JPH0651335B2 - 多層押出成形機の積層装置 - Google Patents
多層押出成形機の積層装置Info
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- JPH0651335B2 JPH0651335B2 JP2103315A JP10331590A JPH0651335B2 JP H0651335 B2 JPH0651335 B2 JP H0651335B2 JP 2103315 A JP2103315 A JP 2103315A JP 10331590 A JP10331590 A JP 10331590A JP H0651335 B2 JPH0651335 B2 JP H0651335B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、多層押出成形機の積層装置に関するものであ
る。
る。
(ロ)従来の技術 押出成形機に幅広い開口を有するダイを取り付けて溶融
樹脂を薄板状に押し出し、これを冷却することにより、
樹脂フィルム又は樹脂シートが製造される。樹脂シート
などの製造において、相手部材との接着性を改善した
り、気体透過性を改善するために、多層押出成形機を用
い、性質の異なる樹脂や接着剤などを重ね合わせて押し
出し、多層材とすることが行われている。たとえば、豆
腐の容器などは、深絞り成形性のよいポリスチレン(P
S)シートを縁付きの箱形容器に成形し、この容器に豆
腐を入れ、これの縁部にポリプロピレン(PP)フィル
ムをふた部材として熱接着させることにより密封する必
要があるが、PSとPPとでは熱接着性がよくない。こ
のため、あらかじめ溶融状態のPSとPPとの間に接着
性樹脂(以下、接着剤という)をはさみ込んで同時に押
し出して積層シートを製造する。次にこの積層シートを
用いて、PPを内側にして縁付きの箱形容器に深絞り成
形する。別に、ふた部材であるPPフィルムを準備して
おく。豆腐を入れた箱形容器の縁部の面と、ふた部材と
を接触させ、熱を加えることにより、容器のPP面と、
ふた部材のPPフィルムの面とを熱接着することにな
り、良好な接着が可能になる。
樹脂を薄板状に押し出し、これを冷却することにより、
樹脂フィルム又は樹脂シートが製造される。樹脂シート
などの製造において、相手部材との接着性を改善した
り、気体透過性を改善するために、多層押出成形機を用
い、性質の異なる樹脂や接着剤などを重ね合わせて押し
出し、多層材とすることが行われている。たとえば、豆
腐の容器などは、深絞り成形性のよいポリスチレン(P
S)シートを縁付きの箱形容器に成形し、この容器に豆
腐を入れ、これの縁部にポリプロピレン(PP)フィル
ムをふた部材として熱接着させることにより密封する必
要があるが、PSとPPとでは熱接着性がよくない。こ
のため、あらかじめ溶融状態のPSとPPとの間に接着
性樹脂(以下、接着剤という)をはさみ込んで同時に押
し出して積層シートを製造する。次にこの積層シートを
用いて、PPを内側にして縁付きの箱形容器に深絞り成
形する。別に、ふた部材であるPPフィルムを準備して
おく。豆腐を入れた箱形容器の縁部の面と、ふた部材と
を接触させ、熱を加えることにより、容器のPP面と、
ふた部材のPPフィルムの面とを熱接着することにな
り、良好な接着が可能になる。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のようなPSとPPとの間に接着剤
をはさみ込んで同時に押し出した多層シートを用いて絞
り成形を行うと、変形などの不良品が出やすい、という
問題点がある。このような多層シートを観察すると、第
7図に押し出し方向と直角な方向に切断した断面を示す
ように、ダイの幅方向の両端部に相当するシート端部に
おいて、各層が所定の厚さ比率となっていない部分があ
ることがわかる。上記のような多層シートを製造する場
合、使用される樹脂材料のうちで、メルトインデックス
(MI)の大きい、すなわち流動性のよい材料ほど押し
