JPH0651376B2 - 融着箱の製造装置 - Google Patents

融着箱の製造装置

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JPH0651376B2
JPH0651376B2 JP6145189A JP6145189A JPH0651376B2 JP H0651376 B2 JPH0651376 B2 JP H0651376B2 JP 6145189 A JP6145189 A JP 6145189A JP 6145189 A JP6145189 A JP 6145189A JP H0651376 B2 JPH0651376 B2 JP H0651376B2
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は、熱可塑性樹脂の板材を、筒状の成形金型内
に押し込んで当該板材の側壁面を起立させ箱形に折曲組
立する融着箱の製造装置に関する。
<従来の技術> 従来、融着箱の製造装置として、当該装置或いは別装置
に設けた井桁状の熱刃を押し当てられて、折曲溝が形成
されると共に隅角部にあたる不要な耳部が除去された熱
可塑性樹脂の板材を、筒状の成形金型内に押し込んで上
記折曲溝の外側に形成した側壁面を起立させ、溶融状態
の隅角部を圧着して箱を製造するものがあった。
通常、このような装置においての板材の成形金型への押
し込みは、板材を押圧板によって押すことにより行われ
ていた。また、押圧板が直線往復運動を行うので、該押
圧板の操作には、エア・シリンダ機構が用いられてい
た。このエア・シリンダ機構の作動は、シリンダ内のエ
ア量を増減することにより行われる。
<発明が解決しようとする課題> ところで、押圧板は、板材を傷めるのを防止するため
に、その移動速度を緩めた状態で板材と当接する必要が
あるが、この当接時以外は素早く移動することが、製函
加工を効率化するために好ましい。
ところが、従来のエア・シリンダ機構では、シリンダ内
へのエアの供給量や、シリンダからのエアの排出量に限
界があるので、押圧板の移動速度をあまり早くできなか
った。したがって、装置全体の作動の高速化が困難であ
り、製函加工のスピードアップが図れず、製造コストが
高かった。
また、押圧板によって板材を成形金型に押し込む際、板
材を正確に押し込むことができず、折曲起立した周側壁
の高さが不揃いになる等、製函加工の精度が悪かった。
そして、製函後に、周側壁の高さ揃えのためのカット作
業を必要とし、切粉の除去作業をも必要としていた。
この発明は、このような従来の技術的課題を解決するた
めに鋭意研究の結果なされたものであり、製函加工の精
度を向上できると共に、製函の後工程を不要にでき、製
函加工の高速化による製造コストの低減を達成すること
ができる融着箱の製造装置を提供するものである。
<課題を解決するための手段> 而してかかる従来の技術的課題を解決するためのこの発
明の要旨は、不要な耳部が除去された熱可塑性樹脂の板
材を、第1の押圧板と第2の押圧板との間に挟持して筒
状の成形金型内に押し込んで当該板材の側壁面を起立さ
せ箱形に折曲組立する融着箱の製造装置において、上記
第1の押圧板と、上記第2の押圧板とを、それぞれ操作
する一対のカム・リンク機構からなる押圧板操作手段に
より作動できるよう構成し、さらに成形金型の下方に組
立後の融着箱を受取る搬送金型を設け、この搬送金型を
上記とは別な一対のカム・リンク機構による保持手段に
より、成形金型に対して接離作動をできるよう構成した
ことを特徴とする融着箱の製造装置に存する。
<作用> かかる構成の製造装置によれば、板材の成形金型内への
押し込みが、第1の押圧板と第2の押圧板とによって板
材を挟持させた状態で行われるので、当該板材は、位置
ずれを防止された状態で、周側壁を起立組立される。
