JPH0651882B2 - 真空焼結急冷炉 - Google Patents
真空焼結急冷炉Info
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- JPH0651882B2 JPH0651882B2 JP60270217A JP27021785A JPH0651882B2 JP H0651882 B2 JPH0651882 B2 JP H0651882B2 JP 60270217 A JP60270217 A JP 60270217A JP 27021785 A JP27021785 A JP 27021785A JP H0651882 B2 JPH0651882 B2 JP H0651882B2
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- cooling
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、処理物(粉末成形品)の高温真空雰囲気での
焼結工程と処理物(焼結品)に必要な急冷処理工程とを
一貫工程で実施できる真空焼結急冷炉に関するものであ
る。
焼結工程と処理物(焼結品)に必要な急冷処理工程とを
一貫工程で実施できる真空焼結急冷炉に関するものであ
る。
[従来の技術] 例えば、超硬合金、マグネット材、粉末ハイスなどの焼
結材料では、焼結後、焼入れを施すために所定の高温域
からの急冷を要するものが多い。これは、超硬合金では
この急冷処理によって強度の改善が図られ、マグネット
材料では冷却速度に応じて磁気特性が支配されるなど、
必要な材料特性に得る上で不可欠の熱処理とすることに
よる。このため、この種の急冷処理を必要とする焼結材
料を製造する場合では、まず所望の形状に成形した処理
物(粉末成形品)を脱ロウし焼結炉で真空焼結した後、
その処理物(焼結品)を別の焼入れ炉等に装入し再加熱
してから急冷する分別された二又は三工程を経るのが普
通であり、また真空焼結炉についても処理物を一貫工程
で脱ロウ−焼結−急冷を連続的に行なえるものは、現状
では見当らない。
結材料では、焼結後、焼入れを施すために所定の高温域
からの急冷を要するものが多い。これは、超硬合金では
この急冷処理によって強度の改善が図られ、マグネット
材料では冷却速度に応じて磁気特性が支配されるなど、
必要な材料特性に得る上で不可欠の熱処理とすることに
よる。このため、この種の急冷処理を必要とする焼結材
料を製造する場合では、まず所望の形状に成形した処理
物(粉末成形品)を脱ロウし焼結炉で真空焼結した後、
その処理物(焼結品)を別の焼入れ炉等に装入し再加熱
してから急冷する分別された二又は三工程を経るのが普
通であり、また真空焼結炉についても処理物を一貫工程
で脱ロウ−焼結−急冷を連続的に行なえるものは、現状
では見当らない。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、このような真空焼結(脱ロウ工程を含む)、急
冷処理を別々の工程で実施する従来の方法では、どうし
ても作業能率や生産効率が低くなり、炉設備費の増大も
無視できない問題とされる。同時に又、材料によっては
焼結後直ちに急冷した方が所期の性質を得る上でより好
都合となるものがあるが、従来の方法ではかかる要求に
対しても応じることができない欠点がある。
冷処理を別々の工程で実施する従来の方法では、どうし
ても作業能率や生産効率が低くなり、炉設備費の増大も
無視できない問題とされる。同時に又、材料によっては
焼結後直ちに急冷した方が所期の性質を得る上でより好
都合となるものがあるが、従来の方法ではかかる要求に
対しても応じることができない欠点がある。
本発明は、上記の事情に鑑み、処理物を真空焼結した後
引き続く一連の工程で当該処理物を高い効率で急冷処理
することを可能にする真空焼結急冷炉を新たに提供する
ものである。
引き続く一連の工程で当該処理物を高い効率で急冷処理
することを可能にする真空焼結急冷炉を新たに提供する
ものである。
[問題点を解決するための手段] すなわち、上記の問題点を克服解消するために本発明で
提唱する真空焼結急冷炉は、密閉形のチャンバー内に、
その開口端部に開閉可能な扉を有しかつ内部を真空吸引
可能に構成して処理物を収納するタイトボックスと、こ
