)化合物とアスコルビン
酸とを溶液状態で反応させ、ハ、この反応生成物をゼオ
ライトや活性炭等の担体に担持させて乾燥する、上記
イ、ロ、ハ、の工程で製造されていた。しかし鉄(II)
の化合物の準備や、溶液反応や、担持体の準備や溶液反
応物の乾燥等の複雑な工程が必要である。
また前記の従来の例えば脱臭剤は、臭気ガスと化学反応
して消耗するために、長期間に亘って使用すると効果が
減少するという問題点がある。
して消耗するために、長期間に亘って使用すると効果が
減少するという問題点がある。
更に本発明者等の知見では前記の従来の例えば脱臭剤
は、アンモニア系の臭気ガスは十分に脱臭するが、硫化
水素系の臭気ガスの脱臭力はアンモニア系の臭気ガスの
場合に比べて弱いという問題点がある。
は、アンモニア系の臭気ガスは十分に脱臭するが、硫化
水素系の臭気ガスの脱臭力はアンモニア系の臭気ガスの
場合に比べて弱いという問題点がある。
本発明は、従来の鉄(II)+アスコルビン酸の錯体と同
種の性能を同等以上に有し、かつ従来の鉄(II)+アス
コルビン酸の錯体よりも製造工程が簡単で、長期間に亘
って使用しても優れた効能が維持され、更に硫化水素系
の臭気ガスにも強い脱臭力を有する、粉末を開示するも
のである。
種の性能を同等以上に有し、かつ従来の鉄(II)+アス
コルビン酸の錯体よりも製造工程が簡単で、長期間に亘
って使用しても優れた効能が維持され、更に硫化水素系
の臭気ガスにも強い脱臭力を有する、粉末を開示するも
のである。
[課題を解決するための手段および作用] 本発明者等は、鉄粉と多塩基酸と湿分とを大気中で混合
して乾燥すると、未反応の金属鉄の内核を有しかつ鉄と
多塩基酸との反応生成物を含有する外層を有する粒子よ
りなる粉末が得られる事を知得した。またこの粉末は、
前記の従来の鉄(II)−アスコルビン酸の錯体と同種の
性能を同等に有する事を知得して本発明をなすに至っ
た。
して乾燥すると、未反応の金属鉄の内核を有しかつ鉄と
多塩基酸との反応生成物を含有する外層を有する粒子よ
りなる粉末が得られる事を知得した。またこの粉末は、
前記の従来の鉄(II)−アスコルビン酸の錯体と同種の
性能を同等に有する事を知得して本発明をなすに至っ
た。
本発明者等は更に、マンガン粉と多塩基酸と湿分とを大
気中で混合して乾燥すると、未反応の金属マンガンの内
核を有しかつマンガンと多塩基酸との反応生成物を含有
する外層を有する粒子よりなる粉末が得られる事を知得
し、またこの粉末は前記の従来の鉄(II)−アスコルビ
ン酸の錯体と同種の性能を同等以上に有し、更にこの粉
末は硫化水素系の臭気ガスに対して従来の鉄(II)−ア
スコルビン酸の錯体よりも強い脱臭力を有する事を知得
した。
気中で混合して乾燥すると、未反応の金属マンガンの内
核を有しかつマンガンと多塩基酸との反応生成物を含有
する外層を有する粒子よりなる粉末が得られる事を知得
し、またこの粉末は前記の従来の鉄(II)−アスコルビ
ン酸の錯体と同種の性能を同等以上に有し、更にこの粉
末は硫化水素系の臭気ガスに対して従来の鉄(II)−ア
スコルビン酸の錯体よりも強い脱臭力を有する事を知得
した。
鉄粉やマンガン粉の代りに、鉄粉とマンガン粉の混合粉
を用い、あるいは鉄−マンガン合金の粉末を用いても、
同様の性能が得られる。
を用い、あるいは鉄−マンガン合金の粉末を用いても、
同様の性能が得られる。
本発明者等は、多塩基酸としてアスコルビン酸以外に、
グルコン酸、クエン酸、酒石酸を、更にキレート化合物
を生成するEDTA、リンゴ酸、ピロリン酸等を用いて、鉄
粉やマンガン粉等を処理したが、例えば脱臭性能として
