JPH065049Y2 - 管被覆層の切断装置 - Google Patents

管被覆層の切断装置

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JPH065049Y2
JPH065049Y2 JP1987084207U JP8420787U JPH065049Y2 JP H065049 Y2 JPH065049 Y2 JP H065049Y2 JP 1987084207 U JP1987084207 U JP 1987084207U JP 8420787 U JP8420787 U JP 8420787U JP H065049 Y2 JPH065049 Y2 JP H065049Y2
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晃蔵 西池
紀雄 臼井
秀夫 伊藤
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、ガスの輸送管などの可撓管の外周面に形成さ
れている管被覆層を切断する装置に関する。
背景技術 第13図は典型的な先行技術の断面図である。切断され
るべきガス輸送管などの管1は、ステンレスなどから成
る金属製管本体1aと、この管本体1aの外周面を被覆
する被覆層1bとを有する。管本体1aと被覆層1bと
の間には間隙3(第8図の57に同じ)が形成されてい
る。
このような管1の被覆層1bを切断する切断装置4は、
本体5と、管1の外周面に当接して管1を保持する保持
部材6と、被覆層1bを切断するための刃7とを含む。
保持部材6は、逆V字状の押え部6aと取付部6bとか
ら構成される。取付部6bは挿通孔8を挿通して本体5
内に延び、引張ばね9の一端部に連結される。この引張
ばね9の他端は本体5に固定される。したがって保持部
材6は刃7に近接する方向にばね付勢されている。また
刃7は、直線状の軸部10とこの軸部10に連なる刃先
部11とから成り、刃先部11は軸部10の軸線から偏
心して形成されている。本体5の底部には、ねじ孔12
が形成され、ねじ孔12には刃先部11の突出量を調整
するためのねじ部材13が螺着されている。ねじ部材1
3には、前記刃7を支持する支持片14が装着されてい
る。このねじ部材13を螺進・螺退させることによっ
て、刃先部11の突出量が調整できるような構成を有し
ている。また本体5の頂部には凹所15が形成されてお
り、刃7の刃先部11は凹所15内で軸部10の軸線ま
わりに回転自在である。
管1の被覆層1bを切断する場合には、押え部6aが管
1の外周面に当接するように保持部材6の突出量が操作
され、本体5の頂部と押え部6aとによって管1が保持
される。また、このとき刃7の刃先は、被覆層1bを挿
通して間隙3内にその先端が達する。このような状態で
本体5を管1の周方向に1回転することによって、被覆
層1bが切断される。
考案が解決しようとする問題点 上記先行技術では、管1の径が大きい場合には保持部材
6の突出量が大となり、これに応じて引張ばね9のばね
力が増大し、これによって被覆層1bには押え部6aか
ら大きな力が作用する。そのため被覆層1bの切断すべ
き部分以外の部分が損傷する。したがって、このような
切断装置4では、切断すべき管1の径がきわめて大きい
場合には用いることができず、管1の径の大小に応じて
予め複数の切断装置4を準備しなければならない。
本考案の目的は、上述の技術的課題を解決し、径の大小
に拘わらず被覆層を切断することができるとともに、切
断時に保持部材が被覆層を傷つけずかつ切断可能な程度
に押し当て保持することができるようにした管被覆層の
切断装置を提供することである。
問題点を解決するための手段 本考案は、(a)少なくとも一方の側の部分と他方の側
の部分とに分かれ、各部分を複数のボルトで組合せる本
体と、 (b)保持部材であって、 (b1)本体の一方の側で開放されており、 逆V字状に形成される押え部と、 (b2)押え部の一方の側に連なり、突出量を調整自在
に本体の他方の側の部分の外側に複数のボルトで固定す
る長孔を有する取付調整部とから成る保持部材と、 (c)作動部材であって、 (c1)刃を突出させる孔または切欠を有する平板から
なる取付部と、 (c2)本体の一方の側の部分に取付ける手段を有する
案内部と、 (c3)取付部と保持部材の間隔を微調整する操作部
と、 (c4)取付部に本体の略中央で連なる刃突出量調整手
段によって、調整自在に取付部から刃先を突出させる刃
とを有する作動部材と、 (d)作動部材を押え部の方向に弾発付勢するばねとを
含み、 前記保持部材の押え部と作動部材の取付部との幅は、切
断すべき可撓管の凹凸のピッチ以上であることを特徴と
する管被覆層の切断装置である。
作用 本考案に従えば、保持部材の突出量を調整して、保持部
材が切断されるべき被覆層を有する管の外周面をその押
え部で保持するようにし、このような状態で保持部材
は、本体の他方の側の部分の外側に設けたボルトを保持
部分の長孔に挿入しナットで螺着することによって固定
される。そのため切断されるべき被覆層を有する管の切
断する位置を任意に選ぶことが容易にできる。さらに本
体の一方の側の部分に固定されている作動部材には、保
持部材で保持されている管の外周面に向けて弾発付勢す
るばねと取付部とがある。このため保持部材とともに管
を挟持することができる。また刃突出量調整手段によっ
て取付部からの刃先の突出量を調整自在に作動部材に取
付けられた刃は、保持部材と作動部材とによって挟持さ
れた管の被覆層のみを挿通する。そして被覆層の厚さで
微妙に変わる被覆管の径は、操作部を指などによって操
作することによって微調整することができる。また管は
可撓性を保持するためその表面は、軸線方向に沿って凹
凸があり、保持部材の押え部と作動部材の取付部との幅
は、この凹凸のピッチ以上であるので刃の先端を被覆層
と管とに間隔のある管の凹部に来るように選ぶこととが
でき、本体を回転してその被覆層を切断するとき、刃先
が管体に達することはない。このような状態で本体を管
の周方向に沿って1回転することによって被覆層が管本
体を傷つけずに切断される。
保持部材の突出量は、被覆層を切断すべき管の径によっ
て、その突出量を変えなければならないので、その固定
ボルトは本体の外側に設けられている。これに対し刃突
出調整手段は、刃を取替えるときなどに調整するのみで
あるので、本体を一方の側の部分と他方の側の部分に分
解して行うことにしている。しかもこの分解も複数のボ
ルト・ナットによって比較的簡単に行える。これによっ
て刃を取付部の略中央に位置さすことができ、被覆層の
切断が安定して行える。
実施例 第1図は、本考案の一実施例に従う管被覆層の切断装置
10の縦断面図であり、第2図は第1図の矢符A側から
見た側面図であり、第3図は第1図の矢符B側から見た
側面図であり、第4図は管被覆層の切断装置10の分解
斜視図である。これらの図面を参照して、切断装置10
は本体11と切断されるべき管12の外周面を保持する
保持部材13と、本体11に設けられ保持部材13によ
って保持されている管12の外周面に向けて弾発付勢さ
れる刃14とを含む。本体11は、一方の側の部分であ
る半割状部分11aと、他方の側の部分である半割状部
分11bとから構成される。半割れ状部分11bの外表
面には第1図の上下に延びる案内溝15が形成されてお
り、この案内溝15に保持部材13がその突出量を調整
自在にして固定される。保持部材13は、管12の外周
面に当接する逆V字状の押え部13aと、押え部13a
に連なり第1図の上下に延びる取付調整部13bとを有
する。取付調整部13bには、取付調整部13bの長手
方向に延びる長孔16が形成される。この長孔16に
は、半割れ状部分11bの外表面から突出したボルト1
7の先端部が挿通して、蝶ナット18に螺合する。また
ボルト17よりも第1図における下方位置で、ボルト1
7と平行に延びるボルト19が半割れ状部分11bの外
表面から突出し、その突出部分は前記長孔16を挿通す
る。このボルト19によって、保持部材13の突出量が
大きくなった場合にも、保持部材13のガタつきを防止
することができる。
半割れ状部分11aには作動部材20が取付けられてお
り、この作動部材20は刃14を取付けるための取付部
20aと、取付部20aに連なり外方側に凸になるよう
に逆「く」字状に屈曲した操作部20bと、操作部20
bに連なる案内部20cとを含む。案内部20cは半割
れ状部分11aに形成されている挿通孔21を挿通し
て、半割れ状部分11aの内周面に沿って下方に延び
る。取付部20aには、刃突出量調整手段22が固定さ
れる。後述するように、この刃突出量調整手段22によ
って刃14の突出量を調整することができる。
案内部20cの下端部には、ばね係止突起23が形成さ
れており、このばね係止突起23に引張ばね24の一端
が連結される。引張ばね24の他端は係止棒25に連結
される。この係止棒25はその両端が半割れ状部分11
aの両側壁にそれぞれ固定される。これによって作動部
材20は管12の外周面に向けてばね付勢される。また
前記案内部20cの上部位置で、作動部材を取付ける手
段であるストッパ26が設けられており、このストッパ