出しの際、四方に早く広がりやすい。その結果、MIの
大きい材料Xが幅方向の端部に早く行きわたり、接着剤
Yの層を巻き込むようにしながら、MIの小さい材料Z
側に回り込むため、上図に示すような断面形状となるも
のと考えられる。このような所定の厚さ比率から外れた
シート部分を用いて絞り成形すると、不良が発生するこ
とがわかった。このため、両端部分を切断して取り除
き、所定の厚さ比率の部分だけをシート材として供給す
るようにしなければならないので、歩留まりが悪い。し
たがって幅全体にわたって所定の厚さ比率を有する多層
シートを製造することが要求されていた。
をはさみ込んで同時に押し出した多層シートを用いて絞
り成形を行うと、変形などの不良品が出やすい、という
問題点がある。このような多層シートを観察すると、第
7図に押し出し方向と直角な方向に切断した断面を示す
ように、ダイの幅方向の両端部に相当するシート端部に
おいて、各層が所定の厚さ比率となっていない部分があ
ることがわかる。上記のような多層シートを製造する場
合、使用される樹脂材料のうちで、メルトインデックス
(MI)の大きい、すなわち流動性のよい材料ほど押し
出しの際、四方に早く広がりやすい。その結果、MIの
大きい材料Xが幅方向の端部に早く行きわたり、接着剤
Yの層を巻き込むようにしながら、MIの小さい材料Z
側に回り込むため、上図に示すような断面形状となるも
のと考えられる。このような所定の厚さ比率から外れた
シート部分を用いて絞り成形すると、不良が発生するこ
とがわかった。このため、両端部分を切断して取り除
き、所定の厚さ比率の部分だけをシート材として供給す
るようにしなければならないので、歩留まりが悪い。し
たがって幅全体にわたって所定の厚さ比率を有する多層
シートを製造することが要求されていた。
これを解決するものとしては、特開昭59−48137
号公報などに示されるように、対になった調整部材を互
いに接近又は互いに離反するように移動させることによ
り押出材料の幅方向の寸法を可変とすることが考えられ
る。しかしながら、このような構成では、対になった調
整部材をそれぞれ移動させて幅寸法を調整する必要があ
るので、装置を構成する部材の数が多くなり、装置の価
格が高くなるだけでなく、対になった調整部材をそれぞ
れ操作する必要があるので、操作が面倒であるという問
題点がある。
号公報などに示されるように、対になった調整部材を互
いに接近又は互いに離反するように移動させることによ
り押出材料の幅方向の寸法を可変とすることが考えられ
る。しかしながら、このような構成では、対になった調
整部材をそれぞれ移動させて幅寸法を調整する必要があ
るので、装置を構成する部材の数が多くなり、装置の価
格が高くなるだけでなく、対になった調整部材をそれぞ
れ操作する必要があるので、操作が面倒であるという問
題点がある。
本発明はこのような課題を解決することを目的としてい
る。
る。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は、1つの部材を操作するだけでダイに供給する
材料の幅寸法を調整できるようにすることにより、上記
課題を解決する。すなわち、本発明の積層装置は、複数
の樹脂材料(A,B及びC)を重ね合わせて多層樹脂シ
ート又は多層樹脂フィルムとして押し出す多層押出成形
機に設けられ、複数の樹脂材料が別々に供給される複数
の入り口流路(2a,2b及び2c)と、これらの樹脂
材料を重ね合わせる積層室(2e)と、重ね合わせた樹
脂材料を送り出す出口流路(2d)と、を有しており、
上記入り口流路(2b又は2c)と積層室(2e)との
間に樹脂材料(B又はC)の幅寸法を調整可能な幅調整
装置(10,11)が設けられているものを対象として
おり、上記幅調整装置(10又は11)は、上記入り口
流路(2b又は2c)と上記積層室(2e)との間に設
けられる円柱状の軸部材(10a)と、これに取り付け
られる固定板(10c)と、固定板(10c)を介して
軸部材(10a)の回転位置を固定するボルト(10
