JPH06502302A - 細胞増殖阻害剤 - Google Patents

細胞増殖阻害剤

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JPH06502302A JP3517733A JP51773391A JPH06502302A JP H06502302 A JPH06502302 A JP H06502302A JP 3517733 A JP3517733 A JP 3517733A JP 51773391 A JP51773391 A JP 51773391A JP H06502302 A JPH06502302 A JP H06502302A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 細胞増殖阻害剤 本発明はβ−ガラクトシド結合蛋白として知られる蛋白ならびに細胞増殖を抑止 し調節しあるいはそれ以外の方法で影響を与えるためのその利用に関するもので ある。
細胞表面上の特異的な糖に結合する能力のある蛋白は多年にわたり知られている 。従来知られている糖結合蛋白は一般名「レクチン」という名で通常称されてい る。レクチンは特定の糖残基に対し特異性のある炭水化物結合蛋白として定義さ れ、結合に関して2価あるいは多価であり、少なくとも単量体の場合には2価で ある(バロンデス、エイチ(Barondes、H) 、サイエンス(Scie nce) 223゜1259−1264 (1984))。多価性のためにレク チンが赤血球の凝集を引き起こすこと、すなわちそれらが赤血球凝集素であり、 細胞表面の糖に対する親和性のために他の細胞の凝集を引き起こしうることがレ クチンをさらに性格づける特徴となっている。また2価性あるいは多価性に関連 する架橋をするという性質によりレクチンは細胞増殖を阻害しつる。しかしなが らそれらの効果は無差別的で生理学的に不可逆であり、それらは高い毒性を有し ている。
レクチンのとくによく知られた例は植物蛋白コンカナバリンAおよびフィトヘマ グルチニンである。さらに最近になって、を椎動物および枯菌を含む他の生物に おいて糖結合蛋白が同定されている。この分類におけるを椎動物の蛋白が例えば 以下の文献に記載され特徴づけられている。
−バロンデス、エイチ(Barondes、 H,)サイエンス(Scienc e) 223. 1259一オオヤマ、ワイ(Ohyama、 Y、 ) 、ヒ ラバヤシ、ジェイ([1irabayashi、 J、 ) 、オダ、ワイ(O da、 Y。)、オーツ、ニス(Ohno、 S、 ) 、 カワサキ、エイチ (Kawasaki。
1(、)、スズキ、ケイ(Suzuki、 K、 )およびカサイ、ケイ(Ka sai、 K、 )バイオヶム・バイオフィズ・レス・コム(Biocem、  Biophys、 Res、 Colll11. ) 134 、 51一すザ ン、ン−(Southan、C,) 、エイトケン、エイ(Aitken、^、 )、チルズ、アールズ・エイ(Chills、 R,^、)、アボット、ダブリ ュ’y ・エム(Abbot、 f、 M、 )−ヒラバヤシ、ジェイ(Hir abayashi、 J、 ) 、 カサイ、ケイ(Kasai、 K、 )ジ ャーナル・オブ・バイオケミストリー(東京) (Journal of Bi ochemistry(Tokyo) )1す4,1−4 (1988) 一クラーク、エル・ビー(C1erch、 L、 B、 ) 、ポイットニー、 ビー(fhitney、P) 。
ハース、エム(Bass、 M、 ) 、 プリュー、ケイ(Brew、 K、  ) 、ミラー、ティー(Miller、 T、 ) 、ウニルナ−、アールC werner、 R,)およびマサ口、ディー−クーラウンド、ビー・オー(C ouraund、 P、 0. ) 、 カサンチーニーポロス、ディー (C asantini−Borocz、D) 、プリンガム、ティー・ニス(Bri nghaa+、 T、 S、 ) 。
グリフイス、ジェイ(Griffith、J、) 、 ?クグローガン、エム、 (MacGrogan、M)およびネトウィン、ジー・イー(Nedvin、  J、 E、 )ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー(Journ al of Biological Chemistry) 2旦4.131〜 アボット、ダブリユウ・エム(Abbot、f、 M、 )およびフェイジ、テ ィー(Feizi。
T、)バイオケム・ジャーナル(Biochem、 J、 )259.291− 294 (198β−ガラクトシドが糖であるため、β−ガラクトンド結合蛋白 がレクチンであることの判断基準を満たすことは上記のレクチンの定義から明ら かであろう。そしてすべてのβ−ガラクトンド結合蛋白が実際にはレクチンであ ったということが従来理解されていた。このことが実際にはそうではないという ことが、本発明者らにより本明細書中に記載されている。
植物レクチンはリンパ球の活性化を引き起こすことが知られている。EP−A− 0337299もまた、例えば重症筋無力症およびリウマチ様関節炎のような免 疫系の欠損を含む疾病の治療において種々のを椎動物起源のレクチンの利用につ いて記載している。糖尿病および多発性硬化症についての有益な効果もまた示唆 されている。
EP−A−0260497においてサルコフ7−ガ・ベレグリナ(Sarcop hagaperegrina) (内規)の細胞系から単離された「レクチン様 」蛋白が記rLすれており、それは血球凝集素として作用し、ネスミの腫瘍の成 長を抑制する効果を有する。
しかしながら前記出願齋類のクレームは用いられた蛋白のレクチンとしての性質 に基づくものである。本発明者らは、細胞増殖抑制性のある新しくて改良された 試薬を検索するうちに、正常および癌細胞の増殖を阻害あるいは抑止する能力の ある新しい細胞増殖抑制性のある蛋白を単離し精製し性質を調べたが、本蛋白は マウス胚繊維芽細胞により生産されレクチンの性質の判断基準を満たさない。
本蛋白のアミノ酸配列を決定し、文献およびデータベースを用いて単離蛋白の配 列を他の公知蛋白の配列と比較することにより、その阻害剤がβ−ガラクトンド 結合蛋白(GBP)であることが確認された。このことはcDNAクローニング および組換え型の本蛋白の発現により確認された。
本発明者らは、さらに、単量体でかつ糖結合部位に関して1価であるかまたはグ リカン複合体で覆われているため利用可能な糖結合部位を有していないという理 由で、本蛋白は分類上の定義に従えはレクチンとは言えないことを見い出した。
従って本蛋白は血球あるいは他の細胞を凝集させる能力がない。そのうえ本蛋白 はレクチンに関して報告されているよう2価体として存在しないのではなく、む しろ本来的に1価の単量体として存在する。言い換えると本蛋白は4つのβ−ガ ラクトノド結合部位が内部にある4価体を形成でき、それゆえ、グルカン複合体 が当該分子と会合しない場合でさえ、細胞凝集を引き起こすことができな(なる 。そのうえ細胞増殖抑制効果は糖結合部位を通じて作用するのではなく、特異的 細胞表面受容体に高い特異的親和性をもって結合するドメインを通じて作用する 。