また、第1の押圧板及び第2の押圧板を操作する押圧板
操作手段を、一対のカム・リンク機構によって構成する
ことにより、第1の押圧板及び第2の押圧板を素材の板
材への当接時を除き、その作動及び停止を俊敏に行なわ
せ且つ作動の速度を自在に設定することが可能となる。
さらに、成形金型の下方に設けた搬送金型を成形金型に
対して接触したり離反したりする接離作動を一対のカム
・リンク機構による保持手段にてできるようにしている
ので、成形された融着箱の受取りと搬送の作動設定が行
い易くなる。
<実施例> 次いで、この発明の実施例について、図を参照しながら
以下に説明する。
第1図および第2図は、融着箱の製造装置の全体を示し
ており、同図において、本製造装置は、熱刃(5)及び成
形金型(6)からなり箱が成形される製函ゾーン(S1)、該
製函ゾーン(S1)で成形した箱を冷却する冷却ゾーン(S
2)、及び箱が取出される取出しゾーン(S3)をそれぞれ異
なる位置に配置している。
製函ゾーン(S1)へは、第1図に示すように、板材送
出手段としてのカム・リンク機構(800)によって収納ホ
ッパ(1)から順次に送り出された箱成形用板材(P)が、供
給ベルト(2)によって供給される。この収納ホッパ(1)
は、発泡或いは非発泡のポリプロピレン、ポリスチレン
及びポリエチレン等の熱可塑性樹脂からなる板材(P)
を、縦方向に多数枚重ねて収納している。供給ベルト
(2)は、帯状ベルトであり、駆動ローラ(20)によって駆
動される。なお、製函ゾーン(S1)へ供給される板材(P)
は、当該板材(P)の供給路を挟んで配設されたガイド部
材(図示せず)によって、製函ゾーン(S1)へ正確に誘導
されるようになっている。
上記カム・リンク機構(800)は、第1図に示すように、
カム軸(104)と一体回転する板状のカム(810)と、該カム
(810)によって中央部(820a)を中心に回動するT字形の
従動レバー(820)と、該従動レバー(820)を時計周りに回
転付勢する引張りばね(830)と、従動レバー(820)に連接
され従動レバー(820)の回動に伴って下端部(840a)を中
心に回動する杆体(840)と、該杆体(840)の上端部に連接
された杆体(850)と、該杆体(850)に連接され板状(P)を
送出するスライド板(860)とからなる。
一方、成形金型(6)は、第5図に示すように、矩形断面
の空洞を形成した固定型のものであり、上記空洞に板状
(P)を押入して板状(P)の側壁面を起立させ、箱形に折曲
組立して箱を成形する。なお、成形金型(6)は、成形す
る箱の大きさや形状に応じて、その断面の大きさや形状
を自在に調整できるようになっており、例えば、6角形
等の任意の多角形の断面形状に形成して実施することも
可能である。
成形金型(6)の下方には、第1図及び第2図に示すよう
に、当該成形金型(6)と略同一断面形状で箱を押入可能
な複数の搬送金型(7)と、各搬送金型(7)を製函ゾーン(S
1)、冷却ゾーン(S2)及び取出ゾーン(S3)の所定位置で順
次に停止させながら移動させる移送手段(11)が配設され
ている。
この移送手段(11)は、モータ(図示せず)の回転軸(50
0)から傘歯車機構或いはウォーム歯車機構等からなる伝
達機構(510)を介して水平軸まわりに回転駆動されるタ
ーンテーブル(520)と、該ターンテーブル(520)の90度
回転毎に搬送金型(7)を成形金型(6)の下方の近接位置に
移動させることができるように、当該搬送金型(7)を上
記ターンテーブル(520)に取付けた取付手段(530)とから
なる。この取付手段(530)は、搬送金型(7)の背面に取付
けられ、ターンテーブル(520)の周側板(521)を貫通した
支軸(531)と、該支軸(531)に遊嵌され支軸(531)の端部
(531a)を押圧して搬送金型(7)をターンテーブル(520)の
回転中心側に付勢する圧縮ばね(532)とからなる。