のタイトボックスのまわりに配置されるヒータと、前記
チャンバー内に供給される冷却ガスを同チャンバー内で
送風する冷却ファンと、この冷却ファンで送風される冷
却ガスを導びく導風通路と、この導風通路から冷却ガス
を導入して前記タイトボックス内の処理物に向けて噴出
する該処理物の対抗位置に複数箇所に亘って配設された
ノズルと、前記タイトボックスから排出される冷却ガス
を前記冷却ファンの吸込側に案内する案内通路と、この
案内通路に介設され冷却ガスを冷却するクーラとを配設
してなることを特徴としているものである。
提唱する真空焼結急冷炉は、密閉形のチャンバー内に、
その開口端部に開閉可能な扉を有しかつ内部を真空吸引
可能に構成して処理物を収納するタイトボックスと、こ
のタイトボックスのまわりに配置されるヒータと、前記
チャンバー内に供給される冷却ガスを同チャンバー内で
送風する冷却ファンと、この冷却ファンで送風される冷
却ガスを導びく導風通路と、この導風通路から冷却ガス
を導入して前記タイトボックス内の処理物に向けて噴出
する該処理物の対抗位置に複数箇所に亘って配設された
ノズルと、前記タイトボックスから排出される冷却ガス
を前記冷却ファンの吸込側に案内する案内通路と、この
案内通路に介設され冷却ガスを冷却するクーラとを配設
してなることを特徴としているものである。
[作用] 本発明の真空焼結急冷炉では、炉のタイトボックス内で
脱ロウし真空焼結した後、引き続き処理物を急冷するに
さいし、その処理物に対し冷却ガスを噴射するようにし
たものであるから、焼入れや組織の調整に必要な高温域
での冷却速度を大きくして処理物を急冷することが可能
となる。つまり、従来では単一炉内で焼結後処理物を連
続的にガス冷却して急冷しようとしても、断熱材その他
の炉材熱容量が大きいため、処理物に必要な高温域での
十分大きな冷却速度を付与することができなかったが、
本発明方法によると、処理物に直接冷却ガスを噴射し
て、不要な炉材の冷却を避けるように冷却するものであ
るから炉全体としての冷却速度は遅くとも、処理物を優
先的に冷却してその高温域における必要な温度範囲での
大きな冷却速度を確保できるのである。
脱ロウし真空焼結した後、引き続き処理物を急冷するに
さいし、その処理物に対し冷却ガスを噴射するようにし
たものであるから、焼入れや組織の調整に必要な高温域
での冷却速度を大きくして処理物を急冷することが可能
となる。つまり、従来では単一炉内で焼結後処理物を連
続的にガス冷却して急冷しようとしても、断熱材その他
の炉材熱容量が大きいため、処理物に必要な高温域での
十分大きな冷却速度を付与することができなかったが、
本発明方法によると、処理物に直接冷却ガスを噴射し
て、不要な炉材の冷却を避けるように冷却するものであ
るから炉全体としての冷却速度は遅くとも、処理物を優
先的に冷却してその高温域における必要な温度範囲での
大きな冷却速度を確保できるのである。
また、処理物を炉内のタイトボックスに収納すれば、そ
のチャンバー内に関連して設けた要素の働きにより、タ
イトボックスの密閉状態での脱ロウとタイトボックスの
開放状態での真空焼結、さらにガス噴射冷却を一貫工程
で連続的に行なえるものとなる。
のチャンバー内に関連して設けた要素の働きにより、タ
イトボックスの密閉状態での脱ロウとタイトボックスの
開放状態での真空焼結、さらにガス噴射冷却を一貫工程
で連続的に行なえるものとなる。
[実施例] 以下、本発明の真空焼結急冷炉を図示の実施例について
詳しく説明する。
詳しく説明する。
第1図と第2図は、本発明に係る真空焼結急冷方法の炉
の構造を図示している。
の構造を図示している。
この炉は一端側に開閉可能な炉蓋部1aを有する中空の
密閉形チャンバー1に、次のような要素を配設して構成
される。
密閉形チャンバー1に、次のような要素を配設して構成
される。
チャンバー1内の中央部には、その周囲を断熱材4aで
覆ったタイトボックス2を配置している。このタイトボ
ックス2は、筒状の本体2aとその両端開口端部3、3
を密閉する蓋部2b、2bとから構成され、蓋部2b、
2bは厚手の断熱壁4b、4bに内張されて該断熱壁4
b、4bと一体にタイトボックス2の扉5、5を構築し
ている。そして、この両側の扉5、5はそれぞれチャン
バー1に固設した扉開閉装置6、6のシリンダ6a、6
aと連動するリンクレバー6b、6bを介して開閉自在
