JPH0651518U - 雌 具 - Google Patents
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- JPH0651518U JPH0651518U JP9120092U JP9120092U JPH0651518U JP H0651518 U JPH0651518 U JP H0651518U JP 9120092 U JP9120092 U JP 9120092U JP 9120092 U JP9120092 U JP 9120092U JP H0651518 U JPH0651518 U JP H0651518U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 パネルなどに比較的弱い挿入力で取付け得る
と共に、パネルなどに対して強い保持力で保持される雌
具の提供。 【構成】 雄具Bの連結部材31の挿入される筒部1a
を有する胴1と、この胴1の外側に設けられる鍔2と、
この鍔2との間で板部Cなどを挾持する弾性係止片3を
備えた雌具Aであって、この弾性係止片3を、前記胴1
の筒部1aの外側の軸方向に亘って該筒部1aの半径方
向に突き出して設けられている凸条4から、この凸条4
の突き出し方向に直交する向きに突設し、しかも該突設
弾性係止片3の突き出し幅が前記鍔2の側で大とされた
雌具。
と共に、パネルなどに対して強い保持力で保持される雌
具の提供。 【構成】 雄具Bの連結部材31の挿入される筒部1a
を有する胴1と、この胴1の外側に設けられる鍔2と、
この鍔2との間で板部Cなどを挾持する弾性係止片3を
備えた雌具Aであって、この弾性係止片3を、前記胴1
の筒部1aの外側の軸方向に亘って該筒部1aの半径方
向に突き出して設けられている凸条4から、この凸条4
の突き出し方向に直交する向きに突設し、しかも該突設
弾性係止片3の突き出し幅が前記鍔2の側で大とされた
雌具。
Description
【0001】
この考案は、雄留め具、雄螺子などの雄具の組付けに用いられる雌具の提供、 より詳細にはパネル、ボードなどに容易、確実に組付けられて前記雄具の組付け に用いられる雌具の提供に関する。
【0002】
2以上の部材を組付ける手段には種々のものがあり、例えば第1の部材に前も って雌具を取付けておくと共に、この第1の部材に重ね合される第2の部材を前 記雌具に組付けられる雄具を用いて該第1の部材に止着する留め具がある。 この種の留め具の典型例として、例えば実公昭62−33131号公報で開示 されている留め具がある。
【0003】 この実公昭62−33131号公報で開示されている図12及び図13で示さ れる留め具は、例えば、自動車の室内装飾のために張られる飾り板を車体の内壁 に止着するような場合に用いられるものであって、この留め具を構成する雄部材 100は、一方のパネル120に係止する頭部101と傘形をなす鍔102と雌 部材110に結合する連結軸103とを備えた構成としてあり、他方の雌部材1 10は、前記の雄部材100の連結軸103を受け入れる一方を開口112させ た胴部111と、該開口部の外周に設けた取付けフランジ113と、この取付け フランジ113との間で他方のパネル121に設けた孔の孔縁に挾持する係止爪 114とを備えた構成としてある。
【0004】 この実公昭62−33131号公報に開示されている図12、図13に示され る留め具における前記雌部材110の係止爪114は、胴部111の下部側から 上部側に向けて該胴部111の外周面から、漸次外方に突き出すように設けられ 、その上端に前記雌部材110の取付けフランジ113に向き合った段部114 aを有する構成としてある。 そこで、例えば、パネル121に設けられている孔に該雌部材110の胴部1 11を挿入した場合、該係止爪114の外面が該孔の孔縁によって内方に押し込 まれ、この結果、前記胴部111は内窄まりの状態で前記孔を通過すると共に、 該係止爪114が該孔の孔縁を通り抜けることによって外方に膨み出すように弾 性復帰し、該係止爪114の前記段部114aが該孔の一方の孔縁に係当される 。
