JPH0649932B2 - マスキング材料 - Google Patents

マスキング材料

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JPH0649932B2
JPH0649932B2 JP60233443A JP23344385A JPH0649932B2 JP H0649932 B2 JPH0649932 B2 JP H0649932B2 JP 60233443 A JP60233443 A JP 60233443A JP 23344385 A JP23344385 A JP 23344385A JP H0649932 B2 JPH0649932 B2 JP H0649932B2
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健 玉置
正之 島田
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株式会社ノリタケカンパニ−リミテド
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はマスキング材料に関し、詳しくは非水溶性無機
質粉末と、水ガラスおよび特定の水溶性無機化合物から
なる水溶性原料とをそれぞれ特定の割合で配合すること
により、取扱い操作が容易で、しかも下地との密着性に
優れた金属化合物皮膜を安価に形成できるマスキング材
料に関する。
[従来の技術] 一般に真空蒸着法、イオンプレーティング法、スパッタ
リング法、プラズマ法等の物理的蒸着法(PVD法)に
よって、金属やセラミックス等の下地表面に多結晶シリ
コン、酸化ケイ素、アルミナ、窒素チタン等の金属や金
属化合物等の皮膜を形成させる場合は、予め皮膜を形成
しない部分にマスキングを施してから蒸着を行なってい
る。
従来、このようなマスキングの方法としては、皮膜形成
の不要な部分に金属板等を強固に密着保持してマスキン
グする方法が知られている。しかし、この方法では、金
属板を密着させる操作に手間がかかり、複雑な形状のも
のへの適応性に乏しく特に独立した細かなパターンがで
きないという欠点がある。
一方、他のマスキング方法としては、粘土等の無機質粉
末を有機質糊材と混合し水性または油性のペーストとし
てから、皮膜を形成しない部分に塗布し、500〜800℃で
焼成付着させる方法が知られている。しかし、この方法
ではペーストを直接印刷したり、陶磁器画付の転写法等
により付着させるが、500〜800℃の高温で有機質糊材を
焼成して焼失させなければならないため、金属のように
500℃程度で容易に酸化されるものには適用できないと
いう欠点がある。
また、このマスキング材料は、100℃以上に加熱する
と、有機質糊材に起因するガスが発生するため、500〜8
00℃の焼成による脱ガス操作という工程が必ず必要とな
る。これは、発生したガスが形成皮膜の純度を低下させ
皮膜の付着強度等に悪影響を与えるためである。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は上述の課題に鑑みてなされたもので、取扱いが
容易で、しかも下地との密着性に優れた金属化合物皮膜
を安価に形成できるマスキング材料を提供することを目
的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討した
ところ、通常のマスキング材料の主原料として用いられ
る非水溶性無機質粉末に、水ガラスおよび特定の水溶性
無機化合物からなる水溶性原料を特定の比率で配合する
ことにより上記目的を達成するマスキング材料を見出し
本発明に到達した。
すなわち本発明は、非水溶性無機質粉末原料(A)100
重量部に、固形分として水ガラスを30〜70重量%および
ナトリウム、カリウムの炭酸塩化合物または塩化物を主
成分とし、かつ融点または分解温度が500℃以上である
水溶性無機化合物70〜30重量%の組成からなる水溶性原
料(B)15〜200重量部を混合したことを特徴とするマ
スキング材料である。
本発明において、非水溶性無機質粉末原料(A)は、通
常マスキング材料の主原料として用いられる無機質粉末
で、例えば珪石、長石、カオリン、タルク、雲母等の造
岩鉱物、シリカ、アルミナ、ジルコニア、チタニア等の
金属酸化物、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム等の非
水溶性の炭酸塩等が挙げられる。
また、本発明において水溶性原料(B)として、水ガラ
スと特定の水溶性無機化合物の混合物を用いる。
水ガラスとしては市販の水ガラスが用いられ、ナトリウ
ム、カリウム、リチウム等のアルカリ珪酸塩から選ばれ
る少なくとも1種以上またはこれらの水溶液が用いられ
る。これらの水ガラスのうち、特にJIS K 1408に
規定されているものが好ましい。
また、特定の水溶性無機化合物としては、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、塩化ナトリウム、塩化カリウムとい
ったナトリウム、カリウムの炭酸塩化合物または塩化物
を主成分とするものが用いられる。この水溶性無機化合
物は、マスキング層の水洗除去を可能とするため水に容
易に溶けることが必要であり、また蒸着時の処理温度に
耐えられるように融点や分解温度が500℃以上のものを
用いる。さらにマスキング材料として使用された後、水
洗により除去して廃棄されるため、工場廃水に混入して
も環境汚染を起こさない化合物であることが望ましい。
本発明においては、水溶性原料(B)における水ガラス
および特定の水溶性無機化合物の固形分としての混合割
合は、水ガラス30〜70重量%、特定の水溶性無機化合物
70〜30重量%の範囲である。なお、この水ガラスの混合
割合においては、水ガラス中の水分はその重量に含まな
いものである。水ガラスの混合量が70重量%を越えた
り、特定の水溶性無機化合物の混合量が30重量%未満で
は、マスキング材料を乾燥固化した後のマスキング層の
被マスク面への付着強度が大き過ぎるため、蒸着後にマ
スキング層を除去するのが困難となる。また水ガラスの
混合量が30重量%未満であったり、特定の水溶性無機化
合物の混合量が70重量%を越えた場合には、逆に乾燥固
化後の被マスク面への付着強度が弱すぎて蒸着等の取扱
い中に脱落してしまう。
上述の比率で配合された水溶性原料(B)は、非水溶性
無機質粉末原料(A)100重量部に対し、固形分として1
5〜200重量部配合されることが必要である。なお、非水
溶性無機質粉末原料(A)はその比重や粒度等によって
嵩が異なるため、上記範囲内において、嵩の多い場合は
水溶性原料(B)を多くし、嵩の少ない場合は水溶性原
料(B)を少なくして付着強度や洗浄除去の難易度を調
節する必要がある。水溶性原料(B)の配合量が200重
量部を越えるとマスキング層と下地面との付着強度が大
きくなるが洗浄除去が困難となり、また15重量部未満で
は洗浄除去し易くなるが付着強度が小さくなるためそれ
ぞれ好ましくない。
本発明においては、マスキング材料の粘稠度を調節した
り、無機質粉末原料と水溶性原料の混合を容易にし、ペ
ースト状またはスラリー状とするために、所望量の水を
配合してもよい。なお、水ガラス中に予め必要量の水が
含有されているときは、さらに水を加える必要はない。
以下、本発明のマスキング材料の使用方法を説明する。
まず、上述のようにペースト状またはスラリー状に調製
されたマスキング材料を、刷毛塗り、スプレー塗布、直
接印刷等の方法でマスキングが施される下地としての金
属やセラミックス等の表面に塗布する。次に、塗布され
たマスキング材料を乾燥させて水分を除去して固化させ
マスキング層を形成する。さらに物理蒸着法により、マ
スキング層が施されていない下地表面に金属または金属
化合物の皮膜を形成する。この物理蒸着法では、下地表
面を500℃程度までに加熱して金属または金属化合物の
皮膜を形成する。この際、本発明に用いられる原料はい
ずれも無機物で、また、水は低温乾燥で蒸発されるので
マスキング層からガスが発生しない。従って、有機物を
原料の一部とする従来のマスキング材料に必要だった脱
ガス工程を省略することができる。さらに、このような
ガスが発生すると炉中で蒸発している蒸着材に混入し純
度を低下させるが、本発明ではガスが発生しないため蒸
着材に全く影響を及ぼさない。
最後に、不要となったマスキング層を水洗により除去す
る。本発明のマスキング材料には特定の水溶性無機化合
物が配合されているため、水洗の際それらが溶出しマス
キング層の付着強度を低下させマスキング層が容易に除
去できる。
なお、本発明のマスキング材料は物理的蒸着法に用いら
れるものであるが、化学的蒸着法(CVD法)が500℃
以下で行なうことが可能な場合には、本発明のマスキン
グ材料は化学的蒸着法にも適用可能である。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例および比較例に基づき具体的に説
明する。
実施例1〜7および比較例1〜3 先ず、第1表に示す配合割合で、非水溶性無機質粉末原
料(A)、水ガラスと特定の水溶性無機質化合物とから
なる水溶性原料(B)および水を配合してマスキング材
料を調製した。なお、第1表中の1号、3号および4号
珪酸ソーダはJIS K 1408に規定する水ガラスであ
る。
得られた各マスキング材料をよく研磨した金属表面に、
直接印刷、スプレー塗装、刷毛塗りで塗布し、次いで乾
燥固化し、部分的にマスキング層を設けた。さらにイオ
ンプレーティング法により、真空中、300℃の条件下に
窒化チタンを蒸着し、最後に水洗によりマスキング層を
除去した。
この一連の操作において、マスキング層と下地との付着
強度、窒化チタンのマスキング効果および水洗除去の難
易を調べ、結果を第1表に示した。
なお、これらの評価は下記の方法によって行なった。
[付着強度] 蒸着等の処理直後、基体に塗布したマスキング層部にセ
ロファンテープを貼付して再びテープを剥離した時、テ
ープ粘着面にマスキング材料がテープ接触面積の1/2
を超えて基体より剥離付着するのを“非常に弱い”、1
/3〜1/2を“弱い”1/3未満の付着を“強い”と
した。
[マスキング効果] 窒化チタンの蒸着後、水洗してマスキング層を除去した
時、下地表面に窒化チタンが認められず、蒸着前と同じ
状態を示すものを“良好”とし、下地表面に窒化チタン
が認められるものを“不良”とした。
[水洗除去の難易] 常温の水に30分間浸漬し、その後、水圧0.5kg/cm2未満
の圧力で全て剥離するものを“容易”、水圧0.5〜1.0kg
/cm2の圧力で全て剥離するものを“やや困難”、水圧
1.0kg/cm2を超えた圧力にって全て剥離するものを“困
難”とした。
第1表に示されるごとく、本発明のマスキング材料はい
ずれも物理蒸着法に用いられるマスキング材料として使
用に供し得ることが判った。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明のマスキング材料によれば
以下の効果を奏する。
金属やセラミックス等の下地との付着強度が高い値を
示し、しかも皮膜の蒸着状態やマスキング効果も良好で
ある。
蒸着を行なう際にガスを発生しないので、従来必要だ
った脱ガス工程を省略することができ、またガス発生に
よる形成皮膜への悪影響がない。
特定の水溶性無機化合物を含有させることにより、マ
スキング層の洗浄除去は水を用いて行なうことができる
ので、従来の方法よりも取扱い操作が容易である。
無機化合物や水を原料とするため、従来の樹脂や有機
溶剤を用いたマスキング材料よりも安価で取扱いが容易
である。
従って、上記のような効果を奏する本発明のマスキング
材料は、金属やセラミックス等の下地表面に物理的蒸着
法を用いて皮膜を形成する際に有効である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非水溶性無機質粉末原料(A)100重量部
    に、固形分として水ガラスを30〜70重量%およびナトリ
    ウム、カリウムの炭酸塩化合物または塩化物を主成分と
    し、かつ融点または分解温度が500℃以上である水溶性
    無機化合物70〜30重量%の組成からなる水溶性原料
    (B)15〜200重量部を混合したことを特徴とするマス
    キング材料。
  2. 【請求項2】前記非水溶性無機質粉末原料が、造岩鉱
    物、金属酸化物、炭酸塩を主成分とする前記特許請求の
    範囲第1項記載のマスキング材料。
  3. 【請求項3】前記造岩鉱物が珪石、長石、カオリン、タ
    ルク、雲母から選択される少なくとも1種である前記特
    許請求の範囲第2項記載のマスキング材料。
  4. 【請求項4】前記金属酸化物がシリカ、アルミナ、ジル
    コニア、チタニアから選択される少なくとも1種である
    前記特許請求の範囲第2項記載のマスキング材料。
  5. 【請求項5】前記炭酸塩が炭酸マグネシウムおよび/ま
    たは炭酸カルシウムである前記特許請求の範囲第2項記
    載のマスキング材料。
  6. 【請求項6】前記水ガラスがアルカリ珪酸塩水溶液を主
    成分とする前記特許請求の範囲第1項記載のマスキング
    材料。
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