JPH0648784B2 - Bch符号の復号方法 - Google Patents

Bch符号の復号方法

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JPH0648784B2
JPH0648784B2 JP16505886A JP16505886A JPH0648784B2 JP H0648784 B2 JPH0648784 B2 JP H0648784B2 JP 16505886 A JP16505886 A JP 16505886A JP 16505886 A JP16505886 A JP 16505886A JP H0648784 B2 JPH0648784 B2 JP H0648784B2
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【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明はデイジタルデータの伝送・蓄積等に用いられる
BCH符号の復号方法に関するものである。
(ロ)従来の技術 一般にデイジタルデータを伝送する場合、伝送系のSN
比の劣化・歪等に起因して発生するビット誤りに対処す
るために、誤り訂正能力を持つ冗長ビット(以下、誤り
訂正用ビットと称す)を元の情報ビットに付加して送信
し、受信側でこの訂正用ビットを基に誤り位置を検出し
て誤り訂正を行う方法がよく用いられている。この訂正
符号の中でもBCH符号(Bose-Chaudhuri-Hocquenghe
m)は、訂正用ビットの長さ(ビット数)に対する誤り
訂正能力が高い利点があり、衛星放送のPCM音声伝
送、国内や米国の自動車電話、コードレス電話、ポケッ
トベル等における信号伝送などに広く用いられている。
このBCH符号を用いて誤りを訂正する復号方法として
は、受信信号列V(X)を生成多項式G(X)で割り、その剰
余項(これをシンドロームと呼ぶ)を求め、このシンド
ロームを基に誤りの有無の判定、誤り位置の算出を行
い、誤り位置に対応するビットの値を反転して訂正する
という手順がとられる。
従来、このシンドロームを求める方法としては例えば昭
晃堂より昭和51年7月20日に発行された「符号理
論」第116頁〜第117頁に記載されているように、
生成多項式G(X)に対応させた帰還型のシフトレジスタ
を用い、このシフトレジスタのLSB(Least Signific
ant Bit)に対応するシフトレジスタへ受信信号V(X)を
MSB(Most Significant Bit)側から1ビットずつ順
次入力させる方法が用いられている。
第5図は従来のシンドローム算出回路を示す図で、米国
のAMPS(Advanced Mobile Phone System)仕様の自
動車電話に用いられているBCH符号を復号する際に用
いられるシンドローム算出回路を示している。この自動
車電話に用いられているBCH符号の場合、生成多項式
G(X)はG(X)=X12+X10+X+X+X+X+1
(即ち、訂正用ビット長lが12ビット)であり、また
情報のビット長Kは36ビットであるから、受信信号nは
n=K+l=48ビットとなる。斯るBCH符号はBCH
(48、36)と表記される。
また、生成多項式G(X)の次数が12であるため、シンド
ローム算出回路としては12個の1ビットシフトレジスタ
(A)〜(A12)にて構成された12ビットシフトレ
ジスタが用いられる。尚、図中記号はMOD2の加算
回路を示している。
次に、斯る回路によるシンドロームの算出手順について
説明する。
先ず、初期セットとしてシフトレジスタ(A)〜(A
12)をリセットし、その値を全て0にする。然る後、
1クロック毎に受信信号列V(X)のMSBから順次シフ
トレジスタ(A)に、シフトレジスタ(A12)の値
とMOD2で加算された後入力される。そして、受信信
号列V(X)のLSBの信号がLSBに対応するシフトレ
ジスタへ入力された時点における各シフトレジスタ(A
)〜(A12)の値が求めるシンドローム値となる。
このような従来のシンドローム算出回路の場合受信信号
をMSB側から1ビットずつシフトレジスタに入力させ
るので、受信信号V(X)のビット長nに相当する手順を
要し、ビット長nが多い場合演算に多大の時間を費し、
高速演算には不利である。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 本発明は、このBCH符号における剰余の算出手順を改
良し、算出時間を短縮することにより高速演算に適応で
