JPH0649936B2 - バイアススパツタリング装置 - Google Patents

バイアススパツタリング装置

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JPH0649936B2
JPH0649936B2 JP61029191A JP2919186A JPH0649936B2 JP H0649936 B2 JPH0649936 B2 JP H0649936B2 JP 61029191 A JP61029191 A JP 61029191A JP 2919186 A JP2919186 A JP 2919186A JP H0649936 B2 JPH0649936 B2 JP H0649936B2
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dielectric loss
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bias sputtering
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敏雄 横川
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日電アネルバ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、減圧下のグロー放電によって発生するプラズ
マのイオンのスパッタリング作用を利用して、半導体基
板などの基板上に、導電性,絶縁性の薄膜を形成するバ
イアススパッタリング装置に関する。
(従来技術とその問題点) バイアススパッタリングによって、基板表面にAlやSi
O2の薄膜を形成する技術は周知である。殊に、パターニ
ングの終った半導体基板上に、ステップカバレージ性の
良いSiO2薄膜、または更にすゝんで、ステップを完全に
埋めた、表面の平面性の良いSiO2薄膜を形成したいとき
などにバイアススパッタリング技術はすぐれた能力を発
揮し、半導体装置製造上ますます重要視されている。
第4図に従来のバイアススパッタリング装置の概要の正
面断面図を示す。接地された真空容器1には、それぞれ
絶縁材21,31を介して、ターゲット5を保持し磁石
22を内蔵する陰極2と、基板4を保持するバイアス電
極3と、が取付けられている。陰極2は、整合器9を介
して高周波電源7に接続され、バイアス電極3は、整合
器10を介して高周波電源8に接続されている。23,
33は両電極のシールド板である。
図示しないガス導入系から、所定流量の所定ガスが導入
され、図示しない排気系から排気されて、真空容器内の
圧力が所定値に保たれ、両高周波電源7,8から高周波
電力が両電極に印加されるとき、両電極間の空間にグロ
ー放電を生じ、プラズマ中のイオンによってターゲット
5がスパッタリングされ、それと同材質の薄膜が基板4
上に堆積する。
周知のように、バイアススパッタリングにおいては、上
記の薄膜の堆積はエッチングと同時に進行する。基板4
の表面への「潜在的な膜堆積量」と、表面の「エッチン
グ量」との差が、「実効的な薄膜堆積量」となるもので
ある。
(バイアススパッタリングのすぐれたステップカバレー
ジ性は、このエッチング動作によってもたらされること
は周知である)。
第2図の曲線Aは、従来の装置を用いてSiO2のバイアス
スパッタリング(従ってターゲット材料はSiO2)を行う
場合の、基板4の表面のエッチング速度分布の1例を示
す。縦軸にエッチング速度 /min、横軸に基板4の表面の中心(第4図の中心線3
0の位置)からの距離をとっている。
(このときのターゲット5は直径10″,厚さ6.5mm、
基板4は直径4″のシリコンウエハ、両電極間距離は6
5mmであり、使用ガスはアルゴン、圧力は5×10-3To
rr、陰極2には13.56MHzの1.9W/cm2、バスアス電極
3には13.56MHzの12.8W/cm2の高周波電力を投入。) この例によれば、エッチング速度の分布は直径80mm内
で±18%であるが、この値はほゞ一般的な従来装置の
値と言うことができる。この曲線Aは、第4図の装置で
電源8を殺し、バイアス電極3をアース電位に落して、
電源7のみを生かしてスパッタリングを行ったときの基
板4の表面のSiO2堆積膜膜厚toから、電源8をも生かし
て正規のバイアススパッタリングを行ったときの、同様
のSiO2堆積膜膜厚tを差引いて得た(to-t)のグラフで
ある。
一般に、基板4の表面への「潜在的な膜堆積」の膜厚分
布の方は、「エッチング量」の分布と比較すると遥かに
良好であり、そのため、「実効的な薄膜堆積」の膜厚分
布は、「エッチング量」の分布即ち先述のA曲線の時間
積分に支配され、そのため、従来の装置のバイアススパ
ッタリングで得られる基板4の表面の薄膜の膜厚分布は
一般に極めて悪いものとなる。そしてもし、より良好な
膜厚分布を得ようとすれば、印加するバイアス電圧の大
きさ、基板4の直径、等の諸条件は極めて強い制約を受
け、しかも、得られる結果はあまり芳しいものでないと
いう問題を抱えている。
(発明の目的) 本発明は、基板表面に堆積する薄膜の膜厚分布の良好な
バイアススパッタリング装置の提供を目的とする。
(発明の構成) 本発明は、真空容器内に、ターゲットを保持する陰極
と、基板を保持するバイアス電極とを対向設置し、放電
で生ずるプラズマのイオンのスパッタリング作用を利用
して、該ターゲットの材料の薄膜を該基板表面に堆積す
るバイアススパッタリング装置において、該基板と該バ
イアス電極の間に、基板表面の誘電損失の分布を調整し
て該基板表面の堆積膜の膜厚分布を調整する部材であっ
てバイアス電極より高い誘電損失を生じる誘電損失調整
部材が設けられているバイアススパッタリング装置によ
って前記目的を達成したものである。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図に基いて説明する。第1図は
本発明の実施例のバイアススパッタリング装置の概要の
正面断面図を示すものであって、第4図と同じ部材には
同じ符号を付してあり、その説明は省略する。
第1図が第4図と異なる部分は、基板4の裏面とバイア
ス電極3の表面6との間に挿入された2mm厚さの石英板
41と誘電損失調整部材42が存在することである。本
実施例で使用された誘電損失調整部材42は、均一な厚
さの平板状の部材の中央部をくり貫いたような形状のも
のである。即ち、誘電損失調整部材42は、中央部に大
きな開口を有する他は厚さの一定な環状板である。そし
て、その厚さは、0.2mm〜0.5mm程度の範囲で適宜選定さ
れるが、例えば0.3mmの厚さが好適に採用される。
第1図の装置を使って、先述したと同様にSiO2膜のバイ
アススパッタリングをした場合に得られる先述同様のエ
ッチング速度分布を、曲線Bとして第2図に竝記した。
曲線Bはエッチング速度が直径90mmの基板上で±9%
以内に改善されることを示している。本例の装置ではポ
リイミド樹脂製の誘電損失調整部材42の厚さを、0.2m
m〜0.5mmの間に選定するとき膜厚分布改善の効果が認め
られ、この範囲の外では、第1図の曲線Aに示すものと
同様のエッチング速度の分布を示し、あまり効果は無か
なった。また場合によっては、エッチング速度のばらつ
きが大きくなってさらに不均一となり、逆効果を示す結
果となった。
ポリイミド樹脂製の誘電損失調整部材42の表面がプラ
ズマに晒されると、エッチングされて汚染物質を生じ、
基板表面の堆積膜に混入して薄膜の品質を低下させるの
で、石英板41が環状板42の表面を覆うようにして置
かれている。覆い用の板41としてターゲット5と同材
質の材料を選ぶとき前記の汚染が防止される理由は説明
するまでもなく明らかである。
ポリイミド樹脂製の誘電損失調整部材42を挿入すると
きに、何故エッチング速度分布が曲線Aから曲線Bに改
善されるか、その理論的な理由は明らかでない。しか
し、ポリイミド樹脂の代りに、高誘電損失材料、例えば
tonδの大きい種類のアルミナ環状板の適宜厚さのもの
でも同様の改善効果が得られ、誘電損失の小さい石英板
では殆んど改善されないなどから、基板表面の誘電損失
の分布がエッチング速度分布と密接に関連することは明
らかとなっている。そして基板部のみを第3図に略示す
るように、高誘電損失で板状の誘電損失調整部材42
の、厚さを不等厚に調整して基板裏面の誘電損失値を微
細に調節し、それによって堆積膜の膜厚分布を均一化す
ることも可能であることが判明した。
なお高誘電損失で板状の誘電損失調整部材42は、膜堆
積工程の高周波電力で加熱されること、基板がアルゴン
イオンでエッチングされることによって高温になる。従
って、こゝには耐熱材料を使用する必要がある。
上記の構成のバイアススパッタリング装置を用いるとき
は、エッチング速度の分布を自由に調節できるため、前
記した「潜在的な膜堆積」の膜厚分布をもこれで補正
し、理想的な「実効的な膜堆積」の膜厚分布を現出する
ことができる。
さらに、バイアススパッタリングにおけるバイアスの深
さ(それはバイアス電極3に印加される高周波電圧の大
きさである)を充分に大きくすることが可能となり、前
述したバイアススパッタリング特有の機能、即ちステッ
プカバレージ性のよい膜生成の機能や、ステップを完全
に埋めて更に表面の平面性を良くした膜生成を行なう機
能を、極めて高いものにすることができる。
なお、上記の実施例は電極構成が平行平面型である場合
であったが、同軸円筒型構成でも同様の効果が得られ
る。
(発明の効果) 本発明は、基板表面に堆積する薄膜の膜厚分布の良好な
バイアススパッタリング装置を提供する効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例のバイアススパッタリング装
置の概要を示す正面断面図。 第2図は、従来及び本発明の実施例のバイアススパッタ
リング時の基板表面のエッチング速度分布を示す図。 第3図は本発明の別の実施例の、基板部の正面断面図。 第4図は従来のバイアススパッタリング装置の概要の正
面断面図。 1……真空容器、2……陰極、3……バイアス電極、4
……基板、5……ターゲット、7,8……高周波電源、
42……誘電損失調整部材。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】真空容器内に、ターゲットを保持する陰極
    と、基板を保持するバイアス電極とを対向設置し、放電
    で生ずるプラズマのイオンのスパッタリング作用を利用
    して、該ターゲットの材料の薄膜を該基板表面に堆積す
    るバイアススパッタリング装置において、該基板と該バ
    イアス電極の間に、基板表面の誘電損失の分布を調整し
    て該基板表面の堆積膜の膜厚分布を調整する部材であっ
    てバイアス電極より高い誘電損失を生じる誘電損失調整
    部材が設けられていることを特徴とするバイアススパッ
    タリング装置。
  2. 【請求項2】前記誘電損失調整部材のプラズマに露出す
    る表面は、ターゲットと同質の材料で覆われている特許
    請求の範囲第1項記載のバイアススパッタリング装置。
  3. 【請求項3】前記誘電損失調整部材は、基板の表面にお
    いて局在的である特許請求の範囲第1又は2項記載のバ
    イアススパッタリング装置。
  4. 【請求項4】前記誘電損失調整部材は、基板の裏面に於
    て不等厚である特許請求の範囲第1又は2項記載のバイ
    アススパッタリング装置。
  5. 【請求項5】前記誘電損失調整部材は、有機材料である
    特許請求の範囲第1又は2項記載のバイアススパッタリ
    ング装置。
  6. 【請求項6】前記誘電損失調整部材は、セラミック材料
    である特許請求の範囲第1又は2項記載のバイアススパ
    ッタリング装置。
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