JPH0651801B2 - 2重結合を有するジアセチレン化合物を用いてなる成形体 - Google Patents
2重結合を有するジアセチレン化合物を用いてなる成形体Info
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- JPH0651801B2 JPH0651801B2 JP62129598A JP12959887A JPH0651801B2 JP H0651801 B2 JPH0651801 B2 JP H0651801B2 JP 62129598 A JP62129598 A JP 62129598A JP 12959887 A JP12959887 A JP 12959887A JP H0651801 B2 JPH0651801 B2 JP H0651801B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (発明の利用技術分野) 本発明は、高度な剛性を有し、精密機械部品やエレクト
ロニクス分野の材料として使用できる二重結合を含有す
るジアセチレン化合物を用いてなる成形体に関するもの
である。
ロニクス分野の材料として使用できる二重結合を含有す
るジアセチレン化合物を用いてなる成形体に関するもの
である。
(従来の技術) 近年ジアセチレン化合物の中にはトポケミルカル重合に
より極めて結晶性の良いポリマーが得られる物が見い出
されるなど種々の研究が行われている。その例として生
成したポリマーの弾性率が測定され、1次元方向には5
0〜60GPaの高弾性率を発現することが知られてい
る。
より極めて結晶性の良いポリマーが得られる物が見い出
されるなど種々の研究が行われている。その例として生
成したポリマーの弾性率が測定され、1次元方向には5
0〜60GPaの高弾性率を発現することが知られてい
る。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、ジアセチレン化合物を用いて等方的に高
弾性率を発現させる試みは、これまでみられなかった。
本発明者らは、架橋により等方的な高弾性率体を得る目
的で、種々のジアセチレン化合物を成形してきた。その
結果、1つの分子内にジアセチレン基と二重結合が含有
された素材を成形することにより高度な剛性を有する成
形体が得られることを見い出し、更に鋭意検討の結果、
本発明に至った。
弾性率を発現させる試みは、これまでみられなかった。
本発明者らは、架橋により等方的な高弾性率体を得る目
的で、種々のジアセチレン化合物を成形してきた。その
結果、1つの分子内にジアセチレン基と二重結合が含有
された素材を成形することにより高度な剛性を有する成
形体が得られることを見い出し、更に鋭意検討の結果、
本発明に至った。
(解決するための手段) すなわち、本発明は一般式I又はIIで表わされるジアセ
チレン基含有炭化水素基の1種又は2種以上 RI−C≡C−C≡C−RII−……I −RIII−C≡C−C≡C−RIV−……II (ここで、RIは1価の有機基又は水素原子、RII、R
III、RIVは2価の有機基を表わす。) 炭素−炭素二重結合を有する炭化水素基の1種又は2種
以上及び、これらを連結する連結基の1種又は2種以上
(ここで、連結基としてエーテル結合、エステル結合、
アミノ結合、イミノ結合、ウレタン結合を表わす。)を
構成単位として有するジアセチレン化合物を用いてなる
成形体である。
チレン基含有炭化水素基の1種又は2種以上 RI−C≡C−C≡C−RII−……I −RIII−C≡C−C≡C−RIV−……II (ここで、RIは1価の有機基又は水素原子、RII、R
III、RIVは2価の有機基を表わす。) 炭素−炭素二重結合を有する炭化水素基の1種又は2種
以上及び、これらを連結する連結基の1種又は2種以上
(ここで、連結基としてエーテル結合、エステル結合、
アミノ結合、イミノ結合、ウレタン結合を表わす。)を
構成単位として有するジアセチレン化合物を用いてなる
成形体である。
本発明において、一般式IのRIは1価の有機基、又
は、水素原子である。例として、CH3−, 等が挙げられる。また、RIの水素原子は他の結合に置
換されていてもよく、結合としてはエーテル結合、エス
テル結合、アミド結合、イミド結合、アミノ結合、イミ
ノ結合、ウレタン結合等が挙げられる。その際のRIを
例示するならば、 等である。これらの1価の有機基のうち、特に1〜16
の炭素数を有する有機基が好ましい。更に、これらのR
Iの水素原子のいくつかが、ニトロ基、水酸基、シアノ