とされている。また、このタイトボックス2は、その本
体2aの底部中央に脱ロウ時において図外の真空ポンプ
と連通される排気管7を開口させて接続し、扉5、5の
密閉状態でその内部を真空に吸引できるように構成して
いる。そして、このタイトボックス2の内部に、図示の
ように目的の処理物Aが収納される。なお、チャンバー
1には、該チャンバー1内全体を真空排気するための排
気管22がその一側に開口させて接続してあり、真空焼
結時にはタイトボックス2の扉5、5を開放して排気す
る。
覆ったタイトボックス2を配置している。このタイトボ
ックス2は、筒状の本体2aとその両端開口端部3、3
を密閉する蓋部2b、2bとから構成され、蓋部2b、
2bは厚手の断熱壁4b、4bに内張されて該断熱壁4
b、4bと一体にタイトボックス2の扉5、5を構築し
ている。そして、この両側の扉5、5はそれぞれチャン
バー1に固設した扉開閉装置6、6のシリンダ6a、6
aと連動するリンクレバー6b、6bを介して開閉自在
とされている。また、このタイトボックス2は、その本
体2aの底部中央に脱ロウ時において図外の真空ポンプ
と連通される排気管7を開口させて接続し、扉5、5の
密閉状態でその内部を真空に吸引できるように構成して
いる。そして、このタイトボックス2の内部に、図示の
ように目的の処理物Aが収納される。なお、チャンバー
1には、該チャンバー1内全体を真空排気するための排
気管22がその一側に開口させて接続してあり、真空焼
結時にはタイトボックス2の扉5、5を開放して排気す
る。
また、このタイトボックス2のまわりの本体2aと前記
断熱材4aとの間にヒータ8を配置している。このヒー
タ8はタイトボックス2内の処理物Aを間接加熱するた
めのもので、チャンバー1に該ヒータ8に通電させる給
電端子9を装着している。
断熱材4aとの間にヒータ8を配置している。このヒー
タ8はタイトボックス2内の処理物Aを間接加熱するた
めのもので、チャンバー1に該ヒータ8に通電させる給
電端子9を装着している。
一方、チャンバー1内における前記炉蓋部1aと反対側
の端部に、図示しないガス導入管から供給される冷却ガ
ス(不活性ガス)をチャンバー1内で送風し循環させる
ための冷却ファン10を設けている。この冷却ファン1
0は、その回転軸をシール軸受11を介して気密に外部
に延出し、炉外に配設したモータ12で回転駆動される
ようになっている。
の端部に、図示しないガス導入管から供給される冷却ガ
ス(不活性ガス)をチャンバー1内で送風し循環させる
ための冷却ファン10を設けている。この冷却ファン1
0は、その回転軸をシール軸受11を介して気密に外部
に延出し、炉外に配設したモータ12で回転駆動される
ようになっている。
そして、処理物Aの急冷工程において冷却ファン10を
作動させたとき、該冷却ファン10から送風される冷却
ガスを導びく導風通路13をチャンバー1内に設けてい
る。この導風通路13は、この場合具体的には、冷却フ
ァン10の導風板14に一端を連接してチャンバー1の
内面に沿設したダクトからなっている。そして、この導
風通路13の送風端13aを、タイトボックス2の一端
側の前記扉5の外周近接位置に開口させ、第2図のよう
に、その扉5を開いた状態で導風通路13の送風端13
aが丁度扉5の隙間15と会合し、タイトボックス2の
一端側開口端部3と連通されるように構成している。
作動させたとき、該冷却ファン10から送風される冷却
ガスを導びく導風通路13をチャンバー1内に設けてい
る。この導風通路13は、この場合具体的には、冷却フ
ァン10の導風板14に一端を連接してチャンバー1の
内面に沿設したダクトからなっている。そして、この導
風通路13の送風端13aを、タイトボックス2の一端
側の前記扉5の外周近接位置に開口させ、第2図のよう
に、その扉5を開いた状態で導風通路13の送風端13
aが丁度扉5の隙間15と会合し、タイトボックス2の
一端側開口端部3と連通されるように構成している。
そして更に、この導風通路13と連通されるタイトボッ
クス2の一端側開口端部3の近傍に、タイトボックス本
体2aに嵌着して仕切板16を設け、この仕切板16に
前記導風通路13から冷却ガスを導入し、タイトボック
ス2内の処理物Aに向け軸方向に冷却ガスを噴出するノ
ズル17を開通させている。
