JPH0649568Y2 - シートフイルム送り出し装置 - Google Patents

シートフイルム送り出し装置

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JPH0649568Y2
JPH0649568Y2 JP1989021039U JP2103989U JPH0649568Y2 JP H0649568 Y2 JPH0649568 Y2 JP H0649568Y2 JP 1989021039 U JP1989021039 U JP 1989021039U JP 2103989 U JP2103989 U JP 2103989U JP H0649568 Y2 JPH0649568 Y2 JP H0649568Y2
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film
output shaft
feed roller
feed
rotation
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JP1989021039U
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Inventor
厚美 柏木
公 湊口
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藤本写真工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、医療用X線写真、断層写真等の矩形状シート
フイルムを収納容器から1枚ずつ取り出し、撮影機や現
像機等に供給するためのシートフイルム送り出し装置に
関する。
(従来の技術) 従来、この種シートフイルム送り出し装置は、密閉され
たボックス内に収納され、遮光状態で作動するため、ダ
ブルシートが生じても外部にフイルムを取出してこれを
処理することができない構造であった。しかし、シート
フイルムは、静電気を帯び易く、ダブルフイードを防止
するのは至難な問題であった。
そこで、本願出願人は、この問題を解決すべく、すで
に、特開昭62−51526号公報に示すシートフイルム送り
出し装置を提案した。この既提案装置は、矩形状のシー
トフイルムを積層状に収納する上方開口のマガジンと、
該マガジン内のフイルムの前部上面を吸着する吸着手段
と、該吸着手段を上下及び前後動させる揺動手段と、前
記吸着手段により吸着されて持ち上げられたフイルムの
前端縁を喰え込んで前方へ送り出すフイードローラとを
備え、フイードローラを喰え込まれたフイルムが2枚以
上のときは、フイードローラを逆回転させ、フイルムを
元のマガジン内に戻し、再度吸着手段によってフイルム
をフイードローラに送るように構成されており、ダブル
フイードが解消されるまで、前記取出し・戻しの動作を
繰返すものであった。
ところで、シートフイルムの自動現像機、撮影機には、
それぞれシートフイルム取込みローラが備えられ、前記
シートフイルム送り出し装置から送り出されたシートフ
イルムを喰え込むようになっているが、シートフイルム
取込みローラと、シートフイルム送り出し装置のフイー
ドローラの搬送速度を同期させることは極めて困難であ
る。
かかる問題点を解消するために、シートフイルム送り出
し装置のフイードローラ等に一方向伝動方式を採用する
と共に、現像機等のシートフイルム取込みローラの搬送
速度を少し速く設定し、シートフイルムを前記取込みロ
ーラが喰え込んだ後は、前記フイードローラを空転させ
るようにすることができる。しかし、フイードローラ等
に一方向伝動方式たとえばワンウエイクラッチを組込む
と、フイードローラを逆転させることができない。
そこで、本願出願人は、フイードローラを、正転歯車と
歯車数の異なる逆転歯車を使用し、正・逆切換手段とし
てロータリソレノイドを用いた駆動装置を組込んだシー
トフイルム送り出し装置を、すでに提案した。
(考案が解決しようとする課題) ところが、上記の正逆転歯車を用いて切換える駆動装置
は、機構が複雑で非常に高価になり、組立調整が難かし
いという問題があった。
本考案は、上述のような実状に鑑みてなれたもので、モ
ータで駆動される出力軸に正転用一方向クラッチを介し