基、カルボキシル基、アミノ基、ハロゲン原子等で置換
されていてもよい。
は、水素原子である。例として、CH3−, 等が挙げられる。また、RIの水素原子は他の結合に置
換されていてもよく、結合としてはエーテル結合、エス
テル結合、アミド結合、イミド結合、アミノ結合、イミ
ノ結合、ウレタン結合等が挙げられる。その際のRIを
例示するならば、 等である。これらの1価の有機基のうち、特に1〜16
の炭素数を有する有機基が好ましい。更に、これらのR
Iの水素原子のいくつかが、ニトロ基、水酸基、シアノ
基、カルボキシル基、アミノ基、ハロゲン原子等で置換
されていてもよい。
本発明のRII、RIII、RIVは、同種又は異種の2価の
有機基である。例としては、−CH2−, 等の芳香族基と脂肪族基の複合した基が挙げられる。こ
れらの2価の有機基のうち、特に1〜13の炭素数を有
する有機基が好ましい。更に、これら有機基の水素原子
のいくつかが、ニトロ基、水酸基、シアノ基、カルボキ
シル基、アミノ基、ハロゲン原子等で置換されていても
良い。
有機基である。例としては、−CH2−, 等の芳香族基と脂肪族基の複合した基が挙げられる。こ
れらの2価の有機基のうち、特に1〜13の炭素数を有
する有機基が好ましい。更に、これら有機基の水素原子
のいくつかが、ニトロ基、水酸基、シアノ基、カルボキ
シル基、アミノ基、ハロゲン原子等で置換されていても
良い。
又、この有機基は、エーテル結合、スルホニル結合、エ
ステル結合、カルボニル結合により連結された有機基で
もよく、例えば、 等である。
ステル結合、カルボニル結合により連結された有機基で
もよく、例えば、 等である。
RII、RIII、RIVは、上で説明したいずれでもよいが
硬化反応性及び合成のし易さから、−CH2−, が好ましい。
硬化反応性及び合成のし易さから、−CH2−, が好ましい。
本発明における炭素−炭素二重結合を有する炭化水素基
は、一般に炭素数1〜20の炭素−炭素二重結合を有す
る1価又は、2価以上の炭化水素基である。
は、一般に炭素数1〜20の炭素−炭素二重結合を有す
る1価又は、2価以上の炭化水素基である。
等の2重結合と水素原子又は、脂肪族基の組合せで構成
された基、 等の二重結合と芳香族基で構成された基、 等の二重結合が環構造中に含まれる基等が挙げられる。
された基、 等の二重結合と芳香族基で構成された基、 等の二重結合が環構造中に含まれる基等が挙げられる。
これら炭化水素基の水素原子のうち、いくつかが、ニト
ロ基、水酸基、シアノ基、カルボキシル基、アミノ基、
ハロゲン原子等で置換されていてもよい。
ロ基、水酸基、シアノ基、カルボキシル基、アミノ基、
ハロゲン原子等で置換されていてもよい。
これらの二重結合の中で、好ましいものは、硬化反応か
ら、 等である。
ら、 等である。
本発明のジアセチレン化合物は、上で説明したジアセチ
レン基含有炭化水素基及び炭素−炭素二重結合を有する
炭化水素基を連結する連結基が、構成単位として含まれ
る。連結基としては、エーテル結合−O−, である。又、上記連結基を構成している酸素原子が硫黄
原子で置換されていても良い。これら連結基のいずれを
用いてもよく、又、1種類だけでなく2種類以上を組合
せてもよい。更に、これらの連結基以外に、 スルホニル結合−SO2−,カルボニル結合を部分的に
含んでいてもよい。
レン基含有炭化水素基及び炭素−炭素二重結合を有する
炭化水素基を連結する連結基が、構成単位として含まれ
る。連結基としては、エーテル結合−O−, である。又、上記連結基を構成している酸素原子が硫黄
原子で置換されていても良い。これら連結基のいずれを
用いてもよく、又、1種類だけでなく2種類以上を組合
せてもよい。更に、これらの連結基以外に、 スルホニル結合−SO2−,カルボニル結合を部分的に
含んでいてもよい。
本発明のジアセチレン化合物は、上で説明したジアセチ
レン基含有炭化水素基と炭素−炭素二重結合を有する炭
化水素基が、上記連結基によって一分子中に組合されて
なる化合物である。−分子中に存在するジアセチレン基
含有炭化水素の数に制限はなく、1つだけ含む低分子化
合物であっても、繰り返し単位として2つ以上含むオリ
ゴマー更にポリマーであってもよい。又、繰り返し単位
として含まれる場合、ジアセチレン基含有炭化水素基
は、同種であっても、異種であってもよい。
レン基含有炭化水素基と炭素−炭素二重結合を有する炭
化水素基が、上記連結基によって一分子中に組合されて
なる化合物である。−分子中に存在するジアセチレン基
含有炭化水素の数に制限はなく、1つだけ含む低分子化