クス2の一端側開口端部3の近傍に、タイトボックス本
体2aに嵌着して仕切板16を設け、この仕切板16に
前記導風通路13から冷却ガスを導入し、タイトボック
ス2内の処理物Aに向け軸方向に冷却ガスを噴出するノ
ズル17を開通させている。
このノズル17からタイトボックス2内に噴出された冷
却ガスは、他端側の開口端部3よりチャンバー1内に排
出されることになるが、この冷却ガスを前記冷却ファン
10の吸込側に案内し、冷却ガスの循環を行なわしめる
ための案内通路18をチャンバー1内に設けている。こ
の案内通路18は、この場合具体的には、タイトボック
ス2をセットしたチャンバー1内に形成される空間を利
用するようにしたものである。
却ガスは、他端側の開口端部3よりチャンバー1内に排
出されることになるが、この冷却ガスを前記冷却ファン
10の吸込側に案内し、冷却ガスの循環を行なわしめる
ための案内通路18をチャンバー1内に設けている。こ
の案内通路18は、この場合具体的には、タイトボック
ス2をセットしたチャンバー1内に形成される空間を利
用するようにしたものである。
そして、この案内通路18における前記冷却ファン10
の吸込側近傍に、前記処理物Aを冷却し加温してから帰
還される冷却ガスを冷却するクーラ19を介設してい
る。このクーラ19は、この場合炉外から流通される冷
却水に冷却ガスを熱交換するラジエータからなってい
る。
の吸込側近傍に、前記処理物Aを冷却し加温してから帰
還される冷却ガスを冷却するクーラ19を介設してい
る。このクーラ19は、この場合炉外から流通される冷
却水に冷却ガスを熱交換するラジエータからなってい
る。
次いで、上記構成を具備する真空焼結急冷炉を用いた真
空焼結急冷方法について説明する。
空焼結急冷方法について説明する。
まず第1図に示す真空焼結工程(脱ロウ工程を含む)で
は、処理物(粉末成形品)Aをタイトボックス2に収納
してから扉5、5を閉じ、さらにチャンバー1を密閉し
て作業を開始する。この真空焼結工程では、内設ヒータ
8でタイトボックス2内の処理物Aを所定の焼結温度に
加熱するとともに、タイトボックス2内を予め排気管7
で吸引して真空雰囲気に調整しておく。そして、処理物
Aをこの状態で所定時間保持し先ず脱ロウ処理を行なっ
た後、今度はタイトボックス2の扉5、5を開きチャン
バー1内を排気管22から真空排気し、さらに高温で所
定時間保持して焼結工程を完了することになる。
は、処理物(粉末成形品)Aをタイトボックス2に収納
してから扉5、5を閉じ、さらにチャンバー1を密閉し
て作業を開始する。この真空焼結工程では、内設ヒータ
8でタイトボックス2内の処理物Aを所定の焼結温度に
加熱するとともに、タイトボックス2内を予め排気管7
で吸引して真空雰囲気に調整しておく。そして、処理物
Aをこの状態で所定時間保持し先ず脱ロウ処理を行なっ
た後、今度はタイトボックス2の扉5、5を開きチャン
バー1内を排気管22から真空排気し、さらに高温で所
定時間保持して焼結工程を完了することになる。
引き続く第2図に示す急冷工程では、炉外からチャンバ
ー1内に冷却ガスを加圧して供給するとともに、同チャ
ンバー1内に設けた冷却ファン10とクーラ19の作動
を開始し、さらにこれと同時的にタイトボックス2の両
側扉5、5を開放する。すると、チャンバー1内に導入
された加圧冷却ガスが導風通路13、タイトボックス2
の片側扉5の隙間15を通ってタイトボックス一端側の
開口端部3に導びかれ、さらにこの部分からその仕切板
16に開設したノズル17群から軸方向に噴出され、タ
イトボックス2内の処理物(焼結品)Aに直接加圧冷却
ガスが流通し接触されることになる。そして、この処理
物Aを冷却した加圧冷却ガスは反対側の開口端部3より
密閉形チャンバー1内に排出され、同チャンバー1内に
設けた案内通路18を通って冷却ファン10の吸込側に
帰り、クーラ19で冷却されてから冷却ファン10で再
び循環されることになる。この加圧冷却ガスの流れを第
2図に示す矢線で示す。かくして、一定時間処理物Aに
対する冷却ガスの噴射を行なったならば急冷工程を終了
し、その後炉内を放冷して適宜のタイミングで処理物A
を取出す。
ー1内に冷却ガスを加圧して供給するとともに、同チャ
ンバー1内に設けた冷却ファン10とクーラ19の作動
を開始し、さらにこれと同時的にタイトボックス2の両
