JPH06507159A - 治療薬 - Google Patents
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- JPH06507159A JPH06507159A JP4508552A JP50855292A JPH06507159A JP H06507159 A JPH06507159 A JP H06507159A JP 4508552 A JP4508552 A JP 4508552A JP 50855292 A JP50855292 A JP 50855292A JP H06507159 A JPH06507159 A JP H06507159A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
治療薬
本発明は、S(+)−イブプロフェンの塩、その抗炎症性、解熱および鎮痛作用
、この塩を含む医薬組成物、鏡像異性体として高純度を有するS(+)−イブプ
ロフェンの製造法およびその塩の新規な形態に関する。
(±) −2−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸であるイブプロフェン
は、強力で且つ十分な耐性を有する抗炎症、鎮痛および解熱性化合物である。ラ
セミ混合物は2種類の鏡像異性体、すなわちS (+)−2−(4−イソブチル
フェニル)プロピオン酸またはS(+)−イブプロフェンと、R(−)−2−(
4−イソブチルフェニル)プロピオン酸またはR(−)−イブプロフェンとから
成っている。S(+)−イブプロフェンは活性薬剤であり、R(−)−イブプロ
フェンはヒトの体内で部分的にS(+)−イブプロフェンへ転換されることが知
られている。この薬剤は以前はラセミ混合物として市販されていたか、場合によ
ってS(+)−イブプロフェンを投与するのが有利なことがある。しかしながら
、S(+)−イブプロフェンの融点が51”Cと低いため、S(+)−イブプロ
フェンを医薬組成物へ配合しようとすると、問題か起こる。
DE3922441号明細書ではS(+)−イブプロフェンの融点か低いことに
伴う配合の問題点を考察し、それ自体またはナトリウム−、カリウム−またはア
ンモニウム−8(+)−イブプロフェン塩、イブプロフェンまたはS−C+)−
イブプロフェンから成る群から選択され不化合物との混合物のカルシウム塩を用
いることによるこの問題点の解決法を提案している。S(+)−イブプロフェン
自体のアルカリ金属塩、例えばナトリウム塩は吸湿性が高すぎて、十分に錠剤成
形を行うことができないので、この医薬組成物は必須成分としてカルシウム塩を
含まなければならないことが開示されている。
S(+)−イブプロフェンのナトリウムを調製して、特性決定を行い、この化合
物が有利な配合特性を存することを見出だした。S(+)−イブプロフェンのナ
トリウム塩は負の旋光度−4,3°を有し、したがって正確にはS (−)−ナ
トリウム=2− (4−イソブチルフェニル)プロピオネートと命名される。
S(+)−イブプロフェンのラセミ化の方法において、ピリジンを使用する代わ
りに塩基として使用する無水形のS(+)−イブプロフェンのナトリウム塩の調
製に関しては、米国特許第4,946,997号明細書に記載されている。この
文献では、得られた物質の物理特性は詳細には記載されておらず、またこの物質
が製薬用途に好適であることについても何んら示唆されていない。
ボランティアによる研究において、S(+)−イブプロフェンを希水酸化ナトリ
ウムの溶液として正常な被験者に投与したことが報告されている(Leeら、J
。
Pharm、Sc i、、第73巻、11号、1984年、1542〜44頁)
。しかしながら、この製剤の味は、患者の大多数にとって受け入れられないもの
であった。
本発明は、鏡像異性体純度が少なくとも90%であるS (−)ナトリウム=2
− (4−イソブチルフェニル)プロピオネートと製薬上許容可能なキャリヤー
とを含んで成る医薬組成物であって、(a)S()ナトリウム=2− (4−イ
ソブチルフェニル)プロピオネートを水に溶解したものから成り、製薬上の賦形
剤を添加していない組成物および(b) S (+)−イブプロフェンのカルシ
ウム塩を含んで成る組成物を除くものを提供する。
5(−)ナトリウム=2− (4−イソブチルフェニル)プロピオネートは、S
(+)−イブプロフェンと比較して多数の配合上の利点を有する。5(−)ナト
リウム−2−(4−イソブチルフェニル)プロピオネートは、長時間の圧縮工程
で成形装置の温度が上昇するような場合でも、容易に圧縮を行って錠剤とするこ
とができる。
同様な条件下では、S(+)−イブプロフェンは粘着性を示し易く、通常は流動
特性に乏しくなる。5(−)ナトリウム=2− (4−イソブチルフェニル)プ
ロピオネートは容易に粉砕して、最適の粒度とすることもできる。
この様な利点は、前記の先行技術(DE3922441号明細書)の考察からは
予想されないものであった。
5(−)ナトリウム=2− (4−イソブチルフェニル)プロピオネートの融点
が高いため(220〜222°C)、配合工程における中間体、例えば顆粒は、
S(+)−イブプロフェンを含む対応する中間体と比較して、一層高温で乾燥す
ることができる。融点が高いので、暑い気候での保存の際には5(−)ナトリウ
ム=2−(4−イソブチルフェニル)プロピオネートを含む最終配合物の物理的
安定性は、S(+)−イブプロフェンを含む最終配合物であって、S(+)−イ
ブプロフェンの融点付近の温度で保存すると変性することがあるものと比較して
高い。
5(−)ナトリウム=2−(4−イソブチルフェニル)プロピオネートはS(+
)−イブプロフェンよりも水溶性か高いので、水を含む医薬組成物の配合に極め
て有用である。このような組成物は明るく、透明で、美的観点から魅力ある外観
を有するように配合することができる。
更にもう一つの配合物の利点は、S (−>ナトリウム=2− (4−イソブチ
ルフェニル)プロピオネートが、例えば1価、2価、3価または多価アルコール
のようなヒドロキシル基を有する賦形剤とエステル化し難いことである。例えば
、これは、S(+)−イブプロフェンと液体を満たした賦形剤、例えばエステル
化した天然の植物油であってアルコールを含むことかあるものとを配合するとき
に起こる問題である。
本発明の医薬組成物に用いられるS (−)ナトリウム=2− (4−イソブチ
ルフェニル)プロピオネートの鏡像異性体純度は、90〜100%の範囲である
。用いられる5(−)ナトリウム−2−(4−イソブチルフェニル)プロピオネ
ートの鏡像異性体純度は95%を上回るのが好ましく、更に好ましくは鏡像異性
体純度は98%を上回り、最も好ましくは鏡像異性体純度は99%を上回る。本
発明の特に好ましい態様では、鏡像異性体純度は99.5%を上回り、例えば9
9.9%を上回る。本発明者らは、5(−)ナトリウム=1−(4−イソブチル
フェニル)プロピオネートが安定な二水和物の形態で存在することができ、これ
は医薬組成物の調製に用いられる新規で重要な化合物であることを見出だした。
本発明の組成物の下記の詳細な説明において、5(−)ナトリウム=2−(4−
イソブチルフェニル)プロピオネートという用語は無水形および水和形を包含す
る。好ましくは、二水和物が用いられる。
5(−)ナトリウム=2− (4−イソブチルフェニル)プロピオネートニ水和
物は2種類以上の結晶形で存在することかでき、本発明はそれぞれの結晶形およ
びそれらの混合物を包含する。
治療での使用では、5(−)ナトリウム=2− (4−イソブチルフェニル)プ
ロピオネートは、経口、直腸、非経口または局所的に、好ましくは経口または局
所的に投与することかできる。本発明の治療組成物は、経口、直腸、非経口また
は局所投与用の既知医薬組成物のいずれかの形態を採ることができる。このよう
な組成物に用いるのに好適な製薬上許容可能なキャリヤーは、薬剤学の技術分野
では周知である。本発明の組成物は、5(−)ナトリウム=2− (4−イソブ
チルフェニル)プロピオネート1〜99重量%を含むことができる。本発明の組
成物は、通常は単位投与形態で調製される。好ましくは、S C−)ナトリウム
=2− (4−イソブチルフェニル)プロピオネートの単位投与量は、例えばS
(+)−イブプロフェンl OOm g、200mg、400mgまたは800
mgの投与量に重量か同等である投与量を提供するように予め計算した量では1
0〜1200mgの範囲である。
経口投与用の固形組成物は本発明の好ましい組成物であり、このような投与には
、例えば錠剤およびカプセルのような既知の医薬形態がある。好適な場合には、
錠剤は5(−)ナトリウム=2− (4−イソブチルフェニル)プロピオネート
を、崩壊剤例えばトウモロコシ澱粉および潤滑剤例えはステアリン酸マグネシウ
ムの存在下にてリン酸カルシウムのような不活性希釈剤と混合し、混合物を既知
の方法で錠剤成形することによって調製することかできる。このような錠剤は、
所望ならば、既知の方法、例えばセルロースアセテートフタレートを用いて腸溶
性コーティングを施すことかできる。同様に、5(−)ナトリウム=2−(4−
イソブチルフェニル)プロピオネートを含み、賦形剤を添加したまたは添加しな
い硬質または軟質ゼラチンカプセルのようなカプセルは、従来の方法によって調
製することができ、所望ならば、既知の方法によって腸溶性コーティングを施す
ことができる。錠剤は当該技術に熟練した者には知られている方法で配合して、
本発明の化合物を制御しながら放出するようにすることができる。経口投与用の