【0005】 従って、前記雌部材110における胴部111を、パネル121の孔に対し、 該胴部111にある係止爪114が該孔の孔縁を通り抜け、しかも該雌部材11 0の取付けフランジ113が該パネル121の面に当接するまで押し入れること によって、該雌部材110をパネル121に取付けることができる。
【0006】
しかしながら、前記の雌部材110を取付けフランジ113との間でパネル1 21に取付ける手段として用いられる係止爪114は、胴部111の外周面から 隆起するように設けており、この胴部111の窄まり方向に向けた変形によて前 記パネル121の孔を、該胴部111が通り抜け得る構成としてあることから、 この係止爪114に設けられる前記段部114aの落し込み幅には自ずと限界が あり、前記取付けフランジ113との間でなされるパネル121の孔縁に対する 係止力にも自ずと限界があった。
【0007】 又、パネル121に組付けられている雌部材110を、該パネル121から取 り外す向きに強く引いたり、このパネル121に組付けられている雌部材110 を該パネル121に対して倒し込みの状態で該パネル121から取り外す向きに 強く引いたりした場合、雌部材110の胴部111は窄まり方向に変形し易く、 かゝる動作に伴ってパネル121の孔縁に対する係止爪114の係止が解かれて 、該パネル121から雌部材110が脱落する虞れを生ずる余地があった。
【0008】 本考案は、かゝる従来の留め具を構成する雌部材における不都合に鑑み、該雌 部材をパネルなどに取付ける際の撓み方向と、この雌部材をパネルなどから取外 す際に作用する力の向きとが異なるようにされた弾性係止片を有するプラスチッ ク製の雌具の提供を目的とし、しかも該弾性係止片が雌具のプラスチック成形に おいて容易な成形型を用いて容易に成形できるようにした雌具の提供を目的とし ている。
【0009】
本考案に係る雌具Aは、叙上の目的を達成するものとして、雄具Bの組付けに 用いられる雌具Aをプラスチック製とし、該雌具Aの構成を、雄具Bの連結部材 31の挿入される筒部1aを有する胴1とこの胴1の外側に設けられる鍔2と、 この鍔2との間で該雌具Aの取付けられる板部Cなどを挾持する弾性係止片3と を有するものとし、 前記弾性係止片3が、前記筒部1aの外側の軸方向に亘って該筒部1aの半径 方向に突き出して設けられている凸条4から、該凸条4の突き出し方向に直交す る向きに突設され、しかも、前記鍔2の側で大きい突きだし幅となるように構成 してある。
【0010】
パネルPなどの板部Cに開設した孔Hに雌具Aの胴1を挿入することによって 、該胴1にある弾性係止片3は孔Hの穴縁に、その突き出し端縁が接した状態と されると共に、この弾性係止片3の突き出し幅が大きくなるに従って前記胴1の 筒部1aの円周方向に撓み込まれ、次いで、該弾性係止片3における大きい突き 出し幅位置が前記孔Hを通り抜けることによって、該孔Hの口縁による該弾性係 止片3の撓み込みが、この突き出し幅を小さくされた分だけ解かれることゝなり 、孔Hに挿入される雌具Aの鍔2が板部Cの面に当接された状態で、前記弾性係 止片3における大きい突き出し幅部分を超えた部分が前記孔Hの孔縁に接し、該 雌具AがパネルPに組付けられる。
【0011】 パネルPなどの板部Cの孔Hに挿入組付けられている雌具Aは、この雌具Aの 弾性係止片3を胴1の筒部1aの側に撓め込むことによって、前記孔Hの孔縁に 対する該弾性係止片3の突き出し端の係止が解かれることゝなり、孔Hから抜き 出し方向に該雌具Aを引抜くことによってパネルPなどから雌具Aを取り外すこ とができる。
【0012】