移送手段(11)によって成形金型(6)の下方に移動させら
れた搬送金型(7)は、第14図に示すようなカム・リン
ク機構(600)による保持手段によって、成形金型(6)に当
接させられ、また、成形金型(6)によって成形された箱
が搬送金型(7)内に押し込まれた後に成形金型(6)から離
反させられる。
また、カム・リンク機構(600)は、第14図に示すよう
に、カム軸(100)と一体回転する板状のカム(610)と、該
カム(610)に一端部(620a)を接触させカム(610)によって
中央部(620c)を中心に回動する“く”の字形の従動レバ
ー(620)と、該従動レバー(620)の他端部(620b)に取付け
られ上記支軸(531)の端部(531a)を移動操作可能なコ字
形形状の保持部(630)とからなる。
このカム・リンク機構(600)による搬送金型(7)に対する
保持手段の作動について説明する。カム(610)が回転し
て従動レバー(620)を時計周りに回動させると、従動レ
バー(620)の他端部(620b)の保持部(630)が、圧縮ばね(5
32)に抗して支軸(531)を持ち上げ搬送金型(7)を成形金
型(6)に接触させる。そして、カム(10)がさらに回転し
て従動レバー(620)の反時計周りの回動を許容すると、
圧縮ばね(532)が支軸(531)を押し下げ搬送金型(7)を成
形金型(6)から離反させる。
成形金型(6)の上面には、第3図に示すように、その開
口部を囲繞させて、複数個のL字形ストッパ(4)及び1
個の位置決めプッシャ(40)が取付けられており、供給ベ
ルト(2)から間欠的に成形金型(6)の上面に供給されてく
る板材(P)を、当該L字形ストッパ(4)及び位置決めプッ
シャ(40)によって、毎回所定の位置にセットできるよう
になっている。なお、第3図において、破線は、折曲溝
の加工ライン及び不要耳部の溶断ラインを示している。
また、上記L字形ストッパ(4)は、成形金型(6)の上面を
設けた長穴により、その取付位置を調整できるようにな
っている(図示せず)。
また、熱刃(5)は、成形金型(6)の上方に配設された井桁
状のものであり、第4図に示すように、成形金型(6)の
上面にセットされた板材(P)に当接してV字状折曲溝を
形成する角枠部分(51)と、該角枠部分(51)の外方に延設
され板材(P)の耳部の切断を行う延設部分(52)とからな
る。角枠部分(51)の内側には、後述する第2の押圧板
(9)を通過させる通過孔(53)が形成されている。熱刃(5)
の刃先の内側には、加熱用のカートリッジヒータ(54)が
埋設されており、当該カートリッジヒータ(54)によって
熱刃(5)は所定の温度に加熱されている。熱刃(5)は、第
2図に示すように、熱刃操作手段としてのカム・リンク
機構(200)等によって操作されて上下に移動する。な
お、上記熱刃(5)は、上記井桁状に限定されるものでは
なく、成形される箱の形状に応じて、例えば、6角形等
の多角形のものでも実施可能である。
この熱刃操作手段としてのカム・リンク機構(200)は、
第2図及び第11図に示すように、カム軸(100)と一体
回転する板材のカム(210)と、該カム(210)によって一端
部(220a)を中心に所定角度だけ回動する従動レバー(22
0)と、該従動レバー(220)の他端部(220b)に下端部(230
b)が連接された杆体(230)と、杆体(230)の上端部(230a)
に連接され中央部(240c)を中心に回動するロッカーアー
ム(240a)と、該ロッカーアーム(240)の他端部(240b)に
上端部(250a)が連接され、下端部(250b)が熱刃取付テー
ブル(260)の側板(260a)に連接された杆体(250)とからな
る。
熱刃取付テーブル(260)は、熱刃(5)を取付けていると共
に、支軸(101)によって上下に移動自在に支持されてお
り、且つその中央に後述する第1の押圧板(8)を挿通さ
せることのできる挿通孔(図示せず)を有している。ま
た、熱刃取付テーブル(260)は、復帰ばね(102)によって
上方へ付勢されている。
前記カム・リンク機構(200)の作動について説明する。
カム(210)によって従動レバー(220)が押し上げられて時
計周りに回動すると、この従動レバー(220)が杆体(230)
を押し上げてロッカーアーム(240a)を反時計周りに回動
させ、これにより、杆体(250)が熱刃取付テーブル(260)
を押し下げ、熱刃(5)を板材(P)に当接させる。
そして、カム(210)がさらに回転して従動レバー(220)の
反時計周りの動きを許容すると、復帰ばね(102)によっ
て熱刃取付テーブル(260)が押し上げられ、熱刃(5)が板
材(P)から離反して上昇する。このとき、熱刃(5)の板材
(P)からの離反が迅速に行えるように、カム(210)の形状
が設定されている。
第2図を参照して、成形金型(6)側には、当該成形金型
(6)内から突出可能な第1の押圧板(8)が設けられてお
り、熱刃(5)側には、第1の押圧板(8)との間で板材(P)
を挟持可能な第2の押圧板(9)が設けられている。第2
の押圧板(9)は、熱刃(5)の上方から通過孔(53)を通って
熱刃(5)の下方へ突出し、成形金型(6)上部にセットした
板材(P)を下方へ押圧できるようになっている。第1の
押圧板(8)は、搬送金型(7)の下方から当該搬送金型(7)
及び成形金型(6)の内部を通過し、成形金型(6)上面にセ
ットした板材(P)を下方より押し上げて第2の押圧板(9)
との間で板材(P)を挟持できるようになっている。
第1の押圧板(8)及び第2の押圧板(9)は、押圧板操作手
段としての一対のカム・リンク機構(400)及びカム・リ
ンク機構(300)よってそれぞれ操作される。カム・リン
ク機構(400)によって操作された第1の押圧板(8)、及び
カム・リンク機構(300)によって操作された第1の押圧
板(8)は、熱刃(5)が成形金型(6)上にある板材(P)に当接
する前に当該板材(P)を挟持し、熱刃(5)によって折曲溝
形成及び耳部溶断がなされた板材(P)を成形金型(6)に押
入した後、成形された箱を搬送金型(7)内に押入し、挟
持状態を解除する。
カム・リンク機構(400)は、第13図に示すように、カ
ム軸(100)と一体回転する板材のカム(410)と、該カム(4
10)によって一端部(420a)を中心に所定角度だけ回動す
る従動レバー(420)、該従動レバー(420)の所定部(420c)
を上方に付勢して従動レバー(420)を時計周りに回転付
勢する引張りばね(450)と、従動レバー(420)の他端部(4
20b)に下端部(430b)が連接された杆体(430)と、該杆体
(430)の上端部(430a)に連接され、上端部(440a)に第1
の押圧板(8)を取付けた押圧板取付部材(440)とからな
る。
次に、このカム・リンク機構(400)の作動について説明
する。カム(410)が回転して引張りばね(450)による従動
レバー(420)の反時計周りの動きを許容すると、この反
時計周りに回動した従動レバー(420)が、杆体(430)を押
し上げて押圧板取付部材(440)に取付けられた第1の押
圧板(8)を成形金型(6)の上面と略面一となる位置まで上
昇させ、これにより、当該第1の押圧板(8)は、第2の
押圧板(9)との間で板材(P)を挟持する。
そして、カム(410)がさらに回転して引張りばね(450)に
抗して従動レバー(420)を時計周りに回動させると、こ
の時計周りに回動した従動レバー(420)が、杆体(430)を
引き下げて押圧板取付部材(440)を引き下げ、これによ
り、第1の押圧板(8)は成形金型(6)及び搬送金型(7)内
を通過して搬送金型(7)の下方まで下降する。
