JPH0649783B2 - 感光性超薄膜,その製造方法及びそれを利用した光重合累積膜の製造方法 - Google Patents
感光性超薄膜,その製造方法及びそれを利用した光重合累積膜の製造方法Info
- Publication number
- JPH0649783B2 JPH0649783B2 JP8878585A JP8878585A JPH0649783B2 JP H0649783 B2 JPH0649783 B2 JP H0649783B2 JP 8878585 A JP8878585 A JP 8878585A JP 8878585 A JP8878585 A JP 8878585A JP H0649783 B2 JPH0649783 B2 JP H0649783B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- photosensitive
- monomolecular
- cumulative
- ultra
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、新規な感光性超薄膜(単分子膜及び累積膜)
とその製造方法、さらに該感光性超薄膜の光による重合
方法に関する。
とその製造方法、さらに該感光性超薄膜の光による重合
方法に関する。
近年、超微細加工レジスト,光変調素子や電界発光素子
として、配向構造をとりやすい有機超薄膜であるラング
ミユアー・プロジエツト(Langmur Blodgett)膜が見直
され、アントラセン誘導体(特開昭52−35579号
及び同52−35587号各公報参照)および長鎖脂肪
族カルボン酸の金属塩(特開昭52−117146号公
報参照)などを用いた薄膜素子が提案されている。しか
しながら、これらの単分子膜は、それを構成する化合物
が低分子化合物である為、充分な力学強度を有さない。
そこで、膜の強度を向上させる為に重合可能な単分子形
成性モノマーを、単分子膜状態のまま、または累積膜と
したのち、熱,紫外線又は電子線等により重合すること
が提案されている[特開昭56−4229号,同56−
43220各号公報,ジヤーナル・オブ・ポリマー・サ
イエンス・ポリマー・ケミストリー・エデイシヨン(J.
Poly. Sci.,Poly. Chem.),17,1631(197
9),ジヤーナル・オブ・コロイド・アンド・インター
フエイス・サイエンス(J. Colloid&Int. Sci.),25
5,521(1977)及びシン・ソリツド・フイルム
ズ(Thin Solid Films)99,No.1〜3(1983)
参照〕しかしながら、かかる重合反応も、100%完結
させることは困難であり、しかして、未反応のモノマー
が生じやすいという問題点を残していた。
として、配向構造をとりやすい有機超薄膜であるラング
ミユアー・プロジエツト(Langmur Blodgett)膜が見直
され、アントラセン誘導体(特開昭52−35579号
及び同52−35587号各公報参照)および長鎖脂肪
族カルボン酸の金属塩(特開昭52−117146号公
報参照)などを用いた薄膜素子が提案されている。しか
しながら、これらの単分子膜は、それを構成する化合物
が低分子化合物である為、充分な力学強度を有さない。
そこで、膜の強度を向上させる為に重合可能な単分子形
成性モノマーを、単分子膜状態のまま、または累積膜と
したのち、熱,紫外線又は電子線等により重合すること
が提案されている[特開昭56−4229号,同56−
43220各号公報,ジヤーナル・オブ・ポリマー・サ
イエンス・ポリマー・ケミストリー・エデイシヨン(J.
