JPH0649017A - カルバミン酸クロルフェネシンの精製方法 - Google Patents
カルバミン酸クロルフェネシンの精製方法Info
- Publication number
- JPH0649017A JPH0649017A JP22337192A JP22337192A JPH0649017A JP H0649017 A JPH0649017 A JP H0649017A JP 22337192 A JP22337192 A JP 22337192A JP 22337192 A JP22337192 A JP 22337192A JP H0649017 A JPH0649017 A JP H0649017A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cpc
- products
- stabilizer
- water
- purifying
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】カルバミン酸クロルフェネシン(CPC)の精
製方法において、該カルバミン酸クロルフェネシン中に
含まれる水分を、安定化剤として鉄,ニッケル,コバル
ト,銅,または亜鉛の塩、および鉱酸アンモニウム塩よ
りなる群から選ばれる少なくとも1種の存在下に、有機
溶媒とともに共沸脱水することを特徴とするカルバミン
酸クロルフェネシンの精製方法に関する。 【効果】本発明による安定化剤を使用することによっ
て、CPCの分解物あるいはカルバモイル基の転移によ
る副産物等が生起することがなく、目的とするCPCを
極めて効率よく高純度に精製することができる。
製方法において、該カルバミン酸クロルフェネシン中に
含まれる水分を、安定化剤として鉄,ニッケル,コバル
ト,銅,または亜鉛の塩、および鉱酸アンモニウム塩よ
りなる群から選ばれる少なくとも1種の存在下に、有機
溶媒とともに共沸脱水することを特徴とするカルバミン
酸クロルフェネシンの精製方法に関する。 【効果】本発明による安定化剤を使用することによっ
て、CPCの分解物あるいはカルバモイル基の転移によ
る副産物等が生起することがなく、目的とするCPCを
極めて効率よく高純度に精製することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカルバミン酸クロルフェ
ネシンの精製方法に関する。
ネシンの精製方法に関する。
【0002】
【従来の技術・発明が解決しようとする課題】カルバミ
ン酸クロルフェネシン(以下、CPCと略する)は、筋
弛緩剤として有用な化合物であり、米国特許第 3,161,5
67号、同 3,214,336号にその合成方法および医薬用途の
開示がある。その合成の1例として、中間体である3−
p−クロロフェノキシ−2−ヒドロキシプロピル クロ
ロカーボネートを合成し、これに水酸化アンモニウムを
作用させてCPCを合成する方法が採られている。これ
らの方法によりCPCの合成を行った際には、最終的に
目的物に含まれる水分や副産物を除去するために精製を
行う必要がある。この精製方法としては、従来よりまず
CPC中に混在する水分をトルエン等の有機溶媒にて共
沸脱水することによって乾燥させ、次いでメタノールの
ようなアルコールを加えて再結晶させる方法が使用され
ている。ところが、水分を除去するための有機溶媒との
共沸脱水時に、下記の反応式に示すような分解物(CP
D)あるいはカルバモイル基の転移した副産物(CE
C)が生じるという問題が指摘される。そのため再結晶
による精製を数回繰り返すことにより、高純度のCPC
を得ており、工業的にはかなり煩雑である。
ン酸クロルフェネシン(以下、CPCと略する)は、筋
弛緩剤として有用な化合物であり、米国特許第 3,161,5
67号、同 3,214,336号にその合成方法および医薬用途の
開示がある。その合成の1例として、中間体である3−
p−クロロフェノキシ−2−ヒドロキシプロピル クロ
ロカーボネートを合成し、これに水酸化アンモニウムを
作用させてCPCを合成する方法が採られている。これ
らの方法によりCPCの合成を行った際には、最終的に
目的物に含まれる水分や副産物を除去するために精製を
行う必要がある。この精製方法としては、従来よりまず
CPC中に混在する水分をトルエン等の有機溶媒にて共
沸脱水することによって乾燥させ、次いでメタノールの
ようなアルコールを加えて再結晶させる方法が使用され
ている。ところが、水分を除去するための有機溶媒との
共沸脱水時に、下記の反応式に示すような分解物(CP
D)あるいはカルバモイル基の転移した副産物(CE