b)と、より構成され、軸部材(10a)には、円周面
に軸心と直交する方向に幅が次第に変化するみぞ(10
d)が設けられている。なお、かっこ内の符号は実施例
の対応する部材を示す。
材料の幅寸法を調整できるようにすることにより、上記
課題を解決する。すなわち、本発明の積層装置は、複数
の樹脂材料(A,B及びC)を重ね合わせて多層樹脂シ
ート又は多層樹脂フィルムとして押し出す多層押出成形
機に設けられ、複数の樹脂材料が別々に供給される複数
の入り口流路(2a,2b及び2c)と、これらの樹脂
材料を重ね合わせる積層室(2e)と、重ね合わせた樹
脂材料を送り出す出口流路(2d)と、を有しており、
上記入り口流路(2b又は2c)と積層室(2e)との
間に樹脂材料(B又はC)の幅寸法を調整可能な幅調整
装置(10,11)が設けられているものを対象として
おり、上記幅調整装置(10又は11)は、上記入り口
流路(2b又は2c)と上記積層室(2e)との間に設
けられる円柱状の軸部材(10a)と、これに取り付け
られる固定板(10c)と、固定板(10c)を介して
軸部材(10a)の回転位置を固定するボルト(10
b)と、より構成され、軸部材(10a)には、円周面
に軸心と直交する方向に幅が次第に変化するみぞ(10
d)が設けられている。なお、かっこ内の符号は実施例
の対応する部材を示す。
(ホ)作用 それぞれの押出機により材料ごとに円柱状に押し出され
た溶融状態のシート原料は、まず積層装置の入り口流路
に導入される。ここでMIのもっとも小さいものを最大
幅として、MIの大きいものほど幅を狭くされた状態で
帯状に積み重ねられ、積層素材とされる。次に積層素材
は出口流路を経てダイへ送られ、押し出し圧力を受け
る。各層はMIの大きいものほど速い速度で四方に広が
るが、これらの幅はMIの大きいものほど狭くされてい
るので、最終的にはほぼ均一な所定の厚さ比率とされた
積層シートが押し出し成形される。1つの軸部材を所望
の角度回転させるだけで、材料の幅寸法を容易に変える
ことができる。
た溶融状態のシート原料は、まず積層装置の入り口流路
に導入される。ここでMIのもっとも小さいものを最大
幅として、MIの大きいものほど幅を狭くされた状態で
帯状に積み重ねられ、積層素材とされる。次に積層素材
は出口流路を経てダイへ送られ、押し出し圧力を受け
る。各層はMIの大きいものほど速い速度で四方に広が
るが、これらの幅はMIの大きいものほど狭くされてい
るので、最終的にはほぼ均一な所定の厚さ比率とされた
積層シートが押し出し成形される。1つの軸部材を所望
の角度回転させるだけで、材料の幅寸法を容易に変える
ことができる。
(ヘ)実施例 第1ないし3図に本発明の実施例の3層シート製造用の
積層装置を示す。本体2は、ほぼ箱形をしており、これ
に3つの入り口流路2a,2b及び2cと、1つの出口
流路2dが設けられている。本体2の両側面には、円板
形の第1側板4及び第2側板6が取り付けられている。
各流路2a,2b,2c及び2dと連通する積層室2e
は、本体2,第1側板4及び第2側板6によって形成さ
れている。積層室2eの上流側には円柱状の溶融樹脂を
平板形状に整える整流器8が配置されている。第1幅調
整装置10は、第1側板4に取り付けられており、後述
する軸部材10aは、更に積層室2eの下流側を横切っ
て、第2側板6に設けられた穴6aにはめ込まれてい
る。第1幅調整装置10の軸部材10aには、これの円
周面に、軸心と直交する方向にみぞ10dが設けられて
いる(第4図参照)。みぞ10dは、平行ではなく、第
5図に展開図として示すように、軸部材10aの円周上
に0度からほぼ330度にわたって幅Vから幅Wまで減
小する形状をしている。軸部材10aは、固定板10c
を介してボルト10bを第1側板4にねじ込むことによ
り、回らないように第1側板4に固定することができ
る。これにより、第2の入り口流路2bに供給される第
2原料Bを、所定の原料幅に調整して、積層室2eに流
入させることが可能である。同様の第2幅調整装置11
が第1幅調整装置10とは逆向きに第2側板6に取り付
