JPH0647799B2 - 紙被覆用ラテツクス - Google Patents

紙被覆用ラテツクス

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JPH0647799B2
JPH0647799B2 JP60063319A JP6331985A JPH0647799B2 JP H0647799 B2 JPH0647799 B2 JP H0647799B2 JP 60063319 A JP60063319 A JP 60063319A JP 6331985 A JP6331985 A JP 6331985A JP H0647799 B2 JPH0647799 B2 JP H0647799B2
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latex
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尚 松井
武満 田中
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、紙被覆用ラテックスに関し、特に良好な光沢
および印刷光沢発現性を有する塗工紙、塗工板紙を得る
ことができ、かつ製造時良好な作業性を有する紙被覆用
ラテックスに関する。
従来の技術 近年、出版用あるいは包装用として、顔料および結合剤
からなる紙被覆用組成物が塗工された顔料塗工紙が大量
に使用されている。このような紙に顔料塗工を行う目的
は、紙の美観を良好にし、また印刷効果を高めて商品価
値を高めようとすることにある。このような目的を達成
するために使用される紙被覆用組成物として要求される
性質は非常に多く、例えば光学的性質としては良好な白
色度、光沢、印刷光沢を与え、また印刷適性としては良
好な強度、耐水強度、インキ転移性を与えるものでなけ
ればならず、更に塗工紙製造時における作業性が良好で
あることも要求される。
これらの性質のうち、視覚的感覚に訴え、最終的に商品
の価値を決定する光沢および印刷後の光沢は、極めて重
要であり、光沢の高い塗工紙を得るためこれまで様々な
試みがなされてきた。
例えば塗工紙の光沢は、塗工乾燥した後、仕上げ工程、
いわゆるカレンダー処理において発現し、この操作で生
ずる摩擦が塗工紙の表面に平滑性を与えると同時に顔料
粒子を配向させ、このときの配向の程度が高いほど光沢
は高くなるのである。
従って、塗工紙において最も簡単に光沢を上げる方法と
しては、結合剤の量を減少させることが与えられるが、
その場合は塗工層の強度が低下し、仕上げ時にカレンダ
ーロール汚れを発生させたり、あるいは印刷時にピッキ
ングを発生させるなどの重大な支障を来たす可能性が大
きい。
この試みに関する注目すべき例としては、次のようなも
のがある。これは無機顔料の一部または全部を有機顔料
で代替し、光沢を向上させようとする試みであり、ポリ
スチレン系重合体ラテックスを使用するものが特公昭4
6−6524号公報によって知られている。これは、熱
可塑性のポリマーを利用し、カレンダーにかかり易くし
たもので、この顔料の使用により従来の無機顔料のみを
用いた場合に比較してかなり光沢の高い塗工紙を得るこ
とができる。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、前記特許公告公報記載の技術では、他の
顔料に比べて仕上げ時カレンダーロールに塗工層の微細
な一部がとられ、次第にこれが蓄積する、いわゆるカレ
ンダーロール汚れが発生し易い。カレンダーロール汚れ
が発生すると、当然のことながら光沢発現性は低下し、
またダスト物除去のために作業性は極めて低下する。特
に塗工板紙の場合、グロスカレンダーを使用し、カレン
ダー温度を120〜150℃とかなり高くして光沢発現
性を良好にする場合が多く、この場合はカレンダー汚れ
傾向は一層強くなる。そのため、このような有機顔料を
用いる場合、結合剤量を増加させるか、あるいは耐カレ
ンダーロール汚れの良好なスターチ、カゼインなどの天
然バインダーの割合を多くして使用しなければならな
い。しかし結合剤の増加は、光沢発現性を低下させる方
向に働き、しかも経費増加となる。このことが、かかる
