JPH064902B2 - 溶接部応力腐食割れ抵抗の優れた耐サワ−用鋼材 - Google Patents
溶接部応力腐食割れ抵抗の優れた耐サワ−用鋼材Info
- Publication number
- JPH064902B2 JPH064902B2 JP60096272A JP9627285A JPH064902B2 JP H064902 B2 JPH064902 B2 JP H064902B2 JP 60096272 A JP60096272 A JP 60096272A JP 9627285 A JP9627285 A JP 9627285A JP H064902 B2 JPH064902 B2 JP H064902B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- corrosion cracking
- stress corrosion
- steel
- sour
- steel material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
- Arc Welding In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は溶接部応力腐食割れ抵抗の優れた鋼材に係り、
特に湿潤硫化水素環境下で使用されるラインパイプ、石
油化学プラント、LPGタンク等に使用される溶接部応
力腐食割れ抵抗の優れた耐サワー用鋼材に関するもので
ある。
特に湿潤硫化水素環境下で使用されるラインパイプ、石
油化学プラント、LPGタンク等に使用される溶接部応
力腐食割れ抵抗の優れた耐サワー用鋼材に関するもので
ある。
(従来の技術及び問題点) 近年原油、ガスの輸送、貯蔵に当り使用される鋼材は応
力腐食割れを起こす可能性が高まってきている。原因
は、良質な石油資源の減少に伴ない原油中の硫化水素含
有量が多くなってきているためである。すなわち、鋼材
が腐食する際に原油中に硫化水素が含まれていると、腐
食により発生する水素が原子状になり鋼中に侵入し易く
なることからいわゆる硫化物反応力腐食割れを起し易く
なってくる。
力腐食割れを起こす可能性が高まってきている。原因
は、良質な石油資源の減少に伴ない原油中の硫化水素含
有量が多くなってきているためである。すなわち、鋼材
が腐食する際に原油中に硫化水素が含まれていると、腐
食により発生する水素が原子状になり鋼中に侵入し易く
なることからいわゆる硫化物反応力腐食割れを起し易く
なってくる。
かくの如き硫化物応力腐食割れについて、従来鋼につい
て整理してみると、高張力鋼では硬さと硫化物応力腐食
割れの関係について多くの研究がある。この場合、硬さ
とは溶接部を示す場合は溶接熱影響部硬さであり、溶接
部を含まない場合は母材の硬さであるが、硬さがHv2
50程度を境にして割れ感受性が変化し、Hv250以
下に制御して使用することによって硫化物応力腐食割れ
を防げることが知られている。この硬さを呈する組織の
内容については、高張力鋼であることから通常焼入焼戻
し処理により製造せざるを得ないため、組織は焼戻しマ
ルテンサイトである。
て整理してみると、高張力鋼では硬さと硫化物応力腐食
割れの関係について多くの研究がある。この場合、硬さ
とは溶接部を示す場合は溶接熱影響部硬さであり、溶接
部を含まない場合は母材の硬さであるが、硬さがHv2
50程度を境にして割れ感受性が変化し、Hv250以
下に制御して使用することによって硫化物応力腐食割れ
を防げることが知られている。この硬さを呈する組織の
内容については、高張力鋼であることから通常焼入焼戻
し処理により製造せざるを得ないため、組織は焼戻しマ
ルテンサイトである。
これら高張力鋼の使用分野としては通常油井管である
が、従来の技術としては例えば特開昭58−91150
号公報に見られるように焼入、焼戻し処理鋼についてMn
およびP等の偏析部に生ずる硬さの高い部分の解消とLa
添加による粒界脆化の防止による硫化物応力腐食割れ抵
抗の増大を図るものがある。又、特開昭58−1074
76号公報には均一硬さ分布を得るための最適成分系を
有する焼入、焼戻し処理鋼についての提案がある。しか
しながら、母材の硬さはHv230以下で問題ないものの、
強度的に見た場合高張力鋼に対してもう少し強度の低い
鋼の溶接熱影響部の硬さと硫化物応力腐食割れの関係に
ついてはあまり研究されていない。
が、従来の技術としては例えば特開昭58−91150
号公報に見られるように焼入、焼戻し処理鋼についてMn
およびP等の偏析部に生ずる硬さの高い部分の解消とLa
添加による粒界脆化の防止による硫化物応力腐食割れ抵
抗の増大を図るものがある。又、特開昭58−1074
76号公報には均一硬さ分布を得るための最適成分系を