本明細書に記載の本発明は上述の発見に基づ(ものであり、またマウス胚繊維芽 細胞からの細胞増殖抑制性であり非凝集性であるGBPがヒトの癌細胞の増殖に 対して抑制効果を有するというさらなる発見に基づ(ものでもある。それゆえ本 発明は、これらの発見の具体化、すなわち、天然の動物由来であれ組換えDNA 工学により生産されるものであれ、細胞増殖の阻害剤および調節剤ならびに治療 薬として前記特性を有する非凝集性のGBPに指向される。この新しい細胞増殖 阻害蛋白はマウスの組織から単離されたが、同じ性質を有する等価の蛋白が他の 種から嵐離され得ることが期待される。
かくして本発明によりを椎動物細胞の増殖阻害剤として用いられる動物由来の非 凝集性のβ−ガラクトシド結合蛋白(GBP)が提供される。
本明細書中、β−ガラクトシド結合蛋白なる語は天然型の蛋白のアミノ酸配列か あるいは目的細胞の特異的な細胞表面受容体に結合する能力のあるドメインまた はドメイン類を有するようにいくらか修飾されたアミノ酸配列を有する物質を意 味することが理解されるべきである。かかる修飾蛋白は付加されまたは除去され たアミノ酸を有するかあるいはその増殖阻害効果に影響しないアミノ酸の置換を 有する蛋白を包含する。
そのうえ、本明細書に用いられる語として、非凝集性なる語は、本来の形態では 糖と結合するため親和性を有するが、その糖結合親和性の直接の結果としての細 胞凝集を引き起こすことのできない蛋白を表す。従っていくつかの他の生化学的 メカニズムにより凝集を引き起こすGBPの能力が除外されることはない。
好ましくは本発明で使用するGBPはを椎動物由来のものとするが、他種由来の GBPを除(ものではない。
好ましくは細胞は形質転換細胞とし、より好ましくはヒト由来の形質転換細胞と する。「形質転換細胞」なる語はその定義において癌細胞や悪性細胞のすべての 形態と、癌性のみならず前癌性、形質転換前、過形成および不規則な細胞のすべ ての形態ならびに細胞分化の望まない形態の細胞を包含する。特にヒトあるいは 動物由来の組換え型GBPはヒトの悪性疾病の治療における治療薬として利用さ れつる。好ましくはかかる用途のGBPは、ヒトかマウスのいずれかの起源のG BPのアミノ酸配列を有するか含むとするが、他の種由来のアミノ酸配列を除外 するものではない。天然型のマウスおよびヒトのGBPは共に134個のアミノ 酸からなり、89%の相同性を有する。交差種効果が存在すること、すなわちマ ウスのGBPがヒトの癌細胞の増殖を阻害することが本出願人によって明確に示 された。したがってヒトかマウスのいずれかのみならず他種由来のGBPもヒト あるいは他の動物種における治療薬として利用できる。高度なアミノ酸配列の相 同性がヒトの非凝集性β−ガラクトシド結合蛋白と他種のGBPとの間で示され たので、他種由来のGBPもまたヒト細胞の増殖を阻害する効果を有することが 期待されうる。したがって、かかる他のGBPは本発明の範囲内のものである。
これらの蛋白が60期の細胞を維持し、細胞周期の62期を通過することを阻止 あるいはその機会を減少させ、このため有糸分裂に入ることを妨げるという効果 を有するということが、本明細書中で組換え型のマウスGBPに関してさらに開 示されている。本蛋白のかかる特殊な性質は、再び増殖することを妨げられてい る60期の悪性細胞に対する治療の観点から特に有利となり得る。
そのうえ、蛋白が治療的に投与された場合、体液中あるいは組織中細抱の凝集は もちろん望ましくないという理由で、これらのGBPの非凝集性の性質はそれら を治療薬として適したものにしている。
本発明で用いるGBPはβ−ガラクトシド結合部位に関して単量体かつ1価であ ってよいが、好ましくは覆われ修飾されあるいは全て除去された単一の糖の結合 手に対して単量体である。それらは多量体であってもよく、好ましくは4量体で あるが、露出した糖の結合手があってはならない。4量体がなお非凝集性(本明 細書で定義したような)であり、それゆえ本発明の範囲内のものであるというこ とは本明細書に開示された情報から理解されるであろう。単量体および4量体の 双方が糖あるいは好ましくは例えばグリカン複合体のような多糖複合体と会合し つるが、非糖複合体を除外するものではない。
最も好ましい糖複合体は、マクロファージや肝細胞上の炭水化物特異的受容体に よるあるいは他の解除系による循環からの解除から複合体化した会合GBPを保 護するシアル酸を含むものである。
糖複合体は実施例により本明細書に示された場合のようにして得ることができる 。あるいは天然型であれ遺伝子操作型であれ分子中の糖転移部位から生成しうる 。サイトダイレクト変異の手法により糖結合部位を覆うように糖転移部位が作成 され、あるいは糖結合部位を覆うように糖複合体以外の複合体が用いられあるい は遺伝子操作により作成されることが予想される。糖結合部位が覆われているか かる蛋白はすでに述べた理由およびその安定性と高い増殖阻害活性により治療上 の利点を有する。複合体によりβ−ガラクトシド結合部位が覆われたGBPは以 後、蛋白の「複合体化した」形態と記載する。この語は本明細書記載の場合のよ うにして複合体が得られる場合であってもまたそれが分子中で例えば糖転移部位 から生成する場合であっても用いられる。
本発明によりβ−ガラクトシド結合蛋白は覆われているというよりはむしろ糖結 合部位が全て除去されるというように修飾できることがさらに当然のこととして 予想される。かかる蛋白はやはり本発明の範囲内のものである。
本発明の別の態様において担体あるいは希釈剤をと共に動物由来の非凝集性β− ガラクトシド結合蛋白の有効量からなる医薬組成物が提供される。好ましくは該 組成物は非経口的投与あるいは別経路の投与用に処方し、何等かの希釈剤、アジ ュバント、保存剤あるいは慣用的にかかる組成物中に含まれまた当業者によ(知 られている他の成分を含有させてもよい。該組成物を単位投与形に処方する場合 、患者にはそれぞれの治療用法および目的細胞の感受性に従って用量あたりLo ngないし1000mgを投与するのが好ましい。
GBPは別の蛋白あるいは分子キャリヤーに付加あるいは付着させて用いること ができる。
本発明の第3の態様において、本明細書で定義されるような非凝集性のβ−ガラ クトシド結合蛋白の製法が提供され、該方法は少なくとも、(a)該蛋白を発現 する単細胞あるいは多細胞いずれかの生物を提供し、(b)該蛋白を発現させ、 (C)純粋でない形態の該蛋白を該生物から分離し同定し、(d)該蛋白を精製 工程に付して発現生物に由来する汚染が実質的にない生成物を得る工程からなる 。
GBPを生産する生物は本蛋白を構成的に発現する動物細胞よりなるものであっ てもよく、商業的規模で本蛋白を生産するように培養できる。広い範囲の動物細 胞系をこの方法でGBPを生産するのに用いることができ、昆虫、魚類、ヒトお よび他の哺乳動物由来の細胞も含む。構成的に発現された蛋白は当業者に知られ た標準的な手法により細胞系を増殖させる組織培養培地から容易に回収し、同定 し、精製できる。商業的なGBPの生産には連続した細胞系、特に浮遊培養で増 殖する細胞系が特に好ましい。
本明細書に記載する実施例において、発明者らは2代目のマウス胚繊維芽細胞か らGBPを容易に回収しM製した。
