JPH0650501Y2 - 医療用粘着テープ - Google Patents

医療用粘着テープ

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JPH0650501Y2
JPH0650501Y2 JP1987191081U JP19108187U JPH0650501Y2 JP H0650501 Y2 JPH0650501 Y2 JP H0650501Y2 JP 1987191081 U JP1987191081 U JP 1987191081U JP 19108187 U JP19108187 U JP 19108187U JP H0650501 Y2 JPH0650501 Y2 JP H0650501Y2
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heat
resin layer
sealing
drug
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秀晃 岡部
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、医療用粘着テープに関するものであり、特
に、貼り薬の経皮吸収速度を向上させる機能を有する医
療用粘着テープに関するものである。
[従来の技術] 従来、貼り薬として局部的な肩凝り、筋肉痛などに用い
られてきたが、最近、経口投与に代えて、経皮吸収によ
り薬剤投与することが検討され、一部商品化がなされて
いる。
そのため、種々の薬効のものが使用されているが、これ
らはいずれも、微量の薬物の経皮吸収にによってその効
果が発現するものに限られ、多くの薬物においては、そ
の経皮吸収性が低く、薬剤の吸収速度を上げる必要があ
る。
近年、貼り薬において、貼付された薬剤の吸収速度を増
加させるために、吸収促進剤、例えば、2−ピロリド
ン、メチルデシルスルホキシド、1−ドデシルアザシク
ロヘプタン−2−オンなどを薬剤に配合して実用化の検
討がなされている。
しかし、このような化学物質は個人によっては、アレル
ギーを起こす場合もあり、さらに、単なる局部的な効力
を目的とする従来の貼り薬の場合と異なり、全身作用を
目的とする薬剤においては、薬物の血中濃度を有効治療
域に増加しなければならなく、例えばアスピリンのよう
な医薬は、吸収速度を著しく増大させなければならな
い。
一方、薬物の皮膚透過性について、いくつかの知見が発
表されているが、例えば、アスピリンの皮膚に対する透
過性に関して、温度が10℃から40℃にあがるとアスピリ
ンの透過性は、相対湿度88%において、8倍になり、相
対湿度50%においては15倍になると報告されている(フ
ィッシュー,W.C.,ストートン、R.B.,J.インベスト.デ
ルマトル.第41巻307ページ,1963年)。
このような温度の影響については経験的に知られてい
て、局部的な効力のための温湿布薬の背面に酸化発熱体
を貼り付けて、使用する方法が知られている(実開昭61
−69230号公報)。
この場合は発熱体の効力を低下させないため、使用寸前
まで、酸化発熱体を空気から遮断しておく必要があり、
そのため、上記公報の方法では、1組の温湿布薬と発熱
体を、気密袋の中に1回使用分毎に保存している。
これは、1回使用するたびに気密袋を破る必要があり、
手間がかかる上に、包装がかさ張る欠点がある。
[考案が解決しようとする問題点] 皮膚温度の上昇により経皮吸収速度を高くして、包装が
かさ張らずかつ使用が簡便な医療用粘着テープを提供す
ることを目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案者らは、皮膚温度が皮膚の薬剤の透過性に大きく
影響を与えることに着目し、医療用貼り薬の貼付個所を
直接酸素発熱体により暖めることにより、薬剤の透過性
を上げることに着目し、医療用粘着テープ1枚毎に密封
酸化発熱体を積層する方法を採用して本考案をなすに至
った。
すなわち、本考案は、酸素バリヤ性能を有する材質層と
ヒートシール性能を有する樹脂層の積層シートのヒート
シール樹脂層面に酸素反応性発熱組成物を収納した通気
性袋を固定し、その上から前記積層シートと同寸法の酸
素バリヤ性能を有する材質層とヒートシール性能を有す
る樹脂層の積層シートをヒートシール樹脂層を内面にし
てかぶせ、2枚の積層シートの周辺を熱融着するに際し
て、該熱融着面の一部に融着防止剤を塗布してから熱融
着することにより密封してなる構造体の裏面に薬剤を配