以下、本考案に係る雌具Aを図面に示す典型的な実施例としての雌具A−1、 A−2、A−3について説明する。 図1〜図6に示される雌具A−1は、第1実施例に係るものであて、図1と図 2とは当該第1実施例に係る雌具Aを雄具Bと共に示しており、図1では雄、雌 具を分離した状態を一部破断した斜視で示している。又、図2では、パネルPに 取付けられた雌具A−1に、板状部Dに装着されている雄具Bを組付けた状態を 要部を断面して示してある。 図3はパネルPに雌具A−1を取付けた状態を図2の断面位置と異なった位置 で切断して示しており、図4は、この図3のY−Y方向で切断した状態を示して いる。又、図5はパネルPに取付けられている図3に示されている雌具A−1を 鍔2の側から示しており、図6は該雌具A−1を胴1の側から示している。 図7〜図10は、第2実施例に係る雌具A−2を示すものであって、図7と図 8とは当該雌具A−2に対応して用いられる雄具Bと該雌具A−2とを分離した 状態で一部を判断して示しめしている。又、図9は該雌具A−2を胴1の側から 示しており、図10は該雌具A−2を胴1を水平方向で断面して該胴1の底部方 を見た状態を示している。 図11は、第3実施例に係る雌具A−3を示すものであって、雄具Bと該雌具 A−3とを分離した状態で一部を破断して示している。
【0013】 先ず、本実施例に係る雌具Aの第1実施例に係る雌具A−1を図1〜図6につ いて説明する。 この第1実施例に係る雌具A−1と雄具Bとは共にプラスチック製であって、 雌具A−1に対し雄具Bが組付け係止し得る構成としてあり、図2に示すように パネルPなどの板状物に該雌具A−1を組付け用意し、この雌具A−1に対し、 板状物Dに取付けた雄具Bの連結部材31を挿入係止するようにして、パネルP に対する板状物Dの組付けに用いられる。
【0014】 この第1実施例に係る雌具A−1は、一方が塞がれた孔5を有する円筒状の筒 部1aをもつ概ねキャップ状の胴1と、この胴1の前記孔5の孔縁から外方に延 設されている鍔2と、この鍔2との間でパネルPなどの板部Cを挾持する手段と して用いられる弾性係止片3とを備えている。
【0015】 前記雄具Bの連結部材31の挿入される孔5は、直孔部5aと、この直孔部5 aの底部に半球よりも大きい凹球状の係合室部5bとを有しており、この係合室 部5bの上部側の孔縁が該係合室部5bの最大孔縁より小さくされており、この 係合室部5bの上部が環状の係合凸縁6とされている。 又、前記の直孔部5aは、前記の係合室部5bの上端孔縁より大きい孔縁とさ れており、この直孔部5aの下部が前記係合凸縁6によって、稍内窄まりの構成 とされている。 即ち、前記の直孔部5aと係合室部5bとの間に前記環状の係合凸縁6が突き 出した構成とされていると共に、この係合凸縁6の突き出し幅より小さい突き出 し幅のリブ7を前記直孔部5aの縦方向に設けてある。
【0016】 かゝる胴1の筒部1aを構成する孔5の開口縁の円周方向に外向きの鍔2を傘 形に張出すように設けてあり、該雌具A−1をパネルPに取付けた際に、該鍔2 が孔Hの周側にある板部Cに密着して該孔Hを水密に封じ得るようになすと共に 、該雌具A−1の取付け対象とされるパネルPなどの板部Cにおける板厚が異っ た場合にも該雌具A−1を該板部Cに対しガタつきを生ずることなく組付け得る ように該鍔2の外周部2aが周側縁に向けて漸次薄肉となる構成としてある。
【0017】 かゝる胴1の外周面に該胴1の筒部1aの軸方向、即ち図2の上下方向に亘っ て4個の凸条4を設け、向き合っている一対の凸条4a、4aに弾性係止片3を 設けている。 この胴1の筒部1aに設けられる凸条4は、該胴1の筒部1aの半径方向に突 き出すように設けられており、前記弾性係止片3を該凸条4の突き出し方向に直 交した向きに突き出すように設けている。 図示の実施例においては、前記凸条4を胴1の筒部1aの円周方向に等間隔に 設けてあり、該筒部1aの中心から略90度の角度をもたせた放射方向に等間隔 に設けてあることから、向き合っている凸条4a、4aに設けられている弾性係 止片3、3は平行であり、しかも他の凸条4、4の突き出し方向と該弾性係止片 3の突き出し方向とが同一とされている。 この結果、弾性係止片3を有する胴1の成形を、例えば図4の矢印X−X方向 に動作する金形を用いてなすことが可能とされる。