別法として、GBPを生産する生物は組換えDNA工学により当該蛋白を生産す るように設計されたものでもよい。かかる生物としては改善された収率を与える ように設計された上述のすべての構成的に生産を行う細胞系および本蛋白を通常 発現しないのではなくてその中に誘導されるGBPをコードしているDNAを持 った単細胞および多細胞の広範囲の生物を含む。この点で特に好ましいのは細菌 、酵母およびカビのごとき微生物あるいは植物および動物組織培養細胞であるが 植物および動物のような高等生物の使用もまた予想できる。外来遺伝子を微生物 に導入し、その発現を得るのに必要な遺伝子組換えの手段は当業者によ(知られ ている。
本明細書中に記載の実施例において、発明者らはCDM8プラスミドを発現ベク ターとして用いており、マウスの組換え型蛋白をCO3−1細胞で発現させた。
GBPが直接動物組織から単離されうることもまた予想できる。したがって本発 明の第4の態様において、本明細書に定義されるような非凝集性のGBPを生産 する方法が提供され、本方法は少なくとも、(a)るために動物由来の組織を処 理し、それから蛋白抽出物を得て、(b)該抽出物から非凝集性のβ−ガラクト シド結合蛋白を分離し同定し、次いで (C)精製工程に該蛋白を付して、組織由来の汚染が実質的にない生成物を得る 工程からなる。
該蛋白は多(のよく知られた手法のうちのいくつかによって抽出し、分離し、精 製できる。特に、組織から分泌される他の蛋白から該蛋白を分離するためにGB Pの糖結合能力を利用することが可能であり実際好ましい。前記方法は容易に利 用できるため、問題としている組織がヒトの組織であり、この点に関してヒトの 胎盤組織が特に適する場合、前記方法は好ましいものである。そのうえ、供給が 豊富でもあるという理由で例えばウシ、ブタなどの大型の哺乳動物の胎盤組織が GBPの源として利用できる。
別法として、GBPあるいはそのいかなる部分も合成的に調製されうる。
組換え型のGBPの生産に関してナショナル・コレクション・オブ・タイプ・カ ルチャーズ(National Co11ection of Type Cu 1tures) 、51 )リンディル・アベニュー (Colindale^ venue) 、ロンドン NV95八丁に1989年4月26日に以下のもの を寄託した。
a)マウスのGBP配列をコードしている全cDNAを含むCDM8プラスミド の宿主である大腸菌 MC1061/P3株。受託番号12237゜b)ヒトの GBP配列をコードしている全cDNAを含むバクテリオファージλgt 11 ゜受託番号12236゜ C)b)の宿主としての大vA菌 Y 1090゜受託番号12235゜前記の ものの利用は当業者にとってはcDNA挿入部分の単純な置換によって、他起源 の動物GBPの発現のために構築し、あるい(1他のベクターを用いてマウスあ るいはヒトのGBPを発現するための日常的な作業を意味する。前記のプラスミ ドおよびファージは他のベクターの構築および所望により覆われ改変されあるい は除去された糖結合部位を持つように付加的に設計されうる他のGBP発現のた めのモデルを提供する。
本発明のGBPは広い範囲の方法で上述のようにして生産されうるが、本発明で 用いる天然型あるいは組換え型のマウスGBPの調製および単離が、まず2代目 のマウス胚繊維芽細胞(MEF)を培養しその培養物を回収することにより発明 者らによって行われた。天然型の蛋白はそこからセファデックスゲル濾過につい で逆相HPLCにより精製し、マウス胚繊維芽細胞の同調培養物を細胞増殖阻害 活性を検出するためにテスト細胞として用い、細胞の直接計数および細胞蛍光分 析を用いた細胞周期分析により阻害の程度を評価した。
最初に標準的手法により3個のペプチドのアミノ酸配列を得、次いで文献および 蛋白データベースを通じて配列決定された蛋白と相同性を持つ領域を含む蛋白を 検索することにより蛋白を特徴付けた。かくして、新たに単離された蛋白はβ− ガラクトシド結合蛋白であることが立証された。このことはc D N Aクロ ーニングおよびさらなる特徴付けの研究のための組換え型蛋白の利用によって確 認された。
ファージλgtloのcDNAライブラリーは核酸源としてマウス胚繊維芽細胞 のmRNAを用いて構築された。ペプチドのアミノ酸配列についての知見によリ ライブラリーを検索するために合成されるべきオリゴヌクレオチドのプローブの 提供が可能となった。この工程により、サイズ分画cDNAが構築したCDM8 プラスミドライブラリー用のさらなるプローブとして供される110bpのcD NAが得られた。この経路により、14,735ダルトンの翻訳された分子量を 有するアミノ末端メチオニンおよび134個のアミノ酸からなる蛋白をコードし ているcDNA挿入部分を有しているクローンが同定された。マウスGBPcD NAを有するCDM8プラスミドをCO5−1細胞をトランフェクトするために 用い、該細胞にて組換え型のマウスGBP (rGBP)の発現が達成された。
多くの標準的な精製手法のうちいずれもが使用できるが、該組換え蛋白は発明者 らが作成した抗−マウスGBP抗体を用いて精製した。マウスGBPは通常のマ ウス細胞、マウスの形質転換細胞および癌細胞ならびにヒト癌細胞に対して有効 な増殖阻害活性を有することが示された。さらに、マウスGBPはウィルス複製 に対しても阻害効果を有することが示され、免疫系の細胞に対して調節効果を有 することが予期された。
以後記載する詳細な手法は本発明で用いる天然型および組換え型双方の動物のG BPに対する実験経路についての実施例によるものである。添付図面の説明は以 下を参照のこと。
図IAは逆相HPLCでの追跡を示し1、そこには細胞増殖阻害活性のある2つ のピークが蛋白の複合体化した(分子量18,000)および複合体化していな い(分子量15.000)形態に対応して同定されており、図IBはSDS勾配 ポリアクリルアミドゲル電気泳動(PAGE)およびバイオラッド銀染色(Bi orad 5ilver staining)により示されたピークに対応する フラクションからの蛋白バンドを示し、 図ICは図IBに示された先のポリアクリルアミドゲルから溶出されたフラクシ ョンからの12%SDSゲル上での蛋白の再単離を示し、図IDaはcos−i 細胞で発現された組換え蛋白の還元的および非還元的条件下でのSDS勾配ポリ アクリルアミドゲル電気泳動で得られた蛋白バンドを示している。
図IDbは本発明の分子量18,000および15.000のGBPの染色を糖 付加された蛋白であるトランスフェリンおよび糖付加されていないトランスフェ リンのN−末端側断片の糖染色と比較して糖染色することにより得られた蛋白の プロットを示す。
図IEは競争的な糖、ノイラミニダーゼおよび酸素原子を介した糖/蛋白結合を 切断する酵素にて分子量18.000のGBPを処理した後SDS勾配ポリアク リルアミドゲル電気泳動により得られた蛋白ノくンドを示す。