C)が生じるという問題が指摘される。そのため再結晶
による精製を数回繰り返すことにより、高純度のCPC
を得ており、工業的にはかなり煩雑である。
【0003】
【化1】
【0004】本発明者らはこれらの分解物および副産物
の生成の原因について検討した。その結果、前記のよう
な合成方法により得られた粗CPC結晶には水分が通常
10〜30重量%程度含まれているが、CPCが水の存
在下に加熱されると化学構造上不安定となり、分解物や
副産物が生成することが明らかになった。そこで、本発
明者らは目的化合物の収率の向上を目指し、工業的生産
を有利に行うために、精製段階でのこれらの問題につい
て鋭意検討を加えた。その結果、精製の段階で特定の安
定化剤を使用することにより、CPD、CEC等の分解
物および副産物が生成することなく高純度のCPCを得
ることができることを見出し、本発明を完成した。この
ことは、従来に比べて工業的にも有利である。
の生成の原因について検討した。その結果、前記のよう
な合成方法により得られた粗CPC結晶には水分が通常
10〜30重量%程度含まれているが、CPCが水の存
在下に加熱されると化学構造上不安定となり、分解物や
副産物が生成することが明らかになった。そこで、本発
明者らは目的化合物の収率の向上を目指し、工業的生産
を有利に行うために、精製段階でのこれらの問題につい
て鋭意検討を加えた。その結果、精製の段階で特定の安
定化剤を使用することにより、CPD、CEC等の分解
物および副産物が生成することなく高純度のCPCを得
ることができることを見出し、本発明を完成した。この
ことは、従来に比べて工業的にも有利である。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の要旨は、
カルバミン酸クロルフェネシンの精製方法において、該
カルバミン酸クロルフェネシン中に含まれる水分を、安
定化剤として鉄,ニッケル,コバルト,銅,または亜鉛
の塩、および鉱酸アンモニウム塩よりなる群から選ばれ
る少なくとも1種の存在下に、有機溶媒とともに共沸脱
水することを特徴とするカルバミン酸クロルフェネシン
の精製方法に関する。
カルバミン酸クロルフェネシンの精製方法において、該
カルバミン酸クロルフェネシン中に含まれる水分を、安
定化剤として鉄,ニッケル,コバルト,銅,または亜鉛
の塩、および鉱酸アンモニウム塩よりなる群から選ばれ
る少なくとも1種の存在下に、有機溶媒とともに共沸脱
水することを特徴とするカルバミン酸クロルフェネシン
の精製方法に関する。
【0006】本発明において使用される安定化剤として
は、鉄,ニッケル,コバルト,銅,または亜鉛の塩、お
よび鉱酸アンモニウム塩が挙げられる。具体的には鉄,
ニッケル,コバルト,銅,または亜鉛の鉱酸塩(塩酸
塩、硫酸塩、リン酸塩)や酢酸塩、各種鉱酸のアンモニ
ウム塩が例示され、特に硫酸第二鉄、硫酸アンモニウム
および塩化アンモニウムが入手が容易で安価である点か
ら好ましい。これらの安定化剤は、単独であるいは2種
以上を混合して使用することができる。安定化剤の添加
量はCPCに対して、通常0.01重量%以上、好まし
くは0.1〜0.5重量%である。添加量が0.01重
量%より少なければ、CPCの安定が図れず、前記のよ
うなCPD、CEC等の分解物および副産物が生起しや
すくなり、また0.5重量%より多くても、それに見合
っただけの効果が得られないので経済的ではない。
は、鉄,ニッケル,コバルト,銅,または亜鉛の塩、お
よび鉱酸アンモニウム塩が挙げられる。具体的には鉄,
ニッケル,コバルト,銅,または亜鉛の鉱酸塩(塩酸
塩、硫酸塩、リン酸塩)や酢酸塩、各種鉱酸のアンモニ
ウム塩が例示され、特に硫酸第二鉄、硫酸アンモニウム
および塩化アンモニウムが入手が容易で安価である点か
ら好ましい。これらの安定化剤は、単独であるいは2種
以上を混合して使用することができる。安定化剤の添加
量はCPCに対して、通常0.01重量%以上、好まし
くは0.1〜0.5重量%である。添加量が0.01重
量%より少なければ、CPCの安定が図れず、前記のよ
うなCPD、CEC等の分解物および副産物が生起しや
すくなり、また0.5重量%より多くても、それに見合
っただけの効果が得られないので経済的ではない。
【0007】本発明において、粗CPC結晶の合成方法
は特に限定されることはなく公知の方法で行われる。例
えば本発明の精製方法は、3−p−クロロフェノキシ−
2−ヒドロキシプロピル クロロカーボネートを合成
し、これに水酸化アンモニウムを作用させて得られる粗
CPCの精製に適用される。前記のように粗CPC結晶