有する焼入、焼戻し処理鋼についての提案がある。しか
しながら、母材の硬さはHv230以下で問題ないものの、
強度的に見た場合高張力鋼に対してもう少し強度の低い
鋼の溶接熱影響部の硬さと硫化物応力腐食割れの関係に
ついてはあまり研究されていない。
(問題点を解決するための手段、作用) 本発明の要旨は、重量%でC0.02〜0.05%,Si0.1〜
0.5%,Mn0.6〜1.2%,Al≦0.05%,Nb0.02〜0.1
%,B0.001〜0.003%,Ti0.01〜0.04%,Ca0.001
〜0.010%を含み、P≦0.02%,S≦0.005%に制限し、
又はこれに加えてさらにNi0.1〜0.7%,Cr0.2〜0.8
%,Cu0.1〜0.5%,Mo0.1〜0.7%,V0.02〜0.1
%,W0.01〜0.08%のうちより選ばれた1種または2種
以上を含み、残部鉄及び不可避的な不純物から成り、溶
接熱影響部の組織が微細なベーナイト組織となることを
特徴とする溶接部応力腐食割れ抵抗の優れた耐サワー用
鋼材である。
0.5%,Mn0.6〜1.2%,Al≦0.05%,Nb0.02〜0.1
%,B0.001〜0.003%,Ti0.01〜0.04%,Ca0.001
〜0.010%を含み、P≦0.02%,S≦0.005%に制限し、
又はこれに加えてさらにNi0.1〜0.7%,Cr0.2〜0.8
%,Cu0.1〜0.5%,Mo0.1〜0.7%,V0.02〜0.1
%,W0.01〜0.08%のうちより選ばれた1種または2種
以上を含み、残部鉄及び不可避的な不純物から成り、溶
接熱影響部の組織が微細なベーナイト組織となることを
特徴とする溶接部応力腐食割れ抵抗の優れた耐サワー用
鋼材である。
本発明者らは、高張力鋼に比べ炭素含有量及びその他の
合金元素添加量が少い成分系から成る鋼について硬さと
組織を詳細に検討し、これと硫化物応力腐食割れ性との
関係づけを行った。その結果、サワー環境で使用される
ラインパイプ用鋼、貯蔵に使用されるタンク用鋼等の鋼
材で、溶接熱影響部の応力腐食割れ抵抗の優れた鋼材を
見出した。この鋼材を通常の鋼材と区別して溶接部応力
腐食割れ抵抗の優れた耐サワー用鋼材と言うことが出来
る。
合金元素添加量が少い成分系から成る鋼について硬さと
組織を詳細に検討し、これと硫化物応力腐食割れ性との
関係づけを行った。その結果、サワー環境で使用される
ラインパイプ用鋼、貯蔵に使用されるタンク用鋼等の鋼
材で、溶接熱影響部の応力腐食割れ抵抗の優れた鋼材を
見出した。この鋼材を通常の鋼材と区別して溶接部応力
腐食割れ抵抗の優れた耐サワー用鋼材と言うことが出来
る。
即ち、本発明者らは種々検討を重ねた結果、溶接熱影響
部(特に高温のオーステナイト域に加熱された領域=粗
粒化部)の組織を上部ベーナイト組織を生成させずに微
細なベーナイト組織にしたときにHv=300程度まで応力
腐食割れを生じない鋼が得られることを見出し、溶接部
応力腐食割れ抵抗の優れた耐サワー用鋼材を得ることが
出来るという知見を得た。
部(特に高温のオーステナイト域に加熱された領域=粗
粒化部)の組織を上部ベーナイト組織を生成させずに微
細なベーナイト組織にしたときにHv=300程度まで応力
腐食割れを生じない鋼が得られることを見出し、溶接部
応力腐食割れ抵抗の優れた耐サワー用鋼材を得ることが
出来るという知見を得た。
本発明は以上の如き知見に基いてなされたものである。
以下に本発明を詳細に説明する。
先ず本発明鋼材における基本成分の限定理由について説
明する。
明する。
Cは強度を得るために添加するが、溶接粗粒化部の組織
を微細なベーナイトとするために添加量範囲が決定され
る。0.02%未満では上部ベーナイト組織となり組織が粗
くなる。また、0.05%超となると組織がマルテンサイト
組織となり、マルテンサイト組織では硫化物応力腐食割
れが起る。したがってCは0.02〜0.05%とした。
を微細なベーナイトとするために添加量範囲が決定され
る。0.02%未満では上部ベーナイト組織となり組織が粗
くなる。また、0.05%超となると組織がマルテンサイト
組織となり、マルテンサイト組織では硫化物応力腐食割
れが起る。したがってCは0.02〜0.05%とした。
Siは脱酸のために添加する。0.10%未満では脱酸が不十
分であり、0.5%超では脱酸は十分となるが鋼を脆化さ
せる。したがってSiは0.10〜0.50%とした。
分であり、0.5%超では脱酸は十分となるが鋼を脆化さ
せる。したがってSiは0.10〜0.50%とした。
Mnは強度を得るためでもあるが、添加によって溶接粗粒
化部の組織を微細なベーナイトにするために添加量範囲
が決定される。0.60%未満では上部ベーナイト組織とな
り組織が粗くなる。また、1.2%超となると組織がマル