一方、カム・リンク機構(300)は、第12図に示すよう
に、カム軸(100)と一体回転する板材のカム(310)と、該
カム(310)によって一端部(320a)を中心に所定角度だけ
回動する従動レバー(320)、該従動レバー(320)の所定部
(320c)を上方へ付勢して従動レバー(320)を反時計周り
に回転付勢する圧縮ばね(360)と、従動レバー(320)の他
端部(320b)に下端部(330b)が連接された杆体(330)と、
該杆体(330)の上端部(330a)に連接され中央部(340c)を
中心に回動するロッカーアーム(340)と、ロッカーアー
ム(340)の他端部(340b)に上端部(350a)が連接され、下
端部(350b)に第2の押圧板(9)を取付けた押圧板取付部
材(350)とからなる。
このカム・リンク機構(300)の作動について説明する。
カム(310)が回転して圧縮ばね(360)による従動レバー(3
20)の反時計周りの動きを許容すると、この反時計周り
に回動した従動レバー(320)が、杆体(330)を押し上げて
ロッカーアーム(340)を反時計周りに回動させ、これに
より、押圧板取付部材(350)に取付けられた押圧板(9)が
下降し、第1の押圧板(8)との間で板材(P)を挟持する。
そして、第1の押圧板(8)及び第2の押圧板(9)は、両者
間で板材(P)を挟持した状態で成形金型(6)を通過して搬
送金型(7)内まで下降することになるが、このとき、良
好な挟持状態を維持できるように、カム(310)の形状が
設定されている。即ち、カム(310)は、従動レバー(320)
の反時計周りの回動を規制しないように、従動レバー(3
20)との接触を回避した形状となっており、これによ
り、第2の押圧板(9)は、引張りばね(360)によって第1
の押圧板(8)側へ押圧された状態となるようにしてい
る。
そして、カム(310)がさらに回動して再び従動レバー(32
0)に当接し、このカム(310)によって従動レバー(320)が
押し下げられて時計周りに回動すると、この従動レバー
(320)が、杆体(330)を圧縮ばね(360)に抗して押し下げ
てロッカーアーム(340)を時計周りに回動させ、これに
より、押圧板取付部材(350)に取付けられた第2の押圧
板(9)を上昇させる。
冷却ゾーン(S2)には、搬送金型(7)内に押入された箱(P
1)を強制的に冷却することのできる空冷ファン等の冷却
手段が設けられている(図示せず)。この冷却ゾーン(S
2)において、まだ熱融着部が充分に固まっていない箱
が、成形金型(6)と略同一形状の搬送金型(7)内で成形形
状を保持された状態で冷却される。
取出ゾーン(S3)には、第1図に示すように、当該取出ゾ
ーン(S3)に移送された搬送金型(7)内の箱(P1)を押出
し、ターンテーブル(520)の下方に設けた輸送手段とし
てのコンベヤ(13)上に排出する箱取出し用の押圧板(12)
が配設されている。上記押圧板(12)は、第15図に示す
ようなカム・リンク機構(700)によって操作される。
上記のカム・リンク機構(700)は、押圧板(12)を取付け
た押圧板取付部材(710)と、該押圧板取付部材(710)を水
平方向に移動させるように当該押圧板取付部材(710)に
よっていわゆる平行型リンクを連成した一対の杆体(72
0)(730)と、カム軸(103)と一体回転し杆体(730)を回動
させる板材のカム(740)と、杆体(730)を反時計周りに回
転付勢する引張りばね(750)とからなる。
そして冷却ゾーン(S2)や取出ゾーン(S3)で箱の冷却及び
取出し作業が行われている間に、製函ゾーン(S1)では、
板材(P)の供給、加熱溶融および折曲組立作業が行われ
るようになっている。
次に、以上に説明した熱融着箱の製造装置による箱の製
造工程について説明する。まず、板材(P)は、製函ゾー
ン(S1)手前の収納ホッパ(1)から供給ベルト(2)よって、
製函ゾーン(S1)に供給され、所定の大きさの箱を形成す
べく予め設定された成形金型(6)上面のL字形ストッパ
(4)及び位置決めプッシャ(40)によって所定位置にセッ
トされる。
そして、この製函ゾーン(S1)において、熱刃(5)が板材
(P)に当接する前に、熱刃(5)側の第2の押圧板(9)及び
成形金型(6)側の第1の押圧板(8)によって、上記セット
された板材(P)の中央部が挟持され、当該板材(P)が確実
に止定される(第6図参照)。この状態で、熱刃(5)が
板材(P)に押し当てられ、V字状折曲溝の形成及び耳部
の溶断加工が行われる(第7図参照)。
その後、熱刃(5)が所定位置に後退する。このとき、一
対の第1の押圧板(8)及び第2の押圧板(9)が確実に板材
(P)を挟持しているので、熱刃(5)に付着した溶融樹脂に
よって、板材(P)が熱刃(5)と共に上方に持ち上げられた
り、左右に移動させられたりすることがない。なお、成
形金型(6)上面に溶断された板材(P)の耳部は、例えば、
圧力エアー等による既知の手段を用いて除去すれば良
い。
さらに、一対の第1の押圧板(8)及び第2の押圧板(9)
が、板材(P)を挟持した状態で下方に移動することによ
り、耳部を除いた板材(P)が、成形金型(6)内に押入され
る(第8図参照)。これにより、板材(P)の周側壁が成
形金型(6)の内壁に沿い折曲溝を基線として起き上がる
と共に、板材(P)の隅角部の溶融部同士が圧着されて箱
形に製函される。このとき、板材(P)は、一対の第1の
押圧板(8)及び第2の押圧板(9)によって保持されてお
り、位置ずれを規制されているので、精度良く箱(P1)が
成形される。
このように製函ゾーン(S1)において成形された箱(P1)
は、第1の押圧板(8)及び第2の押圧板(9)によって成形
金型(6)の下方に位置した搬送金型(7)内に押入される
(第9図参照)。その後、第1の押圧板8)及び第2の押
圧板(9)は、箱(P1)の挟持を解除し、それぞれの所定位
置に後退する。そして、箱(P1)を押入された搬送金型
(7)は、成形金型(6)から下方へ離反し、移送手段(11)の
ターンテーブル(520)の回転に伴って冷却ゾーン(S2)へ
移送される(第10図参照)。このとき、次なる搬送金
型(7)が成形金型(6)の下方に移送されると共に、冷却ゾ
ーン(S2)に位置していた搬送金型(7)が取出ゾーン(S3)
へ移送され、これにより、製函、冷却及び取出しの一連
の作業が同時に進行されることになる。
冷却ゾーン(S2)に移送された搬送金型(7)内の箱(P1)
は、上記冷却手段によって十分に且つ効率的に冷却され
る。
そして、搬送金型(7)は、冷却ゾーン(S2)での箱(P1)の
冷却が完了すると、取出ゾーン(S3)へ移送され、当該取
出ゾーン(S3)において、上記突出し板(12)が搬送金型
(7)内に進入して箱(P1)を押出すことにより、箱(P1)が
下方に排出される(第1図参照)。排出された箱(P1)
は、コンベヤ(13)によって、製函装置外に送られる。
この実施例によれば、第1の押圧板(8)及び第2の押圧
板(9)によって板材(P)を挟持した状態で、板材(P)を成
形金型(6)に押入するので、板材(P)の位置ずれを防止し
た状態で、周側壁の起立が行え、これにより、製函加工
の精度を向上できる。
しかも、第1の押圧板(8)及び第2の押圧板(9)によって
板材(P)を挟持した状態で、熱刃(5)の板材(P)への当接
離反を行うので、熱刃(5)が板材(P)から離反しようとす
る際に、熱刃(5)に付着した溶融樹脂によって板材(5)が
持ち上げられて位置ずれをおこすようなことがなく、精
度良く箱を製造できる。
また、第1の押圧板(8)及び第2の押圧板(9)を、それぞ
れカム・リンク機構(400)及びカム・リンク機構(300)に
よって操作するので、第1の押圧板(8)及び第2の押圧