には水分が通常10〜30重量%程度含まれているが、
この水分は粗CPCに安定化剤とともにトルエン、ベン
ゼン、キシレン、モノクロルベンゼン、ニトロベンゼン
等の有機溶媒を加えて共沸させて除去する。この時の共
沸温度は、使用する有機溶媒によって自ずと限られてく
るが、80〜100℃、好ましくは80〜85℃であ
る。安定化剤を添加し、安定化剤の存在下に共沸脱水す
ることによって、CPCは水分の存在下において100
〜120℃に加熱しても安定である。しかし、CPCの
融点が89〜91℃であることから、これ以上の温度に
加熱することは避けるほうがよい。
は特に限定されることはなく公知の方法で行われる。例
えば本発明の精製方法は、3−p−クロロフェノキシ−
2−ヒドロキシプロピル クロロカーボネートを合成
し、これに水酸化アンモニウムを作用させて得られる粗
CPCの精製に適用される。前記のように粗CPC結晶
には水分が通常10〜30重量%程度含まれているが、
この水分は粗CPCに安定化剤とともにトルエン、ベン
ゼン、キシレン、モノクロルベンゼン、ニトロベンゼン
等の有機溶媒を加えて共沸させて除去する。この時の共
沸温度は、使用する有機溶媒によって自ずと限られてく
るが、80〜100℃、好ましくは80〜85℃であ
る。安定化剤を添加し、安定化剤の存在下に共沸脱水す
ることによって、CPCは水分の存在下において100
〜120℃に加熱しても安定である。しかし、CPCの
融点が89〜91℃であることから、これ以上の温度に
加熱することは避けるほうがよい。
【0008】脱水された粗CPC結晶には安定化剤の
他、合成過程で生じた微量の分解物、副産物が含まれて
いるので、次いでメタノールのようなアルコールおよび
活性炭、セライト等の吸着剤を加えて精製、結晶化す
る。このようにして精製されたCPCには、CPCの分
解物あるいはカルバモイル基の転移による副産物等は検
出されない高純度なものであり、筋弛緩剤等として医薬
用途において有用に使用される。
他、合成過程で生じた微量の分解物、副産物が含まれて
いるので、次いでメタノールのようなアルコールおよび
活性炭、セライト等の吸着剤を加えて精製、結晶化す
る。このようにして精製されたCPCには、CPCの分
解物あるいはカルバモイル基の転移による副産物等は検
出されない高純度なものであり、筋弛緩剤等として医薬
用途において有用に使用される。
【0009】
【実施例】以下、実施例および比較例により本発明をさ
らに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例等によ
りなんら限定されるものではない。 実施例1 CPC40g、水10g、トルエン200gおよび硫酸
第二鉄0.04gを四つ口フラスコに仕込み、共沸脱水
により水を留去し、メタノール6gを加えて60〜65
℃で溶解させた後、活性炭1gとセライト1.5gを仕
込み、80〜85℃にて30分間攪拌し、熱濾過を行っ
た。その後、濾液を冷却し、CPCを結晶化させ、濾別
乾燥してCPC38gを得た。得られたCPCを液体ク
ロマトグラフィーにて分析したところ、分解物、副産物
であるCPD、CECは検出されず、CPC含量は9
9.98%であった。
らに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例等によ
りなんら限定されるものではない。 実施例1 CPC40g、水10g、トルエン200gおよび硫酸
第二鉄0.04gを四つ口フラスコに仕込み、共沸脱水
により水を留去し、メタノール6gを加えて60〜65
℃で溶解させた後、活性炭1gとセライト1.5gを仕
込み、80〜85℃にて30分間攪拌し、熱濾過を行っ
た。その後、濾液を冷却し、CPCを結晶化させ、濾別
乾燥してCPC38gを得た。得られたCPCを液体ク
ロマトグラフィーにて分析したところ、分解物、副産物
であるCPD、CECは検出されず、CPC含量は9
9.98%であった。
【0010】実施例2 硫酸第二鉄0.04gの代わりに硫酸アンモニウム0.
08gを用いる以外は実施例1と同様に行った。その結
果、CPC38.5gを得、液体クロマトグラフィーに
て分析したところ、分解物、副産物であるCPD、CE
Cは検出されず、CPC含量は99.97%であった。
08gを用いる以外は実施例1と同様に行った。その結
果、CPC38.5gを得、液体クロマトグラフィーに
て分析したところ、分解物、副産物であるCPD、CE
Cは検出されず、CPC含量は99.97%であった。
【0011】実施例3 硫酸第二鉄0.04gの代わりに塩化アンモニウム0.
05gを用いる以外は実施例1と同様に行った。その結
果、CPC37.8gを得、液体クロマトグラフィーに
て分析したところ、分解物、副産物であるCPD、CE
Cは検出されず、CPC含量は99.95%であった。
05gを用いる以外は実施例1と同様に行った。その結
果、CPC37.8gを得、液体クロマトグラフィーに
て分析したところ、分解物、副産物であるCPD、CE
Cは検出されず、CPC含量は99.95%であった。
【0012】比較例1 CPC40g、水10gおよびトルエン200gを四つ
口フラスコに仕込み、共沸脱水により水を留去し、メタ
ノール6gを加えて60〜65℃で溶解させた後、活性
炭1gとセライト1.5gを仕込み、80〜85℃にて
30分間攪拌し、熱濾過を行った。その後、濾液を冷却
し、CPCを結晶化させ、濾別乾燥してCPC38gを
得た。得られたCPCを液体クロマトグラフィーにて分
析したところ、分解物、副産物であるCPD1%、CE
C5%の生成が見られ、CPC含量は94%であった。
口フラスコに仕込み、共沸脱水により水を留去し、メタ
ノール6gを加えて60〜65℃で溶解させた後、活性
炭1gとセライト1.5gを仕込み、80〜85℃にて
30分間攪拌し、熱濾過を行った。その後、濾液を冷却
し、CPCを結晶化させ、濾別乾燥してCPC38gを
得た。得られたCPCを液体クロマトグラフィーにて分
析したところ、分解物、副産物であるCPD1%、CE
C5%の生成が見られ、CPC含量は94%であった。
【0013】実施例4 CPC40g、水10g、トルエン80gおよび硫酸第
二鉄0.04gを四つ口フラスコに仕込み、85℃に4
0時間加熱還流した。その後、液体クロマトグラフィー
にて分析したところ、分解物、副産物であるCPD、C
ECは検出されなかった。
二鉄0.04gを四つ口フラスコに仕込み、85℃に4
0時間加熱還流した。その後、液体クロマトグラフィー
にて分析したところ、分解物、副産物であるCPD、C
ECは検出されなかった。
【0014】実施例5 CPC40g、水10g、トルエン80gおよび硫酸ア
ンモニウム0.10gを四つ口フラスコに仕込み、85
℃に20時間加熱還流した。その後、液体クロマトグラ
フィーにて分析したところ、分解物、副産物であるCP
D、CECは検出されなかった。
ンモニウム0.10gを四つ口フラスコに仕込み、85
℃に20時間加熱還流した。その後、液体クロマトグラ
フィーにて分析したところ、分解物、副産物であるCP
D、CECは検出されなかった。
【0015】実施例6 CPC40g、水10g、トルエン80gおよび塩化ア
ンモニウム0.05gを四つ口フラスコに仕込み、85
℃に20時間加熱還流した。その後、液体クロマトグラ
フィーにて分析したところ、分解物、副産物であるCP
D、CECは検出されなかった。
ンモニウム0.05gを四つ口フラスコに仕込み、85
℃に20時間加熱還流した。その後、液体クロマトグラ
フィーにて分析したところ、分解物、副産物であるCP
D、CECは検出されなかった。
【0016】実施例7 CPC40g、水10gおよび硫酸第二鉄0.04gを
四つ口フラスコに仕込み、85℃に40時間加熱還流し
た。その後、液体クロマトグラフィーにて分析したとこ
ろ、分解物、副産物であるCPD、CECは検出されな
かった。
四つ口フラスコに仕込み、85℃に40時間加熱還流し
た。その後、液体クロマトグラフィーにて分析したとこ
ろ、分解物、副産物であるCPD、CECは検出されな
かった。
【0017】比較例2 CPC40g、水10g、トルエン80gを四つ口フラ
スコに仕込み、85℃に8時間加熱還流した。その後、
液体クロマトグラフィーにて分析したところ、分解物、
副産物であるCPD7.5%、CEC16.5%の生成
が見られ、CPC含量は76%であった。
スコに仕込み、85℃に8時間加熱還流した。その後、
液体クロマトグラフィーにて分析したところ、分解物、
副産物であるCPD7.5%、CEC16.5%の生成
が見られ、CPC含量は76%であった。
【0018】実施例8 クロルフェネシン(CPD)40gを200gのベンゼ
ンに懸濁させたのち、20〜30℃にて、ホスゲン23
gの冷ベンゼン(100g)溶液を1時間を要して滴下
し、30℃にて結晶が溶解するまで保温した。そのの
ち、トリエチルアミン24gを同温にて滴下し、1時間
保温した。さらに、冷水100mlにて3回抽出し、ト
リエチルアミンの塩酸塩を除去した。このようにして得
られた3−p−クロロフェノキシ−2−ヒドロキシプロ
ピルクロロカーボネートのベンゼン溶液に、28%アン
モニア水50gを20〜25℃にて2時間を要して滴下
し、同温にて24時間保温した。そののち、10%硫酸
にて、pH8.0〜8.5まで中和したのち、得られた
結晶を濾別し、さらに水100mlにて3回洗浄した。
この結果、粗CPC50g(うち10gが水)を得た。
