JPH0649633B2 - 化合物結晶のエピタキシャル成長におけるドーピング方法 - Google Patents
化合物結晶のエピタキシャル成長におけるドーピング方法Info
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Description
ピング方法に係り、特に半導体の薄膜結晶育成技術とし
て単分子オーダの膜厚制御性に加えてドーパント不純物
の厳密な制御性を有する化合物結晶のエピタキシャル成
長におけるドーピング方法に関するものである。
線エピタキシー(Molecular Beam Epi-taxy、以下MB
Eという)や有機金属気相エピタキシャル成長法(Meta
l Organic-Chemical VaporDeposition、以下MO−CV
Dという)などが一般に用いられており、特に化合物半
導体にあっては、これらの方法は半導体デバイスの作製
に多用されてきた。
よいこと、成長速度が大きく成長時間の短いことなど量
産性に優れているなどの理由で汎用されているが、単分
子層オーダで成長膜厚を制御することはできなかった。
に、半導体の構成元素の化合物ガスと、ドーパントの化
合物ガスとを、同時に導入して行っている。
つつ、その蒸気を基板結晶上に蒸着する方法を用いてお
り、結晶膜厚が極めて薄く、かつ組成、プロファイル及
び結晶成長速度を充分制御することができるので、成長
膜厚の制御性は上記MO−CVDに比べて優れている。
原料となる構成元素の蒸気と共に、ドーパント元素の蒸
気を同時に蒸着して行っている。
場合、結晶成長温度を、500〜600℃の高温に設定する必
要があり、温度が高いため、npnやpnpといった急
峻な不純物プロファイルを作製する場合に不純物が再分
布することが問題となる。さらにMBEは、蒸着法に基
づいているので、成長膜の化学量論的組成からのずれ
や、オーバル欠陥などの表面欠陥密度が高いという問題
があった。
厚制御性を有する分子層エピタキシー(Molecular Laye
r Epitaxy、以下MLEという)が注目されている。
は、基板結晶上にIII族化合物ガスとV族化合物ガスと
を交互に導入し、結晶を単分子層ずつ成長させる方法で
ある。
H.Abe and T.Kurabayashi; J.Electrochem.Soc.132(1
985)1197〜1200」に報告されている。
し、例えばIII−V族結晶の場合、III族化合物ガスとV
族化合物ガスとの1回ずつの導入で単分子膜成長層を得
ている。
しているため、導入ガスの圧力が変化してもある圧力範
囲で常に単分子層ずつのオーダで成長させることができ
る。
キルガリウムであるトリメチルガリウム(TMG)及び
ヒ素の水素化合物であるアルシン(AsH3)を用いていた
が、上記TMGの代わりに、アルキルガリウムであるト
リエチルガリウム(TEG)を用いることで高純度GaAs
成長層をより低温成長で得ることができる。
H.Abe, T.Kurabayashi&N.Sakurai;J.Vac.Sci.Techno
l.A4(3),(1986)706〜710」に報告されている。
G,AsH3の化合物ガスに加えて、ドーパントの化合物ガ
スを、基板結晶表面に別々に順次導入して行っている。
これにより、低温でハイドープ結晶をはじめとする不純
物制御された高純度結晶を得ることができる。
不純物の再分布が非常に少なく、急峻な不純物プロファ
イルを実現することができる。
H.Abe and T.Kurabayashi; J.Elec-trochem.Soc.Vol.