図2Aは3mのペプチドのアミノ酸配列およびを椎動物由来のβ−ガラクトシド 結合蛋白のアミノ酸配列とのこれらのペプチドとの相同性を示し、相同性のタリ 部分が箱の中に示されており、 図28aは下線を付した糖結合部位および推定される2次構造とともにマウスの GBPのアミノ酸配列を示し、 図2Bbは該蛋白のハイドロパンツク・プロファイルを示しており、糖結合部位 は黒部で示されており、 図3AはマウスGBPに関するヌクレオチド配列および推定できるアミノ酸配列 を示し、 図3BはヒトGBPに関するヌクレオチド配列および推定できるアミノ酸配列を 示し、 図4Aは単量体の天然型および組換え型のマウスGBPのマウス胚繊維芽細胞( MEF)の増殖に対する影響ならびに同等投与量における植物レクチンであるコ ンカナバリンAおよびサタンニルコン力ナバリンAの効果の欠如を示し、図4B は接種から40時間増殖後のマウス胚繊維芽細胞を示し、図40は接種から40 時間増殖後の400 n gm l−1の単量体のGBPで処理されたマウス胚 繊維芽細胞を示し、 図4Dは複製中のMEFに対する単量体のGBPおよび4量体のGBPの5日間 にわたる経過後における効果を示し、 図4Eは血清中で刺激された後GBPで処理されたMEFの細胞周期の異なった 段階における細胞増殖の指標としてのDNA分配を示し、図5AはMEF細胞周 期の00期の間の構成的な内在性のGBPに対する中和抗体の細胞増殖に対する 添加効果を示し、図5Bは細胞周期の02期に先立って抗体を添加した場合の細 胞増殖に対する効果を示し、 図6Aハネスミ+17)形質転換された細胞系18−8. PV−TT−8,W e i 13BおよびL−57の増殖に対する種々の濃度におけるネズミrGB Pの効果を示し、図6Bはヒト癌細胞に562.Na1m6およびKGIの増殖 に対する種々の濃度におけるネズミrGBPの効果を示し、図7は37℃での6 .12および24時間のインキュベーション後における複合体化していないGB Pの単量体から4量体への変換(左図)および複体化したGBPの単量体から4 量体への変換(右図)を示し、図8Aは100mMの競争的なラクトース不存在 下でのマウス胚繊維芽細胞に対するGBPの受容体親和性結合を示し、図8Bは 100mMの競争的なラクトース存在下でのマウス胚繊維芽細胞に対するGBP の受容体親和性結合を示し、 図80はMEF上の細胞受容体に対する4つの形態のGBP (単量体および4 量体)の親和性を比較しており、 図9はマウス胚繊維芽細胞におけるネズミのGBPのEMCウィルスの複製に対 する影響を示す。
実施例1. 天然に存在するマウスのGBPの単離a)マウス胚繊維芽細胞(M EF)の培養物はC57B1株のマウスから調製した。
初代細胞を10%0%トリプトース酸ブロスおよび10%0%ラン血清(増殖培 地)を含有するイーグル(Eagle)のBHK培地中で、5%二酸化炭素を含 む空気中で接種した。
増殖培地を2%ウシ胎児血清を含有するBHK培地に変更し、培養物をさらにこ ポリクローナルおよびモノクローナルな抗−GBP抗体を用いた免疫アフイニテ イ培養物は空気中5%CO1と共に空気中で平衡化し、37℃のウォーターバス 中でインキュベートした。選ばれた時間に増殖阻害活性を試験されるべき標品を 添加した。これらの各標品は無血清培地(SFM)に対して既に透析しその後5 %ウシ胎児血清を添加したものである。対照にはSFMと5%血清を与えた。増 殖阻害は0.1%トリプシンおよび0.2%トリバンブルーを含有する0、 5 m 10.02%エチレンジアミン四酢酸(EDTA)を用いて細胞をガラス器 壁から除去することにより測定した。次いでトリプシンを0.5mlの血清で中 和した。
トリパンブルー染色された細胞および染色されなかった細胞をフックスーローゼ ンタール(Fuchs−Rosenthal)のへマドメーターで計数した。す べての実験において染色された細胞の数すなわち生存していない細胞は2%未満 であった。
a)蛋白の逆相HPLCは、実施例1に記載のように、60期のC57/B 1 株のマウスの2伏目MEFから得られた無血清培地での培養物の075セフアデ ツクスによる分画で得られたプールについて行った。250μgの蛋白を0.0 8%トリフルオロ酢酸で平衡化されたC18逆相HPLCカラムに適用し、20 %から60%までのアセトニトリルの濃度勾配を伴い、毎分1.5mlで45分 間溶出された。0.75m1ずつのフラクションを集めた。得られたHPLCの トレース図を図IAに示す。阻害活性のある2つのピークが確認された(矢印で 示す)。阻害活性のピークを含むプールされたフラクションをSDS勾配ポリア クリルアミドゲルに流した時、1番目のピークを含むフラクシヨンは見掛けの分 子量約18.000ダルトンのバンドを示した。2番目のピークを含むフラクシ ョンは見掛けの分子量約15,000ダルトンを示しながら泳動する1個の成分 を示した。これらのバンドは明確に図IBのゲル上に示されている。阻害活性の ある2つのピークから単離された蛋白が実際には同一物でありその分子量の相違 は初めのピークの蛋白上の糖の決定要素の存在、特にβ−ガラクトシド結合部位 に結合し効果的にそれを覆うIi?j’一体に起因していることが配列分析およ びモノクローナル抗体の使用により確認された。
b)逆相HPLCカラムからの2番目のピーク中に溶出された200/ilのプ ールされた活性のあるフラクションを凍結乾燥し、50μmの試料緩衝液中に添 加し、0.1%SDSを含む12%ポリアクリルアミドスラブゲルの単一のレー ンに流した。レーンを2mmずつスライスし、各スライスを300μmのイーグ ルのBHK培地中で溶出させ、4℃で一晩ロータリー7エーカーで振とうした。
各200μmの回収された上澄を4℃で15分間10.000 gで遠心分離し た。
50μJをSDSポリアクリルアミドスラブゲルに流し、バイオラッド銀染色で 染色した。ゲルは図1Cに示す。次いで回収された上澄の残り150μmに5% ウシ胎児血清および1%の脂肪酸を含まないウシ血清アルブミンを含有させ、マ ルチウェルプレート中の4伏目マウス胚繊維芽細胞の二連培養物に添加した。細 胞増殖阻害活性の評価のために、接種から40時間後に細胞をメタノール中で固 定し、染色した。ランダムな5つの場所の細胞数を接眼レンズのグラティキュー ルを用いて計数した。図ICは増殖阻害活性の鋭いピークと一致した予想分子量 で移動するバンドを明確に示している。
C)工程a)およびb)による精製に続いて、構造レベルでの該蛋白の特徴づけ のためにアミノ酸配列分析を用いた。図IAに示したプールされた活性フラクシ ョンを還元し、アルキル化し、10mMの炭酸水素アンモニウムに対して透析し 、凍結乾燥し、10mMの炭酸水素アンモニウムに再懸濁した。TPCKで処理 したトリプシンを添加した(蛋白、トリプシンが重量比でZoo : 1)。こ の混合物を37℃で12時間インキュベートし、さらに同じトリプシン溶液を添 加し、さらに12時間インキュベートを続けた。次いでペプチドを0.08%ト リフルオロ酢酸で平衡化したC18逆相HPLCカラムに直接適用した。0から 60%のアセトニトリルの濃度勾配を1m1m1rr’で75分間行い、Q、5 mlずつのフラクションを集めた。かくして生成された3個のペプチドの配列決 定をアプライド・バイオシステムズ 470A (^pplied Biosy stems 470^)気相配列決定装置および120^分析装置を用いたオン ラインで作動するPTHアミノ酸分析を用いて行った。定量的なPTHアミノ酸 の回収率をシマズ(Shimadzu) CR3A記録積分装置を用いて測定し た。得られた3個のペプチドの配列を図2Aに示す。
上述のこれらの3個のペプチドの配列と相同性を示す他の蛋白を同定するために 蛋白データベースおよび文献の検索を行った。その検索は、ラット肺β−プラク トシド結合蛋白の配列と絶対的に同一であり、いくつかのヒト組織由来のβ−ガ ラクトシド結合蛋白の配列と1個のアミノ酸を除いて絶対的に同一であり、他の ヒト組織ならびにマウス、ウシおよびニワトリの組織の入手可能な配列と相同性 を有することを明らかにした。このことは図2Aに示されており、箱の中の配列 は相同性がないことを示している。かくして、ペプチド配列分析およびそれに続 く検索はMEF阻害効果のある蛋白がβ−ガラクトシド結合蛋白であることを明 確に示した。後記するごとく全長GBPcDNAをクローニングし実施例3に記 載されるような他種由来のGBPとマウスGBPのアミノ酸配列を比較すること により、かかる事態を確認した。
