JPH0651365A - 画像振れ防止装置 - Google Patents

画像振れ防止装置

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JPH0651365A
JPH0651365A JP4223565A JP22356592A JPH0651365A JP H0651365 A JPH0651365 A JP H0651365A JP 4223565 A JP4223565 A JP 4223565A JP 22356592 A JP22356592 A JP 22356592A JP H0651365 A JPH0651365 A JP H0651365A
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lens barrel
pendulum
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movable
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JP4223565A
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Hideo Kawahara
英夫 河原
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可動レンズ群の機械的バランスのずれを電気
的に円滑に補正する。 【構成】 相対位置検出手段30の出力が変動している
間は、この相対位置検出手段の加算を停止させるべく可
変手段35を制御する制御手段50を設け、可動レンズ
群が可動中心に向かって移動して期間は、加算値を保持
するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオカメラ等に配置
される慣性振り子形式の画像振れ防止装置の改良に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、手振れ等により生じる画像の
振れを防止する為の機能を具備した装置は知られてい
る。この種の従来方式を以下に説明する。
【0003】図7に全体構成を示す。
【0004】主レンズ12,13に対し、レンズ1,2
が補正光学系である。レンズ2の焦点距離は各々次によ
うに設定されている。レンズ鏡筒4に固定された負のパ
ワ−を持つレンズ1の焦点距離をf1とし、可動支持部
材3に支えられている正のパワ−を持つレンズ2の焦点
距離をf2とすると、 f1=−f2 の関係を満足するように各レンズの焦点距離を設定す
る。
【0005】更に、2軸可動の支持に行う為、ジンバル
構造5によりレンズ2の像側焦点から、該焦点距離f2
=(−f1)の位置で該レンズ2が支持されている。こ
のような光学的条件を満足させることにより、いわゆる
慣性振り子の防振光学系が実現できる。
【0006】次に、該支持部材3に取り付けられた各種
部材によるセンタリング(中心だし)と、ダンピング
(振動抑制)の動作について図10を用いて説明する。
【0007】先ず、ダンピングについて説明する。
【0008】部材9はアルム片などの非磁性体で、鏡筒
4に固定されたマグネット(磁性体)6及び7にて形成
される磁気的効果により速度に応じた抑制力(ダンピン
グ・フォ−ス)が発生する。
【0009】具体的には、マグネットとアルミ片により
発生する渦電流が上記補正光学系2の光軸中心からの変
位量を小さくする方向に発生し、ダンピング効果を生じ
る。なお、マグネット6,7は図面上では鏡筒上部のみ
に取り付けられているが、これは説明上の便宜を図る為
の省略であり、下部及び左右のマグネットは不図示とし
てあるが、光軸15を中心とし上下左右にそれぞれ必要
である。
【0010】次に、センタリングについて説明する。
【0011】部材10は補正光学系の焦点位置で振子を
支持し、通常の安定した状態にて釣合が取れるように該
ジンバル支持部を挟んで、該補正光学系2の反対側に取
り付けられていた重り(以下カウンタ・ウエイト)であ
る。部材11は磁性体であり鏡筒4に固定されたマグネ
ット8との間で構成される磁気的効果によりセンタリン
グ動作を行うものである。磁極は同極(N極同士)が面