有機顔料の性能の良さにもかかわらずその使用範囲が特
殊な分野に限られている原因の一つとなっている。ま
た、天然バインダーの割合の増加も光沢を低下させる傾
向が強く、得られる印刷光沢も低下する傾向にあり望ま
しくない。
本発明は、上記のような従来の技術的課題を背景になさ
れたもので、その目的は良好な光沢および良好な印刷光
沢発現性を有する塗工紙を得ることができ、しかも仕上
げ時にカレンダーロール汚れに対して良好な耐性を有す
る紙被覆用ラテックスを提供することにある。即ち、結
合剤の割合が余り多くなくとも、また天然バインダーの
使用比率が極めて低くてもカレンダーロール汚れが発生
せず、良好な光沢を発現する紙被覆用ラテックスを提供
することにある。
問題点を解決するための手段 即ち本発明は、下記共重合体ラテックス(A)と共重合
体ラテックス(B)とからなり、かつ(A)/(B)の
固形分重量の比が10/90〜60/40であることを
特徴とする紙被覆用ラテックスを提供するものである。
〔共重合体ラテックス(A)〕
エチレン系不飽和カルボン酸単量体;0.5〜8重量% 脂肪族共役ジオレフィン;0〜20重量% 芳香族ビニル単量体;40〜99.5重量% 不飽和酸アミド単量体;0〜6重量% (ただし、共重合体ラテックス(A)および(B)を構
成する不飽和酸アミド単量体の合計量は、1〜6重量%
である。) その他のモノオレフィン単量体:0〜59.5重量% の共重合体組成を有し、ガラス転移温度が30〜105
℃、平均粒径が0.15〜0.40μmである共重合体
ラテックス。
〔共重合体ラテックス(B)〕
エチレン系不飽和カルボン酸単量体;0.5〜8重量% 脂肪族共役ジオレフィン;25〜55重量% 不飽和酸アミド単量体;0〜6重量% その他のモノオレフィン単量体;31〜74.5重量% の共重合体組成を有する共重合体ラテックス。
以下、本発明を共重合体ラテックス(A)および共重合
体ラテックス(B)に分け、詳細に説明する。
〔共重合体ラテックス(A)〕
共重合体ラテックス(A)を構成するエチレン系不飽和
カルボン酸単量体としては、アクリル酸、イタコン酸、
メタアクリル酸、フマル酸、クロトン酸、マレイン酸な
どが単独または併用して用いられるが、特にアクリル
酸、イタコン酸、メタアクリル酸が好ましく用いられ
る。かかるエチレン系不飽和カルボン酸単量体は、顔料
同志あるいは顔料と原料との接着力を高める作用を有
し、またラテックスのコロイドとしての安定性を向上さ
せる作用を有し、その割合は0.5〜8重量%、好まし
くは1〜5重量%である。共重合体ラテックス(A)中
のエチレン系不飽和カルボン酸単量体の割合が0.5重
量%未満では前記効果を得ることが困難であり、一方8
重量%を超えると共重合体ラテックス(A)自体あるい
は顔料などと混合して得られる紙被覆用組成物の粘度が
高くなり過ぎて不適当なものとなる。
共重合体ラテックス(A)を構成する脂肪族共役ジオレ
フィンとしては、ブタジエン、イソプレン、クロロプレ
ンなどが挙げられ、特にブタジエンが好適に使用され
る。かかる脂肪族共役ジオレフィンの量は、光沢に大き
な影響があり、その割合は20重量%以下、好ましくは
10〜20重量%である。共重合体ラテックス(A)中
の脂肪族共役ジオレフィンの割合が20重量%を超える
と光沢の発現性に支障を来たし、殊にカレンダー条件を
緩和した場合、その影響は顕著になる。なお、共重合体
ラテックス(A)の脂肪族共役ジオレフィンを20重量
%を超える量とし、共重合体ラテックス(B)の脂肪族
ジオレフィンの量をその分減少させることも考えられる
が、その場合は良好な光沢を得ることはできない。ま
た、共重合体ラテックス(A)中の脂肪族共役ジオレフ
ィの割合を10〜20重量%にすると、特に良好な光沢
に加え、強度面でも有利な塗工紙を得ることが可能であ
る。
共重合体ラテックス(A)を構成する芳香族ビニル単量
体としては、スチレン、α−メチルスチレン、4−メチ
ルスチレン、2−メチルスチレン、3−メチルスチレ
ン、4−メトキシスチレン、2−ヒドロキシメチルスチ
レン、4−エチルスチレン、4−エトキシスチレン、
3,4−ジメチルスチレン、2−クロロスチレン、3−
クロロスチレン、4−クロロ−3−メチルスチレン、4
−第3級ブチルスチレン、2,4−ジクロロスチレン、
