JPH0651373B2 - 弾性回転体の製造方法 - Google Patents
弾性回転体の製造方法Info
- Publication number
- JPH0651373B2 JPH0651373B2 JP62214998A JP21499887A JPH0651373B2 JP H0651373 B2 JPH0651373 B2 JP H0651373B2 JP 62214998 A JP62214998 A JP 62214998A JP 21499887 A JP21499887 A JP 21499887A JP H0651373 B2 JPH0651373 B2 JP H0651373B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotating body
- elastic
- elastic rotating
- layer
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Fixing For Electrophotography (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は複写機、プリンタ、ワードプロセッサ等の事務
機器に使用される弾性回転体の製造方法に関する。
機器に使用される弾性回転体の製造方法に関する。
(従来の技術及び問題点) 複写機、プリンタ、ワードプロセッサ等に使用される弾
性回転体は、転写材の搬送用ローラとして、また加熱源
を有して未定着トナーの定着用ローラとしても用いられ
る。
性回転体は、転写材の搬送用ローラとして、また加熱源
を有して未定着トナーの定着用ローラとしても用いられ
る。
これらの弾性回転体は、表層に紙粉、インク、トナー等
の汚れが付着すると摩耗し易いので、表層の耐久性が要
求される。
の汚れが付着すると摩耗し易いので、表層の耐久性が要
求される。
さらに、複写機、プリンタ等の定着装置に用いられる加
熱定着ローラにあっては、加熱下でトナーのオフセット
をも防止する必要があるので、ローラ表面の耐久性ばか
りでなく平滑性もより厳しい条件下で要求される。
熱定着ローラにあっては、加熱下でトナーのオフセット
をも防止する必要があるので、ローラ表面の耐久性ばか
りでなく平滑性もより厳しい条件下で要求される。
そこで、これら弾性回転体の表層の耐久性を向上させる
ため、芯金上に弾性層を形成し、その上に樹脂材を塗布
して樹脂層を形成し、これを焼成して得られる弾性回転
体が従来提案されている。この弾性回転体は製造時に樹
脂材を焼成後、急冷することで表面の樹脂被膜の結晶化
度が低くなり、被膜強度が増すことが知られている。と
ころが、急冷時に表面の樹脂被膜に対して均一に急冷が
行なわれないと樹脂被膜表面に部分的な熱収縮が生じ、
部分的に皺や凹凸が生じてしまうことになる。
ため、芯金上に弾性層を形成し、その上に樹脂材を塗布
して樹脂層を形成し、これを焼成して得られる弾性回転
体が従来提案されている。この弾性回転体は製造時に樹
脂材を焼成後、急冷することで表面の樹脂被膜の結晶化
度が低くなり、被膜強度が増すことが知られている。と
ころが、急冷時に表面の樹脂被膜に対して均一に急冷が
行なわれないと樹脂被膜表面に部分的な熱収縮が生じ、
部分的に皺や凹凸が生じてしまうことになる。
例えば、従来表面を均一に急冷する方法として、弾性回
転体の表面に樹脂材を焼成後、一定温度に維持された水
槽(常温20℃前後)に、弾性回転体をそのまま浸漬する
方法がとられている。
転体の表面に樹脂材を焼成後、一定温度に維持された水
槽(常温20℃前後)に、弾性回転体をそのまま浸漬する
方法がとられている。
しかしながらこの方法では、表面の樹脂材が硬化してい
ない溶融状態の高温時に弾性回転体が急に水につけられ
るため、回転体の表面近傍では水が沸騰し、その水の動
きにより弾性回転体の表面の硬化していない樹脂材が波
状に変形し、そのまま波状に硬化してしまうという問題
点を有している。
ない溶融状態の高温時に弾性回転体が急に水につけられ
るため、回転体の表面近傍では水が沸騰し、その水の動
きにより弾性回転体の表面の硬化していない樹脂材が波