て伝動体を設け、この伝動体を介してフィードローラへ
正転動力を伝達し、かつ出力軸と伝動体との間に、出力
軸が逆転したときに作動して逆転動力を伝達する一方向
伝動機構を設けることにより、シートフィルムの搬送速
度同期問題とダブルフィード時の戻し問題とを併せて解
決できるようにしたシートフイルム送り出し装置を提供
することを目的としている。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記課題を解決するために、次の技術的手段
を講じた。
すなわち、本考案の特徴とするところは、第1に、収納
容器7から取り出されたシートフィルム8を挟んで前方
のフィルム処理機64の取込みローラ65へ送る一対のフィ
ードローラ38,39と、両フィードローラ38,39間に2枚以
上のシートフィルム8を喰え込んだときに一方のフィー
ドローラ39に対して他方のフィードローラ38が離隔する
のを検出するダブルフィード検出手段Cと、前記一方の
フィードローラ39を正逆転させるフィードローラ駆動手
段Dとを備えており、前記フィードローラ駆動手段D
は、正逆転モータ46によって駆動される出力軸47に正転
用一方向クラッチ50を介して伝動体51を設け、この伝動
体51から前記一方のフィードローラ39へ前記取込みロー
ラ65より低速の回転動力を伝達可能にしたシートフィル
ム送り出し装置であって、 前記出力軸47と伝動体51との間に、出力軸47の逆転によ
って作動してその逆転を伝動体51に伝達する逆転用一方
向伝動機構59を設けている点にあり、第2に、逆転用一
方向伝動機構59は、出力軸47上のねじ部54に螺合してい
て出力軸47の逆転によって伝動体51に近接すべく軸方向
移動するクラッチ部材49と、クラッチ部材49の近接によ
り係合すべくクラッチ部材49及び伝動体51に形成した係
合爪56,57と、クラッチ部材49を出力軸47に対して出力
軸逆転開始時に一体回転阻止状態にしかつ伝動体51との
係合後に一体回転許容状態にする抵抗体53とを有する点
にある。
(作用) 本考案によれば、矩形状のシートフイルム8が、その前
端縁を揃えて収納容器7に積層状に収納される。該容器
7に収納されたシートフイルム8は、その上部から1枚
ずつ、次のようにして取出される。まず吸着手段Bが揺
動手段Aによって下降し、吸着手段Bは収納容器7内の
最上部のシートフイルム8の前部上面に当接して、これ
を吸着する。次に、揺動手段Aにより吸着手段Bが上昇
することにより、吸着されたシートフイルム8の前部が
持ち上げられ、上方に位置するフイードローラ38,39に
供給される。このとき、フイードローラ38,39は、正転
用ワンウエイクラッチ(一方向伝動機構)50を介して駆
動手段Dにより正転している。フイードローラ38,39
は、持ち上げられたシートフイルム8の前端縁を喰え込
み、これと同時に吸着手段Bによる吸着が解除され、シ
ートフイルム8がフイードローラ38,39により前方に送
り出され、現像機等の取込みローラ65間に供給される。
この取込みローラ65は、フイードローラ38,39よりもわ
ずかに速い搬送速度で回転しているが、フイードローラ
39が正転用一方向伝動機構50を介して駆動されているの
で空転し、シートフイルム8は取込みローラ65により引
き取られる。したがって、シートフイルム8に、シワや
伸びによる変形が生じることはなく、スムーズに移送さ
れる。
そこで、フイードローラ38,39に2枚以上のフイルム8
が同時に喰え込まれると、ダブルフイード検出手段Cが
作動し、正逆転モータ46が逆回転すると、逆転用一方向
伝動機構59が作動して、出力軸47の逆転動力をフィード
ローラ39に伝達するようになる。そして、フイードロー
ラ38,39に喰え込まれて少し前進したシートフイルム8
は、このフイードローラ38,39の逆回転により後方に逆
送りされ、シートフイルム8の後端縁も、収納容器7内
のシートフイルム8の上面に摺接しつつ後方へ移動す
る。その逆送されているシートフイルム8の後端縁が、
最初に収納された元の位置に達したとき、シートフイル
ム8前端縁とフイードローラ38,39の喰え込みが解除さ
れ、シートフイルム8の前部は自重により自然落下す
る。
このとき、シートフイルム8の後端縁は、元の位置に復