しており、磁気的に反発するように構成されている。
【0012】この為、該マグネットの中心が主光学系1
2,13の光軸(主光軸)と一致しているので、中心近
傍においては該補正光学系を該主光学系に一致させるよ
うな求心力(センタリング・フォース)が発生する。
【0013】最後に、後段にあるレンズ12,13は主
レンズで、最終的な焦点面14上に画像を結像する物で
ある。
【0014】次に、全体的な動作説明を行う。
【0015】図8において、被写体に向けられた鏡筒4
の内部では、上述の通り、主光学系及び補正光学系によ
り該被写体の撮像画が焦点面14に結像されている。こ
れらの装置を手持ちにて使用した場合、手振れ等により
焦点面14上の画像の振れが発生し、固定鏡筒4に 0.1
〜10Hz程度の範囲の周波数成分を有する振動が発生
する。
【0016】この振動により、固定鏡筒4及びレンズ1
と、レンズ2,支持部材3,アルミ板9カウンタ・ウエ
ート10,マグネット11との間に相対的な変位が発生
する。この際、補正光学系であるレンズ1とレンズ2の
相対変位により、上記画像の振れが補正される。
【0017】この様な状況に於いて、急激な変位が発生
した場合には、上述のダンピング機構により変位の発生
に抑制がかかる。
【0018】また、振れの無い場合には、レンズ2の中
心部を用いた方が光学的特性は良好であるので、製造誤
差や上記変位の周波数成分で最低周波(周波数「0」近
傍)変位の除去を行うために、上記センタリング・フォ
ースを利用する構造となっている。
【0019】以上の説明から明らかな様に、画像が振れ
た場合に振子式補正光学系により画像の防振が可能とな
り、磁気的効果を利用してセンタリング及びダンピング
を付加し、防振特性を向上させている。
【0020】次に、図7の30で示される相対位置検出
手段、35で示される加算手段、および40で示される
駆動手段について説明する。
【0021】前記支持部材3に取り付くレンズ2、アル
ミ板9、カウンタ・ウエート10、マグネット11等の
重量バランスの均一化は量産性を考慮した場合、非常に
難しく、前記支持部材3を含めた慣性振り子の機械的バ
ランスは個々にずれる可能性がある。
【0022】仮に、前記慣性振り子の機械的バランスが
組立段階で調整できたとしても、経時変化や物理的衝撃
などにより前記機械的バランスが崩れないとも限らな
い。バランスのずれ量が大きくなると、慣性振り子とセ
ンタリング力との釣り合う位置が中心より外れ、光学的
特性が劣り、また防振範囲が非対称となるため、防振特
性が非対称となるといった問題を生じてしまう。
【0023】本構成に於いて、支持部材3を含む振り子
のバランスがずれている場合、重心のずれている方向に
前記振り子が傾いてしまう。この傾き量は振り子の相対
位置検出手段30により検出された後、加算手段35に
より加算され、加算結果に基づき振り子を所定の方向に
駆動する駆動手段40に入力される。
【0024】前記駆動手段40は、入力されたデータに
対応した駆動量を振り子に加え、振り子を現在傾いてい
る方向より中心方向に移動させるようにするものであ
る。
【0025】更に詳しく、振り子の相対位置検出からこ
の振り子のバランスの補正までについて、図9,図10
を用いて説明すると、相対位置検出手段30は、図9で
示す様に、光源31、スリット32、一次元センサ33
を利用した方式として構成されているものとする。
【0026】光源31より出力された光は、支持部材3
に固定されたスリット32によりスリット外の光をカッ
トされ、固定鏡筒4に固定された一次元センサ33に照
射される。一次元センサ33は前記光源31より到達し
た光の位置により異なった値の信号としてその端子3
6,37より出力される。このセンサ出力は、光の当た
った位置に近い方が遠い方に比べ高い電圧となって出力
されるものであり、増幅回路34へ入力され、ここで両
出力端子の出力の差が取られると共に増幅され、センサ
・データとして出力される。
【0027】ここで、慣性振り子が振動などにより動い
た場合、支持部材3に取り付けられたスリット32が図
9の矢印の方向に移動し、センサ33に当たる光の位置
も同様に矢印の方向に移動し、その位置に応じたセンサ
出力がなされる。
【0028】センサ・データは、中心を「0」とし、一
方を正、他方を負の値として、以前の加算データと加算