d)GBPの全アミノ酸配列が得られたならば、コンピューター分析を使用して いずれのβ−ガラクトシド結合部位の位置も確認した。図28aは示された推定 二次構造および下線を付した単一の糖結合部位に関するアミノ酸配列を示す。
図2Bbは該蛋白のバイトロバシック・プロファイルを示し、この中で当結合部 位のアミノ酸を黒部で示す。天然型および組換え型双方の該蛋白は単量体で示す (実施例6を参照)。上述の分析は該単量体蛋白が単一のβ−ガラクトシド結合 部位のみを有することを明確に示す。この特徴は該蛋白をレクチンと区別するも のであり、該蛋白が細胞凝集を引き起こすことを妨げるものである。
レオチド配列を推定するために、図2Aに示したペプチドのうちの1つの一部分 のアミノ酸配列(下線を付した配列)を使用した。
b)ポリA”RNAを3代目のマウス胚繊維芽細胞から単離した。二重鎖のcD NAをこのmRNAから合成し、ファージλgtlODNAに連結し、組換え型 のファージを生体外でパッケージした。次いで、上述のペプチド配列に基づく4 個のオリゴヌクレオチドのプローブの組み合わせを用いた標準的な方法でλgt 10cDNAライブラリーを検索した。次いで、オリゴヌクレオチドのプローブ を調製するために用いられるペプチドのアミノ酸配列に関するコード領域を含む 110bpのcDNAを単離し、マウス繊維芽細胞のポリA″RNAから調製し たサイズ分画cDNA (400ないし1200bp)により調製されるC0M 8プラスミドのライブラリーを検索するために使用した。XholによるcDN A挿入断片が単離され、サンガー(Sanger)のジデオキシヌクレオチドタ ーミネーション法による配列決定のためにサイズにより選択した。クローンMW 2は好適な開始位置にATG開始コドンを伴う405bpのオーブンリーディン グフレームを含む495個のヌクレオチドからなることが見いだされている。ク ローンMW2のcDNAはアミノ末端のメチオニンおよび翻訳分子量が14,7 35ダルトンである134個のアミノ酸からなる蛋白をコードしている。そのコ ード領域の横に19bpの5′末端側の非翻訳配列および406番目の位置に停 止コドンを含む71bpの3′末端側の非翻訳配列ならびにさらに23bp下流 のコンセンサスアデニル化/グナルおよび19個のアデノシンからなる尾部が存 在する。
MEFGBPに関するヌクレオチド配列を図3Aに示す。ラット、ヒトおよびニ ワトリのβ−ガラクトシド結合蛋白の既知の配列と比較すると、本明細書記載の それぞれ134mのアミノ酸からなるGBPがマウス/ラット96%、マウス/ ヒト89%、マウス/ニワトリ50%の相同性をもっことがわかる。それゆえ、 特に哺乳動物のGBPの場合には分子類似性が極めて高い。このことは交差種活 性すなわち実施例5に引例されたマウスGBPのヒト癌細胞に対する効果を説明 する。
実施例4. CO3−1細胞におけるGBPの発現および組換え蛋白の精製a) DEAE−デキストランおよびDMSOにより容易にされたDNAの取り込みに 基づいた標準的な方法を用いて、106個の細胞層たり10μgのDNAという プラスミドと細胞の比率で、上述のクローンMW2を含むC0M8プラスミドに より該蛋白を本来発現しないCO3−1細胞をトラフエクトした。かくして発現 された組換え型のGBPを免疫アフィニティークロマトグラフィーにより精製し た。当業者に知られたいかなる精製法もこの段階で用いることができるが、この 特別な実施例においては、天然型のMEF GBPに対して作成されたモノクロ ーナル抗体(クローンB2)のIgGフラクションをアフィニティー試薬として 用いた。CO3−1細胞が15.000ダルトンの蛋白およびグリカンが複合し た18.000ダルトンの蛋白(この蛋白は自然な条件下でも発現される一図I AおよびIBを参照)を発現するので、抗体により精製されたrGBPはアシア ロフェツインセファロースクロマトグラフィーに供した。複合体化した蛋白は素 通りのフラクション中に回収されたが、複合体化していない蛋白は競争的な糖に よりカラムから溶出することにより回収された。
b)天然型のGBPに対するモノクロナール抗体の調製のため、8ないし10週 齢のBALB−Cマウスをポリアクリルアミドゲルから電気溶出により精製され たGBPで腹腔内から免疫感作させた。4週間間隔で50μg蛋白をフロイント (Freund)の完全アジュバント中にて注射し、つずいてフロイントの不完 全アジュバント中にて50μg蛋白を2同腹腔内注射した。免疫されたマウスを 、次いで、50μgのGBPを腹腔内注射して追加免疫し、3日後に膵臓を摘出 した。融合を誘導するために膵臓細胞をポリエチレングリコールを用いてN5− 1骨髄幹細胞と融合させ、次いで支持細胞層を形成させるために20%のウシ胎 児血清を含む選択HAT培地に膵臓細胞とともに分配した。クローンが適当な大 きさに成長すると、その上澄をELISA分析を用いて試験した。陽性のクロー ンを限界希釈法により2回植え継ぎ、選択しクローンを液体窒素中で凍結した。
クローンB2をMEF GBPの免疫アフィニティー精製に使用するために選択 した。
実施例5. 天然型および組換え型GBPの増殖阻害活性a)(上述のようにし てy4製した)同調培養されたマウス胚繊維芽細胞に対するGBPの増殖阻害効 果を実施例2記載の方法で評価した。単量体GBPの濃度を増加させて試験を行 った。比較のため、コンカナバリンAの濃度も平行して増加させて試験を行った 。図4Aは天然型(・−・)あるいはrGBP (■−■)の濃度増加(Oから 400ngml’)に伴う100%までの増殖阻害の等しい増加を示している。
一方、GBPおよびその効果が細胞段階に特異的であるインターフェロンのよう な他の生理学的成長因子とは異なり、さらに多くの投与量を必要とし非特異的な 阻害を引き起こす、同一濃度のコンカナバリンA(ローロ)あるいはサクシニル コンカナバリンA(△−△)による増殖に対する効果は全く示されなかった。図 4Bは対照のマウス胚繊維芽細m(MEF)の単層状態を示し、図4Cは接種時 から4ないし40時間の間の400 n gm I ”の単量体マウスGBPで 処理したMEFの単層状態を示す。復製が妨げられた場所では細胞は肥大した細 胞質と核領域あるいはいくらかの場合2個の核を持つ傾向があることがこれらの 細胞観察により示された。
b)単量体および4量体GBPの増殖阻害効果を比較した。糖と複合体化してい るものと複合体化していないものの双方の蛋白の4量体の存在は、まず実施例6 に記載したように125■で蛋白を標識することにより示された。複合体化した および複合体化していない形態は24時間にわたり37℃でインキュベートし、 次いでセファデックスG100クロマトグラフイーに供し、フラクション中の放 射活性を測定した。その結果を図7に示しく左図が複合体化していない蛋白で右 図が複合体化した蛋白である)、24時間以上経過すると単量体が4量体を形成 し得ることを示している。しかしながら、図から明らかなごとく複合体は4量体 への変化に耐性がある(図7d、右図)。4量体の場合、還元剤の存在が4量体 の形成を妨げるという理由でこれらの分子はジスルフィド結合の形成により生成 することか示されつる。