【0018】 又、図示の胴1の筒部1aの外周面には、前記の凸条4を設けることによって 、該凸条4、4間が凹部8とされている。この凹部8は、胴1の下部1bを肉厚 の太径の状態とし、この太径の下部1bの外周面と前記凸条4の外周面とを面一 とすることで構成されており、該凸条4に設けられている前記弾性係止片3が板 部Cの孔Hの孔縁で撓められた際に、該弾性係止片3が該凹部8内に収まる構成 としてある。 尚、図示例の雌具A−1では、胴1の下部1bと凸条4の夫々の外面が面一と されており、しかも前記弾性係止片3が該凸条4の突き出し方向に直交した向き に設けられていることから、雌具A−1の胴1は板部Cの孔Hに無理なく挿入で きると共に、前記弾性係止片3が該孔Hの孔縁によって前記凹部8側に向けて円 滑に撓み込まれることゝなる。
【0019】 かゝる凸条4に設けられている弾性係止片3は、該凸条4の突き出し方向に直 交した向き、即ち、胴1における筒部1aの接線と平行な向き、更に具体的には 筒部1aの軸線を含む垂直面と直交する向きに設けてあり、該胴1の比較的鍔2 に近い側に該弾性係止片3の最大突き出し幅位置3aがあり、この最大突き出し 幅位置3aを頂点とした略三角形の翼片状に構成されている。
【0020】 図示に係る弾性係止片3は凸条4aから図1に示す両側方に向けて張出し状に 設けてあり、凸条4aの下端側(図1の下側)から該弾性係止片3の最大突き出 し幅位置3aに向けて漸次突き出し幅が大きくなるようにされている該弾性係止 片3の下部傾斜突き出し端縁3bと、最大突き出し幅位置3aから凸条4aの上 端側(図1の上側)に向けて漸次突き出し幅が小さくなるようにされている上部 傾斜突き出し端縁3cとを有し、この弾性係止片3の突き出し端縁の少なくとも 一部が前記胴1の下部1bの構成している外周面から外方に突き出す構成として ある。
【0021】 かゝる構成からなる雌具A−1は、パネルPの板部Cに開設されている孔Hに 胴1の側から、該雌具A−1における鍔2が該孔Hの周側部の板部Cの面に当接 するまで挿入することでパネルPに組付けられる。 このパネルPに対する雌具A−1の胴1の挿入に伴って、孔Hの孔縁に当接さ れている弾性係止片3の下部傾斜突き出し端縁3bは、その突き出しの度合いに 合せて漸次凹部8の側に撓み込まれることゝなり、その突き出し端の撓み込みに よって胴1が孔Hに挿通される。 次いで、弾性係止片3の最大突き出し幅位置3aが穴Hの孔縁を通り抜けるこ とによって、該弾性係止片3は、該穴Hの穴縁に当接されている上部傾斜突き出 し端縁3cの突き出しの度合いに合わせて前記の撓みが解かれることゝなり、こ の撓みが解かれて外方に弾性復帰される弾性係止片3の上部傾斜突き出し端縁3 Cが前記穴Hの一方の穴縁に当接し、前記鍔2との間でパネルPの板部Cを挾持 する構成としてある。
【0022】 この第1実施例に係る雌具A−1では、前記弾性係止片3における上部傾斜突 き出し端縁3Cが、鍔2に向けて漸次突き出し幅が小さくなる構成とされている ことから、板厚の異なる種々のパネルに対して、前記鍔2とによって、該パネル Pに板部Cをガタつきを生ずることなく挾持できる構成としてある。
【0023】 この雌具A−1に対応して用いられる雄具Bは、他の板状物Dに取付けるため の鍔状頭部32と、周側を傘状に拡げた弾性鍔33とを頚部34を介在して設け てあると共に、この頚部34の延長状に連結部材31が設けてあり、該連結部材 31が前記雌具A−1の孔5に挿入、係止された際に、前記弾性鍔33の周側に ある傘状に拡がった薄肉部33aが前記雌具A−1の取付けられているパネルP の板部Cの面に弾性的に当接する構成としてある。
【0024】 次いで該雄具Bの連結部材31は、先端に係合頭部31aを有する連結軸31 bからなっており、この係合頭部31aにおける連結軸31bの側が該連結軸3 1bの側に凸球面状に膨み出している半球状の係合面35としてあると共に、先 端側が先窄まりの挿入傾斜面36としてあり、該傾斜面36が前記雌具A−1の 係合凸縁6を緩かに通り抜けて前記係合面35を係合室部5b内に導き入れる構 成としてある。 この係合室部5b内に導き入れられる係合頭部31aの係合面35の側の直径 が、前記環状の係合凸縁6の直径よりも大きく構成されていることから、雄具B を雌具A−1に強く押し入れた際に、雄具Bの係合頭部31aの傾斜面36に案 内された該係合頭部31aの係合面35の側が前記環状の係合凸縁6を側方に開 き出しながら該係合室部5b内に無理に押し入れられ、この係合凸縁6より係合 室部5bに向けた面に対し、前記係合頭部31aの係合面35が強く係合される 。 尚、この実施例においては、前記係合室部5bの上部側、即ち、係合凸縁6の 側にある球面と、雄具Bの係合面35の球面とが略同一の曲率に構成されており 、係合室部5bに押し入れられた雄具Bの係合面35が該係合室部5bの上部に 密着して係合される。