けられており、第3の入り口流路2cに供給される第3
原料Cを、所定の原料幅に調整して、積層室2eに流入
させることが可能である。本体2の出口流路2d側に
は、フランジ12が取り付けられており、接続管路14
を経て、ダイ側のフランジ16と接続されるようになっ
ている。出口流路2d,フランジ12,接続管路14及
びフランジ16の流路の断面形状は、第3図に示すよう
に長方形状に形成されている。本体2には、第1図中、
左斜め上方及び左斜め下方から積層室2eまで貫通する
一対の進退装置18及び20が設けられている。進退装
置18は、中心部に貫通穴が設けられていて本体2にね
じ込まれる押しボルト18aと、上記貫通穴にさし込ま
れる引きボルト18bと、引きボルト18bに取り付け
られた進退部材18cと、から構成されている。進退部
材18cは、角柱の一部を斜めにそぎ落とした形状をし
ており、これの一面は第1図に示すように、第2幅調整
装置11の軸部材11aの円筒面と対面するようになっ
ている。進退部材18cの上記一面と対面するみぞ11
dの幅寸法(V〜W)によって第3原料Cの幅寸法が決
定されることになる。同様に、進退装置20は、中心部
に貫通穴を有し、本体2にねじ込まれる押しボルト20
aと、上記貫通穴にさし込まれる引きボルト20bと、
引きボルト18bに取り付けられた進退部材20cとか
ら構成されている。進退部材20cは、角柱の一部を斜
めにそぎ落とした形状をしており、これの一面は、第1
幅調整装置10の軸部材10aの円筒面と対面するよう
になっている。進退部材20cの上記一面と対面するみ
ぞ10dの幅寸法によって第2原料Bの幅寸法が決定さ
れることになる。進退装置18及び20は、進退部材1
8c及び20cを積層室2e内において互いに近付ける
方向又は互いに遠ざける方向に進退させることにより、
第1の入口流路2aを経て積層室2e内に導入された第
1原料Aの流速を変えることが可能である。なお、本体
2,第1側板4及び第2側板6には、それぞれヒータ2
2が取り付けられている。
積層装置を示す。本体2は、ほぼ箱形をしており、これ
に3つの入り口流路2a,2b及び2cと、1つの出口
流路2dが設けられている。本体2の両側面には、円板
形の第1側板4及び第2側板6が取り付けられている。
各流路2a,2b,2c及び2dと連通する積層室2e
は、本体2,第1側板4及び第2側板6によって形成さ
れている。積層室2eの上流側には円柱状の溶融樹脂を
平板形状に整える整流器8が配置されている。第1幅調
整装置10は、第1側板4に取り付けられており、後述
する軸部材10aは、更に積層室2eの下流側を横切っ
て、第2側板6に設けられた穴6aにはめ込まれてい
る。第1幅調整装置10の軸部材10aには、これの円
周面に、軸心と直交する方向にみぞ10dが設けられて
いる(第4図参照)。みぞ10dは、平行ではなく、第
5図に展開図として示すように、軸部材10aの円周上
に0度からほぼ330度にわたって幅Vから幅Wまで減
小する形状をしている。軸部材10aは、固定板10c
を介してボルト10bを第1側板4にねじ込むことによ
り、回らないように第1側板4に固定することができ
る。これにより、第2の入り口流路2bに供給される第
2原料Bを、所定の原料幅に調整して、積層室2eに流
入させることが可能である。同様の第2幅調整装置11
が第1幅調整装置10とは逆向きに第2側板6に取り付
けられており、第3の入り口流路2cに供給される第3
原料Cを、所定の原料幅に調整して、積層室2eに流入
させることが可能である。本体2の出口流路2d側に
は、フランジ12が取り付けられており、接続管路14
を経て、ダイ側のフランジ16と接続されるようになっ
ている。出口流路2d,フランジ12,接続管路14及
びフランジ16の流路の断面形状は、第3図に示すよう
に長方形状に形成されている。本体2には、第1図中、
左斜め上方及び左斜め下方から積層室2eまで貫通する
一対の進退装置18及び20が設けられている。進退装
置18は、中心部に貫通穴が設けられていて本体2にね