136,No.2pp.478〜484(1989)に報告されている。
さらに高濃度な不純物密度の成長膜を得ることや、より
低温での結晶成長を実現することが必要となってくる。
ング方法をより一層改良していくことが望まれる。
タキシーの基本概念に基づき、高純度の結晶を低温成長
で得ることができる化合物結晶のエピタキシャル成長を
行うに際し、低温で厳密に不純物制御された高濃度な不
純物密度の成長膜を単分子層オーダで得ることができる
化合物結晶のエピタキシャル成長におけるドーピング方
法を提供することにある。
ピング方法によれば、真空中で加熱された基板結晶上
に、III族及びV族元素等の化合物の結晶成分ガスとS
i,Ge,S,Se,Te,Zn,Cd,Mg等のドーパントの化合
物ガスとを所定の順序で別個に導入して単結晶を成長さ
せる化合物結晶のエピタキシャル成長におけるドーピン
グ方法において、上記結晶成分ガスまたはドーパントの
化合物ガスと化学反応する反応ガスを、該ドーパントの
化合物ガスの導入と前後してまたは同時に導入する。
ーパントガスとは種類が異なる結晶成分ガスまたはドー
パントガスを、後にまたは同時に導入する。
GaAs等の結晶成長成分を含むガスに加え反応ガスを所定
の順序で別個に導入することによって上記基板結晶上で
成分ガスと反応ガスとを低温で化学反応させることによ
り、高純度の結晶を低温成長で得ることができる。
ーパントの化合物ガスとを所定の順序で別個に導入する
ドーピング方法において、上記成分ガス及びドーパント
ガスに加えて反応ガスを供給し、低温で化学反応させる
ことにより、低温で厳密に不純物制御された結晶を得る
ことができる。
すると、表面吸着、あるいは堆積と表面反応を伴った結
晶化が順次起こり、半導体単結晶が単分子層ずつ成長し
ていく。
ガスとしてはTMG(トリメチルガリウム),TEG
(トリエチルガリウム),DMGaCl(ジメチルガリウム
クロライド),DEGaCl(ジエチルガリウムクロライ
ド)あるいはGaCl3(三塩化ガリウム)が用いられる。
(トリメチルヒ素),TEAs(トリエチルヒ素)あるい
はAsCl3(三塩化ヒ素)が用いられる。
Alの原料として、TMA(トリメチルアルミニウム),
TEA(トリエチルアルミニウム),TIBA(トリイ
ソブチルアルミニウム),DMAlH(ジメチルアルミニ
ウムハイドライド),DEAlH(ジエチルアルミニウム
ハイドライド),DMAlCl(ジメチルアルミニウムクロ
ライド),DEAlCl(ジエチルアルミニウムクロライ
ド)或いはAlCl3(三塩化アルミニウム)が用いられ
る。
応する反応ガスを送り込むことにより、メチル基,エチ
ル基などのアルキル基やCl,Hなどの表面吸着物の官能
基を表面反応により取り去ることができる。
上記Clの結晶中への混入を防ぐことができる。
子が表面に露出することになり、次に供給される原料ガ
スが効率良く表面吸着するので厳密な単分子層成長の制
御が可能になる。
では、ドーパントを含む化合物ガスについても所定の時
間だけ導入される。すなわち、成分ガスとドーパントの
化合物ガスとが所定の順序で別個に導入される。
は、DMSe(ジメチルセレン),DESe(ジエチルセレ
ン),DMS(ジメチル硫黄),DES(ジエチル硫
黄),DMTe(ジメチルテルル),DETe(ジエチルテ
ルル)などのVI族有機金属や、H2S(硫化水素),H2Se
(セレン化水素)などのVI族水素化合物及びSiH4,Si2H
6,Si3H3,Si(CH3)4などのVI族化合物がある。
亜鉛),DEZn(ジエチル亜鉛),DMCd(ジメチルカ
ドミウム),DECd(ジエチルカドミウム),Bi−CP
Mg(ビス−シクロペンタジエニルマグネシウム),GeH4
及びTMGなどのメチル基からのC(カーボン)などが
ある。
びアクセプタとして結晶中に取り込ませるためには、こ
れらのガスを導入後に結晶表面で元素と結合して残って
いる官能基を取り去る必要がある。このため、ドーパン
トの化合物ガスの導入と前後してまたは同時に、種類の
異なる反応ガスを導入して表面反応により官能基を取り
去ることで、純粋な元素のドーピングが可能になる。反
応ガスとしては、前記原料ガス及びドーパントガス以外
の原料ガスまたはドーパントガスが用いられる。
で、ドーパントが入る結晶のサイトを制御でき、完全性
の高いドープされた結晶を得ることができる。
の好適な実施例を、半導体のエピタキシャル結晶成長を
例にとって添付図面に基づいて詳細に説明する。
たドーピング方法に関するタイムチャートであり、(T
EG−AsH3)系のGaAsの分子層エピタキシーの例を示す
ものである。
の圧力で所定の時間だけ交互に導入する結晶成長方法に
おいて、ドーパントを含む化合物ガスを以下の(a)〜
(d)のガス導入モードのうちの何れか一つを選んで導
入する。
の化合物ガスを導入する場合、 (b)のモードはTEG導入時に同期させてドーパント
の化合物ガスを導入する場合、 (c)のモードはTEG排気時に同期させてドーパント
の化合物ガスを導入する場合、 (d)のモードはAsH3の導入時に同期させてドーパント
の化合物ガスを導入する場合である。
結晶成長におけるドーピング方法の実施例を示すもので
ある。
TMGと、AsH3とを真空中で加熱された基板結晶上に交
互に導入して結晶成長を行うに際して、ドーパントの化
合物ガスをTEG(或いはTMG)の排気時に同期させ
て導入するドーピング方法において(第1図のcモード
に相当する)、反応ガスを以下の(c1)〜(c3)の
モードにより導入するものである。
導入する場合、 (c2)はドーパントの化合物ガス導入直前に反応ガス
を導入する場合、 (c3)はドーパントの化合物ガス導入中に同期させて
反応ガスを導入する場合である。
物ではDMS,DES,DMSe,DESe,DMTe,DE
TeなどのVI族有機金属化合物や、H2S及びH2SeなどのVI
族水素化物、またはSiH4,Si2H6,Si3H3などのIV族水素
化物や、Si(CH3)4などのIV族有機金属化合物等が用いら
れる。
Cd,Bi−CPMgなどのII族有機金属化合物や、GeH4など
のIV族水素化物あるいはTMGなどのメチル基からのC
(カーボン)などが用いられる。
金属化合物と水素化物とに分類することができる。
H3などの結晶成分ガスを導入しても良いし、又は、上記
TEG(あるいはTMG)の排気時に同期させて導入す
るドーパントの化合物ガスと異なる種類のドーパントの
化合物ガスを導入しても良い。
に示した(c1)モードに相当する。
入するドーパントの化合物ガスとしてはSi2H6を用い
る。
を用いた場合、(2)は反応ガスとしてドーパントの化
合物ガスであるDESeを用いた場合を示している。
をAsH3の排気時に同期させて導入するドーピング方法に
おいて(第1図のaモードに相当する)、反応ガスを以
下の(a1)〜(a3)のモードにより導入する。
導入する場合、 (a2)はドーパントの化合物ガス導入直前に反応ガス
を導入する場合、 (a3)はドーパントの化合物ガス導入中に同期させて
化合物ガスを導入する場合である。
物,VI族水素化物,IV族水素化物,IV族有機金属化合
物,II族有機金属化合物及びTMGなどが用いられる。
H3などの結晶成分ガスを導入しても良いし、又は、上記
AsH3の排気時に同期させて導入するドーパントの化合物
ガスと異なる種類のドーパントの化合物ガスを導入して
も良い。
した(a1)モードに相当する。
合物ガスとしてDESeを用いる。
た場合、(4)は反応ガスとしてH2を用いた場合、
(5)は反応ガスとしてドーパントの化合物ガスのH2Se
を用いた場合を示すものである。
物とが表面反応するため、このSeのドーピング密度を室
温でn≧2×1019cm-3の高密度にすることができる。
(もしくはSeの化合物)のエチル基が、反応ガスAsH3も
しくはH2と反応して脱離する。このため結晶成長膜中へ
のC(カーボン)の混入を少なくすることができる。さ
らに、ドーパント化合物と反応ガスとの水素化物が低温
で反応するため、結晶成長温度を低温化することが可能
である。従って、ドーパントが再分布しないので、高純
度の成長膜を得ることができる。
板結晶上に先行して導入されたガスと異なるタイプのガ
スを選ぶことが必要である。
であれば、反応ガスとして水素化物を導入して、M−Cl
nやM−(CH3)n(Mは金属元素)中のCl,CH3などを水素
還元して取り去る。
ガス等を反応ガスとして選定し、表面吸着率を極めて高
くすることができる。
るドーピング方法のドーパントの化合物ガスと反応ガス
との組合わせの例を、下記第1表に示す。
ドーピング方法は、GaAsの他にAlxGa1-xAs,GaP,InP,
AlAs,InAs,InSb,InxGa1-xAs,AlxGa1-xP,InAsyP
1-y等の分子層エピタキシャル結晶成長においても適応
できる。
層を作製するのに極めて適した技術である。
ル結晶成長方法は、真空中で加熱された基板結晶上に複
数の結晶成分ガスを所定の順序で別個に導入して単結晶
薄膜を成長させる化合物結晶のエピタキシャル結晶成長
において、上記基板結晶上に結晶成分ガスの他に反応ガ
スを所定の順序で導入することにより、高純度の結晶を
低温成長で得ることができる。
おけるドーピング方法は、真空中で加熱された基板結晶
上に結晶成分ガス及びドーパント化合物ガスの他に反応
ガスを所定の順序で導入することにより、低温成長で厳
密に不純物制御された結晶を得ることができ、さらに高
濃度に不純物添加された結晶を得ることができる。
ガスのガス導入方法に関するタイムチャートを示すグラ
フ、 第2図(A)はGaAsの分子層エピタキシーにおけるCモ
ードによるドーピング方法を示すグラフ、 第2図(B)はGaAsの分子層エピタキシーにおけるAモ
ードによるドーピング方法を示すグラフである。
Claims (6)
- 【請求項1】真空中で加熱された基板結晶上に、化合物
の結晶成分ガスとドーパントの化合物ガスとを所定の順
序で別個に導入して単結晶を成長させる化合物結晶のエ
ピタキシャル成長におけるドーピング方法において、上
記結晶成分ガスまたはドーパントの化合物ガスと化学反
応する反応ガスを、該ドーパントの化合物ガスの導入と
前後してまたは同時に導入するようにしたことを特徴と
する、化合物結晶のエピタキシャル成長におけるドーピ
ング方法。 - 【請求項2】前記反応ガスが、前記基板結晶上に先行し
て導入した結晶成分ガスと異なる種類の結晶成分ガスで
あることを特徴とする、請求項1に記載の化合物結晶の
エピタキシャル成長におけるドーピング方法。 - 【請求項3】前記反応ガスが、前記基板結晶上に先行し
て導入したドーパントの化合物ガスと異なる種類のドー
パントの化合物ガスであることを特徴とする、請求項1
に記載の化合物結晶のエピタキシャル成長におけるドー
ピング方法。 - 【請求項4】前記結晶成分ガスが、III族とV族の元素
を含むことを特徴とする、請求項1乃至請求項3の何れ
かに記載の化合物結晶のエピタキシャル成長におけるド
ーピング方法。 - 【請求項5】前記反応ガスがH2であることを特徴とす
る、請求項1に記載の化合物結晶のエピタキシャル成長
におけるドーピング方法。 - 【請求項6】前記ドーパントの化合物ガスがSi,Ge,
S,Se,Te,Zn,Cd,Mgの化合物ガスであることを特徴
とする、請求項1乃至請求項5の何れかに記載の化合物
結晶のエピタキシャル成長におけるドーピング方法。
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