26によって作動部材20の管12方向への変位が規制
される。なお、このストッパ26は、第4図に示すよう
にねじなどによって実現され、案内部20cに形成され
ているねじ孔に螺合して、その頭部が半割れ状部分11
aの段差面27に当接して変位が規制されるように構成
されている。
第5図は第4図の切断面線V−Vから見た断面図であ
る。刃突出量調整手段22は、取付部20aの下面に固
定された筒部30と、筒部30の下端部内周面に刻設さ
れている内ねじに螺合する外ねじが形成されているねじ
部材31と、引張ばね32とを有する。刃14は第1図
の左右方向に臨む刃先14aと、軸部14bと、軸部1
4bの下端部に形成されるばね受部14cとから構成さ
れる。軸部14bは取付部20aの挿通孔33を挿通し
て刃先14aが取付部20aの上面から突出している。
ねじ部材31にばね受部14cが乗載され、このばね受
部14cに前記引張ばね32の一端が連結され、引張ば
ね32の他端は取付部20aの下面に連結されており、
かつこの引張ばね32は刃14の軸部14bを外装して
構成される。またねじ部材31の下面には六角状の嵌合
孔31aが形成されており、レンチの嵌合部を前記嵌合
孔31aに嵌合させてレンチを操作することによって、
ねじ部材31の螺進・螺退を行ない、刃先14aの突出
量を調整することができる。またばね32によって刃1
4は、ねじ部材31側に付勢されているため、刃14は
ねじ部材31に支持固定された状態となっている。した
がって後述するように切断装置10を管切断のための管
12のまわりに回転操作を行なった際に、刃先14aの
突出量が変化することはない。
第6図は半割れ状部分11bの内方側から見た斜視図で
あり、第7図は半割れ状部分11aの外方側から見た斜
視図である。半割れ状部分11bには半割れ状部分11
aの収納空間内に嵌り込む案内突起40が複数個形成さ
れている。この案内突起40の外側面は、半割れ状部分
11aの側壁内周面に当接する。これによって半割れ状
部分11aと半割れ状部分11bとを結合する際の位置
決めを行なうことができる。また半割れ状部分11aの
隅部には、後述するボルト50に螺合するナット41が
埋設されている。また半割れ状部分11a,11bに
は、半円弧状の凹溝42a,42bが形成されており、
この凹溝42aと凹溝42bとによって、前記筒部30
が挿通する挿通孔43が構成される。
再び第4図を参照して、各構成要素の組立状態について
説明する。まず、刃突出量調整手段22によって刃14
の刃先14aの突出量を予め調整する。調整し終えた
後、作動部材20の案内部20cを半割れ状部分11a
の挿通孔21から半割れ状部分11aの内周面に沿って
挿入する。次に引張ばね24の一端を係止棒25に固定
し、他端を案内部20cのばね係止突起23に連結す
る。また、このとき刃突出量調整手段22の筒部30を
凹溝42aに嵌入する。こうして作動部材20が半割れ
状部分11aに取付けられる。
次に保持部材13が取付けられた半割れ状部分11bを
半割れ状部分11aに取付ける。半割れ状部分11aと
半割れ状部分11bとが仮固定された状態で、ボルト5
0を半割れ状部分11bの挿通孔52および半割れ状部
分11aの挿通孔53に挿通させ、半割れ状部分11a
の外表面側に埋設されているナット41に螺合する。こ
うして半割れ状部分11aと半割れ状部分11bとが取
付けられて、装置10が組立られる。
第8図は管12の管軸を含む一平面内で切断した断面図
である。切断装置10によって切断されるべき管12
は、ステンレスなどから成る金属製管本体12aと、こ
の管本体12aの外周面を覆う塩化ビニルなどから成る
合成樹脂製被覆層12bとから構成される。管本体12
aは可撓性を保持するため、その表面は軸線方向に沿っ
て凹部55と凸部56とが交互に繰返された波状に形成
されている。前記凹凸部55,56は管軸に垂直な平面
内にあり、凸部56では管本体12aと被覆層12bと
が接触しており、凹部55では管本体12aと被覆層1
2bとの管に間隙57が形成される。
次に切断装置10の切断動作を説明する。まず、管12
の大小に応じて蝶ナット18を緩め、保持部材13の突
出量を調整して第1図の右側の押え部13aの先端と本
体11との間から管12を切断する位置で押え部13a
と本体11との間の2点鎖線の状態にして、蝶ナット1
8を締付けて保持部材13を本体11に固定する。これ
によって被覆層12bの切断する位置にかかわらず容易
に管12を切断装置10に固定できる。また作動部材2
0の操作部20bを指で押えるなど手動操作によって微
調整して管12を保持部材13と作動部材20とで挟
む。すなわち径の大小に応じた大まかな突出量の操作を
まず保持部材13によって行い、微調整は操作部20b
によって行う。こうして管12が切断装置10に取付け
られた状態では、刃14の先端部が第8図に示すように
被覆層12bを貫通して、その先端部が間隙57内にあ
る。したがって管本体12aを傷つけることはない。こ
のような状態で切断装置10を管12の軸線まわりに1
回転することによって被覆層12bが切断される。な
お、押え部13aの幅長d1と作動部材20の取付部2
0aの幅長d2とはほぼ等しく、この幅d1,d2は切
断されるべき管12の凹凸のピッチ幅d3よりも大きく
定められている。したがって押さ部13aの内面および
取付部20aの上面が、管本体12aの凸部56に当接
した状態を保ったままで切断装置10を回転して被覆層
12bを切断することができる。もしそうでないならば
切断最終位置が切断開始位置と一致しなくなる。
また前述したように幅長d1,d2を幅長d3以上に定
めるようにしたので、管12の凹部55を覆っている被
覆層12bを、管本体12aに傷つけることなしに切断
することができる。さらに刃14は従来に比べてその長
さが比較的短く、コストを低減することができ、経済性
を向上することができる。
第9図は、本考案の他の実施例に従う管被覆層の切断装
置70の正面図であり、第10図はその斜視図であり、
第11図は管被覆層の切断装置70の分解斜視図であ
り、第12図は切断装置70に装着される作動部材73
の分解斜視図である。第9図〜第11図を参照して、切
断装置70は、本体71と切断されるべき管12の外周
面を保持する保持部材72と、本体71に設けられ保持
部材72によって保持されている管12の外周面に向け
て弾発付勢される作動部材73とを含む。本体71は、
本実施例では一方の側の部分である第3本体部分71c
と、他方の側の部分である第1本体部分71aとの他に
これら両部分に挟まれた第2本体部分71bとから構成
される。第1本体部分71aの外表面には、上下に延び
る案内溝74(第10図参照)が形成されており、この
案内溝74に保持部材72がその突出量を調整自在にし
て取付けられる。保持部材72は、管12の外周面に当
接する逆V字状の押え部72aと、押え部72aに連な
り第9図〜第11図の上下に延びる取付調整部72bと
を有する。取付調整部72bには、取付調整部72bの
長手方向に延びる長孔75が形成される。この長孔75
には、第1本体部分71aの外表面から突出したボルト
76の先端部が挿通して、蝶ナット77に螺合する。
第2本体部分71bには、取付け凹所78が形成され、
また第3本体部分71cには取付け凹所79が形成され
る。前記作動部材73は、取付け凹所78,79に嵌り
込んで、その長手方向に移動可能である。この作動部材
73にはねじ孔105が形成され、ねじ孔105にはボ
ルト80が螺合する。ボルト80にはコイルばね81の
一端部が係止され、他端部は第2本体部分71bのねじ
孔82に螺着されたボルト83に係止される。これによ
って作動部材73は、管12の外表面に向けて弾発付勢
するように構成される。
第3本体部分71cには、案内長孔84が形成され、こ
の案内長孔84に案内片85が緩やかに嵌り込むことが
できる。案内片85の一端部には挿通孔86が形成さ
れ、この挿通孔86を挿通して作動部材73の一側部に
形成されたねじ孔87にボルト88が螺着され、これに
よって作動部材73に案内片85を固定することができ
る。そして案内片85を案内長孔84の上端に係合する
取付手段によって作動部材73が第3本体部分に取付け
られる。さらにこの案内片85には操作片89が形成さ
れ、この操作片89を操作することによって作動部材7
3を、案内長孔84に沿って移動することができる。
作動部材73は、第12図に示すように長手薄板状の刃
部材90と、刃部材90を収納する内収納筒91と、内
収納筒91を収納する外収納筒92とを含む。刃部材9
0には、複数の分断部93が形成されている。前記収納
筒91,92には、その長手方向に延びる切欠き91
a,92aが形成されており、内収納筒91が外収納筒
92に収納された状態では、切欠き92aから切欠き9
1aの縁端部91bが露出した状態である。本実施例で
は、刃突出量調整手段は、取付片94と挟持部95とか
ら構成され、刃部材90の下端部には取付片94が備え
られており、刃部材90とともに内収納筒91に収納さ
れる。取付片94には突部94aが形成されており、突
部94aは刃部材90の下端部に形成されている取付孔