きるBCH符号の復号方法を提供せんとするものであ
る。
(ニ)問題点を解決するための手段 上記目的を達成する本発明の特徴は、nビット長の信号
列から剰余を求め、BCH符号を復号する方法であっ
て、前記nビット信号列を生成多項式G(X)の次数lに
対して2m≧l≧mなる条件を満足するmビット長の(N+2)
個のブロック に分割する第1の過程と、MSB側のmビット長の第1
情報ブロックB(X)に対してlビット0を付加した情
報〔B(X)・Xl〕を生成多項式G(X)で割った剰余項E
(X)を求める第2の過程と、該剰余項EB(X)の上
位mビットと次の情報ブロックとを加算することにより
mビットの加算値F(X)を求める第3の過程と、該加
算値F(X)に対してlビット0を付加した情報〔F
(X)・Xl〕を生成多項式G(X)で割った剰余項EF(X)
を求める第4の過程と、該剰余項EF(X)の上位mビ
ットと前記剰余項EB(X)の下位(l−m)ビット及
び情報ブロックB(X)とを加算することによりmビツ
トの加算値F(X)を求める第5の過程と、第4及び第
5の過程と同様の過程を(N−1)回反復して得られた
加算値FN+1(X)及びFN+2(X)の内容から前記nビット信号
列の剰余を求める第6の過程とよりなるBCH符号の復
号方法にある。
(ホ)作用 本発明によると、信号列を生成多項式にて直接割ること
により剰余を求めずに、信号列を生成多項式の次数lに
対して2m≧l≧mなる条件を満たすmビットの複数の
ブロックに分割し、先ず分割されたブロックの内MSB
側の第1ブロックにlビット0を付加した情報を生成多
項式にて割り剰余項を求め、次にこの剰余項の上位mビ
ットと次のブロックとを加算し、この加算された情報に
前述と同様にlビット0を付加した後、生成多項式で割
って、剰余項を求める。更に、この剰余項の上位mビッ
トと先の剰余項の下位(l−m)ビット及び次の情報ブ
ロックを加算する。
斯る動作を複数回反復することにより得られた加算値情
報の内容から前記信号列の剰余を求める。
(ヘ)実施例 本発明では先ずnビットの信号列の内、(n−l)ビッ
ト長の情報ビットを2m≧l≧mなる条件を満たすmビ
ット長のN個 のブロックに分割する(第1図参照)。このとき、 が整数とならなければ、ブロック数Nを となし、MSB側の第1ブロックのMSB側から の剰余値)個Oの値を補足してN個のブロックを構成す
る。また、訂正用ビットはmビット長の上位ブロックと
(l−m)ビット長の下位ブロックで構成される。尚、
下位ブロックではLSB側にOを補足してmビット長と
する。
そして、斯るブロック単位で処理を行うのであるが、そ
の際mビット情報B(X)をアドレスとして、この情報B
(X)にlビットOを付加したm+lビット情報〔B(X)・
Xl〕を生成多項式G(X)で割ったときのlビット長の剰
余項EB(X)が格納されたROMテーブルを用いる。
斯るROMテーブルへのデータ格納方法について第2図
を参照して説明する。
前述したように生成多項式の次数がlのとき、この生成
多項式にてnビットの信号列を割ったときの剰余項はl
ビットとなる。本発明は斯るlビットの剰余項を上位の
mビットと下位のl−mビットに分けてROMテーブル
に格納する。
即ち、情報ビットB(X)のLSB側にOを付加したビッ
ト列をアドレスとし、これに対応するデータとしては剰
余項EB(X)の上位mビット、EB(X)Hが格納される。
また、情報ビツトB(X)のLSB側に1を付加したビッ
ト列をアドレスとし、これに対応するデータとしては剰
余項EB(X)の下位l−mビット、EB(X)Lが格納され
る。尚、このEB(X)Lについては、第2図に示すように
剰余項EB(X)の下位(l−m)ビット列のLSB側に
更に(2m−l)ビット0を付加し、mビットのデータ
とする。
次に、本発明における剰余の算出手順の原理について第
3図を参照して説明する。尚、第3図において、N個に
分割された各情報ブロックの内容をB(X)〜BN(X)、
また2分割された訂正用ビットの各ブロックの内容をH
(X)、H(X)と表記する。
先ず、MSB側の第1ブロックB(X)に対してROM
テーブルを参照して剰余項EB(X)を求める。
次に、斯る剰余項の上位mビットEB(X)Hの内容と
情報ビットの第2ブロックB(X)のmビットの内容と
をMOD2で加算を行うことにより加算値F(X)を求
める。
ところで、斯る加算値F(X)は情報ビットの第1ブロ
ックB(X)から第3ブロックB(X)で構成される3m
ビット列信号に対し、これを生成多項式G(X)で割算処