帰しているため、自然落下するシートフイルム8の前端
縁は、確実に元の位置に戻り、2枚同時に取出されたシ
ートフイルム8は、収納容器7内に正しく戻される。
その後、フイードローラ駆動手段Dは、正転に切換えら
れ、再度シートフイルム8の取出しが行なわれ、フイー
ドローラ38,39に1枚だけ喰え込まれるまで、前記前進
後退動作が繰返される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。
第1図において、シートフイルム送り出し装置1は、外
部の光を完全に遮断する密閉されたボックス2を有す
る。このボックス2の上面に開口部3が設けられ、該開
口部3はヒンジ4で結合された蓋体5で開閉自在に閉じ
られる。ボックス2の内部には、第2図に示すように左
右一対のフレーム6が設けられ、このフレーム6間に収
納容器7が前下がり傾斜状に収納されている。
前記収納容器7は、上方に開口した矩形箱型に形成さ
れ、その内部に矩形状のシートフイルム8が積層状に収
納されている。収納されるシートフイルム8はプラスチ
ック製で、その大きさは統一されている必要はなく、そ
のサイズは色々であってもよい。この実施例では、430m
m角から254mm角程度の大きさのフイルムを同時処理でき
る。フイルム8の厚みは約0.18mm程度である。この場
合、各フイルム8の前端縁と一側縁とを揃えて収納す
る。前記収納容器7が前下がり傾斜状に配置されるの
は、各フイルム8の前端縁が一定位置に揃いやすくする
ためである。収納容器7の傾斜角度は水平に対して14°
〜15°程度が最適である。
前記左右一対のフレーム6(第2図参照)には、左右一
対の揺動アーム9が回動支点である支軸10を介して回動
自在に枢支されている。この支軸10は前記収納容器7の
前後方向中途部の側方に位置するようフレーム6に取付
けられている。この支軸10の位置は、収納容器7内のフ
イルム8前部を、該支軸10を中心として、本のページを
めくる様に持ち上げた時、フイルム8の後端が前後方向
に移動しないような位置に設定されている。
前記揺動アーム9の下部にピン11を介してコネクチング
ロッド12が前方延出状に取付けられ、該コネクチングロ
ッド12の前端はクランクピン13を介してクランク14に枢
支されている。このクランク14は左右一対のフレーム6
に挿通されたクランク軸15に取付けられており、該クラ
ンク軸15は駆動モータ16によって一方向に回転される。
前記クランク14には位置検出用突起17が設けられてい
る。前記フレーム6には前記突起17の通過を検出して駆
動モータ16を制御するためのホトセンサ18,19が2個取
付けられている。一方のホトセンサ18は駆動モータ16を
一時停止させるもので、他のホトセンサ19は駆動モータ
16を完全に停止させるものである。
前記左右一対の揺動アーム9の上部は回動部材である横
杆20で連結され、該横杆20は揺動アーム9に回動自在に
枢支されている。前記フレーム6には前記横杆20を挿通
自在とする開口21が設けられており(第2図参照)、こ
の開口21は、横杆20が揺動アーム9の揺動と共に移動で
きる範囲にわたって設けられている。
しかして、前記駆動モータ16、クランク14、コネクチン
グロッド12、揺動アーム9、横杆20等の構成部材によっ
て、本考案の揺動手段Aが構成されている。
前記横杆20には、吸着手段Bが設けられており、この吸
着手段Bは、第2図に示すように、横杆20の長手方向に
沿って所定間隔をおいて複数個配設され、かつ、収納容
器7に収納されたシートフイルム8のうち、一番小さな
フイルム8の幅方向の範囲に入るように、一側方に偏っ
て配置されている。
吸着手段Bは、主として、横杆20に軸方向摺動自在に挿
通されたサクションカップ軸22と、該軸22の下端に固着
されたサクションカップ23と、サクションカップ23と横
杆20との間で前記軸22に外嵌されたサクションカップ23
を常時下方に付勢する圧縮コイルスプリング24と、前記
軸22の上端に螺合されたストッパーナット25と、サクシ
ョンカップ軸22内に収納された弁機構(図示省略)とに
より構成されている。
該弁機構の弁軸26上端は、サクションカップ軸22の上端
面より上方に突出し、該弁軸26の上端面は弁操作レバー
27によって下方に押動される。この弁操作レバー27は、