Poly. Sci.,Poly. Chem.),17,1631(197
9),ジヤーナル・オブ・コロイド・アンド・インター
フエイス・サイエンス(J. Colloid&Int. Sci.),25
5,521(1977)及びシン・ソリツド・フイルム
ズ(Thin Solid Films)99,No.1〜3(1983)
参照〕しかしながら、かかる重合反応も、100%完結
させることは困難であり、しかして、未反応のモノマー
が生じやすいという問題点を残していた。
本発明者らは、かかる状況に鑑みて、重合反応が100
%進行しうる単分子膜及び累積膜を鋭意研究した結果、
次式で表わされる、m−及びp−フエニレンジアクリル
酸の長鎖アルキルエステル が、水面上にて、高度に配向した単分子膜を形成し、固
体基板上にも配向状態を保持したまま、累積可能なこ
と、さらに該単分子膜及び累積膜が活性光線により容易
に重合しうることを見いだし、本発明を完成するに致つ
た。すなわち、本発明は、 1. 下記式 で表わされる化合物から主としてなるフエニレンビスア
クリル酸エステル系単分子膜又はその累積膜からなる感
光性超薄膜, 2. 下記式 で表わされる化合物から主としてなる単分子膜形成性物
質を単分子層として展開し、かくして形成された展開膜
を圧縮して固体状単分子凝集膜とし、固体基板上に単分
子膜として或いはその累積膜として積層することを特徴
とする感光性超薄膜の製造方法, 3. 下記式 で表わされる化合物から主としてなるフェニレンビスア
クリル酸エステル系単分子膜からなる感光性超薄膜に活
性光線を照射して光重合反応させた後、固体基板上に積
層せしめることを特徴とする光重合累積膜の製造方法,
及び 4. 下記式 で表わされる化合物から主としてなるフェニレンビスア
クリル酸エステル系単分子膜又はその累積膜からなる感
光性超薄膜を固体基板上に形成し、しかる後それに活性
光線を照射して重合せしめることを特徴とする光重合累
積膜の製造方法である。
%進行しうる単分子膜及び累積膜を鋭意研究した結果、
次式で表わされる、m−及びp−フエニレンジアクリル
酸の長鎖アルキルエステル が、水面上にて、高度に配向した単分子膜を形成し、固
体基板上にも配向状態を保持したまま、累積可能なこ
と、さらに該単分子膜及び累積膜が活性光線により容易
に重合しうることを見いだし、本発明を完成するに致つ
た。すなわち、本発明は、 1. 下記式 で表わされる化合物から主としてなるフエニレンビスア
クリル酸エステル系単分子膜又はその累積膜からなる感
光性超薄膜, 2. 下記式 で表わされる化合物から主としてなる単分子膜形成性物
質を単分子層として展開し、かくして形成された展開膜
を圧縮して固体状単分子凝集膜とし、固体基板上に単分
子膜として或いはその累積膜として積層することを特徴
とする感光性超薄膜の製造方法, 3. 下記式 で表わされる化合物から主としてなるフェニレンビスア
クリル酸エステル系単分子膜からなる感光性超薄膜に活
性光線を照射して光重合反応させた後、固体基板上に積
層せしめることを特徴とする光重合累積膜の製造方法,
及び 4. 下記式 で表わされる化合物から主としてなるフェニレンビスア
クリル酸エステル系単分子膜又はその累積膜からなる感
光性超薄膜を固体基板上に形成し、しかる後それに活性
光線を照射して重合せしめることを特徴とする光重合累
積膜の製造方法である。
本発明に用いられる、m−及びp−フエニレンビスアク
リル酸エステルは下記の公知の方法{アール・クーン,
ヘミツシエ・ベリヒテ(R.Kuhn,Chem.Ber、),93,3
048(1960)} により、合成可能である。上記フエニレンビスアクリル
酸エステルは炭素原子数7〜30の炭化水素基を有し、
メタ位又はパラ位にアクリルエステル基を有する。これ
らはクロロホルム,トルエン,アセトン,メチルエチル
ケトン又はテトラヒドロフラン等の有機溶媒に、1〜2
0mg/100ml溶解させたのち、清浄な水面上に展開す
ることにより、単分子膜となしうる。この水面上に展開
された単分子膜は、そのまま水面上で活性光線を照射し
て重合させるか、一旦、固体基板上に累積したのち、活
性光線を照射して重合させることにより、溶媒不溶性と
することができる。水面上にて光重合させる為には、ま
ず、該単分子膜の凝縮状態を重合に適したものにするた
め、膜を圧縮する必要がある。一例として、メタフエニ
レンビスアクリル酸エステルの場合、15〜20℃にて
3〜10mN/m の圧力にて圧縮した場合に、水面上での