手段35(例えばディジタル量に変換した後、記憶手段
に記憶している以前のデータとディジタル的な加算を行
い、計算結果を出力した後に計算結果を記憶手段に記憶
するといった手法で行うものである)により定数が加算
され、相対位置データとして以下の制御に用いられる。
【0029】相対位置データはそのまま、あるいは、一
対一で対応するデータに置き換えた後、駆動手段40に
入力される。駆動手段40は入力されたデータに線形的
に対応した磁力で前記振り子を現在傾いている方向と逆
の方向に駆動するものである。この駆動手段40は、図
10に示すような、ボイスコイル型の構成から成るもの
とする。
【0030】駆動手段40内の駆動回路41に入力され
た値は、所定の電流値に変換され、固定鏡筒4に固定さ
れた電磁石42に加えられる。電磁石42は加えられた
電流値に応じた磁力を発生し、支持部材3に取り付けら
れたマグネット43と引き合い、または、反発する。こ
の力により固定鏡筒4と支持部材3を含めた慣性振り子
が駆動される。
【0031】以上の説明では、便宜上一軸方向(図では
上下方向)のみの制御として説明しているが、実際には
図示の軸及び光軸に対し直行するもう一軸に付いても同
様の制御がなされているものである。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記バ
ランスずれの補正を行うと、慣性振り子が中心よりずれ
ている場合、前記加算手段35の加算値は増加してしま
う。このため、慣性振り子が前記補正手段の作用により
中心に向かう際も該加算手段35の加算値は増加し、駆
動力も増す。
【0033】したがって、慣性振り子が中心位置となっ
た時点でも加算手段35の値は必要以上に大きく、同様
に大きな駆動力を発生している場合が考えられる。
【0034】このような場合の振り子の一軸側の動きの
変化の一例を示すと、図11の様になる。
【0035】図11の縦軸は加算値の値であり、振り子
が中心位置から外れた場合、そのずれた方向に応じ異符
合の値を加算する。また加算される値は定数とした。
【0036】この場合、振り子位置がプラス側にずれる
ように重心をずらした場合であり、安定点の加算値の値
は点線で示した値となる。
【0037】同図からわかるように、振り子の位置は震
動しながら次第に中心に収束して行く。したがって、慣
性振り子の重心がずれている場合、カメラを固定してい
てもあたかもカメラが揺れているように画像が動いてし
まうといった問題を生じてしまう。
【0038】次に、本発明が解決しようとする別の問題
点について説明する。
【0039】従来より、手振れ等により生じる画像の振
れを防止する為の機能を具備した装置は知られている。
この種の従来方式を以下に説明する。
【0040】図12に全体構成を示す。
【0041】主レンズ412,413に対し、レンズ4
01,402が補正光学系である。レンズ402の焦点
距離は各々次にように設定されている。レンズ鏡筒40
4に固定された負のパワ−を持つレンズ1の焦点距離を
f1とし、可動支持部材403に支えられている正のパ
ワ−を持つレンズ2の焦点距離をf2とすると、 f1=−f2 の関係を満足するように各レンズの焦点距離を設定す
る。
【0042】更に、2軸可動の支持に行う為、ジンバル
構造405によりレンズ402の像側焦点から、該焦点
距離f2=(−f1)の位置で該レンズ2が支持されて
いる。このような光学的条件を満足させることにより、
いわゆる慣性振り子の防振光学系が実現できる。
【0043】410は、支持部材403に取りつけてあ
り慣性振り子の重量を増し、慣性力を増すための重り
(以下、カウンタウエイト)である。
【0044】更に後段にあるレンズ412,413は主
レンズで、最終的な焦点面414上に画像を結像する。
【0045】次に、支持部材403に取り付いたレンズ
2の動きを制御する駆動手段440、制御手段450、
及び該制御手段450の為の演算処理の入力信号として
補正光学系の移動量を検出する相対位置検出手段430
等の説明をする。
【0046】相対位置検出手段430は図13で示す様
な、光源31、スリット32、一次元センサ433を利
用した方式として説明する。
【0047】光源431より出力された光は支持部材4
03に固定されたスリット432によりスリット外の光