2,6−ジクロロスチレン、1−ビニルナフタレン、ジ
ビニルベンゼンなどが挙げられ、特にスチレンが好適に
使用される。かかる芳香族ビニル単量体は、光沢に影響
し、その割合は40〜99.5重量%、好ましくは55
〜84.5重量%である。
共重合体ラテックス(A)中の芳香族ビニル単量体の割
合が40重量%未満では得られる塗工紙の光沢が充分で
ない。
共重合体ラテックス(A)を構成する不飽和酸アミド単
量体としては、アクリルアミド、メタアクリルアミド、
N−メチロールアクリルアミド、N−メチロールメタア
クリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、N−
ビニールピロリドンなどを挙げることができ、このうち
アクリルアミド、メタアクリルアミドが好ましく使用さ
れる。
かかる不飽和酸アミド単量体は、カレンダーロールの汚
れに対する耐性を高め、また塗工層の強度を向上させる
ために本発明に必要の成分であり、その割合は共重合体
ラテックス(A)中6重量%以下、好ましくは4重量%
以下、かつ共重合体ラテックス(A)および後記ラテッ
クス(B)を構成する不飽和酸アミド単量体の合計量が
1〜6重量%、好ましくは1.5〜4重量%であり、1
重量%未満では前記目的を達成することができず、一方
6重量%を超えるとラテックス(A)および/または
(B)の粘度あるいは顔料と混合した場合の塗工液(紙
被覆用組成物)の粘度が高くなり過ぎる。
共重合体ラテックス(A)は、これら単量体以外のモノ
オレフィン単量体を含むことも可能であり、かかるその
他モノオレフィン単量体としては、アクリル酸メチル、
メタアクリル酸メチル、アクリル酸ヒドロキシエチル、
アクリロニトリル、メタアクリロニトリルなどのアクリ
ル酸もしくはメタアクリル酸のエステルまたはエチレン
系ニトリルなどが挙げられ、その割合は59.5重量%
以下、好ましくは30重量%以下使用される。共重合体
ラテックス(A)中のその他モノオレフィン単量体の割
合が59.5重量%を超えると強度が低下したり、光沢
発現性が低下する。
共重合体ラテックス(A)は、前記条件に加えてガラス
転移温度が30〜105℃、好ましくは30〜60℃の
範囲にあり、かつ平均粒径が0.15〜0.40μm、
好ましくは0.15〜0.30の範囲にある狭い粒径分
布を持つものである。ガラス転移温度が30℃未満ある
いは平均粒径が0.15μmより小さい場合、光沢の発
現性が良好でない。また、平均粒径が0.40μmより
大きくなると充分な接着強度が得られない。
特にガラス転移温度が30〜60℃の範囲にある場合、
あるいは平均粒径が0.15〜0.30μmの範囲にあ
る場合は良好な光沢に加えて強度面も有利となる。
〔共重合体ラテックス(B)〕
共重合体ラテックス(B)を構成するエチレン系不飽和
カルボン酸単量体の種類、使用目的および量は、前記共
重合体ラテックス(A)と同様である。
また、共重合体ラテックス(B)を構成する脂肪族共役
ジオレフィンの種類は、共重合体ラテックス(A)と同
様であるが、その割合は25〜55重量%、好ましくは
30〜50重量%であり、25重量%未満の場合は良好
な強度が得られず、一方55重量%を超えて使用した場
合は良好な光沢を望むことができない上、強度面も良好
な結果を得ることができない。
更に、共重合体ラテックス(B)を構成する不飽和酸ア
ミド単量体の種類、量は、共重合体ラテックス(A)と
同様である。
更にまた、共重合体ラテックス(B)を構成するその他
のモノオレフィン単量体の種類は、共重合体ラテックス
(A)と同様である。
本発明は、前記のように共重合体ラテックス(A)およ
び(B)からなり、該ラテックス(A)または(B)の
単独では充分な接着強度と良好な光沢を得ることはでき
ず、(A)/(B)で示される固形分重量の比が10/
90〜60/40、好ましくは10/90〜40/60
の範囲にあることにより、初めてその効果を発揮するこ
とが可能である。共重合体ラテックス(A)が固形分重
量換算で10重量%未満では充分な光沢が得られないば
かりでなく、インキ着肉性、印刷光沢などの印刷適性も
劣るものとなり、一方60重量%を超える場合には充分
な接着強度、耐水接着強度が得られない上、カレンダー