単量体と4量体双方の増殖阻害活性は200mgm1−’の濃度にて、複製中の (上述のごと(調製した)マウス胚繊維芽細胞に関して評価した。結果を図4D に示し、4量体の阻害効果(0−0;−ローロー)は分子量15.000の単量 休日−日および実際量も高い増殖阻害活性を有する分子量18.000の単量体 一の阻害効果より弱いことが示されている。対照は○−○で表す。なぜ4量体の 阻害活性が弱いのかという理由についての可能な説明は1個の4量体は1個の細 胞受容体に結合できるにすぎないということである。そのうえ、おそらく4量体 への変化に対して抵抗性があるという理由で複合体化した単量体(分子量18. 000)は本発明中量も高い能力を有している。
d)種々のネズミおよびヒトの癌細胞系に対するMEF GBPの影響を調べ、 結果を図6Aおよび図6Bに示す。GBPとともにインキュベートした細胞系の 増殖を3日間続け、無処理の対照に対して増殖速度を比較した。18.8細胞( プレB細胞系) 、PV−TT−8細胞(ポリオーマウィルス誘導性の肉腫細胞 )、Wei13B細胞(骨髄単球性白血病細胞系)およびL−57(自発的に形 質転換したマウス繊維芽細胞)に適用した場合、100(△−△)および400 (ローロ)ngml−IのGBPにおいて増殖阻害効果が明確に示される。図6 Bはヒト癌細胞系に562(慢性骨髄性白血病) 、Na 1m6(急性リンパ 球白血病)およびKGI(赤白血痰)の細胞に適用した場合の同様の阻害効果を 示す。図6Aおよび図6Bにおいて対照は記号(X−X)で示す。上記に加え、 以下のヒト細胞系である骨髄芽球増血細胞系HL−60、リンパB細胞系−ra ji、リンパT細胞系−MOLT、およびリンパT細胞系−JMについて100 ないし250ngmI−1の投与量でGBPを試験し、Sおよび62期の細胞数 の減少ならびに40ないし60%の増殖減少を引き起こすことが示された。した がって、天然型および組換え型双方のマウスGBPがヒト由来の腫瘍細胞に対し て強力な阻害効果を有する。
しているところではバンドの位置が変化したはずである。明らかなごとくこのよ り°はこれら2個の混合物を示している。かくして、マウスGBPは単量体であ 結合に使用しうる糖結合部位がないという理由で該蛋白の複合体および4量体は よって覆われている。複合体化していない形態からの4量体の場合、各構成単量 ンスフエリンならびにトランスフェリンの非糖鎖付加N−末端断片を対照として ニトロセルロース膜にブロンティングし、エライザ・グリカン・ディテクション ・キット(Elisa Glycan Detection Kit) (ベー リンガーマンハイムノくイオケミカがはじめて示された。その結果をずつIDb に示すが、レーン(a)は分子量18.000のGBP、レーン(b)は分子量 15.000のGBP、レーン(C)はトランスフェリン、レーン(d)はトラ ンスフェリンのN−末端断片である。
蛋白濃度は左から右へそれぞれ120ng、60ngおよび30ngである。
レーンaおよびCの高度な染色は糖複合体の存在を示している。したがって分子 量18.000の蛋白は分子量15.000の蛋白には明らかに存在しないかか る複合体を示している。
該蛋白の〇−糖鎖付加が存在するのか否か、あるいはグリカン複合体がある他の 方法でで該蛋白に結合しているのか否かを調べるために、糖複合体の結合の性質 をさらに研究した。
組換え型の複合体蛋白をアシアロフェツインセファロースクロマトクラフィーを 用いて非複合体蛋白から分離し、前述のようにそこに非複合体蛋白を保持させた 。次いで、ラクトースおよび/またはノイラミニダーゼの存在下および非存在下 、〇−説糖鎖酵素で蛋白を処理した後、該複合体蛋白をSDSポリアクリルアミ ドゲル電気泳動に供した。その結果を図IHに示すが、処理は以下の通りであa  対照の分子量18.OOOのGBPb 分子量18.000のGBP+ラクト ースC分子量18.000のC;BP+O−説11tji#素d 分子量18, 000のGBP+O−説糖鎖酵素十ラクトースe 分子量18.000のGBP +O−税糖鎖酵素十ノイラミニダーゼ+ラクf 分子量18,000のGBP十 〇=脱糖鎖酵素十ノイラミニダーゼg 分子量18.000のGBP十ノイラミ ニダーゼ+ラクトースh 分子量18.000のGBP十ノイラミニダーゼ1  対照の分子量15.000のGBP図IEの実験は、糖複合体が脱糖鎖酵素によ って除去されないからといってシアル酸残基を含むtlKm合体はその分子の〇 −糖鎖付加部位から生成するのではなく、その糖複合体のシアル酸残基がノイラ ミニダーゼによる消化により除去されたらそれがラクトースとの競争により除去 されつるということを示している。
C)複合体化したGBPにおいてはβ−ガラクトシド結合部位が糖複合体により 覆われていることが上述(b)記載の実験により示されている。該蛋白の4量体 型はアンアロフェツインセファロースカラムl:結合できないため、使用可能な 糖結合部位を有していないことも示されている。それにもかかわらず、GBPの これらの形態は増殖阻害効果が該蛋白の糖結合能力に関連していないことを示す 論証可能な増殖阻害活性を有している。
糖結合部位が覆われていない場合でさえ糖結合部位が増殖阻害効果に関係してい ないことを示すために、マウス胚繊維芽細胞の特異的な表面受容体へのGBPの 結合アフィニティーを競争的な糖の存在下あるいは非存在下で分析した(図8A および図8B)。結合の分析はまた、マウス胚繊維芽細胞の受容体に対する4つ の形態のGBP (複合体および非複合体の単量体ならびに複合体および非複合 体の4量体)のそれぞれに関するアフィニティーを比較するためにも行った(図 8C)。
結合分析は125Iで標識したGBPを用いて行った。該蛋白は、その1量gを 100μmの100mMNaPi中、pH7で、あらかじめ導入されるヨウ素ビ ーズのヨウ素化試薬を用いて500μCiのキャリアーを持たないNa”Iと混 合することにより放射ヨウ素化された。反応停止後0.1%BSAを含む300 μIの100mMNaPiを添加し、ヨウ素化蛋白を100mMNaPi中に0 .1%BSAを含む溶液で平衡化したバイオラッド(Biorad) D G  10カラム上で分離した。比活性は4X10’ないし8 X 10’c pmn  g−’の範囲であった。
試料はポリアクリルアミドゲル電気泳動で調べ、結合の分析が行う前に生物学的 活性を試験した。競争的な結合の分析はファルコン(Falcon)社の24ウ エルマルチウエルプレート上の3系並列したマウス胚繊維芽細胞について4℃で 行った。
前もって凍結され、冷結合用緩衝液(Ca”およびMg”を含むPBSに0.1 %BSAを添加したもの)で3回洗浄した細胞(ウェル当たり2X105個)に 順次濃度を増加させた濃度の非標識GBPとあらかじめ混合した0、625ng の125 I標識GBPを受容させた。平衡結合は3時間で達成され、4時間後 に細胞を冷結合用緩衝液で3回洗浄し、0.1mMNaOH12%N a 2  CO3および1%SDSを含む溶液に可溶化させた。分析はまず、競争的な糖と して100mMラクトースの存在下および非存在下で行った。競争的なラクトー スを添加したときは、これお、GBP溶液とともに室温にて20分間ブレインキ ュベートした。