をカットされ、固定鏡筒403に固定された一次元セン
サ433に照射される。一次元センサ433は前記光源
431より到達した光の位置により異なったその出力を
その端子436,437より送出する。
【0048】このセンサ出力は、光の当たった位置に近
い方が遠い方に比べ高い電圧として出力されるものであ
り、更に増幅回路434により両端子の出力の差が取ら
れ、増幅されて相対位置データとして出力される。
【0049】慣性振り子が振動などにより動いた場合、
支持部材403に取り付けられたスリット432が図1
3の矢印の方向に移動し、センサ433に当たる光の位
置も同様に矢印の方向に移動し、その位置に応じたセン
サ出力が送出されることになる。
【0050】図12の制御手段450は、防振動作とパ
ンニングにかかる補正光学系であるレンズ2を含む過度
な動きの防止という2つの要素を満足させるために、前
記相対位置検出手段430により得られた慣性振り子の
振れ角に対して非線形な駆動出力が与えられる。
【0051】このトルク出力の特性を図14に示す。
【0052】図14において、制御トルクの特性によれ
ば、可動支持部材403が可動中心付近に位置する場合
には、慣性振り子による防振作用を防げないようにセン
タリング及びダンピングのためのトルクを殆ど発生させ
ない。
【0053】しかし、パンニング等の様に固定鏡筒40
4をある方向へ大きく動かした場合等、可動支持部材4
03が慣性振り子の作用によって可動中心から大きく変
位すると、その変位量が大きくなるに従い可動支持部材
403を可動中心に引き戻す為の急激に増大するセンタ
リング及びダンピング力を発生、つまり大きな制御トル
クを発生させる様に構成されている。
【0054】この事により、パンニング時に可動支持部
材403が固定鏡筒404にぶつかるのを防止すること
を可能としている。
【0055】次に、駆動手段440の構成をボイスコイ
ル型の構成とした場合の例を図15に示す。
【0056】入力端子に前記制御手段450より得られ
る制御信号が入力されると、該制御信号を駆動回路44
1にて電流変換し、その電流量と極性に応じボイスコイ
ル442とマグネット443の間で磁気的結合力(ある
いは磁気的反発力)が発生し、トルクを発生させること
が出来るものである。
【0057】なお、前記相対位置検出手段430と駆動
手段440は、図示しないがそれぞれ2組み直交させた
配置と成しており、ジンバル支持と相まり、可動支持部
材403の移動をダンピング及びセンタリングすべく該
可動支持部材403を駆動制御出来る。
【0058】次に、制御回路50について図16を用い
て詳しく説明する。
【0059】図6で示すように前記相対位置検出手段4
30の出力は、制御回路50内のA/D変換器451に
てA/D変換され、後述するように処理され、その後D
/A変換器452にてアナログ・データに変換され、該
制御手段450より出力される。
【0060】上述の制御手段450による制御の基本
は、防振とパンニングやチルティングに関するレンズ部
の過度な動きの防止、という相反する2つの要素を満足
させる為に、慣性振り子である可動支持部材403の固
定鏡筒404に対する変位に対して、駆動手段440に
非線形な制御トルクを発生させる。
【0061】上述の非線形な制御特性を実現するために
制御手段450では、例えば相対位置検出手段430よ
り入力される慣性振り子の変位量(振れ角θ)に応じ
て、図14のトルクカーブが得られるような係数K1、
K2を該制御手段450内のメモリに格納されたルック
・アップ・テーブル(以下、LUTと記す)より選択し
て、制御関数 DATA=K1*θ+K2*dθ/dt+K3*∫θd
t を演算し(但し、係数K3は一定の小さな値であり、
又、*は乗算を意味する)、このDATAを制御トルク
として駆動手段440に発生させるようにする。
【0062】上記制御関数において、「K1*θ」の項
は、前記相対位置θを引き数とし、LUT453より参
照された値と相対位置θとの値の積を乗算器454によ
り求め、これは慣性振り子の可動中心から変位量に応じ
たセンタリング・フォースを発生させるスプリング項と
して作用する。また、「K2*dθ/dt」項は、ダン
ピング項で、前記センタリング・フォース同様、LUT
455,乗算器454,微分回路456により求めら