はアスコルビン酸、グルコン酸、クエン酸、酒石酸を用
いると十分な脱臭性能が得られるが、EDTAやリンゴ酸や
ピロリン酸では脱臭力のある粉末は得られるが、脱臭性
能が弱い事を知得した。
グルコン酸、クエン酸、酒石酸を、更にキレート化合物
を生成するEDTA、リンゴ酸、ピロリン酸等を用いて、鉄
粉やマンガン粉等を処理したが、例えば脱臭性能として
はアスコルビン酸、グルコン酸、クエン酸、酒石酸を用
いると十分な脱臭性能が得られるが、EDTAやリンゴ酸や
ピロリン酸では脱臭力のある粉末は得られるが、脱臭性
能が弱い事を知得した。
本発明では鉄粉、マンガン粉、あるいは鉄−マンガン合
金粉を使用する。鉄粉は銑鉄や回収鉄粉等を粉砕する事
によって、またスケールや鉄鋼石等の酸化鉄の粉末を還
元する事によって容易に得られる。またマンガン粉も金
属マンガンを粉砕しあるいは酸化マンガンやマンガン鉱
石を還元して容易に得られる。鉄−マンガンの合金粉は
鉄−マンガン合金やフェロマンガン等を粉砕して得られ
る。本発明で鉄粉やマンガン粉や鉄−マンガン合金粉
は、格別に高純度でなくても、例えば少量の不純物や合
金成分を含有したものも十分に使用することができる。
本発明では平均粒径が1μ〜1mmの鉄粉やマンガン粉や
鉄−マンガン合金粉を用いる。粒径が1μ以下の粉末で
は、多塩基酸で処理した際に、粒子の内核も多塩基酸と
反応して、金属質の内核が残存しない粒子が増加する。
本発明では、各粒子の金属の内核は、反応生成物である
薬剤を担持する担体としての役割を有する。また金属の
内核は外層と徐々に反応して、反応生成物である薬剤を
長期間に亘って継続して生成する役割を有する。従って
粒径が1μ以下の金属粉を用いて金属の内核も多塩基酸
と反応させてしまうと、別途の例えばゼオライトや活性
炭のような薬剤を担持する担体が必要となるし、また薬
剤の寿命が短い。しかし金属の粉末の平均粒径が1mm以
上では、成品粉末の平均粒径も大きく、各粒子の薬剤と
なる外層の面積の総和が小さくなって、薬剤としての効
率が悪くなるし、また成品粉末の重量が不必要に重くな
って、使用時に不都合な場合が生ずる。
金粉を使用する。鉄粉は銑鉄や回収鉄粉等を粉砕する事
によって、またスケールや鉄鋼石等の酸化鉄の粉末を還
元する事によって容易に得られる。またマンガン粉も金
属マンガンを粉砕しあるいは酸化マンガンやマンガン鉱
石を還元して容易に得られる。鉄−マンガンの合金粉は
鉄−マンガン合金やフェロマンガン等を粉砕して得られ
る。本発明で鉄粉やマンガン粉や鉄−マンガン合金粉
は、格別に高純度でなくても、例えば少量の不純物や合
金成分を含有したものも十分に使用することができる。
本発明では平均粒径が1μ〜1mmの鉄粉やマンガン粉や
鉄−マンガン合金粉を用いる。粒径が1μ以下の粉末で
は、多塩基酸で処理した際に、粒子の内核も多塩基酸と
反応して、金属質の内核が残存しない粒子が増加する。
本発明では、各粒子の金属の内核は、反応生成物である
薬剤を担持する担体としての役割を有する。また金属の
内核は外層と徐々に反応して、反応生成物である薬剤を
長期間に亘って継続して生成する役割を有する。従って
粒径が1μ以下の金属粉を用いて金属の内核も多塩基酸
と反応させてしまうと、別途の例えばゼオライトや活性
炭のような薬剤を担持する担体が必要となるし、また薬
剤の寿命が短い。しかし金属の粉末の平均粒径が1mm以
上では、成品粉末の平均粒径も大きく、各粒子の薬剤と
なる外層の面積の総和が小さくなって、薬剤としての効
率が悪くなるし、また成品粉末の重量が不必要に重くな
って、使用時に不都合な場合が生ずる。
本発明では多塩基酸は、金属の粉末に対するモル比で0.