側扉5、5を開放する。すると、チャンバー1内に導入
された加圧冷却ガスが導風通路13、タイトボックス2
の片側扉5の隙間15を通ってタイトボックス一端側の
開口端部3に導びかれ、さらにこの部分からその仕切板
16に開設したノズル17群から軸方向に噴出され、タ
イトボックス2内の処理物(焼結品)Aに直接加圧冷却
ガスが流通し接触されることになる。そして、この処理
物Aを冷却した加圧冷却ガスは反対側の開口端部3より
密閉形チャンバー1内に排出され、同チャンバー1内に
設けた案内通路18を通って冷却ファン10の吸込側に
帰り、クーラ19で冷却されてから冷却ファン10で再
び循環されることになる。この加圧冷却ガスの流れを第
2図に示す矢線で示す。かくして、一定時間処理物Aに
対する冷却ガスの噴射を行なったならば急冷工程を終了
し、その後炉内を放冷して適宜のタイミングで処理物A
を取出す。
以上の如く、本発明の真空焼結急冷炉では単一炉内で一
貫工程の下に脱ロウ、焼結、急冷処理を連続して実施で
きるものとなる。そして、かかる本発明における最大の
特徴は、その急冷工程時において、炉内に供給される冷
却ガスを直接処理物に噴射せしめるようにしたことであ
る。すなわち、冷却ガスを加圧して送風すればより効果
的な冷却効果が発揮できるものとなるが、さらに処理物
Aに直接冷却ガスを作用せしめるようにすれば、たとえ
大きな熱容量を持つ炉材の冷却が遅延しても比較的熱容
量の小さい処理物Aは高温域から早急に温度低下させる
ことができ、必要な急冷効果を十分に発現できるものと
なるのである。なお、この方法によっても、炉材の大き
な熱容量が影響するため処理物Aが高温域からある程度
低い温度にまで急冷した後は、その冷却速度が遅くなる
ことを免れないが、一般に焼結品の焼入れ処理などで急
冷を要求される区間は高温側の一定温度域に限られるた
め、その急冷処理後に冷却速度が鈍化しても別段支障な
い。
貫工程の下に脱ロウ、焼結、急冷処理を連続して実施で
きるものとなる。そして、かかる本発明における最大の
特徴は、その急冷工程時において、炉内に供給される冷
却ガスを直接処理物に噴射せしめるようにしたことであ
る。すなわち、冷却ガスを加圧して送風すればより効果
的な冷却効果が発揮できるものとなるが、さらに処理物
Aに直接冷却ガスを作用せしめるようにすれば、たとえ
大きな熱容量を持つ炉材の冷却が遅延しても比較的熱容
量の小さい処理物Aは高温域から早急に温度低下させる
ことができ、必要な急冷効果を十分に発現できるものと
なるのである。なお、この方法によっても、炉材の大き
な熱容量が影響するため処理物Aが高温域からある程度
低い温度にまで急冷した後は、その冷却速度が遅くなる
ことを免れないが、一般に焼結品の焼入れ処理などで急
冷を要求される区間は高温側の一定温度域に限られるた
め、その急冷処理後に冷却速度が鈍化しても別段支障な
い。
本発明の真空焼結急冷炉は、以上のように、処理物の真
空焼結工程と急冷工程とを単一炉内で連続した一貫工程
で実施できるものであるため、今までのこの種焼結品の
製造に比較すると、作業能率と生産効率とが改善され、
炉の設備費も低くできるなど種々のメリットが得られ
る。加えて、この方法によると、ノズル17による冷却
ガスの処理物Aに対する当りを均一化しさえすれば、別
工程で急冷処理する場合のような加熱、冷却ムラを起す
要因が排除されることになり、特に焼入れ鋼製品の場合
にあっては、焼入硬度のバラツキや焼入れ歪の発生を少
なくすることができる。
空焼結工程と急冷工程とを単一炉内で連続した一貫工程
で実施できるものであるため、今までのこの種焼結品の
製造に比較すると、作業能率と生産効率とが改善され、
炉の設備費も低くできるなど種々のメリットが得られ
る。加えて、この方法によると、ノズル17による冷却
ガスの処理物Aに対する当りを均一化しさえすれば、別
工程で急冷処理する場合のような加熱、冷却ムラを起す
要因が排除されることになり、特に焼入れ鋼製品の場合
にあっては、焼入硬度のバラツキや焼入れ歪の発生を少
なくすることができる。
また、この真空焼結急冷炉は、今までに比類のない全く
新規なものである上、装置全体としてもノズル機構を付
加改良するだけで、従来の真空焼結炉と殆ど変わりない
内部の基本構造でコンパクトにまとめることができる特
徴を有する。
新規なものである上、装置全体としてもノズル機構を付
