JPH0649965A - 湿潤面への成形体の固定方法 - Google Patents

湿潤面への成形体の固定方法

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JPH0649965A
JPH0649965A JP20553192A JP20553192A JPH0649965A JP H0649965 A JPH0649965 A JP H0649965A JP 20553192 A JP20553192 A JP 20553192A JP 20553192 A JP20553192 A JP 20553192A JP H0649965 A JPH0649965 A JP H0649965A
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JP
Japan
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formed body
sealing material
adhesive tape
fixing
molded body
Prior art date
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Pending
Application number
JP20553192A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruyuki Sato
輝行 佐藤
Ganji Narabe
岩次 奈良部
Shinji Yamamoto
信治 山本
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Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 浴室等のタイル壁面に成形体を固定する方法
を提案する。 【構成】 タイル4壁面に成形体を両面接着テープ2を
用いて固着・固定し、成形体の外周部をシーリング材3
を用いて防水処理を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は湿潤状態にさらされる水
回り等の壁面、特に浴室のタイル等の非透湿性の壁面に
他の成形体を容易に固着・固定させる方法に関する。
【0002】
【従来の技術】建築材料のタイルは耐水・耐火・耐候性
が高く、又素材のもつ質感があり、形状、色彩、デザイ
ンなどの豊富な意匠性により建築分野で数多く使用され
ている。
【0003】使用される用途で、内装タイル、外装タイ
ル、モザイクタイルに分類されている。この中で内装タ
イルは建築物の水回り関係すなわち浴室、洗面場、トイ
レ等に適用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】浴室に使用されている
タイルは非常に美麗でかつ防水性が良好であるが、長期
間湿潤下にさらされると浴室内壁面は経時変化により汚
染や劣化等を招き、これを防水すべき技術的方法がない
のが現状である。例えば下地躯体の収縮及び変形によっ
てタイル面やタイル目地部にクラックが発生するが、と
りわけこのクラックの発生はコーナー部の漏水の原因と
なる。
【0005】更に浴室は常時、湿度が高く換気が不十分
であるためタイル目地にカビが発生し易い。又、躯体内
部に白アリが発生し易く不衛生となりタイル面の汚れや
機械的破損を生じる。このタイル及び目地に生じたクラ
ック、カビ、汚れ等の個所を補修するには大変な手間を
要し決定的な方法がないのが現状である。
【0006】カビが目地部に発生した場合、先ず水洗い
を行ないその後希塩酸溶液又は中性洗剤で洗い、その後
水洗いを行なって洗い落とす方法が一般的であるが、少
量の菌は目地材の孔に残留するので、4〜5日後には又
繁殖して汚れがひどくなる。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明者らは種々研究の結果、本発明を完成した。
本発明は湿潤環境下にさらされる浴室等の壁面に成形体
を容易に固着・固定する方法に関する。即ち、使用され
ているタイル等の表面に成形体を両面接着テープを用い
て固着・固定し、その成形体の外周部をシーリング材を
用いて防水処理を行なって成形体を固着・固定する方法
である。
【0008】ここで言う成形体とは、非透湿性とタイル
並の外観・形状を有している材料の事である。例えば、
ガラス質製、アルミニウム製、ステンレス製、プラスチ
ック製等が挙げられる。この中で軽量で取扱いが容易で
あり、自由な形状を作成する事が可能なアルミニウム製
が特に好ましい。
【0009】次にこの成形体を固定する方法について記
述する。成形体を固定する方法としては、接着材を用い
る湿式法と接着材を用いない乾式法が考えられる。
【0010】湿式法としては、接着材を用いて成形体を
タイル面に接着させる方法である。使用する接着材とし
てセメントモルタル系や有機高分子系(エポキシ樹脂
系、合成樹脂系エマルジョン系)があるが、被着体のタ
イル面は釉薬処理をしてあり、かつ表面が非常に平滑で
あるため、接着がしにくく、接着性を向上させるために
はタイル面上に凹凸の傷をつける必要があり、その作業
は非常に大変である。
【0011】又、仮に十分に接着する事ができても、接
着した成形体を更新する場合には、取り外しが困難であ
る。更に、浴室等の狭い空間に各種工具や材料を搬入し
て工事を行ない、工事後、残材等を搬出しなければなら
ない。一方、有機高分子系接着材は浴室等の湿度が高い
条件下で使用されると吸水して劣化するため接着力が低
下する恐れがある。
【0012】次に乾式法を説明する。その方法としては
ピンタイプ固定方式、カールプラグタイプ固定方
式、吸引盤引っ掛け方式、鍵穴引っ掛け方式があ
る。
【0013】はドリルを用いてタイルを下地躯体まで
削孔し、ピンを接着材で固定させ、上端にあるピンで表
面仕上げ材をセットする方法である(図1参照)。は
と同様であるが、カールプラグを用いてピンを固定す
る方法である。はタイル面に吸引盤を用いて表面仕上
げ材を固定する方法である(図2参照)。は削孔した
孔にピンを固定し、ビスを用いて表面仕上げ材を固定す
る方法である(図3参照)。
【0014】いづれの方法においても、作業が大変であ
り、表面仕上げ材の表面にピンがでたり、タイル面と表
面仕上げ材に隙間を生じたりする。
【0015】そこで本発明者らは、作業が簡単でかつ接
着力が十分でかつ長期耐久性を保持する接着方法とし
て、両面接着テープを使用することに着目した。両面接
着テープは成形体をタイル面と十分な接着力を有すると
ともに成形体を更新する場合も非常に容易である。
【0016】両面接着テープとしては多くの物が市販さ
れており、所定の性能を満足すればいづれでも十分であ
る。本発明において使用される個所は浴室等の湿潤環境
下であるため、耐水性の高い両面接着テープがより好適
である。その製品の一例を挙げれば水回り用両面テープ
(日東電気工業株式会社製)がある。
【0017】両面接着テープの粘着力(180°引き剥
がし法)、剪断接着力の一例を表1に示す(温度23
℃)。
【0018】
【表1】
【0019】表1において粘着力の試験方法は図4に、
剪断接着力の試験方法は図5によった。
【0020】次に成形体を両面接着テープで固着・固定
した後、シーリング材を用いてパネル周囲の防水処理を
行なう。このシーリング材の目的は固定したパネル裏面
に水の侵入防止を図るためである。
【0021】シーリング材としては数多くの物が市販さ
れており、シリコーン系、変性シリコーン系、ポリサル
ファイド系、アクリルウレタン系、ポリウレタン系、変
性ポリサルファイド系、アクリル系、SBR、ブチルゴ
ム系シーリング材及び油性コーキング材がある。
【0022】シーリング材の硬化機構として一般的に1
成分形と2成分形があり、1成分形は空気中の水分と反
応して表面から硬化する湿気硬化型であり、2成分形は
基材の主成分が硬化剤の触媒により反応して硬化する反
応硬化型である。
【0023】本発明において、適用される個所は、水回
りの浴室であるため湿度が高い即ち湿潤状態となるた
め、湿気硬化型が最適である。
【0024】本発明に適する材料の一例を挙げれば、積
水化学工業株式会社製のシリコーンシーラント、シリコ
ーンシーラント83(防カビ剤入り)、バスシールがあ
る。この内、シリコーンシーラントの性状および物性値
を表2に示す。
【0025】
【表2】
【0026】次に1成分形の湿気硬化型の温度−相対湿
度の関係を図6に示す。
【0027】次に本発明の実施態様を図7、図8を参照
しながら説明する。 (a)アルミニウム板の裏面側にアルミニウム板の重
量180gに対して1cm2 を目途に両面接着テープ
を周辺部からほぼ均等に貼り付ける。 (b)アルミニウム板をタイル面に固着固定する。 (c)固着固定されたアルミニウム板の外周をシーリ
ング材にて隙間なく充填する。
【0028】
【作用】本発明での湿潤面への成形体の固定方法は両面
接着テープの接着性を長期的に保持するために水分が接
着面に侵入しないようにシーリング材で防水処理を行な
うことにより、外気と接着面を完全にシャットアウトす
ることによって長期にわたり接着力を保持する。
【0029】
【実施例】以下、実施例について説明するが、本発明の
技術的範囲はこれらの実施例に制約されるものではな
い。
【0030】実施例1 両面接着テープを用いて剪断保持力のテストを行なっ
た。幅10mm×長さ2.0mmのテープを被着体(ベ
ークライト板)でサンドイッチした。両面接着テープの
まわりにシーリング材(シリコーンシーラント、積水化
学工業株式会社)で防水処理を行なったものと行なわな
いものを作成した。その後、温度20℃、湿度90%R
Hと温度40℃、湿度90%RHの雰囲気で500gの
荷重をかけ1Hr後のずれ距離を測定した。その内容を
図9、その結果を表3に示す。シーリング材処理を行な
うと、行なわないものに比較して大幅に剪断保持力は向
上した。
【0031】
【表3】
【0032】実施例2 コンクリート歩道板(JIS A5304)(30cm
×30cm)上に、内装用タイル(100mm×100
mm)をショウワ圧着モルタル(昭和電工株式会社製)
を用いて9枚を張りつけ、その後2週間屋内養生を行な
った。尚、同じものを2個作成した。
【0033】次に成形材として270mm角のアルミニ
ウム板(昭和アルミニウム株式会社製)を用い、このア
ルミニウム板を両面接着テープ(市販品)で内装用タイ
ル面と固着・固定した。
【0034】この固定したアルミニウム板のまわりにシ
ーリング材であるシリコーンシーラント(積水化学工業
株式会社製)で防水処理を行なったものと行なわないも
のを作成した。
【0035】この処理を実施した後、温度50℃、湿度
90%RHの室へ供試体を垂直にたてかけ放置し、経過
観察を行なった。その結果、シーリング材処理を行なっ
ていない供試体はアルミニウム板の裏面に水が侵入して
アルミニウム板がはく落したのが観察された。しかし、
シーリング材で防水処理をした方法は約3ヶ月後でも全
く異常が見られなかった。
【0036】実施例3 施工して約10年経た浴室の壁面に行なった。その壁面
のタイルや目地部にはクラックが生じており、1m2
改修工事を行なった。その施工手順を記述すると、ま
ず、被着体表面の油分・水・ゴムなどはきれいに除去
し、凹凸面やザラザラした面はできるだけならした。次
に水回り用両面テープ NO.57(日東電気工業株式会社
製)を表面仕上げ材に所定量付着した。ここで使用した
表面仕上げ材として220mm角アルミニウム板(昭和
アルミニウム株式会社製)を使用した。このアルミニウ
ムタイルを被着面のタイル面に接着し、その後、シーリ
ング材としてシリコーンシーラント(積水化学工業株式
会社製)でアルミニウムタイル面の周囲を処理して作業
は終了した。この作業は約1時間で終了し、その後経過
観察を実施したが全く問題は生じなかった。
【0037】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明は湿潤条
件下に長期間さらされて汚染及び劣化した浴室等のタイ
ル壁面に成形体を固定する方法である。即ち、成形体と
タイル面を両面接着テープを用いて固着・固定し、その
成形体の外周部をシーリング材で防水処理を行なうこと
により、従来不可能とされていた湿潤環境下にさらされ
る壁面に接着力を低下せずに固定することが可能であ
る。更に、本方法によれば材料の搬入及び搬出を各種道
具を必要とせず、狭い空間で作業ができる。又、成形体
を更新する場合も容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の固定方法を示す正面図と断面図である。
【図2】従来の固定方法を示す断面図である。
【図3】従来の固定方法を示す断面図である。
【図4】両面接着テープの一例の性能を示す粘着力の試
験方法を示す正面図である。
【図5】両面接着テープの一例の性能を示す剪断接着力
の試験方法を示す正面図である。
【図6】シーリング材の一例を示す湿気硬化型の温度−
相対湿度の関係図である。
【図7】本発明の実施態様を示す正面図である。
【図8】本発明の実施態様を示す断面図である。
【図9】実施例1の試験方法を示す正面図である。
【符号の説明】
1 アルミニウム板 2 両面接着テープ 3 シーリング材 4 タイル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湿潤環境下にさらされる非透湿性壁面に
    他の成形体を両面接着テープを用いて固着・固定し、そ
    の成形体の外周部をシーリング材を用いて防水処理を行
    なうことを特徴とする湿潤面への成形体の固定方法。
JP20553192A 1992-07-31 1992-07-31 湿潤面への成形体の固定方法 Pending JPH0649965A (ja)

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JP20553192A JPH0649965A (ja) 1992-07-31 1992-07-31 湿潤面への成形体の固定方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9042701B2 (en) 2010-10-19 2015-05-26 Corning Cable Systems Llc Collapsible cable reel
JP2023067243A (ja) * 2021-10-29 2023-05-16 株式会社Lixil 外壁パネル及び外壁パネルの施工方法

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