005〜0.50の範囲で使用する。多塩基酸のモル比が0.005
以下では、粉末の外層に形成される反応生成物の量が少
なく薬剤としての効果が低い。また0.50以上では乾燥後
の組成物が潮解性となり易く、薬剤としての効果が低下
する。
005〜0.50の範囲で使用する。多塩基酸のモル比が0.005
以下では、粉末の外層に形成される反応生成物の量が少
なく薬剤としての効果が低い。また0.50以上では乾燥後
の組成物が潮解性となり易く、薬剤としての効果が低下
する。
本発明では金属の粉末と多塩基酸と湿分とを大気中で混
合接触させるが、例えば多塩基酸を水溶液としこれに金
属質の粉末を混合してもよいし、また例えば多塩基酸の
粉末と金属の粉末とを混合して水蒸気雰囲気中に保持し
て反応させてもよい。本発明で金属の粉末と多塩基酸と
湿分とを接触させる際は、硫酸や塩酸を併用してPH<2.
0の酸性雰囲気で接触させる事が好ましい。本発明者等
の知見では、硫酸や塩酸を併用すると、アンモニア系の
臭気ガスを脱臭する際の脱臭効果が大きい。
合接触させるが、例えば多塩基酸を水溶液としこれに金
属質の粉末を混合してもよいし、また例えば多塩基酸の
粉末と金属の粉末とを混合して水蒸気雰囲気中に保持し
て反応させてもよい。本発明で金属の粉末と多塩基酸と
湿分とを接触させる際は、硫酸や塩酸を併用してPH<2.
0の酸性雰囲気で接触させる事が好ましい。本発明者等
の知見では、硫酸や塩酸を併用すると、アンモニア系の
臭気ガスを脱臭する際の脱臭効果が大きい。
本発明では該混合接触させた物を乾燥するが、この乾燥
は自然乾燥によって行う事ができる。乾燥を早めるため
に加熱して乾燥してもよいが、乾燥温度が150℃近傍に
達すると多塩基酸や反応生成物が変質するため、乾燥の
加熱温度は100℃以下が好ましい。
は自然乾燥によって行う事ができる。乾燥を早めるため
に加熱して乾燥してもよいが、乾燥温度が150℃近傍に
達すると多塩基酸や反応生成物が変質するため、乾燥の
加熱温度は100℃以下が好ましい。
第1図は、平均粒径が50μの鉄粉と、モル比で0.10のア
スコルビン酸と、湿分とを大気中で混合接触させ、自然
乾燥して製造した、本発明の金属と多塩基酸よりなる粉
末の、粒子の拡大模式図である。1は反応生成物で、鉄
の内核2上に亀甲状に形成されている。
スコルビン酸と、湿分とを大気中で混合接触させ、自然
乾燥して製造した、本発明の金属と多塩基酸よりなる粉
末の、粒子の拡大模式図である。1は反応生成物で、鉄
の内核2上に亀甲状に形成されている。
本発明の粉末が、従来の鉄(II)−アスコルビン酸の錯
体と同等以上の性能を有する理由は詳かではないが、第
1図の反応生成物1中には、鉄(II)−アスコルビン酸
の錯体が多量に含有されている事によると想考される。
体と同等以上の性能を有する理由は詳かではないが、第
1図の反応生成物1中には、鉄(II)−アスコルビン酸
の錯体が多量に含有されている事によると想考される。
また、本発明の粉末の薬剤としての効果が、従来の鉄
(II)−アスコルビン酸の錯体に比べて長期間に亘って
維持されている理由も詳かではないが、従来の鉄(II)
−アスコルビン酸の錯体においては、例えば脱臭に際し
て鉄(II)の成分が酸化すると、錯体が変質して薬剤と
しての効果を失うが、本発明の粉末では、脱臭に際して
鉄(II)の成分が酸化しても、各粒子の内核を形成して
いる鉄が鉄(II)を再生して、反応生成物1中の鉄(I
I)−アスコルビン酸の錯体は変質する事がなく、従っ
て薬剤としての効果が長期間に亘って維持される事によ
る思われる。
(II)−アスコルビン酸の錯体に比べて長期間に亘って
維持されている理由も詳かではないが、従来の鉄(II)
−アスコルビン酸の錯体においては、例えば脱臭に際し
て鉄(II)の成分が酸化すると、錯体が変質して薬剤と
しての効果を失うが、本発明の粉末では、脱臭に際して
鉄(II)の成分が酸化しても、各粒子の内核を形成して
いる鉄が鉄(II)を再生して、反応生成物1中の鉄(I
I)−アスコルビン酸の錯体は変質する事がなく、従っ
て薬剤としての効果が長期間に亘って維持される事によ
る思われる。
本願の請求項(2)の粉末は、先に述べた請求項(1)の、金
属と多塩基酸よりなる粉末に、更に例えばCaO,Ca(OH)
2,NaCO3,MgO,Mg(OH)2,Mg2CO3から選ばれる1または2