れ、急激なパンニングやチルティング等に対する抑制効
果を有する。また、「K3*∫θdt」項は、センタリ
ングの為のもので、積分器457内にて求められ、蓄積
誤差や量産時の製造誤差などの各種要因にて発生する誤
差をキャンセルして可動支持部材403を可動中心位置
に復帰させる効果を有する。このような積分行為は、制
御系に対する影響度を低く設定するので、他項のような
非線形処理は行わない。
【0063】そして、前記それぞれの項が加算器458
にて加算され、次段のD/A変換器452にてアナログ
信号に再び変換されて駆動手段440へ直接出力され
る。
【0064】以上の一連の動作を示すのが図17のフロ
ーチャートであり、以下、これにしたがって説明する。 [ステップ101] 可動支持部材403の固定鏡筒4
04に対する相対位置(振れ角)θに応じた相対位置検
出手段430の出力をA/D変換器451によりデジタ
ル量に変換し、その後に相対位置データとして取り込
む。 [ステップ102] 前述のθを引き数として、係数デ
ータk1、k2を選択する。 [ステップ103] 前述のθを微分(dθx/dt)
し、データ△とする。 [ステップ104] 前述のθを積分(∫θxdt)
し、これに係数K3を乗算し、データd1とする。 [ステップ105] 前述のθに、先に求めた係数K1
を乗算し、これをデータd2とする。 [ステップ106] 前述のデータ△に、先に求めた係
数K2を乗算し、これをデータd3とする。 [ステップ107] 上記データd1,d2,d3を加
算し、これを“DATA”とする。 つまり、ここで DATA=d1+d2+d3 =k1*θx+k2*dθx/dt+K3*∫θxdt により、前記制御関数の演算結果を得る。 [ステップ108] 制御関数DATAをD/A変換器
452によってアナログ・データに変換し、駆動手段4
40を介して可動支持部材403の駆動制御を行う。
【0065】以上のようにして可動支持部材403を可
動中心位置へ戻す為の非線形に急増する駆動トルクが発
生し、これにより、可動支持部材403は可動中心方向
へ戻される。
【0066】次に、全体な動作説明を行う。
【0067】被写体に向けられた固定鏡筒404の内部
では、上述の通り、主光学系412,413及びレンズ
401,402により該被写体の撮像画が焦点面414
に結像されている。
【0068】この装置を手持ちにて使用した場合、手振
れ等により固定鏡筒404に0.1 〜10Hz程度の範囲
の周波数成分を有する振動が発生する。
【0069】この振動により、固定鏡筒404及び慣性
振り子との間に相対的な変位が発生する。この際、補正
光学系であるレンズ401とレンズ402の相対変位に
より、上記画像の振れが補正される。
【0070】この様な状況に於て、急激な変位が発生し
た場合には、上述のダンピング機構により変位の発生に
抑制がかかる。
【0071】また、振れの無い場合には、レンズ402
の中心部を用いた方が光学的特性は良好であるので、製
造誤差や上記変位の周波数成分で最低周波(周波数
「0」近傍)変位の除去を行うために、上記センタリン
グ・フォースを利用する構造となっている。
【0072】便宜上、上記の従来例の説明においては、
一軸上(図の上下方向)のみの説明となっているが、実
際には前記の制御軸及び光軸に互いに直交した制御軸が
同様に存在するものである。
【0073】しかしながら、上記の従来装置において
は、該装置自体の小型化、軽量化のため、前記ジンバル
構造405の軸受けの最大静止摩擦トルクの影響が無視
できなくなり、駆動手段440の微妙な駆動出力に対し
ては慣性振り子が必要とする方向に動作しないという問
題点を生じていた。
【0074】(発明の目的)本発明の第1の目的は、可
動レンズ群の機械的バランスのずれを電気的に円滑に補
正することのできる画像振れ防止装置を提供することで
ある。
【0075】本発明の第2の目的は、可動レンズ群を支
持するジンバル支持手段の軸受けの静止摩擦を電気的に
キャンセルし、可動レンズ群が僅かに動くような防振領
域における防振制御を円滑に行うことのできる画像振れ
防止装置を提供することである。
【0076】
【課題を解決するための手段】本発明は、相対位置検出
手段の出力が変動している間は、この相対位置検出手段
の加算を停止させるべく可変手段を制御する制御手段を