合物であっても、繰り返し単位として2つ以上含むオリ
ゴマー更にポリマーであってもよい。又、繰り返し単位
として含まれる場合、ジアセチレン基含有炭化水素基
は、同種であっても、異種であってもよい。
本発明のジアセチレン化合物は、上で説明したジアセチ
レン基含有炭化水素基及び炭素−炭素二重結合を有する
炭化水素基の他に、構成要件以外の炭化水素基を連結基
によって構成単位として、部分的に含まれていてもよ
い。構成要件以外の炭化水素基を例示するならば、CH
3−,−CH2−, 等であり、更に、これらの炭化水素のいくつかが、ニト
ロ基、シアノ基、水酸基、カルボキシル基、アミノ基、
ハロゲン原子等で置換されていてもよい。これらの構成
要件以外の炭化水素基を導入することは、硬度反応性と
成形性をバランスする上で、効果のある場合もある。
レン基含有炭化水素基及び炭素−炭素二重結合を有する
炭化水素基の他に、構成要件以外の炭化水素基を連結基
によって構成単位として、部分的に含まれていてもよ
い。構成要件以外の炭化水素基を例示するならば、CH
3−,−CH2−, 等であり、更に、これらの炭化水素のいくつかが、ニト
ロ基、シアノ基、水酸基、カルボキシル基、アミノ基、
ハロゲン原子等で置換されていてもよい。これらの構成
要件以外の炭化水素基を導入することは、硬度反応性と
成形性をバランスする上で、効果のある場合もある。
本発明のジアセチレン化合物において、上で説明したジ
アセチレン基含有炭化水素基と炭素−炭素二重結合を有
する炭化水素基の存在する比率に制限はない。好ましい
範囲は、硬化反応性が顕著であるモル比が0.2〜5で
ある。更に、0.5〜2のとき、最も顕著な効果がみら
れ、特に好ましい。
アセチレン基含有炭化水素基と炭素−炭素二重結合を有
する炭化水素基の存在する比率に制限はない。好ましい
範囲は、硬化反応性が顕著であるモル比が0.2〜5で
ある。更に、0.5〜2のとき、最も顕著な効果がみら
れ、特に好ましい。
本発明のジアセチレン化合物を例示するならば、 更に、以下の繰り返し単位を持つオリゴマー、ポリマー
等が挙げられる。
等が挙げられる。
本発明のジアセチレン化合物を合成するには、既知の有
機合成反応を応用改良して合成することができる。合成
法を類型化して例示するらば、例えば、連結基としてエ
ステル結合を構成単位として含む化合物であれば、末端
にエチニル基を持ったアルコール(例えばHC≡C-CH2-O
H)と二重結合を持った酸塩化物 を縮合反応させ、末端にエチニル基を持ったエステル化
合物 を合成し、続いて、この化合物を酸化カップリング反応
によって、ジアセチレン化合物とすることができる。こ
の酸化カップリング反応において、用いる金属触媒のモ
ル数は基質に対し0.01当量から1当量、酸素の流量
は10〜1000ml/minが好ましい。この反応に用い
る溶媒としてはピリジンが好ましく、他の溶媒を共存さ
せることも可能であり、反応温度、反応時間については
特に制限はなく、好ましくは反応温度は−20℃から1
00℃の間であり、反応時間は20分から12時間の範
囲である。また、この際、用いる二重結合を持った酸塩
化物において、2官態の塩化アシル基を持った化合物 であれば、末端にエチニル基を持つアルコール(例えば
HC≡C-CH2-OH)を2当量反応させることで、両末端にエ
チニル基を持つエステル化合物 が得られるので、これを酸化カップリング反応させれ
ば、ジアセチレン結合を含有した高分子量体を合成でき
る。又、あらかじめ酸化カップリング反応で合成したジ
アセチレン化合物 (例えばHO-CH2-C≡C-C≡C-CH2-OH)と二重結合を有す
る化合物 を縮合反応させる方法も利用できる。
機合成反応を応用改良して合成することができる。合成
法を類型化して例示するらば、例えば、連結基としてエ
ステル結合を構成単位として含む化合物であれば、末端
にエチニル基を持ったアルコール(例えばHC≡C-CH2-O
H)と二重結合を持った酸塩化物 を縮合反応させ、末端にエチニル基を持ったエステル化
合物 を合成し、続いて、この化合物を酸化カップリング反応
によって、ジアセチレン化合物とすることができる。こ
の酸化カップリング反応において、用いる金属触媒のモ
ル数は基質に対し0.01当量から1当量、酸素の流量
は10〜1000ml/minが好ましい。この反応に用い
る溶媒としてはピリジンが好ましく、他の溶媒を共存さ
せることも可能であり、反応温度、反応時間については
特に制限はなく、好ましくは反応温度は−20℃から1