合した粘着剤を塗布して、剥離紙を貼付した医療用粘着
テープを提供するものである。
本考案を実施例の図面に従って詳細に説明する。
本考案に用いる酸素バリヤ性能を有する材質層は、外部
バリヤ層1と内部バリヤ層2と両層あり、両者ともアル
ミ箔層のような金属層又はポリビニリデンクロライド樹
脂層、エチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物樹脂層、
ポリアミド樹脂層、ポリエステル樹脂層などの酸素バリ
ヤ機能性樹脂層を使用することができる。
これらのうち、酸素バリヤ性能としては、エチレン−酢
酸ビニル共重合体けん化物樹脂が優れるが耐水性が低い
ためこれを用いる場合は、さらにポリアミドまたはポリ
プロピレンなどを表面に積層する必要がある。
本考案に用いる酸素バリヤ性能を有する層としてこれら
の材質の2種以上を組み合わせてさらに多層の積層シー
トを使用することができる。
また、酸素バリヤ層は、外部バリヤ層1と内部バリヤ層
2は同一の層である必要はなく、かえって、外部バリヤ
層は、印刷、デザイン等から樹脂層として、内部バリヤ
層は、伝熱の点から金属層にするのが好適である場合が
多い。
本考案の外部バリヤ層1及び内部バリヤ層2の内側に積
層するヒートシール層樹脂は、例えば、低密度ポリエチ
レン、高密度ポリエチレン、LLDPE(直鎖状低密度ポリ
エチレン)、EVA、アイオノマー、変性ポリオレフィン
などのヒートシール性のある熱可塑性樹脂層を使用する
ことができる。
これらのヒートシール樹脂層3、4は、なるべく同一の
ものを使用するのがヒートシール性の点からは望まし
い。
しかし、ヒートシール樹脂層が全く同一でなくとも、よ
く似た樹脂類の間では、例えばポリエチレン系樹脂であ
れば本考案に用いることは十分可能である。すなわち、
ポリエチレン、EVA、アイオノマー、変性ポリオレフィ
ン等の中から、ヒートシール樹脂層に異なる2種の樹脂
を採用しても本考案に好適に使用することができる。
本考案に用いる上下2枚の積層シートはそれぞれ厚さは
特に制限はないが、通常10〜200μm程度にして使用す
ることができる。この場合、酸素バリヤ樹脂層の方をな
るべく厚くするのが望ましい。
本考案に用いる発熱体は、酸素と適度に反応して緩やか
に発熱するものであればどのようなものでも使用するこ
とができる。
このようなものとして、本考案には、鉄または鉄化合物
を含有する種々の組成物を好適に使用することができ
る。
例えば、鉄粉、水、木粉、ゼオライト、活性炭、食塩か
らなる組成物が好適に使用することができる。この組成
物は酸素と接触すると緩やかに反応して発熱するが通常
60℃以上になることはないように組成を調合しておく。
このような緩やかな発熱をするものが望ましく、この温
度が高すぎると低温やけどを起こすおそれがある。
この組成物の場合水は木粉又はゼオライトに吸着されて
いて、反応時に反応に関与する。
本考案に用いる発熱体組成物として、鉄粉、硫化鉄、
二酸化マンガン、酸化第二鉄、塩化アンモニウムからな
る組成物、アルカリ金属の硫化物と炭化鉄からなる組
成物、鉄粉、硫化鉄、炭素物質、水、金属塩からなる
組成物など酸素に接すると緩やかに発熱するものを使用
することができる。
本考案の発熱体を収納する通気性袋5は不織布、紙、ミ
クロポアポチレンなどの良好な通気性があり、発熱体組
成物の粉末がこぼれないものであり、丈夫で破れないも
のが望ましい。
この通気性袋は、下層の酸素バリヤ積層シートの上に固
定することができる。
固定方法は、接着剤による方法が普通であるが、通気性
袋が熱可塑性樹脂であるときは、融着により固定するこ
とができる。
接着剤による固定の場合は、接着部分が発熱体の熱によ
り、剥がれないものが望ましく、また、両面粘着テープ
6も好適に使用することができる。
本考案粘着テープにおいては、発熱体通気袋のバリヤ層
によるシールは前記酸素バリヤ層2枚で挟みその周囲を
ヒートシールすることにより行う。
ヒートシールは、例えば、熱こて又は高周波シールによ
って、ヒートシール樹脂層を融着することにより行う。
本考案に用いる薬剤は、粘着剤に溶解して適用皮膚面に
移行吸収されるものであれば特に制限はなく、消炎鎮痛
剤、コルチコステロイド剤、麻酔剤、抗生物質、降圧
剤、血管拡張剤、ホルモン剤等が用いられる。
すなわち、本考案は、薬剤を経口的に投与する代わりに
経皮的に効率よく薬物を投与することができるものであ
るから、粘着テープの貼付箇所に限定されない全身的効
力を有する医薬により適している。
本考案粘着テープは、下層の酸素バリヤ層の裏面に、所