他の組成物には、本発明の化合物を含む好適な植物油、例えばアラキス油の油状
懸濁液が挙げられる。
好ましくは、固形組成物は、(a)S(−)ナトリウム=2− (4−イソブチ
ルフェニル)プロピオネートlO〜99%、(b)希釈剤1〜90%、(c)潤
滑剤0.1−10%、(d)崩壊剤0.1−15%、および所望により(e)結
合剤0.1−15%を含む。所望により、流動助剤0.1−10%を加えること
ができる。
好ましくは、希釈剤には、ラクトース、リン酸カルシウム、デキストリン、微品
質セルロース、スクロース、澱粉、硫酸カルシウムまたはそれらの混合物が挙げ
られる。更に好ましくは、希釈剤はラクトースまたはリン酸カルシウムである。
好ましくは、潤滑剤には、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸、ステアリ
ン酸カルシウムまたはそれらの混合物が挙げられる。更に好ましくは、潤滑剤は
ステアリン酸マグネシウムまたはステアリン酸である。好ましくは、崩壊剤には
、微品質セルロース、トウモロコシ澱粉、グリコール酸澱粉ナトリウム、低置換
ヒドロキシプロピルセルロース、アルギン酸またはクロスカルメロースナトリウ
ムまたはそれらの混合物が挙げられる。好ましくは、結合剤には、ポリビニルピ
ロリドン、ゼラチン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、澱粉またはそれら
の混合物が挙げられる。更に好ましくは、結合剤はポリビニルピロリドンである
。好適な流動助剤には、タルクおよびコロイド状二酸化ケイ素か挙げられる。特
定の賦形剤は2つ以上の機能を行うことができ、例えばトウモロコシ澱粉は希釈
剤、結合剤または崩壊剤として作用することができることが、当業者には理解さ
れるであろう。
S (−)ナトリウム=2− (4−イソブチルフェニル)プロピオネートの制
御放出形態には、可溶性顆粒または溶融物を充填した急速放出配合物のような急
速放出配合物、セルロースアセテートフタレートのような腸溶性コーティングを
施した錠剤のような遅延放出配合物、および特に徐放性配合物が挙げられる。多
種類の徐放性配合物か当業者に知られている。典型的には、S (−)ナトリウ
ム=2− (4−イソブチルフェニル)プロピオネートをセルロースエーテルと
アクリレートとのコポリマーの放出抑制コーティング内にカプセル封入すること
かでき、またはイオン交換樹脂ビーズのような小粒子に結合させることができる
。或いは、5(−)ナトリウム=2− (4−イソブチルフェニル)プロピオネ
ートを、例えばキサンタンガムのような親水性ガム、ヒドロキシプロピルメチル
セルロースのようなセルロース誘導体、または多糖類、ワックスまたはプラスチ
ック材料などの放出抑制剤を含むマトリックス中に配合することもできる。これ
らの技術は、消化管内での組成物の侵蝕、膨潤、崩壊および溶解などを制御する
ことによってS (+) −イブプロフェンの血中濃度を維持することができる
。
液体充填組成物、例えば粘稠な液体充填物、液体ベースト充填物またはチクソト
ロープ性液体充填物も、経口投与に適している。溶融液を充填した組成物は、5
(−)ナトリウム=2− (4−イソブチルフェニル)プロピオネートと天然の
植物油脂肪酸のある種のエステル、例えばGattefosseから発売されて
いるGe1ucire (商標)類と混合して、様々な放出速度を提供すること
によって得ることができる。溶融液を充填したカプセルは、(a)S(−)ナト
リウム=2−(4−イソブチルフェニル)プロピオネート10〜80%と(b)
1種類以上のポリオールエステルと天然の植物油脂肪酸のトリグリセリドから成
る脂肪酸エステル賦形剤とを含むのが好ましい。
水に加えると発泡して発泡性溶液または懸濁液を生成するように設計された固形
組成物も、経口投与に好適である。発泡性組成物は、(a)S(−)ナトリウム
=2=(4−イソブチルフェニル)プロピオネート1〜50%と(b)製薬上許
容可能な発泡性カップルとを含むのが好ましい。このような組成物は錠剤または
顆粒の形態で提供することかできる。5(=)ナトリウム=2=(4−イソブチ
ルフェニル)プロピオネートはラセミ体イブプロフェンのナトリウム塩に比較し
て有利な官能特性を有することができるが、発泡性組成物は甘味料、フレーバ剤
、アルギニン、炭酸ナトリウムまたは重炭酸ナトリウムのような風味遮蔽成分も
含むのが好ましい。
固形の非発泡性組成物は本発明の好ましい組成物である。このような組成物は、
5(−)ナトリウム=2−(4−イソブチルフェニル)プロピオネートを二水和
物として含むのか好ましい。
経口用の液体組成物は、(a)S(−)ナトリウム−2−(4−イソブチルフェ
ニル)プロピオネート0.1〜lO%と、(b)希釈剤1〜50%と、(c)総
量が100%となる量の水とを含むのが好ましい。所望によっては、組成物はア
ルコールを含むことができおよび/または防腐剤を含むことができる。好適な希
釈剤には、ソルビトール、キシリトール、スクロースまたはLYCAS IN”
(Roque t t eの登録商標)のような甘味料が挙げられる。サッカ
リン、サッカリンナトリウムのようなフレーバ剤または他の当業者に知られてい
る風味遮蔽剤を加えることができる。水性液体組成物にS (−)ナトリウム=
2−(4−イソブチルフェニル)プロピオネートを使用すると、有益な薬理学的
効果が得られるのに加えて消費者にとって美的観点から魅力ある透明で均質な明
るい配合物か得られるので、特に有利である。
局所投与用の組成物も、本発明の好ましい組成物である。S (−)ナトリウム
=2− (4−イソブチルフェニル)プロピオネートを製薬上許容可能なりリー
ム、軟膏またはゲルに分散するのが好適である。好適なりリームは、5(−)ナ
トリウム=2− (4−イソブチルフェニル)プロピオネートをワセリンおよび
/または軽質液状パラフィンを水性媒質に界面活性剤を用いて分散したもののよ
うな局所用ビヒクル中に配合することによって調製することができる。軟膏は、
S (−)ナトリウム=2=(4−イソブチルフェニル)プロピオネートを鉱油
、ワセリンおよび/またはワックス、例えばパラフィンワックスまたはビーズワ
ックスのような局所用ビヒクルと混合することによって調製することができる。
ゲルは、5(−)ナトリウム=2− (4−イソブチルフェニル)プロピオネー
トを水の存在下にて塩基性にしたCarbomerBPのようなゲル化剤を含む
局所用ビヒクルと混合することによって調製することができる。
好適な局所投与可能な組成物は、マトリックスを有し、この中に本発明の製薬上
活性な化合物を分散させて、この化合物を皮膚に接触させておきパッチまたはパ
ップて化合物を経皮的に投与することもできる。好適な経皮組成物は、5(−)
ナトリウム−2−(4−イソブチルフェニル)プロピオネートと前記のような局
所用ビヒクルとをジメチルスルホキシド、プロピレングリコールまたはハツカ油
のような強力な経皮促進剤と共に混合することによって調製することかできる。
半固形組成物は、局所用、例えばクリーム、軟膏またはゲルの形態の組成物に好
ましい。好適なゲルは、(a)S(−)ナトリウム=2− (4−イソブチルフ
ェニル)プロピオネート1〜15%と、(b)ゲル化剤1〜20%と、(c)防
腐剤0.01−10%と、(d)総量が100%となる量の水とを含む。好まし
くは、ゲル化剤はカルボマーおよび中和剤を0.1〜10%含む。
S (−)ナトリウム=2− (4−イソブチルフェニル)プロピオネートは水
溶性が高いため、その薬理学的活性に加えて許容可能な化粧上の外観およびきめ
を有する透明なゲルか得られることは、本発明にとって特に有利である。
好適なりリームは、(a)S(−)ナトリウム=2−(4−イソブチルフェニル
)プロピオネート1〜15%と、(b)油相5〜40%と、(c)乳化剤5〜1
5%と、(d)水30〜85%を含む。好適な油相はワセリンおよび/または軽
質液体パラフィンから成る。
5(−)ナトリウム=2− (4−イソブチルフェニル)プロピオネートは、(
a)自己乳化性基剤10〜40%と、(b)水60〜90%とを含んで成る基剤
に分散して、クリームを生成させることもできる。自己乳化性基剤の例には、L
ABRAF ILLおよびGELOT(いずれもGattefosseの商品名
)がある。
好適な軟膏は、(a)S(−)ナトリウム=2− (4−イソブチルフェニル)
プロピオネ−)1−15%と、(b)総量か100%となる量の局所用ビヒクル
とを含んでいる。好適な局所用ビヒクルには、鉱油、ワセリンおよびワックスか
挙げられる。
直腸投与に好適な本発明の組成物は、このような投与に適する既知の医薬形態、
例えばポリエチレングリコール基剤または半合成グリセリドを有する座薬である
。座薬の形態の組成物は、5(−)ナトリウム=2−(4−イソブチルフェニル
)プロピオネート10〜30%と、キャリヤーであって、ポリエチレングリコー
ルと半合成グリセリドとから成る基剤から選択されるもの70〜90%とを含む
のが好ましい。
非経口投与に好適な本発明の組成物は、そのような投与に適する既知の医薬形態
、例えば好適な溶媒の滅菌懸濁液または滅菌溶液である。
幾つかの配合物では、極めて小さな粒度の粒子、例えば流動エネルギー微粉砕に
よって得られるような形態の5(−)ナトリウム−2−(4−イソブチルフェニ
ル)プロピオネートを用いるのが有益であることがある。
本発明の組成物では、5(−)ナトリウム=2− (4−イソブチルフェニル)
プロピオネートは、所望ならば、他の相溶性の薬理活性成分および/または増強