00℃の間であり、反応時間は20分から12時間の範
囲である。また、この際、用いる二重結合を持った酸塩
化物において、2官態の塩化アシル基を持った化合物 であれば、末端にエチニル基を持つアルコール(例えば
HC≡C-CH2-OH)を2当量反応させることで、両末端にエ
チニル基を持つエステル化合物 が得られるので、これを酸化カップリング反応させれ
ば、ジアセチレン結合を含有した高分子量体を合成でき
る。又、あらかじめ酸化カップリング反応で合成したジ
アセチレン化合物 (例えばHO-CH2-C≡C-C≡C-CH2-OH)と二重結合を有す
る化合物 を縮合反応させる方法も利用できる。
更に、ジアセチレン基を生成する反応として、エチニル
基を有する化合物を臭素化し他のエチニル基を有する化
合物と反応させるCadiot-Chod-kiewicz カップリング法
を利用することができる。この反応は、一般に、エチニ
ル基を有する化合物 の溶液に過剰のアミン(例えばn−ブチルアミン)と触
媒量の塩化銅(I)を加え、それにかきまぜながらエチ
ニル基を臭素化した化合物 を徐々に加えることで行われる。塩化銅(I)は、副反
応を抑えるためにモル比で1〜5%が好ましい。また、
少量のヒドロキシルアミンを加えて置く必要がある。
基を有する化合物を臭素化し他のエチニル基を有する化
合物と反応させるCadiot-Chod-kiewicz カップリング法
を利用することができる。この反応は、一般に、エチニ
ル基を有する化合物 の溶液に過剰のアミン(例えばn−ブチルアミン)と触
媒量の塩化銅(I)を加え、それにかきまぜながらエチ
ニル基を臭素化した化合物 を徐々に加えることで行われる。塩化銅(I)は、副反
応を抑えるためにモル比で1〜5%が好ましい。また、
少量のヒドロキシルアミンを加えて置く必要がある。
更に、アミノ結合やウレタン結合の活性水素をメタル化
し、ハロゲン化物を反応させる方法も利用できる。
し、ハロゲン化物を反応させる方法も利用できる。
本発明の成形体は、該ジアセチレン化合物を硬化して得
られる成形体であり、該成形体の形状は特に制限はな
い。例えば、センイ状、フイルム状、シート状、膜状、
板状、管状、棒状、粉体状から必要に応じて特定の形状
を取り得る。
られる成形体であり、該成形体の形状は特に制限はな
い。例えば、センイ状、フイルム状、シート状、膜状、
板状、管状、棒状、粉体状から必要に応じて特定の形状
を取り得る。
本発明の成形体の製造方法としては、圧縮成形、射出成
形、圧延成形、回転成形あるいは溶液や分散体からの成
形など各種の成形法が用いられ特に制限はないが、成形
時又は成形時の前又は後で硬化を起させる方法が用いら
れる。ここで、硬化とは、硬化物は融解しない状態にな
っている事、又は、溶媒に対して溶解しない状態になっ
ている事を言い、一般的に架橋的反応が起きていると考
えられる。
形、圧延成形、回転成形あるいは溶液や分散体からの成
形など各種の成形法が用いられ特に制限はないが、成形
時又は成形時の前又は後で硬化を起させる方法が用いら
れる。ここで、硬化とは、硬化物は融解しない状態にな
っている事、又は、溶媒に対して溶解しない状態になっ
ている事を言い、一般的に架橋的反応が起きていると考
えられる。
硬化を起させる手段としては熱の賦与、光照射、加圧、
放射線や電子線の照射などが単独又は併用して用いら
れ、最も簡便で有効な方法としては熱の賦与及び加圧で
ある。
放射線や電子線の照射などが単独又は併用して用いら
れ、最も簡便で有効な方法としては熱の賦与及び加圧で
ある。
例えば、本発明のジアセチレン化合物の粉体を溶融させ
ることなく必要に応じてガス加圧化に加熱することによ
り硬化された耐熱性に優れた硬化粉体が得られる。
ることなく必要に応じてガス加圧化に加熱することによ
り硬化された耐熱性に優れた硬化粉体が得られる。
あるいは、本発明のジアセチレン化合物の粉体を圧縮
し、又、必要に応じて加熱することにより硬化した圧縮
成形体が得られる。
し、又、必要に応じて加熱することにより硬化した圧縮
成形体が得られる。
又、加熱した物体上に本発明のジアセチレン化合物の粉
体あるいは溶液を乗せたり吹きつけることにより硬化し
た膜状成形体が得られる。
体あるいは溶液を乗せたり吹きつけることにより硬化し
た膜状成形体が得られる。
その他、本発明のジアセチレン化合物の粉体を用いて回
転成形、射出成形、押出成形、圧延成形など種々の成形
法が加熱手段と併用することにより便利かつ効果的に用
いられ好ましい。
転成形、射出成形、押出成形、圧延成形など種々の成形
法が加熱手段と併用することにより便利かつ効果的に用