テンサイト組織となり、硫化物応力腐食割れが起る。し
たがってMnは0.6〜1.2とした。
化部の組織を微細なベーナイトにするために添加量範囲
が決定される。0.60%未満では上部ベーナイト組織とな
り組織が粗くなる。また、1.2%超となると組織がマル
テンサイト組織となり、硫化物応力腐食割れが起る。し
たがってMnは0.6〜1.2とした。
Alは脱酸のために添加する。しかし0.05%超となるとか
えって酸化物を形成し、鋼の清浄度を減少させ、応力腐
食割れに悪影響があるために、Alは0.05%以下とした。
えって酸化物を形成し、鋼の清浄度を減少させ、応力腐
食割れに悪影響があるために、Alは0.05%以下とした。
Nbは強度と靱性を得るために添加する。0.02%未満では
強度、靱性に対する添加効果がない。0.1%超の添加で
は強度、靱性に対してNbの析出物粗大化のために逆効果
となる。したがってNbは0.02%〜0.1%とした。
強度、靱性に対する添加効果がない。0.1%超の添加で
は強度、靱性に対してNbの析出物粗大化のために逆効果
となる。したがってNbは0.02%〜0.1%とした。
Bは焼入性向上のために添加する。本発明鋼ではC量を
低くしているので、組織を微細なベーナイトとするには
適度の焼入性を確保することが必要である。0.001%未
満では焼入性が確保出来ず、0.003%超の添加でも巨大
なボロン化合物が生成し、焼入性が確保出来ない。した
がってBは0.001〜0.003%とした。
低くしているので、組織を微細なベーナイトとするには
適度の焼入性を確保することが必要である。0.001%未
満では焼入性が確保出来ず、0.003%超の添加でも巨大
なボロン化合物が生成し、焼入性が確保出来ない。した
がってBは0.001〜0.003%とした。
TiはCa-Ti-Sを形成させ、靱性及び介在物の分散のため
に添加する。0.01%未満では効果がなく、0.04%超では
酸化物を形成し、介在物分散に効果がなくなる。したが
ってTiは0.01〜0.04%とした。
に添加する。0.01%未満では効果がなく、0.04%超では
酸化物を形成し、介在物分散に効果がなくなる。したが
ってTiは0.01〜0.04%とした。
Caは介在物の球状化のために添加する。即ちCa-Ti-S
を形成させ、硫化物応力腐食割れの起点となるMnSの形
成を防ぐためである。0.001%未満では介在物球状化に
効果がなく、0.010%超では酸化物形成のため介在物球
状化に効果がなくなる。したがってCaは0.001〜0.01%
とした。
を形成させ、硫化物応力腐食割れの起点となるMnSの形
成を防ぐためである。0.001%未満では介在物球状化に
効果がなく、0.010%超では酸化物形成のため介在物球
状化に効果がなくなる。したがってCaは0.001〜0.01%
とした。
Pは鋼中に含まれる不純物元素であり、かつまた粒界に
偏析し硫化物応力腐食割れを起し易くする。この割れを
起し易くする働きはマルテンサイトのときに最も顕著で
あるが、微細なベーナイト組織のときでも含有量が少な
い事が望ましい。しかしながら、0.02%以下にしておけ
ば割れの原因とならない。したがってPは0.02%以下に
制限した。
偏析し硫化物応力腐食割れを起し易くする。この割れを
起し易くする働きはマルテンサイトのときに最も顕著で
あるが、微細なベーナイト組織のときでも含有量が少な
い事が望ましい。しかしながら、0.02%以下にしておけ
ば割れの原因とならない。したがってPは0.02%以下に
制限した。
Sも鋼中に含まれる不純物元素であり、含有量が少ない
事が望ましいが、0.005%以下であればCa,Ti添加によっ
て介在物の分散球状化を行なうことが出来るので、Sは
0.005%以下に制限した。
事が望ましいが、0.005%以下であればCa,Ti添加によっ
て介在物の分散球状化を行なうことが出来るので、Sは
0.005%以下に制限した。
以上が本発明鋼材の基本成分系であるが、本発明におい
てはこれらの元素に加え、強度を得る目的と、C,Mn量と
の焼入性とのバランスで、以上の基本成分の他にさらに
Ni0.1〜0.7%,Cr0.2〜0.8%,Cu0.1〜0.5%,Mo0.1〜
0.7%,V0.02〜0.1%,W0.01〜0.08%のうちより選ば
れた1種または2種以上を添加させることができる。以
下各元素について添加理由を述べる。
てはこれらの元素に加え、強度を得る目的と、C,Mn量と
の焼入性とのバランスで、以上の基本成分の他にさらに
Ni0.1〜0.7%,Cr0.2〜0.8%,Cu0.1〜0.5%,Mo0.1〜
0.7%,V0.02〜0.1%,W0.01〜0.08%のうちより選ば
れた1種または2種以上を添加させることができる。以
下各元素について添加理由を述べる。