以上の固体塩基を添加して混合する。本発明者等の知見
によると、この固体塩基の添加により、請求項(1)の粉
末をPH>7.0以上の塩基性にすると、硫化水素系の臭気
ガスに対する脱臭力が顕著に向上する。この際に添加す
る塩基は潮解し難い性質の固体塩基が適当で、例えばCa
OやCa(OH)2やNa2CO3やMgOやMg(OH)2やMg2CO3から
選ばれる1種又は2以上の固体塩基の例えば粉末を請求
項(1)の粉末に添加して混合する。固体塩基の添加量
は、粉末のPHを7以上とする混合量で十分である。混合
量が少ないと固体塩基を加えた効果が小さいが、PHが7
以上で過量に混合しても、固体塩基を加えた効果は飽和
する。
属と多塩基酸よりなる粉末に、更に例えばCaO,Ca(OH)
2,NaCO3,MgO,Mg(OH)2,Mg2CO3から選ばれる1または2
以上の固体塩基を添加して混合する。本発明者等の知見
によると、この固体塩基の添加により、請求項(1)の粉
末をPH>7.0以上の塩基性にすると、硫化水素系の臭気
ガスに対する脱臭力が顕著に向上する。この際に添加す
る塩基は潮解し難い性質の固体塩基が適当で、例えばCa
OやCa(OH)2やNa2CO3やMgOやMg(OH)2やMg2CO3から
選ばれる1種又は2以上の固体塩基の例えば粉末を請求
項(1)の粉末に添加して混合する。固体塩基の添加量
は、粉末のPHを7以上とする混合量で十分である。混合
量が少ないと固体塩基を加えた効果が小さいが、PHが7
以上で過量に混合しても、固体塩基を加えた効果は飽和
する。
以上述べた本発明の請求項(1)や(2)に記載の粉末は、後
で述べる如く、脱臭力や食品鮮度保持力や植物生育促進
力を有するために、脱臭薬剤としてあるいは食品鮮度保
持薬剤としてあるいは植物生育促進薬剤として用いる事
ができる。
で述べる如く、脱臭力や食品鮮度保持力や植物生育促進
力を有するために、脱臭薬剤としてあるいは食品鮮度保
持薬剤としてあるいは植物生育促進薬剤として用いる事
ができる。
本発明の粉末を使用するに際しては、例えば粉末を通気
性のあるケースに入れて使用してもよいし、プラスチッ
クや合板等の構造材料に対しては成形時に粉末状で添加
しあるいは溶剤等に混じて塗布してもよい。また請求項
(1)や(2)の粉末は、水と混じて、工業排ガス中のNH3やH
2S等の有害ガスを除去する脱臭剤として用いる事もでき
る。
性のあるケースに入れて使用してもよいし、プラスチッ
クや合板等の構造材料に対しては成形時に粉末状で添加
しあるいは溶剤等に混じて塗布してもよい。また請求項
(1)や(2)の粉末は、水と混じて、工業排ガス中のNH3やH
2S等の有害ガスを除去する脱臭剤として用いる事もでき
る。
本発明者等は、固体塩基を添加混合した粉末は有機溶剤
とバインダーとで混練し、また固体塩基を添加混合しな
い粉末は水とバインダとで混練して混練物とし、この混
練物を有機高分子三次元網目体(ウレタンフォーム)の
骨格に塗着して、脱臭エレメントを作成したが、この脱
臭エレメントを工業排ガスの流路に配する事によって、
工業排ガス中のNH3やH2S等の臭気ガスを効率よく除去す
る事ができた。また本発明者等は、前記の混練物を有機
高分子小球体(積水化成(株)製、スチレン発泡球体)の
表面に塗布し、この小球体を型枠内に充填した脱臭エレ
メントを作成して、工業排ガスを前記と同様に処理した
が、工業排ガス中の臭気ガスを、前記と同様に効率よく
除去することができた。本発明の粉末は取り扱いが簡単
なため、これ等の方法で脱臭エレメントを簡易に製造す
事ができる。
とバインダーとで混練し、また固体塩基を添加混合しな
い粉末は水とバインダとで混練して混練物とし、この混
練物を有機高分子三次元網目体(ウレタンフォーム)の
骨格に塗着して、脱臭エレメントを作成したが、この脱
臭エレメントを工業排ガスの流路に配する事によって、
工業排ガス中のNH3やH2S等の臭気ガスを効率よく除去す
る事ができた。また本発明者等は、前記の混練物を有機
高分子小球体(積水化成(株)製、スチレン発泡球体)の
表面に塗布し、この小球体を型枠内に充填した脱臭エレ
メントを作成して、工業排ガスを前記と同様に処理した
が、工業排ガス中の臭気ガスを、前記と同様に効率よく
除去することができた。本発明の粉末は取り扱いが簡単
なため、これ等の方法で脱臭エレメントを簡易に製造す
事ができる。
[実施例] 第1表で、No.1.2.3.4は本発明の金属と多塩基酸よりな
る粉末である。第1表のNo.5は比較例で、特開昭60-142
856に記載の鉄(II)のアスコルビン酸の錯体をゼオラ
イトの粉末に担持させた従来品である。
る粉末である。第1表のNo.5は比較例で、特開昭60-142
856に記載の鉄(II)のアスコルビン酸の錯体をゼオラ
イトの粉末に担持させた従来品である。
(1)脱臭性能の実施例 第2図は、本実施例で用いた脱臭力測定装置の例で、3
は臭気ガスボンベ、4はサンプルセル、5は流量計、6
は湿分調整器である。本実施例で臭気ガスとしてはN2ガ
スで希釈したNH3ガスまたはH2Sガスを用いた。試験方法
は、第2図のサンプルセル4内に第1表の各粉末を1gづ
つ装入し、NH3ガスまたはH2SガスをN2ガスで濃度100ppm
に調製した混合ガスを流し、平衡吸着量を測定した。そ
の結果を第2表に示した。第2表に示す如く、本発明の
粉末No1〜No4は、比較例の粉末に比べて5倍〜100倍の
寿命を有する事がわかった。
は臭気ガスボンベ、4はサンプルセル、5は流量計、6
は湿分調整器である。本実施例で臭気ガスとしてはN2ガ
スで希釈したNH3ガスまたはH2Sガスを用いた。試験方法
は、第2図のサンプルセル4内に第1表の各粉末を1gづ
つ装入し、NH3ガスまたはH2SガスをN2ガスで濃度100ppm
に調製した混合ガスを流し、平衡吸着量を測定した。そ
の結果を第2表に示した。第2表に示す如く、本発明の
粉末No1〜No4は、比較例の粉末に比べて5倍〜100倍の
寿命を有する事がわかった。
(2)食品鮮度保持性能の実施例 第1表の粉末を20ダンボール箱の内壁に吹きつけ、ダ
ンボール箱の内部に供試材を入れ、室温(20℃)で供試
材の鮮度保持性能を比較した。その結果を第3表に示し
た。第3表に見られる如く、第1表のNo1〜No4は、従来
品(第1表のNo5)と同等の食品鮮度保持性能を有し、
これ等を用いない場合に比べて、供試材の鮮度保持期間
を約2倍に延長できる。
ンボール箱の内部に供試材を入れ、室温(20℃)で供試
材の鮮度保持性能を比較した。その結果を第3表に示し
た。第3表に見られる如く、第1表のNo1〜No4は、従来
品(第1表のNo5)と同等の食品鮮度保持性能を有し、
これ等を用いない場合に比べて、供試材の鮮度保持期間
を約2倍に延長できる。
(3)植物生育促進性能の実施例 第1表のNo4の粉末を水に10g/溶解さた溶液を、1日
当り5cc/本をミツバ、カイワレ大根、ホウレン草に2週
間に亘って散布したが、散布したものの圧長度は、この
溶液の散布を行わないものに比べて、重量にして1.2〜
2.0倍大きかった。
当り5cc/本をミツバ、カイワレ大根、ホウレン草に2週
間に亘って散布したが、散布したものの圧長度は、この
溶液の散布を行わないものに比べて、重量にして1.2〜
2.0倍大きかった。
[発明の効果] 本発明の粉末は、従来の鉄(II)−アスコルビン酸の錯
体よりなる脱臭剤や食品鮮度保持剤や植物生育促進剤と
同種の性能を同等以上に有するため、同様の用途に使用
して効果が大きい。また、本発明の粉末は、従来の鉄
(II)−アスコルビン酸の錯体よりなる脱臭剤等に比べ
て、簡易な工程で製造する事ができる。更に本発明の粉
末は、従来の鉄(II)−アスコルビン酸の錯体よりなる
脱臭剤等に比べて、長期間に亘って優れた効能が維持さ
れる。
体よりなる脱臭剤や食品鮮度保持剤や植物生育促進剤と
同種の性能を同等以上に有するため、同様の用途に使用
して効果が大きい。また、本発明の粉末は、従来の鉄
(II)−アスコルビン酸の錯体よりなる脱臭剤等に比べ
て、簡易な工程で製造する事ができる。更に本発明の粉
末は、従来の鉄(II)−アスコルビン酸の錯体よりなる
脱臭剤等に比べて、長期間に亘って優れた効能が維持さ
れる。
第1図は、本発明の金属と多塩基酸よりなる粉末の粒子
の拡大模式図、第2図は、実施例で用いた脱臭力測定装
置の例を示す図、 である。 1:多塩基酸と金属との反応生成物、2:金属の内核、3:臭
気ガスボンベ、4:サンプルセル、5:流量計、6:湿分調整
器。
の拡大模式図、第2図は、実施例で用いた脱臭力測定装
置の例を示す図、 である。 1:多塩基酸と金属との反応生成物、2:金属の内核、3:臭
気ガスボンベ、4:サンプルセル、5:流量計、6:湿分調整