剤と組み合わせることがてきる。例えば、S (−)ナトリウム=2−(4−イ
ソブチルフェニル)プロピオネートは、咳または風邪の治療に普通に用いられる
任意の成分、例えば抗ヒスタミン剤、カフェインまたは他のキサンチン誘導体、
鎮咳剤、営血除去剤、去痰薬、筋肉弛緩剤またはそれらの組み合わせと併用する
ことができる。
好ましくは非鎮静性の好適な抗ヒスタミン剤には、アクリバスチン、アステミゾ
ール、アザタジン、アゼラスチン、プロモジフエンヒルドラミン、プロムフエニ
ラミン、カルビノキサミン、セチリジン、クロルフェニラミン、シブ口へブタジ
ン、デキスブロムフエニラミン、デキスクロルフェニラミン、ジフェンヒドラミ
ン、エバスチン、ケトチフエン、ロドキサミド、ロラチジン、レポクバスチン、
メキタジン、オキサトミド、フエニンダミン、フェニルトロキサミン、ピリラミ
ン、セタスチン、タジフィリン、テメラスチン、チルフェナジン、トリペレンナ
ミンまたはトリプロリジンが挙げられる。好適な鎮咳剤には、カラミフェン、コ
ディンまたはデキストロメトルファンが挙げられる。好適な置皿除去剤には、シ
ュドエフェドリン、フェニルプロパツールアミンおよびフェニレフリンか挙げら
れる。好適な去痰薬には、グアイフエンシン、クエン酸カリウム、グアヤコール
スルホン酸カリウム、硫酸カリウムおよびテルピン水和物が挙げられる。
S (−)ナトリウム=2− (4−イソブチルフェニル)プロピオネートは、
抗炎症、鎮痛および解熱薬である。それ故、これは、リウマチ性関節炎、変形性
関節症、強直性を椎炎、血清学的に陰性の関節症、関節周囲障害および軟質組織
損傷の治療に必要とされている。S(−)ナトリウム=2− (4−イソブチル
フェニル)プロピオネートは、術後の痛み、分娩後の痛み、歯痛、月経困難症、
頭痛、筋骨格痛、または呼吸器感染症、風邪若しくはインフルエンザ、通風また
は朝の強張り(morning 5tiffness)に伴う痛みまたは不快感
の治療に用いることもてきる。
もう一つの態様では、本発明は鏡像異性体純度か少なくとも90%の5(−)ナ
トリウム=2− (4−イソブチルフェニル)プロピオネートと製薬上許容可能
なキャリヤーとを含んで成り、炎症、痛みおよび発熱の治療に用いられる医薬組
成物を提供する。好ましくは、5(−)ナトリウム−2−(4−イソブチルフェ
ニル)プロピオネートは、二水和物として含まれる。
更にもう一つの態様では、本発明は、鏡像異性体純度か少なくとも90%の5(
−)ナトリウム=2− (4−イソブチルフェニル)プロピオネートと製薬上許
容可能なキャリヤーとを含んで成る医薬組成物の、抗炎症、鎮痛および解熱剤と
して用いられる医薬の製造への使用を提供する。好ましくは、S <−)ナトリ
ウム=2− (4−イソブチルフェニル)プロピオネートは、二水和物として含
まれる。
本発明は、鏡像異性体純度か少なくとも90%の5(−)ナトリウム=2−(4
−イソブチルフェニル)プロピオネートと製薬上許容可能なキャリヤーとを含ん
で成る医薬組成物を、これを必要とする哺乳類、例えばヒトに投与することによ
って炎症、痛みおよび発熱を治療する方法を提供する。好ましくは、5(−)ナ
トリウム=2− (4−イソブチルフェニル)プロピオネートは、三水和物とし
て含まれる。
5(−)ナトリウム=2−(4−イソブチルフェニル)プロピオネートは、S(
+)−イブプロフェンよりも速やかにヒトの消化管から吸収され、したがってよ
り短時間で治療上許容可能な血中濃度を与えることができる。この効果により、
S(+)−イブプロフェンと比較ル)プロピオネートを使用することにより、開
始を速めおよび/または増強した治療応答を引き出すことができるのてあり、こ
れは頭痛や歯痛で微麻酔を必要とする場合には特に重要である。したがって、本
発明は、5(−)ナトリウム=2−(4−イソブチルフェニル)プロピオネート
を、これを必要とする哺乳類に投与することから成り、哺乳類、例えばヒトでの
S(+)−イブプロフェンの同じ投与量ての使用と比較して開始を速めおよび/
または増強した鎮痛応答を引き出す方法を包含する。
この驚くへき効果は、5(−)ナトリウム=2− (4−イソブチルフェニル)
プロピオネートを溶液で投与したときだけでなく、経口使用(例えば、錠剤また
はカプセル)または座薬用の固形配合物のような他の配合物で投与するときにも
起きる。
もう一つの態様ては、本発明は、S (−)ナトリウム=2−(4−イソブチル
フェニル)プロピオネートと希釈剤またはキャリヤーとを含んで成る医薬組成物
の製造法であって、S (−)ナトリウム=2− (4−イソブチルフェニル)
プロピオネートニ水和物をS (−)ナトリウム=2− (4−イソブチルフェ
ニル)プロピオネートの源として用いることを特徴とする方法を提供する。
更にもう一つの態様では、本発明は、鏡像異性体純度か少なくとも90%の5(
=)すトリウム=2− (4−イソブチルフェニル)プロピオネートと製薬上許
容可能なキャリヤーとを含んで成る医薬組成物の製造法であって、鏡像異性体純
度か少なくとも90%の固形状の5(−)ナトリウム=2− (4−イソブチル
フェニル)プロピオネートと製薬上許容可能なキャリヤーとを組み合わせ、投与
形態へ配合することを特徴とする方法を提供する。
錠剤形の固形組成物を製造する好ましい方法は、鏡像異性体純度か少なくとも9
0%の5(−)ナトリウム=2−(4−イソブチルフェニル)プロピオネート1
0〜90%と希釈剤1〜90%とを組み合わせ、所望により潤滑剤、崩壊剤、結
合剤、流動助剤、油状物質、脂肪およびワックスから選択される他の製薬上許容
可能な賦形剤を加え、これらの成分を互いに混合して均一な混合物を形成させ、
このようにして得た混合物を圧縮して錠剤を生成させることから成り、これに所
望によりフィルムコートまたは糖コートをコーティングすることかできる。
S (−)ナトリウム=2− (4−イソブチルフェニル)プロピオネート製造
工程を説明する。これらの工程は本発明のもう一つの態様を形成する。これらの
工程の下記の説明において、5(−)ナトリウム=2− (4−イソブチルフェ
ニル)プロピオネートという用語は、無水形および水和形、例えば二水和物を包
含する。
5(−)ナトリウム=2− (4−イソブチルフェニル)プロピオネートは、S
(+)−2−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸をナトリウムを含存す
る塩基で中和することによって調製することができる。鏡像異性体的に純粋な形
態の、例えば90%を上回るS <−>ナトリウム=2− (4−イソブチルフ
ェニル)プロピオネートを調製するためには、用いられるS (+) −2−(
4−イソブチルフェニル)プロピオン酸は純度が90%を上回る必要があること
が予想される。この処理法を用いることはできるが、90%を上回る鏡像異性体
純度のS (+)−2−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸を調製するに
は、時間がかかりしかも経費がかかる。
典型的には、ラセミ体イブプロフェンを、theJournal of Pha
rmaceuticalSciences、1976年、26頁に記載されてい
るように5(−)−1−フェニルエチルアミンを用いて分割する。中間体の5(
−)−1−フェニルエチルアンモニウム=S (+)−2−(4−イソブチルフ
ェニル)プロピオネート塩は、この塩を加水分解した後に生成するS(+)−イ
ブプロフェンの鏡像異性体純度が90%を上回るようにするには、再結晶を数回
行う必要がある。用いるアミンは高価であり、理論的には得られるS(+)−イ
ブプロフェンの収率は50%を超過することができない。望ましくないR(−)
−イブプロフェンかラセミ化することがあり、分割処理を繰り返し行って更にS
(+)−イブプロフェンを生成させたとしても、全体としては、全工程は人手、
材料および設備装置のために費用がかかる。
イブプロフェンは鏡像異性体の混合物よりはラセミ体化合物として結晶し、した
がって選択的結晶化はS(+)−イブプロフェンの試料から少量のR(−)−イ
ブプロフェンを除去するには効率的な方法ではないことが知られている。
固形の5(−)ナトリウム=2− (4−イソブチルフェニル)プロピオネート
の調製において、本発明者らは、この塩は結晶化によって鏡像異性体的に精製す
ることができ、この篤くへき特性を用いて、鏡像異性体純度が高い5(−)ナト
リウム=2− (4−イソブチルフェニル)プロピオネートを調製する簡単で、
効率的で、極めて廉価な方法を工業的に提供し、鏡像異性体純度が高いS(+)
−イブプロフェンの調製法を提供することができることを意外にも見出だした。
この方法を高鏡像異性体純度を有するR(+)ナトリウム=2− (4−イソブ
チルフェニル)プロピオネートを提供し、所望により高鏡像異性体純度のR(−
)−イブプロフェンを調製するのに適用することができる。
したかって、本発明は、2−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸の所望な
鏡像異性体のナトリウム塩を調製する方法であって、このナトリウム塩の鏡像異
性体純度が90%を上回り、すなわち90−100%であり、(a)所望な鏡像
異性体50%以上を含む2−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸を溶媒系
の存在下にてナトリウムを含む塩基で中和し、
(b)結晶化を行って所望な鏡像異性体の固形のナトリウム塩を生成させ、