板(9)の作動及び停止を俊敏に行なわせ且つ作動の速度
を自在に設定することが可能となり、即ち必要時のみに
ゆっくりと作動させつつ全体として高速で作動させるこ
とが可能となり、これにより、箱(P1)の製造に要する時
間を短縮することができ、製函加工の高速化が図れ、製
造コストを安価にすることができる。且つ、上記のカム
・リンク機構であれば、厚み寸法の相違する板材(P)に
対して、当該板材(P)を挟持する際の第1の押圧板(8)と
第2の押圧板(9)との間隔を、杆体の長さまたは取付部
材の取付位置の変更等により容易に調整することができ
る。
さらに、第1の押圧板(8)及び第2の押圧板(9)によって
板材(P)を挟持した状態で、板材(P)へ熱刃(5)を当接離
反するので、板材(P)の位置ずれを防止した状態で、精
度良く折曲溝の形成及び耳部の溶断が行え、製函加工の
精度を一層向上できる。
しかも、熱刃(5)をカム・リンク機構(200)によって操作
するので、熱刃(5)を必要時のみにゆっくりと作動させ
つつ全体として高速で作動させることが可能となり、製
函加工の一層の高速化を達成できる。そして、熱刃(5)
の停止位置を正確に定めることができるので、折曲溝の
加工や不要耳部の溶断を精度良く行うことができ、一層
精度良く箱を成形できる。
加えて、他の作動機構についてもモータによって駆動さ
れるカム・リンク機構を用いているので、製函加工のよ
り一層の高速化が図れる。具体的には、従来のカム・リ
ンク機構を用いたものに較べて、約3倍の高速化が図れ
た。
そして、上記のように精度の良い加工が行えるので、周
側壁の高さが不揃いとなることがなく、したがって、不
揃いの周側壁の高さをカッタによって一定に揃える作業
が不要になり、手間が省けて製造コストを低減できる。
また、精度を要求される各種の異形の箱も製造可能とな
る。
また、製函ゾーン(S1)における板材(P)の供給、位置決
め、加熱溶融及び折曲組立を行う製函作業と、冷却ゾー
ン(S2)における箱(P1)の強制冷却及び歪みの除去を行う
冷却作業と、取出ゾーン(S3)における箱(P1)の取出しを
行う取出作業とからなる一連の作業を、同時に実施する
ことができるので、アイドルタイムを非常に少なくで
き、底板の周囲に側壁が折曲起立された多角形の箱(P1)
の製造を、能率的且つコスト安価に行うことができる。
さらに、成形金型(6)と略同一形状の搬送金型(7)を移送
し、当該搬送金型(7)内で成形後の箱(P1)を冷却するの
で、冷却時に箱(P1)に歪みが発生することを防止でき、
一層良好な箱(P1)の製造が行える。
なお、以上の実施例において、板材(P)として、予め不
要な耳部を除去した奴状のものを使用すること、予め折
曲溝を形成したものを使用すること、及び予め折曲溝を
形成し且つ不要な耳部を除去したものを使用することが
可能である。これらの場合でも、成形金型(6)の上面の
L字形ストッパ(4)および位置決めプッシャ(40)によっ
て正確に板材(P)の位置決めを行うことができる。
また、装置スペース等の関係で、よりコンパクトな装置
が望まれる場合には、冷却ゾーン(S2)及び取出ゾーン(S
3)を兼用した単一の冷却・取出ゾーンを設けることもで
きる。この場合、ゾーンの兼用に加えて、上記冷却手
段、製品排出用の押圧板(12)及びコンベヤ(13)等を一箇
所に集中して設置することができるので、一層コンパク
トな装置が得られる。
さらに、前記実施例においては、垂直方向にて製函作業
を行う装置を示したが、例えば、装置を90゜傾けて板
材(P)の押し込み方向が水平方向になる状態での実施、
または180゜回転して熱刃(5)とこれと対向する成形
金型(6)および搬送金型(7)が反転した状態での実施も可
能である。
しかも、移送手段(11)による搬送金型(7)の移動および
停止は、ターンテーブル(520)の回転によるものに限定