光重合が進行する。この時照射する活性光線としては、
紫外線,可視光線,γ線,電子線などが使用できる。水
面上で光重合した本発明の単分子膜は、表面を疎水化し
た固体基板上に累積して使用される。その累積に際して
は、水面上の光重合単分子膜は10〜40mN/m の圧力
好ましくは20〜30mN/m の圧力で圧縮しながら累積
することにより、高い累積比で累積できる。
リル酸エステルは下記の公知の方法{アール・クーン,
ヘミツシエ・ベリヒテ(R.Kuhn,Chem.Ber、),93,3
048(1960)} により、合成可能である。上記フエニレンビスアクリル
酸エステルは炭素原子数7〜30の炭化水素基を有し、
メタ位又はパラ位にアクリルエステル基を有する。これ
らはクロロホルム,トルエン,アセトン,メチルエチル
ケトン又はテトラヒドロフラン等の有機溶媒に、1〜2
0mg/100ml溶解させたのち、清浄な水面上に展開す
ることにより、単分子膜となしうる。この水面上に展開
された単分子膜は、そのまま水面上で活性光線を照射し
て重合させるか、一旦、固体基板上に累積したのち、活
性光線を照射して重合させることにより、溶媒不溶性と
することができる。水面上にて光重合させる為には、ま
ず、該単分子膜の凝縮状態を重合に適したものにするた
め、膜を圧縮する必要がある。一例として、メタフエニ
レンビスアクリル酸エステルの場合、15〜20℃にて
3〜10mN/m の圧力にて圧縮した場合に、水面上での
光重合が進行する。この時照射する活性光線としては、
紫外線,可視光線,γ線,電子線などが使用できる。水
面上で光重合した本発明の単分子膜は、表面を疎水化し
た固体基板上に累積して使用される。その累積に際して
は、水面上の光重合単分子膜は10〜40mN/m の圧力
好ましくは20〜30mN/m の圧力で圧縮しながら累積
することにより、高い累積比で累積できる。
また一旦、本発明の単分子膜を固体基板上に累積したの
ち、活性光線を照射することにより、上記単分子膜の重
合を行なうことも可能である。該累積膜の重合は、累積
膜作成時の膜圧縮力に依存して進行する。
ち、活性光線を照射することにより、上記単分子膜の重
合を行なうことも可能である。該累積膜の重合は、累積
膜作成時の膜圧縮力に依存して進行する。
本発明のフエニレンビスアクリル酸エステルの場合に
は、水面上に展開した単分子膜を、2〜40mN/m ,好
ましくは5〜30mN/m の圧力で圧縮しながら累積した
場合に、その累積した場合に、その累積膜の光重合が容
易に進行する。上記累積膜中での光重合反応は、一般に
は下記の如く進行するものと考えられる。
は、水面上に展開した単分子膜を、2〜40mN/m ,好
ましくは5〜30mN/m の圧力で圧縮しながら累積した
場合に、その累積した場合に、その累積膜の光重合が容
易に進行する。上記累積膜中での光重合反応は、一般に
は下記の如く進行するものと考えられる。
かく重合することにより、その膜の溶解性は変化し、重
合度が充分に高い場合には、該光重合膜は不溶化する。
従つて、本発明の単分子膜及び累積膜は、その分子レベ
ルでの配向構造と光重合性の特徴を活かして、超微細加
工レジスト,超微細にパターン化された絶縁膜等に応用
することが可能であり、従来知られていたレジスト材料
よりも、その微細加工度(解像度)は大幅に改善される
ものである。以下に本発明を更に詳しく説明する為に実
施例を挙げる。
合度が充分に高い場合には、該光重合膜は不溶化する。
従つて、本発明の単分子膜及び累積膜は、その分子レベ
ルでの配向構造と光重合性の特徴を活かして、超微細加
工レジスト,超微細にパターン化された絶縁膜等に応用
することが可能であり、従来知られていたレジスト材料
よりも、その微細加工度(解像度)は大幅に改善される
ものである。以下に本発明を更に詳しく説明する為に実
施例を挙げる。
実施例1 撹拌機,温度計,還流器を備えた4つ口丸底フラスコ
(300ml)中に、イソフタルアルデヒド6.70g
(0.05モル),マロン酸11.44g(0.11モ
ル),ピペリジン4.3g(0.11モル)及びピリジ
ン100mlを入れ、窒素雰囲気中にて70〜80℃で、
6時間撹拌した。反応後の混合物を1の1/10NHCl
水中に投入し、系を中和した処、結晶が析出した。該結
晶を別,水洗後、50℃にて真空乾燥して、次式で表
わされる、1,4−フエニレンビス(2−アクリル酸) を7.6g得た。引き続き、この化合物を塩化チオニル