Niは強度、靱性を得るために添加するが、0.1%未満
では効果がない。0.7%超では焼入性が上昇し、組織が
マルテンサイトになり、応力腐食割れが起り易くなる。
したがってNiは0.1〜0.7%とした。
では効果がない。0.7%超では焼入性が上昇し、組織が
マルテンサイトになり、応力腐食割れが起り易くなる。
したがってNiは0.1〜0.7%とした。
Crも強度、靱性を得るために添加するが、0.2%未満
では効果がない。0.8%超では焼入性が上昇し、組織が
マルテンサイトになり、応力腐食割れが起り易くなる。
したがってCrは0.2〜0.8%とした。
では効果がない。0.8%超では焼入性が上昇し、組織が
マルテンサイトになり、応力腐食割れが起り易くなる。
したがってCrは0.2〜0.8%とした。
Cuも強度、靱性を得るために添加するが、0.1%未満
では効果がない。0.5%超では焼入性が上昇し、組織が
マルテンサイトになり、応力腐食割れが起り易くなる。
したがってCuは0.1〜0.5%とした。
では効果がない。0.5%超では焼入性が上昇し、組織が
マルテンサイトになり、応力腐食割れが起り易くなる。
したがってCuは0.1〜0.5%とした。
Moも強度、靱性を得るために添加するが、0.1%未満
では効果がない。0.7%超では焼入性が上昇し、組織が
マルテンサイトになり、応力腐食割れが起り易くなる。
したがってMoは0.1〜0.7%とした。
では効果がない。0.7%超では焼入性が上昇し、組織が
マルテンサイトになり、応力腐食割れが起り易くなる。
したがってMoは0.1〜0.7%とした。
Vも強度、靱性を得るために添加するが、0.02%未満で
は効果がない。0.1%超では焼入性が上昇し、組織がマ
ルテンサイトとなり、応力腐食割れが起り易くなる。し
たがってVは0.02〜0.1%とした。
は効果がない。0.1%超では焼入性が上昇し、組織がマ
ルテンサイトとなり、応力腐食割れが起り易くなる。し
たがってVは0.02〜0.1%とした。
Wも強度、靱性を得るために添加するが、0.01%未満で
は効果がない。0.08%超では焼入性が上昇し、組織がマ
ルテンサイトになり応力腐食割れが起り易くなる。した
がってWは0.01〜0.08%とした。
は効果がない。0.08%超では焼入性が上昇し、組織がマ
ルテンサイトになり応力腐食割れが起り易くなる。した
がってWは0.01〜0.08%とした。
なお本発明の鋼は通常の製鋼、普通造塊、或いは連続鋳
造等の手段により鋳塊としたのち、通常の圧延工程を経
て、所望の寸法、形状の鋼材とすることが出来る。
造等の手段により鋳塊としたのち、通常の圧延工程を経
て、所望の寸法、形状の鋼材とすることが出来る。
以下に実施例により本発明の効果をさらに具体的に示
す。
す。
(実施例) 第1表に供試鋼の成分を示す。供試鋼は現場溶製圧延材
及び実験室溶解、圧延材を用いた。いずれの鋼も加熱温
度は1200℃、圧下スケジュールはラインパイプ用鋼
として通常用いらている制御圧延の条件を採用した。仕
上板厚は18mmとした。
及び実験室溶解、圧延材を用いた。いずれの鋼も加熱温
度は1200℃、圧下スケジュールはラインパイプ用鋼
として通常用いらている制御圧延の条件を採用した。仕
上板厚は18mmとした。
応力腐食割れ試験方法について述べると、試片作製はま
ず種々の溶接熱影響部の組織を得るために第1図に示す
如く寸法t1=18mm,l1=200mm,l2=300mmの供
試鋼片1の圧延方向Wに入熱を変化させて溶接を行い、
溶接ビード2を中央に入れ、第2図に示すような寸法t1
=18mm,t2=20mm,l1=200mmの応力腐食割れ試
験片3を切り出した。
ず種々の溶接熱影響部の組織を得るために第1図に示す
如く寸法t1=18mm,l1=200mm,l2=300mmの供
試鋼片1の圧延方向Wに入熱を変化させて溶接を行い、
溶接ビード2を中央に入れ、第2図に示すような寸法t1
=18mm,t2=20mm,l1=200mmの応力腐食割れ試
験片3を切り出した。
応力負荷手段は第3図に示すような3点曲げ治具によっ
て行った。第3図に於て試験片3は絶縁物4を介して曲
げ治具5及び支点6に取りつけられ、ボルト7を締付け
ることにより応力が負荷される。応力負荷後、試験片を
治具ごと腐食液に浸漬して割れの判定を行った。
て行った。第3図に於て試験片3は絶縁物4を介して曲
げ治具5及び支点6に取りつけられ、ボルト7を締付け
ることにより応力が負荷される。応力負荷後、試験片を
治具ごと腐食液に浸漬して割れの判定を行った。
腐食液は硫化水素飽和−5%塩化ナトリウム液である。
第2表に供試鋼の機械的性質及び先に述べた方法で行っ
た応力腐食割れ試験結果を示す。本発明鋼は応力腐食割
れ抵抗が比較鋼に比べて著しく優れていることが解る。
た応力腐食割れ試験結果を示す。本発明鋼は応力腐食割
れ抵抗が比較鋼に比べて著しく優れていることが解る。
(発明の効果) 以上の実施例からも明らかなように、本発明によれば溶
接部応力腐食割れ抵抗の優れた耐サワー用鋼材の提供が
可能となり、産業上の効果は極めて顕著なものがある。
接部応力腐食割れ抵抗の優れた耐サワー用鋼材の提供が
可能となり、産業上の効果は極めて顕著なものがある。
第1図は応力腐食割れ試片の作製要領を示す図、 第2図は応力腐食割れ試験片の寸法形状を示す図、 第3図は応力腐食割れ試験曲げ治具にて試験片に曲げ応
力を負荷する手段の説明図である。 1…供試鋼試片、2…溶接ビード、3…応力腐食割れ試
験片、4…絶縁物、5…曲げ治具、6…支点、7…ボル
ト。
力を負荷する手段の説明図である。 1…供試鋼試片、2…溶接ビード、3…応力腐食割れ試
験片、4…絶縁物、5…曲げ治具、6…支点、7…ボル
ト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−104653(JP,A) 特開 昭57−126959(JP,A) 特開 昭58−91150(JP,A) 特開 昭58−107476(JP,A) 特開 昭59−80752(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】重量%で C 0.02〜0.05%、 Si0.10〜0.50%、 Mn0.6〜1.2%、 Al≦0.05%、 Nb0.02〜0.10%、 B 0.001〜0.003%、 Ti0.01〜0.04%、 Ca0.001〜0.010% を含み P≦0.02%、 S≦0.005% に制限し、残部鉄及び不可避的な不純物から成り、溶接
熱影響部の組織が微細なベーナイト組織となることを特
徴とする溶接部応力腐食割れ抵抗の優れた耐サワー用鋼
材。 - 【請求項2】重量%で C 0.02〜0.05%、 Si0.10〜0.50%、 Mn0.6〜1.2%、 Al≦0.05%、 Nb0.02〜0.10%、 B 0.001〜0.003%、 Ti0.01〜0.04%、 Ca0.001〜0.010% を含み P≦0.02%、 S≦0.005% に制限し、更に Ni0.1〜0.7%、 Cr0.2〜0.8%、 Cu0.1〜0.5%、 Mo0.1〜0.7%、 V 0.02〜0.1%、 W 0.01〜0.08% のうちより選ばれた1種または2種以上を含み、残部鉄
及び不可避的な不純物から成り、溶接熱影響部の組織が
微細なベーナイト組織となることを特徴とする溶接部応
力腐食割れ抵抗の優れた耐サワー用鋼材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60096272A JPH064902B2 (ja) | 1985-05-07 | 1985-05-07 | 溶接部応力腐食割れ抵抗の優れた耐サワ−用鋼材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60096272A JPH064902B2 (ja) | 1985-05-07 | 1985-05-07 | 溶接部応力腐食割れ抵抗の優れた耐サワ−用鋼材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61253345A JPS61253345A (ja) | 1986-11-11 |
| JPH064902B2 true JPH064902B2 (ja) | 1994-01-19 |
Family
ID=14160508
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60096272A Expired - Lifetime JPH064902B2 (ja) | 1985-05-07 | 1985-05-07 | 溶接部応力腐食割れ抵抗の優れた耐サワ−用鋼材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH064902B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5945753B2 (ja) * | 1980-12-19 | 1984-11-08 | 住友金属工業株式会社 | 耐硫化水素割れ性に優れたラインパイプ用鋼並びにその製造法 |
| JPS57126959A (en) * | 1981-01-29 | 1982-08-06 | Sumitomo Metal Ind Ltd | High strength and high toughness steel for pipe line with excellent hydrogen sulfide crack resistance |