この実験結果を図8Aおよび8Bに示すが、図8Aはラクトース非存在下でのマ ウス胚繊維芽細胞へのGBPの親和的結合を示し、図8Bはラクトース存在下で の結合を示す。挿入図はどちらの条件下でも蛋白が高い親和性を持って概算5な いしl0XIO’個の特異的受容体と結合し、そのため結合は糖に結合するドメ イン以外のドメインで起こるに違いないということを示すスキャッチャード・プ ロットである。ラクトースが細胞への結合を全く妨げておらず、そのためすでに 複合体および4量体に関して明らかとなっているように糖結合部位がその分子の 増殖阻害活性に関係し得ないことがこれらの結合分析の結果から明らかである。
結合分析に関して言えば、糖だけでは何の効果も示さないのであるが、GBPで 処理された細胞は競争的な糖が存在してもしなくても増殖状態に入ることはない 。
次いで4つの異なる形態のGBPを用いてさらなる受容体結合分析を行った。
結果を図80に示し、(a)は分子量15.000のGBP、(b)l;!分子 量18.000のGBP、(c)は分子量15.000のGBPJ量体であって 、(d)は分子量18,000のGBPJ量体である。+257で標識された蛋 白の結合がすべての場合同種の過剰の標識された蛋白によって同様な様式でもっ て阻害され、細胞当たりの概算の結合部位の数および相対的なKd値が同様の値 となること(挿入されたスキャッチャード・プロット)が結果から明らかになっ ている。
したがって、細胞受容体結合の効率は該蛋白の4つのすべての形態に関して同じ である。
実施例7、 細胞周期に対するMEF GBPの作用様式の研究a)細胞増殖阻 害様式を調べるために、静止状態および血清で刺激され400ngmヒ1の単量 体GBPで処理されたマウス胚繊維芽細胞のDNA含量を細胞蛍光分析により定 量することにより細胞周期を分析した。分析結果を図4に示し、(a)は静止状 態の60期の細胞を示し、(b)は10%ウシ胎児血清を添加することにより刺 激された細胞を示し、(C)は血清刺激の4時間前から00期の間に前処理した 後血清刺激された細胞を示し、(d)は01期の開始から処理された細胞を示し く血清刺激6時間前、(e)は02期の4時間前から処理された細胞を示す。
処理されていない対照の細胞(4Eb)が02期を経過している時、60期にG BPで処理された細胞は00期のままであることが判明した(4 E c)。6 0期に処理された細胞は対照細胞がその周期を1周する時間までには分裂しない 。
さらなる実験(記載されていない)は、5 Q n gm I−’未満の濃度の GBPでも同様の効果が得られることを示した。したがってGBPは00期の細 胞をブロックすることによって細胞分化を阻害しうる。
GBPを61期の間に添加した場合(図4Ed)、細胞周期の5期への移行は抑 制されなかったが、その代わり、S後期からの移行は影響された。S後期から6 2期を経過する移行は細胞が62期に入る前にGBPが添加された場合にも影響 される(図4Ee)。細胞は、対照の細胞が複製するまでには分裂しなかった。
さらなる実験(記載せず)により、lQngml”程度の少量投与により細胞増 殖が数時間遅れることをか再度示された。異なった実験系においてより少量の投 与量であっても効果的であろうことが予想される。
コンカナバリンAおよびサクシニルコンカナバリンAも同じ投与量でこれらの細 胞周期実験で試験し、効果がないことが示された。
b)構成的で内在性のGBPの調節作用を、内在性蛋白に与えるマウスGBPに 対する中和モノクローナル抗体の効果を試験することにより調べた。モノクロー ナル抗体をGBPに対して生成させ、これをHPLCで精製し、スライスしたゲ ルから溶出させた。Ba I b/C−N5−1骨髄幹ハイブリツドからのエラ イザ陽性のクローンを2回サブクローンし、クローンB2由来のIgG画分をウ サギ・抗−マウスIgGを用いて精製した。
まず、中和抗体を00期のマウス胚繊維芽細胞に添加した。図5Aにおいて(a )は静止状態細胞(GO)を示し、(b)は血清刺激された対照細胞を示し、( C)は血清刺激6時間前から処理された細胞を示す。2番目の実験における結果 を図5Bに示し、中和抗体は02期に入る前に添加された。この場合、細胞は( a)静止状態(00期)の細胞、(b)血清刺激された対照細胞、および(C) 62期の6時間前から処理された細胞であった。再実験において、添加された中 和抗体の量は0.5μgmド1であった。
図5Aに示した結果から、血清刺激の前に処理された細胞は対照(b)よりも約 2時間早(Sおよび62期を通過することがわかる。このことはマウス細胞中で 構成的なGBPには定常期における細胞を維持する役割があることを示すもので ある。図5Bの結果は02期に入る前に抗体にさらされた細胞においては、Sお よび62期を経る進行が無処理の細胞(b)よりも早い(C)ことを示しており 、細胞周期のこの時期における役割を示している。
実施例7の実験は00期およびG1期において作用するインターフェロンの場合 のようにGBPは細胞段階特異性をもって細胞分裂を阻害し、それゆえその効果 がサイトカインの効果であるがレクチンの効果ではないことを示している。
実施例8. GBPの効果あるいはウィルスの複製に関する研究ネズミのrGB PをRNAウィルスである編心筋炎ウィルス(EMC)に対する抗ウィルス活性 について試験した。マウス胚繊維芽細胞を細胞当たり10プラ一ク形成単位でE MCウィルス感染させられ、ウィルス吸着後GBPを添加した。
宿主細胞のRNA生成を停止するためにアクチノマイノンDでMEFを処理した 後、3H−ウリジンのウィルスRNAへの取り込みによってウィルス複製の程度 を測定した。感染された細胞は200.20および2Hgmヒ1のGBPで処理 し、ウィルス複製のレベルを対照と比較した。結果を図9に示し、2Hgml′ □1程度の低濃度のGBPでさえウィルス復製の存意な低下を引き起こすことが 明確に示されている。
よって、本明細書で定義されたGBPは抗ウィルス剤としても有効な用途がある 。
実施例9. ヒトGBPに関するc D N A糖結合に関して1価であるヒト 非凝集性β−ガラクトンド結合蛋白(human GBP)に関するcDNAも また本発明者によりバクテリオファ−2スーン化された。そのヌクレオチド配列 および推定されるアミノ酸配列(134個のアミノ酸、分子量14.744)を 図3Bに示すされている。マウスGBPのヒト悪性細胞に対する明確な増殖阻害 効果が示されており、それは先の知見から予想できないものであるため、相当す るヒトの蛋白がヒト悪性細胞に対して一層強力な増殖阻害効果を有すると推定す ることは合理的である。
動物β−ガラクトシド結合蛋白のこの新たに発見されたかかる阻害活性は、それ らの蛋白が悪性疾病の治療薬として多大な可能性を有していることを意味する。
さらに調節効果が免疫系の細胞に関して期待でき、よって自己免疫疾病lこおけ る治療上の有゛用性もまた予想できる。
そのうえ、本発明者らにより、この種の蛋白はまたウィルス複製に対しても阻害 効果を有し、それゆえ別の可能性のある治療上の有用性を提供することもさらに 示された。