設け、可動レンズ群が可動中心に向かって移動して期間
は、加算値を保持するようにしている。
【0077】また、本発明は、相対位置検出手段の出力
に応じて駆動手段にて生成される駆動信号にオフセット
を加えるオフセット発生手段を設け、駆動信号を発生さ
せていても相対位置検出手段の出力に変化がない場合に
は、前記駆動信号にオフセットを加えるようにしてい
る。
【0078】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
【0079】図1は本発明の第1の実施例における画像
振れ防止装置の構成を示す図である。同図において、図
7と同じ部分は同一符号を付すと共に、その説明は省略
する。また、防振制御自体は従来例と同様である、した
がって防振光学系の動作も省略する。
【0080】この構成に於いて、支持部材3を含む振り
子のバランスがずれている場合、重心のずれている方向
に前記振り子が傾いてしまう。
【0081】この傾き量は振り子の相対位置検出手段3
0により検出された後、加算手段35により加算され、
この加算結果に基づき振り子を所定の方向に駆動する駆
動装置40に入力される。
【0082】駆動装置40は、入力されたデータに対応
した駆動量を振り子に加え、振り子を現在傾いている方
向より中心に方向に移動させるようにするものである。
【0083】ここで、慣性振り子が前記加算値に基づき
駆動された場合、移動検出手段50は前記相対位置検出
手段30の出力信号を基に慣性振り子が移動しているか
否か、また補正方向が中心に近付いているか否かを判断
し、移動しているならば、前記加算手段35の演算を停
止させ、駆動力の増加を防止する。
【0084】上記移動検出手段50は、例えば相対位置
検出手段30の微分値が「0」以外の場合、慣性振り子
が移動していると判断するものである。
【0085】図2に、本実施例において、前記従来例同
様に慣性振り子をのバランスをずらした場合における、
振り子の一軸側の動きの変化の一例を示す。
【0086】同図の縦軸は加算値の値であり、振り子が
中心位置から外れた場合、そのずれた方向に応じ異符合
の値を加算する。また、加算される値は従来例同様定数
とした。
【0087】この場合、振り子位置がプラス側ずれるよ
うに重心をずらした場合であり、安定点の加算値の値は
点線で示した値となる。
【0088】図2からわかるように、振り子の位置は従
来例と異なり、ほとんど震動せずに中心位置に収束す
る。これは、同図からも読み取れるように、振り子が中
心に向かい移動している場合は加算回路の値を保持して
いるからである。
【0089】以上の説明では、便宜上一軸方向(図では
上下方向)のみの制御として説明しているが、実際には
図示の軸及び光軸に対し直交するもう一軸に付いても同
様の制御がなされているものである。
【0090】図3は本発明の第1の実施例における防振
状態時における主要部分の動作を示すフローチャートで
あり、以下、これにしたがって説明する。 [ステップ201] 固定鏡筒4に対し慣性振り子が移
動しているか否かを相対位置検出手段30の出力の変化
量をもとに移動検出手段50にて検出する。この結果、
移動していればこのステップに留まり、移動していなけ
ればステップ202へ進む。 [ステップ202] ここでは相対位置検出手段30に
より相対位置を検出する。 [ステップ203] 慣性振り子が可動中心であるか否
かを相対位置検出手段30の出力より判別する。この結
果、可動中心であればステップ201へ戻り、そうでな
ければステップ204へ進む。 [ステップ204] 慣性振り子が可動中心でないの
で、加算手段35に定数を加算する。 [ステップ205] 上記の加算結果を駆動手段40へ
入力し、慣性振り子を補正方向に駆動する。
【0091】(第2の実施例)図4は本発明の第2の実
施例における画像振れ防止装置の構成を示す図であり、
図16と同じ部分は同一符号を付してある。また、防振
制御自体は従来例と同様であるので、その動作は省略す
る。
【0092】ここで、慣性振り子が中心より多少ずれた
場合を考えると、駆動トルクは前記図14に示す様に僅
かなものとなる。このような最大静止摩擦トルク時に駆
動トルクが小さいといった場合、前述した様に駆動トル
クを加えても慣性振り子は動かない。
【0093】このような状態(駆動トルクを発生してい
る、且つ、慣性振り子の相対位置が中心よりずれて静止
いる)になった場合について説明していくと、前記相対
位置検出手段430の出力は記憶手段460に記憶され
る。そして、1サイクル前に記憶された相対位置と今回
検出された相対位置情報が比較回路461に入力され
る。この比較回路461は入力である相対位置と1サイ
クル前の相対位置との出力が等しいときに出力がアクテ
ィブになり、次段のオフセット発生回路464は、相対
位置検出手段430の出力の変化がない(比較回路46
1の入力が等しい)場合、駆動信号に直流的オフセット
を加え、可動中心方向に戻るトルクにオフセット・トル
クを加える。
【0094】但し、相対位置検出手段430の出力が可
動中心位置で安定した場合、駆動信号にオフセットを加
える必要はないので、相対位置検出手段430の出力が
中心値であった場合、中心位置検出手段462により前
記オフセット発生回路464の出力を駆動手段440側
へ伝える出力を、スイッチ463を遮断することによ
り、加算しないようにするものである。
【0095】次に、図5のフローチャートを用いて動作
説明を行う。なお、ステップ101からステップ107
まで、及び、ステップ108は従来と同様であるので、
ここではその説明は省略する。 [ステップ301] 記憶手段460に記憶された慣性
振り子の相対位置が現在の相対位置と同じか否かを判別
する。この結果、同じならばステップ302へ進み、同
じでなければステップ108へ進む。 [ステップ302] 慣性振り子の相対位置が可動中心
近傍か否かを判別する。この結果、可動中心近傍であれ
ばステップ108へ進み、そうでなければステップ30
3へ進む。 [ステップ303] オフセットをDATAに加算す
る。 [ステップ304] 現在の慣性振り子の相対位置を記
憶手段460に記憶する。
【0096】但し、ここで加算するオフセット値は、前
記ジンバル構造405の軸受けの最大摩擦トルクに打ち
勝つだけのオフセット・トルクを発生させるだけの値で
ある。
【0097】(第3の実施例)図6は本発明の第3の実
施例における画像振れ防止装置の構成を示す図であり、
光学系及び撮像面を慣性系とし、前記第2の実施例同様
に固定系に対し所定の方向に移動可能な装置である。ま
た、同じ部分は同一符号を付してある。
【0098】この種の装置において、主光学系412,
413、撮像面414、支持部材403は慣性振り子に
含まれる構成であり、このような構成においても、制御
回路450によって前記同様の制御が可能である。
【0099】なお、この様な構成は、撮像面414に撮
像素子を置き、モニタに出力した映像を見るようなビデ
オカメラ等に有効である。
【0100】以上の第2及び第3の実施例によれば、慣
性振り子の駆動力を発生させていても、該慣性振り子の
相対位置変化がない場合には、駆動力にオフセットを加
え、ジンバル構造の軸受けの最大静止摩擦トルクの影響
を電気的にキャンセルするようにしている為、微妙な駆
動出力に対しても慣性振り子が応答するようになり、防
振特性の円滑化を図ることができる。言換えれば、慣性
振り子が僅かに動くような防振領域における防振制御が
円滑になる。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
相対位置検出手段の出力が変動している間は、この相対
位置検出手段の加算を停止させるべく可変手段を制御す
る制御手段を設け、可動レンズ群が可動中心に向かって
移動して期間は、加算値を保持するようにしている。
【0102】よって、可動レンズ群の機械的バランスの
ずれを電気的に円滑に補正することが可能となる。
【0103】また、本発明によれば、相対位置検出手段
の出力に応じて駆動手段にて生成される駆動信号にオフ
セットを加えるオフセット発生手段を設け、駆動信号を
発生させていても相対位置検出手段の出力に変化がない
場合には、前記駆動信号にオフセットを加えるようにし
ている。
【0104】よって、可動レンズ群を支持するジンバル
支持手段の軸受けの静止摩擦を電気的にキャンセルし、
可動レンズ群が僅かに動くような防振領域における防振
制御を円滑に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における画像振れ防止装