100ml中に加え、触媒量のジメチルホルムアミドを共
存させて6時間加熱,還流することにより、上記カルボ
ン酸を酸クロライドに変換した。該酸クロライドは、ト
ルエンとn−ヘキサンの1:1(容積比)混合溶媒から
再結晶後、真空乾燥することにより精製した。かく精製
して得られた酸クロライド5.3gをクロロホルム10
0mlに溶解後、3.2gのピリジン共存下、250gの
エイコサノール−1(C20H41OH)と還流下、8時間撹拌し
た。反応後系よりクロロホルムを蒸発により除去したの
ち、析出した固体生成物の水洗,過をくり返した。
(300ml)中に、イソフタルアルデヒド6.70g
(0.05モル),マロン酸11.44g(0.11モ
ル),ピペリジン4.3g(0.11モル)及びピリジ
ン100mlを入れ、窒素雰囲気中にて70〜80℃で、
6時間撹拌した。反応後の混合物を1の1/10NHCl
水中に投入し、系を中和した処、結晶が析出した。該結
晶を別,水洗後、50℃にて真空乾燥して、次式で表
わされる、1,4−フエニレンビス(2−アクリル酸) を7.6g得た。引き続き、この化合物を塩化チオニル
100ml中に加え、触媒量のジメチルホルムアミドを共
存させて6時間加熱,還流することにより、上記カルボ
ン酸を酸クロライドに変換した。該酸クロライドは、ト
ルエンとn−ヘキサンの1:1(容積比)混合溶媒から
再結晶後、真空乾燥することにより精製した。かく精製
して得られた酸クロライド5.3gをクロロホルム10
0mlに溶解後、3.2gのピリジン共存下、250gの
エイコサノール−1(C20H41OH)と還流下、8時間撹拌し
た。反応後系よりクロロホルムを蒸発により除去したの
ち、析出した固体生成物の水洗,過をくり返した。
上記の後処理により、得れらて粗反応生成物をエタノー
ルから3回再結晶した。かくして得られた結晶のIRス
ペクトル,NMRスペクトル及び元素分析より、このも
のは、m−フエニレンビス(エイコシル−2−アクリレ
ート)〔以下、m−PBEAと略す〕: と同定できた。次に、このものの単分子膜を作成するた
めに、m−PBEA10mgを25ml2回蒸留クロロホル
ムに溶解したのち、562cm2の水相表面積を有するLan
gmuir型の表面圧一面積曲線測定用水槽上にウルトラマ
イクロピペツトを用いて、上記溶液100μlを20μ
lずつ、徐々に滴下した。滴下終了後、水面展開膜を5
分間静置してから、仕切板の移動を開始し、該膜の表面
圧−面積曲線(以下、π−A曲線と略す)を測定した。
その結果、水面上に展開したm−PBEAは、25〜5
5mN /mの表面圧力下17℃に於て、凝縮膜を与え、その分
子極限占有面積は38.0Å2であつた。
ルから3回再結晶した。かくして得られた結晶のIRス
ペクトル,NMRスペクトル及び元素分析より、このも
のは、m−フエニレンビス(エイコシル−2−アクリレ
ート)〔以下、m−PBEAと略す〕: と同定できた。次に、このものの単分子膜を作成するた
めに、m−PBEA10mgを25ml2回蒸留クロロホル
ムに溶解したのち、562cm2の水相表面積を有するLan
gmuir型の表面圧一面積曲線測定用水槽上にウルトラマ
イクロピペツトを用いて、上記溶液100μlを20μ
lずつ、徐々に滴下した。滴下終了後、水面展開膜を5
分間静置してから、仕切板の移動を開始し、該膜の表面
圧−面積曲線(以下、π−A曲線と略す)を測定した。
その結果、水面上に展開したm−PBEAは、25〜5
5mN /mの表面圧力下17℃に於て、凝縮膜を与え、その分
子極限占有面積は38.0Å2であつた。
実施例2 実施例1で得た、水面上のm−PBEA単分子膜を、表
面圧5mN/mに保ちながら、10Wの低圧水銀灯2本を
水面上5cmの位置から8分間照射した。光照射を開始し
て、2分後に、水面上の単分子膜は膨張し始め、6分後
に膜の膨張は、初期膜面積の1.8倍に及んだ。その時
点で光照射を停止し、かく光照射した膜を、再び30mN
/mで圧縮しながら、表面疎水処理したフツ化カルシウ
ム板を水面に垂直に浸漬及び引上げる(以後、LB法と
略す)操作を30回くり返し、累積膜を得た。このもの
の、FT−IRスペクトルを測定した結果、νC=C
(1635cm-1)は大幅に消滅し、νC=0(1705
cm-1)は1725〜1730cm-1にシフトしており、m
−PBEAの光重合を示唆した。
面圧5mN/mに保ちながら、10Wの低圧水銀灯2本を
水面上5cmの位置から8分間照射した。光照射を開始し