されるものでなく、例えば、搬送金型(7)をスライドさ
せて冷却ゾーン(S2)及び取出ゾーン(S3)へ移送すること
により実施することも可能である。
その他、搬送金型(7)を、例えばチェーンコンベアによ
り、長円軌道に沿って周回させること等、この発明の要
旨を変更しない範囲で種々の変更を施すことができる。
<発明の効果> 以上のように、この発明に係る融着箱の製造装置によれ
ば、板材の成形金型内への押し込みを、第1の押圧板と
第2の押圧板とによって板材を挟持した状態で行うの
で、当該板材の位置ずれを防止した状態で、周側壁を起
立組立することができ、したがって、製函加工の精度を
向上することができると共に、製函後の周側壁の高さを
揃えるためのカット作業等の後工程を不要にすることが
できる。また、第1の押圧板及び第2の押圧板を操作す
る押圧板操作手段を、一対のカム・リンク機構によって
構成しているので、第1の押圧板及び第2の押圧板に対
する作動設定がし易く、素材となる板材への押圧板の当
接時のごとき必要時のみに押圧板をゆっくりと作動させ
ることが可能となる。さらに、成形金型の下方に設けた
搬送金型を成形金型に対して接触したり離反したりする
接離作動を、一対のカム・リンク機構による保持手段に
てスムーズにできるようになり、成形後の融着箱の受取
りと搬送の作動設定がし易くなる。従って、箱の製造に
要する時間を短縮することができて製函加工の高速化を
達成でき、製造コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は装置全体を示す正面図、 第2図は装置全体を示す側面図、 第3図は板材に折曲溝を形成し耳部をカットした状態を
示す斜視図、 第4図は熱刃の斜視図、第5図は成形金型の斜視図、 第6図は押圧板にて板材を挟持した状態を示す断面図、 第7図は押圧板にて板材を挟持して熱刃を板材に当接し
た状態を示す断面図、 第8図は押圧板にて板材を挟持して成形金型内に板材を
押入した状態を示す断面図、 第9図は押圧板にて箱を挟持して搬送金型内に箱を押入
した状態を示す断面図、 第10図は押圧板の挟持が解除され搬送金型にて箱が搬
送されている状態を示す断面図、 第11図は熱刃操作手段の概略構成図、 第12図は及び第13図は押圧板操作手段の概略構成
図、 第14図は搬送金型を上下させる機構の概略構成図、 第15図は箱押出し用の突出し板を作動させる機構の概
略構成図である。 (P)……板材、(6)……成形金型、 (8)……第1の押圧板、(9)……第2の押圧板、 (300)(400)……押圧板操作手段としてのカム・リンク機

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】折曲溝が形成されると共に不要な耳部が除
    去された熱可塑性樹脂の板材を、第1の押圧板と第2の
    押圧板との間に挟持して筒状の成形金型内に押し込んで
    当該板材の側壁面を起立させ箱形に折曲組立する融着箱
    の製造装置において、上記第1の押圧板と、上記第2の
    押圧板とを、それぞれ操作する一対のカム・リンク機構
    からなる押圧板操作手段により作動できるよう構成し、
    さらに成形金型の下方に組立後の融着箱を受取る搬送金
    型を設け、この搬送金型を上記とは別な一対のカム・リ
    ンク機構による保持手段により、成形金型に対して接離
    作動をできるよう構成したことを特徴とする融着箱の製
    造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6120428B2 (ja) 2014-04-30 2017-04-26 学校法人近畿大学 分化誘導用組成物

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