加改良するだけで、従来の真空焼結炉と殆ど変わりない
内部の基本構造でコンパクトにまとめることができる特
徴を有する。
次に、本発明の真空焼結急冷炉の他の実施例、特にタイ
トボックス内の処理物に対するノズルの取付配置構造の
変形例について説明する。
トボックス内の処理物に対するノズルの取付配置構造の
変形例について説明する。
第1図、第2図に図示したタイトボックス2の開口端部
3から軸方向、つまり横向きに冷却ガスを噴出させて処
理物Aに当てる形式のものは、処理物Aが比較的小物で
タイトボックス2内に多段に積重されるような場合に
は、均一で最も有効的に冷却作用を発揮できるが、例え
ば大物品をその立長を立ててセットするような場合で
は、第3図あるいは第4図に示すように、タイトボック
ス2内の処理物Aに対しノズル20又は21から冷却ガ
スを軸直交方向の縦向きにして噴射させるようにした方
が効果的となる場合がある。
3から軸方向、つまり横向きに冷却ガスを噴出させて処
理物Aに当てる形式のものは、処理物Aが比較的小物で
タイトボックス2内に多段に積重されるような場合に
は、均一で最も有効的に冷却作用を発揮できるが、例え
ば大物品をその立長を立ててセットするような場合で
は、第3図あるいは第4図に示すように、タイトボック
ス2内の処理物Aに対しノズル20又は21から冷却ガ
スを軸直交方向の縦向きにして噴射させるようにした方
が効果的となる場合がある。
すなわち、第3図の例は、前記の例でタイトボックス2
の開口端部3に設けられる仕切板16に直接軸方向のノ
ズル17を開設するのに代えて、この仕切板16から導
風通路13と連通する開口端部3に一端を開口させて処
理物Aを挟むようにタイトボックス2内に適数本のノズ
ル20を延設し、このノズル20の側面に所々ノズル穴
20aを開口させて処理物Aの上下面側にその軸直交方
向に噴出される冷却ガスを噴射させるようにしたもので
ある。また、第4図の例は、前記導風通路13をタイト
ボックス2の外周位置まで延長して設けるとともに、こ
の導風通路13から前記断熱材4aとタイトボックス本
体2aを貫通して、ノズル21をタイトボックス2内に
その先端部21aを臨出させ、第3図の例と同じく当該
ノズル21から処理物Aの上下面に対し冷却ガスを軸直
交方向に噴射せしめるようにしたものである。なお、こ
の第4図の例では、タイトボックス2の両端開口端部
3、3から冷却ガスを排出させるようにしている。
の開口端部3に設けられる仕切板16に直接軸方向のノ
ズル17を開設するのに代えて、この仕切板16から導
風通路13と連通する開口端部3に一端を開口させて処
理物Aを挟むようにタイトボックス2内に適数本のノズ
ル20を延設し、このノズル20の側面に所々ノズル穴
20aを開口させて処理物Aの上下面側にその軸直交方
向に噴出される冷却ガスを噴射させるようにしたもので
ある。また、第4図の例は、前記導風通路13をタイト
ボックス2の外周位置まで延長して設けるとともに、こ
の導風通路13から前記断熱材4aとタイトボックス本
体2aを貫通して、ノズル21をタイトボックス2内に
その先端部21aを臨出させ、第3図の例と同じく当該
ノズル21から処理物Aの上下面に対し冷却ガスを軸直
交方向に噴射せしめるようにしたものである。なお、こ
の第4図の例では、タイトボックス2の両端開口端部
3、3から冷却ガスを排出させるようにしている。
上記に掲げた変形実施例の他、本発明ではそのノズルに
取付配置構造や炉の他の構成要素については、本発明の
主旨を変更しない範囲で図示例の他にその様々な設計変
更が可能である。
取付配置構造や炉の他の構成要素については、本発明の
主旨を変更しない範囲で図示例の他にその様々な設計変
更が可能である。
なお、本発明で新たに提案する構成の炉については、そ
の名称に関わらず、その他真空加圧焼結炉、真空加圧焼
入炉、真空脱ガス炉、調質炉などに多目的に利用できる
余地がある。
の名称に関わらず、その他真空加圧焼結炉、真空加圧焼
入炉、真空脱ガス炉、調質炉などに多目的に利用できる
余地がある。
[発明の効果] 本発明は、以上に説明した通りであって、従来別々の工
程で処理しなければならなかった粉末成形品の真空焼結
工程とその焼結品の急冷工程とを連続した一貫工程で行
なえるものとなり、作業性、生産性、品質、経済性等に