て、2分後に、水面上の単分子膜は膨張し始め、6分後
に膜の膨張は、初期膜面積の1.8倍に及んだ。その時
点で光照射を停止し、かく光照射した膜を、再び30mN
/mで圧縮しながら、表面疎水処理したフツ化カルシウ
ム板を水面に垂直に浸漬及び引上げる(以後、LB法と
略す)操作を30回くり返し、累積膜を得た。このもの
の、FT−IRスペクトルを測定した結果、νC=C
(1635cm-1)は大幅に消滅し、νC=0(1705
cm-1)は1725〜1730cm-1にシフトしており、m
−PBEAの光重合を示唆した。
実施例3 実施例1で得た、m−PBEAの水面展開膜を30mN/
mに圧縮しながら、予め表面疎水処理したフツ化カルシ
ウム板上に30層LB法により累積した。その平均累積
比は0.94であつた。かくして得られた累積膜に、2
0W低圧水銀灯を照射して一定時間毎に、IRスペクト
ルに於るνC=Cの吸収強度変化を追跡した処、光照射
1分後及び5分後には、νC=Cの吸収強度は初期値の
角々32%,及び10%にまで低下し、60分後にはほ
ゞ完全に消滅した。νC=0は、νC=Cの減少に伴な
い、1705cm-1から1725〜1730cm-1へ長波数
シフトした。
mに圧縮しながら、予め表面疎水処理したフツ化カルシ
ウム板上に30層LB法により累積した。その平均累積
比は0.94であつた。かくして得られた累積膜に、2
0W低圧水銀灯を照射して一定時間毎に、IRスペクト
ルに於るνC=Cの吸収強度変化を追跡した処、光照射
1分後及び5分後には、νC=Cの吸収強度は初期値の
角々32%,及び10%にまで低下し、60分後にはほ
ゞ完全に消滅した。νC=0は、νC=Cの減少に伴な
い、1705cm-1から1725〜1730cm-1へ長波数
シフトした。
以上の結果より、固体基板上に累積したm−PBEA単
分子累積膜は、光重合したことが示唆された。
分子累積膜は、光重合したことが示唆された。
実施例4 実施例1のm−PBEAの合成に於て、イソフタルアル
デヒドの代りに、テレフタルアルデヒドを用い、同様の
反応経路により、パラ−フエニレンビス(エイコシル−
2−アクリル酸)〔P−PBEAと略す〕を得た。この
ものを10mg、2回蒸留クロロホルム25mlに溶解し
て、実施例1と同様にして、水面上に単分子膜を形成さ
せた処、このものは、35〜6mN/mに於て、凝縮膜を形
成し、その分子極限占有面積は55Å2であつた。
デヒドの代りに、テレフタルアルデヒドを用い、同様の
反応経路により、パラ−フエニレンビス(エイコシル−
2−アクリル酸)〔P−PBEAと略す〕を得た。この
ものを10mg、2回蒸留クロロホルム25mlに溶解し
て、実施例1と同様にして、水面上に単分子膜を形成さ
せた処、このものは、35〜6mN/mに於て、凝縮膜を形
成し、その分子極限占有面積は55Å2であつた。
実施例5 実施例4で得られたP−PBEAの水面展開膜に、5mN
/mの一定圧力をかけたまま、実施例2と同様に光照射
した処、光照射時間と共に膜の膨張が起り、6分後には
膜面積は初期値の1.85倍に及んだ。この時点で光照
射を停止し、該膜を30mN/mに圧縮しながら、LB法
により、CaF2上に累積膜を得た(30層累積)。このも
のの、FT−IRスペクトルを測定した結果、νC=C
(1637cm-1)の吸収強度は大幅に減少し、νC=0
(1710cm-1)が1730〜1735cm-1にシフトし
た。以上の結果より、水面上に展開したP−PBEAの
単分子膜は、光照射により重合することが示唆された。
/mの一定圧力をかけたまま、実施例2と同様に光照射
した処、光照射時間と共に膜の膨張が起り、6分後には
膜面積は初期値の1.85倍に及んだ。この時点で光照
射を停止し、該膜を30mN/mに圧縮しながら、LB法
により、CaF2上に累積膜を得た(30層累積)。このも
のの、FT−IRスペクトルを測定した結果、νC=C
(1637cm-1)の吸収強度は大幅に減少し、νC=0
(1710cm-1)が1730〜1735cm-1にシフトし
た。以上の結果より、水面上に展開したP−PBEAの
単分子膜は、光照射により重合することが示唆された。
実施例6 実施例4で得た、P−PEBAの水面展開膜を30mN/
mの圧力下にて圧縮しながら、表面疎水処理を施したCa
F2板上に30層累積した。(平均累積比:0.83) この累積膜を、実施例3と同様に光照射しIRスペクト
ルを測定した処、νC=C(1637cm-1)の吸収強度
は1分間及び5分間光照射後に、各々初期値の44%,
及び16%にまで減少した。また、νC=Cの吸収強度
の減少に伴ない、νC=0(1710cm-1)が1735
cm-1へシフトした。以上の結果より、P−PBEAの単
分子累積膜は、光照射により、重合することが示唆され
た。
mの圧力下にて圧縮しながら、表面疎水処理を施したCa
F2板上に30層累積した。(平均累積比:0.83) この累積膜を、実施例3と同様に光照射しIRスペクト
ルを測定した処、νC=C(1637cm-1)の吸収強度
は1分間及び5分間光照射後に、各々初期値の44%,
及び16%にまで減少した。また、νC=Cの吸収強度
の減少に伴ない、νC=0(1710cm-1)が1735
cm-1へシフトした。以上の結果より、P−PBEAの単
分子累積膜は、光照射により、重合することが示唆され
た。
比較例1 m−PBEA累積膜を水面展開膜からLB法で形成する
代りに、同一のCaF2板上にスピンコート法により、m−
PBEAフイルムを形成する以外は実施例3と同様にし
て、積層を作成し光照射した処、νC=Cの吸収強度
は、光照射1分及び5分後には、各々、初期値の80
%,及び50%残存しており、累積膜中よりも反応が極
めて遅いことが明らかになつた。
代りに、同一のCaF2板上にスピンコート法により、m−
PBEAフイルムを形成する以外は実施例3と同様にし
て、積層を作成し光照射した処、νC=Cの吸収強度
は、光照射1分及び5分後には、各々、初期値の80
%,及び50%残存しており、累積膜中よりも反応が極
めて遅いことが明らかになつた。
比較例2 実施例6に於けるP−PBEA累積膜の代りに、同一の
CaF2板上にスピンコート法により、P−PBEAフイル
ムを形成し、以下、実施例6と同様にして、光照射した
処、νC=Cの吸収強度は、光照射1分及び5分後に
は、各々初期値の86%,及び73%残存しており、累
積膜中よりも反応が極めて遅いことが明らかになつた。
CaF2板上にスピンコート法により、P−PBEAフイル
ムを形成し、以下、実施例6と同様にして、光照射した
処、νC=Cの吸収強度は、光照射1分及び5分後に
は、各々初期値の86%,及び73%残存しており、累
積膜中よりも反応が極めて遅いことが明らかになつた。
Claims (4)
- 【請求項1】下記式 で表わされる化合物から主としてなるフェニレンビスア
クリル酸エステル系単分子膜又はその累積膜からなる感
光性超薄膜。 - 【請求項2】下記式 で表わされる化合物から主としてなる単分子膜形成性物
質を、単分子層として展開し、かくして形成された展開
膜を圧縮して固体状単分子凝集膜とし、固体基板上に単
分子膜として或いはその累積膜として積層することを特
徴とする感光性超薄膜の製造方法。 - 【請求項3】下記式 で表わされる化合物から主としてなるフェニレンビスア
クリル酸エステル系単分子膜からなる感光性超薄膜に活
性光線を照射して光重合反応させた後、固体基板上に積
層せしめることを特徴とする光重合累積膜の製造方法。 - 【請求項4】下記式 で表わされる化合物から主としてなるフェニレンビスア
クリル酸エステル系単分子膜又はその累積膜からなる感
光性超薄膜を固体基板上に形成し、しかる後それに活性
光線を照射して重合せしめることを特徴とする光重合累
積膜の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8878585A JPH0649783B2 (ja) | 1985-04-26 | 1985-04-26 | 感光性超薄膜,その製造方法及びそれを利用した光重合累積膜の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8878585A JPH0649783B2 (ja) | 1985-04-26 | 1985-04-26 | 感光性超薄膜,その製造方法及びそれを利用した光重合累積膜の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61247739A JPS61247739A (ja) | 1986-11-05 |
| JPH0649783B2 true JPH0649783B2 (ja) | 1994-06-29 |
Family
ID=13952499
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8878585A Expired - Lifetime JPH0649783B2 (ja) | 1985-04-26 | 1985-04-26 | 感光性超薄膜,その製造方法及びそれを利用した光重合累積膜の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0649783B2 (ja) |
-
1985
- 1985-04-26 JP JP8878585A patent/JPH0649783B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61247739A (ja) | 1986-11-05 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5187825B2 (ja) | ハイパーブランチポリマー及びその製造方法 | |
| JP2626717B2 (ja) | 無水物コポリマーの製造方法 | |
| EP3078688B1 (en) | Block copolymer | |
| JP6361893B2 (ja) | ブロック共重合体 | |
| JP4808597B2 (ja) | 有機反射防止重合体およびその製造方法 | |
| EP1100770B1 (en) | Monomers and network polymers obtained therefrom | |
| US20070203312A1 (en) | Novel Monomer Substituted Photoacid Generator Of Fluoroalkylsulfon And A Polymer Thereof | |
| CN101289388A (zh) | 丙烯酸羟基苯酯单体和聚合物 | |
| Kim et al. | Novel molecular resist based on derivative of cholic acid | |
| Laschewsky et al. | Polymerization of amphiphilic dienes in Langmuir-Blodgett multilayers | |
| WO2013020469A1 (zh) | 双膦酰膦酸酯化合物 | |
| KR102438834B1 (ko) | 블록 공중합체 및 상분리 구조를 포함하는 구조체의 제조 방법 | |
| CN105622834A (zh) | 一种光固化低介电常数含氟聚丙烯酸酯丙烯酸酯的制备方法 | |
| JPH0556192B2 (ja) | ||
| JPH0649783B2 (ja) | 感光性超薄膜,その製造方法及びそれを利用した光重合累積膜の製造方法 | |
| EP0184193B1 (en) | Amphiphilic diacetylene compound containing benzene ring and film prepared therefrom | |
| Odani et al. | First example of the topochemical polymerization of the (E, E)‐muconic acid derivative | |
| EP0329362A2 (en) | A fluorine-containing polymeric compound and a method for the preparation thereof | |
| JP3919269B2 (ja) | N−ポリフロロアルキル置換(メタ)アクリルアミドを用いた単分子膜、累積膜および高分子膜 | |
| Guliyev et al. | Synthesis of 2-Chloromethyl-1-(p-vinylphenyl) cyclopropane and Its Copolymerization with Styrene | |
| JPS63280086A (ja) | 複核錯体またはその塩体およびラングミュア・ブロジェット膜 | |
| Alekseev et al. | Solid state photopolymerization of modified amphiphilic diynes in multilayers | |
| JPH0250094B2 (ja) | ||
| JP2020132694A (ja) | 特殊構造パターンを創出するブロック共重合体の製造方法 | |
| JPH0412886B2 (ja) |