JPH0647838A - 空気入りタイヤの製造方法 - Google Patents

空気入りタイヤの製造方法

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JPH0647838A
JPH0647838A JP4204691A JP20469192A JPH0647838A JP H0647838 A JPH0647838 A JP H0647838A JP 4204691 A JP4204691 A JP 4204691A JP 20469192 A JP20469192 A JP 20469192A JP H0647838 A JPH0647838 A JP H0647838A
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JP
Japan
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tread rubber
rubber
tire
pneumatic tire
green
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Pending
Application number
JP4204691A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Kajimura
博幸 梶村
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発泡トレッドゴムの端部接着部分から剥離を
生じさせない空気入りタイヤの製造方法を提供するこ
と。 【構成】 発泡剤を配合した未加硫のトレッドゴム12
をグリーンケース16に巻付け、このトレッドゴム12
の端部12A同士をジョイントしてグリーンタイヤを成
形する際に、端部12Aを予め加熱用ハロゲンランプ2
0、22で加温をする。加温された部分は粘着性を有す
るのでセメントを塗布せずに端部12A同士を接着する
ことができる。このため、このグリーンタイヤを所定の
条件で加硫して成形された空気入りタイヤは、端部12
A同士の接着部分に気泡がなく、確実に接着されている
ので、使用中に接着部分から剥離を生じることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気入りタイヤの製造
方法に係り、特にトレッドに発泡ゴムを備えた空気入り
タイヤの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】トレッドゴムに発泡ゴムを使用した空気
入りタイヤ、例えばスタッドレスタイヤ等を製造する際
には、発泡剤を配合したトレッドゴム用生ゴムをグリー
ンケース、更生タイヤにあっては加硫済ケースに巻付
け、そのトレッドゴム用生ゴムの端部にスプライスセメ
ントを塗布して端部同士をジョイントし、その後ステッ
チングを行ってグリーンタイヤを成形している。
【0003】その後、このグリーンタイヤは所定のモー
ルド内で加硫成形される。発泡剤を配合したトレッドゴ
ム用生ゴムはモールド内で加熱されて発泡し、発泡トレ
ッドゴムとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うな方法により製造された空気入りタイヤの実使用中
に、発泡トレッドゴムの端部接着部分から剥離を生じる
という場合があった。
【0005】発明者の調査により、図5(B)に示すよ
うに、スプライスセメント100を使用して端部同士を
ジョイントしたトレッドゴム102の接着部分には、ス
プライスセメント100の部分に大きな気泡104が発
生していることが発見された。この大きな気泡104が
接着部分にあると、図5(A)に示すような、スプライ
スセメント100に気泡の生じていない正規のものに比
較して端部同士の接着力が大幅に低下する。
【0006】スプライスセメント100の部分に大きな
気泡104が発生するのは、スプライスセメント100
の加硫速度とトレッドゴム102の加硫速度との違い、
すなわちセメント部分の加硫が遅く、また、トレッドゴ
ム102と比較して軟らかく発泡しやすいことが原因で
あることが発明者の調査によって分かった。
【0007】上記欠点を解消するため、発明者はスプラ
イスセメント100を使用せずに端部同士を接着させよ
うと試みたが、ステッチング時に剥離する等して接着す
ることができなかった。
【0008】本発明は上記事実を考慮し、発泡トレッド
ゴムの端部接着部分から剥離を生じさせない空気入りタ
イヤの製造方法を提供することが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の空気入りタイヤ
の製造方法は、発泡剤を配合したトレッドゴム用生ゴム
をグリーンケースまたは加硫済ケースに巻付け、前記ト
レッドゴム用生ゴムの端部同士をジョイントしてグリー
ンタイヤを成形し、前記グリーンタイヤをモールド内で
加硫成形して発泡トレッドゴムを備える空気入りタイヤ
を製造する際に、前記トレッドゴム用生ゴムのジョイン
トする端部にはセメントを塗布せず、かつ、この端部を
加温してジョイントすることを特徴としている。
【0010】
【作用】本発明の空気入りタイヤの製造方法では、発泡
剤を配合したトレッドゴム用生ゴムをグリーンケースま
たは加硫済ケースに巻付け、トレッドゴム用生ゴムの端
部同士をジョイントしてグリーンタイヤを成形し、グリ
ーンタイヤをモールド内で加硫成形して発泡トレッドゴ
ムを備える空気入りタイヤを製造する際に、トレッドゴ
ム用生ゴムのジョイントする端部にはセメントを塗布せ
ず、かつ、この端部を加温してジョイントする。トレッ
ドゴム用生ゴムを加温すると、加温された部分が柔軟に
なり、かつ、大きな粘着力を有するようになるため、ト
レッドゴム用生ゴムの端部は、他方の端部に押しつけて
ステッチングするのみで確実に接着することができる。
また、セメントを使用することなくトレッドゴム用生
ゴムの端部同士を接着することができるため、加硫成形
をした際に、端部同士の接着部分から気泡を発生するこ
とはない。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例を図1乃至図3にしたがっ
て説明する。
【0012】図1には、本発明の空気入りタイヤの製造
方法を実施するための製造装置10が示されている。
【0013】図2に示すように、製造装置10には、未
加硫のトレッドゴム12を搬送するコンベア14が備え
られており、コンベア14の搬送方向終端側には、グリ
ーンケース16を回転可能に支持するドラム18が設け
られている。
【0014】このコンベア14の上方には、一対の加熱
用ハロゲンランプ20、22が設けられている。加熱用
ハロゲンランプ20はコンベア14のトレッドゴム搬送
方向(矢印A方向)終端部上方に配設されもう一方の
加熱用ハロゲンランプ22は加熱用ハロゲンランプ20
よりもコンベア14の搬送方向上流側(矢印A方向とは
反対方向側)に配設されている。
【0015】なお、加熱用ハロゲンランプ20と加熱用
ハロゲンランプ22とのピッチPは、未加硫のトレッド
ゴム12の長手寸法とほぼ一致している。なお、この未
加硫のトレッドゴム12は図示されないカッタによって
予め所定長さに切断されている。
【0016】これら加熱用ハロゲンランプ20、22及
びコンベア14の駆動モータ(図示せず)は制御装置2
4に連結されている。また、加熱用ハロゲンランプ20
の近傍には、未加硫のトレッドゴム12の位置を検出す
るセンサ26が連結されている。このセンサ26も制御
装置24に連結されている。
【0017】さらに、加熱用ハロゲンランプ20、22
の近傍には、非接触型の赤外線温度センサ28、30が
設けられている。これらの赤外線温度センサ28、30
は、加熱用ハロゲンランプ20、22の直下のトレッド
ゴム12の温度を検出することができる。
【0018】この制御装置24は、センサ26からの未
加硫のトレッドゴム検出信号に基づいて、コンベア14
の作動を制御し、また、赤外線温度センサ28、30か
らの温度検出信号に基づいて加熱用ハロゲンランプ2
0、22に印加する電圧及び通電時間を制御する。
【0019】なお、制御装置24には、コンベア14の
作動スイッチ34、温度表示装置36及び警報装置38
が接続されている。警報装置38は、トレッドゴム12
が所定温度以上になった際に警報を発するようになって
いる。
【0020】次に、未加硫のトレッドゴム12について
説明する。未加硫のトレッドゴム12は、ゴム材に発泡
剤が添加されたものであり、ゴム材としては−60°C
以下のガラス転移温度を有する重合物、例えば、天然ゴ
ム、ポリイソプレンゴム、ポリブタジエンゴム、ブチル
ゴム及び 低スチレンのスチレン・ブタジエンゴム共重
合ゴム等の単独、または、これらの重合物の2種類以上
の混合物が用いられ、発泡剤としては、例えば、P−オ
キシビスベンゼンスルフォニルシドラシド、アゾジカー
ボンアミド、ジニトロソ・ペンタメチレン・テトラアミ
ン、アゾビスイソブチロニトリル、トルエンスルフォニ
ルヒドラジド、芳香族スッキニルトドラジド誘導体、等
が用いられる。
【0021】なお、本実施例の未加硫のトレッドゴム1
2の組成は、下記の表1の組成にされている。
【0022】
【表1】
【0023】上記組成のトレッドゴム12を所定の温度
に保ち、経過時間と発泡率との関係を表したグラフを図
2に示す。なお、本実施例のトレッドゴム12を適正に
発泡させるための条件は、150°Cの状態で約50分
の加硫時間を要する。
【0024】次に本実施例の作用を説明する。ベルトコ
ンベア14によって未加硫のトレッドゴム12がドラム
18側へ搬送されて先端がセンサを通過すると、所定寸
法通過させた後、制御装置24はベルトコンベア14の
作動を停止させる。
【0025】これによって、トレッドゴム12の長手方
向端部12Aが加熱用ハロゲンランプ20、22の直下
に位置する。ここで制御装置24は、加熱用ハロゲンラ
ンプ20、22を点灯させる。
【0026】本実施例では、制御装置24は、加熱用ハ
ロゲンランプ20、22に付与する電圧を予め設定され
た時間により高低2段に切り換え、未加硫のトレッドゴ
ム12の端部温度を40°C〜80°Cの範囲内に維持
させる。
【0027】制御装置24は、最初の20秒間程度は加
熱用ハロゲンランプ20、22に高電圧を付与して未加
硫のトレッドゴム12を80°Cまで迅速に昇温させて
いる。その後、制御装置24は、加熱用ハロゲンランプ
20、22に低電圧を付与して未加硫のトレッドゴム1
2の端部12Aの温度が40°C以下とならないように
している。なお、加熱用ハロゲンランプ20、22に付
与する電圧及び時間は、実験によって予め設定された値
であり、室温やトレッドゴム12の大きさ、温度、その
他の要因に応じて適宜可変されるものである。
【0028】なお、加熱用ハロゲンランプ20、22に
印可する電圧は、必ずしも高低2段に切り換える必要は
なく、連続的に可変してもよい。
【0029】作動ボタンを押すと、ベルトコンベア14
が作動して、端部12Aの加温されたトレッドゴム12
がグリーンケース側へ搬送される。
【0030】作業員は、搬送されたトレッドゴム12を
ドラム18に支持されたグリーンケース16の外周の所
定位置へ巻き付ける。
【0031】40°C〜80°Cに加温されたトレッド
ゴム12の端部12Aの表面は、粘着性を有するように
なる。したがって、加温された端部12A同士を互いに
密着させ、所定のステッチングをするのみで、スプライ
スセメントを用いなくとも端部12A同士の接着を確実
に行うことができる(図3参照)。
【0032】トレッドゴム12の張り付けが終了したグ
リーンケース16、即ちグリーンタイヤは、周知の加硫
モールド内(図示せず)に装填され加硫される。
【0033】加硫が行われたグリーンタイヤ、即ち、完
成品の空気入りタイヤは、ジョイントされた端部は確実
に接着されており、スプライスセメントを用いたときの
ように接着部分に大きな気泡を生じることがないので、
実使用中にトレッドゴム端部のジョイント部分から剥離
が起きない。
【0034】また、本実施例では、トレッドゴム12の
端部12Aを加熱用ハロゲンランプ20、22で加温す
るようにしたが、加熱用ハロゲンランプ20、22の代
わりにニクロム線ヒータ、温風等の他の加温手段でトレ
ッドゴム12の端部12Aを加温するようにしてもよい
のは勿論であるが、加熱時間が短くてすむハロゲンラン
プを使用するのが好ましい。
【0035】なお、トレッドゴム12の端部温度を40
°C〜80°Cに設定したのは、40°C未満では、ト
レッドゴム12の端部12A同士が成型スティチング後
および加硫後に十分な接着力を有さないためである。こ
の理由は、図4に示すジョイント時の端部12Aの温度
と完成品タイヤでの剥離発生率との関係を示すグラフか
らきており、グラフで示すように、端部12Aの温度が
40°C未満になると、剥離の発生率が急激に増過する
ためである。なお、剥離発生率は成型スティチング後の
グリーンタイヤで剥離が発生した割合である。
【0036】また、トレッドゴム12の端部温度が80
°Cを越えると、前記図2のグラフからもわかるよう
に、トレッドゴム12が徐々に発泡を開始する恐れがあ
るためである。
【0037】なお、本発明は加硫済タイヤ、例えば使用
済タイヤのトレッドをバフして得られる台タイヤにも適
用することができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明の空気入りタ
イヤの製造方法は、トレッドゴム用生ゴムのジョイント
する端部にはセメントを塗布せず、かつ、この端部を加
温してジョイントするようにしたので、ジョイントされ
た端部は加硫後に確実に接着され、成形した空気入りタ
イヤの実使用中にトレッドゴム端部のジョイント部分か
ら剥離を起こさせないという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気入りタイヤの製造方法を実施する
ための製造装置の概略図である。
【図2】所定の温度とされたトレッドゴムの発泡率と経
過時間との関係を表したグラフである。
【図3】トレッドゴムの端部同士の接着状態を示す端部
付近の断面図である。
【図4】トレッドゴムの端部の温度と、剥離発生率との
関係を示すグラフである。
【図5】(A)は、気泡が発生していない適正なスプラ
イスセメントを示すトレッドゴムの端部付近の断面図で
あり、(B)は、気泡が発生したスプライスセメントを
示すトレッドゴムの端部付近の断面図である。
【符号の説明】
12 トレッドゴム 16 グリーンケース 12A 端部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡剤を配合したトレッドゴム用生ゴム
    をグリーンケースまたは加硫済ケースに巻付け、前記ト
    レッドゴム用生ゴムの端部同士をジョイントしてグリー
    ンタイヤを成形し、前記グリーンタイヤをモールド内で
    加硫成形して発泡トレッドゴムを備える空気入りタイヤ
    を製造する際に、前記トレッドゴム用生ゴムのジョイン
    トする端部にはセメントを塗布せず、かつ、この端部を
    加温してジョイントすることを特徴とする空気入りタイ
    ヤの製造方法。
JP4204691A 1992-07-31 1992-07-31 空気入りタイヤの製造方法 Pending JPH0647838A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011154323A1 (de) 2010-06-08 2011-12-15 Vmi Holland B.V. Aufweitvorrichtung
JP2012041455A (ja) * 2010-08-19 2012-03-01 Bridgestone Corp 未加硫ゴムの表面改質方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011154323A1 (de) 2010-06-08 2011-12-15 Vmi Holland B.V. Aufweitvorrichtung
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