ロール汚れなどの作業性も極めて悪化することになる。
本発明で使用される共重合体は、乳化重合法で製造する
ことができる。
即ち、水に単量体混合物、連鎖移動剤、重合開始剤、乳
化剤などを加えたものを撹拌しながら、約50〜100
℃に加熱して重合し得ることができる。この場合、単量
体混合物などを連続的もしくは間歇的に加えて重合する
ことが可能であり、この方がむしろ凝固物の生成の少な
く良好な結果が得られる。
具体的には、(1)乳化重合法で共重合体(A)、
(B))をそれぞれ製造し、その後(A)、(B)を本
発明の範囲で混合する方法、あるいは(2)まず共重合体
ラテックス(A)を乳化重合で重合し、その重合系へ共
重合体(B)を構成する単量体を加え、同一重合系内で
重合させて製造する方法、あるいは(3)まず共重合体ラ
テックス(B)を重合し、その重合系へ共重合体ラテッ
クス(A)の単量体を加えて重合し(2)の添加順序が逆
になる方法で製造することができる。
本発明の紙被覆用ラテックスは、通常、無機顔料あるい
は有機顔料、好ましくは無機顔料、ならびに結合剤とと
もに水性分散液として調製され、塗工用紙に塗布され
る。
この際、固形分換算で顔料100重量部に対し、本発明
の紙被覆用ラテックス5〜25重量部、好ましくは5〜
21重量部、その他の結合剤1〜5重量部、好ましくは
1〜3重量部使用され、水性分散液中の固形分濃度は、
通常、40〜70重量%、好ましくは45〜65重量%
程度に調製される。
ここで顔料としては、カオリンクレー、タルク、硫酸バ
リウム、酸化チタン(ルチルアナターゼ)、炭酸カルシ
ウム、水酸化アルミニウム、酸化亜鉛、サチンホワイト
などの無機顔料、あるいはポリスチレンラテックスのよ
うな有機顔料が挙げられ、これらは単独または混合して
使用される。
また、結合剤としては、澱粉、酸化澱粉、大豆蛋白、カ
ゼインなどの天然バインダーあるいはポリビニルアルコ
ール、ポリ酢酸ビニルラテックス、アクリル系ラテック
スなどの合成バインダーが使用される。
本発明のラテックスより紙被覆用組成物を調製するに
は、更にその他の助剤、例えば分散剤(ピロリン酸ナト
リウム、ヘキサメタリン酸ナトリウムなど)、消泡剤
(ポリグリコール、脂肪酸エステル、リン酸エステル、
シリコーンオイルなど)、レベリング剤(ロート油、ジ
シアンジアミド、尿素など)、防腐剤、耐水化剤(ホル
マリン、ヘキサミン、メラミン樹脂、尿素樹脂、グリオ
キサルなど)、離型剤(ステアリン酸カルシウム、パラ
フィンエマルジョンなど)、蛍光染料、カラー保水性向
上剤(カルボキシメチルセルローズ、アルギン酸ナトリ
ウムなど)などが必要に応じ添加される。
本発明の紙被覆用ラテックスを用いた紙被覆用組成物を
塗工用紙へ塗布する方法は、公知の技術、例えばエアナ
イフコーター、ブレードコーター、ロールコーター、ア
プリケーターなどの塗布機によって行われる。また、塗
布後、表面を乾燥しカレンダーリングなどにより仕上げ
る。
実施例 以下、実施例を挙げ本発明を更に具体的に説明するが、
本発明はその要旨を超えない限り、これらの実施例に制
限されるものではない。
なお、実施例中、割合を示す部および%は、全て重量に
よるものである。また、実施例における諸物性の測定お
よび塗工紙の作製は、次の方法に拠った。
〔平均粒径〕
電子顕微鏡により、粒径を測定する。
〔ガラス転移温度(Tg)〕
示差走査熱量計により測定する。
〔塗工紙の作製〕
紙被覆用ラテックス、顔料、助剤などを第2表のように
配合し、紙被覆用組成物を調製する。この場合、固形分
濃度を60%に調製し、コーティング用ロッドで塗工用
原紙(坪量240g)に150±0.6g/mになる
ように塗布し、これを120℃で10秒間乾燥し、12
0℃、70kg/cmの条件でグロスカレンダー掛けを行っ
た。
このようにして作製した塗工紙の評価は、次のようにし
て行った。
〔白色光沢〕
村上式光沢計を用い、入射角75゜、反射角75゜で測
定する。
〔ドライ接着強度〕
RI印刷適性試験機II型を用い、IPI#6インキで3
回印刷し、ピッキングの生じた程度を観察し、ピッキン
グなしを5点とし、5点満点で評価を行う。
〔耐水接着強度〕
RI印刷適性試験機I型を用い、IPI#5インキで湿