おける多面的改善が図られる。また、複数のノズルが処
理物に対向して配置されるため、処理物に対する冷却効
率が格段に向上されたものとなる。
程で処理しなければならなかった粉末成形品の真空焼結
工程とその焼結品の急冷工程とを連続した一貫工程で行
なえるものとなり、作業性、生産性、品質、経済性等に
おける多面的改善が図られる。また、複数のノズルが処
理物に対向して配置されるため、処理物に対する冷却効
率が格段に向上されたものとなる。
第1図、第2図は共に本発明の第1実施例に係る真空焼
結急冷炉の概略断面図である。第3図は本発明の第2実
施例に係る真空焼結急冷炉の概略断面図である。第4図
は本発明の第3実施例に係る真空焼結急冷炉の概略断面
図である。 A……処理物 1……チャンバー、1a……炉蓋部 2……タイトボックス 2a……本体、2b……蓋部 3……開口端部 4a……断熱材、4b……断熱壁 5……扉 6……扉開閉装置 7……排気管 8……ヒータ 10……冷却ファン 13……導風通路 15……隙間 16……仕切板 17、20、21……ノズル 18……案内通路 19……クーラ 22……排気管
結急冷炉の概略断面図である。第3図は本発明の第2実
施例に係る真空焼結急冷炉の概略断面図である。第4図
は本発明の第3実施例に係る真空焼結急冷炉の概略断面
図である。 A……処理物 1……チャンバー、1a……炉蓋部 2……タイトボックス 2a……本体、2b……蓋部 3……開口端部 4a……断熱材、4b……断熱壁 5……扉 6……扉開閉装置 7……排気管 8……ヒータ 10……冷却ファン 13……導風通路 15……隙間 16……仕切板 17、20、21……ノズル 18……案内通路 19……クーラ 22……排気管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山内 一平 京都府京都市中京区西ノ京桑原町1番地 株式会社島津製作所三条工場内 (72)発明者 川崎 知安 京都府京都市中京区西ノ京桑原町1番地 株式会社島津製作所三条工場内 (72)発明者 田中 秀一 京都府京都市中京区西ノ京桑原町1番地 株式会社島津製作所三条工場内 (56)参考文献 特開 昭50−75105(JP,A) 特開 昭53−120611(JP,A) 特開 昭60−9801(JP,A)
Claims (4)
- 【請求項1】密閉形のチャンバー内に、その開口端部に
開閉可能な扉を有しかつ内部を真空吸引可能に構成して
処理物を収納するタイトボックスと、このタイトボック
スのまわりに配置されるヒータと、前記チャンバー内に
供給される冷却ガスを同チャンバー内で送風する冷却フ
ァンと、この冷却ファンで送風される冷却ガスを導びく
導風通路と、この導風通路から冷却ガスを導入して前記
タイトボックス内の処理物に向けて噴出する該処理物の
対向位置に複数箇所に亘って配設されたノズルと、前記
タイトボックスから排出される冷却ガスを前記冷却ファ
ンの吸込側に案内する案内通路と、この案内通路に介設
され冷却ガスを冷却するクーラとを配設してなることを
特徴とする真空焼結急冷炉。 - 【請求項2】導風通路を、タイトボックスの扉を開けた
状態でその一端側開口端部と連通するように設けるとと
もに、このタイトボックスの開口端部に設けたノズルで
冷却ガスを軸方向に向けて噴出せしめるようにしたこと
を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の真空焼結急冷
炉。 - 【請求項3】導風通路を、タオトボックスの扉を開けた
状態でその一端側開口端部と連通するように設けるとと
もに、このタイトボックスの開口端部から延設したノズ
ルで冷却ガスを軸直交方向に向けて噴出せしめるように
したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の真空
焼結急冷炉。 - 【請求項4】導風通路を、タイトボックスの外周に設け
るとともに、この導風通路からタイトボックスを貫通し
て設けたノズルで冷却ガスを軸直交方向に向けて噴出せ
しめるようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第1