90aを挿通する。また取付片94の突部94aより下
部には、ねじ孔94bが形成されている。挟持片95に
は、ボルト挿通孔95aが形成されており、ボルト96
をボルト挿通孔95aを挿通してねじ孔94bに螺合す
ることができる。これによって内収納筒91の縁端部9
1bは、取付片94と挟持片95とによって挟持するよ
うに構成されている。また内収納筒91の上端部に溶接
によって固着される取付部98には切欠き97が形成さ
れており、切欠き97は刃部材90が挿通可能である。
刃部材90の取付部98からの突出量を調整するにあた
っては、刃部材90を希望する突出量だけ調整変位さ
せ、ボルト96を締付けて調整を行なうように構成され
ている。
次に切断装置70の組立て動作を説明する。第12図を
参照して、内収納筒91の上端部に取付部98が固定さ
れる。取付部98が固定された内収納筒91は、外収納
筒92に収納される。取付片94の突部94aに刃部材
90の取付孔90aが挿着され、内収納筒91内に収納
される。このような状態で、ボルト96が挟持片95の
ボルト挿通孔95aに挿通して取付片94のねじ孔94
bに螺合させて締付けられる。これによって取付片94
と挟持片95とによって縁端部91bを挟持して、刃部
材90を固定する。このようにして作動部材73が組立
てられる。
次に第11図を参照して、第1本体部分71aのボルト
76には、保持部材72の長溝75が挿通され、座金7
8aを挿通して蝶ナット77を螺合し、保持部材72が
取付けられる。こうして保持部材72が取付けられた第
1本体部分71aには、第2本体部分71bのボルト挿
通孔103を介してボルト102が第1本体部分71a
のねじ孔104に螺着され、これによって第1本体部分
71aと第2本体部分71bとが固定される。ボルト8
3を第2本体部分71bのねじ孔82に螺着する。作動
部材73のねじ孔105にはボルト80が螺合され、第
2本体部分71bの取付け凹所78に、作動部材73が
装着される。このような状態でボルト80にコイルばね
81の一端部が装着され、他端部がボルト83に装着さ
れる。次に第2本体部分71bの取付け凹所78に装着
された作動部材73が、第3本体部分71c取付け凹所
79に嵌り込むように第3本体部分71cのボルト挿通
孔106を介してボルト107が第2本体部分71bの
ねじ孔108に螺着される。こうして本体71が組立て
られると、作動部材73のねじ孔87が案内長孔84に
臨んだ状態で、案内片85を案内長孔84に嵌め込み、
ボルト挿通孔86にボルト88を挿通して作動部材73
のねじ孔87に螺合する。こうして切断装置70が組立
てられる。
このような切断装置70を用いた管12の切断動作は前
述の実施例と同様であるため、重複を避けて説明は省略
する。なお、被覆層12bの切断に際して、操作片89
をコイルばね81のばね力に抗して押圧して作動部材7
3の突出量の微量調整を行う。また、作業が終了した際
には、操作片89をコイルばね81のばね力に抗して充
分に押圧し、作動部材73を本体71内側に引き込むこ
とによって、刃部材90の刃先を折ることなく、被覆層
12bから抜き取ることができる。また、この刃部材9
0の刃先の欠損などによって管12の被覆層12bを切
断することが不可能となった場合には、切断装置70を
管12から取外し、ボルト96を緩めて新しい刃先を取
付部98から突出させ、欠損した部分を分断部93で折
曲げて分断する。次に希望する突出量に調整してボルト
96を締付ける。こうして新しい刃先によって、切断動
作を行なうことができる。したがって、切断装置70に
よってもまた、刃部材90が管12の外周面に弾発付勢
されるため、保持部材72によって被覆層を傷つけるこ
とを防止できるだけでなく、切断作業中に刃部材90の
刃先が欠損した場合にも、迅速に新しい刃先に交換して
作業を行なうことができる。これによって不用意に刃の
交換に時間を要してしまうことが防止され、作業性が格
段に向上される。また刃部材90は、欠損部分のみを分
断部93で分断すればよいため、従来に比べてコストを
低減することができ、経済性を向上することができる。
効果 以上のように本考案によれば、切断すべき被覆層を有す
る管の径の大小に応じて保持部材の突出量を調整するこ
とができるため、1つの切断装置で種々の径の異なる管
の被覆層を切断することができる。また被覆層を切断す
る位置で、保持部材の先端と本体の一方の側の部分の間
から管を本体に挿入するので、その切断する位置にかか
わらず容易に管の挿入ができる。また保持部材は、管を
挿入した後、本体に複数のねじによって固定し、この固