状に変形し、そのまま波状に硬化してしまうという問題
点を有している。
(問題点を解決するための手段) 本発明の目的は上述の問題点を除去し、均一な樹脂被膜
が形成され、さらに弾性層の上に強固で平滑な樹脂被膜
の形成された弾性回転体の製造方法を提供することにあ
る。
が形成され、さらに弾性層の上に強固で平滑な樹脂被膜
の形成された弾性回転体の製造方法を提供することにあ
る。
本発明は、上記目的の達成のため、 両端部を開口した中空円筒状の芯金上に弾性層を形成
し、該弾性層上に樹脂材を塗布して樹脂層を設けた後、
該樹脂層を焼成することにより弾性回転体を製造する製
造方法であって、 樹脂材を塗布焼成後、該樹脂材の融点若しくはその近傍
点まで弾性回転体の芯金内部から焼成された樹脂層を急
冷し、 その後、焼成面を直接、常温まで急冷する、 ことにより構成される。
し、該弾性層上に樹脂材を塗布して樹脂層を設けた後、
該樹脂層を焼成することにより弾性回転体を製造する製
造方法であって、 樹脂材を塗布焼成後、該樹脂材の融点若しくはその近傍
点まで弾性回転体の芯金内部から焼成された樹脂層を急
冷し、 その後、焼成面を直接、常温まで急冷する、 ことにより構成される。
(実施例) 以下、本発明の実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。
る。
第1図は本発明の一実施例として得た弾性回転体たる定
着ローラの部分斜視図である。定着ローラ1の中空芯金
2は、その両端にフランジ部が設けられ、フランジ開口
部2A(他端側は2B)により両端にて開口されている。こ
の芯金2の上にヒリコーンゴム,弗素ゴム等の耐熱性を
有する弾性層たるゴム層3が層厚0.1〜1.0mm内の所定厚
に形成されている。その上に四弗化エチレン樹脂(PTF
E),四弗化エチレン・パーフロロアルコキシエチレン
共重合体(PFA)等の弗素樹脂を塗布し、その後弗素樹
脂の結晶融点以上で焼成し、さらに、これを芯金2の中
空を利用して弾性回転体の内部から弗素樹脂の融点若し
くはその近傍点まで急冷し、その後直接に弗素樹脂表面
を常温まで急冷することにより得られる。樹脂被膜4が
形成されている。なお、この樹脂被膜は1〜50μm厚の
範囲内とすることが好ましい。
着ローラの部分斜視図である。定着ローラ1の中空芯金
2は、その両端にフランジ部が設けられ、フランジ開口
部2A(他端側は2B)により両端にて開口されている。こ
の芯金2の上にヒリコーンゴム,弗素ゴム等の耐熱性を
有する弾性層たるゴム層3が層厚0.1〜1.0mm内の所定厚
に形成されている。その上に四弗化エチレン樹脂(PTF
E),四弗化エチレン・パーフロロアルコキシエチレン
共重合体(PFA)等の弗素樹脂を塗布し、その後弗素樹
脂の結晶融点以上で焼成し、さらに、これを芯金2の中
空を利用して弾性回転体の内部から弗素樹脂の融点若し
くはその近傍点まで急冷し、その後直接に弗素樹脂表面
を常温まで急冷することにより得られる。樹脂被膜4が
形成されている。なお、この樹脂被膜は1〜50μm厚の
範囲内とすることが好ましい。
以下では、本発明の弾性回転体の製造方法の一実施例と
して、上記定着ローラ1の製造方法を説明する。
して、上記定着ローラ1の製造方法を説明する。
芯金2上に弾性層としてシリコーンゴム等の耐熱性を有
するゴム層3を形成する。このゴム層3の上に樹脂材と
してPTFE,PFA等の弗素樹脂を塗布する。次に、これを樹
脂材の結晶融点以上にて所定時間焼成する。本実施例に
おいては、450℃で5分間の焼成を行なった。この焼成
の後、定着ローラ1の冷却が行なわれるが、第2図及び
第3図にもとづいて、その冷却方法を説明する。第2図
には、定着ローラ1を焼成直後に急冷し、樹脂材の融点
若しくはその近傍点まで温度を低下させるための装置の
一部で、定着ローラ1の断面図及び散水用のノズル5が
示されている。
するゴム層3を形成する。このゴム層3の上に樹脂材と
してPTFE,PFA等の弗素樹脂を塗布する。次に、これを樹
脂材の結晶融点以上にて所定時間焼成する。本実施例に
おいては、450℃で5分間の焼成を行なった。この焼成
の後、定着ローラ1の冷却が行なわれるが、第2図及び
第3図にもとづいて、その冷却方法を説明する。第2図