いられ好ましい。
又、本発明のジアセチレン化合物が高分子あるいはオリ
ゴマーの場合には繊維状やフイルム状に成形する技術と
加熱硬化を行なわせる技術の組み合せ、あるいは熱圧
延、熱圧縮する技術の組み合せが好ましい。
ゴマーの場合には繊維状やフイルム状に成形する技術と
加熱硬化を行なわせる技術の組み合せ、あるいは熱圧
延、熱圧縮する技術の組み合せが好ましい。
その他、本発明のジアセチレン化合物が結晶を形成しや
すい場合には、結晶を育成して、その結晶のまま融点以
下の温度で加熱したり加圧したりして硬化する方法も用
いられる。
すい場合には、結晶を育成して、その結晶のまま融点以
下の温度で加熱したり加圧したりして硬化する方法も用
いられる。
本発明の硬化成形体を得るに際し、上記の熱の賦与や加
圧は、ジアセチレン化合物の特性に応じて適正な条件を
見出せば良い。例えば、成形前に予め示唆熱分析を行
い、硬化反応の起りそうな温度域を調べるのは1つの方
法である。一般には加熱温度は室温から400℃、好ま
しくは室温から350℃であり、硬化・成形時間の短縮
などのための工業的プロセスとしては最も好ましくは3
0℃から300℃の範囲である。しかし、加熱温度は2
50℃付近以下でも十分の硬化が進んでおり本発明の成
形体が容易に製造できる。
圧は、ジアセチレン化合物の特性に応じて適正な条件を
見出せば良い。例えば、成形前に予め示唆熱分析を行
い、硬化反応の起りそうな温度域を調べるのは1つの方
法である。一般には加熱温度は室温から400℃、好ま
しくは室温から350℃であり、硬化・成形時間の短縮
などのための工業的プロセスとしては最も好ましくは3
0℃から300℃の範囲である。しかし、加熱温度は2
50℃付近以下でも十分の硬化が進んでおり本発明の成
形体が容易に製造できる。
圧力の賦与は必ずしも必要でなく成形法によっては減圧
系でも良い。しかし、粉体からある特定の形状に成形す
る場合に圧の賦与は好ましく、又、硬化の促進の面から
も活用される。一般に、加圧の程度は5kg/cm2から上
限は特になく工業的静圧技術の限界まで利用でき、また
衝撃圧の利用も可能である。好ましい加圧は10kg/cm
2から10000kg/cm2、特に1000kg/cm2以上である。
系でも良い。しかし、粉体からある特定の形状に成形す
る場合に圧の賦与は好ましく、又、硬化の促進の面から
も活用される。一般に、加圧の程度は5kg/cm2から上
限は特になく工業的静圧技術の限界まで利用でき、また
衝撃圧の利用も可能である。好ましい加圧は10kg/cm
2から10000kg/cm2、特に1000kg/cm2以上である。
本発明の成形体において、本発明のジアセチレン化合物
以外に熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、無機物、金属、炭
素材料、安定剤、流れ調節剤、離型材、着色材、紫外線
吸収剤や硬化促進・抑制剤等を混ぜる事もでき、必要に
応じてはそれらの形状が、粉体ばかりではなく、シート
状、紙状、織物状、綿状、繊維状、粒状、薄膜状、板
状、棒状、管状等に成形されている物も使用できる。
以外に熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、無機物、金属、炭
素材料、安定剤、流れ調節剤、離型材、着色材、紫外線
吸収剤や硬化促進・抑制剤等を混ぜる事もでき、必要に
応じてはそれらの形状が、粉体ばかりではなく、シート
状、紙状、織物状、綿状、繊維状、粒状、薄膜状、板
状、棒状、管状等に成形されている物も使用できる。
本発明によって得られるジアセチレン化合物の硬化成形
体は、機械的物性に優れ、例えば弾性率が4GPa以上、
一般的には5〜8GPa、化合物の選定、成形条件によっ
ては10GPa程度の弾性率も発現する。
体は、機械的物性に優れ、例えば弾性率が4GPa以上、
一般的には5〜8GPa、化合物の選定、成形条件によっ
ては10GPa程度の弾性率も発現する。
本発明における弾性率は、成形物の形状に依り、曲げ弾
性率あるいは引張弾性率を適用できる。曲げ弾性率の測
定方法は、標準的な方法としてASTM-D790-66が使用でき
る。しかし、本発明の成形物は必ずしもASTMの測定法で
測定できるだけの大型(長い)の成形物を製造するとは
限らない場合がある。このため、本発明では、小型成形
物の曲げ弾性率の測定方法として、次の方法を用いた。
性率あるいは引張弾性率を適用できる。曲げ弾性率の測
定方法は、標準的な方法としてASTM-D790-66が使用でき