じ込まれる押しボルト18aと、上記貫通穴にさし込ま
れる引きボルト18bと、引きボルト18bに取り付け
られた進退部材18cと、から構成されている。進退部
材18cは、角柱の一部を斜めにそぎ落とした形状をし
ており、これの一面は第1図に示すように、第2幅調整
装置11の軸部材11aの円筒面と対面するようになっ
ている。進退部材18cの上記一面と対面するみぞ11
dの幅寸法(V〜W)によって第3原料Cの幅寸法が決
定されることになる。同様に、進退装置20は、中心部
に貫通穴を有し、本体2にねじ込まれる押しボルト20
aと、上記貫通穴にさし込まれる引きボルト20bと、
引きボルト18bに取り付けられた進退部材20cとか
ら構成されている。進退部材20cは、角柱の一部を斜
めにそぎ落とした形状をしており、これの一面は、第1
幅調整装置10の軸部材10aの円筒面と対面するよう
になっている。進退部材20cの上記一面と対面するみ
ぞ10dの幅寸法によって第2原料Bの幅寸法が決定さ
れることになる。進退装置18及び20は、進退部材1
8c及び20cを積層室2e内において互いに近付ける
方向又は互いに遠ざける方向に進退させることにより、
第1の入口流路2aを経て積層室2e内に導入された第
1原料Aの流速を変えることが可能である。なお、本体
2,第1側板4及び第2側板6には、それぞれヒータ2
2が取り付けられている。
次にこの実施例の作用を説明する。各入り口流路2a,
2b及び2cには、図示しない複数の押出機からそれぞ
れ断面が円形の成形原料が溶融状態で供給されている。
成形原料は、ヒータ22によって所定の温度に維持され
ている。ここで第1の入り口流路2aに供給される樹脂
原料Aは、MIの小さいもの(たとえばPP)であり、
第2の入り口流路2bに供給される樹脂原料Bは、MI
の大きいもの(たとえばPS)であり、第3の入り口流
路2cに供給される樹脂原料Cは、MIの比較的大きい
もの(たとえば接着剤用の樹脂)であるとする。あらか
じめ第1幅調整装置10のみぞ10dが進退部材20c
と対面する位置において、樹脂原料BのMI値に応じた
みぞ幅となるように、回転位置を調整した状態で、ボル
ト10bをねじ込んで固定板10cにより固定してお
く。同様に、第2幅調整装置11も、そのみぞ幅が樹脂
原料CのMI値に応じたものとなるように、軸部材11
aの回転位置を調整して固定しておく。樹脂原料Bは第
2の入り口流路2bを通り、第1幅調整装置10によっ
て所定の幅に調整されて積層室2eに供給される。MI
の小さい樹脂原料Aは、整流器8を通って平板状に整流
された後、幅寸法を規制する必要はないので、幅調整装
置を通ることなく、積層室2eに供給される。樹脂原料
Cは第3の入り口流路2cを通り、第2幅調整装置11
によって所定の幅に調整されて積層室2eに供給され
る。各層の厚さは、単位時間あたりの供給量によって決
まるので、所定の厚み比率となるように、それぞれの供
給量を調整すればよい。この際、各溶融樹脂の積層室2
e内における流速にあまり差があると、厚み精度に影響
を与えるので、進退装置18及び20を用いて流速の調
整を行う。このようにして第6図に示すように、3種類
の樹脂は積層室2e内において、もっとも幅の狭い樹脂
原料B,もっとも幅の広い樹脂原料A及び中間の幅の樹
脂原料Cの順序で重ね合わされることになる。この溶融
状態の積層素材は接続管路14を通って図示しないダイ
に導かれて押し出し圧力を与えられる。この押し出し圧
力によって各層はMIの大きさに応じた速度で四方にの
調整を行う。このようにして第6図に示すように、3種
類の樹脂は積層室2e内において、もっとも幅の狭い樹
脂原料B,もっとも幅の広い樹脂原料A及び中間の幅の
樹脂原料Cの順序で重ね合わされることになる。この溶
融状態の積層素材は接続管路14を通って図示しないダ
イに導かれて押し出し圧力を与えられる。この押し出し
圧力によって各層はMIの大きさに応じた速度で四方に
押し広げられるので、最終的に等しい押し出し幅とされ
る。このようにして所定の厚み比率の積層シート又は積