し水をつけてから印刷し、裏取りしてピッキングの生じ
た程度を観察し、ドライ接着強度と同様5点満点で評価
を行う。
〔インキ着肉性〕
RI印刷適性試験機I型を用い、東洋キング#617を
使用し、湿し水をつけてから印刷し、裏取りしてインキ
の転移の状態を観察し、同様に5点満点で評価を行う。
〔印刷光沢〕 RI印刷適性試験機II型を用い、東洋キングウルトラ1
2紅を使用して印刷した後、村上式光沢度計で測定す
る。
〔カレンダーロール汚れ〕
塗工液を原紙に塗工乾燥した後、ただちにアルミ箔を塗
工面に当ててグロスカレンダーに3回通し、その後アル
ミ箔を剥がし光沢の低下を測定する。光沢測定は、光沢
の低下の少ないもの程度好であり、光沢低下の値に基づ
いて上記評価項目と同様に5点満点で相対評価を行う。
実施例1〜5および比較例1〜11 (1)共重合体ラテックス(A)の製造 (共重合体ラテックス(イ)〜(ト)の製造) 窒素置換した100の撹拌機を備えた温度調節可能な
加圧反応器に水85部、マイレン酸2部、過硫酸カリウ
ム1.4部、燐酸カリウム1.7部、エチレンジアミン
四酢酸ナトリウム0.06部、アルキルベンゼンスルホ
ン酸ナトリウム0.03部およびn−ドデシルメルカプ
タン1.0部を仕込んで撹拌昇温した。
一方、ブタジエン15部、スチレン70部およびメタア
クリル酸メチル13部をモノマー調製タンクに、アルキ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.45部を水45部
に溶解した水溶液を乳化剤水溶液タンクに仕込み、両者
をそれぞれ定量ポンプで乳化装置に送って連続的に乳化
し、乳化単量体を調製した。
前記反応器内の温度が70℃に維持しながら、前記乳化
単量体を連続的に該反応器に導入し、10時間で導入を
終了した。反応時間13時間で重合率は99%に到達し
た。得られたラテックスに5%水酸化カリウム水溶液を
添加してpHを6.0に調整し、水蒸気蒸留により残留モ
ノマーを除去し、更に加熱減圧蒸留し、固形分濃度を5
0%にし、共重合体ラテックス(イ)を得た。
他の共重合体ラテックス(ロ)〜(ト)も同様な方法で
合成した。
(2)共重合体ラテックス(B)の製造 (共重合体ラテックス(i)〜(v)の製造) 窒素置換した100の撹拌機を備えた温度調節可能な
加圧反応器に水85部、イタコン酸2.5部、過硫酸カ
リウム0.93部、燐酸カリウム0.7部、エチレンジ
アミン四酢酸ナトリウム0.06部、アルキルベンゼン
スルホン酸ナトリウム0.06部およびn−ドデシルメ
ルカプタン0.5部を仕込んで撹拌昇温した。
一方、ブタジエン37部、スチレン40.5部およびメ
タアクリル酸メチル20部をモノマー調製タンクに、ア
ルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.45部を水4
5部に溶解した水溶液を乳化剤水溶液タンクに仕込み、
両者をそれぞれ定量ポンプで乳化装置に送って連続的に
乳化し、乳化単量体を調製した。
前記反応器内の温度を70℃に維持しながら、前記乳化
単量体を連続的に該反応器に導入し、10時間で導入を
終了した。反応時間13時間で重合率は99%に到達し
た。得られたラテックスに5%水酸化カリウム水溶液を
添加してpHを6.0に調整し、水蒸気蒸留により残留モ
ノマーを除去し、更に加熱減圧蒸留し、固形分濃度を5
0%にし、共重合体ラテックス(i)を得た。
他の共重合体ラテックス(IX)〜(v)も同様な方法
で合成した。
共重合体ラテックス(A)および(B)の性状を併せ第
1表に示す。
(3)紙被覆用組成物の評価 前記により製造した共重合体ラテックス(A)および
(B)を第2表の配合組成で紙被覆組成物とし、これを
用いて塗工紙を作製した。共重合体ラテックス(A)お
よび(B)の配合割合および塗工紙の評価結果を併せ第
3表に示す。
第3表から、共重合体ラテックス(A)100%の場合
は良好な作業性およびドライ接着強度が得られない(比
較例1)、共重合体ラテックス(B)100%の場合は
良好な白紙光沢および印刷光沢が得られない(比較例
2)、共重合体ラテックス(A)のTgが30℃より低
い場合は良好な白紙光沢および印刷光沢が得られない
(比較例3)、共重合体ラテックス(A)の粒径が0.