る。しかし、本発明の成形物は必ずしもASTMの測定法で
測定できるだけの大型(長い)の成形物を製造するとは
限らない場合がある。このため、本発明では、小型成形
物の曲げ弾性率の測定方法として、次の方法を用いた。
すなわち、本発明で用いた曲げ弾性率の測定法として
は、試験片を長さ15mm以上、幅4mm、高さ2mmとし、
支点間距離10mm、支点先端半径2R、加圧くさび先端
半径5R、試験速度5mm/minに設定して測定した。こ
の場合ASTMの方法に比べ曲げ弾性率は若干小さく測定さ
れるもののほぼ近い値が得られた。
は、試験片を長さ15mm以上、幅4mm、高さ2mmとし、
支点間距離10mm、支点先端半径2R、加圧くさび先端
半径5R、試験速度5mm/minに設定して測定した。こ
の場合ASTMの方法に比べ曲げ弾性率は若干小さく測定さ
れるもののほぼ近い値が得られた。
(発明の効果) 本発明による硬化成形体は、その硬化時において300
℃以下、例えば250℃以下あるいは化合物の選定によ
っては100℃以下の温度において硬化させることがで
き、得られる成形体は、機械的物性に優れ、例えば曲げ
弾性率は、一般の有機高分子が1〜3GPaであるのに対
して本発明による硬化成形体は4GPa以上、一般的に5
〜8GPa、化合物の選定によっては10GPa程度の曲げ
弾性率も発現する。
℃以下、例えば250℃以下あるいは化合物の選定によ
っては100℃以下の温度において硬化させることがで
き、得られる成形体は、機械的物性に優れ、例えば曲げ
弾性率は、一般の有機高分子が1〜3GPaであるのに対
して本発明による硬化成形体は4GPa以上、一般的に5
〜8GPa、化合物の選定によっては10GPa程度の曲げ
弾性率も発現する。
以上の様に本発明の成形体は、良好な機械物性を有し、
例えばエレクトロニクス材料分野、精密機械部品分野等
に極めて有用である。
例えばエレクトロニクス材料分野、精密機械部品分野等
に極めて有用である。
(実施例) 実施例1 プロパルギアアルコールとアクリル酸クロライドをジメ
チルアニリンの存在下で反応させて、H2C=CH・COO・CH
2-C≡CHを得た。得られた合成物をピリジンを溶媒とし
て、塩化第1銅の存在下で、酸素をバブリングして反応
させ、 (H2C=CH・COO・CH2・C≡C2を得た。
チルアニリンの存在下で反応させて、H2C=CH・COO・CH
2-C≡CHを得た。得られた合成物をピリジンを溶媒とし
て、塩化第1銅の存在下で、酸素をバブリングして反応
させ、 (H2C=CH・COO・CH2・C≡C2を得た。
この化合物の再結晶物を室温で150kg/cm2で予備成
形した後、150℃で2000kg/cm2の静水圧下で5
時間の成形を行ない、厚さ2.1mmの成形体を得た。こ
の成形体は、溶媒には全く溶けない。この成形体の曲げ
弾性率を測定したところ、9.8GPaであった。
形した後、150℃で2000kg/cm2の静水圧下で5
時間の成形を行ない、厚さ2.1mmの成形体を得た。こ
の成形体は、溶媒には全く溶けない。この成形体の曲げ
弾性率を測定したところ、9.8GPaであった。
実施例2 プロパルギルアルコールと をジメチルアニリンの存在下で反応させて、 を得た。この化合物をピリジンを溶媒として、塩化第1
銅の存在下で、酸素をバブリングして反応させ、 を得た。
銅の存在下で、酸素をバブリングして反応させ、 を得た。
この化合物の再結晶物を室温で150kg/cm2で予備成
形した後、180℃で2000kg/cm2の静水圧下で5
時間の成形を行ない、厚さ1.9mmの成形体を得た。こ
の成形体は、溶媒に不溶であった。又、曲げ弾性率を測
定したところ、8.4GPaであった。
形した後、180℃で2000kg/cm2の静水圧下で5
時間の成形を行ない、厚さ1.9mmの成形体を得た。こ
の成形体は、溶媒に不溶であった。又、曲げ弾性率を測
定したところ、8.4GPaであった。
実施例3 プロパルギルアルコールと を反応させることにより、 HC≡C-CH2-OOC-HC=CH-COO-CH2-C≡CH(化合物A)を
得た。この化合物Aをピリジンを溶媒として、塩化第1
銅の存在下で、酸素をバブリングして反応させたとこ
ろ、粉末状物を得た。この粉末は、化合物Aを溶解する
エタノールには不溶であった。
得た。この化合物Aをピリジンを溶媒として、塩化第1
銅の存在下で、酸素をバブリングして反応させたとこ
ろ、粉末状物を得た。この粉末は、化合物Aを溶解する
エタノールには不溶であった。
この粉末を室温下で150kg/cm2で予備成形した後、