項記載の真空焼結急冷炉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60270217A JPH0651882B2 (ja) | 1985-11-29 | 1985-11-29 | 真空焼結急冷炉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60270217A JPH0651882B2 (ja) | 1985-11-29 | 1985-11-29 | 真空焼結急冷炉 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62167803A JPS62167803A (ja) | 1987-07-24 |
| JPH0651882B2 true JPH0651882B2 (ja) | 1994-07-06 |
Family
ID=17483171
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60270217A Expired - Fee Related JPH0651882B2 (ja) | 1985-11-29 | 1985-11-29 | 真空焼結急冷炉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0651882B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106914615A (zh) * | 2017-02-23 | 2017-07-04 | 常熟市双月机械有限公司 | 一种粉末冶金烧结炉 |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0330514U (ja) * | 1989-08-02 | 1991-03-26 | ||
| KR100495267B1 (ko) * | 2002-10-29 | 2005-06-16 | 주식회사제4기한국 | 자동 진공 금형 열처리 장치 |
| CN108518991A (zh) * | 2018-04-08 | 2018-09-11 | 中冶东方工程技术有限公司 | 烧结冷却装置 |
| JP6810729B2 (ja) * | 2018-11-27 | 2021-01-06 | 中外炉工業株式会社 | 熱処理炉 |
| JP7338818B2 (ja) * | 2019-11-28 | 2023-09-05 | 島津産機システムズ株式会社 | 熱処理炉 |
| CN116972644B (zh) * | 2023-09-20 | 2023-11-24 | 山东嘉腾实业有限公司 | 一种耐火材料生产用烘烤炉 |
| CN117600638A (zh) * | 2023-11-21 | 2024-02-27 | 浙江晨华科技有限公司 | 一种扩散焊烧结系统 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3860222A (en) * | 1973-11-02 | 1975-01-14 | Wall Colmonoy Corp | Cooling system for vacuum furnaces |
| JPS589806B2 (ja) * | 1977-03-30 | 1983-02-23 | 住友電気工業株式会社 | 粉末冶金用焼結炉 |
| JPS609801A (ja) * | 1983-06-27 | 1985-01-18 | Chugai Ro Kogyo Kaisha Ltd | 真空焼結炉 |
-
1985
- 1985-11-29 JP JP60270217A patent/JPH0651882B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106914615A (zh) * | 2017-02-23 | 2017-07-04 | 常熟市双月机械有限公司 | 一种粉末冶金烧结炉 |
| CN106914615B (zh) * | 2017-02-23 | 2018-09-21 | 常熟市双月机械有限公司 | 一种粉末冶金烧结炉 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62167803A (ja) | 1987-07-24 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |