JPH0647776B2 - ジエツトル−ムの製織方法 - Google Patents

ジエツトル−ムの製織方法

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JPH0647776B2
JPH0647776B2 JP26198385A JP26198385A JPH0647776B2 JP H0647776 B2 JPH0647776 B2 JP H0647776B2 JP 26198385 A JP26198385 A JP 26198385A JP 26198385 A JP26198385 A JP 26198385A JP H0647776 B2 JPH0647776 B2 JP H0647776B2
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yarn
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weaving
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健太郎 釜本
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Unitika Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は,空気または水の噴射力により緯入れを行う流
体噴射式織機(以下,ジェットルームと称す)の製織方
法に関するものであり,特に,高速回転下での製織にお
ける筬の摩耗を防止する有効な手段を提供するものであ
る。
(ロ)従来の技術 ジェットルームは,近年来,汎用性および生産性におい
てその性能は著しく進歩してきた。特にその生産性の点
において,ウォータージェットルームとエアージェット
ルーム共に高速運転となり,織機回転数は600〜80
0回/分に達し,この速度で合繊フィラメントを中心に
製織され,大規模な工場でも実績が現れてきている。
しかしながら,これら高速回転下での製織については,
種々の問題点を含んでいることも事実である。本発明者
は,稼動率の向上や消耗品節減という基本的な問題にお
いて,筬の摩耗の問題があることを見出した。
ここでいう筬摩耗とは,一般に問題として従来よりいわ
れる筬打ち位置,すなわち,ビーティングライン部に発
生する筬摩耗や,織物の両端部を中心とする筬摩耗では
なく,給糸側の特定の筬羽のみに発生する特異な現性で
あり,高速回転下での長期ランニングにより初めて顕在
化してきたものであり,現在までその原因と有効な対策
を見出せなかったものである。すなわち,ここでいう筬
摩耗とは,緯糸給糸側の耳組糸の入った筬羽のみに摩耗
が発生し,ついには耳組の糸切れや,耳組糸と同一筬羽
間にある地経糸の糸切れや開口不良等を誘発し,製織性
の不良を生ずるものであり,現在までその有効な対策は
なく,消極的な方法によりその都度応急処置をしてきた
のが実情であった。
(ハ)本発明が解決しようとする問題点 本発明は,かかる特殊な場所にのみ発生する筬摩耗を対
策すべく鋭意検討の結果なされたものである。本発明者
は,まず,この特殊な場所,すなわち,緯糸給糸側の耳
組糸の入った筬羽のみが摩耗する原因について調査した
結果,その原因は以下に述べる理由にあることを見出し
た。
一般的に,ジェットルームは2本の耳組糸に開口運動と
緯入れされた緯糸との間でひねり運動を有する緯糸給糸
側と反給糸側にある遊星歯車装置からなる耳組み装置に
より,織物の両端部を固定する方式を採用している。し
かるに,これらの装置により製織を行う場合,反緯糸給
糸側の耳組糸の開口タイミングは地経糸とほぼ同一タイ
ミングに設定し,緯糸給糸側の耳組糸のタイミングは地
経糸の開口タイミングより織機クランク角度で50゜以
上先行させる必要性があった。すなわち,緯糸給糸側に
おいては,緯糸は毎回の緯入れごとに切断されるため,
確実な耳組織を得るためその緯糸切断時期の相当以前の
タイミングで耳組糸と交錯させる必要があるためであっ
た。すなわち,ここに耳組糸による筬摩耗の基本的問題
があった。
以下,図面により説明する。
第1図,第2図,第3図,いずれも織機の緯入れ側側面
よりみた地経糸(W1,W2),耳組糸(Y1,Y2)および筬(R)と
の相対的な位置とタイミングの関係を示す配置図であ
る。従来の方法では,第1図,第2図のように一定の織
機クランク角度で緯入れされた直後の緯糸(F)は,上経
糸(W1)・上耳組糸(Y1)と下経糸(W2)・下耳組糸(Y2)との
間に位置する。しかるに,第2図に示すごとく,緯入れ
後筬打ち運動が進行し,先に述べたごとく,耳組糸(Y1,
Y2)の開口運動は地経糸の開口タイミングより50〜6
0゜前進しているため,筬打ち以前,いいかえれば,経
糸(W1,W2)の閉口以前に緯糸との交錯を終え,緯糸を挟
持した状態で,筬(R)は織前点Pまで前進することにな
る。この耳組糸(Y1,Y2)により緯糸が挟持されることに
より,挟持した位置から織前点にいたる間,耳組糸は筬
羽との相対位置が変化することなく筬羽の同一個所(X)
部を摺動することになるものであり,これが本発明でい
う特殊位置に発生する筬摩耗の主因となることを見出
し,本発明に至ったものである。
(ニ)問題点を解決するための手段および作用 本発明は,2本の耳組糸に開口運動とひねり運動を与え
る遊星歯車装置からなる耳組機構を有するジェットルー
ムによる製織に際して,緯糸給糸側の耳組糸として地経
糸の繊度の1/2以下よりなるナイロン6フィラメント糸
を用い,かつ,その開口タイミングが地経糸の開口タイ
ミングより30゜以内の先行範囲にあることを特徴とす
るジェットルームの製織方法である。
すなわち,本発明の基本は,先に述べた耳組糸の開口運
動の軌跡が,織前点から数cmの位置にわたって該耳組糸
を挿入した筬羽に対して同一位置で摺動する運動を最小
限にとどめると同時に,従来と同様のしっかりした耳組
を完成させるべく,耳組糸の太さおよびその素材を限定
したものであり,特に,高速回転下での筬摩耗対策とし
て著しい効果を有するものである。
第3図に示すごとく,耳組糸の閉口時期をできるだけ遅
らせ,耳組糸(Y1,Y2),緯糸(F)を挟持する距離lを極力
小さくする必要があるが,反面,耳組糸と緯糸とのひね
り効果がルーズになり,十分な耳組織を得られない欠点
も有しているため,本発明者は,耳組糸種,耳組糸材質
と,その開口タイミングの範囲について鋭意検討の結
果,先に述べた結論に達したものである。
(ホ)実施例 次に,比較例および実施例によって本発明を具体的に説
明する。
次の条件により製織し,耳組糸に地経糸の繊度の1/2以
下よりなるナイロン6フィラメント糸を用い,かつ,そ
の開口タイミングが地経糸の開口タイミングより30゜
以内の先行範囲にした場合の筬傷発生程度と耳組織の安
定度を評価した結果を第1表に示す。
比較例として,耳組糸に地経糸の繊度の1/2以上よりな
るナイロン6フィラメント糸を用いたり,他素材を用い
てみた。また,耳組糸開口タイミングを地経糸の開口タ
イミングより30゜以上の先行範囲にした。これらの評
価結果と従来例の評価結果も第1表に示す。
〔製織条件〕
使用織機:ウォータージェットルーム (津田駒工業製,ZW−303型) 製織品種:ナイロンタフタ 筬 :72羽/鯨寸,1羽2本入れ 経 糸:ナイロンフィラメント,70デニール/12フィラ
メント 緯 糸:ナイロンフィラメント,70デニール/24フィラ
メント 打込密度:80本/吋 織上げ長:52.5m/疋 実施例からも明らかなごとく,比較例に比べて耳組糸の
開口タイミングの地経糸に対する先行度を30゜以内と
すると同時に,ナイロン6よりなるフィラメントで,3
0デニールよりなる耳組糸を使用することにより,初め
て本発明の目的は達成できた。
耳組糸としては,比較例(1)に示すごとく,ポリエステ
ルフィラメントではそのヤング率特性に起因して剛性が
大なるため,その効果は不十分であり,また,比較例
(2)に示す地経糸の1/2以上の繊度を有する耳組糸が用い
られた場合は,その耳組織がルーズになり,筬摩耗は発
生しないが,効果としては不十分である。また,耳組糸
の開口タイミングの先行度が40゜位では,筬摩耗に対
しても十分な効果を有していないことが確認できた。
(ホ)発明の効果 以上のごとく,本発明は,織機回転数400〜500回
/分段階では発生しにくかった耳組糸による筬摩耗が,
600〜800回/分の高速運転下で顕著になる筬摩耗
現象を解明すると同時に,その対策方法を提供せんとす
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は,織機の開口の概略説明図であ
る。 第3図は,本発明による織機の開口の概略説明図であ
る。 W……地経糸,Y……耳組糸,R……筬 P……織前点,F……緯糸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2本の耳組糸に開口運動とひねり運動を与
    える遊星歯車装置からなる耳組機構を有するジェットル
    ームによる製織に際して、緯糸給糸側の耳組糸に地経糸
    の繊度の1/2以下よりなるナイロン6フィラメント糸を
    用い,かつ,その開口タイミングが地経糸の開口タイミ
    ングより30゜以内の先行範囲にあることを特徴とする
    ジェットルームの製織方法。
JP26198385A 1985-11-21 1985-11-21 ジエツトル−ムの製織方法 Expired - Lifetime JPH0647776B2 (ja)

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JPS62125050A JPS62125050A (ja) 1987-06-06
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