横杆20の一端部に固定された回動規制板28と横杆20の他
端に固定されたブラケット(図示省略)間に回動自在に
支架された軸29に取付けられている。
弁操作レバー27の端部は、フレーム6に固定されたスト
ッパー30に系脱自在に接当し、弁操作レバー27がストッ
パー30に押されることにより、弁操作レバー27が軸29回
りに回動し、弁軸26を押動するようになっている。
前記横杆20の一端部に固定された前記回動規制板28の上
端に引張りスプリング31が形成され、該スプリング31の
後端はフレーム6に係止されている。前記回動規制板28
の上部の後端面は、揺動アーム9に突設されたストッパ
ーピン32に当接し、前記引張りスプリング31による後方
回動が規制されている。
前記回動規制板28の下部の側面にピン33が突設されてい
る。このピン33は前記揺動アーム9の揺動により前記支
軸10を中心として揺動するが、このピン33の揺動軌跡上
に案内板34が設けられている。この案内板34は、その一
端がフレーム6に突設された支軸35に回動自在に枢支さ
れ、スプリング等により上方へ付勢されており、フレー
ム6に設けられたストッパーピン36に当接してその上方
回動が防止されている。
従って、回動規制板28のピン33が上方から下方に移動す
るとき、案内板34はピン33に押動されて下方に回動し、
更にピン33が下方に移動することにより案内板34とピン
33の係合が解除されると、案内体34はスプリング力によ
り上方へ回動してストッパーピン36に当接する。そし
て、前記ピン33が下方から上方へ移動するとき、ピン33
は案内板34に当接するが、このとき、案内体34はストッ
パーピン36により上方へ回動することはできないので、
ピン33はスプリング31に抗して案内板34の下面に沿って
後方へ移動する。このピン33の後方移動により、揺動ア
ーム9と横杆20とは相対回動して吸着手段Bが後方移動
する。更にピン33が上方移動すると、ピン33と案内板34
との係合が解除され、回動規制板28は引張りスプリング
31により引張られて元の位置に戻る。
しかして、前記回動規制板28、ピン33、案内板34、引張
りスプリング31等により、回動規制手段が構成されてい
る。
前記サクションカップ23の後方で、かつ収納容器7の上
方に拘束手段37が設けられている。この拘束手段37はロ
ーラから成り、該拘束手段37の両端はフレーム6に支持
されている。この拘束手段37はサクションカップ23で吸
着されて持ち上げられるフイルム8の前後方向中途部の
上面に当接して、フイルム8の上方移動を規制する。
前記揺動アーム9が上死点の少し手前の時にサクション
カップ23が位置するその前方に、上記一対のフイードロ
ーラ38,39が配置されている。このフイードローラ38,39
は収納容器7内のフイルム8の前端縁を通る垂直線より
も後方に位置している。正確には、前記支軸10を中心と
して収納容器7内のフイルム8前端縁を通る円周上に配
置されている。この位置は、フイルム8の前端縁がフイ
ードローラ38,39に当接し、フイルム8の後部が収納容
器7内の他のフイルム上面に当接した状態において、フ
イルム8の前部が自然落下した時、該フイルム8が収納
容器7内の元の位置に正しく落下する位置である。
前記下部のフイードローラ39はフレーム6に対して固定
的に設けられているが、上部のフイードローラ38は、フ
レーム6に支軸40を介して回動自在に支持されたブラケ
ット41に支持されている。このブラケット41には、フレ
ーム6に取付けられたタイミング検出用リミットスイッ
チ42と、ダブルフイード検出用リミットスイッチ43とが
係合する。前記ブラケット41は左右一対設けられてお
り、各リミットスイッチ42,43も左右一対設けられてい
る。
即ち、前記一対のフイードローラ38,39間にフイルム8
を喰え込むと、フィードローラ39に対してフィードロー
ラ38が離隔することになり、このフィードローラ38の離
隔移動によってブラケット41はフイルム8の厚み分だけ
支軸40回りに回動する。このブラケット41の移動をタイ
ミング検出用リミットスイッチ42が検出して、各機器の
タイミングを制御する。また、フイードローラ38,39に
2枚以上のフイルム8が喰え込まれるとダブルフイード