定の医薬を配合した粘着剤9を塗布する。
この粘着剤に吸収促進剤をさらに配合することができ
る。
この粘着剤は直接バリヤ層2に塗布するほかに、前記バ
リヤ層2の裏面に積層されたフイルム8に塗布しておく
こともできる。
本考案では、医薬配合の粘着剤の上に常法により剥離紙
10を貼付してある。
本考案においては、発熱体組成物の密封性が低いと発熱
体の性能がなくなる。そこで本考案においてはヒートシ
ールによって密封性を高く維持している。
その代わりに、本考案粘着テープの発熱体のカバーの積
層シートを剥がすときに手間がかかる場合がある。
このような場合に、剥がしやすいようにするために、本
考案の実施例では、第2図の11に示すヒートシール樹脂
3及びヒートシール樹脂4の間の角の位置に例えば油脂
類のような融着防止剤を塗布してからヒートシールを行
っている。
このような作用を有するものとして、印刷インキなどが
好適に使用することができる。
融着防止部分11の箇所を指で揉みほぐすと、ヒートシー
ル樹脂層3とヒートシール樹脂層4の間がほぐれて角部
分が剥がれ、これを持ってひき離すと容易に積層シート
カバーをとりのぞくことができる。
別法として、この融着防止剤の塗布をヒートシールの縁
の中央部にすることも有効である。このようにして、例
えば、外部バリヤ樹脂層に一軸延伸フイルムを使用する
と、融着塗布箇所をほぐしてこれを引き離す際、縦に外
部バリヤ層を引きさいて、第3図のように外部バリヤ層
の中央に相当の幅の開口部を形成することができる。こ
の大きく開いた開口部から十分な空気が入り、発熱が起
こる。
この場合、開口部の両側に残った外部酸素バリヤ層が、
発熱体収納通気性袋5を上から押さえて保持する役目を
果たすのでこれが使用中に剥がれる恐れがなく便利であ
る。
一方、同一のヒートシール樹脂層を両層に用いた場合、
融着を完全に実施すると剥がすのが困難となる。このよ
うな場合は、ヒートシールの温度を低下して行い融着強
度を調節することができる。
[考案の効果] 本考案は、経皮投与薬剤の吸収速度を向上させ、薬効を
速やかに達成させ、かつ酸化発熱体の効力を長期間維持
できる利点があり、しかも、酸素反応性組成物収納袋の
融着シールの開封が容易に行うことができ、その上包装
のかさ張りがなく使用に手間がかからない利点があり有
用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例の医療用粘着テープの構造を
示す断面図であり、第2図はその平面図であり、第3図
は他の実施例のシールを開口した場合の斜視図である。 図中の符号は、1;外部酸素バリア樹脂層、2;内部酸素バ
リア樹脂層、3;外部ヒートシール樹脂層、4;内部ヒート
シール樹脂層、5;発熱体収納通気性袋、6;両面テープ、
7;ヒートシール部分、8;粘着剤支持層、9;医薬配合粘着
剤層、10;剥離紙、11;融着防止塗布部分である。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】酸素バリヤ性能を有する材質層とヒートシ
    ール性能を有する樹脂層の積層シートのヒートシール樹
    脂層面に酸素反応性発熱組成物を収納した通気性袋を固
    定し、その上から前記積層シートと同寸法の酸素バリヤ
    性能を有する材質層とヒートシール性能を有する樹脂層
    の積層シートをヒートシール樹脂層を内面にしてかぶ
    せ、2枚の積層シートの周辺を熱融着するに際して、該
    熱融着面の一部に融着防止剤を塗布してから熱融着する
    ことにより密封してなる構造体の裏面に薬剤を配合した
    粘着剤を塗布して、剥離紙を貼付した医療用粘着テー
    プ。
  2. 【請求項2】薬剤が全身的薬効を有する医薬である実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の医療用粘着テープ。
JP1987191081U 1987-12-16 1987-12-16 医療用粘着テープ Expired - Lifetime JPH0650501Y2 (ja)

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JPH0194432U JPH0194432U (ja) 1989-06-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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