理を行う過程で得られる値であり、また第3ブロックB
(X)の内容と前記剰余項EB(X)の下位(l−m)ビ
ットEB(X)LとをMOD2で加算した加算値をB′
(X)と表記する。尚、第3図(a)に示す信号列に対する
剰余項は第3図(b)に示す信号列に対する剰余項とは等
しい。
次に、上記加算値F(X)に対する剰余項EF(X)をR
OMテーブルを参照して求め、これの上位mビットEF
(X)HとB′(X)とを加算してF(X)を求める。ま
た、剰余項EF(X)の下位EF(X)Lと第4ブロック
(X)との加算値をB′(X)と表記すると、第3図
(c)に対する剰余値は、前述と同様に第3図(b)に示す符
号列に対する剰余値と等しくなる。
このような手順を繰り返すと、(i-1)番目の手順では、 F(X)=B(X)EFi-1(X)HEFi-2(X)Lが得られ、
N-1番目の手順でF(X)が得られる。
尚、記号はMOD2の加算を示す。
B′N+1(X)=H(X)EFN-1(X)L と表記すると、元の符号列に対する剰余値は第3図(d)
の符号列の剰余値と等しい。
次に、F(X)に対する剰余項EF(X)を求め、これの
上位EF(X)とB′N+1(X)、及び下位EF(X)とH
(X)との加算値を各々求め、これを各々FN+1(X)、F
N+1(X)と表記すると、この2ブロックから得られる内容
が、元の符号列に対する剰余値となる。
第4図は本発明を達成する回路の一実施例を示す図であ
る。尚、BCH符号として、従来と同様にBCH(48、3
6)を用いて説明する。従って、各ブロックは8ビット
にて構成されており、符号長n=48ビット、訂正ビット
長l=12ビットである為、情報ビットは、N=5ブロッ
クで構成され第1ブロックのMSB側4ビットにOが補
足、又訂正ビットの下位ブロック(第7ブロック)では
LSB側の4ビットにOが補足される。第4図において
(1)は分割された7ブロックの各ブロックのビツト列が
所定のアドレスに格納されたワード長W=8のRAMで
ある。(2)は前記8ビット情報のビット内容に対し、こ
れにLSB側に12ビットOを付加した20ビット情報
を生成多項式G(X)で割ったときの剰余項データが格納
されたROMテーブルであり、ワード長は8ビットのも
のを用いている。
このROMへのデータの格納方法は前記8ビット情報の
LSB側にOを1ビット付加した9ビット信号列をアド
レスとし、これに対応する剰余項の上位8ビットの内容
をデータとして格納し、又前記8ビット情報のLSB側
に1ビット付加した9ビット信号列をアドレスとし、前
記剰余項の下位4ビットの内容をデータとして格納す
る。ここで斯る4ビットデータの格納方法は、剰余項と
情報ブロックとの加算の便宜を配慮して、該4ビットデ
ータのLSB側にOを4ビット付加した8ビット長のデ
ータとして格納しておく。
(3−1)(3−2)(3−3)はROMテーブル(2)
からの出力をラッチするラッチ回路でありラッチ回路
(3−1)は剰余項の上位ブロックの内容、ラッチ回路
(3−2)は下位ブロックの内容をラッチする。又ラッ
チ回路(3−3)はラッチ回路(3−2)の内容をラッ
チする。
(4)は、RAM(1)から読み出されたブロック単位の情報
(入力I)とラッチ回路(3−2)(入力II)及び(3
−3)(入力III)の出力とをMOD2を加算する加算
器である。又、(5)はRAM(1)のアドレス並びにラッチ
回路(3−1)(3−2)(3−3)のラッチタイミン
グを制御する制御回路である。又(6)は加算器(4)の内容
をラッチする回路である。次に動作について説明する。
ラッチ回路(3−1)(3−2)(3−3)が初期リセ
ットされ、制御回路(5)にてアドレス1が指定される
と、RAM(1)に格納された第1ブロックの情報B(X)
が選択され、加算器(4)の入力端子Iに入力される。こ
のとき、上述のようにラッチ回路(3−1)(3−2)
(3−3)は初期リセットされているので、加算器(4)
の出力はB(X)となる。
ROMテーブル(2)の出力は、情報B(X)をアドレスと
する剰余項EB(X)であり、次に制御回路(5)の値がア
ドレス1からアドレス2に歩進するタイミングで、ラッ
チ回路(3−1)には剰余項の上位の内容が(3−2)
には下位の内容がラッチされるように動作する。
このとき、RAM(1)ではアドレス2に対応する情報B
(X)が選択され、加算器(4)の入力端子Iに印加され
る。又、入力端子IIにはラッチ回路(3−1)の内容
(EB(X)H)が印加される。又、入力端子IIIの入力
は、この時点ではラッチ回路(3−3)はリセットされ
た状態のままであり、Oである。従って、加算器(4)の
出力F(X)=B(X)+EB(X)Hとなる。
次に、制御回路(5)の値がアドレス2からアドレス3に
歩進するタイミングでラッチ回路(3−1)には剰余項
EF(X)H、ラッチ回路(3−2)にはEF(X)Lが
ラッチされる。又、ラッチ回路(3−3)にはラッチ回
路(3−2)の前内容である剰余項EB(X)Lがラッ
チされる。従って、加算器の出力F(X)は F(X)=B(X)EF(X)HEB(X) となる。
以下、同様の動作を繰り返し、制御回路(5)にてアドレ
ス6が指定されるタイミングでは加算器の出力としては F(X)=H(X)EF(X)HEF(X)L が得られる。
次に、制御回路(5)にてアドレス7が指定されるタイミ
ングで、加算器(4)の内容をラッチ回路(6)にラッチし、
又、ラッチ回路(3−1)をリセットする動作を行う。
このとき加算器の出力は、訂正ビットの下位ブロックB
(X)=H(X)とラッチ回路(3−3)の内容EF
(X)Lの加算値となる。所望の48ビット符号に対する
剰余は前記ラッチ回路(6)の内容を上位ビットとし、加
算器(4)の内容を下位ビットとして得られるビット列と
して求まる。
(ト)発明の効果 本発明に依れば、nビット長の信号列から剰余を求め、
BCH符号を復号する方法であって、前記nビット信号
列を生成多項式G(X)の次数lに対して2m≧l≧mな
る条件を満足するmビット長の(N+2)個のブロック に分割する第1の過程と、MSB側のmビット長の第1
情報ブロックB(X)に対してlビットOを付加した情
報〔B(X)・X〕を生成多項式G(X)で割った剰余項
EB(X)を求める第2の過程と、該剰余項EB(X)の
上位mビットと次の情報ブロックとを加算することによ
りmビットの加算値F(X)を求める第3の過程と、該
加算値F(X)に対してlビットOを付加した情報〔F
(X)・X〕を生成多項式G(X)で割った剰余項EF
(X)を求める第4の過程と、該剰余項EF(X)の上位m
ビットと前記剰余項EB(X)の下位(l−m)ビット
及び情報ブロックB(X)とを加算することによりmビ
ットの加算値F(X)を求める第5の過程と、第4及び
第5の過程と同様の過程を(N−1)回反復して得られ
た加算値FN+1(X )及びFN+2(X)の内容から前記nビット
信号列の剰余を求める第6の過程とを有するので、従来
の復号時における剰余算出と比較して演算時間を大幅に
短縮することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は信号列をN+2個のブロックに分割する過程を
説明するのに供する図で、同図(a)はnビット信号列を
示す図、同図(b)は分割後の信号列を示す図、第2図は
ROMへのデータ格納方法を説明するのに供する図、第
3図は本発明の原理を示す図、第4図は本発明の一実施
例を示す図、第5図は従来例を示す図である。 (1)……RAM、(2)……ROM、(3−1)(3−2)
(3−3)(6)……ラッチ回路、(4)……加算器、(5)…
…制御回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】nビット長の信号列から生成多項式によっ
    て剰余を求め、BCH符号の復号する方法であって、 前記nビット信号列を生成多項式G(X)の次数lに対し
    て2m≧l≧mなる条件を満足するmビット長の(N+2)個の
    ブロック に分割する第1の過程と、 MSB側のmビット長の第1情報ブロックB(X)に対
    してlビット0を付加した情報〔B(X)・X〕を生
    成多項式G(X)で割った剰余項EB(X)を求める第2の
    過程と、 該剰余項EB(X)の上位mビットと次の情報ブロック
    とを加算することによりmビットの加算値F(X)を求
    める第3の過程と、 該加算値F(X)に対してlビット0を付加した情報
    〔F(X)・X〕を生成多項式G(X)で割った剰余項E
    (X)を求める第4の過程と、 該剰余項EF(X)の上位mビットと前記剰余項EB
    (X)の下位(l-m)ビット及び情報ブロックB(X)とを
    加算することによりmビットの加算値F(X)を求める
    第5の過程と、 第4及び第5の過程と同様の過程を(N-1)回反復して得
    られた加算値FN+1(X)及びFN+2(X)の内容から前記nビッ
    ト信号列の剰余を求める第6の過程と よりなるBCH符号の復号方法。
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