検出用リミットスイッチ43が作動する。このリミットス
イッチ43、ブラケット41等からダブルフイード検出手段
Cが構成されている。
前記下部のフイードローラ39は駆動ローラであり、フイ
ードローラ軸44の一端に設けられた従動スプロケット45
等を介してフイードローラ駆動手段Dにより、正逆転せ
られるようになっている。
フイードローラ駆動手段Dは、第3図、第5図にも示す
ように、フレーム6に取付けられた正転及び逆転可能な
正逆転モータ46と、モータ出力軸47に固着されたスリー
ブ48と、スリーブ48に螺合されたクラッチ部材49と、ス
リーブ48にワンウエイクラッチ50を介して嵌着された原
動スプロケット(伝動体)51と、従動スプロケット45と
原動スプロケット51間に巻掛けられた無端状チエン52
と、クラッチ部材49の軸線方向移動を行なわしめる抵抗
体53とから成っている。
なお、前記スリーブ48は、一端にクラッチ部材49のスト
ッパーをなす鍔部48aが設けられ、この鍔部48aに続いて
ねじ部54が設けられており、このねじ部54にクラッチ部
材49が螺合されている。
クラッチ部材49は、略円板状で中央に前記ねじ部54に螺
合するためねじ部55が設けられると共に、原動スプロケ
ット51側端面に係合爪56が設けられている。
また、原動スプロケット51は、クラッチ部材49側に、そ
の係合爪56と咬み合う係合爪57を備えている。
そして、ワンウエイクラッチ50は、フイードローラ39に
正転方向に動力のみを伝達するように構成されており、
市販のものを使用できる。
前記抵抗体52は、クラッチ部材49の外周面に摺動するよ
うに、フレーム6にねじ58により固着されており、第4
図に示すように、ばね鋼により弯曲状の摺接部53aと取
付部53bとが形成されている。そして、クラッチ部材49
の軸線方向移動が完了する迄、すなわち、両係合爪56,5
7が完全に咬合又は分離するまでは、クラッチ部材49を
回転させず、両係合爪56,57の咬合又は分離が完了すれ
ば、クラッチ部材49を自由に回転させうるようになって
いる。
このように、クラッチ部材49及びこれとスプロケット51
の係合爪56,57と、ねじ部54,55及び抵抗体53によって、
逆転用一方向伝動機構59を構成している。
したがって、原動スプロケット51は、2つの一方向伝動
機構50,59によって、正転及び逆転駆動される。
前記フイードローラ38,39の前方には、ガイド板60が配
置され、その前方に上下一対の送り出しローラ61が配置
されており、この送り出しローラ61は、軸端61aに設け
たスプロケット62に巻掛けられている無端状チエン52を
介してフイードローラ駆動手段Dにより駆動されるよう
になっている。
送り出しローラ61の前方のボックス2壁面に出口63が設
けられ、この出口63は現像機または撮影機(フィルム処
理機)64を連通し、上下一対の取込みローラ65によりシ
ートフイルム8が取込まれるようになっている。この出
口63には、フイルム通過検出用センサ66が設けられてい
る。
67はのこ歯状のフイルムかき落し部材、68は蓋体5のロ
ック装置、69はフイルムサイズ検出装置、70は制御装
置、71はロールフイルム処理装置、72はロールフイルム
検出用マイクロスイッチ、73はロールフイルム案内板で
あり、ロールフイルムは前記送り出しローラ61によって
現像機64等に送り出される。
次に、本考案の上記実施例の作用について説明する。
まず、蓋体5を開いて、開口部3からシートフイルム8
を収納容器7に収納する。フイルム8のサイズは統一さ
れている必要はなく色々なサイズのフイルム8を同時に
収納することができる。この場合、各フイルム8の前端
縁と一側縁とは揃えて収納する。
次に、蓋体5を閉じる。蓋体5が閉じられるとロック装
置68が作動し、外部から操作不能となり、不慮に蓋体5
を開くことが防止される。
次にスタートボタン(図示省略)を押すことによりクラ
ンク駆動モータ16及びフイードロール駆動モータ46が第
1図に示す矢印方向に回転を開始する。このとき、フイ
ードローラ39は正転用ワンウエイクラッチ50を介して正
回転をしており、揺動アーム9は最上昇位置にある。
前記クランク駆動モータ16の回転により、クランク14、
コネクチングロッド12を介して揺動アーム9が支軸10回