この得られた粗CPC50g、トルエン200gおよび
硫酸第二鉄0.04gを四つ口フラスコに仕込み、共沸
脱水により水を留去し、メタノール6gを加えて60〜
65℃で溶解させたのち、活性炭1gとセライト1.5
gを仕込み80〜85℃にて30分間攪拌し、熱濾過を
行った。そののち、濾液を冷却し、CPCを結晶化さ
せ、濾別乾燥してCPC38gを得た。得られたCPC
を液体クロマトグラフィーにて分析したところ、分解
物、副産物であるCPD、CECは検出されず、CPC
含量は99.96%であった。
ンに懸濁させたのち、20〜30℃にて、ホスゲン23
gの冷ベンゼン(100g)溶液を1時間を要して滴下
し、30℃にて結晶が溶解するまで保温した。そのの
ち、トリエチルアミン24gを同温にて滴下し、1時間
保温した。さらに、冷水100mlにて3回抽出し、ト
リエチルアミンの塩酸塩を除去した。このようにして得
られた3−p−クロロフェノキシ−2−ヒドロキシプロ
ピルクロロカーボネートのベンゼン溶液に、28%アン
モニア水50gを20〜25℃にて2時間を要して滴下
し、同温にて24時間保温した。そののち、10%硫酸
にて、pH8.0〜8.5まで中和したのち、得られた
結晶を濾別し、さらに水100mlにて3回洗浄した。
この結果、粗CPC50g(うち10gが水)を得た。
この得られた粗CPC50g、トルエン200gおよび
硫酸第二鉄0.04gを四つ口フラスコに仕込み、共沸
脱水により水を留去し、メタノール6gを加えて60〜
65℃で溶解させたのち、活性炭1gとセライト1.5
gを仕込み80〜85℃にて30分間攪拌し、熱濾過を
行った。そののち、濾液を冷却し、CPCを結晶化さ
せ、濾別乾燥してCPC38gを得た。得られたCPC
を液体クロマトグラフィーにて分析したところ、分解
物、副産物であるCPD、CECは検出されず、CPC
含量は99.96%であった。
【0019】比較例3 実施例8と同様にして粗CPC50g(うち10gが
水)を得た。その得られた粗CPC50gおよびトルエ
ン200gを四つ口フラスコに仕込み、共沸脱水により
水を留去し、メタノール6gを加えて60〜65℃で溶
解させたのち、活性炭1gとセライト1.5gを仕込
み、80〜85℃にて30分間攪拌し、熱濾過を行っ
た。その後、濾液を冷却し、CPCを結晶化させ、濾別
乾燥してCPC37.5gを得た。得られたCPCを液
体クロマトグラフィーにて分析したところ、分解物、副
産物であるCPD1%、CEC5.5%の生成が見られ
CPC含量は93.5%であった。
水)を得た。その得られた粗CPC50gおよびトルエ
ン200gを四つ口フラスコに仕込み、共沸脱水により
水を留去し、メタノール6gを加えて60〜65℃で溶
解させたのち、活性炭1gとセライト1.5gを仕込
み、80〜85℃にて30分間攪拌し、熱濾過を行っ
た。その後、濾液を冷却し、CPCを結晶化させ、濾別
乾燥してCPC37.5gを得た。得られたCPCを液
体クロマトグラフィーにて分析したところ、分解物、副
産物であるCPD1%、CEC5.5%の生成が見られ
CPC含量は93.5%であった。
【0020】
【発明の効果】本発明による安定化剤を使用することに
よって、CPCの分解物あるいはカルバモイル基の転移
による副産物等が生起することがなく、目的とするCP
Cを極めて効率よく高純度に精製することができる。
よって、CPCの分解物あるいはカルバモイル基の転移
による副産物等が生起することがなく、目的とするCP
Cを極めて効率よく高純度に精製することができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 カルバミン酸クロルフェネシンの精製方
法において、該カルバミン酸クロルフェネシン中に含ま
れる水分を、安定化剤として鉄,ニッケル,コバルト,
銅,または亜鉛の塩、および鉱酸アンモニウム塩よりな
る群から選ばれる少なくとも1種の存在下に、有機溶媒
とともに共沸脱水することを特徴とするカルバミン酸ク
ロルフェネシンの精製方法。 - 【請求項2】 安定化剤が硫酸第二鉄、硫酸アンモニウ
ムまたは塩化アンモニウムである請求項1記載の精製方
法。 - 【請求項3】 安定化剤の添加量が、カルバミン酸クロ
ルフェネシンに対して0.01重量%以上である請求項
1記載の精製方法。 - 【請求項4】 有機溶媒がトルエン、ベンゼン、キシレ
ン、モノクロルベンゼン、又はニトロベンゼンである請
求項1記載の精製方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22337192A JPH0649017A (ja) | 1992-07-29 | 1992-07-29 | カルバミン酸クロルフェネシンの精製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22337192A JPH0649017A (ja) | 1992-07-29 | 1992-07-29 | カルバミン酸クロルフェネシンの精製方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0649017A true JPH0649017A (ja) | 1994-02-22 |