器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 53/34 116 B B01J 20/22 A 7202−4G B22F 1/02 B C05D 9/02 7537−4H
Claims (2)
- 【請求項1】平均粒径が1μ〜1mmの鉄粉.マンガン
粉.鉄−マンガン合金粉から選ばれる1又は2以上の金
属の粉末と、該金属の粉末に対するモル比で0.005〜0.5
0のアスコルビン酸.グルコン酸.クエン酸.酒石酸か
ら選ばれる1又は2以上の多塩基酸と、湿分とを大気中
で混合接触させ、該混合接触物を乾燥したことを特徴と
する、金属と多塩基酸よりなる粉末。 - 【請求項2】請求項(1)の粉末に固体塩基を添加混合し
たことを特徴とする金属と多塩基酸よりなるの粉末。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1163651A JPH0689320B2 (ja) | 1989-06-28 | 1989-06-28 | 金属と多塩基酸よりなる粉末 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1163651A JPH0689320B2 (ja) | 1989-06-28 | 1989-06-28 | 金属と多塩基酸よりなる粉末 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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| JPH0689320B2 true JPH0689320B2 (ja) | 1994-11-09 |
Family
ID=15777991
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1163651A Expired - Lifetime JPH0689320B2 (ja) | 1989-06-28 | 1989-06-28 | 金属と多塩基酸よりなる粉末 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0689320B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101496531B1 (ko) * | 2010-02-15 | 2015-03-04 | 제이에프이미네라르 가부시키가이샤 | 철 이온 공급 재료 및 그 제조 방법 그리고 철 이온 공급 방법 |
Families Citing this family (4)
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| JPH0615011B2 (ja) * | 1989-08-24 | 1994-03-02 | 新日本製鐵株式会社 | 脱臭方法および脱臭装置 |
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| JP2011153353A (ja) * | 2010-01-27 | 2011-08-11 | Nakagawa Special Steel Co Inc | 鉄粉混合物、鉄粉混合物の使用方法、鉄粉混合物の製造方法 |
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|---|---|---|---|---|
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-
1989
- 1989-06-28 JP JP1163651A patent/JPH0689320B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101496531B1 (ko) * | 2010-02-15 | 2015-03-04 | 제이에프이미네라르 가부시키가이샤 | 철 이온 공급 재료 및 그 제조 방법 그리고 철 이온 공급 방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0331387A (ja) | 1991-02-12 |
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