りに下方へ回動を開始する。この揺動アーム9の下方回
動により、該揺動アーム9に取付けられた吸着手段B及
び回動規制板28も下方へ移動する。このとき、回動規制
板28はスプリング31により後方へ引張られ、かつ、回動
規制板28とストッパーピン32は当接しているので、回動
規制板28と揺動アーム9のなす角は変化することなく一
定角度を保っている。従って、回動規制板28に設けられ
たピン33は揺動アーム9の支軸10を中心とした円弧軌跡
を描いて下方へ移動する。
前記ピン33が下方へ移動すると案内板34に当接する。こ
の案内板34は下方回動は自由であるから、ピン33は下降
するにつれて案内板34も下方へ回動し、次には、ピン33
と案内板34の係合が解除され、案内板34は元の位置に復
帰してストッパーピン36に当接する。
なおも揺動アーム9が下方へ回動することにより、吸着
手段Bのサクションカップ23が収納容器7内のフイルム
8の前部上面に当接する。このとき、サクションカップ
軸22のスプリング24が圧縮されてサクションカップ23と
フイルム8の衝突をやわらげ、かつ、サクションカップ
23の凹部の空気が排除されて負圧が生じ、フイルム8は
サクションカップ23に吸着される。前記スプリング24の
圧縮によりサクションカップ軸22及び弁軸26は横杆20に
対して上方に移動するが、サクションカップ23の凹部の
負圧は維持される。
このとき、サクションカップ23は、一側方に偏位して設
けられているため、小さなフイルム8の場合でも、その
フイルム8のみを吸着し、下方の大きなフイルム8を同
時に吸着することがない。従ってダブルフイードが防止
される。
しかして、揺動アーム9が下死点を通過して、揺動アー
ム9は、上方回動を開始し、サクションカップ23に吸着
されたフイルム8の前部が持ち上げられる。このフイル
ム8の前端縁はかき落し部材67に摺接しながら上方に移
動し、もし2枚以上のフイルム8が同時に持ち上げられ
ると、このかき落し部材67によって下方のフイルム8は
落下させられる。
更に揺動アーム9が上方回動することにより、フイルム
8の中途部上面が拘束手段37に当接する。
また、回動規制板28のピン33が案内板34の下面に当接す
る。案内板34はストッパーピン32により上方回動が防止
されているので、ピン33は支軸10を中心とした円弧軌跡
を描いて上方へ移動することができなくなる。そこでピ
ン33は、案内板34の下面に沿って移動する。このピン33
の移動により回動規制板28は横杆20の中心軸回りに回動
する。このときスプリング31が伸ばされる。
しかして、回動規制板28の後方回動により該回動規制板
28に固定された横杆20が回動し、吸着手段Bは後方に移
動する。この吸着手段Bの後方移動により、拘束手段37
とサクションカップ23間のフイルム8が、その下方に曲
率中心を有するように強制弯曲させられる。
この様にフイルム8が強制弯曲させられることにより、
サクションカップ23に吸着されたフイルム8の下面に他
のフイルム8が密着して持ち上げられていた場合、その
下面のフイルム8は強制弯曲によりはじき出され下方に
落下して収納容器7内に収納され、ダブルフイードが防
止される。
前記クランク14の位置検出突起17は、一時停止検出用ホ
トセンサ18を通過し、該ホトセンサ18の作動により、駆
動モータ16が一時停止し、その状態が所定時間維持され
る。この様に、揺動アーム9の揺動を一時停止して、吸
着手段Bの移動を停止させることにより、フイルム8の
強制弯曲状態(最大弯曲時)を一時維持することによ
り、下面に密着したフイルム8を確実に落下させること
ができる。
タイマーにより所定時間が経過すると駆動モータ16が再
始動を開始し、揺動アーム9が上方回動を開始し、それ
につれてピン33も上方移動して、ついに案内板34との接
当が外れる。これにより、回動規制板28はスプリング31
により引張られて回動し、吸着手段Bが前方へ移動す
る。この吸着手段Bの前方移動によりフイルム8の前端
縁が上下一対のフイードローラ38,39に喰え込まれる。
更に揺動アーム9が上下回動することにより、弁操作レ
バー27がストッパー30に当接し、弁レバー27は軸29回り
に回動しサクションカップ23の凹部内は大気圧になり、
サクションカップ23の吸着力は解除され、フイルム8は
サクションカップ23から離脱する。このフイードローラ
38,39のフイルム8かみ込みにより、上部のフイードロ
ーラ38はフイルム8の厚み分だけ上方へ移動し、ブラケ
ット41が回動してタイミング用リミットスイッチ42が作
動し、各機器のタイミングがとられる。
しかして、フイルム8はフイードローラ38,39によって
前方に送られ、更に、その前方の送り出しローラ61を介
して現像機または撮影機64に送られる。
そして、現像機64等内の取込みローラ65間にシートフイ
ルム8が喰え込まれると、取込みローラ65が搬送速度が
フイードローラ38,39よりもわずかに速くなるようにせ
られているので、シートフイルム8は取込みローラ65の
駆動力によって取込まれ、フイードローラ38,39及び送
り出しローラ61がシートフイルム8の搬送速度で回転せ
しめられる。すなわち、フイードローラ駆動手段Dの原
動スプロケット51がモータ出力軸47にワンウエイクラッ
チ50を介して駆動されているので、モータ出力軸47より
も速く回転せられ、空転状態と同じ状態になる。
したがって、フイードローラ駆動手段Dと取込みローラ
65の非常に困難な同期をさせなくても、シートフイルム
8が伸ばされたりシワを生じるなどのトラブルはなく、
スムーズに移送される。
そして、揺動アーム9が上死点に達すると、クランク14
の位置検出突起17が停止用ホトセンサ19を通過し、該ホ
トセンサ19の作動により駆動モータ16が停止する。以上
で、フイルム1枚取出しの動作が完了する。
もし、前記フイードローラ38,39に2枚以上のフイルム
8が喰え込まれると、上部フイードローラ38は規定寸法
以上に上方移動し、ブラケット41を大きく回動し、この
回動はタブルフイード検出用リミットスイッチ43により
検出される。このリミットスイッチ43の作動により、正
逆転モータ46が逆回転し、クラッチ部材49が原動スプロ
ケット51に向って軸線方向に移動し、係合爪56,57が咬
み合い、第5図に示す状態となり、原動スプロケット51
は逆転用一方向伝動機構59を介して逆回転する。したが
って、フイードローラ38,39及び送り出しローラ61は逆
回転を開始する。
このフイードローラ38,39の逆転により、少し喰え込ま
れたフイルム8は逆送りされ、ついにはフイルム8の前
端縁はフイードローラ38,39から離れる。このフイルム
8前端縁がフイードローラ38,39の喰え込みを解除され
る時、フイルム8の後端縁は、収納容器7内の他のフイ
ルム上面に当接し、その後端縁は、元の収納位置に位置
している。
しかして、フイルム8前部は下方に自然落下する。この
とき、フイルム8の後端縁は、収納容器7内の元の位置
に位置しているため、自然落下するフイルム8前端縁も
完全に元の位置に落下する。
フイルム8が収納容器7内に落下すると、正逆転モータ
46が正転に切替えられ、原動スプロケット51はワンウエ
イクラッチ50により正回転せられると共にクラッチ部材
49が後退して両係合爪56,57が分離され、フイードロー
ラ38,39及び送り出しローラ61は正転に切替えられ、再
度、クランク駆動モータ16が始動して、シートフイルム
8を収納容器7から取出す動作を繰り返す。この動作
は、1枚のシートフイルム8がフイードローラ38,39に
喰え込まれるまで繰返し続けられる。
上記実施例において、フイードローラ駆動手段Dの一方
向伝動機構50,59は、フイードローラ軸44に設けること
ができる。
なお、本考案は、上記実施例に限定されるものではな
い。
(考案の効果) フィードローラ駆動手段Dは伝動体51を正転用クラッチ
50を介して出力軸47に設けているので、フィードローラ
39へ伝達する回転動力を前方のフィルム処理機64の取込
みローラ65より低速にしておくことにより、シートフィ
ルム8の搬送速度を取込みローラ65に同期させることが
でき、シートフィルム送り出し装置から現像機等のフィ
ルム処理機64の取込みローラ65へのシートフィルム送り
出しを円滑かつ確実にすることができ、その上で、出力
軸47と伝動体51との間に出力軸47の逆転によって作動す
る逆転用一方向伝動機構59を設けているので、伝動体51
が出力軸47に正転用一方向クラッチ50を介して設けられ
ていても、ダブルフィード検出時にこの伝動体51を逆転
させることができ、シートフィルム8のダブルフィード
を確実に解消することができる。
また、逆転用一方向伝動機構59は、出力軸47のねじ部に
伝動体51と係脱自在なクラッチ部材49を螺合し、このク
ラッチ部材49の回転阻止と回転許容とを行なう抵抗体53
を設けるだけの簡単な構造であるので、簡単に構成で
き、かつ機械的であるので、安価で信頼性が高くでき
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は全体の縦
断側面図、第2図は揺動手段及び吸着手段の一部正面
図、第3図は第1図のIII−III線矢視断面図、第4図は
抵抗体の斜視図、第5図はフイードローラ駆動手段の逆
転時の状態を示す断面図である。 1……シートフイルム送り出し装置、7……収納容器、
8……シートフイルム、38,39……フイードローラ、45
……従動スプロケット、46……正逆転モータ、47……モ
ータ出力軸、48……スリーブ、49……クラッチ部材、50
……ワンウエイクラッチ(正転用一方向伝動機構)、51
……原動スプロケット、52……無端状チエン、53……抵
抗体、54……ねじ部、56,57……係合爪、59……逆転用
一方向伝動機構、A……揺動手段、B……吸着手段、C
……ダブルフイード検出手段、D……フイードローラ駆
動手段。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】収納容器(7)から取り出されたシートフ
    ィルム(8)を挟んで前方のフィルム処理機(64)の取
    込みローラ(65)へ送る一対のフィードローラ(38)
    (39)と、両フィードローラ(38)(39)間に2枚以上
    のシートフィルム(8)を喰え込んだときに一方のフィ
    ードローラ(39)に対して他方のフィードローラ(38)
    が離隔するのを検出するダブルフィード検出手段(C)
    と、前記一方のフィードローラ(39)を正逆転させるフ
    ィードローラ駆動手段(D)とを備えており、前記フィ
    ードローラ駆動手段(D)は、正逆転モータ(46)によ
    って駆動される出力軸(47)に正転用一方向クラッチ
    (50)を介して伝動体(51)を設け、この伝動体(51)
    から前記一方のフィードローラ(39)へ前記取込みロー
    ラ(65)より低速の回転動力を伝達可能にしたシートフ
    ィルム送り出し装置であって、 前記出力軸(47)と伝動体(51)との間に、出力軸(4
    7)の逆転によって作動してその逆転を伝動体(51)に
    伝達する逆転用一方向伝動機構(59)を設けていること
    を特徴とするシートフィルム送り出し装置。
  2. 【請求項2】前記逆転用一方向伝動機構(59)は、出力
    軸(47)上のねじ部(54)に螺合していて出力軸(47)
    の逆転によって伝動体(51)に近接すべく軸方向移動す
    るクラッチ部材(49)と、クラッチ部材(49)の近接に
    より係合すべくクラッチ部材(49)及び伝動体(51)に
    形成した係合爪(56)(57)と、クラッチ部材(49)を
    出力軸(47)に対して出力軸逆転開始時に一体回転阻止
    状態にしかつ伝動体(51)との係合後に一体回転許容状
    態にする抵抗体(53)とを有することを特徴とする請求
    項1記載のシートフィルム送り出し装置。
JP1989021039U 1989-02-22 1989-02-22 シートフイルム送り出し装置 Expired - Lifetime JPH0649568Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5234216A (en) * 1975-09-05 1977-03-16 Kubota Ltd Rice transplanting machine
JPS5696439U (ja) * 1979-12-25 1981-07-30
JPS5811437A (ja) * 1981-07-08 1983-01-22 Ricoh Co Ltd 給紙装置

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