Family
ID=16797098
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22337192A Pending JPH0649017A (ja) | 1992-07-29 | 1992-07-29 | カルバミン酸クロルフェネシンの精製方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0649017A (ja) |
-
1992
- 1992-07-29 JP JP22337192A patent/JPH0649017A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN112272665B (zh) | 制备立他司特的方法 | |
| DE69501705T2 (de) | Verfahren zur Herstellung von optisch aktiven Piperazinderivaten und Zwischenprodukten für ihre Herstellung | |
| IE50176B1 (en) | Process for the production of phenylglycyl chloride hydrochlorides | |
| SU584774A3 (ru) | Способ получени производных изоксазола | |
| JP2001521498A (ja) | O−(3−アミノ−2−ヒドロキシ−プロピル)−ヒドロキシミック酸ハロゲン化物の製造方法 | |
| JPH0649017A (ja) | カルバミン酸クロルフェネシンの精製方法 | |
| EP0481118A1 (en) | A method for producing butyl 3'-(1H-tetrazol-5-yl) oxanilate | |
| US2744136A (en) | Amides of sulfonylserinophenones | |
| US4661625A (en) | Synthesis and purification of d-propoxyphene hydrochloride | |
| AU723133B2 (en) | Process for producing 1-chlorocarbonyl-4-piperidinopiperidine or hydrochloride thereof | |
| JP2859791B2 (ja) | 4−ブロモメチルビフェニル化合物の製造法 | |
| JPH10245352A (ja) | ビスクレゾール類の精製方法 | |
| JP3640319B2 (ja) | ベンズアミド誘導体の製造方法 | |
| EP0070467B1 (en) | Process for synthesising n-isopropyl-n'-o-carbomethoxyphenylsulphamide | |
| JPH0217163A (ja) | ジアミノマレオニトリル及びジアミノアクリロニトリル誘導体の製造方法 | |
| CN119661386A (zh) | 一种3-氨基-5-(4-甲氧基苄基)-2-硝基苯甲酸甲酯的合成方法及化合物 | |
| US4279836A (en) | Hydroxamic acid derivative and method of preparing metoclopramide using same | |
| JPH0446175A (ja) | 5―ヒドロキシ―3,4―メチレンジオキシ安息香酸誘導体の製造法 | |
| JPH09255644A (ja) | アジピン酸ジヒドラジドの製法 | |
| JPH0558985A (ja) | シアノグアニジン誘導体の製造法 | |
| CA2201779C (en) | The manufacture of levobupivacaine and analogues thereof from l-lysine | |
| JP2696727B2 (ja) | ジニトロアゾベンゼンの製造方法 | |
| JPH07267950A (ja) | 5−クロロ−n−(4,5−ジヒドロ−1h−イミダゾール−2−イル)−2,1,3−ベンゾチアジアゾール−4−アミン又はその酸付加塩の製造方法 | |
| JPS6317869A (ja) | 2−低級アルキル−4−アミノ−5−ホルミルピリミジンの製造法 | |
| JPS60224672A (ja) | β−ラクタム誘導体の製造法 |