【0025】 かゝる構成からなる雄具Bの鍔状頭部32を、板状物Dに設けてあるダルマ状 の取付け孔d、あるいは鍵穴形状の取付け孔dなどの大径の孔部分に挿入した後 、この雄具Bを移動して該雄具Bの頚部34が前記孔dの小径の孔部分に位置づ けられるようにして該孔dの孔縁にある板状物Dの板部を前記鍔状頭部32と弾 性鍔33の厚肉部33bとによって挾持させることで、該雄具Bを板状物Dに組 付ける。 尚、前記孔dは、雄具Bの前記頚部34の収まる構成の板状物Dに開設された 溝であっても良く、また鍔状頭部32の収まる溝として構成されていても良い。
【0026】 叙上においてパネルPに取付けた雌具A−1に対し、板状物Dに装着した雄具 Bを組付けることによってパネルPに対する板状物Dの取付けをなすことができ る。 この雌具A−1に対する雄具Bの組付けは、該雄具Bの連結部材31を雌具A −1の孔5に挿入、係合することでなされるものであって、雄具Bの連結部材3 1の係合頭部31aは、この係合頭部31aの直径よりも稍々幅広に構成されて いるリブ7、リブ7間に案内されて係合凸縁6に到り、該部で更に押し込まれる ことによって、この係合凸縁6を該係合頭部31aによって外方に撓み出し、該 係合凸縁6から係合室部5b内に押し入り係止される。 次いで板状物DをパネルPに対し、例えばテコ状に強く引き離すことによって 、該板状物DをパネルPから取り外すことができる。 更に、パネルPに取付けられている雌具A−1にある弾性係止片3を、適宜の 工具などを用いて胴1の側に撓ませることによって、該弾性係止片3の孔Hの孔 縁に対する係止を解き、該雌具A−1をパネルPから脱装することができる。
【0027】 次いで、図7〜図10に示される第2実施例に係る雌具A−2について説明す る。 この第2実施例に係る雌具A−2は、凸条4に設けられている弾性係止片3が 該凸条4の一方の側(図7の左側)に向けてのみ張出し状に設けられた構成とし てあり、当該弾性係止片3を該凸条4の一方の側にのみ設けた以外の構成を前記 第1実施例に係る雌具A−1及び雄具Bと同一としている。 この結果、図10に示されるように互に向き合っている凸条4a、4aに設け られている弾性係止片3、3は、互の突き出し方向が逆向きであり、しかも平行 とされており、前記第1実施例に係る雌具A−1と同様に該雌具A−2の金型成 形に適する構成とされている。 尚、この第2実施例に係る雌具A−2と、雄具Bとは、前記弾性係止片3の構 成以外の構成が前記第1実施例に係る雌具A−1と、これに対応して用いられる 雄具Bと同一であり、同一の構成部分には同一の番号を付して説明を省略する。
【0028】 更に、図11に示す第3実施例に係る雌具A−3は、凸条4に設けられている 弾性係止片3における最大突き出し幅位置3a’を、胴1の筒部1aの軸方向( 図11の上下方向)に亘って所定の幅をもった構成とし、また鍔2の側にある該 弾性係止片3の端縁3c’を該鍔2の面と平行になる構成としてある。 この結果、パネルなどの取付け孔Hに挿入される雌具A−3の弾性係止片3は 、該孔Hの孔縁によって胴1の側に向けて撓められた後、この弾性係止片3が該 孔Hの孔縁を通り抜けた位置で弾性的に復帰した際に前記の端縁3c’でパネル などの面を幅広く支承する構成とされている。 尚、この第3実施例に係る雌具A−3と、これに対応して用いられる雄具Bと は、前記弾性係止片3の構成以外の構成が前記第1実施例に係る雌具A−1及び 雄具Bの構成と同一であり、同一の構成部分については同一の番号を付して説明 を省略する。
【0029】 叙上の各実施例に係る雌具Aの弾性係止片3は、該雌具Aをパネルなどに装脱 する際に撓み込まれる向きと、この弾性係止片3がパネルなどを挾持状態に支承 する向きとが異なることから、該雌具Aに対し、該雌具Aをパネルなどから取り 外す向きに強い力が作用した場合であっても、該弾性係止片3が胴1の側に向か って撓み込まれることがない。 この結果、雌具Aをパネルなどから取り外す向きに強く引いた場合においても 、該雌具Aは、この雌具Aの弾性係止片3が完全に破断されるまでパネルなどに 対する係止状態が維持される特長を有している。
【0030】 又、前記各実施例に係る雌具Aの弾性係止片3は、雌具Aの半径方向に突き出 している凸条4から、該凸条4の突き出し方向に直交する向きに突設される構成 とし、該雌具Aのプラスチック成形に適する構成としてある。
【0031】 尚、叙上の雌具A及び雄具Bは、雌具Aの筒部1aに挿入される連結部材31 を有する雄具Bであり、又この雄具Bの連結部材31の挿入される筒部1aを有 する胴1及び該胴1の外側に鍔2を備えた雌具Aであれば良く、例えば前記連結 部材31が、先端に引っかけ用の係止手段を有する弾性係止片により構成され、 前記筒部1aの筒壁に該弾性係止片の係止手段の突き出す孔が開設してあっても 良い。 又、例えば、前記連結部材31を螺子桿とし、この螺子桿の螺挿される前記筒 部1a内に該螺子桿が止着される構成としてあっても良い。 更に、例えば、前記雌具Aの胴1が通し孔状の筒部1aとしてあって、この筒 部1aに挿通された連結部材31の該筒部1aから突き出した端部を該筒部1a の開口端に係止する構成としてあっても良い。 即ち、雄具Bの連結部材31の挿入される筒部1aを備えた胴1と該胴1の外 側に鍔2及び前記弾性係止片3を備えた雌具Aと、これに組付けられる連結部材 31を備えた雄具Bを有するものであれば、当該雄具B及び雌具Aの他の構成は いかなるものであっても良い。
【0032】
本考案に係る雌具Aは叙上の特長ある構成、特に弾性係止片3を凸条4の突き 出し方向に直交する向きに設け、この弾性係止片3と鍔2との間で、パネルなど の板状部Cを挾持する構成としていることから、パネルなどに雌具Aを取付ける 際には、該雌具Aの弾性係止片3が胴1の側に向けて該パネルの孔Hの孔縁によ って撓み込まれることゝなり、比較的弱い挿入力によって雌具Aをパネルなどに 取付けることができる。
【0033】 又、パネルなどに取付けられている雌具Aは、この雌具Aをパネルなどから取 り外す向きに強い力を受けた際に、弾性係止片3に対して撓み方向の力を一切受 けることがなく、突き出されている弾性係止片3の側方から該弾性係止片3を押 し縮める側に力を受けることゝなり、この結果、該弾性係止片3が破断されるま でパネルなどに対する組付け状態が維持される特長を有している。
【0034】 更に、凸条4が筒部1aの半径方向に突設されており、この半径方向に突き出 している凸条4から、この突き出し方向に直交する向きに弾性係止片3を設けて いることから、雌具Aがプラスチック成形に適した構成とされる特長を有してい る。
【図1】第1実施例に係る雌具と、これに対応して用い
られる雄具を分離し、且つ一部を破断して示して示した
斜視図
られる雄具を分離し、且つ一部を破断して示して示した
斜視図
【図2】同雌具と雄具とを用いた組付け状態を一部判断
して示した正面図
して示した正面図
【図3】同雌具の取付け状態を示す断面図
【図4】図3におけるY−Y線断面図
【図5】同雌具の取付け状態を示す平面図
【図6】同雌具の取付け状態を示す底面図
【図7】第2実施例に係る雌具と、これに対応して用い
られる雄具を分離し、且つ一部を破断して示した斜視図
られる雄具を分離し、且つ一部を破断して示した斜視図
【図8】同雌具と雄具とを用いた組付け前の状態を一部
破断して示した正面図
破断して示した正面図
【図9】同雌具の取付け状態を示す底面図
【図10】図8のM−M線断面図
【図11】第3実施例に係る雌具と、これに対応して用
いられる雄具とを用いた組付け前の状態を一部破断して
示した正面図
いられる雄具とを用いた組付け前の状態を一部破断して
示した正面図
【図12】従来の雌部材と雄部材とを分離し、且つ一部
を破断して示した斜視図
を破断して示した斜視図
【図13】同取付け状態を一部破断で示した正面図
1 胴 1a 筒部 2 鍔 3 弾性係止片 4 凸条 31 連結部材 A 雌具 B 雄具
Claims (1)
- 【請求項1】 雄具の組付けられるプラスチック製の雌
具であって、 該雌具が、雄具の連結部材の挿入される筒部を有する胴
と、この胴の外側に設けられる鍔と、この鍔との間で該
雌具の取付けられる板部などを挾持する弾性係止片とを
有しており、 前記弾性係止片が、前記筒部の外側の軸方向に亘って該
筒部の半径方向に突き出して設けられている凸条から、
該凸条の突き出し方向に直交する向きに突設されてお
り、且つ前記鍔の側で大きい突き出し幅とされているこ
とを特徴とする雌具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9120092U JPH0651518U (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | 雌 具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9120092U JPH0651518U (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | 雌 具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0651518U true JPH0651518U (ja) | 1994-07-15 |
Family
ID=14019800
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9120092U Pending JPH0651518U (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | 雌 具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0651518U (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018235692A1 (ja) * | 2017-06-19 | 2018-12-27 | 株式会社パイオラックス | 留め具 |
| CN112128191A (zh) * | 2019-06-24 | 2020-12-25 | 伊利诺斯工具制品有限公司 | 具有四点固位的装饰夹 |
-
1992
- 1992-12-15 JP JP9120092U patent/JPH0651518U/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018235692A1 (ja) * | 2017-06-19 | 2018-12-27 | 株式会社パイオラックス | 留め具 |
| JPWO2018235692A1 (ja) * | 2017-06-19 | 2020-03-26 | 株式会社パイオラックス | 留め具 |
| CN112128191A (zh) * | 2019-06-24 | 2020-12-25 | 伊利诺斯工具制品有限公司 | 具有四点固位的装饰夹 |
| EP3757405A1 (en) * | 2019-06-24 | 2020-12-30 | Illinois Tool Works, Inc. | Trim clip with four point retention |
| US11585365B2 (en) | 2019-06-24 | 2023-02-21 | Illinois Tool Works Inc. | Trim clip with four point retention |
| CN112128191B (zh) * | 2019-06-24 | 2024-11-01 | 伊利诺斯工具制品有限公司 | 具有四点固位的装饰夹 |
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