には、定着ローラ1を焼成直後に急冷し、樹脂材の融点
若しくはその近傍点まで温度を低下させるための装置の
一部で、定着ローラ1の断面図及び散水用のノズル5が
示されている。
同図にもとづいて、その方法を説明すると、後部を給水
管に結ばれたノズル5を芯金2の一方側のフランジ開口
部2Bより矢印b方向に挿入する。ノズル5は、ノズル先
端部5aより約20℃の水を弾性回転体の芯金2の内面に放
射状に散水しつつ、他方のフランジ開口部2Aまで移動
し、弾性回転体を内面より急冷する。その後ノズル5は
c方向に引き上げられ、第一の急冷は完了する。
管に結ばれたノズル5を芯金2の一方側のフランジ開口
部2Bより矢印b方向に挿入する。ノズル5は、ノズル先
端部5aより約20℃の水を弾性回転体の芯金2の内面に放
射状に散水しつつ、他方のフランジ開口部2Aまで移動
し、弾性回転体を内面より急冷する。その後ノズル5は
c方向に引き上げられ、第一の急冷は完了する。
なお、急冷の程度は、弾性回転体表面の樹脂被膜が硬化
する温度、つまり樹脂材の融点以下までとする。例え
ば、樹脂材が弗素樹脂である場合は280℃〜300℃が好ま
しい。この第一の急冷は、ノズル5の送り速度及び先端
部5aからの水の噴出量を調整し単時間で行なう。具体的
には3〜10秒程度であれば良好である。
する温度、つまり樹脂材の融点以下までとする。例え
ば、樹脂材が弗素樹脂である場合は280℃〜300℃が好ま
しい。この第一の急冷は、ノズル5の送り速度及び先端
部5aからの水の噴出量を調整し単時間で行なう。具体的
には3〜10秒程度であれば良好である。
上述第一の急冷の後、定着ローラ1は第3図に示される
ごとく第二の急冷がなされる。一定温度に維持された水
32を貯めてある水槽31中に矢印a方向に、その一端か
ら他端に向けて等速度で連続的に浸漬され樹脂表面が直
接急冷される。水槽31中の水はポンプ33で循環しており
常に20℃前後に保たれている。このとき水中へ定着ロー
ラ1をつける速度としては0.1〜2m/secの間が望まし
い。何となれば0.1m/sec以下だと急冷効果が弱まり、2
m/sec以上のときは水槽31中の水32が定着ローラ1に
向ってはね上るため、定着ローラ上に部分的に水滴がつ
き、その部分で急激な熱収縮が生じ既述の問題点におい
て指摘したごとくの皺等の永久変形を起こしてしまうか
らである。また定着ローラ1の芯金2は中空で両端開口
状態で作られているため、水中につけるとき芯金内部の
空気がもれて泡が発生し易くなるため、フランジ開口部
の穴をふさぐことが望ましい。
ごとく第二の急冷がなされる。一定温度に維持された水
32を貯めてある水槽31中に矢印a方向に、その一端か
ら他端に向けて等速度で連続的に浸漬され樹脂表面が直
接急冷される。水槽31中の水はポンプ33で循環しており
常に20℃前後に保たれている。このとき水中へ定着ロー
ラ1をつける速度としては0.1〜2m/secの間が望まし
い。何となれば0.1m/sec以下だと急冷効果が弱まり、2
m/sec以上のときは水槽31中の水32が定着ローラ1に
向ってはね上るため、定着ローラ上に部分的に水滴がつ
き、その部分で急激な熱収縮が生じ既述の問題点におい
て指摘したごとくの皺等の永久変形を起こしてしまうか
らである。また定着ローラ1の芯金2は中空で両端開口
状態で作られているため、水中につけるとき芯金内部の
空気がもれて泡が発生し易くなるため、フランジ開口部
の穴をふさぐことが望ましい。
以上説明したごとく、製造方法によれば、第一の急冷に
より弾性回転体を内部から冷却して回転体表面の樹脂被
膜を均一に硬化させ、さらに第二の急冷により樹脂被膜
を強固にし、かつ樹脂被膜と弾性層の接着力も強固とす
ることができる。
より弾性回転体を内部から冷却して回転体表面の樹脂被
膜を均一に硬化させ、さらに第二の急冷により樹脂被膜
を強固にし、かつ樹脂被膜と弾性層の接着力も強固とす
ることができる。
なお、上述実施例では樹脂被膜とゴム層との間に接着層
を設けていないが、本発明は接着層を設けたものとして
も製造可能である。
を設けていないが、本発明は接着層を設けたものとして
も製造可能である。
(発明の効果) 本発明の製造方法によれば、弾性層上に結晶化度が十分