天然に存在する非凝集性のマウスGBPの単離および精製、組換えDNA工学に よるその生産ならびにマウスおよびヒトの形質転換された細胞の増殖とウィルス 複製に対する阻害効果が、一般的にはこれらの非凝集性の動物GBPの可能性の ある利用およびヒト由来GBPの可能性のある利用を示した実施例によって提供 されている。これらの動物のGBPが強力な増殖阻害効果を持ちつるという知見 が提供されているため、この経路により治療上の有用性のある他のGBPを生産 することは当業者の通常の能力の範囲内である。
/ンざZ3 u u ロ ト U ω ト一 ←−←〉 ←) Ll& <W u u u a u u ミ・ 百・ 目−督・ E−E= 7タダI/。
ngmド1蛋白 7764’13゜ 時間(日) /# /7 iダ !/ lダ 776″″/ 競争物質、nM 762゛f乙 補正音の翻訳文提出書 (特許法第184条の8) 平成 5年 4月28日−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.脊椎動物細胞の増殖阻害剤として使用される動物由来の非凝集性β−ガラク トシド結合蛋白。 2.該脊椎動物細胞が形質転換細胞である請求項1記載の蛋白。 3.該形質転換細胞がヒト由来である請求項2記載の蛋白。 4.該形質転換細胞が癌細胞である請求項2あるいは3記載の蛋白。 5.悪性疾病の治療における治療薬として使用される動物由来の非凝集注β−ガ ラクトシド結合蛋白。 6.細胞増殖および複製の規制剤および調節剤として使用される動物由来の非凝 集性β−ガラクトシド結合蛋白。 7.自己免疫疾病の治療における治療薬としての請求項6記載の非凝集性β−ガ ラクトシド結合蛋白。 8.抗ウイルス剤として使用される動物由来の非凝集性β−ガラクトシド結合蛋 白。 9.ヒト由来である前記いずれか1の請求項記載の蛋白。 10.ネズミ由来である請求項1ないし8のいずれか1に記載の蛋白。 11.組換えDNA工学により合成される先のいずれか1の請求項記載の蛋白。 12.単量体である前記いずれか1の請求項記載の蛋白。 13.多量体である請求項1ないし11のいずれか1に記載の蛋白。 14.4量体である請求項13記載の蛋白。 15.β−ガラクトシド結合部位が覆われ、修飾されあるいは除去された前記い ずれか1の請求項記載の蛋白。 16.該β−ガラクトシド結合部位が糖複合体により覆われた請求項15記載の 蛋白。 17.該糖複合体がシアル酸を含む請求項16記載の蛋白。 18.別の蛋白あるいは分子キャリアーに付着あるいは付加された前記いずれか 1の請求項記載の蛋白。 19.細胞由来の汚染がない実質的に純粋な非凝集性β−ガラクトシド結合蛋白 。 21.組換えDNA工学により調製された非凝集性β−ガラクトシド結合蛋白。 21.合成的に調製された非凝集性β−ガラクトシド結合蛋白またはその一部。 22.受託番号12237を持つ細胞増殖阻害効果を有するネズミの非凝集性β −ガラクトシド結合蛋白についての全cDNA暗号配列を含むNCTCに寄託さ れたプラスミド。 23.受託番号12236を持つ細胞増殖阻害効果を有するヒトの非凝集性β− ガラクトシド結合蛋白についての全cDNA暗号配列を含むNCTCに寄託され たバクテリオファージλgt11。 24.悪性疾病を治療するための医薬品の製造における動物由来の非凝集性β− ガラクトシド結合蛋白の使用。 25.ウイルス感染を治療するための医薬品の製造における動物由来の非凝集性 β−ガラクトシド結合蛋白の使用。 26.担体または希釈剤と共に請求項1ないし21いずれか1に記載の蛋白の有 効量からなる医薬組成物。 27.単位投与形態において各単位用量が10ngないし1000mgの該蛋白 を含有する請求項26記載の医薬組成物。 28.請求項1ないし20のいずれか1に記載され実質的に本明細書中の実施例 1ないし9に記載のごとく使用される動物由来の非凝集性β−ガラクトシド結合 蛋白。 29.少なくとも、 (a)蛋白を発現する単細胞または多細胞いずれかの生物を提供し、(b)該蛋 白の発現を行わせ、 (c)該生物から純粋でない形態の該蛋白を分離し、同定し、次いで(d)該蛋 白を精製に付して発現生物由来の汚染が実質的にない生成物を得る工程からなる 請求項1ないし20のいずれか1に記載の非凝集性β−ガラクトシド結合蛋白の 製法。 30.該生物が動物組織由来の細胞系である請求項29記載の方法。 31.該細胞がヒト細胞系である請求項30記載の方法。 32.該細胞系が連続した細胞系である請求項30または31記載の方法。 33.該生物が構成的に該蛋白を生産する請求項29ないし32のいずれか1に 記載の方法。 34.該生物が組換えDNA工学により該蛋白を生産するように遺伝子操作され る請求項29から32のいずれか1に記載の方法。 35.該微生物が組換えDNA工学により該蛋白を生産するように作成された細 菌、酵母、またはカピから選択される微生物である請求項29記載の方法。 36.該蛋白を発現する該生物が受託番号12237を持つNCTCに寄託され たプラスミドに由来するネズミ非凝集性β−ガラクトシド結合蛋白のcDNAを 含有するように操作された請求項29、30、31、32、34または35のう ち1に記載の方法。 37.該蛋白を発現する該生物が受託番号12236を持つNCTCに寄託され たファージに由来するヒト非凝集性β−ガラクトシド結合蛋白のcDNAを含有 するように操作された請求項29、30、31、32、34または35のうち1 に記載の方法。 38.遺伝子操作された生物が、 (a)cDNAが動物由来の細胞から回収されたmRNAに相当するcDNAラ イブラリーを提供し、 (b)非凝集性β−ガラクトシド結合蛋白をコードしているDNAの少なくとも 一部にハイブリダイズすることを可能ならしめるヌクレオチド配列を有する少な くとも1個の標識されたポリヌクレオチドまたはオリゴヌクレオチドプローブで ライブラリーをプローブし、 (c)工程(b)において同定された該蛋白をコードするDNAを切断し、(d )発現ベクターに該DNAを連結し、次いで(e)該ベクターを生物に導入する 工程により生産される請求項34または35記載の方法。 39.該蛋白を発現する該生物がNCTC受託番号12237の下で寄託された CDM8プラスミドで形質転換された大腸菌MC1061/P3株である請求項 35記載の方法。 40.該蛋白を発現する該生物がNCTC受託番号12236の下で寄託された バクテリオファージλgt11でトランスフェクトされた大腸菌Y1090株で ある請求項35記載の方法。 41.該細胞系がマウス胚繊維芽細胞である請求項28あるいは32記載の方法 。 42.該マウス胚繊維芽細胞が生体外で培養される請求項41記載の方法。 43.分離工程(c)をカラムクロマトグラフィーにより行い、精製工程(d) を非凝集性β−ガラクトシド結合蛋白に対するポリクローナルまたはモノクロー ナル抗体を用いたアフィニティークロマトグラフィーにより行う請求項29ない し42のいずれか1に記載の方法。 44.請求項1ないし10および12ないし19のいずれか1に記載され、少な くとも、 (a)動物由来の組織を処理して、蛋白抽出物を得、(b)該抽出物より非凝集 性β−ガラクトシド結合蛋白を分離し、同定し、(c)該蛋白を精製工程に付し て組織由来の汚染が実施的にない生成物を得る工程からなる非凝集性β−ガラク トシド結合蛋白の製法。 45.該組織が胎盤組織である請求項44記載の方法。
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