層フィルムが製造される。
2b及び2cには、図示しない複数の押出機からそれぞ
れ断面が円形の成形原料が溶融状態で供給されている。
成形原料は、ヒータ22によって所定の温度に維持され
ている。ここで第1の入り口流路2aに供給される樹脂
原料Aは、MIの小さいもの(たとえばPP)であり、
第2の入り口流路2bに供給される樹脂原料Bは、MI
の大きいもの(たとえばPS)であり、第3の入り口流
路2cに供給される樹脂原料Cは、MIの比較的大きい
もの(たとえば接着剤用の樹脂)であるとする。あらか
じめ第1幅調整装置10のみぞ10dが進退部材20c
と対面する位置において、樹脂原料BのMI値に応じた
みぞ幅となるように、回転位置を調整した状態で、ボル
ト10bをねじ込んで固定板10cにより固定してお
く。同様に、第2幅調整装置11も、そのみぞ幅が樹脂
原料CのMI値に応じたものとなるように、軸部材11
aの回転位置を調整して固定しておく。樹脂原料Bは第
2の入り口流路2bを通り、第1幅調整装置10によっ
て所定の幅に調整されて積層室2eに供給される。MI
の小さい樹脂原料Aは、整流器8を通って平板状に整流
された後、幅寸法を規制する必要はないので、幅調整装
置を通ることなく、積層室2eに供給される。樹脂原料
Cは第3の入り口流路2cを通り、第2幅調整装置11
によって所定の幅に調整されて積層室2eに供給され
る。各層の厚さは、単位時間あたりの供給量によって決
まるので、所定の厚み比率となるように、それぞれの供
給量を調整すればよい。この際、各溶融樹脂の積層室2
e内における流速にあまり差があると、厚み精度に影響
を与えるので、進退装置18及び20を用いて流速の調
整を行う。このようにして第6図に示すように、3種類
の樹脂は積層室2e内において、もっとも幅の狭い樹脂
原料B,もっとも幅の広い樹脂原料A及び中間の幅の樹
脂原料Cの順序で重ね合わされることになる。この溶融
状態の積層素材は接続管路14を通って図示しないダイ
に導かれて押し出し圧力を与えられる。この押し出し圧
力によって各層はMIの大きさに応じた速度で四方にの
調整を行う。このようにして第6図に示すように、3種
類の樹脂は積層室2e内において、もっとも幅の狭い樹
脂原料B,もっとも幅の広い樹脂原料A及び中間の幅の
樹脂原料Cの順序で重ね合わされることになる。この溶
融状態の積層素材は接続管路14を通って図示しないダ
イに導かれて押し出し圧力を与えられる。この押し出し
圧力によって各層はMIの大きさに応じた速度で四方に
押し広げられるので、最終的に等しい押し出し幅とされ
る。このようにして所定の厚み比率の積層シート又は積
層フィルムが製造される。
(ト)発明の効果 以上説明してきたように、本発明によると、使用される
樹脂材料のMIの値に応じてダイに供給する前の材料の
幅を簡単な動作で自由に調整することができるので、積
層されたシートやフィルムなどの厚み比率を容易に一定
のものとすることができる。装置を構成する部材の数が
少なくて済むので、装置の価格を安くすることができ
る。
樹脂材料のMIの値に応じてダイに供給する前の材料の
幅を簡単な動作で自由に調整することができるので、積
層されたシートやフィルムなどの厚み比率を容易に一定
のものとすることができる。装置を構成する部材の数が
少なくて済むので、装置の価格を安くすることができ
る。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の実施例の積層装置の一部断面にして示
す正面図、第2図は第1図のII−II線に沿った断面図、
第3図は第2図のIII矢視図、第4図は本発明の実施例
に用いられる軸部材の斜視図、第5図は本発明の実施例
に用いられるみぞの展開図、第6図は積層された材料の
断面図、第7図は従来の積層シートの断面図である。 4……第1側板、6……第2側板、10,11……幅調
整装置、10a……軸部材、10b……ボルト、10c
……固定板、10d……みぞ、A・B・C……樹脂材
料。
す正面図、第2図は第1図のII−II線に沿った断面図、
第3図は第2図のIII矢視図、第4図は本発明の実施例
に用いられる軸部材の斜視図、第5図は本発明の実施例
に用いられるみぞの展開図、第6図は積層された材料の
断面図、第7図は従来の積層シートの断面図である。 4……第1側板、6……第2側板、10,11……幅調
整装置、10a……軸部材、10b……ボルト、10c
……固定板、10d……みぞ、A・B・C……樹脂材
料。
Claims (1)
- 【請求項1】複数の樹脂材料(A,B及びC)を重ね合
わせて多層樹脂シート又は多層樹脂フィルムとして押し
出す多層押出成形機に設けられ、複数の樹脂材料が別々
に供給される複数の入り口流路(2a,2b及び2c)
と、これらの樹脂材料を重ね合わせる積層室(2e)
と、重ね合わせた樹脂材料を送り出す出口流路(2d)
と、を有しており、入り口流路(2b又は2c)と積層
室(2e)との間に樹脂材料(B又はC)の幅寸法を調
整可能な幅調整装置(10,11)が設けられている多
層押出成形機の積層装置において、 上記幅調整装置(10又は11)は、上記入り口流路
(2b又は2c)と上記積層室(2e)との間に設けら
れる円柱状の軸部材(10a)と、これに取り付けられ
る固定板(10c)と、固定板(10c)を介して軸部
材(10a)の回転位置を固定するボルト(10b)
と、より構成され、軸部材(10a)には、円周面に軸
心と直交する方向に幅が次第に変化するみぞ(10d)
が設けられていることを特徴とする多層押出成形機の積
層装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2103315A JPH0651335B2 (ja) | 1990-04-19 | 1990-04-19 | 多層押出成形機の積層装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2103315A JPH0651335B2 (ja) | 1990-04-19 | 1990-04-19 | 多層押出成形機の積層装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH041017A JPH041017A (ja) | 1992-01-06 |
| JPH0651335B2 true JPH0651335B2 (ja) | 1994-07-06 |
Family
ID=14350770
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2103315A Expired - Fee Related JPH0651335B2 (ja) | 1990-04-19 | 1990-04-19 | 多層押出成形機の積層装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0651335B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102601961B (zh) * | 2012-03-15 | 2014-08-06 | 北京化工大学 | 一种层数可调的纳米叠层复合材料制备装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5948137A (ja) * | 1982-09-10 | 1984-03-19 | Toyoda Gosei Co Ltd | 二色押出ヘツド |
| JPH0716991B2 (ja) * | 1988-07-07 | 1995-03-01 | 三菱重工業株式会社 | 押出成形用複合アダプタ |
-
1990
- 1990-04-19 JP JP2103315A patent/JPH0651335B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH041017A (ja) | 1992-01-06 |
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