に低い樹脂被膜を強力な密着状態で形成することがで
き、しかもその表面を均一で平滑に仕上げることができ
る。
に低い樹脂被膜を強力な密着状態で形成することがで
き、しかもその表面を均一で平滑に仕上げることができ
る。
よって本発明を適用した弾性回転体は、耐用回数が飛躍
的に増加するとともに、定着ローラ等に使用してもオフ
セット等の問題を生じない。
的に増加するとともに、定着ローラ等に使用してもオフ
セット等の問題を生じない。
第1図は本発明弾性回転体の一実施例としての定着ロー
ラの部分斜視図、第2図は第1図の定着ローラを内側か
ら急冷するための装置例の一部及び定着ローラの断面を
示す図、第3図は定着ローラ全体を急冷するための装置
の一例を示す図である。 1……弾性回転体(定着ローラ) 2……芯金 3……弾性層 4……樹脂被膜
ラの部分斜視図、第2図は第1図の定着ローラを内側か
ら急冷するための装置例の一部及び定着ローラの断面を
示す図、第3図は定着ローラ全体を急冷するための装置
の一例を示す図である。 1……弾性回転体(定着ローラ) 2……芯金 3……弾性層 4……樹脂被膜
Claims (1)
- 【請求項1】中空円筒状の芯金上に弾性層を形成し、該
弾性層上に樹脂材を塗布して樹脂層を設けた後、該樹脂
層を焼成することにより弾性回転体を製造する製造方法
であって、 樹脂材を塗布焼成後、該樹脂材の融点若しくはその近傍
点まで弾性回転体の芯金内部から焼成された樹脂層を急
冷し、 その後、焼成面を直接、常温まで急冷する、 ことを特徴とする弾性回転体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62214998A JPH0651373B2 (ja) | 1987-08-31 | 1987-08-31 | 弾性回転体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62214998A JPH0651373B2 (ja) | 1987-08-31 | 1987-08-31 | 弾性回転体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6458534A JPS6458534A (en) | 1989-03-06 |
| JPH0651373B2 true JPH0651373B2 (ja) | 1994-07-06 |
Family
ID=16665008
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62214998A Expired - Lifetime JPH0651373B2 (ja) | 1987-08-31 | 1987-08-31 | 弾性回転体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0651373B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7484917B2 (ja) * | 2019-07-22 | 2024-05-16 | Agc株式会社 | 積層体の製造方法及び積層体 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5789785A (en) * | 1980-11-25 | 1982-06-04 | Sumitomo Electric Ind Ltd | Fixing roller |
-
1987
- 1987-08-31 JP JP62214998A patent/JPH0651373B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6458534A (en) | 1989-03-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080706 Year of fee payment: 14 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080706 Year of fee payment: 14 |