15μmより小さい場合は良好な白紙光沢および印刷光
沢が得られない(比較例4)、共重合体ラテックス
(A)の脂肪族共役ジオレフィン単量体の量が20%を
超える場合は良好な白紙光沢および印刷光沢が得られな
い(比較例5)、共重合体ラテックス(A)/共重合体
ラテックス(B)の固形分重量の比が60/40を超え
ている場合は良好な作業性、ドライ接着強度などが得ら
れない(比較例6)、共重合体ラテックス(B)の脂肪
族共役ジオレフィン単量体の量が25%未満では良好な
作業性、接着強度が得られない(比較例7)、共重合体
ラテックス(A)にも(B)にも不飽和酸アミド単量体
が使用されていない場合は良好な作業性が得られない
(比較例8)、共重合体ラテックス(B)の脂肪族共役
ジオレフィン単量体の量が55%を超えている場合は白
紙光沢、印刷光沢、接着強度、作業性の何れも良くない
(比較例9)、共重合体ラテックス(A)にも(B)に
も不飽和酸アミド単量体が使用されておらず、スターチ
が多い場合は作業性は良いが白紙光沢、印刷光沢が良く
ない(比較例10〜11)ことがそれぞれ分かる。
発明の効果 本発明の紙被覆用ラテックスを用いることにより、良好
な白紙光沢および印刷光沢を有する塗工紙、塗工板紙を
得ることができる。また、製造時にカレンダーロール汚
れなどに対して極めて良好な耐性を持ち、作業性が良好
である。即ち、従来の光沢発現性の良好な紙被覆用組成
物は、作業性の劣る点から結合剤の割合の増加あるいは
スターチ、カゼインなどの天然バインダーの使用量を高
くして使う傾向にあった。本発明の紙被覆用ラテックス
は、このような処置をとることなく良好な作業性が得ら
れ、かつ従来に比べ更に良好な光沢、印刷光沢発現性を
得ることが可能な紙被覆用組成物を提供することができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平井 晴弘 東京都中央区築地2丁目11番24号 日本合 成ゴム株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−191393(JP,A) 特開 昭55−45724(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記共重合体ラテックス(A)と共重合体
    ラテックス(B)とからなり、かつ(A)/(B)の固
    形分重量の比が10/90〜60/40であることを特
    徴とする紙被覆用ラテックス。 〔共重合体ラテックス(A)〕 エチレン系不飽和カルボン酸単量体;0.5〜8重量% 脂肪族共役ジオレフィン;0〜20重量% 芳香族ビニル単量体;40〜99.5重量% 不飽和酸アミド単量体;0〜6重量% (ただし、共重合体ラテックス(A)および(B)を構
    成する不飽和酸アミド単量体の合計量は、1〜6重量%
    である。) その他のモノオレフィン単量体;0〜59.5重量% の共重合体組成を有し、ガラス転移温度が30〜105
    ℃、平均粒径が0.15〜0.40μmである共重合体
    ラテックス。 〔共重合体ラテックス(B)〕 エチレン系不飽和カルボン酸単量体;0.5〜8重量% 脂肪族共役ジオレフィン;25〜55重量% 不飽和酸アミド単量体;0〜6重量% その他のモノオレフィン単量体;31〜74.5重量% の共重合体組成を有する共重合体ラテックス。
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