置の構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施例における振り子の一軸側
の動きを示す図である。
【図3】本発明の第1の実施例における防振状態時にお
ける主要部分の動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施例における画像振れ防止装
置の構成を示す図である。
【図5】図4の制御手段の動作を示すフローチャートで
ある。
【図6】本発明の第3の実施例における画像振れ防止装
置の構成を示す図である。
【図7】従来の画像振れ防止装置の構成の一例を示す図
である。
【図8】図7のセンタリング手段、ダンピング手段の構
成を示す斜視図である。
【図9】図7の相対位置検出手段の構成例を示す図であ
る。
【図10】図7の駆動手段の構成例を示す図である。
【図11】図7の振り子の一軸側の動きを示す図であ
る。
【図12】従来の画像振れ防止装置の構成の他の例を示
す図である。
【図13】図12の相対位置検出手段の構成例を示す図
である。
【図14】図12の従来装置における振れ角と駆動トル
クとの関係を示す図である。
【図15】図12の駆動手段の構成例を示す図である。
【図16】図12の従来装置の構成を詳細に示した図で
ある。
【図17】図16の制御手段の動作を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1,2,401,402 レンズ 3,403 支持部材 4,404 固定鏡筒 5,405 2軸支持のジンバル 30,430 相対位置検出手段 35 加算手段 40,440 駆動手段 50 移動検出手段 450 制御手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定鏡筒に振動が加わることにより、慣
    性によって前記固定鏡筒に対し相対的に移動する可動レ
    ンズ群と、該可動レンズ群の前記固定鏡筒に対する相対
    変位を規制する為の、相対変位量に応じた駆動力を発生
    する駆動手段と、前記固定鏡筒と前記可動レンズ群の相
    対変位を検出する相対位置検出手段と、該相対位置検出
    手段の出力を所定時間加算し、その演算結果に基づいて
    前記可動レンズ群の前記固定鏡筒に対する相対位置関係
    を規制するべく、前記駆動手段の出力を変化させる可変
    手段とを備えた画像振れ防止装置において、前記相対位
    置検出手段の出力が変動している間は、この相対位置検
    出手段の加算を停止させるべく前記可変手段を制御する
    制御手段を設けたことを特徴とする画像振れ防止装置。
  2. 【請求項2】 固定鏡筒に振動が加わることにより、慣
    性によって前記固定鏡筒に対し相対的に移動する可動レ
    ンズ群と、該可動レンズ群を前記固定鏡筒に回動可能に
    支持したジンバル支持部材と、前記可動レンズ群の前記
    固定鏡筒に対する相対変位を規制する為の、相対変位量
    に応じた駆動信号を発生する駆動手段と、前記固定鏡筒
    と前記可動レンズ群の相対変位を検出する相対位置検出
    手段とを備えた画像振れ防止装置において、前記相対位
    置検出手段の出力に応じて前記駆動手段にて生成される
    駆動信号にオフセットを加えるオフセット発生手段を設
    けたことを特徴とする画像振れ防止装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11305277A (ja) * 1998-04-20 1999-11-05 Canon Inc 像ぶれ補正装置、光学機器、レンズ鏡筒および撮影装置
JP2005043625A (ja) * 2003-07-28 2005-02-17 Minolta Co Ltd 振れ補正機能を有するカメラ
JP2008145888A (ja) * 2006-12-12 2008-06-26 Canon Inc 像振れ補正装置および携帯機器
JP2010169966A (ja) * 2009-01-23 2010-08-05 Toshiba Corp プロジェクタ装置及び携帯電話

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