50℃で1000kg/cm2の静水圧下で2時間の成形を
行ない、続いて3000kg/cm2に昇圧した後、200
℃に昇温し、3時間の成形を行ない、厚さ2.2mmの成
形体を得た。この成形体の曲げ弾性率を測定したとこ
ろ、10.3GPaであった。
50℃で1000kg/cm2の静水圧下で2時間の成形を
行ない、続いて3000kg/cm2に昇圧した後、200
℃に昇温し、3時間の成形を行ない、厚さ2.2mmの成
形体を得た。この成形体の曲げ弾性率を測定したとこ
ろ、10.3GPaであった。
実施例4 蒸留精製したクロルベンゼンと0-ジクロルベンゼンをそ
れぞれ容積比80:20の割合に混ぜ、これを溶媒とし
た。この溶媒に、 HO-CH2-CH=CH−CH2-OHを7重量部と HO-CH2-C≡C-C≡C-CH2-OHを11重量部、更に H2C=CH-CH2-OHを0.6重量部を加え、加熱して環流さ
せて、更に33重量部のヘキサメチレンジイソシアナー
トを溶かした溶液を、激しくかきまぜならが、加えた
後、1時間還流し続けたところ、粉末状物を得た。
れぞれ容積比80:20の割合に混ぜ、これを溶媒とし
た。この溶媒に、 HO-CH2-CH=CH−CH2-OHを7重量部と HO-CH2-C≡C-C≡C-CH2-OHを11重量部、更に H2C=CH-CH2-OHを0.6重量部を加え、加熱して環流さ
せて、更に33重量部のヘキサメチレンジイソシアナー
トを溶かした溶液を、激しくかきまぜならが、加えた
後、1時間還流し続けたところ、粉末状物を得た。
この粉末を室温下で150kg/cm2で予備成形した後、
50℃で1000kg/cm2の静水圧下で2時間の成形を
行ない、続いて3000kg/cm2に昇圧した後、140
℃に昇温し、3時間の成形を行ない、厚さ1.9mmの成
形体を得た。この成形体の曲げ弾性率を測定したとこ
ろ、7.2GPaであった。
50℃で1000kg/cm2の静水圧下で2時間の成形を
行ない、続いて3000kg/cm2に昇圧した後、140
℃に昇温し、3時間の成形を行ない、厚さ1.9mmの成
形体を得た。この成形体の曲げ弾性率を測定したとこ
ろ、7.2GPaであった。
実施例5 十分に乾燥させた2-ブテン-1,4ジオールに金属ナトリウ
ムを加え、続いて臭化プロパルギルを反応させることに
より、 HC≡C-CH2-O-CH2-HC=CH-CH2-O-CH2-C≡CHを得た。この
化合物をピリジンを溶解として、塩化第1銅の存在下
で、酸素をバブリングして反応させたところ、粉末状物
を得た。
ムを加え、続いて臭化プロパルギルを反応させることに
より、 HC≡C-CH2-O-CH2-HC=CH-CH2-O-CH2-C≡CHを得た。この
化合物をピリジンを溶解として、塩化第1銅の存在下
で、酸素をバブリングして反応させたところ、粉末状物
を得た。
この粉末を室温下で150kg/cm2で予備成形した後、
50℃で1000kg/cm2の静水圧下で2時間の成形を
行ない、更に3000kg/cm2に昇圧させた後、100
℃に昇温し、3時間の成形を行ない、厚さ2.1mmの成
形体を得た。この成形体の曲げ弾性率を測定したとこ
ろ、8.6GPaであった。
50℃で1000kg/cm2の静水圧下で2時間の成形を
行ない、更に3000kg/cm2に昇圧させた後、100
℃に昇温し、3時間の成形を行ない、厚さ2.1mmの成
形体を得た。この成形体の曲げ弾性率を測定したとこ
ろ、8.6GPaであった。
実施例6 とプロパルギルアルコールを反応させて、 を得た。次に、この化合物を臭素とNaOHの存在下で反応
させて、 を得た。この化合物13.3重量部と実施例3で合成し
た HC≡C-CH2-OOC-HC=CH-COO-CH2-C≡CH13.3重量部を
エタノールを溶媒として、塩化第1銅,n−ブチルアミ
ン,NH2OH・HClの存在下で反応させ淡黄色の粉末を得
た。
させて、 を得た。この化合物13.3重量部と実施例3で合成し
た HC≡C-CH2-OOC-HC=CH-COO-CH2-C≡CH13.3重量部を
エタノールを溶媒として、塩化第1銅,n−ブチルアミ
ン,NH2OH・HClの存在下で反応させ淡黄色の粉末を得
た。
この粉末を室温、150kg/cm2で予備成形した後、5
0℃、1000kg/cm2の静水圧下で2時間の成形を行
ない、引き続き3000kg/cm2に昇圧した後、200
℃に昇温し、3時間の成形を行って、厚さ2.0mmの成
形体を得た。この成形体の曲げ弾性率を測定したとこ
ろ、8.6GPaであった。
0℃、1000kg/cm2の静水圧下で2時間の成形を行