(c)溶媒系からこの固形物を分離し、(d)この固形物を再結晶するか、また
は(e)この固形物を2−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸に転換して
、段階a、bおよびCを繰り返す段階を含んで成る方法を提供する。
アリールプロピオン酸の純粋な鏡像異性体は、塩基の存在下にて加熱することに
よってラセミ化することがあることか当該技術分野で知られているので、この方
法は驚くべきことである。
用いられる2−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸は所望な鏡像異性体7
0%以上を含むのが好適であり、好ましくは所望な鏡像異性体80%以上を含み
、更に好ましくは所望な鏡像異性体85%以上を含む。
更に好ましい態様では、本発明は、鏡像異性体純度が90%を上回るS (−)
ナトリウム=2− (4−イソブチルフェニル)プロピオネートを調製する方法
であって、(a) S (+)−鏡像異性体85%以上を含む2−(4−イソブ
チルフェニル)プロピオン酸を溶媒系の存在下にてナトリウムを含む塩基で中和
し、
(b)結晶化を行って、固形状の5(−)ナトリウム=2−(4−イソブチルフ
ェニル)プロピオネートを生成させ、
(C)この固形物を溶媒系から分離する段階を含んで成る方法を提供する。
所望によれば、5(−)ナトリウム=2− (4−イソブチルフェニル)プロピ
オネートは再結晶することかできる。所望により、S <−>ナトリウム=2−
(4−イソブチルフェニル)プロピオネートを酸性にして、出発物質として用
いた酸よりも鏡像異性体純度が高いS(+)−2−(4−イソブチルフェニル)
プロピオン酸を生成することかできる。
好ましくは、この方法は、鏡像異性体純度が95%を上回るS (−)ナトリウ
ム=2− (4−イソブチルフェニル)プロピオネートを提供する。更に好まし
くは、この方法は、鏡像異性体純度が98%を上回るS (−)ナトリウム=2
− (4−イソブチルフェニル)プロピオネートを提供する。最も好ましくは、
この方法は、鏡像異性体純度か99%を上回る5(−)ナトリウム=2−(4−
イソブチルフェニル)プロピオネートを提供する。
特に好ましい方法では、鏡像異性体純度は99.5%を上回り、例えば99.9
%を上回る。
最も好ましい態様では、本発明は、鏡像異性体純度が99%を上回るS (−)
ナトリウム=2− (4−イソブチルフェニル)プロピオネートを調製する方法
であって、(a) S (+)−鏡像異性体95%以上を含む2−(4−イソブ
チルフェニル)プロピオン酸を、溶媒系の存在下にて、ナトリウムを含む塩基で
中和し、(b)結晶化を行って、固形の5(−)ナトリウム=2−(4−イソブ
チルフェニル)プロピオネートを生成させ、
(C)溶媒系からこの固形物を分離する段階を含んで成る方法を提供する。
所望な鏡像異性体、すなわちラセミ体イブプロフェン50%を含む2−(4−イ
ンブチルフェニル)プロピオン酸は、当業者に知られている方法によって調製す
ることができる。所望な鏡像異性体を50%を上回る量、例えば70%、80%
、85%、90%、95%および98%で含む2−(4−イソブチルフェニル)
プロピオン酸は、光学活性アミン、例えばS C−’)−1−フェニルエチルア
ミンで塩を形成させることによってラセミ体イブプロフェンを部分分割した後、
当該技術分野で周知の方法で分離および加水分解を行うことによって調製するこ
とができる。或いは、所望な鏡像異性体2− (4−イソブチルフェニル)プロ
ピオン酸を50%を上回る量で含む方法に用いられる出発物質は、化学的手法、
例えば不斉水素化、または生化学的手法、例えば立体選択的な酵素エステル加水
分解を用いる不斉合成によって調製することかできる。
前記に用いた中和という用語は、塩基のほぼモル等量を許容可能な実験誤差が約
10%以内で用いることを意味する。2−(4−イソブチルフェニル)プロピオ
ン酸のすi・リウム塩は水性溶液中で7を上回るpH値を生じることを、当業者
であれば理解されるであろう。実際に、2−(4−イソブチルフェニル)プロピ
オン酸の計算量か90〜98%の範囲、例えば96%て中和した後、溶液のpH
を測定してpH8〜9゜9の範囲になることを確認した後結晶化することによっ
て、最良の結果が得られることを見出たした。必要であれば、更に酸または塩基
を加えることによって、pHを所望な値に調整することができる。IOを上回る
pHて溶液を任意の時間加熱すると、ラセミ化か起こることかあることか理解さ
れるであろう。
S (+)−2−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸のナトリウム塩は、
多(の方法で形成させることができる。典型的には、酸を溶媒系中でナトリウム
を含む塩基の等量と反応させる。好適なナトリウムを含む塩基は、水酸化ナトリ
ウム、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、ナトリウムアルコキシド、例えばナ
トリウムメトキシドまたはすトリウムエトキシド、水素化ナトリウムまたはソー
ダアミドである。好ましくは、ナトリウムを含む塩基は水酸化ナトリウムまたは
ナトリウムアルコキシドである。最も好ましくは、ナトリウムを含む塩基は水酸
化ナトリウムである。
用いられる溶媒系は用いられるナトリウムを含む塩基によって変わり、単一溶媒
または溶媒の混合物であることができる。この溶媒系は、加水分解的に安定なナ
トリウムを含む塩基、例えば水酸化ナトリウムを含む塩基を用いるときには、水
を含むことができ、または加水分解的に不安定なナトリウムを含む塩基、例えば
ナトリウムアルコキシドまたは水素化すトリウムを用いるときには、実質的に無
水であることができる。この溶媒系の目的は、酸とナトリウムを含む塩基とを接
触させて、酸のナトリウム塩を形成させ且つ媒質を提供し、この媒質がらこの酸
か結晶化または沈澱するようにすることである。これらの目的か達成される任意
の溶媒系を用いることができる。
好適には、溶媒系は水を含む。用いられる溶媒系が出発物質として用いられる2
−(4−インブチルフェニル)プロピオン酸の化学量論的量の少なくとも2倍の
水を含むときには、最初に得られるS (−)ナトリウム=2−(4−イソブチ
ルフェニル)プロピオネートは二水和物の形態てあり、これは所望により真空下
にて加熱によって乾燥して、無水形を生成させることができる。用いられる溶媒
系が無水であるときには、最初に形成されるS (−)ナトリウム=2− (4
−イソブチルフェニル)プロピオネートは無水形である。
加水分解的に安定なナトリウムを含む塩基に好適な溶媒系が水または水と少なく
とも1種類の水と相溶性の有機溶媒、例えばアセトンまたは01〜4アルコール
、例えばメタノール、エタノール、プロパン−1−オール、プロパン−2−オー
ルまたはブタン−■−オールとの混合物である。また、水と部分的に水と相溶性
の有機溶媒、例えばメチルエチルケトンとの混合物も好適である。好ましくは、
この溶媒系は水とアセトンとの混合物である。
或いは、この溶媒系は、水と水に非相溶性の有機溶媒との2相溶媒系での混合物
であって2−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸が有機相に溶解し、塩基
が水性相に溶解するものから成ることもできる。この混合物は、水性層を撹拌ま
たは振盪によって撹拌して、水性層で酸のナトリウム塩を形成させることかでき
る。このナトリウム塩は、所望ならば2層を分離した後、所望により水に相溶性
の有機溶媒、例えばアセトンを加えた後、水性層から回収することができる。好
適な水に非相溶性の溶媒は、例えば脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、ハロゲン
化炭化水素、エーテルまたはエステルである。好ましくは、水に非相溶性の溶媒
は、トルエンである。
加水分解的に不安定なナトリウムを含む塩基、例えばナトリウムメトキシドのよ
うなナトリウムアルコキシドを用いるときには、好適な溶媒系は実質的に無水の
不活性有機溶媒、例えばトルエン、メタノールのような用いられる塩基と相溶性
のものである。
好適には、ナトリウム塩は0−150”cの範囲の温度で形成され、これより低
い温度を用いることができるが、好ましくは5〜120″Cの範囲であり、最も
好ましくは10〜so’cの範囲である。特に好ましい態様では、ナトリウム塩
は、大気圧で、周囲温度から50″Cまでの範囲の温度で形成させる。
好適には、ナトリウム塩は用いられる溶媒系の沸点と溶媒系の氷点との間の温度
で結晶化される。好適には、結晶化は、−50″Cがら+5o″Cの範囲内の温
度で、好ましくは一20’Cがら周囲温度までの範囲、最も好ましくは一10″
Cから+10″Cまでの範囲の温度で、大気圧で行うことができる。得られる生
成物の結晶の大きさは結晶化温度を調整し、冷却の速度を変化させることによっ
て変えることができる。
本発明による好ましい方法では、S (+)2− (4−イソブチルフェニル)
プロピオン酸を、水とアセトンとの混合物から成る溶媒系の存在下にて水酸化ナ
トリウムと反応させることによってナトリウム塩に転換される。
好適には、この工程は0〜so’cの範囲、好ましくは40℃と60°Cの間で
行われる。好適には、アセトン対水の容積比は50:1−1:10の範囲であり
、好ましくはこの比率は20:1−1:1の範囲であり、最も好ましくは15:
1〜2:lの範囲である。
ナトリウム塩は、当業者に知られている結晶化を促進する方法によって溶媒系か