| JPS58199813A (ja) * | 1982-05-17 | 1983-11-21 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 耐hic性に優れた高張力鋼板の製造法 |
| JPS5980752A (ja) * | 1982-10-28 | 1984-05-10 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 硫化水素環境で溶接部の耐水素割れ性及び耐硫化物応力腐食割れ性に優れた鋼 |
| JPS6033310A (ja) * | 1983-07-30 | 1985-02-20 | Nippon Steel Corp | 耐水素誘起割れ性及び耐硫化物応力腐食割れ性の優れた鋼板の製造方法 |
-
1985
- 1985-05-07 JP JP60096272A patent/JPH064902B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61253345A (ja) | 1986-11-11 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR900006605B1 (ko) | 가공성이 우수하고 용접 연화가 없는 고강도 스테인레스 강재의 제조 방법 | |
| EP1954847B1 (en) | High-strength steel for seamless, weldable steel pipes | |
| EP0021349B1 (en) | High tensile steel and process for producing the same | |
| CA2461831C (en) | Hot-rolled steel strip for high strength electric resistance welding pipe and manufacturing method thereof | |
| KR20210091755A (ko) | 열간 압연 강철 스트립 및 그 제조 방법 | |
| CN113166903B (zh) | 具有优异的抗氢致开裂性的钢材及其制造方法 | |
| UA129610C2 (uk) | Холоднокатаний відпалений сталевий лист і шов контактного точкового зварювання двох сталевих деталей | |
| US3288600A (en) | Low carbon, high strength alloy steel | |
| CN118647744A (zh) | 钢板及其制造方法 | |
| KR102902872B1 (ko) | 강재의 제조 방법 | |
| JP3487262B2 (ja) | Ctod特性に優れた高強度厚鋼板及びその製造方法 | |
| JP2010090406A (ja) | 低降伏比低温用鋼、およびその製造方法 | |
| JP2781000B2 (ja) | 耐hic性および耐ssc性に優れた高張力鋼板の製造法 | |
| JPH07188840A (ja) | 耐水素脆化特性に優れた高強度鋼およびその製法 | |
| CN117144269A (zh) | 一种可焊接低合金高强钢及其制备方法与应用 | |
| JPH05156409A (ja) | 耐海水性に優れた高強度マルテンサイトステンレス鋼とその製造方法 | |
| JPS63213619A (ja) | 加工性に優れ溶接軟化のない高強度ステンレス鋼材の製造方法 | |
| JPH064902B2 (ja) | 溶接部応力腐食割れ抵抗の優れた耐サワ−用鋼材 | |
| JP7541654B1 (ja) | クラッド鋼板およびその製造方法 | |
| JP7367896B1 (ja) | 鋼板およびその製造方法 | |
| Vegi et al. | Effect of rolling direction and gauge length on the mechanical properties of S460MC high strength low alloy steel | |
| CN105814225A (zh) | 船舶用钢锻件 | |
| JPS58120726A (ja) | 耐硫化物腐食割れ性の優れた非調質鋼の製造方法 | |
| JP4848651B2 (ja) | 捻り剛性に優れた高強度薄鋼板およびその製造方法 | |
| JP3436823B2 (ja) | 高疲労強度溶接継手及びその熱処理方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |