JPH06501152A - 動物およびヒトにおける感染の治療および予防用の新規な抗体 - Google Patents
動物およびヒトにおける感染の治療および予防用の新規な抗体Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
動物およびヒトにおける感染の治療および予防用の新規な抗体発明の背景
動物およびヒトにおける感染の予防および治療に対する有効な薬剤が古くから要
求されてきた。典型的な方法は、微生物の増殖を抑制し、感染因子を撲滅させる
免疫系を付与する化学薬剤を投与することからなる。天然および合成の化学物質
は細菌感染に対する治療剤として特に効果的であるが、耐性株の出現が幾つも証
明されており、問題となっている。ウィルス感染の場合、化学薬剤は効果が限定
されており、疾患の重度は、通常、免疫系状態と相関している。
長年の間、免疫固体からの血清の感染症の予防および治療に対する有効性が知ら
れている。しかし、効果的な治療に関与するヒト免疫血清中の抗体、すなわち、
中和抗体成分は、血清抗体全体の非常に小さなフラクションにすぎない。さらに
は、免疫血清の使用は、中和抗体レベルが低いことにより、免疫ドナーの不足に
より、治療コストにより、最近ではドナー血清中の微生物を介する疾患の二次的
な広がりの危険性により制限されている。
モノクローナル抗体技法の発達は、病原性微生物の全くない細胞株から多量の純
粋なマウスモノクローナル抗体を発達させ、かつ生産する手段を提供した。この
技法を用いて、病原性微生物と相互に影響しあうモノクローナル抗体を得ること
が可能であり、そのモノクローナル抗体のうち幾つかは、感染マウスにおける標
的微生物の増殖を防御することができた。残念ながら、イン・ビトロにおける研
究から、どのような抗体がイン・ビボで微生物を不活性化するのに最も効果的で
あるかを予想することは不可能である。イン・ビトロの設定条件でその標的に対
して高結合親和性を有する多くのモノクローナル抗体がイン・ビボでは効果的で
はない。事実、抗体が、実験室条件下、微生物の増殖を防御するに効果的である
い(つかのケースにおいて、イン・ビボ条件下ではそれらの抗体が効果的でない
ことが証明されている。
感染疾患の処理についてのマウスモノクローナル抗体の衝撃および限定が、呼吸
器合胞体ウィルス(RSV)感染のケースにより説明されている。RSVは幼児
の下部呼吸器管感染の主たる原因であり、若ウソにおける呼吸器疾患の有意な原
因である。ヒトの場合、R8V感染に対して免疫処置しようする多くの試みが失
敗しており、リバヴイリン(ribavirin)のような化学薬剤を用いるR
3V感染の治療が部分的に有効であるにすぎない。RSVに特異的なマウスモノ
クローナル抗体が、マウスにおけるRSVの予防および治療に効果的であること
が示されている。しかし、非−マウス種におけるRSVの治療および予防のため
のマウスモノクローナル抗体の使用は、「外因性」マウス抗体に対するこれらの
種の免疫応答により潜在的に制限されており、すなわち、マウス抗体に対するヒ
トの免疫応答が免疫グロブリンの定常および可変領域(ヒト抗−マウス抗体)の
両方に示された。かくして、R5V感染の効果的な予防および治療のためには、
免疫グロブリン定常および可変領域がR5V感染受容者によって「自己(sel
f) Jとして認識されるアミノ酸配列を含むモノクローナル抗体の非−免疫原
性変異体が必要である。
組換え型DNA技法は、一つの種からの特異的免疫グロブリン(Ig)領域を別
の種からの領域と置換するために、抗体を改変する能力を特徴する特許協力条約
特許出願番号PCT/GB85100392 にューベルガー(Neuberg
er)ら、およびセルチック・リミテッド(Celltech Liaited
) )は、−の方法であって、−の種からの12分子の相補的型および軽鎖可変
ドメインを別の種の相補的型および軽鎖1g定常ドメインと組み合わせることが
できると記載している。この方法を用い、例えば、特定のヒト疾患に向けられた
マウスモノクローナルを改変することができる。このような改変は、マウス抗体
定常領域ドメインをヒト1ピG定常領域ドメインで置換することによりなされ、
このようなヒト疾患の処理に潜在的に用いられる「キメラ」抗体を創造する。し
かし、このようなキメラ抗体は、マウス(すなわち、「外因性」)可変領域に対
するヒトにおける免疫応答をなお潜在的に誘発するであろう。
英国特許出願公開番号GB2188638A (ウィンター(finter)
)は、−の方法であって、−の種からのその相補性決定領域(CDR)を別の種
からの相補性決定領域で置換することによって抗体を改変する方法を記載してい
る。この方法を用い、例えば、ヒト重および軽鎖1g可変領域ドメインからのC
DRをマウス可変領域ドメインからの別のCDRで置換することができる。これ
らの改変Ig可変領域は、その後、ヒト1g定常領域と組み合わされ、置換され
たマウスCDRを除き、構成が全体的にヒトについてである抗体を創造する。こ
のようなマウスCDR置換抗体はほとんどマウス成分を含有していないため、ヒ
トにおいてキメラ抗体と比較してかなり減少した免疫応答を誘発しそうである。
しかし、英国特許出願公開番号GB2188638Aにて記載されているように
、単に1またはそれ以上のCDRを所望の疾患に特異的である別の種からの相補
性CDRと置換することによって、必ずしも相補性CDHのその抗原結合能を保
持する改変抗体(altered antibody)が得られるとは限らない
。その英国特許出願は、「慣用的実験操作により、または試行錯誤により」、抗
原結合能を有する機能的改変抗体が得られるかもしれないと提案している。しか
し、所望の抗体を得るに要する慣用的実験操作または試行錯誤方法の特性に関す
る記載は何ら提供されておらず、種々の源からのCDRの連続的置換を試みるべ
きであるとの示唆がなされている。
いくつかのIgGの立体構造の試験により、重および軽鎖の1g可変領域の各々
が、可変領域フレームワークと称されるシート様構造上に支持された3つのルー
プ構造(CDRを含む)からなるという結論に達した。CDRを構成するものお
よびフレームワークを構成するものの生な定義は多数のIgのアミノ酸配列に基
づいている。
三次元配置において、マウスとヒト抗体の間で前記のロープ構造およびCDRは
かなり重複しているが、正確には一致していない。かくして、ある場合には、C
DHの置換による抗原結合特異性のトランスファーは、その特定のCDRに隣接
する残基のさらなる置換を必要とするようである。例えば、ある場合には、可変
領域のフレームワークアミノ酸残基が、CDRとの直接的相互作用を介する抗原
結合において重要であるかもしれないという仮説が設けられている(アミット(
Amit)ら、サイエンス(Science)、233 (1986)、747
〜753頁。
クイーン(Queen)ら、プロシーディング・オフ・ナショナル・アカデミ−
・オフ・サイエンシス(Proc、 Natl^cad、 Sci、 ) 、旦
6 (1989)10029〜10033頁:およびプロティン・デザイン・ラ
プス(Protein Design Labs) 。
1990年7月26日に公表された特許協力条約の特許出願公開番号WO900
7861参照)。クイーン(Queen)らの引用文献において、かれらはその
置換用に用いたCDRを含有するマウス可変領域に対して最大の相関関係を有す
ることを基礎としてマウスCDR−1換用のヒト可変領域を選択した。加えて、
コンピューター・モデリングを基礎として、クイーンらは、マウスCDRと相互
に作用すると考えられる幾つかのマウスフレームワークアミノ酸を含む、CDR
置換用のヒトフレームワークを用いた。得られた改変抗体は、抗原結合能を保持
しているが、さらなるマウスフレームワークアミノ酸を含有した。このような付
加的マウスフレームワークアミノ酸が、ヒトにおける改変抗体に対する免疫応答
の強化に寄与しているかもしれない。
加えて、以前の研究(例えば、リーチマン(Riecbmann)ら、ネイチャ
ー(Nature)、332 (1988)、323〜327頁参照)は、新形
態(reshap−ing)を用いてイン・ビトロでの高親和結合性をマウスか
らヒト抗体に移行させるのに用いることができることを証明しているが、イン・
ビボにおけるヒト呼吸器合胞体ウィルス(RSV)の増殖を効果的に防御するこ
とを保つのに必要な特性の組み合わせを得ることが可能であることは以前には示
されていない。
かくして、感染疾患を予防および治療するための最小免疫原性を有する改変抗体
についての要求がある。加えて、可変領域フレームワークのラジカルな改変およ
び免疫原性におけるその付随効果を伴うことなく、このような改変抗体を生産す
る限定方法についての要求がある。本発明は、感染疾患の予防および治療用の改
変抗体および重要な可変領域フレームワークの修飾だけを導入することによりそ
れらを生産する方法を提供するものである。
バラミクソウィルス科(Paramyxoviridae family) 、
ニューモウイルス属(genus Pneumovirus)に属するRSVが
、若い子供での下部呼吸気管感染の主原因である。−次感染は不完全な免疫性を
付与し、子供の間で再感染が頻繁に観察される。ヒト疾患の免疫機構の役割は明
らかにされていない。弱毒化または死滅R3Vを用いて有効なワクチンを発達さ
せる以前の試みは失敗に終わった、すなわち、子供達は防御されないだけでなく
、その後のRSVでの感染が、時々、非免疫処置の対照よりもさらに激しい疾患
をもたらした。R3Vg染はまた、若ウシにおける呼吸気感染の主原因である。
最近、RSVタンパク質の抗原および機能特性に関する、ある種の免疫学的およ
び分子情報が得られた。RSV融合タンパク質(F)およびR3V付着タンパク
質(G)が主たるウィルス抗原として同定されており、その遺伝子がクローン化
されかつ配列されている。AおよびBと称せられる、2種類の抗原的に異なるサ
ブグループのヒトRSVが記載されている。サブグループAおよびBの間の抗原
的な差異は、主としてRSV Gタンパク質上にある。対照的に、RSV Fタ
ンパク質は該2つのサブグループ、およびこれらのサブグループ内にある種々の
菌株の間で高度の遺伝子的および抗原的相同性を有する。
RSVの両方のエンベロープ糖タンパク質(FおよびG)に向けられたモノクロ
ーナル抗体(mAbs)が該ウィルスを中和することが証明された(ワルシュ&
フルスカ(Walsh&Hruska)ジャーナル・オフ・バイ0ロジー(J、
Virology) 。
旦、171〜177 (1,983);およびワルンユら(lfalsh)ら、
ジャーナル・オフ・ジェネラル・バイ0ロジー(J、Genvirology)
、 65. 761〜767 (1984)参照)。しかし、Fタンパク質発
現のmAbsまたはワクシニアウィルス組換え体でのイン・ビトロおよびイン・
ビボにおける研究は、このタンパク質が交差防御免疫を誘発するのに最も重要な
抗原であることを示唆している(ンョンソン(Johnson)ら、ジャーナル
・オフ・パイロロシー(J、 Virology) 。
シーディング・オフ・ナショナル・アカデミ−・オフ・サイエンス・オフ・ザ・
ユナイティッド・ステープ・オフ・アメリカ(Proc、 Nat、^cad、
Sci、 、 USA)、7462〜7466 (1986) 1ウエルツ(
Wertz)ら、ジャーナル・オフ・パイロロジー(J、l’irology)
、61. 293〜310 (1987) ;およびワルノユ(Valsh)
ら、インフェクンヨン・アンド・イムニティー(Infection andI
mmunity)、43. 756−758 (1984)参照)。数人ノ著者
ハ、Fタンパク質において異なる抗原部位を同定し、少なくとも3つの抗原部位
が中和に関与していることが示されている。2つまたは3つ中和エピトープが別
の方法でFタンパク質上に位置することが確認された。逸脱(escape)変
異体ウィルスを用い、ロペス(Lopez)らは、ジャーナル・オフ・パイロロ
ジー(JJirologY) 。
64.927〜930 (1990)において、Fタンパク質のF、サブユニッ
トの2つのアミノ酸残基(すなわち、262−Asnおよび268−Asn)が
個々の中和エピトープの統合性に不可欠であることを示している。別の高度に保
存されている中和エピトープが、トルデル(Trudel)らのジャーナル・オ
フ・ジェネラル・パイロoジー(J、General Virology) 、
旦8.2273−2280 (1987)によって、合成ペプチドでFタンパク
質のF1サブユニットの残基221−ileないし232−Gluにマンプされ
た。最後に、ベブスカン(Pepscan)操作による最近の分析は、Fタンパ
ク質のF1サブユニットの483−Pheないし488 Phe位てエピトープ
を同定しており、そのエピトープは別の中和エピトープに一致させることができ
た(スコープス(Scopes)ら、ジャーナル・ジェネラル・パイロoンー(
J、General Virology)、 71.53〜59 (1990)
参昭)。
R3V感染の治療および予防について新規な療法を発達させことに対する要求が
ある。R3Vウィルス抗原の中和および保護エピトープがRSV感染の予防およ
び/または治療に有用なモノクローナル抗体を生産するのに有用であることが2
明された。本発明はイン・ビボにて中和および保護抗体によって認識されるR5
VFタンパク質上のかかる新規なエピトープを提供するものである。
図1はR3V19重鎮可変領域(VH)のDNA配列および対応するアミノ酸配
列を示す。そのCDR配列を四角で囲む。下線を引いた、最初の8個および最後
の11個のアミノ酸が使用のオリゴヌクレオチドブライマーの配列に相当する。
図2はRSV19軽鎖可変領域(VK)のDNA配列および対応するアミノ酸配
列を示す。そのCDR配列を四角で囲む。下線を引いた、最初の8個および最後
の6個のアミノ酸が使用のオリゴヌクレオチドブライマーの配列に相当する。
図3はヒト1g重鎖可変領域フレームワークとマウスR3V19由来のCDRと
からなる塩基性プラスミドpHuR5V19VHを示す。
図4はヒト1g軽鎖可変領域フレームワークとマウスR3V19由来のCDRと
からなる塩基性プラスミドpHuRsV19VKを示す。
図5はRSV19VHSR3V19VK、pHuR5VVHおよびpHuR8V
19VKならびにpHuR5V19VHの誘導体によりコードされた誘導rg可
変領域アミノ酸配列を示す。
図6はHuR3V19VH/VK抗体およびその誘導体、HuR5V19VHF
NS/VKのR3V抗原への結合のELISA分析を示す。
図6AはR3V19およびHuR5V19VHFNS/HuRSV19VK抗体
の無傷の非−変性RSウィルスに対する結合能の間にたとえ差異があるとしても
それはほとんどないことを示す。
図7はmAbR3V19が、各々、Fタンパク質のアミノ酸残基417〜432
と422〜438からなる2つの合成ペプチドに結合することを示す。
発明の要約
本発明は、アクセプター・モノクローナル抗体の軽および/または重可変ドメイ
ン中の相補性決定領域(CDR)の少なくともある部分が、1またはそれ以上の
ドナー・モノクローナル抗体からのCDRの類似部分によって置換されており、
ドナー・モノクローナル抗体の結合特異性を保持するために、アクセプター・モ
ノクローナル抗体の軽および/または重可変ドメインフレームワーク領域が最小
改変されていてもまたはされていなくてもよく、このようなドナー抗体が微生物
に特異性、特に呼吸器合胞体ウィルス(RSV)に特異性を有する改変抗体(a
ltered antibody)に関する。本発明はまた、このような改変抗
体の製法、治療的に、非毒性量のかかる抗体と医薬上許容される担体または希釈
剤とからなる医薬組成物:および有効量のかかる改変抗体を予防的または治療的
に微生物誘発の疾患症状を処理する必要があるヒトまたは動物に投与することか
らなる、そのようなヒトまたは動物における該疾患症状を予防的にまたは治療的
に処理する方法に関する。好ましくは、本発明の改変抗体は組換え型DNA技法
によって生産する。本発明の改変抗体は、(全長型および軽鎖を有する)完全抗
体分子またはFabまたは(F a b’:hフラグメントのようなそのいずれ
がのフラグメント、軽鎖または重鎮ダイマーまたはFvまたは5CA(単鎖抗体
)のようなそのいずれかの最小組換えフラグメントまたは本発明の改変抗体と同
じ特異性を有するいずれか他の分子からなっていてもよい。また、本発明の改変
抗体は、それにエフェクターまたはレポーター分子を付着させていてもよい。例
えば、本発明の改変抗体は、共有架橋構造によってそれに付着する、重金属原子
またはりシンのようなトキシンをキレートするための巨大環を有していてもよい
。別法として、組換え型DNA技法の操作を用い、完全抗体分子のFcフラグメ
ントまたはCH3ドメインが酵素またはトキシン分子により置換されている本発
明の改変抗体を生産してもよい。該改変抗体のリマインダーは、いずれか適当な
ヒト免疫グロブリンから誘導してもよい。しかし、ヒト免疫グロブリンのタンパ
ク質配列だけからなっている必要はない。例えば、ヒト免疫グロブリン鎖の部分
をコードするDNA配列をポリペプチド・エフェクターまたはレポーター分子の
アミノ酸配列をコードするDNA配列に融合させる遺伝子を構築することができ
る。
本発明の別の態様は、R3Vl:!I!%染したマウスを保護しかつ治療するモ
ノクローナル抗体の標的であることが示されているRSVのF(融合)タンパク
質の特異的エピトープの知見にある。加えて、このようなモノクローナル抗体の
F a、 bフラグメントが、イン・ビボにおける感染からマウスを保護するこ
ともまた示されている。か(して、本発明はまた、RSVのFタンパク質のこの
ような特異的エピトープ;かかるエピトープに向けられたモノクローナル抗体;
およびかかるモノクローナル抗体のFabフラグメントに関する。加えて、本発
明は、治療的に、非毒性量のこのようなモノクローナル抗体またはFabフラグ
メントと、医薬上許容される担体または希釈剤とからなる医薬組成物;および有
効量のこのようなモノクローナル抗体またはFabフラグメントを、R3V感染
を予防的または治療的に処理する必要のあるヒトまたは動物に投与することから
なる、がかるヒトまたは動物におけるR3V感染を予防的または治療的に処理す
る方法に関する。
本発明は微生物に特異性を有する改変抗体、およびこのような抗体をコードする
DNAを提供するものである。これらの抗体は、lの源がらの1g定常領域およ
び可変領域と、異なる源からの1またはそれ以上のCDRとからなる。
加えて、可変領域フレームワークにおけるアミノ酸置換は、抗原結合親和性のた
めに重要であると記載されている。本発明はまた哺乳動物の細胞宿主にて改変抗
体を生産するベクターを提供するものである。
本発明は、特に、動物およびヒトにおける感染の予防および治療に必要な特性を
組み合わせた改変抗体を提供するのに適用される。例えば、微生物に特異性を有
する非−ヒト抗体を改変させ、ヒトにおいて最小免疫応答を誘発する[人化(h
umanised) J抗体を生産することができる。特に、本発明は、ヒトの
RSV感染に関する動物実験で効果的であり、多様なヒトのRSVの臨床的単離
物を認識することがわかっている、RSVに特異性を有する「人化」抗体を提供
するものである。
本発明はまた、異なる源からのCDRの抗原結合能を保持するために、可変領域
フレームワークのアミノ酸に最小修飾を施す方法を提供する。該方法は抗原結合
親和性のために潜在的に重要な可変領域フレームワークにおける段階的改変およ
び個々のアミノ酸を含む。該方法は、CDRと同じ源からのフレームワークアミ
ノ酸の主要な導入を回避する。
本明細書にて用いる場合、「人化抗体」なる語は、非−ヒト種からの免疫グロブ
リン由来のその相補性決定領域(および、おそらく、その軽および/または重可
変ドメインフレームワーク領域の最小部)を有する分子をいい、該分子の残りの
免疫グロブリン誘導部分はヒト免疫グロブリンに由来する。
本発明は、アクセプター・モノクローナル抗体の軽および/または重可変ドメイ
ンにおける相補性決定領域(CDR)の少なくともある部分が、1またはそれ以
上のドナー・モノクローナル抗体からのCDHの類似する部分によって置換され
ており、ドナー・モノクローナル抗体の結合特異性を保持するために、アクセプ
ター・モノクローナル抗体の軽および/または重可変ドメインフレームワーク領
域が最小改変されていてもよくまたはされていなくてもよい改変抗体であって、
このようなドナー抗体が微生物に特異性、特に呼吸器合胞体ウィルス(RS V
)に特異性を有する改変抗体に関する。本発明はまた、このような改変抗体の製
法;治療的に、非毒性量のかかる改変抗体と医薬上許容される担体または希釈剤
とからなる医薬組成物:および有効量のかかる改変抗体を微生物誘発疾患症状の
ヒトまたは動物に投与することからなる、そのようなヒトまたは動物における該
疾患症状を予防的にまたは治療的に処理する方法に関する。
本発明の改変抗体は以下の方法により生産することができる(a)慣用的技法に
より、発現ベクター中、抗体の重または軽鎖をコードするDNA配列を有するオ
ペロンを生産し、ここで、少なくとも可変ドメインのCDR(および、ドナー・
モノクローナル抗体の結合特異性を保持するために要求されるアクセプター・モ
ノクローナル抗体の軽および/または重可変ドメインフレームワーク領域のそれ
らの最小部)は、R5V19により生産されるように、非−ヒト免疫グロブリン
から誘導され、その抗体鎖の残りの免疫グロブリン誘導部分はヒト免疫グロブリ
ンから誘導され、それにより本発明のベクターを生産し:(b)慣用的技法によ
り、発現ベクター中、相補性抗体の軽または重鎮をコードするD N A配列を
有するオペロンを生産し、ここで、少なくとも可変ドメインのCDR(および、
ドナー・モノクローナル抗体の結合特異性を保持するために要求されるアクセプ
ター・モノクローナル抗体の軽および/または重可変ドメインのそれらの最小部
)は、RSV19によって産生されるように、非−ヒト免疫グロブリンから誘導
され、その抗体鎖の残りの免疫グロブリン誘導部分はヒト免疫グロブリンから誘
導され、それにより本発明の別のベクターを生産し;(C)慣用的技法により宿
主細胞をそのまたは各ベクターでトランスフェクトし、本発明のトランスフェク
ションされた宿主細胞を創造し;(d)慣用的技法によりトランスフェクション
された細胞を培養し、本発明の改変抗体を生産する。
宿生細胞は、2種類のベクターでトランスフェクトすることができ、ここで、第
1のベクターは軽鎖誘導のポリペプチドをコードするオペロンを含有し、第2の
ベクターは重鎮誘導のポリペプチドをコードするオペロンを含有する。できる限
り、各ポリペプチド鎖を等しく発現させるように、コード配列および選択可能な
マーカーが関連する範囲以外、ベクターは同じであることが好ましい。別法とし
て、本発明の単一のベクターを用いてもよく、該ベクターは軽鎖および重鎮誘導
ポリペプチドを共にコードする配列を包含する。軽および重鎖用のコード配列中
のDNAはcDNAあるいはゲノムDNAまたは両方からなっていてもよい。
本発明の改変抗体を発現するのに使用する宿主細胞は、好ましくは真核細胞、最
も好ましくは哺乳動物細胞、例疼ばCHO細胞または骨髄細胞である。
本発明のベクターを構築してもよい一般的な方法、本発明の宿生細胞を生産する
のに要するトランスフェクション方法、かかる宿主細胞から本発明の改変抗体を
生産するのに必要な培養方法は、すべて通常の技術である。同様に、生産後、硫
安沈澱、アフィニティーカラム、カラムクロマトグラフィー、ゲル電気泳動など
を包含する当該分野における標準的な手法により、本発明の改変抗体を精製して
もよい。
本発明の改変抗体の一例は、実施例に記載するHuRSV19VH/VKおよび
HuR8V19VHFNS/HuR8V19VKのようなマウスモノクローナル
抗体R3V19由来の大化抗体である。かかる抗体は、治療的または予防的に、
ヒトRSV感染に対するヒトの治療に有用である。したがって、本発明はまた、
有効量(ヒトRSV感染治療用量)のかかる改変抗体をヒトに投与することを特
徴とする、ヒトR5V感染の治療を要するヒトにおけるヒトR5V感染を治療的
または予防的に治療する方法に関する。
また、本発明の改変抗体は、他の抗体、特に、本発明の改変抗体が向けられてい
る疾患と関連する他のマーカー(エピトープ)と反応性のヒトモノクローナル抗
体と組み合わせて使用してもよい。
また、本発明の改変抗体は、化学療法剤または免疫抑制剤と組み合わせて投与す
る分離投与組成物として使用してもよい。用いる剤の適当な組合せは、当業者で
あれば通常の技術を用いて容易に決定することができる。かかる組み合わせの一
例としては、ヒトにおけるR3V感染の治療を促進するために、HuR8V19
VHFNS/HuR3V19VKとして知られている本発明の改変抗体を、抗ウ
イルス剤リバビリンと組み合わせて投与しそもよい。
本発明の一つの医薬組成物は、イムノトキシン(すなわち、二成分により特徴づ
けられ、インビトロまたはインビボで選択細胞を殺すのに特に有用な分子)にお
ける本発明の抗体の使用よりなる。一つの成分は、付着または吸収された場合に
細胞に通常致命的である細胞障害剤である。第二の成分は、デリバリ−・ビヒク
ル(delivery vehicle)として知られており、例えばガン腫よ
りなる細胞のような個々の細胞型に毒性剤を輸送するための手段を提供する。こ
の二成分は普通、種々のよく知られた化学的手法のいずれかにより化学的に結合
している。例えば、細胞障害剤がタンパク質であり第二の成分が無傷の免疫グロ
ブリンである場合、該結合はへテロニ官能架橋剤、例えばカルボジイミド、グル
タルアルデヒドなどによるものであってもよい。種々のイムノトキシンが当該分
野でよ(知られてい種々の細胞障害剤が、イムノトキシンにおける使用に適し、
とりわけ、放射性核種、例えばメトトレキセートのような化学療法薬、例えばリ
ポソーム阻害タンパク質(例、リンノ)のような細胞障害タンパク質を包含して
もよい。
該イムノトキシンのデリバリ−成分は、本発明のヒト様免疫グロブリンを包含ト
する。無傷の免疫グロブリンまたはそれらの結合フラグメント、例えばFab
が1 好ましく使用される。典型的には、該イムノトキシンにおける抗体は、ヒ
トIgMまたはrgGイソタイプのものであるが、所望により、他の哺乳動物の
定常領域を使用してもよい。
本発明の改変抗体および医薬組成物は、例えば皮下、筋肉内または静脈内のよう
な非経口投与に特に有用である。非経口投与のための組成物は、普通、許容しう
る担体、好ましくは水性担体に溶解された本発明の改変抗体の溶液またはその反
応混液よりなる。例えば水、緩衝水、0.4%食塩水、0.3%グリシンのよう
な種々の水性担体を使用してもよい。これらの溶液は無菌であり、一般に顆粒物
を含まない。これらの溶液は、通常のよ(知られた滅菌技術により滅菌してもよ
い。該組成物は、例えばpH調整剤およびW!衝剤などのような生理学的条件に
近づけるのに要する医薬上許容しつる補助物質を含有してもよい。かかる医薬製
剤中の本発明の改変抗体の濃度は、約0.5%未満から、通常的1%または少な
くとも約1%から、15または20重量%まで広く変化してもよく、選択する個
々、の投与方法により、生として液体容量、粘度などに基づき選択される。
したがって、筋肉的注射のための本発明の医薬組成物は、1mLの滅菌緩衝水お
よび50mgの本発明の改変抗体を含有させて調製することができる。同様に、
静脈内注入のための本発明の医薬組成物は、250m1の滅菌リンガ−溶液およ
び150m]の本発明の改変抗体を含有させて作ることができる。非経口投与可
能組成物を調製する実際的な方法はよく知られており、当業者に明らかであり、
例えばレミントシンズ・ファーマシューティカル・サイエンス(Remingt
on’s Pharmaceutical 5cience) 、15版、マッ
ク・パブリッシング・カンパニー(1!ackPublishing Comp
any) 、イーストン(Easton) 、ペンシルベニアにより詳細に記載
されている。
本発明の改変抗体は、凍結乾燥して貯蔵し、使用前に適当な担体中で復元させる
ことができる。この技術は、通常の免疫グロブリンで有効であることが示されて
おり、当該分野で公知の凍結乾燥および復元技術を使用することができる。
意図する結果に応じ、本発明の医薬組成物を予防的および/または治療的処理の
ために投与することができる。治療的適用においては、ある疾患に既に罹患して
いる患者に、該疾患およびその合併症を治し、または少なくとも部分的に進行を
抑えるのに十分な量の組成物を投与する。予防的適用においては、本発明の抗体
またはその反応混液を含有する組成物を、未だ疾患状態にない患者に投与して患
者の抵抗性を増強させる。
治療医師が選択する用量レベルおよび様式により、該医薬組成物の単一または複
数投与を行うことができる。いずれの場合においても、本発明の医薬組成物によ
り、効果的に患者を治療するのに十分な量の本発明の改変抗体が与えられるべき
である。
また、本発明の改変抗体は、抗体と同様の療法で有用なペプチド性または非ペプ
チド性化合物(模倣物)のいずれかの設計および合成のために使用してもよいこ
とを注記すべきである(例えばサラゴビ(Saragovi)ら、サイエンス(
Science) 、253.792−795 (1991)参照)。
本発明のもう一つの態様は、R3Vに感染したマウスを保護しかつ治療するモノ
クローナル抗体の標的であることが示されているR5VのF(融合)タンパク質
の特異的エピトープの知見にある。さらにまた、かかるモノクローナル抗体のF
abフラグメントがインビボ感染からマウスを保護することが示される。したが
って本発明はまた、R3VのFタンパク質のかかる特異的エピトープ:かかるエ
ピトープに向けられているモノクローナル抗体:およびかかるモノクローナル抗
体のFabフラグメントに関する。さらに本発明は、治療的、非毒性量のかかる
モノクローナル抗体またはFabフラグメントおよび医薬上許容しうる担体また
は希釈剤よりなる医薬組成物、および有効量のかかるモノクローナル抗体または
Fabフラグメントをヒトまたは動物に投与することを特徴とする、R3Vg染
の治療を要するヒトまたは動物におけるR8V感染を予防的または治療的に始末
発明は、微生物に特異性を有する改変抗体、およびかかる抗体をコードするDN
Aを提供する。これらの抗体は、一つの源からのIg定常領域および可変領域、
および異なる源からの−またはそれ以上のCDRよりなる。
さらに、抗原結合親和性のために重要な可変領域フレームワークにおけるアミノ
酸置換を記載する。また本発明は、哺乳動物細胞宿主において改変抗体を生産す
るベクターを提供する。本発明は、動物およびヒトにおける感染の予防および治
療に要する性質を組み合わせた改変抗体の提供に特lこ適する。例えば、微生物
に特異性を有する非ヒト抗体を改変して、ヒトにおいて最小免疫反応を誘導する
口火化」抗体を生産してもよい。特に本発明は、ヒトにおけるR3V感染に対す
る動物モデルにおいて有効であり、非常に多様なヒトのR3Vの臨床的単離物を
認識することが示されている、R3Vに特異性を有する「人化」抗体を提供する
。
また本発明は、異なる源からのCDRの抗原結合能を保持するために可変領域フ
レームワークのアミノ酸に最小修飾を施す方法を提供する。該方法は、抗原結合
親和性のために潜在的に重要な可変領域フレームワークにおける段階的改変およ
び個々のアミノ酸の試験を含む。該方法は、CDRと同様の源からのフレームワ
ークアミノ酸の主要な導入をさける。
以下、実施例により本発明を例示するが、本発明を限定するものではない。
実施例
以下の実施例において、全ての必要な制限酵素、プラスミド、ならびに他の試薬
および物質は特記しない限り商業的な供給源から入手された。
以下の実施例において、特記しない限り、全ての普遍的クローニング、連結およ
び池の組換えDNA法は、ニューヨーク州コールド・スプリング・ハーバ−のコ
ールド・スプリング・ハーバ−・ラボラトリ−(Cold Spring Ha
rborLaboratory)によって発行されている[モレキュラー・クロ
ーニング、ア・ラボラトリ−・マニュアル(Molecular Clonin
g、A Laboratory mannual)J(1982)ティ・マニア
ティス(T、 Maniatis)ら編(以下、「マニアティスら」と記す)の
記載に従って行った。
以下の実施例において、以下の略語を使用してもよい・dCTP デオキシンチ
ジン三リン酸
dATP デオキシアデノシン三リン酸dGTP デオキシグアノシン三リン酸
dTTP デオキシチンオシンミリン酸(deoxythysiodine t
riphosphate)DTT ジチオトレイトール
DMEM ダルベツコ修飾イーグル培地PBST トゥイーン(Tveen)2
0(pH7,5)含有リン酸塩緩衝化生理食塩水
改変抗体
実施例1〜3は本発明の改変抗体のFl製を記載する。
実施例1− RSVに対して特異的な改変抗体の製造これらの改変抗体を製造す
るのに使用されるドナーCDRの供給源はRSVの融合(F)蛋白に対して特異
的なネズミ・モノクローナル抗体R5V19であった。
R3V19ハイブリドーマ細胞株は、イギリス、アールジー16・0エヌエヌ、
バーゲス、ニア・ニューバリー、コンプトンのインスティチュート・フォー・ア
ニマル・ヘルス、コンプトン・ラボラトリ−(In5titute for A
nimal Health。
Compton Laboratory)、シエラルディン°ティラー(Ger
aldine Taylor)博士から入手した。RSVに対して特異的なモノ
クローナル抗体を分泌するハイブリドーマ細胞株の単離方法は、ティラー(Ta
ylor)ら、イムノロジー(I mmunology)、52 (1984)
第137〜142頁によって開示されている。
細胞質RNAは、ファムo 口(F avaloro)ら、(1980)、メソ
ッズ・イン・エンサイモo ノー(Methods in Enzymolog
y)、第65巻、第718〜749頁の方法によってR9V19ハイブリドーマ
細胞株から調製され、cDNAは以下のとおり、Ig可変領域プライマーを使用
して合成した:■g重鎖可変(VH)領域に関しテハ、プライマーVHIFOR
(5’TGAGGAGACGGTGACCGTGGTCCCTTGGCCCCA
G3″)を使用し、1g軽鎖可変(VK)領域に関しテハ、プ5イv−VKIF
OR(5°GTTAGATCTCCAGCTTGGTCCC3°)を使用した。
CDNA合成反応は、全jL 50 富1(D、RNA 20m9.0,4mM
VHIFORまたはVKIFOR,各々250mMのdATPSdCTP、d
GTPおよびdTTP、50mM トリス(Tris)−HCI pH7,5,
751M KCI、10zMDTT。
3mM MgC1zおよびRNase阻害薬(連合王国、ミルトン・ケインズの
ファルマシア(P harmacia)) 27ユニツトからなった。試料を7
0℃で10分間加熱し、30分間かけて42℃にゆっくりと冷却した。次いで、
100mMMLVリバーストランスクリプターゼ(連合王国、ペイズリ−のライ
フ・テクノロジズ(LifeT echnologies)を添加し、42℃で
1時間インキュベーションを続けた。
次いで、サイキ(Saiki)ら、サイエンス(Science)、239、(
1988)、第487〜491頁に記載の複製連鎖反応(PCR)を使用して、
VHおよびVKcDNAを増幅した。このようなPCRに関して、使用したプラ
イマーは以下のVHIBACK(5’AGGTSMARCTGCAGSAGTC
WGG3°)、および
VKIBACK(5°GACATTCAGCTGACCCAGTCTCCA3’
)(ここで、M=CまたはA、S=CまたはG、W=AまたはTである)。
プライマーVHIFOR,VKIFOR,VHIBACKおよびVKIBACK
lならびにマウスIgDNAのPCR増幅に関するそれらの使用け、オーランデ
ィ(○rlandi)ら、プロン−ディンゲス・オフ・ナショナル・アカデミ−
・オフ・サイエンシズ−、:L −−!スーzイ(Proc、 Nat、 Ac
ad、 Sci、 U S A)、86.3833−3937(1989)によ
って開示されている。
V H(7) P CR[I:関しテハ、DNA/プライマー混合物は、RNA
/cDNAハイプリント5冨!および領5冨M VHIFORおよびVHIBA
CKプライマーからなっていた。VKのPCR増幅に関しては、DNA/プライ
マー混合物は、RNA/cDNAハイブリッド5xlおよび領51M VHIF
ORおよびVKIBACKプライマーからなっていた。これらの混合物に、各々
20ChMのdATP、dCTP、dGTPおよびdTTP、IOIM トリス
(Tris)−HC/(pH8゜3)、5QzMKC1、l、DIM MgCl
2.0.01%(w/v)ゼラチン、0.01%(v/v)トゥイーン(Tve
en) 20. 0.01%(v/v)ノニデット(Nonidet)P2Oお
よびTaq DNAポリメラーゼ(アメリカ合衆国、オハイオ州クリーブランド
のユナイテッド・ステイク・バイオケミカルズ(United 5tatres
B iochemicals)) 2ユニツトを添加した。試料を94℃、1分
、60℃、1分。
72℃、2分のPCRの25熱サイクルに付し、最後に72℃で5分間付した。
クローニングおよび配列決定について、増幅したVHDNAを低融点アガロース
ゲル上でおよびE 1utip−dカラムクロマトグラフィー(ドイツ、デュソ
セルのンユライヒャー・アンド・ンユール(Schleicher and 5
chuell))によって精製し、ファージN113(連合王国、ミルトン・ケ
インズのファルマシア(Pharmacia))にクローン化した。普遍的クロ
ーニングおよび連結法は、ニューヨーク州コールド・スプリング・ハーバ−のコ
ールド・スプリング・ハーバ−・ラボラトリ−(ColdSpring Har
bor Laboratory)によって発行されている「モレキュラー・クロ
ーニング、ア・ラボラトリー−マニュアル(Molecular Clonin
g、 A Laboratorymannual)J(1982)ティ・マニア
ナイス(T、 Maniatis)らW(以下、「マニアナイスら」と紀す)の
記載に従った。VHDNAは、Ml 3 mpl 8/ 19(連結王国、ミル
トン・ケインズのファルマンア)のSmar部位に直接連結されるか、またはP
stTによる消化の後にM13tg131(連合王国、リトル・チャルフォント
のアマーノヤム・インターチン−1ナル(Amersham I nterna
tional))のPst1部位に連結された。増幅したVKを同様にゲル精製
し、以下の別法によってクローン化した・
M13mp19(Sma1部位)へのPvull消化M13mp18/19(S
a+aI −BamH1部位)へのPvulIおよびBglI[消化M13tg
131(EcoRV −Bgln部位)へのpvulIおよびBglI[消化M
13tg131(Smal −BgLII部位)へのBglII消化。
得られた重複クローンの収集物を、シークエナーゼ(アメリカ合衆国、オハイオ
州クリーブランドのユナイテッド・ステイク・バイオケミカルズ(United
S tates B iochemicals)を使用してジデオキシ法(サン
ガー(S nger)ら、プロシーディンゲス・オフ・ナショナル・アカデミ−
・オフ・サイエンシズ・ニーニスエイ(Proc、 Nat、 Acad、 S
ci、 USA)、74(1977)第5463−5467頁)によって配列決
定した。
各々、第1図および第2図に示すような、RSV19VHおよびVKの配列から
、CDR配列は、他のVHおよびVK配列によるコンピューター補助配列を使用
して、シーケンンズ・オフ・プロテインズ・オフ・イムノロジカル・インクリス
ト(Sequences of Proteins of I mmunolo
gical I nterest)(ニー −xス・デプト・オフ・ヘルス・ア
ンド・ヒユーマン・サービシズ、ニー・ニス・ガバーンメント・プリンティング
・オフィス(US Dept of Health anct HumanSe
rvices、 US Government Printing 0ffic
eX1987))におけるカバソト(Kabat)らの方法に従って明らかにし
た。
ネズミRSV19 CDRのヒトフレームワークへの移入は部位特異的突然変異
誘発によって達成された。使用したプライマーは以下のものであった。
VHCDRI 5’CTGTCTCACCCAGTGCATATAGTAGTC
GCTGAAGGTGAAGCCAGACACGGT3’VHCDR25°CA
TTGTCACTCTGCCCTGGAACTTCGGGGCATATGGAA
CATCATCATTCTCAGGATCAATCCA3’
VHCDR35’CCCTTGGCCCCAGTGGTCAAAGTCACTC
CCCCATCTTGCACAATA3゜VKCDRI 5’CTGCTGGT
ACCATTCTAAATAGGTGTTTCCATCAGTATGTACAA
GGGTCTGACTAGATCTACAGGTGATGGTCA3’VKCD
R25’GCTTGGCACACCAGAAAATCGGTTGGAAACTC
TGTAGATCAGCAG3’VKCDR35’CCCTTGGCCGAAC
GTCCGAGGAAGATGTGAACCTTGAAAGCAGTAGTAG
GT3’突然変異誘発に関するDNA鋳型は、VHおよびVKドメインに関して
、各々、セリンからフェニルアラニンのアミノ酸27の置換(リーヒマン(Ri
echmann)ら、前記引用文献を参照)によって結晶学的に解明された蛋白
、NEW(ソウル(Saul)ら、ジャーナル・オフ・バイオロジカル・ケミス
トリー(J、Biol、Chem、)、53(1978)、第585〜597頁
に開示された)、および、REICニップ(E pp)ら、ヨーロピアン・ジャ
ーナル・オフ・バイオケミストリー(Eur、J。
B iochem、 )、45(1974,)、第513〜524頁に開示され
た)から誘導されたヒトフレームワーク領域からなっていた。CDRと無関係な
ヒトフレームワークからなっているM13ベース鋳型はリーヒマンら、ネイチャ
ー(Nature)、332 (1988)による記載に従って製造された。
ヒトVHおよびVK遺伝子のオリゴヌクレオチド部位特異的突然変異誘発はナカ
マイエ(N akamaye)ら、ヌークリイック・アソソズ・オフ・リサーチ
(Nucl。
Ac1ds Res、)14(1986)第9679〜9698頁の方法に基づ
いた。
M13におけるVHまたはVK−末鎖1)NA 5as+に3個のマウスCDR
(相補性決定領域)配列をコードする3個のVHまたはVKリン酸化オリゴヌク
レオチドの各々の2倍モル過剰量を添加した。70℃への加熱によってプライマ
ーを鋳型にアニールし、37°Cにゆっ(りと冷却した。アニール化DNAに、
反応容量5Qmlのフレノウ断片(連合王国、ペイズリ−のライフ・テクノロン
ズ)6u:T4 CNAリガーゼ(連合王国、ペイズリ−のライフ・テクノロジ
ズ)6u、各々、0.5重Mの以下のヌクレオシド三リン酸CdATP、dGT
P、dTTPおよび2゛−チオキシシチジン5’−0−(1−チオトリホスフェ
ート)(チオdCTP)+ 60露MトリスーHC1(pH8,0): 6gM
MgCIx: 5mM DTT(連合王国、プールのシグマ(S igma)
) :および10mMATPを添加した。この混合物を16℃で15時間インキ
ュベートした。次いで、DNAをエタノール沈澱し、親鎖を切断するが無傷のチ
オdCTPを含有する新しく合成した鎖を残すNci I (連合王国、ペイズ
リ−のライフ・テクノロジズ)5ユニツトで消化した。次いで、5Qxlの60
翼MトリスーHCI(pH8,0)、0.66冨M MgCl2、および11M
DTT中のエキソヌクレアーゼ■(連合王国、ミルトン・ケインズのファルマ
シア)100ユニツトで30分間消化することによって親鎖を除去した。次いで
、5Qxlの6(0冨Mトリス〜HCI!(pH8,0)、6露M Mg(J’
、、5諺M DTT、1011M ATPおよび各々05鳳MのdATP、dC
TP、dGTPおよびdTTP中のDNAポリメラーゼI(連合王国、ペイズリ
−のライフ・テクノロジズ)3ユニツト、T4DNAリガーゼ2ユニットの添加
を介して修復した。該DNAをマニアナイスらの方法によってコンピテント・イ
ー・コリ(E、coli)TG 1細胞(連合王国、リトル・シャルフォント、
アマ−ジャム・インターナショナル)に形質転換した。
メッシング(Messing)の方法[(1983)、メソッズ・イン・エンザ
イモロンーCMethods in Enzymology)、101、第20
〜78頁]によって、個々のプラークから一本鎖DNAを調製し、配列決定した
。単一または2倍突然変異体が得られると、3倍CDR突然変異体が得られるま
で、これらを、適邑なオリゴヌクレオチドを使用することによって突然変異誘発
の循環に付した。
発現ベクトルにおいてCDR置換VFおよびVK遺伝子をクローン化して(マニ
アナイスらの方法による)、各々、第3図および第4図に示すプラスミドを得た
。当該ブラフ、ミFをpHuR3V19VHおよびpHuR5V19VK と称
した。
pHuR3V19VHに関して、Ig重鎖プロモーター(第3図および第4図)
、適当なスプライス部位およびシグナルペプチド配列(第3図および第4図)と
−緒のCDR置換VH遺伝子を、HindDIおよびBamHIによる消化によ
ってM13から切除し、ネズミ1g重鎮エンハンサ−(第3図および第4図)、
SV40プロモーター(第3図および第4図)、哺乳動物細胞における選択のた
めのgpt遺伝子(第3図および第4図)およびイー・コリ(E、coli)に
おける複製および選択に関する遺伝子(第3図および第4図)を含有する発現ベ
クターにクローン化した。次いで、BamHI断片としてヒ)IgG1定常領域
を付加した(第3図および第4図)。
pHuR3V19VKプラスミドの構築は、gpt遺伝子がハイグロマイシン耐
性遺伝子によって置換されており(第3図および第4図)、ヒト・カッパ鎖定常
領域を付加した(第3図および第4図)以外は実質的に同一であった。
慣用方法を使用して、pHuR3V19VH10m9およびpHuR5V19V
K20籾をpvulで消化した。DNAを一緒に混合し、エタノール沈澱し、水
25dに溶解した。約10’(IllのYB210細胞(アメリカ合衆国、メリ
ーランド州ロックビルのアメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(Am
erican TypeCulture Co11ection))を半集密に
増殖させ、遠心によって収穫し、キュベツト中で消化したDNAと一緒にDME
M(連合王国、ペイズリ−のギブコ(Gibco))Q、5mlに再懸濁した。
水上で5分後、該細胞に960uFで170Vの単一パルスを与え(アメリカ合
衆国、カリフォルニア州すッチモンドのパイオーラッド(Bio−Rad)、シ
ーン−パルサー(Gene −Pu1ser))、さらに20分間水中に放置し
た。次いで、該細胞をD M E M÷10%つ/拍児血清20友1中に入れ、
48時間再生した。その後、細胞を24ウエル・プレートに分布し、選択培地を
塗布した(DMEM、10%ウシ胎児皿清、0.8画g/冨lミコフェノール酸
および250mq/mnキサンチン)。3〜4日後、培地および死亡細胞を除去
し、新しい選択培地と交換した。トランスフェクトされたクローンは10〜12
日後に肉眼で見ることができた。
慣用のELISA法によってトランスフェクトされた細胞を含有するウェルの培
地におけるヒト抗体の存在を測定した。微量滴定プレートをウェル当たりII+
9のヤギ抗ヒト1.gG(ガンマ鎖特異的)抗体(連合王国、クローリイ・ダウ
ンのセーラーラブーリミテッド(Sera−Lab−Ltd、))で4℃で一晩
被覆した。PBST(0,02%ヒトイーン(Tveen) 20 x (pH
7,5)含有リン酸塩緩衝化生理食塩水)で洗浄した後、トランスフェクトント
を含有するウェルからの培養培地10Qmlを各微量滴定ウェルに37℃で1時
間添加した。次いで、該ウェルを空にし、PBSTで洗浄し、ベルオキシダーゼ
・コンジュゲート・ヤギ抗ヒトIgGまたはペルオキシダーゼ・コンジュゲート
・ヤギ抗ヒト・カッパ定常領域抗体(共に、連合王国、クローリイ・ダウン、セ
ーラーラブーリミテッドから入手した)をウェル当たり1100nで添加した。
次いで、プレートを37℃で1時間インキユベートシた。次いで、該ウェルを空
にし、PBSTで洗浄した。5QmMクエン酸ナトリウム、5(bMリン酸ナト
リウム(pH5,0)および0.003%(v/v)H202中340−q/冨
!のO−フェニレンジアミンをウェル当たり200iIlで添加した。ウェル当
たり50@iで12.5%硫酸を添加することによって1〜5分後に反応が停止
された。次いで、492r+mでの吸光度を分光光度的に測定した。
pHuR8VVHおよびpHuRsVVKでコトランスフェクトされたトランス
フェクト細胞株から分泌されたヒト化(humanised)抗体HuR5V1
9VH/VKを蛋白Aアガロースカラム(連合王国、ルウニスのベーリンガー・
マンハイム(Boehringer Mannheim))上で精製し、ELI
SAアッセイでR8Vウィルスへの結合について試験した。ウソ腎臓(CK)
細胞からなる抗原をRSV(オーストラリアの子供から入手したRSVのA2菌
株、ルイス(LeWis)ら、Med、 J 。
Au5tralia、 48.932−933(1961)に開示された)で感
染させ、0.5%(v/v)NP40洗浄剤で処理して細胞溶解物を得た。同様
に、非感染CK細胞を使用して対照細胞溶解物を調製した。微量滴定プレートウ
ェルを感染細胞溶解物または対照細胞溶解物のいずれかで被覆した。抗原被覆プ
レートを、37℃で1時間、PBSTでブロックし、PBSTで洗浄し、その後
、ヒト化抗体を適用した(すなわち、HuR5V19VH/VK)。37℃で1
時間後、ウェルを空にし、PBSTで洗浄し、ウェル当たりヤギ抗ヒトIgG抗
体(連合王国、クローリイ・ダウン、セーラ・ラブーリミテンド)20On9を
添加した。37℃で1時間後、該ウェルを空にし、PBSTで洗浄し、ホースラ
ディツシュ・ペルオキシダーゼ、コンジュゲート・ウサギ抗ヤギIgG抗体(連
合王国、プールのノグマ)の1 : 1000希釈液2001j’を添加した。
37℃で1時間後、該ウェルを空にし、PBSTで洗浄した。各ウェルに基質緩
衝液(50菖Mクエン酸ナトリウム、501Mリン酸ナトリウム(pH5,0)
および1003%(V/V)H202中340mg/mlの0−フェニレンジア
ミン)20(bfflを添加した。12.5%硫酸5ONlの添加によって反応
を停止した。次いで、492nllでの吸光度を測定した。抗体HuR,5VV
H/VKはネズミR3■19抗体よりも低い親和性であるがRSVに結合した。
実施例2−高親和性結合を生じる最小可変領域フレームワーク修飾を達成するべ
(設計された方法によるRSVに対して特異的な高親和性抗体の製造
本発明の方法は以下の順番の改変および試験の工程を含む:1、CDRとの相互
作用について臨界であることが知られている個々のフレームワークアミノ酸残基
を一次抗体および改変CDR置換抗体において比較する。
例えば、重鎮アミノ酸残基94(カバット番号、カバッh(Kabat)ら、前
記引用文献を参照)を−次体(ドナー)および改変抗体において比較する。この
位置のアルギニン残基は、101位の不変重鎮CDRアスパラギン酸残基と相互
作用すると考えられる。
アミノ酸94が改変抗体のフレームワークではなく一次抗体のフレームワークの
アルギニンからなる場合、改変抗体のアルギニン94からなる副重鎖遺伝子が製
造される。逆の場合、すなわち、−次抗体ではなく改変抗体フレームワークが9
4位のアルギニン残基からなる場合では、94位の初期アミノ酸からなる副重鎮
遺伝子が製造される。さらなる分析の前に、これに基づいて製造された副プラス
ミドを高親和性改変抗体の製造について試験する。
2 カハット(カバットら、前記文献を参照)に従って定義されたCDRの4個
の残基内のフレームワークアミノ酸を一次抗体において比較する。差異がある場
合、各領域(例えば、VHCDRIの上流)について、該領域の特定のアミノ酸
を改変抗体の対応する領域のものと置換して少数の改変遺伝子を得る。これに基
づいて製造された副プラスミドを高親和性抗体の製造について試験する。
3、−次および改変CDR置換抗体におけるフレームワーク残基を比較し、電荷
、サイズまたは疎水性において大きな差異を有する残基を目だたさせる。これに
基づいて、−次抗体の対応するアミノ酸によって代表される個々のハイライト・
アミノ酸で副プラスミドが製造され、副プラスミドを高親和性抗体の製造につい
て試験する。
当該方法は、RSVに対して特異的なHuR3VVH/VK(実施例1を参照)
から誘導された高親和性改変抗体の製造によって例示される。RSV19VHお
よびpHuRsV19VH間のVH遺伝子配列の比較(第5図を参照)は、4個
のアミノ酸差異のうち3個がアミノ酸27〜30問およびアミノ酸91〜94間
で生じることを示す。か(シテ、pHuR8V19VHNIKおよびpHuR8
V19VHFNSは、前者においては、−次R3V19VHで表されたフレーム
ワークアミノ酸27〜30および91〜94および後者においてはアミノ酸91
および94で製造された。実施例1に記載したオリゴヌクレオチド部位特異的突
然変異誘発を使用して、M13のHuR3V19VH遺伝子の突然変異誘発のた
めに以下のオリゴヌクレオチドを使用した・
pHuR5V19VHNIK −5’ATATAGTAGTCTTTAATGT
TGAAGCCAGACA3’
pHuR3V19VHFNs −5’CTCCCCCATGAATTACAGA
AATAGACCG3’。
実施例1で詳述したようなELISAアッセイで、洗浄剤抽出されたウィルス感
染細胞から調製されたR5V抗原への結合に関する分析についてヒト化HuR3
V19VHFNS/HuR3V19VK抗体を試験した。第6図は、HuR5V
19VH/vKにおける■H残基91〜94の、マウスR8V19VH由来のV
H残基との置換が抗原結合レベルを部分的に回復したことを示す。抗原として無
傷A型RSウィルス(長い菌株)を使用したELISAアツセイを使用してHu
FNS結合特性のさらなる分析を行った。このようなさらなる分析力Xらのデー
タ(第6図に示した)は、R3M19およびHuR3V19VHFNS/HuR
3V19VK抗体の無傷非変性RSウィルスに結合する能力間のし)ずれの差異
も/JXさ0こトラ示ス。コノサラする分析は、R2M17また1tHuR3V
19VHFNS/HuR3V19VKで見られたよりも非常に低しλが、HuR
8V19VH/VKの無傷ウィルスへの検出可能な結合も示した。かくして、こ
のさら1こなる分析力1ら(7)チー9ハ、天然抗原ニ対する親和性がHuRS
V19VHFNS/HuR3V19VKmAbにおいて回復したことを示唆する
。RSV F蛋白Iこ対するHuR3V19VHFNS/HuRSV19VKの
特異性は、CH○細胞(二おL\て発現されたトランケートされた可溶性F蛋白
構築物を使用する慣用のウェスタン・プロ・ソト分析によって示された。
実施例3− RSVに対して特異的な改変抗体の特異性および生物学的活性R,
S Vに対して特異的なヒト化抗体の有効な臨床学的有用性を評価するために、
、24RSV臨床学的単離体への結合の免疫蛍光分析を行った。該単離体(′1
ブ]ノストール・パブリック・ヘルス・ラボラトリ−(Bristol Pub
lic HealthL aboratory) (イギリス、ブリストール)
Iこよって1983−84年の冬の間(二子供から採取したものであり、RSV
の主要な両すブグループを表した。13個の単離体をサブグループAとして、1
1個の単離体をサブグループBとして血清型を分けた。R3V里離体で感染され
たHeLaまたはMA104細胞を組織培養物中で増殖させた。細胞が細胞変性
効果の証拠を示した場合、PBS中0.02%(w/v)EDTA(エチレンン
アミン四酢酸)ニナト1ノウム201IlおよびPBS中0.25%(w/v)
トリプシン3xllを添加し、細胞懸濁液をPTFE被覆スライド(ポリテトラ
フルオロエチレン被覆スライド)(連合王国、エセ・ソクスのヘンドリイ(He
ndley))のウェル中にスポットした。37℃で3時間の後、該スライドを
乾燥し、80%アセトン中に固定した。細胞を、室温て1時間、モノクローナル
抗体(すなわち、ヒト化抗体HuR5V19VHFNS/HuR8〜′19〜′
に1またはネズミ抗体R3V19)で塗布した。広範囲にわたって洗浄した後、
フルオレセイン・コンジュゲート・ウサギ抗マウスIgG(オランダ、チルブル
グのノルディック・ラボラトリーズ(Nordic Laboratories
))またはフルオレセイン・コンジュゲート・ヤギ抗ヒトIgG1(アメリカ合
衆国、アラバマ州バーミンガムのサザン・バイオテクノロジー(Souther
n Biotechnology))のいずれかを添加し、インキュベーション
を繰り返した。さらに洗浄した後、細胞をグリセロール中に1き、UV先光下試
験した。
第1表は、ヒト化抗体HuRSV19VHFNS/HuR3V19VKおJ:び
ネズミ抗体R5V19に関する比較免疫蛍光の結果を示す。このデータは、臨床
学的単離体の100%がヒト化抗体および不ズミ抗体の両方によって認識される
ことを示す。このようなデータは、ヒト化抗体が主要なR3Vサブグループの両
方からなるほとんどの臨床学的単離体の認識に関する有効性を有することを示す
。
!1嚢
ヒト化抗R3Vの臨床学的単離体への結合0宰 十、十+、+十+および++十
+は、観察された蛍光化細胞の相対的な数を表し、感染した細胞の割合を表す。
次に、融合抑制アッセイでイン・ビトロにおける生物学的活性について、ヒト化
抗体HuR3V19VHFNS/HuR8V19VKを試験した。MA104細
胞の懸濁液を、細胞当たり0.0IPFU(プラーク形成ユニット)のra、
o、 i、 (感染の多重性)で、R3Vで感染した。37℃で1時間後、10
’/mj!で細胞2111をチューブ中のガラスカバースリップに分布した。3
7℃でさらに24時間後、培養培!’l)化抗体HuR3V19VHFNS/H
uR3V19VKの希釈物を含有する培地に代えた。24時間後、カバースリッ
プ培養物をメタノール中に10分間固定し、メイ・グランワルド(May Gr
unvald)染料(連合王国、プールのビーディエイチ・ケミカルズ・リミテ
ッド(BDHChemicals Ltd、))で染色した。第2表ハ、巨細胞
171MIfの抑制+1:おけるHuR3V19VHFNS/HuR3V19V
Kの増加する濃度の効果を示す。下記第2表に示したデータは、A型RSV誘発
細胞融合ノ抑制ニオケルヒト化抗体HuR8V19VHFNS/HuRSV19
VKの生物学的活性t−示t。RSVI9対HuR3V19VHFNS/HuR
8V19VKに関する融合抑制力価が比較可能であり、天然ウィルス抗原に対す
る親和性がHuRSV19VHFNS/HuRSV19VKにおいて充分に回復
したというさらなる証拠を提供することをさらなる研究が示したことは注意すべ
きである。
ヒト化抗体HuR8V19VHFNS/HuR3V19VKは、(A型RSV誘
発細胞融合の抑制を示すために前記で使用したものと同様にの方法を使用して)
B型R3V(菌株8/60)誘発巨大細胞融合の用量依存性抑制を示すことも判
明した。
夷ヱム
825X対物顕微鏡レンズで20@で2以上の核を有する細胞の数を数えた。
次に、ヒト化抗体HuR5Vユ9VHFNS/HuR3V19VKをR8Vマ’
)ス感染モデルにおけるイン・ビボての産物学的活性について試験した。BAL
B/Cマウス(チャールズ・リバーズ(Charles Rivers)がら入
手した 特異的病原を持たないカテゴリー4標準)を、ヒトRSVのA2菌株(
ティラー(Taylor)ら、イン7 エクンヨン・アンド・イムニティ(I
nfection and I mmunity)、43(1984)、第64
9〜655頁+:記載すttr イル) 10 ’ P F Uテ鼻腔内テ攻撃
した。ウィルス感染の1日前または感染の4日後に、マウスのグループ吐ト化抗
体25翼9を投与した。
抗体の投与は、鼻腔内(i、 n、 )または腹腔内(i、p、)経路によるも
のであった。R8V感染の5日後、マウスを殺し、R5V PFUについて肺を
アッセイした(ティラーら、インフエクション・アンド・イムニティ、43(1
984)第649〜655頁を参照)。下記第3表のデータは、マウス当たり2
589の単回投与量でHuRSV19VHFNS/HuR5V19VKがR3V
感染の予防および治療に非常に有効であることを示す。
K−1はR3V3V感染前のHuR3V19VHFNS/HuR5V19VK抗
体の投与を表し、+4は感染の4日後の抗体の投与を表す。
’i、p、−腹腔内、1.n、−鼻腔内。
−ウィルスPFUは、肺1g当たりのPFUに調節した10%(W/V)肺ホモ
ジネート(ティラーら、前記文献を参照)の希釈液からのウィルス力価として表
す。
1g当たりの<1.71og+oPFUは、肺ホモジネート10%の出発希釈液
においてウィルスが検出されなかったことを意味する。
HuR3V19VHFNS/HuRSV19VKは、前記と同様な方法を使用し
て、B型R3V(菌株8/60)で攻撃されたマウスに予防的に投与した場合の
イン・ビボにおいて活性であることを示した。さらに、ヒト化抗体HuRSV1
9VHFNS/VKは、前記方法と同様の方法を使用して、B型RSV(菌株8
760)で攻撃されたマウスに予防的に投与した場合のイン・ビポにおいて活性
であることも示した。
本発明は、R3V19またはR3V2Oがドナー・モノクローナル抗体である本
発明の改変抗体の有効なヒトR9V感染抑制投与量を必要なヒトに投与すること
からなる、必要なヒトのヒトRSV感染を予防する方法にも関する。
本発明は、RSV19またはR5V2Oがドナー・モノクローナル抗体である本
発明の改変抗体の有効なヒトRsV感染抑制投与量を必要なヒトに投与すること
からなる、必要なヒトのヒトR5V感染を治療学的に治療学的に治療する方法に
も関する。
ヒトにおいてR5V感染を有効に予防するために、R3V19またはR8V2O
がHuRSV19VH/VKまたはHuRSV19VHFNS/HuR3V19
VKのようなドナー・モノクローナル抗体である本発明の改変抗体約119/h
9〜20xo/kqの1回投与が非経口的に、好ましくは、i、 v、 (静脈
内)またはi、m、(筋肉内)で投与されるべきであるか、またはこのような抗
体的200μ9/に9〜約2119/kgの一回投与がi、 n、 (鼻腔内)
で投与されるべきである。好ましくは、このような投与量は、R8Vンーズンの
始め(10月〜11月)で開始してR3Vシーズン(3月〜4月)の終わりまで
6週間ごとに繰り返されるべきである。別法とじては、R3Vシーズンの始めに
、HuR3V19VH/VKまたはHuR5V19VHFNS/HuR5V19
VKのようなR3V19またはR5V2Oがドナー・モノクローナル抗体である
本発明の改変抗体約5wql&9〜約100u/kqの1回投与がi、 v、ま
たはi、 rn、で投与されるべきであるか;またはこのような抗体的0゜51
9/kg〜10u/bgの1回投与がi、 n、で投与されるべきである。ヒト
におけるR5V感染を有効に治療学的に治療するために、HuR3V19VH/
VKまた1;LHuR3V19VHFNS/HuR8V19VK(71ようなR
8V19またはR20がドナー・モノクローナル抗体である本発明の改変抗体約
2−g/kg〜約20璽9の1回投与で非経口的に、好ましくはi、 V、また
はi4.で投与されるべきであるか:またはこのような抗体約200μg/kg
〜約2冨9/byがi、 n、で投与されるべきである。このような投与は、所
望により、R3V感染が全滅されるまで適当な時間間隔で繰り返され得る。
本発明の改変抗体は、吸入によっても投与され得る。「吸入」は、鼻腔内および
経口吸入投与を意味する。エアロゾル製剤または目盛り付投与吸入器のような、
このような投与に適当な投与形態は、慣用技術によって調製され得る。例えば、
許容量15〜20mA’のエアロゾル容器に関する吸入による投与のための組成
物を調製するために、ポリソルベート85またはオレイン酸のような滑沢剤0.
2−0.2%と本発明の改変抗体10財とを混合し、該混合物をフレオンのよう
なプロペラント中に、好ましくは(1,2−ジクロロテトラフルオロエタン)お
よびジフルオロクロロメタンの配合物中で分散させ、鼻腔内または経口吸入投与
に適している適当なエアロゾル容器に入れる。さらなる例としては、許容量15
〜20m1を有するエアロゾル容器に関する、吸入による投与のための組成物に
関して、エタノール(6〜8*l)に本発明の改変抗体1011gを溶解し、ポ
リソルベート85またはオレイン酸のような滑沢剤0.1−0.2%を添加し、
フレオンのようなプロペラント中に、好ましくは(1,2−ジクロロテトラフル
オロエタン)およびジフルオロクロロメタンの配合物中で分散させ、鼻腔内また
は経口吸入投与に適している適当なエアロゾル容器に入れる。
好ましい、吸入によって投与されるべき必要なヒトのR8V感染を予防的または
治療学的に治療するための本発明の改変抗体の使用されるべき日用量は1日当た
り約0.119〜約10+gtilh9である。
天然のR,S V感染は、ウソ、ヤギ、ヒツジおよびチンパンジーにおいて報告
された。かくして、例えば、前記方法を使用して、適当なマウス抗体は「ウシ化
(bovinized)Jされ、適当なフレームワーク領域残基改変が行われ、
所望により特異的結合親和性を回復することができる。適当なマウス抗体が生じ
た場合、当業者は、慣用の投与量決定技術を使用して、ウシR3V感染を予防学
的にまたは治療学的に有効な治療するために必要な適当な投与量および計画を容
易に決定することができる。
実施例1〜3は、感染の予防および治療のための改変抗体が改変抗体のレシピエ
ンドによって「自己」として有効に認識される可変領域フレームワークを用いて
製造され得る。可変領域フレームワークへの小さい修飾は、レシピエンドに関す
る感知できる程に免疫原性を増加せずに結合する抗原の大きい増加のために行わ
れ得る。このような改変抗体は感染を有効に予防および全滅させ得る。
かくして、本発明は、重鎮または軽鎖可変ドメインにおける相補性決定部位(C
DR)が動物またはヒトにおける感染疾患の有効な予防および治療に必要な性質
の組み合わせを有する抗体を生じる異なる供給源由来のCDRの類似部分と置換
される改変抗体を提供するものである。好適には、CDR全体を置換した。好ま
しくは、重および軽鎖における可変ドメインがCDR置換によって改変された。
典型的には、マウス抗体由来のCDRはヒト抗体のフレームワーク領域に移植さ
れる。改変抗体は、好ましくは、天然抗体またはそのフレームワークの構造を有
する。
好まし、い抗体は、呼吸性多核性ウィルス(RS V)に対して指向されるもの
であり、好ましくは、R5Vの融合(F)蛋白に対して特異的なものである。こ
の種の特に好ましい抗体は、その重および軽鎖において以下のX末端可変ドメイ
ンアミノ酸配列(下記アミノ酸速記表を参照)を有する。
重’ QVQLQESGPGLVRPSQTLSLTCTVSGF?TAVYC
ΔB(* たtt BJぷシWGSDFT)HV/GQGTTVTVSSアミノ
酸速記表
アミノ酸 3文字略語 1文字記号
アラニン Ala A
アルギニン Arg R
アスパラギン Asn N
アスパラギン酸 Asp D
システィン Cys C
グルタミン Gin Q
グルタミン酸 Glu E
グリシン cty G
ヒスチジン His H
メチオニン Met M
フェニルアラニン Phe F
プロリン Pro P
セリン Ser S
トレオニン Thr T
R3Vの融合(F)タンパクに対する抗体の特異性に必ずしも影響を与えること
なく、可変領域のアミノ酸を変化させることによって、このような改変抗体を更
に改変しうることは、当業者に理解されるところであり、重鎮および軽鎖のアミ
ノ酸の25%程度をも、可変領域フレームワークまたはCDRのいずれか、ある
いはその両方における他のアミノ酸に置換しうることは予想される。このような
改変抗体は、動物およびヒトにおけるRSウィルス(RS V)感染の防御およ
び処置に有効であり得る。
また、本発明は、本発明の改変抗体のコード配列を含む組換えプラスミドと、こ
の改変抗体のコード配列を含む組換えプラスミドでトランスフェクトされた哺乳
類細胞系とを包含する。このようなベクターは、従来の技術によって調製され、
可変領域フレームワークおよび異種起源由来のCDRを含む免疫グロブリン領域
をコードするDNA配列と、改変抗体をコードするDNA配列に作動可能なよう
に連結した適切なプロモータとを適切に含む。このようなベクターは、従来の技
術によって、トランスフェクトされた哺乳類細胞にトランスフェクトされる。
さらに、本発明は、以下の工程からなる、増大した結合親和性を有する改変抗体
を生産するのに必要な改変であって、改変抗体の可変領域フレームワーク内にお
ける最小限の改変を行う方法を包含する:(a)CDRとの相互作用に重要であ
ることが知られているフレームワークアミノ酸の分析、ならびに、単一フレーム
ワークアミノ酸がCDRと同じ起源由来の対応アミノ酸によって置換されている
改変抗体の生産および試験;(b)CDRに隣接するフレームワークアミノ酸の
分析、ならびに、CDRの4残基内における1またはそれ以上のアミノ酸がCD
Rと同じ起源由来の対応アミノ酸によって置換されている改変抗体の生産および
試験:(C)改変抗体内におけるフレームワーク残基の分析、ならびに、単一ア
ミノ酸が、生として電荷、大きさまたは疎水性が異なる、CDRと同じ起源由来
の対応アミノ酸によって置換されている改変抗体の生産および試験。
以下の実施例は、本発明の新規なRSV Fタンパクエピトープに関する。
特異的なRSV Fタンパクエピトープ以下の実施例は、RSVによるインビボ
感染からマウスを防御し、治療する2つのモノクローナル抗体が、RSVのFタ
ンパク内の直鎖エピトープ(この直鎖エピトープは配座(conformati
onal)エピトープの一部でもよい)であって、429位に必須のアルギニン
残基を有する含むFタンパク・コード配列のアミノ酸残基417〜438、また
はその免疫防御部分、例えば、Fタンパク・コード配列のアミノ酸残基417〜
432やFタンパク・コード配列のアミノ酸残基422〜438など(これらに
限定されない)を含む直鎖エピトープを認識することを示す。この新規なエピト
ープ(ここでは、「エピトープ417〜438」と呼ぶ場合がある)は、他の中
和エピトープのスクリーニング、RSVに対する防御薬および治療薬、そして特
に、このエピトープに対するモノクローナル抗体へ向けての適切な標的である。
このエピトープに関する知識によって、当業者は、RSVに対するワクチンとし
て適当な合成ペプチドを規定することができる。また、エピトープ417〜43
8は、ヒトにおけるヒトRSV感染の処置、治療および/または予防にも有用で
ある。
本発明は、このような新規なエピトープに向けられたモノクローナル抗体由来の
Fab断片の、ウィルスによるインビボ感染に対する防御薬および治療薬として
の使用にも適用され、特に、RSVに対する防御に関する。
本発明は、エピトープ417〜438に対して生成したモノクローナル抗体のコ
ード配列を含む組換えプラスミドと、このようなコード配列を含む組換えプラス
ミドでトランスフェクトされた哺乳類細胞系とを包含する。このようなベクター
は、従来の技術によって調製され、可変領域フレームワークおよびCDRを含む
免疫グロブリン領域をコードするDNA配列と、抗体をコードするDNA配列に
作動可能なように連結した適切なプロモータとを適切に含む。このようなベクタ
ーは、従来の技術によって、トランスフェクトされた哺乳類細胞にトランスフェ
クトされる。
実施例4
本実施例は、RSVのFタンパクに対するネズミ・モノクローナル抗体であって
、マウスを感染から防御し、かつ治療するモノクローナル抗体の生産を示す。
ネズミ・モノクローナル抗体(mAb)19および20は以下のように生産した
。
BALB/C7ウス(チャールズ・リバーズ(Charles Rivers)
から入手した特定病原体に非感染のもの)に、ヒト(H)RS VのA2株(ル
イスら[1961,メディカル・ジャーナル・オフ・オーストラリア(Med、
J、 Au5tralia)、 移、 932−933]によって報告)のl
X10’PFUを、3週間あけて、2回、鼻腔内(i、 n、 )接種した。4
か月おいて、これらのマウスに、ウシ(B)RSVの127株(インスティチュ
ート−7t7 ・アニマル・ヘルス(Institute for Anima
l Health) [コンプトン(Compton)、 −’−ア・ニューバ
リー(Near Newbury)、バークス(Berks)、英国]で単離)
の2X10’PFUを、腹腔内(i、p、)接種した。接種の3日後、免疫牌細
胞をN5−1骨髄腫細胞(ウィリアムス(WilliaIls)ら、 1977
、セル(Cell)。
12、663を参照)と融合させた。得られたハイブリドーマを、以前に報告さ
れた放射免疫アッセイおよび免疫蛍光法(ティラー(Taylor)ら、 19
84.イムノロジー(Immunology)、 52.137−142)によ
って、RSVに対する抗体についてスクリーニングし、(コーラ−(Kohle
r)ら[「イムノロジック・メソッズ(Immunologic Method
s)J、 pp397−402.アイ・レフコビッッ・アンド・ビー・ベリス(
1,Lefkovitz& B、 Perris)!、アカデミツク・プレス(
Academic Press)コによって報告されたように)軟寒天上で2回
クローン化し、得られたクローン化細胞を、BALB/Cマウスに接種して、以
前に報告されたように(ティラー(Taylor)ら、 1984. イムノロ
ジー(Immunology)、煕、 137−142を参照)、腹水を生産し
た。
ウィルス・ポリペプチドに対するmAbの特異性は、以前に報告されたように(
ケネディー(Kennedy)ら、 191118. ジャーナル・オフ・ジェ
ネラル・バイロロ/−(J、 Gen Virol、)、 69.3023−2
032を参照)、<SSS>−メチオニンまたは(3H)−グルコサミンで標識
されたRSV感染細胞溶解物の放射免疫沈降法および免疫プロッティング法(タ
ケダ(Takeda)ら、 1985.エレクトロフォレシス(Electro
phoresis)。
β、 492−497を参照)によって決定した。免疫プロッティング法に用い
た抗原は、HR3VのA2株に感染させたHep−2細胞(アメリカン・タイプ
・カルチャー0コレクシヨン(American Type Cu1ture
Co11ection)、 Oツクビル(Rockville)。
メリーランド、USA)またはBR5Vの127株に感染させた一次つシ腎(C
K)細胞(インスティチュート・フォア・アニマル・ヘルス(工n5titut
e for Animallllealth)[コンプトン(Compton)
コで生N)のいずれがであった。非感染のHep−2細胞またはCK細胞を対照
抗原として用いた。
mAbの免疫グロブリン・アイソタイプは、放射免疫拡散キット(セロチック(
Ser□tec)、キッドリントン(Kidlington)、オックスフォー
ドンヤイア(Oxfordshire)、 UK)を用いた免疫拡散法によって
決定した。
mAb19および20の性質を以下の表Aに示す。
’ELISAi:おケル抗原トシテ、HRSV A2株(サブタイプA)、HR
3V8/60株(サブタイプB)およびBRSV 127株を用い、log+o
力価として表された抗体力価。
”5FA=表面蛍光を示すHRSV A2株感染細胞の百分率。
3mAbの1/100希釈液およびウサギ補体によるウィルス感染細胞(持続的
にBRSVに感染させたウシ鼻粘膜細胞)からの比クロム放出率(%)。
’ l Og+oとして表された50%プラーク減少力伍0ゝ鼻腔内感染の前日
に100μlのmAbを腹腔内投与されたマウスの肺におけるRSV A2株の
ピーク力価の減少。
放射標識R3Vの免疫沈降(ブルンダ(Brunda)ら[(1977)ジャー
ナル・オフ・イム10ジー(J、 rmmunol、)、 119.193−1
98)コの方法による)は、mAb19および20が融合(F)グリコプロティ
ンを認識することを示した。このことは、RSVに感染した細胞の非還元および
還元溶解物のウェスタンプロットによって確認された。プロットは、HRP接合
ヤギ抗マウマウ gG (Kp 1.ガイザースバーグ(Gaithersbu
rg)、メリーランド、USA)でプローブした。mAb19および20は、天
然のFタンパク抗原中に存在する140k Fタンパク二量体および70に単量
体、ならびに、2=メルカプトエタノール中で煮沸することによって変性させた
抗原中に存在する46K Fl断片を認識した。mAb19および20は、いず
れもI gG2aと同定され、HRSVのA2株および8760株に対するその
ELISA力個は、BRSVの127株に対するそのELISA力価と同様であ
った。このことは、これらのmAbによって認識されるエピトープがヒトR5V
とウソRSVの株間で保存されていることを示している。mAB19および20
は、いずれもR5V感染力を中和し、RSVに感染したMA104細胞における
多核巨細胞の形成を示した。mAb19とは対照的に、mAb20は、ウサギ補
体の存在下でRSV感染細胞を溶解させた。mAb19がR3V感染細胞を溶解
しないことは、mAb19がかかる細胞の88%を染色したので、ウィルス感染
細胞の表面に結合できないからではない。mAb19および補体がウィルス感染
細胞を溶解できないことは、抗体および補体が媒介する溶解がこの抗体によって
媒介されるインビボでの防御には重要でないことを示している。mAb19およ
び20がR5V感染を防御する能力は、mAb19および20のi、 p、接種
の24時間後に、R8V24の約10’PFUでマウスを16n感染させること
によって評価した。感染の5日後に殺した未処理マウスの肺は、組織1gあたり
5.51og+oPFIJのRSVを含んでいた。ここで、mAb19または2
0のいずれかを与えたマウスの肺には、ウィルスは検出されなかった。
実施例5
本実施例は、実施例4で生成したmAb19および20による阻害に耐性を示す
R3V変異体を単離する方法について説明する。
mAb19および20による中和に耐性を示す変異体RSウィルスは、HRSV
のA2株によるプラーク減少法を用いて、以下のように生産した。組織培養フラ
スコ中に入れた融合性単層のCK細胞を、MOIo、1で、HRSVのA2株に
感染させた。感染の24時間後から開始し、3〜5日間続けて、培地を、10%
mAbを含有する新鮮な培地と毎日交換した。細胞変異効果が認められたところ
で、ウィルスを採取した。このように調製したウィルスを、等量の非希釈mAb
19または20、あるいは培地だけのいずれかと、室温で1時間混合し、35m
mのマルチウェルプレート(タンク(Nunc)、 カムストラップ(Kams
trup)、リスキルデ(Riskilde)、デンマーク)のCK単層上に接
種した。37℃で1時間インキュベートした後、これらプレートに、0.25%
アガロースおよび10%mAbを含む培地、あるいは培地だけを重層した。これ
ら培養物を、空気中に5%COx、37℃で、7日間インキュベートした後、ウ
ィルスプラークを可視化するために、0.15MNaCl中における生体染色色
素の0.3%3−(4,5−ジメチルチアゾリル−2)−2,5−ジフェニルテ
トラゾリウムプロミドを重層に添加した。
単一のプラークを含むプレートから推定の変異体ウィルスを寒天プラグに取り出
し、培地中に希釈し、以前のように、等量のmAb19または20と混合し、3
5mmのマルチウェルプレートのCK単層上に接種した。推定の変異体ウィルス
を、プラーク状で再び取り出し、仔ウシ精巣細胞のカバー片を有するチューブに
接種した。4〜6日間インキュベートした後、カバー片を取り除いて、mAb1
9および20ならびにFITC標識ウサギ抗マウスIg(ノルディック・ラポズ
(Norclic Labs)、ティルブルグ(Tilburg)、オランダ)
で染色した。陽性対照として、カバー片を、RSVに対するポリクローナル・ウ
ソ抗血清(インスティテユート・フォア・ヘルス−コンプトン(Institu
te for Animal Health−Compton)にて、RSVで
高度免疫されたノドパイオートの仔ウシから製造)、およびFITCI!1識ウ
サギ抗ウシつg(ノつディック・イムノロジー(Nordic Immunol
ogy)、ティルブルグ(Tilburg)、オランダから入手)で染色した。
免疫蛍光法によってmAb19または20に反応しなかったRSウィルスを変異
体ウィルスとして分類し、これらを用いてHep−2細胞の単層を感染させ、E
LI SA用の抗原を作成した。こうして、R3V感染の3〜4日後に、細胞を
培地にこすり付け、400gで5分間遠心し、蒸留水に再度懸濁し、0.5%(
v/v)NP40界面活性剤で処理して、細胞溶解物を得た。対照の細胞溶解物
は、非感染のHep−2細胞を用いて、同様に作成した。変異体ウィルスに対す
るRSVのFタンパクへのmAbSパネルの結合を、ELISAによって調べた
。マイクロタイタープレートのウェルを、感染または対照の細胞溶解物のいずれ
か50μmで、37℃にて、−晩コードン、PBSおよび0,05%Tween
20中の5%正常ブタ血清からなる遮断緩衝液と共に、室温にて1時間インキ
ュベートし、PBS/TWEENで5回洗浄した。mAbの段階希釈液(3段)
をウェルに添加し、プレートを1時間インキュベートした。PBS/Tween
で5回洗浄した後、1:2000に希釈したHRP接合ヤギ抗マウマウ gG
(Kp 1.ガイザースブルグ(Gaithersburg)。
メリーランド(Maryland)、U S A )を各ウェルに添加した。最
終的に洗浄した後、基質3.3°、 5.5’−テトラメチルベンジジン(TM
B)(ICNイムノバイオロジカルズ(Immunobiologicals)
、イリノイ)を用いて、結合した接合体を検出した。
mAb19に対する耐性で選択された変異体ウィルスは、ELISAにおいて、
mAb19および20のいずれとも反応しなかった。同様に、mA b 20に
対する耐性で選択された変異体ウィルスはmAb19および20と反応しなかっ
た。
試験した他のすべてのmAbは、親であるHPSVのA2株に対するのと同じ程
度で、変異体と反応した。これらの結果を以下の表Bに示す。
表B
表B RSVの抗体回避変異体への抗FmAbの結合実施例6
本実施例は、防御モノクローナル抗体に結合するFタンパク内のアミノ酸配列の
同定について説明し、このアミノ酸配列に防御mabが結合するためには、アル
ギニン429が必須であることを示す。
HR3VのA2株または実施例5に記載の変異体の各々のいずれかに感染させた
細胞から単離されたポリ(A)”RNAを用いて、FタンパクmRNAの配列を
決定した。これらの配列は、以前に報告されたRSVの長鎖のFタンパク配列(
ロペス(Lopez)ら、 19111g、 ウィルス・リサーチ(Virus
Res、)、 10.249−262を参照)に従って合成され、次いで末端
デオキシヌクレオチド転移酵素を用いた追跡(デ・ボーデ(DeBorde)ら
、1986.アナリティカル・バイオケミストリー(^nalBjochem)
、 157.275−282を参照)によって得られた5’−32p標識オリゴ
ヌクレオチドプライマーを用いたジデオキシ法(前出)によって決定した。mA
b19を用いて、3つの変異体を選択し、また、mAb20を用いて、3つを選
択した。
このような変異体はすべて、親のA2株と比較すると、ヌクレオチド1298で
単一の塩基転換(CからG)を示した。このヌクレオチド置換は、Fタンパクの
429位におけるアミノ酸残基をアルギニンからセリンに変化させる。mAb1
9はウェスタン・プロットにおいてF、サブユニットと反応したので、抗体結合
部位は、F、サブユニットの残基429が本質的な役割を果す隣接アミノ酸の一
次配列によって決定されると考えられる。Fタンパクのアミノ酸残基417〜4
32.422〜438.417〜438および421〜450に対応する合成ペ
プチドを、ELISAにおいてmAb19および20と反応する能力について調
べた。mAb19および20は、ペプチド417〜432 (F417)、41
7〜438および422〜438 (F422)と反応したが、ペプチド431
〜450とは反応しなかった。マイクロタイタープレートのウェル上に37℃で
一晩(「乾式」)コートするか、あるいはウェル上に室温で1時間(「湿式」)
コートしたペプチド417〜432および422〜438(2μg/ウェル)へ
のmAb19の結合を、図7に示す。mAb20が本質的に同じ結果を与えたこ
とに留意すべきである。
実施例7
本実施例は、mAb19および20由来のFab断片がRSVに感染したマウス
を防御し、かつ治療することができることを示す。
mAb19および20は、プロティンAセファロース(ファーマシア(Phar
macia)、ミルトン・ケインズ(Milton Keynes)、 ユナイ
テッド・キングダム(United Kingdom))を用いて、腹水から精
製した。約10mgの精製mAb19および20を、O、D m 1の固定化パ
パイン(ピアース−アウト−ペイジャーランド(Pierce−Oud−Bei
jerland)、オランダ)と共に、37℃で、絶えず撹拌しながら、それ
ぞれ5時間および一晩インキユベートした。得られたFab断片を固定化プロテ
ィンAカラム(ピアース(Pierce))で回収した。精製1gGおよびパパ
イン切断の断片を、還元条件下の5DS−PAGEによって分析した。精製1g
Gは、I g CDNM4オヨヒ11M1:jt応シテ、53.000 dおよ
び23.000 dノバンドを示した。Fab断片を含有するプロティンA画分
は、約25.0OOdのバンドを示し、Fc断片を含有する画分は、非切断Ig
Gの重鎖および軽鎖ならびにFc断片に対応して、約28.0OOdの3つの異
なるバンドを示した。
精製IgG、およびパパイン切断の断片を、HR5VのA2株に感染したHep
−2細胞および感染していないHep−2細胞を抗原とし、さらにHRP−ヤギ
抗マウスFab (ジグ7−ケミカル・カンパ=−(Sigma Chemic
al Co、 )、セントルイス、ミシシッピー、USA)および)(RP−ヤ
ギ抗マウスFC(ICNイムノバイオロジカルズ(ImmunoBiologi
cals)、イリノイ)を用いたELT SAによって、抗R3V活性にライて
調べた。ELISAは、mAb19および20のFab断片が非切断1gで汚染
されていないことを示した。これらのデータを以下の表Cに示す。
表CマウスにおけるR5V感染に対するFab断片の予防的および治療的効果抗
体力価はR8V/A2および抗原を用いたELISAによって測定した。
非切断mAb19および20における抗体の濃度は、Fab断片と同様のELI
AS力価を与えるように調節し、BALB/cマウスにおけるRSV感染を防御
する能力について調べた。5尾のマウスからなるグループに、非切断の精製mA
b19またはmAb20あるいはFab断片(mAb19またはmAb20に由
来)を、約10’PFUのHR8VのA2株をi、 n、接種するIS前*たl
lB後にi、 n、接種した。対照のマウスには、HR3Vだけを接種した。ウ
ィルス感染の5日後、マウスを殺して、それらの肺を、以前に報告されたように
(ティラー(Taylor)ら、 1984.インフエクション・アンド・イム
ニティ(Infect Immun、 )、 43゜649−655)、二次C
K細胞に対するR3V PFUについてアッセイした。mAb19および20の
Fab断片は、RSV感染を防御したり、既定の感染を消滅させるのに極めて効
果的であった。
本発明は、エピトープ417〜438に関する。また、本発明は、エピトープ4
17〜438に対して生成したモノクローナル抗体にも関する。このようなモノ
クローナル抗体は、従来の技術によって生産され、例えば、ネズミのモノクロー
ナル抗体、ヒトのモノクローナル抗体、およびウシのモノクローナル抗体を含む
が、これらに限定されない。このようなモノクローナル抗体は、完全な抗体分子
(全長の重鎮および軽鎖を有する)またはその断片、例えばFabや(F a
b’)z断片、軽鎖や重鎖の二量体またはその最小組換え断片、例えばFvや5
CA(単鎖抗体)、あるいはモノクローナル抗体と同じ特異性を有する他の分子
からなる。
また、本発明は、エピトープ417〜438に対して生成したモノクローナル抗
体と、薬学的に許容される担体または希釈剤とからなる薬剤組成物にも関する。
また、本発明は、エピトープ417〜438に対して生成したモノクローナル抗
体を、ヒトR3V感染を阻害するのに有効な用量で、ヒトR3V感染の防御を必
要とするヒトに投与することからなる、このようなヒトのヒトR3V感染を防御
する方法にも関する。
また、本発明は、エピトープ417〜438に対して生成したモノクローナル抗
体を、ヒトR3V感染を治療するのに有効な用量で、ヒトR8V感染の治療を必
要とするヒトに投与することからなる、このようなヒトのヒトRSVg染を治療
的に処置する方法にも関する。
ヒトのR5V感染を効果的に防御するには、エピトープ417〜438に対して
生成したモノクローナル抗体を、−回あたり約1mg/kg〜約20mg/k
gの用量で、非経口的に、好ましくはi、v、(静脈内)または】1m、(筋肉
内)投与するか、あるいは、このような抗体を、1回あたり約200μg/kg
〜約2mg/kgの用量で、i、n、(鼻腔内)投与しなければならない。好ま
しくは、このような用量は、R5Vンーズン(10月〜11月)の始めから開始
して、RSVシーズン(3月〜4月)の終わりまで、六(6)週間毎に繰り返さ
なければならない。
あるいは、R5Vシーズンの始めには、417〜438エピトープに対して生成
したモノクローナル抗体を、1回あたり約5mg/kg〜約100mg/kgの
用量で、1.■、またはi、 m、投与するか、あるいは、このような抗体を、
1回あたり0゜5mg/kg〜約10mg/kgを1.n、投与しなければなら
ない。
ヒトのR3V感染を効果的に治療するには、エピトープ417〜438に対して
生成したモノクローナル抗体を、−回あたり約2mg/kg〜約20mg/kg
の用量で、非経口的に、好ましくはi、 V、または11m、投与するか、ある
いは、このような抗体を、1回あたり約200μg/kg〜約2mg/kgの用
量で、1n投与しなければならない。このような用量は、必要であれば、R5V
感染が撲滅されるまで、適当な時間間隔で繰り返せばよい。
また、エピトープ417〜438に対して生成したモノクローナル抗体は、吸入
によって投与してもよい。「吸入」とは、鼻腔内および経口的な吸入投与を意味
する。このような投与に対して適当な投与形態、例えば、エアロゾル処方物また
は用量計量型の吸入器は、従来の技術によって調製すればよい。例えば、容量1
5〜20m1のエアロゾル容器について吸入投与用の組成物を調製するには、エ
ピトープ417〜438に対して生成したモノクローナル抗体10mgを、02
〜0.2%の滑剤、例えば、ポリソルベート85またはオレイン酸と混合し、こ
のような混合物を噴射剤、例えば、フレオン、好ましくは(1,2ンクロロテト
ラフルオコエタン)とジフルオロクロロメタンとの組合せに分散させ、鼻腔内ま
たは経口的な吸入投与のいずれか向きの適当なエアロゾル容器に詰める。吸入投
与用の組成物の更なる例としては、容量15〜20m1のエアロゾル容器につい
て、エピトープ417〜438に対して生成したモノクローナル抗体10mgを
エタノール(6〜8m])に溶解し、0.1〜0.2%の滑剤、例えば、ポリソ
ルベート85またはオレイン酸と混合し、このような混合物を噴射剤、例えば、
フレオン、好ましくは(1,2ジクロロテトラフルオロエタン)とジフルオロク
ロロメタンとの組合せに分散させ、鼻腔内または経口的な吸入投与のいずれか向
きの適当なエアロゾル容器に詰める。
R5V感染を予防的または治療的に処置することを必要とするヒトにおいて、こ
のような処置を行うために吸入投与される417〜438エピトープに対して生
成したモノクローナル抗体について採用すべき好ましい毎日の投与量は、1日あ
たり約0.1mg〜約10mg/kgである。
「ヒト」
FIG、 3
1ヒト−) ヒトに定を領域
FIG、 4
1.4−
□
0.000+00 0.010000 +、000000 +00.00000
0抗体濃度
(u9/m1)
FIG、6A
補正書の翻訳文提出書
(特許法第184条の8)
平成5年3月zl料
Claims (52)
- 1.アクセプター・モノクローナル抗体の軽および/または重可変ドメイン中の 相補性決定領域(CDR)の少なくともある部分が、1またはそれ以上のドナー ・モノクローナル抗体からのCDRの類似する部分によって置換されており、ド ナー・モノクローナル抗体の結合特異性を保持するために、アクセプター・モノ クローナル抗体の軽および/または重可変ドメインフレームワーク領域が最小改 変されていてもまたはされていなくてもよく、このようなドナー抗体が個々の微 生物に特異性を有することを特徴とする改変抗体。
- 2.微生物がヒト呼吸器合胞体ウイルス(RSV)である請求項1記載の抗体。
- 3.ドナー抗体がRSVの融合(F)タンパク質に向けられている請求項2記載 の抗体。
- 4.ドナー抗体がエピトープ417−438に向けられている請求項2記載の抗 体。
- 5.重および軽鎖中に以下のN−末端可変ドメインアミノ酸配列を有する請求項 2記載の抗体。 重鎖:【配列があります】 軽鎖:【配列があります】
- 6.ドナー・モノクローナル抗体がRSV19である請求項2記載の抗体。
- 7.ドナー・モノクローナル抗体がRSV20である請求項2記載の抗体。
- 8.HuRSV19VH/VKである請求項6記載の抗体。
- 9.HuRSV19VHFNS/HuRSV19VKである請求項6記載の抗体 。
- 10.Fabフラグメントまたは(Fab′)2フラグメントである請求項1記 載の抗体。
- 11.請求項1に記載の改変抗体と医薬上許容される担体または希釈剤とからな る医薬組成物。
- 12.微生物がヒトRSVである請求項11記載の組成物。
- 13.ドナー抗体がRSVの融合(F)タンパク質に向けられている請求項11 記載の組成物。
- 14.ドナー抗体がエピトープ417−438に向けられている請求項11記載 の組成物。
- 15.改変抗体が、その重および軽鎖中に以下のN−末端可変ドメインアミノ酸 配列を有する請求項11記載の組成物。 重鎖:【配列があります】 軽鎖:【配列があります】
- 16.ドナー・モノクローナル抗体がRSV19である請求項11記載の組成物 。
- 17.ドナー・モノクローナル抗体がRSV20である請求項11記載の組成物 。
- 18.改変抗体がHuRSV19VH/VKである請求項16記載の組成物。
- 19.改変抗体がHuRSV19VHFNS/HuRSV19VKである請求項 16記載の組成物。
- 20.改変抗体がFabフラグメントまたは(Fab′)2フラグメントである 請求項10記載の組成物。
- 21.有効な、ヒトRSV感染抑制用量の請求項4、5、6、7、8および9の いずれかの改変抗体を、ヒトRSV感染の予防を必要とするヒトに投与すること からなる、かかるヒトにおけるヒトRSV感染の予防性。
- 22.−用量の改変抗体約1mg/kg〜約20mg/kgを非経口内に、好ま しくは静脈内にまたは筋肉内に投与する請求項21記載の方法。
- 23.−用量の改変抗体約200μg/kg〜約2mg/kgを鼻腔内に投与す る請求項21記載の方法。
- 24.投与をRSV流行期の始め(10月−11月)から開始し、RSV流行期 の終わり(3月−4月)まで6週間毎に繰り返す請求項22記載の方法。
- 25.投与をRSV流行期の始め(10月−11月)から開始し、RSV流行期 の終わり(3月−4月)まで6週間毎に繰り返す請求項23記載の方法。
- 26.RSVの流行期の始めで、−用量の改変抗体約5mg/kg〜約100m g/kgを静脈内または筋肉内投与するか、または−用量のこのような抗体約0 .5mg/kg〜約10mg/kgを鼻腔内投与する請求項21記載の方法。
- 27.改変抗体がHuRSV19VHFNS/HuRSV19VKである請求項 21記載の方法。
- 28.改変抗体がHuRSV19VH/VKである請求項21記載の方法。
- 29.有効な、ヒトRSV感染治療用量の請求項4、5、6、7、8および9の いずれかの改変抗体を、そのような感染を治療的に処理する必要があるヒトに投 与することからなる、かかるヒトにおけるヒトRSV感染を治療的に処理する方 法。
- 30.−用量の改変抗体約2mg/kg〜約20もg/kgを非経口内に、好ま しくは静脈内にまたは筋肉内に投与する請求項29記載の方法。
- 31.約200μg/kg〜約2mg/kgの改変抗体を鼻腔内投与する請求項 29記載の方法。
- 32.エピトープ417−438に拮抗して生じるモノクローナル抗体。
- 33.請求項32のモノクローナル抗体と医薬上許容される担体または希釈剤と からなる医薬組成物。
- 34.有効な、ヒトRSV感染抑制用量の請求項32のモノクローナル抗体を、 そのような感染を予防する必要があるヒトに投与することからなる、かかるヒト におけるヒトRSV感染の予防方法。
- 35.−用量のモノクローナル抗体約1mg/kg〜約20mg/kgを非経口 内に、好ましくは静脈内にまたは筋肉内に投与する請求項34記載の方法。
- 36.−用量のモノクローナル抗体約200μg/kg〜約2mg/kgを鼻腔 内に投与する請求項34記載の方法。
- 37.投与をRSV流行期の始め(10月−11月)から開始し、RSV流行期 の終わり(3月−4月)まで6週間毎に繰り返す請求項35記載の方法。
- 38.投与をRSV流行期の始め(10月−11月)から開始し、RSV流行期 の終わり(3月−4月)まで6週間毎に繰り返す請求項36記載の方法。
- 39.RSVの流行期の始めで、−用量のモノクローナル抗体約5mg/kg〜 約100mg/kgを静脈内または筋肉内投与するか、または−用量のこのよう な抗体約0.5mg/kg〜約10mg/kgを鼻腔内投与する請求項34記載 の方法。
- 40.有効な、ヒトRSV感染治療用量の請求項32のモノクローナル抗体を、 そのような感染を治療する必要があるヒトに投与することからなる、かかるヒト におけるヒトRSV感染を治療的に処理する方法。
- 41.−用量のモノクローナル抗体約2mg/kg〜約20mg/kgを非経口 内に、好ましくは静脈内にまたは筋肉内に投与する請求項40記載の方法。
- 42.約200μg/kg〜約2mg/kgの抗体を鼻腔内投与する請求項40 記載の方法。
- 43.Fabフラグメントである請求項32記載のモノクローナル抗体。
- 44.モノクローナル抗体を吸入により投与する請求項34記載の方法。
- 45.モノクローナル抗体を吸入により投与する請求項40記載の方法。
- 46.改変抗体を吸入により投与する請求項21記載の方法。
- 47.改変抗体を吸入により投与する請求項29記載の方法。
- 48.結合親和性の増加した改変抗体を生産するのに必要な改変抗体の可変領域 フレームワークの範囲内で最小修飾を施す方法であって、以下の工程:(a)C DRとの相互作用のために重要であることが知られているフレームワークアミノ 酸を分析し、単一のフレームワークアミノ酸かCDRと同じ源からの対応するア ミノ酸により置換されている改変抗体圧生産して試験し;(b)CDRに隣接す るフレームワークアミノ酸を分析し、CDRの4残基内の1またはそれ以上のア ミノ酸がCDRの同じ源からの対応するアミノ酸により置換されている改変抗体 を生産して試験し;(c)改変抗体内のフレームワーク残基を分析し、単一のア ミノ酸がCDRの同一の源からの電荷、大きさまたは疎水性にて主たる差異を有 する対応するアミノ酸により置換されている改変抗体圧生産して試験することか らなる最小修飾方法。
- 49.請求項1の改変抗体のコード配列を含有する組換え型プラスミド。
- 50.請求項49の組換え型プラスミドでトランスフェクトされた哺乳動物の細 胞株。
- 51.請求項32のモノクローナル抗体のコード配列を含有する組換え型プラス ミド。
- 52.請求項51の組換え型プラスミドでトランスフェクトされた哺乳動物の細 胞株。
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