定された保持部材と弾発付勢された作動部材とで管を挟
持しているため、先行技術のようにばね力のみを用いた
場合に生ずる被覆層の損傷を防ぐことができる。また刃
は、刃突出量調整手段によって適当な長さの刃先が取付
部よりも突出されており、さらに操作部を操作すること
によって、被覆層の厚さの微妙な変化による管径の変化
に対応して、刃先を取付部とともに移動できるので、管
本体を傷つけることなく被覆層を切断することができ
る。また管は可撓性を保持するためその表面は、軸線方
向に沿って凹凸があり、保持部材の押え部と作動部材の
取付部との幅は、この凹凸のピッチ以上であるので、刃
の先端を管本体と被覆層との間隔のある凹部に来るよう
に選ぶことができる。
さらに保持部材を本体の外側から取付けるようにしたこ
とによって、その突出量を簡単に変えることができる。
これに対し刃突出量調整手段は、刃を取替えるときなど
に調整するのみであるので、本体を一方の側の部分と他
方の側の部分とに複数のボルト・ナットで比較的簡単に
分解して行うようにしている。このため刃を取付部の略
中央に位置させ、被覆層の切断を安定して行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の管被覆層の切断装置10の
縦断面図、第2図は第1図の矢符A側から見た側面図、
第3図は第1図の矢符B側から見た側面図、第4図は管
被覆層の切断装置10の分解斜視図、第5図は第4図の
切断面線V−Vからみた断面図、第6図は半割れ状部分
11bの内方側から見た斜視図、第7図は半割れ状部分
11aの外側方から見た斜視図、第8図は管12の管軸
を含む一平面内で切断した断面図、第9図は他の実施例
の管被覆層の切断装置70の正面図、第10図はその斜
視図、第11図は管被覆層の切断装置70の分解斜視
図、第12図は切断装置70に装着される切断手段73
の分解斜視図、第13図は典型的な先行技術の断面図で
ある。 10,70……管被覆層の切断装置、11,71……本
体、11a,11b……半割れ状部分、12……管、1
2a……管本体、12b……被覆層、13,72……保
持部材、13a,72a……押え部、13b,72b…
…取付調整部、14……刃、14a……刃先、16,7
5……長孔、18,77……蝶ナット、20……作動部
材、23……ばね係止突起、24……引張ばね、25…
…係止棒、57……間隙、81……コイルばね、84…
…案内長孔、85……案内片、89……操作片、90…
…刃部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 西池 晃蔵 大阪府大阪市東区平野町5丁目1番地 大 阪瓦斯株式会社内 (72)考案者 臼井 紀雄 大阪府東大阪市上四条町12−8 (72)考案者 伊藤 秀夫 大阪府堺市晴美台1丁29番13−203 (56)参考文献 特開 昭50−30067(JP,A) 特開 昭56−133914(JP,A) 特公 昭40−21391(JP,B1)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)少なくとも一方の側の部分と他方の
    側の部分とに分かれ、各部分を複数のボルトで組合せる
    本体と、 (b)保持部材であって、 (b1)本体の一方の側で開放されており、 逆V字状に形成される押え部と、 (b2)押え部の一方の側に連なり、突出量を調整自在
    に本体の他方の側の部分の外側に複数のボルトで固定す
    る長孔を有する取付調整部とから成る保持部材と、 (c)作動部材であって、 (c1)刃を突出させる孔または切欠を有する平板から
    なる取付部と、 (c2)本体の一方の側の部分に取付ける手段を有する
    案内部と、 (c3)取付部と保持部材の間隔を微調整する操作部
    と、 (c4)取付部に本体の略中央で連なる刃突出量調整手
    段によって、調整自在に取付部から刃先を突出させる刃
    とを有する作動部材と、 (d)作動部材を押え部の方向に弾発付勢するばねとを
    含み、 前記保持部材の押え部と作動部材の取付部との幅は、切
    断すべき可撓管の凹凸のピッチ以上であることを特徴と
    する管被覆層の切断装置。
JP1987084207U 1987-05-30 1987-05-30 管被覆層の切断装置 Expired - Lifetime JPH065049Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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