ら結晶化することができる。
例えば、溶媒系を冷却して、濃縮し、所望な物質を播種し、またはこのナトリウ
ム塩の溶解度が余り高くない溶媒で希釈することができ、またはこれらの方法の
任意の組み合わせを用いることができる。好ましくは、この溶媒系は、ナトリウ
ム塩が形成された直後または溶媒系の冷却時に結晶化するように選択される。
結晶化したナトリウム塩は、当業者に知られている方法、例えば濾過または遠心
分離によって溶媒系から分離することができる。
もう一つの態様では、本発明は、鏡像異性体純度が90%を上回る2−(4−イ
ソブチルフェニル)プロピオン酸の所望な鏡像異性体のナトリウム塩を調整する
方法であって、
(a)所望な鏡像異性体50%以上を飽和溶液を含むナトリウム=2− (4−
イソブチルフェニル)プロピオネートを溶媒に溶解して飽和溶液を形成させ、(
b)この溶液に、ナトリウム=2− (4−イソブチルフェニル)プロピオネー
トの所望な鏡像異性体を播種し、(C)この溶液を制御した方法で冷却し、固形
のナトリウム塩を結晶化させ、
(d)この固形のナトリウム塩を溶媒から分離し、(e)dまての段階を繰り返
して、所望な純度の鏡像異性体を得る
段階を含んで成る方法を提供する。
望ましくない鏡像異性体かかなり高い比率で含む結晶化母液は、水酸化ナトリウ
ムのような塩基の存在下にて既知の方法、例えば加熱によってラセミ化し、所望
により結晶化または蒸発により得られるラセミ塩を前記の段階(a)〜(e)を
行うことによって再使用することができる。
好適には、ラセミ体のナトリウム=2− (4−イソブチルフェニル)プロピオ
ネートがこの工程に用いられる。
これは、2−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸のエステルの加水分解に
よって、または2−(4−イソブチルフェニル)プロピオンニトリルの加水分解
によって、または2−(4−イソブチルフェニル)プロピオンアミドの加水分解
によって、或いは当業者に知られている他の方法によって調製することができる
。
好適には、任意の溶媒または溶媒の混合物であって、ナトリウム=2− (4−
イソブチルフェニル)プロピオネートが可溶性であり、これがら結晶化によって
塩を回収することができるものを用いることかできる。好適には、水と部分的に
水相溶性の有機溶媒、例えばメチルエチルケトンとの混合物を用いることができ
る。好ましくは、溶媒は水と、アセトンまたは01〜4アルコール、例えばメタ
ノール、エタノール、プロパン−1−オール、プロパン−2−オールまたはブタ
ン−1−オールから選択される少なくとも1種類の水に相溶性の溶媒との混合物
である。最も好ましくは、この溶媒は、水とアセトンとの混合物である。
本発明のもう一つの態様では、前記の方法のいずれかによって得られる5(−)
ナトリウム=2−(4−イソブチルフェニル)プロピオネートを酸性にして、最
初に用いた2−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸の鏡像異性体純度より
高い純度を有するS(+)−イブプロフェンを生成させることかできる。この方
法は、S(+)−イブプロフェンを前記のようにラセミ酸の分割によって、また
は不斉水素化のような化学的手法または立体選択的な酵素的エステル加水分解の
ような生化学的手法を用いる不斉合成によって調製することができるので、商業
的に極めて有用である。このような方法では、得られる物質の鏡像異性体純度が
所望な標準のものでないときには、最後の精製段階が問題である。以前は、鏡像
異性体の純度を許容可能な水準、例えば99%を上回る純度まで高めるには、費
用のかかる分割が必要であった。本明細書に記載の方法では、S(+)−イブプ
ロフェンの鏡像異性体純度を増加させて99%以上の鏡像異性体純度のS(+)
−イブプロフェンを廉価で効率的に得る方法を提供する。
同様に、本発明者らは、R(−)−イブプロフェンの鏡像異性体純度は、同じ方
法を用いてR(+)ナトリウム=2− (4−イソブチルフェニル)プロピオネ
ートに転換することによって増加させることができることを見出だした。
前記のように、用いられる溶媒系か出発物質として用いられる2−(4−イソブ
チルフェニル)プロピオン酸の化学量論的量の少なくとも2倍の水を含むときに
は、5(−)ナトリウム=2− (4−イソブチルフェニル)プロピオネートニ
水和物が生成し、これは新規な化合物である。
したがって、本発明は、鏡像異性体純度が少なくとも90%である5(−)ナト
リウム=2− (4−イソブチルフェニル)プロピオネートニ水和物を提供する
。好ましくは、S (−)ナトリウム=2− (4−イソブチルフェニル)プロ
ピオネートニ水和物の鏡像異性体純度は95%より大きく(すなわち95〜10
0%)、更に好ましくは鏡像異性体純度は98%を上回り、最も好ましくはS
<−)ナトリウム=2− (4−イソブチルフェニル)プロビオネートニ水和物
の鏡像異性体純度は99%を上回る。本発明の特に好ましい態様では、S (−
)ナトリウム−2−(4〜イソブチルフエニル)プロピオネ−1の鏡像異性体純
度は99.5%を上回り、例えば99.9%を上回る。
固形の二水和物化合物は自由に流動し、これ以上水を吸収しない。本発明の特に
好ましい態様は、固形の5(−)ナトリウム=2−(4−イソブチルフェニル)
プロピオネートニ水和物であって、水2分子が5(−)ナトリウム=2− (4
−イソブチルフェニル)ブロピオネ−トのそれぞれの分子に対して含まれている
ものである。
もう一つの態様では、本発明は、炎症、痛みおよび発熱の治療に用いられる5(
−)ナトリウム=2− (4−イソブチルフェニル)プロピオネートを提供する
。
本発明を下記の実施例によって説明するが、これらの実施例は本発明を制限する
ためのものではない。
実施例で出発物質として用いられるS (+) −2−(4−イソブチルフェニ
ル)プロピオン酸の試料は、J、Pharm、Sci、、65 (1976)、
269〜273に記載の方法と同様の方法で、S (−) −1−フェニルエチ
ルアミンを用いてラセミイブプロフェンを分割することによって調製した。最初
に生成した5(−)−1−フェニルエチルアンモニウム=S (+) −2−(
4−イソブチルフェニル)プロピオネート塩を酸性にしたところ、鏡像異性体純
度が85〜88%のS(+)ナトリウム=2− (4−イソブチルフェニル)プ
ロピオネートを得た。最初に生成した塩をプロパン−2−オールから再結晶して
、酸性にしたところ、鏡像異性体純度が95〜99%のS (+)−2−(4−
イソブチルフェニル)プロピオン酸を得た。
出発物質として用いたR (−)−2−(4−イソブチルフェニル)プロピオン
酸の試料は、J。
Chromatography、99.(1974)。
541〜551に記載の方法と同様の方法でR(+) −1−フェニルエチルア
ミンを用いてラセミイブプロフェンを分割することによって調製した。
鏡像異性体純度の測定
5(−)ナトリウム=2− (4−イソブチルフェニル)プロピオネートの試料
の鏡像異性体純度は、下記の ゛ようにして測定した。S (−)ナトリウム=
2− (4−イソブチルフェニル)プロピオネートを5M塩酸で酸性にして、混
合物をエーテルで抽出した。−緒に纏めたエーテル抽出物を水で洗浄し、乾燥し
、蒸発させたところ、S (+)−2−(4−イソブチルフェニル)プロピオン
酸を得た。
S−(+) −2−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸の試料を塩化チオ
ニルと塩化アセチルと反応させて、S (+)−2−(4−イソブチルフェニル
)プロピオニルクロリドを生成させ、これを次に(−)−1−フェニルエチルア
ミンと反応させて、N−(−)−1−フェニルエチル=S (+)−2−(4−
イソブチルフェニル)プロピオンアミドを形成した。それぞれの試料に含まれる
R (−)−2−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸から形成されるジア
ステレオ異性体アミドの量をHPLCを用いて測定した。
実施例1
水酸化ナトリウム(6,4g)を水(50ml)に溶解したしのを、周囲温度で
、S (+)−2−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸(41,2g、鏡
像異性体純度98.9%)をアセトン(2リツトル)に溶解して撹拌したものに
2分間を要して加えた。30分間放置した後、沈澱した塩を集め、アセトンで洗
浄して乾燥した。この塩を50〜60°Cの温水(45ml)に加え、アセトン
(300m1)を5分間を要して徐々に加えながら撹拌した。温溶液を残渣から
傾瀉して、温かなうちにアセトン(650ml)と混合した。冷却により結晶化
した物質を濾過によって集め、5(−)ナトリウム=2−(4−イソブチルフェ
ニル)プロピオネート二水和物、融点220〜222°C1[α]o”=4.3
゜(c O,94)を得た。前記の方法でS C+)−2−(4−イソブチルフ
ェニル)プロピオン酸に再転換した試料は、[(Z] o ”=+ 58. 7
° (c 1. 116)であった。鏡像異性体純度は、少なくとも99.9%
であることか判った。
実施例2
S (+)−2−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸(10,3g、鏡像
異性体純度95.9%)と、アセトン(80ml)と水(8ml)との混合物を
50℃まで加温した。水酸化ナトリウム(2,2g)を水(4ml)に溶解した
ものを加えて、溶液を冷却した。生成した固形物を濾過によって集め、アセトン
で洗浄し、風乾したところ、5(−)ナトリウム=2− (4−イソブチルフェ
ニル)プロピオネート二水和物を得た(収率89%)。鏡像異性体純度99%。
S (+)2− (4−イソブチルフェニル)プロピオン酸(20,6g、鏡像
異性体純度98.6%)とプロパン−2−オール(100m1)との混合物を3
5°Cに加熱した。水酸化ナトリウムフレーク(4,0g)を水(15ml)に
溶解したものを加えた。2°Cまで冷却した後、結晶化した塩を濾過して集め、
プロパン−2−オール(10ml水10%を含有)で洗浄した後、風乾し、最後
に真空で乾燥した。得られたS (−)ナトリウム=2− (4−イソブチルフ
ェニル)プロピオネート(収率74%)をS(+)−2−(4−イソブチルフェ
ニル)プロピオン酸に転換し、前記と同様の方法で分析した。鏡像異性体純度9
9.9%。
実施例4
S (+)−2−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸(20,6g、鏡像
異性体純度98.6%)と、水(50ml)と、水酸化ナトリウムフレーク(4
,0g)との混合物を撹拌して、60°Cまて加熱し、溶液を得た。溶液を5°
Cまで冷却し、析出したS (−)ナトリウム=2−(4−イソブチルフェニル
)プロピオネート二水和物を濾過によって集め、真空下で30°Cで乾燥し、無
水形を得た(収率53%)。この塩を、S (+) −2=(4−イソブチルフ
ェニル)プロピオン酸に転換して、前記と同様にして分析した。鏡像異性体純度
99.9%。
実施例5
水酸化ナトリウム(2,0g)を水(7ml)に溶解したものを、S (+)−
2−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸(10,3g、鏡像異性体純度9
8.6%)をアセトン(60ml)に溶解したものに加えた。直ちに沈澱が生じ
た。混合物を5°Cまで冷却し、5(−)ナトリウム=2− (4−イソブチル
フェニル)プロビオネートニ水和物を濾過によって集め、アセトン(5m l’
)で洗浄した後、風乾し、最後に35°Cで真空で乾燥したところ、無水形(
収率83%)を得た。塩をS (+)−2−(4−イソブチルフェニル)プロピ
オン酸に転換し、前記と同様にして分析した。鏡像異性体純度99.8%。
実施例6
3 (+)−2−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸(10,3g、鏡像
異性体純度88%)と、アセトン(80ml)と、水(8ml)との混合物を5
0°Cまて加熱した。水酸化ナトリウムフレーク(2,5g)を水(4ml)に
溶解したものを加え、混合物を周囲温度まで冷却した。結晶化した物質を濾過に
よって集め、アセトンて洗浄したところ、5(−)ナトリウム=2−(4−イソ
ブチルフェニル)プロピオネートニ水和物(収率53.7%)を得た。鏡像異性
体純度98.2%。
実施例7
S (+)−2−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸(10,3g、鏡像
異性体純度98.6%)と、トルエン(25mJ)と、水(7ml)と、水酸化
ナトリウム(2,0g)との混合物を80”Cまで加熱した。更に水(5ml)
を加えた。混合物は、徐々に2層に分離した。下層を分離して、65°Cまで加
熱した。アセトン(80ml)を、加温し、撹拌した水性層に滴下して加え、混
合物を5°Cまで冷却した。更にアセトン(20ml)を加え、混合物を25°
Cで1時間撹拌した。
生成した5(−)ナトリウム=2− (4−イソブチルフェニル)プロピオネー
トニ水和物を濾過によって集め、アセトンで洗浄し、風乾して恒量(収率78%
)とした。
塩を酸に転換して、前記と同様にして分析した。鏡像異性体純度99.9%。
実施例8
ナトリウム(2,3g)をメタノール(30ml)に還流下して溶解することに
よって形成させたナトリウムメトキシドの溶液を、S (+)−2−(4−イソ
ブチルフェニル)プロピオン酸(20,6g、鏡像異性体純度98.6%)をト
ルエン(150ml)に溶解して撹拌したものに加えた。添加を完了した後、S
(+) −2−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸(0,8g。
光学的純度98.6%)を追加して、pHを8に調整した。蒸留塔の最上部温度
が+ 00 ”Cに達するまでメタノールを留去した後、混合物を周囲温度まで
冷却し、濾過したところ、5(−)ナトリウム=2− (4−イソブチルフェニ
ル)プロピオネ−)(22,4g、収率94.5%)を得た。この塩を酸に転換
し、前記と同様にして分析を行った。鏡像異性体純度99.3%。
実施例9
S (+)−2−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸(211kg、鏡像
異性体純度98.2%)をトルエン(850kg)に溶解したものに、アセトン
(1080リットル)を加え、溶液を濾過した。水酸化ナトリウム溶液(80k
g、SG1.5)を50〜55°Cで30分間を要して加えた後、水(77リツ
トル)を加えた。
混合物を5°Cに冷却し、沈澱した固形物を濾過によって集め、濾過したアセト
ン(2×200リツトル)で洗浄し、真空にて50°Cて乾燥したところ、5(
−)ナトリ苛性ソーダ溶液(40リツトル、SG1.5)と、水(I55リット
ル)とを、S (+)−2−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸(151
kg、iji像異性体純度97.6%)をトルエン(531kg)に溶解したも
のに加え、混合物を50°Cで0.5時間攪拌しながら加熱した。水性層を分離
して、濾過した。有機相を水(50リツトル)で洗浄した。−緒に纏めた水性相
を還流温度まで加熱し、残留しているトルエンと水との混合物(120リツトル
)を留去した。水性溶液を40″Cを下回る温度まて冷却し、濾過したアセトン
(1451リツトル)を加えた。生成するスラリーを55〜60°Cで0.5時
間撹拌しながら加熱した。得られた溶液を1.5°Cまで冷却し、この温度で1
時間撹拌した。混合物を濾過し、残渣を濾過したアセトン(2X200リツトル
)で洗浄し、真空下で50″Cで乾燥して、アセトンを除去したところ、5(−
)ナトリウム=2− (4−イソブチルフェニル)プロビオネートニ水和物(収
率、88.7%、鏡像異性体純度99.9%)を得た。
7七トン母液(1570kg)を塩酸(5リツトル、SG 1.17)と水(3
00リツトル)で処理し、70°Cまて加熱して、アセトン(1393kg)を
蒸留によって回収した。水(300リツトル)を残渣に加え、水/アセトン共沸
混合物(107kg)を100″Cで留去した。水性残渣を57°Cまて冷却し
た後、塩酸(5リツトル、SG1.17)とトルエン(15oリツトル)を加え
た。水性相を分離によって除去し、トルエン相を60°Cで水(300リツトル
)で洗浄した。次に、粗製(7)S (+) −2−(4−イソブチルフェニル
)プロピオン酸を含むトルエン相を再処理して、更にS (−)ナトリウム=2
− (4−イソブチルフェニル)プロピオネ−塩酸(76リツトル、SG1.1
8)を、5(−)ナトリウム=2− (4−イソブチルフェニル)プロピオネー
ト(203kg、鏡像異性体純度99.4%)と、水(450m1)と、ヘプタ
ン(159リツトル)との混合物に15分間を要して加えた。水性相を30°C
で脱イオン水(2X200リツトル)を用いて洗浄した。ヘプタン溶液を濾過し
、冷却したヘプタン(159リツトル)に約1.75時間を要して加えた。混合
物を一10°Cを下回る温度に2時間保持し、固形物を濾過によって集め、真空
で乾燥したところ、S (+)−2−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸
(121,3kg、76%、鏡像異性体純度99.4%)を得た。
実施例12
錠剤を下記の成分から調製した。
5(−)ナトlリム =2−(4−イソブチルフェニル) プロピオネート 三
水和物 680 75.2メトセルE50 12 1・3
ラクトース、噴霧乾燥したちの 137 15.2クロスカルメロースナトリウ
ム 33 3.7f氏置換ヒドロキシブUビルセル叶ス 33 3.7ステアリ
ン 酸7グネノウム 9 1.0フイルムコート
ヒドロキノプロピルメチルセルロース 20白色着色料 6
タルク 4
この薬剤をメトセルの水性溶液で造粒する。乾燥した顆粒を、ラクトース、クロ
スカルメロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロースおよびステアリン酸
マグネシウムと配合する。この配合物を圧縮した後、フィルムコーティング成分
の水性溶液を用いてコーティングを5(−)−2−(4−イソブチルフェニル)
10ピオン酸三水和物 512 57.7
リン酸三hルシウム 180 20.3微品質セルトス 60 6.8
ポリビニルピロリドン 36 .4.1クロスカルメ叶スナトリウム ’96
10.8ステアリン 酸マグネシウム 4 0.4薬剤、リン酸三カルシウムお
よび微品質セルロースを、ポリビニルピロリドンをアルコールに溶解したもので
造粒する。この顆粒を乾燥し、クロスカルメロースナトリウムとステアリン酸マ
グネシウムと配合する。この配合物を、カプセル形装置を用いて圧縮する。
S(+)−2−(4−インブチルフェニル)プロピオン酸三水和物 160 5
5.2
トウモロコノ澱粉 128 44.2
ステ了リン 酸 1.6 0.6
糖コート
ワニス 層 1.3
粉末状アラピ了ゴム 1.3
精製糖 112
硫酸カルシウムニ水和物 36
カルボキノメチルセルロースtトII’)ム 0.8着色料 2.0
カルナウバワフクス 粉末 0.2
この薬剤とl・ウモロコシ澱粉の一部をトウモロコシ澱粉の一部をゲルとして用
いて造粒する。混合物を乾燥して、残りのトウモロコシ澱粉と配合して圧縮する
。コアを、ワニス、付着剤、平滑化および着色シロップを連続して適用すること
によって糖衣する。錠剤をカルナウバワックスて磨く。
S(+)−2−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸三水和物 160 3
2.0
GELUCIRE44/14 340 68.0(GELUCIREはGatt
efosseの商標である)
この薬剤を、溶融物(GELUCIRE)に分散し、硬質セラチンカプセルに充
填する
実施例16(座薬)
S(−)−2−(4−イソブチルフェニル)10ピオン酸二水和物 430 2
0.5
WITEPSOL H185100047,6(WITEPSOLはDynam
it
Nobelの商標である)
WITEPSOL H1567031,9(WITEPSQLはDynamit
Nobelの商標である)
この薬剤を溶融キャリヤーの混合物に分散する。混合物をキャビティに投入して
、2.1gの座薬を得る。
5(−)−2−(4−インブチルフェニル)プロピオン酸三水和物 128 1
1.3
重炭酸ナトリウム 800 70.7
クエン 酸 200 17.7
ラウリル硫酸ナトリウム 4 0.35総ての成分を互いに配合し、精製する混
合物を圧縮する。結合剤および/または風味遮蔽成分および/またはフレーバ剤
を所望により加えることができる。
実施例18(起泡性顆粒)
mg/サシェフト %(重量/重量)
S(−)−2−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸三水和物 512 1
6.5
微粉砕糖 1000 32.2
リンゴ 酸 350 11.3
炭酸ナトリム 143 4.6
フレーバ剤 100 3.2
β −ツクUデキストリン 500 16.1総ての成分を互いに乾式混合し、
箔サツシェに充填し、S(+)−イブプロフェン400mgの投与量を得る。
実施例19(低温放出錠剤)
mg/錠剤 %(重量/重量)
ゼ
5(−)−2−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸二水和物 160 5
0.6
ノコドエ7エトリン 塩酸塩 30 2.9微品質セルロース 20 6.3
りUスカルメロ−スナトリウム 32 10.1ポリビニルピロリドン 12
3.8
リン酸三カルシウム 60 19.0
ステ了リン 酸マグネシウム 2 0.6ヒド日tノブロビルメチルセルロース
9タルク 1.6
黄色着色料 3.5
S(+)−イブプロフェンのナトリウム塩、リン酸三カルシウム、微品質セルロ
ースおよびクロスカルメロースナトリウムを、ポリビニルピロリドンをアルコー
ルに溶解したもので造粒する。乾燥した顆粒をシュドエフェドリン塩酸塩とステ
アリン酸マグネシウムと配合する。
この配合物を圧縮して、フィルム形成剤の水性溶液を用いてコアをフィルムコー
トする。
5(−)−2−(4−インブチルフェニル)プロピオン酸二水和物 3.25
Carbopo198ONF(1) 2.0ポリエチレングリコール 300
10.02−フェノキノエタノール 1.0
プロピレングリコール 5,0
水酸化tトリウム 0.72
精製水を加えて、総量を 100とする。
(1) CARBOPOLはB、F、Goodrichの登録商標である。
ポリエチレングリコールを所望な精製水の約25%と混合して、Carbopo
lRをこの混合物に分散した。
所望な精製水の約56%を素早く撹拌しながら加え、CARBOPOL”を十分
に分散させ、水和させた。水酸化ナトリウムをできるだけ少量の精製水に溶解し
、撹拌しなからバルクに加えた。S(+)−イブプロフェンナトリウム塩二水和
物を、フェノキシエタノールとプロピレングリコールと残りの精製水との混合物
に溶解して、Carbopol’ゲルに激しく撹拌しながら加えた。
局所用ラブ(rub)として用いるのに好適な粘度の透明ゲルを生成した。前記
の配合物に遊離のS (+) −イブプロフェン酸か含まれると、局所ラブとし
て使用するのに好適ではない高粘度の不透明な生成物を得た。
この配合物にイブブロフエンラセメートのナトリウム塩の投与等量を含有すると
、全く不満足な生成物を生じ、透明な上層の液体と濁った粘稠な下層とに分離し
た。
実施例2+(局所用ゲル)
%(重量/重量)
S(−)ナトリウ=2−(4−イソブチルフェニル)プロピオネート二水和物
4.27
ホリ1チレングリコール 300 10精製水を加えて総量を 100とする。
ポリエチレングリコール、フェノキシエタノールおよびプロピレングリコールを
水の一部に加えて、混合する。
薬剤を加えた後、カルボキサマーを分散させる。カルボキサマーに、トリエタノ
ールアミンを残りの水に溶解したものを加えてゲル化する。
実施例22(徐放性錠剤)
mg/錠剤 %(重量/重量)
S(−)ナトリウム=2−(41yブチルフエニル)プロピオネオート二水和物
641 52.1
キサンタンガム 227 18.45
ポリビニルビUリドン 20 1.6
ステアリン 酸 9 0.7
コロイド状二酸化ケイ素 3 0.2
ナトリウム塩とキサンタンガムの一部を、ポリビニルピロリドンをイソプロパツ
ールに溶解したもので造粒する。他の成分とキサンタンガムの残りを混合物に配
合した後、これを圧縮して錠剤とする。この錠剤は、所望によりフィルムコート
を施すことかできる。
実施例23(経口用液体(低強度))
%(重量/重量)
S(−)+)IJ’1=2−(4−イソブチルフェニル)プロピオネート二水和
物 1.30
LYCASIN ” 80155(1) 40.0グリセリン 20.0
ドミフエンブロミド 0.005
アルコール 96% 2.0
精製水を加えて総量を 100とする。
(+) LYCAS INはROquetteの登録商標である。
LYCAS lN11とグリセリンを互いに混合した。ドミフエンブロミドをア
ルコールに溶解した。ナトリウム塩をこのアルコール性溶液に十分に精製した水
と共に加えて、溶液を生成させた。水性のアルコール溶液をLYCAS IN”
/グリセリン混合物に加えて、十分混合した。所望なフレーバ剤を前記の配合
物に加えることができる。
S(+)−イブプロフェンの遊離酸が前記の配合物に含まれると、生成物の表面
にかなりの割合のS (+) −イブプロフェンか浮遊している好ましくない生
成物が得られた。ナトリウム塩では、明るい透明な生成物を得た。
実施例24(経口用液体(低強度))
%
5(−)ナトリウム=2−(4−イソブチルフェニル)プロピオネート二水和物
1.6
キノリトール 35
グリセリノ 20
キサンタンガム 0・35
ドミフ・ンブロミド 0.005
アルコール 96% 2.0
精製水を加えて総量を 100とする。
キシリトールを水半分に溶解し、キサンタンガムを分散させ、水和させ、グリセ
リン、S(+)−イブプロフェンのナトリウム塩、ドミフェンブロミドとサッカ
リンナトリウムを加える。メントールとフレーバをアルコールに溶解して、バル
クに加える。水を加えて、所定の容積とする。
5(−)ナトl+’+=2−(4−インブチルフェニル)プロピオネート二水和
物 2.6
LYCAS[” 80155(1) 40.0グリセリン 20.0
ドミフエンブロミド 0.005
アルコール 96% 2.0
精製水を加えて総量を 100とする。
(1)LYCAS INはRoquetteの登録商標である。
LYCAS IN’とグリセリンを互いに混合して、適当な容積の水で希釈した
。ナトリウム塩を分散させ、混合物に溶解した。ドミフェンブロミドをアルコー
ルに溶解し、この溶液を撹拌しなからバルクに徐々に加えた。
配合物を一定の容積として、十分に混合した。所望なフレーバ剤をこの配合物に
加えることができる。
前記の配合物にS(+)−イブプロフェンの遊離酸が含まれると、表面に薬剤が
浮遊する不適当な生成物が得られた。ナトリウム塩は透明な明るい液体を生成し
た。
5(−)ナトlI’1=2−(4−インブチルフェニル)プロピオネート二水和
物 3.2
LYCAS[N R40
グリセリン 20
ドミフエンブロミド 0.005
フレーバ 0.2
アルコール 96% 2.0
精製水を加えて総量を 100とする。
これは、実施例24と同じ方法で調製した。
5C−)+ト1功ム=2−(4−イソブチルフェニル)プロピオネオート三水和
物 130 6.5
ノユドエフエドリン 塩酸塩30 1.5サフカリンナトI功ム 20 1.0
微粉砕糖を加えて総量を 2000 100とする。
粉末を30メツシユの篩で整粒して、互いに配合した後、粉末2000mgを含
むサツシェに充填した。所望なフレーバ剤を前記の混合物に加えることができる
。熱水(70°C以上)に加えると、透明な溶液か生成し、これを患者が飲用す
ることができる。
同じ配合物では、基剤のS(+)−イブプロフェンは熱水の表面上に口当たりの
まずい油状層を生じた。
5(−)ナトリウム=2−(4−インブチルフェニル)プロピオネオート三水和
物 160 4.6
ノコドエフエドリン 塩酸m 30 0.9サブ力リンナトリウム 20 0.
6
β −ノクロデキストリン 1000 28.4微粉砕糖 2000 57.0
フレーバ 300 8.に
れらの製粉を乾式配合して、サツシェに充填する。
実施例12〜28では、S (−)−2−(4−イソブチルフェニル)プロピオ
ン酸二水和物の代わりに無水形または他の水和形を用いることができる。
実施例29
水酸化ナトリウム(0,65g)を水(5ml)に溶解したものを、R(−)−
2−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸(4,1g)をアセトン(200
ml)に溶解して撹拌したものに加えた。混合物を周囲温度で30分間撹拌し、
結晶化した固形物を濾過によって集め、アセトンで洗浄して、風乾した。この物
質を熱水(6ml)に溶解し、アセトン(200ml)を加えながら撹拌した。
結晶化した物質を濾過によって集め、風乾したところ、R(+)ナトリウム=2
− (4−イソブチルフェニル)プロピオネートニ水和物、融点220〜221
”C1[α]!fi。=+4.0’ (C0,934)を得た。
5(−)+II’7ム=2−(4−イソブチルフェニル)プロピオネオート二水
和物 769 69.9
微晶質セルロース 208 ’18.9クロスカルメロースナトリウム 32
2.9ラクトース 84 7.6
コロイド状二酸化ケイ素 1 0.1
ステアリン 酸マグネシウム 6 0.6総ての成分を混合し、生成する混合物
を圧縮して錠剤とした(錠剤A)。
前記の錠剤の特性を、S (−)ナトリウム=2−(4−イソブチルフェニル)
プロビオネートニ水和物の代わりにS (+)−2−(4−イソブチルフェニル
)プロピオン酸600mgを含むこと以外は、前記と同じ量の同じ賦形剤を含む
錠剤(比較用錠剤A)と比較した。
錠剤を圧縮する圧を、下表に示す。生成する錠剤の硬度を測定した。崩壊時間を
、英国薬局方1980の方法によって測定し、溶解時間を米国薬局方XXII、
711節、1578頁に記載されている装置2を用いて、表記のpHを有するリ
ン酸緩衝液900m1を用いて、パドル速度50回転/分で測定した。
S=秒、m=分、NA=溶解が達成されず、T、。2錠剤から活性成分50%が
放出されるのに要する時間、
T、。−錠剤から活性成分90%が放出されるのに要する時間。
得られた結果から、同じ圧で圧縮したときには、錠剤Aは、比較用錠剤Aよりも
硬い錠剤を生じ、錠剤Aは崩壊時間およびpH7,2での類似の溶解には時間が
かかるか、pH6,0では優れた溶解を示した。
5(−)ナトリウム・2−(4−イソブチルフェニル)プロピオネオート二水和
物 600 61.3
リン酸三hルンウム 180 18.4微品質セルロース 60 6.1
クロスカルメロースtトリウム 96 9.8ボどトン 36 3.7
ステアリン 酸 6 0.6
ポビドンをイソプロパツールと水との混合物(1: 1容量部)に溶解した。S
(−)ナトリウム=2−(4−イソブチルフェニル)プロピオネートニ水和物
を、リン酸三カルシウム、微品質セルロースおよびクロスカルメロースナトリウ
ムと配合した後、ポビドンの溶液で造粒した。顆粒を乾燥し、整粒し、ステアリ
ン酸と配合した後、圧縮して錠剤とした(錠剤B)。
前記の錠剤の特性を、5(−)ナトリウム=2− (4−イソブチルフェニル)
プロピオネートニ水和物の代わりにS (+)−2−(4−イソブチルフェニル
)プロピオン酸(比較用錠剤B)600mgを用いたこと以外は、前記と同じ量
の同し賦形剤を含む錠剤と比較した生成する錠剤の溶解時間を、実施例30に記
載の方法を用いてpH6で測定した。
NT=溶解か達成されず、
T、。2錠剤から活性成分50%が放出されるのに要する時間、
T、。2錠剤から活性成分80%が放出されるのに要する時間。
錠剤Bは、比較用錠剤Bと比較して、優れた溶解挙動を示すことか判る。
補正書の写しく翻訳文)提出書(特許法第184条の8)平成 5 年 11
月 12 日1
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.(a)S(−)ナトリウム=2−(4−イソブチルフェニル)プロピオネー トを水に溶解した溶液からなり他の製薬上の賦形剤を含まない組成物および(b )S(+)−イブプロフェンのカルシウム塩を含んで成る組成物を除く、鏡像異 性体純度が少なくとも90%のS(−)ナトリウム=2−(4−イソブチルフェ ニル)プロピオネートと製薬上許容可能なキャリヤーとを含んで成る医薬組成物 。 2.S(−)ナトリウム=2−(4−イソブチルフェニル)プロピオネートが二 水和物として含まれる、請求の範囲第1項に記載の組成物。 3.(a)S(−)ナトリウム=2−(4−イソブチルフェニル)プロピオネー ト10〜99%と、(b)希釈剤1〜90%と、 (c)潤滑剤0.1〜10%と、 (d)崩壊剤0.1〜15%と、所望により(e)結合剤0.1〜15%とを 含んで成る、請求の範囲第1項または2項に記載の固形組成物。 4.錠剤または顆粒の形態の、請求の範囲第3項に記載の組成物。 5.(a)S(−)ナトリウム=2−(4−イソブチルフェニル)プロピオネー ト10〜80%と、(b)脂肪酸エステル賦形剤であって、1種類以上のポリオ ールエステルと天然の植物油脂肪酸のグリセリドとを含むもの20〜90%とを 含む、請求の範囲第1項または第2項に記載の組成物。 6.(a)S(−)ナトリウム=2−(4−イソブチルフェニル)プロピオネー ト1〜30%と、(b)起泡性カップルとを含む、請求の範囲第1項または第2 項に記載の起泡性組成物。 7.顆粒または錠剤の形態の、請求の範囲第6項に記載の組成物。 8.(a)S(−)ナトリウム=2−(4−イソブチルフェニル)プロピオネー ト0.1〜10%と、(b)希釈剤1〜50%と、 (c)水を総量が100%となるような量とを含む、請求の範囲第1項または第 2項に記載の経口用液体組成物。 9.クリーム、軟膏またはゲルの形態の、請求の範囲第1項または第2項に記載 の半固形組成物。 10.(a)S(−)ナトリウム=2−(4−イソブチルフェニル)プロピオネ ート1〜15%と、(b)ゲル化剤1〜20%と、 (c)防腐剤0.01〜10%と、 (d)水を総量が100%となるような量とを含む、請求の範囲第9項に記載の 半固形組成物。 11.パップまたはパッチの形態の、請求の範囲第1項または第2項に記載の局 所用組成物。 12.S(−)ナトリウム=2−(4−イソブチルフェニル)プロピオネート1 0〜30%と、キャリヤー70〜90%とを含む座薬の形態の、請求の範囲第1 項または第2項に記載の組成物。 13.鏡像異性体純度が少なくとも90%の固形状のS(−)ナトリウム=2− (4−イソブチルフェニル)プロピオネートと製薬上許容可能なキャリヤーとを 組み合わせ、投与形態へ配合する、請求の範囲第1〜12項のいずれか1項に記 載の組成物の製造法。 14.炎症、痛み及び発熱の治療に用いられる請求の範囲第1項または第2項に 記載の医薬組成物。 15.抗炎症剤、鎮痛剤および解熱剤として用いられる医薬を製造するための、 請求の範囲第1項または第2項に記載の医薬組成物の使用。 16.2−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸の所望な鏡像異性体のナト リウム塩であって、このナトリウム塩の鏡像異性体純度が90%を上回るものを 製造する方法であって、 (a)所望な鏡像異性体を50%以上含む2−(4−イソブチルフェニル)プロ ピオン酸を、溶媒系の存在下にてナトリウムを含む塩基で中和し、 (b)結晶化を行い、所望な鏡像異性体の固形のナトリウム塩を生成させ、 (c)前記の固形物を溶媒系から分離し、(d)前記の固形物を再結晶するか、 または(e)前記の固形物を酸性にすることによって2−(4−イソブチルフェ ニル)プロピオン酸に転換し、段階a、bおよびcを繰り返す 段階を含んで成る、方法。 17.(a)S(+)−鏡像異性体を85%以上含む2−(4−イソブチルフェ ニル)プロピオン酸を溶媒系の存在下にてナトリウムを含む塩基で中和し、(b )結晶化を行って、固形のS(−)ナトリウム=2−(4−イソブチルフェニル )プロピオネートを生成させ、 (c)前記の固形物を溶媒系から分離する段階を含んで成る、鏡像異性体純度が 90%を上回るS(−)ナトリウム=2−(4−イソブチルフェニル)プロピオ ネートを製造するための請求の範囲第16項に記載の方法。 18.溶媒系が、水と、アセトンおよびC1〜4アルコールから選択される水に 相溶性の有機液体との混合物から成る、請求の範囲第17項に記載の方法。 19.溶媒系が、水と、脂肪族または芳香族炭化水素から選択される水に相溶性 の有機液体から成り、S(−)ナトリウム=2−(4−イソブチルフェニル)プ ロピオネートを含む水性層を分離し、これから塩を結晶化させる、請求の範囲第 16項、第17項または第18項のいずれか1項に記載の方法。 20.中和段階を10〜80℃の範囲の温度で行う、請求の範囲第16〜19項 のいずれか1項に記載の方法。 21.ナトリウムを含む塩基が水酸化ナトリウムである、請求の範囲第16〜2 0項のいずれか1項に記載の方法。 22.溶媒系が、トルエン、アセトンおよび水の混合物を含む、請求の範囲第1 6〜21項のいずれか1項に記載の方法。 23,2−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸の所望な鏡像異性体のナト リウム塩の製造法であって、前記のナトリウム塩の鏡像異性体純度が90%を上 回り、(a)所望な鏡像異性体を50%以上含むナトリウム=2−(4−イソブ チルフェニル)プロピオネートを溶媒に溶解させて飽和溶液を形成させ、 (b)前記の溶液にナトリウム=2−(4−イソブチルフェニル)プロピオネー トの所望な鏡像異性体を播種し、(c)制御したやり方で前記の溶液を冷却して 、固形のナトリウム塩を結晶化させ、 (d)前記の固形ナトリウム塩を溶媒から分離し、(e)段階a〜dを繰り返し て、所望な水準の鏡像異性体純度を得る、段階を含んで成る方法。 24.溶媒が水とアセトンまたはC1〜4アルコールから選択される少なくとも 1種類の水と相溶性の溶媒との混合物を含む、請求の範囲第23項に記載の方法 。 25.得られたS(−)ナトリウム=2−(4−イソブチルフェニル)プロピオ ネートを酸性にして、最初に用いたS(+)−2−(4−イソブチルフェニル) プロピオン酸の鏡像異性体純度と比較してその純度が増加したS(+)−2−( 4−イソブチルフェニル)プロピオン酸を生成させる、請求の範囲第16〜24 項のいずれか1項に記載の方法。 26.鏡像異性体純度が少なくとも90%である、S(−)ナトリウム=2−( 4−イソブチルフェニル)プロピオネート二水和物。
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