ない、引き続き3000kg/cm2に昇圧した後、200
℃に昇温し、3時間の成形を行って、厚さ2.0mmの成
形体を得た。この成形体の曲げ弾性率を測定したとこ
ろ、8.6GPaであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−295612(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】一般式I又はIIで表わされるジアセチレン
基含有炭化水素基の1種又は2種以上 RI−C≡C−C≡C−RII−……I −RIII−C≡C−C≡C−RIV−……II (ここで、RIは1価の有機基又は水素原子、 RII、RIII、RIVは2価の有機基を表わす。) 炭素−炭素2重結合を有する炭化水素基の1種又は2種
以上、及びこれらを連結する連結基の1種又は2種以上
(ここで、連結基としてエーテル結合、エステル結合、
アミノ結合、イミノ結合、ウレタン結合を表わす。)を
構成単位として有するジアセチレン化合物を用いてなる
成形体 - 【請求項2】一般式I又はIIで表わされるジアセチレン
基含有炭化水素基と2重結合を有する炭化水素基の比率
がモル比で0.2〜5の範囲である特許請求の範囲第1
項記載のジアセチレン化合物を用いてなる成形体
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62129598A JPH0651801B2 (ja) | 1987-05-28 | 1987-05-28 | 2重結合を有するジアセチレン化合物を用いてなる成形体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62129598A JPH0651801B2 (ja) | 1987-05-28 | 1987-05-28 | 2重結合を有するジアセチレン化合物を用いてなる成形体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63295639A JPS63295639A (ja) | 1988-12-02 |
| JPH0651801B2 true JPH0651801B2 (ja) | 1994-07-06 |
Family
ID=15013410
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62129598A Expired - Lifetime JPH0651801B2 (ja) | 1987-05-28 | 1987-05-28 | 2重結合を有するジアセチレン化合物を用いてなる成形体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0651801B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63295612A (ja) * | 1987-05-28 | 1988-12-02 | Agency Of Ind Science & Technol | 2重結合を有するジアセチレン化合物を用いてなる高剛性成形体 |
| JPH02150668A (ja) * | 1988-12-01 | 1990-06-08 | Nippondenso Co Ltd | 冷凍サイクル |
| JPH02151648A (ja) * | 1988-12-03 | 1990-06-11 | Agency Of Ind Science & Technol | ジアセチレン化合物系組成物 |
| JP6408410B2 (ja) * | 2015-03-30 | 2018-10-17 | 日本碍子株式会社 | 成形体の製造方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63295612A (ja) * | 1987-05-28 | 1988-12-02 | Agency Of Ind Science & Technol | 2重結合を有するジアセチレン化合物を用いてなる高剛性成形体 |
-
1987
- 1987-05-28 JP JP62129598A patent/JPH0651801B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63295639A (ja) | 1988-12-02 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |