JPH0653681A - 電子部品実装済み基板の樹脂被覆方法及び被覆生成物 - Google Patents
電子部品実装済み基板の樹脂被覆方法及び被覆生成物Info
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- JPH0653681A JPH0653681A JP22451092A JP22451092A JPH0653681A JP H0653681 A JPH0653681 A JP H0653681A JP 22451092 A JP22451092 A JP 22451092A JP 22451092 A JP22451092 A JP 22451092A JP H0653681 A JPH0653681 A JP H0653681A
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Landscapes
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
- Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
- Non-Metallic Protective Coatings For Printed Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電子部品の実装済み基板に関する防水、防
湿、防振対策として用いられる樹脂被覆方法において、
被覆生成物の軽量化と基板の取り付け、ノイズ対策及び
放熱対策等を容易にする。 【構成】 先ず、電子部品1、1、・・・が実装された
プリント基板2をケース3内にビス止め等によって取り
付ける。その際、ノイズ対策として基板とケースとの間
の電気的な接続は取り付けネジ等を用いて行い、また発
熱量が大きいため放熱処理を要する部品をケースの内側
面に密着させるための取り付け作業を行う。次に、低硬
度かつ高チクソ性の樹脂材料(シリコーン)4をケース
内に注入して、電子部品やプリント基板の表面に、防
水、防湿等に必要な層厚の樹脂層4aを形成する。また
は、電子部品実装済み基板をケース内に取り付けた後に
低粘度かつ低硬度の第1の樹脂材料5をケース内に注入
し、その後で低硬度かつ高チクソ性の第2の樹脂材料6
をケース内に注入するという2段階に亘る樹脂層の形成
によって電子部品の表面に樹脂層6aを形成する。
湿、防振対策として用いられる樹脂被覆方法において、
被覆生成物の軽量化と基板の取り付け、ノイズ対策及び
放熱対策等を容易にする。 【構成】 先ず、電子部品1、1、・・・が実装された
プリント基板2をケース3内にビス止め等によって取り
付ける。その際、ノイズ対策として基板とケースとの間
の電気的な接続は取り付けネジ等を用いて行い、また発
熱量が大きいため放熱処理を要する部品をケースの内側
面に密着させるための取り付け作業を行う。次に、低硬
度かつ高チクソ性の樹脂材料(シリコーン)4をケース
内に注入して、電子部品やプリント基板の表面に、防
水、防湿等に必要な層厚の樹脂層4aを形成する。また
は、電子部品実装済み基板をケース内に取り付けた後に
低粘度かつ低硬度の第1の樹脂材料5をケース内に注入
し、その後で低硬度かつ高チクソ性の第2の樹脂材料6
をケース内に注入するという2段階に亘る樹脂層の形成
によって電子部品の表面に樹脂層6aを形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子部品の実装済み基
板に関する防水、防湿、防振対策として用いられる樹脂
被覆方法において、被覆生成物の軽量化と、基板の取り
付け及び配線処理の容易さとの両立を図ることができる
ようにした新規な電子部品実装済み基板の樹脂被覆方法
及び被覆生成物を提供しようとするものである。
板に関する防水、防湿、防振対策として用いられる樹脂
被覆方法において、被覆生成物の軽量化と、基板の取り
付け及び配線処理の容易さとの両立を図ることができる
ようにした新規な電子部品実装済み基板の樹脂被覆方法
及び被覆生成物を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用電装品等のように環境変化の著
しい状況で用いられる電子部品については防水・防湿対
策及び防振対策を施す必要があり、例えば、図10に示
すように、電子部品a、a、・・・が実装されたプリン
ト基板bをケースc内に収納した後に樹脂材料dをケー
スc内に注入して固めてしまう方法が知られている。
しい状況で用いられる電子部品については防水・防湿対
策及び防振対策を施す必要があり、例えば、図10に示
すように、電子部品a、a、・・・が実装されたプリン
ト基板bをケースc内に収納した後に樹脂材料dをケー
スc内に注入して固めてしまう方法が知られている。
【0003】しかしながら、この方法は基板のサイズや
ケースの容積が小さいうちは問題ないが、基板のサイズ
やケースの容積が大きくなると必然的に樹脂材料dの使
用量が増すため、重量の増加を招いたり、あるいは周囲
温度の変化を受けて樹脂材料dの膨張や収縮により樹脂
自体にクラックが発生したり、電子部品に大きなストレ
スがかかるといった不都合がある(これを低減するには
なるべく低粘度で低硬度の樹脂材料を使用する必要があ
る。)。
ケースの容積が小さいうちは問題ないが、基板のサイズ
やケースの容積が大きくなると必然的に樹脂材料dの使
用量が増すため、重量の増加を招いたり、あるいは周囲
温度の変化を受けて樹脂材料dの膨張や収縮により樹脂
自体にクラックが発生したり、電子部品に大きなストレ
スがかかるといった不都合がある(これを低減するには
なるべく低粘度で低硬度の樹脂材料を使用する必要があ
る。)。
【0004】そこで、図11に示すように、電子部品
a、a、・・・が実装されたプリント基板bの周りを樹
脂材料eによってコーティングした後、これをビス止め
等によってケースc内に取り付ける方法がある。
a、a、・・・が実装されたプリント基板bの周りを樹
脂材料eによってコーティングした後、これをビス止め
等によってケースc内に取り付ける方法がある。
【0005】これによって、樹脂材料eの使用量につい
ては、電子部品実装済み基板の周囲を覆う分量だけで済
むことになる。
ては、電子部品実装済み基板の周囲を覆う分量だけで済
むことになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た方法では電子部品実装済み基板のケースへの取り付け
にあたって下記に示すような問題がある。
た方法では電子部品実装済み基板のケースへの取り付け
にあたって下記に示すような問題がある。
【0007】(1)樹脂コーティグ済みの基板をケース
内に取り付けるためには基板にケースへの取付部を設け
る必要があるが、この部分に樹脂コーティングを行うこ
とができないため、水等が進入する虞がある。
内に取り付けるためには基板にケースへの取付部を設け
る必要があるが、この部分に樹脂コーティングを行うこ
とができないため、水等が進入する虞がある。
【0008】つまり、基板に取付孔を形成する場合、樹
脂により取付孔の孔径が小さくなるために基板の取り付
けを行うことがができなくなったり、取り付けの際にお
けるビスとの接触により取付孔付近に形成された樹脂層
に切れ目等が生じる可能性が高い。
脂により取付孔の孔径が小さくなるために基板の取り付
けを行うことがができなくなったり、取り付けの際にお
けるビスとの接触により取付孔付近に形成された樹脂層
に切れ目等が生じる可能性が高い。
【0009】(2)ノイズ対策のため、基板とケースと
の間に電気的接続をとるための手段が別途に必要にな
る。
の間に電気的接続をとるための手段が別途に必要にな
る。
【0010】基板とケースとの間で電気的接続をとるた
めの手段としては、基板上の導体パターンを基板の取付
孔の周辺に至るまで連続させ、基板をビス止めすること
によって行うのが一般的である。しかし、樹脂コーティ
ングされた基板では上記(1)で説明した事項及びビス
と導体パターンとの間に樹脂が介在することが両者の電
気的を妨げとなる。
めの手段としては、基板上の導体パターンを基板の取付
孔の周辺に至るまで連続させ、基板をビス止めすること
によって行うのが一般的である。しかし、樹脂コーティ
ングされた基板では上記(1)で説明した事項及びビス
と導体パターンとの間に樹脂が介在することが両者の電
気的を妨げとなる。
【0011】従って、例えば、基板上のグランドパター
ンに接続された端子部材を用いて樹脂材料eの外部でケ
ースに接触させる方法等を個別に採用する必要がある。
ンに接続された端子部材を用いて樹脂材料eの外部でケ
ースに接触させる方法等を個別に採用する必要がある。
【0012】(3)電力制御用半導体素子等、電子部品
によっては放熱処理を要するものがあるが、ケースの一
部を放熱板として利用して電子部品をケースに密着させ
て取り付ける方法を用いることができないため、放熱処
理について別の方法を採用しなければならない。
によっては放熱処理を要するものがあるが、ケースの一
部を放熱板として利用して電子部品をケースに密着させ
て取り付ける方法を用いることができないため、放熱処
理について別の方法を採用しなければならない。
【0013】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記し
た課題を解決するために、電子部品が実装された基板を
ケース内に収納した後、低硬度かつ高チクソ性の樹脂材
料をケース内に注入することによって電子部品及び/又
は基板の表面を所定の層厚をもって被覆するようにした
ものである。
た課題を解決するために、電子部品が実装された基板を
ケース内に収納した後、低硬度かつ高チクソ性の樹脂材
料をケース内に注入することによって電子部品及び/又
は基板の表面を所定の層厚をもって被覆するようにした
ものである。
【0014】
【作用】本発明によれば、部品実装済みの基板をケース
内に取り付けてから樹脂材料を注入して電子部品や基板
の表面を防水、防湿等に必要な所定の層厚をもって樹脂
で被覆しているので、基板のケースへの取り付けにあた
って樹脂による被覆が不十分となる部分が生じるような
不都合がなく、また、ノイズ対策として基板上のパター
ンとケースの電気的な接続を妨げることもない。
内に取り付けてから樹脂材料を注入して電子部品や基板
の表面を防水、防湿等に必要な所定の層厚をもって樹脂
で被覆しているので、基板のケースへの取り付けにあた
って樹脂による被覆が不十分となる部分が生じるような
不都合がなく、また、ノイズ対策として基板上のパター
ンとケースの電気的な接続を妨げることもない。
【0015】そして、部品実装済み基板が取り付けられ
たケース内いっぱいに樹脂材料を満たす必要はなく、低
硬度かつ高チクソ性の樹脂材料を用いて必要十分な樹脂
層厚を確保することによって、使用材料の低減を図るこ
とができる。
たケース内いっぱいに樹脂材料を満たす必要はなく、低
硬度かつ高チクソ性の樹脂材料を用いて必要十分な樹脂
層厚を確保することによって、使用材料の低減を図るこ
とができる。
【0016】また、ケースを放熱板として利用するため
に電子部品をケースに密着させて取付けた後、所定層厚
の樹脂層を形成することができるので、放熱処理に特殊
な方法を用いる必要がない。
に電子部品をケースに密着させて取付けた後、所定層厚
の樹脂層を形成することができるので、放熱処理に特殊
な方法を用いる必要がない。
【0017】
【実施例】以下に、本発明電子部品実装済み基板の樹脂
被覆方法及び被覆成生物を図示した各実施例に従って説
明する。
被覆方法及び被覆成生物を図示した各実施例に従って説
明する。
【0018】図1乃至図5は本発明の第1の実施例に係
るコーティング処理の手順を示すものであり、電子部品
の被覆を必要な層厚をもって行うことで、樹脂材料の使
用量を削減するとともに、電子部品実装済み基板のケー
スへの取り付け等にあたって特殊な手法を駆使する必要
がないようにしたものである。
るコーティング処理の手順を示すものであり、電子部品
の被覆を必要な層厚をもって行うことで、樹脂材料の使
用量を削減するとともに、電子部品実装済み基板のケー
スへの取り付け等にあたって特殊な手法を駆使する必要
がないようにしたものである。
【0019】図1は電子部品1、1、・・・が実装され
たプリント基板2と、一端面が開口された直方体形状の
金属製ケース3とを示すものである。
たプリント基板2と、一端面が開口された直方体形状の
金属製ケース3とを示すものである。
【0020】先ず、図2に示すように電子部品実装済み
のプリント基板2をケース3内に取り付ける。
のプリント基板2をケース3内に取り付ける。
【0021】その際、取り付けの仕方はビス止め及び/
又は部材同士の嵌め合い等を適宜に用いれば良い。
又は部材同士の嵌め合い等を適宜に用いれば良い。
【0022】また、ノイズ対策として基板とケース3と
の電気的な接続をビス止め等によって通常通り行った
り、発熱量が大きいため放熱処理を要する部品をケース
3の内側面3aに密着させるための取り付け作業を行
う。
の電気的な接続をビス止め等によって通常通り行った
り、発熱量が大きいため放熱処理を要する部品をケース
3の内側面3aに密着させるための取り付け作業を行
う。
【0023】次に、図3に示すように樹脂材料4をケー
ス3内に注入する。
ス3内に注入する。
【0024】樹脂材料4としては、例えば、絶縁性の高
い無機物としてシリコーンを用いることができるが、そ
の際、低硬度かつ高チクソ性が要求される。
い無機物としてシリコーンを用いることができるが、そ
の際、低硬度かつ高チクソ性が要求される。
【0025】これは、本発明では図10に示したように
樹脂材料をケース3がいっぱいになるまで注入して電子
部品1、1、・・・及びプリント基板2を固めるのでは
なく、図4に示すように電子部品1、1、・・・の上部
寄りの部分及び基板の表面が、所定の層厚をもって被覆
されるようにするためであり、これより上の範囲を樹脂
材料で満たすことはない。
樹脂材料をケース3がいっぱいになるまで注入して電子
部品1、1、・・・及びプリント基板2を固めるのでは
なく、図4に示すように電子部品1、1、・・・の上部
寄りの部分及び基板の表面が、所定の層厚をもって被覆
されるようにするためであり、これより上の範囲を樹脂
材料で満たすことはない。
【0026】つまり、防水、防湿等にとって必要十分な
層厚をもって電子部品及び基板の表面を覆うためには、
硬度やチクソ性に関してある程度の範囲が要求される。
層厚をもって電子部品及び基板の表面を覆うためには、
硬度やチクソ性に関してある程度の範囲が要求される。
【0027】例えば、シリコーンにおいて、0.5mm
程度の層厚を確保するには、下記に示すような条件を満
たす必要がある。
程度の層厚を確保するには、下記に示すような条件を満
たす必要がある。
【0028】(1)硬度(ショアA5〜30)。
【0029】(2)チクソ比(1.5〜4.0)。
【0030】(3)粘度(3000〜15000cp
s)。
s)。
【0031】尚、硬度の高低については電子部品等のモ
ールディングに使用される樹脂において、A30以下を
「低」、A30からA60までの範囲を「中」、A60
以上を「高」と定義し、またチクソ比については、1.
0から1.5までの範囲を「低」、1.5から2.0ま
での範囲を「中」、2.0以上を「高」と定義する。そ
して、粘度については、5,000cps以下を
「低」、5,000cpsから20,000cpsまで
の範囲を「中」、20,000cps以上を「高」と定
義する。
ールディングに使用される樹脂において、A30以下を
「低」、A30からA60までの範囲を「中」、A60
以上を「高」と定義し、またチクソ比については、1.
0から1.5までの範囲を「低」、1.5から2.0ま
での範囲を「中」、2.0以上を「高」と定義する。そ
して、粘度については、5,000cps以下を
「低」、5,000cpsから20,000cpsまで
の範囲を「中」、20,000cps以上を「高」と定
義する。
【0032】以上の手順によって、図4に示すように、
ケース3内でプリント基板2が樹脂層4aに埋没した状
態で固められるとともに、電子部品及び基板の表面が所
定の層厚をもって被覆された状態となる。
ケース3内でプリント基板2が樹脂層4aに埋没した状
態で固められるとともに、電子部品及び基板の表面が所
定の層厚をもって被覆された状態となる。
【0033】図5は樹脂材料4によって覆われた電子部
品1、1、・・・を示すものであり、プリント基板2上
の電子部品1、1、・・・のうち、基板2上に単に実装
されたものは部品全体が樹脂層4aによって覆われ、ま
た、放熱のためその一部がケース3の内側面3aに密着
した状態で取付けられる部品(図中1′参照)にあって
は、ケース3との接触面を除く部品の表面が樹脂層4a
により覆われれることになる。
品1、1、・・・を示すものであり、プリント基板2上
の電子部品1、1、・・・のうち、基板2上に単に実装
されたものは部品全体が樹脂層4aによって覆われ、ま
た、放熱のためその一部がケース3の内側面3aに密着
した状態で取付けられる部品(図中1′参照)にあって
は、ケース3との接触面を除く部品の表面が樹脂層4a
により覆われれることになる。
【0034】尚、プリント基板2とケース3との間の電
気的接続については、図5(a)に示ように、プリント
基板2のグランドパターン2aが取付孔の周囲にまで連
続するように形成して、この取付孔にビスfを挿通した
後、ケース3の底面に立設されたボスgの螺孔に螺合さ
せるようにしたり(尚、図ではビスの頭部近辺を部分的
に切り欠いて示している。)、あるいは、図5(b)に
示すようにリード線lを使って行うことができる。
気的接続については、図5(a)に示ように、プリント
基板2のグランドパターン2aが取付孔の周囲にまで連
続するように形成して、この取付孔にビスfを挿通した
後、ケース3の底面に立設されたボスgの螺孔に螺合さ
せるようにしたり(尚、図ではビスの頭部近辺を部分的
に切り欠いて示している。)、あるいは、図5(b)に
示すようにリード線lを使って行うことができる。
【0035】図6乃至図9は本発明の第2の実施例に係
るコーティング処理の手順を示すものである。
るコーティング処理の手順を示すものである。
【0036】この第2の実施例において前記した第1の
実施例と相違するところは、第1の実施例では1種類の
樹脂材料4を用いて電子部品実装済み基板のコーティン
グを行うようにしたが、第2の実施例では、硬度やチク
ソ性を異にする2種類の樹脂材料を用いて電子部品実装
済み基板のコーティングを2段階に亘って行うようにし
た点である。
実施例と相違するところは、第1の実施例では1種類の
樹脂材料4を用いて電子部品実装済み基板のコーティン
グを行うようにしたが、第2の実施例では、硬度やチク
ソ性を異にする2種類の樹脂材料を用いて電子部品実装
済み基板のコーティングを2段階に亘って行うようにし
た点である。
【0037】よって、この第2の実施例に示す構成部分
に関して前記第1の実施例に示した構成部分と同様の働
きをもつ部分については第1の実施例で用いた符号と同
じ符号を付することによりその説明を省略する。
に関して前記第1の実施例に示した構成部分と同様の働
きをもつ部分については第1の実施例で用いた符号と同
じ符号を付することによりその説明を省略する。
【0038】先ず、図6に示すように、電子部品1、
1、・・・が実装されたプリント基板2をケース3内に
取り付ける。
1、・・・が実装されたプリント基板2をケース3内に
取り付ける。
【0039】その際、プリント基板2のケース3への取
り付けや、ノイズ対策としての基板とケース3との間の
電気的な接続については通常通り行い、放熱処理を要す
る部品をケース3の内側面3aに密着させるための取り
付け作業を行う。
り付けや、ノイズ対策としての基板とケース3との間の
電気的な接続については通常通り行い、放熱処理を要す
る部品をケース3の内側面3aに密着させるための取り
付け作業を行う。
【0040】次に、図7に示すように、第1の樹脂材料
5をケース3内に注入する。
5をケース3内に注入する。
【0041】この第1の樹脂材料5は、主としてプリン
ト基板2を埋没させるために用いられる。
ト基板2を埋没させるために用いられる。
【0042】例えば、シリコーンを用いることができる
が、第1の樹脂材料5には前記第1の実施例において使
用した樹脂材料に比して低粘度で低硬度のものを使用す
る。
が、第1の樹脂材料5には前記第1の実施例において使
用した樹脂材料に比して低粘度で低硬度のものを使用す
る。
【0043】これは、ケース3の底寄りに位置する下層
の樹脂材料に、より低硬度の材料を使用することで、周
囲温度の影響よって生じる体積変化に伴うストレスの発
生をできる限り低減するためである。
の樹脂材料に、より低硬度の材料を使用することで、周
囲温度の影響よって生じる体積変化に伴うストレスの発
生をできる限り低減するためである。
【0044】その際、粘度や硬度に関する目安を示すと
下記のようになる。
下記のようになる。
【0045】(1)硬度(ショアA10以下)。
【0046】(2)粘度(5000cps以下)。
【0047】次に、図8に示すように、第1の樹脂材料
5の上に第2の樹脂材料6を注入する。
5の上に第2の樹脂材料6を注入する。
【0048】第2の樹脂材料6は、電子部品1、1、・
・・の上部寄りの部分を、所定の層厚をもって被覆する
ために用いられ、例えば、シリコーンを用いることがで
き、その際、低硬度(但し、第1の樹脂材料に比して高
い硬度)かつ高チクソ性が要求される。
・・の上部寄りの部分を、所定の層厚をもって被覆する
ために用いられ、例えば、シリコーンを用いることがで
き、その際、低硬度(但し、第1の樹脂材料に比して高
い硬度)かつ高チクソ性が要求される。
【0049】つまり、防水、防湿等にとって必要な層厚
をもって電子部品1、1、・・・を覆うために、硬度や
チクソ性に関して所定の範囲が要求され、その条件は前
記第1の実施例において説明した樹脂材料に関する条件
(1)乃至(3)に示した通りである。
をもって電子部品1、1、・・・を覆うために、硬度や
チクソ性に関して所定の範囲が要求され、その条件は前
記第1の実施例において説明した樹脂材料に関する条件
(1)乃至(3)に示した通りである。
【0050】以上の手順により、図9に示すように、ケ
ース3内においてプリント基板2が第1の樹脂層5aに
埋没した状態で固められ、さらに電子部品1、1、・・
・が第2の樹脂層6aによって所定の層厚をもって被覆
されることになる。
ース3内においてプリント基板2が第1の樹脂層5aに
埋没した状態で固められ、さらに電子部品1、1、・・
・が第2の樹脂層6aによって所定の層厚をもって被覆
されることになる。
【0051】よって、低粘度かつ低硬度の樹脂材料をケ
ース3内の下層に形成することによって温度変化による
ストレスを低減することができるので、樹脂や半田にク
ラックが生じたり、電子部品1、1、・・・に不当な力
が加わるのを防ぐことができる。
ース3内の下層に形成することによって温度変化による
ストレスを低減することができるので、樹脂や半田にク
ラックが生じたり、電子部品1、1、・・・に不当な力
が加わるのを防ぐことができる。
【0052】尚、この例では2層の樹脂層を形成するよ
うにしたが、粘度や硬度、チクソ性を異にする数種類の
樹脂材料を必要に応じて使い分け、樹脂層を多層に亘っ
て形成するようにしても良い。
うにしたが、粘度や硬度、チクソ性を異にする数種類の
樹脂材料を必要に応じて使い分け、樹脂層を多層に亘っ
て形成するようにしても良い。
【0053】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明によれば、部品実装済みの基板をケース内に
取り付けてから樹脂材料を注入して電子部品や基板の表
面を防水、防湿等に必要な所定の層厚をもって樹脂で被
覆するようにしているので、基板へのケースへの取り付
けにあたって樹脂の塗布が不可能な部分からの水等の進
入について神経を尖らせる必要がなく、また、ノイズ対
策として基板上のパターンとケースとを基板取付用のビ
ス等によって電気的に接続する方法を妨げることがな
い。
に、本発明によれば、部品実装済みの基板をケース内に
取り付けてから樹脂材料を注入して電子部品や基板の表
面を防水、防湿等に必要な所定の層厚をもって樹脂で被
覆するようにしているので、基板へのケースへの取り付
けにあたって樹脂の塗布が不可能な部分からの水等の進
入について神経を尖らせる必要がなく、また、ノイズ対
策として基板上のパターンとケースとを基板取付用のビ
ス等によって電気的に接続する方法を妨げることがな
い。
【0054】しかもそのために部品実装済み基板が取り
付けられたケース内いっぱいに樹脂材料を満たす必要は
なく、低硬度かつ高チクソ性の樹脂材料を用いて必要十
分な樹脂層厚を確保することによって、使用材料の低減
を図ることができ、またケースを放熱板として利用する
際に電子部品をケースに密着させて取り付けた後、所定
厚の樹脂層を形成することができるので、放熱処理に特
殊な方法を採用する必要がない。
付けられたケース内いっぱいに樹脂材料を満たす必要は
なく、低硬度かつ高チクソ性の樹脂材料を用いて必要十
分な樹脂層厚を確保することによって、使用材料の低減
を図ることができ、またケースを放熱板として利用する
際に電子部品をケースに密着させて取り付けた後、所定
厚の樹脂層を形成することができるので、放熱処理に特
殊な方法を採用する必要がない。
【0055】尚、前記した実施例は、本発明の一実施例
にすぎず、この例のみによって、本発明の技術的範囲が
狭く解釈されてはならず、例えば、前記実施例では部品
実装済み基板をケースの底面に取り付けるようにした
が、ケースの内側面に取り付ける等、本発明の趣旨を逸
脱しない限りにおける実施の態様は全て本発明の技術的
範囲に含まれる。
にすぎず、この例のみによって、本発明の技術的範囲が
狭く解釈されてはならず、例えば、前記実施例では部品
実装済み基板をケースの底面に取り付けるようにした
が、ケースの内側面に取り付ける等、本発明の趣旨を逸
脱しない限りにおける実施の態様は全て本発明の技術的
範囲に含まれる。
【図1】本発明の第1の実施例に係るコーティングの処
理手順を示す図であり、部品実装済みのプリント基板と
ケースとを示す。
理手順を示す図であり、部品実装済みのプリント基板と
ケースとを示す。
【図2】本発明の第1の実施例に係るコーティングの処
理手順を示す図であり、部品実装済みのプリント基板を
ケースに取り付けた状態を示す。
理手順を示す図であり、部品実装済みのプリント基板を
ケースに取り付けた状態を示す。
【図3】本発明の第1の実施例に係るコーティングの処
理手順を示す図であり、ケース内への樹脂材料の注入を
示す。
理手順を示す図であり、ケース内への樹脂材料の注入を
示す。
【図4】本発明の第1の実施例に係るコーティングの処
理手順を示す図であり、樹脂層による部品実装済みプリ
ント基板の被覆状態を示す。
理手順を示す図であり、樹脂層による部品実装済みプリ
ント基板の被覆状態を示す。
【図5】本発明の第1の実施例に係るコーティング処理
による部品実装済みプリント基板の被覆状態を示す要部
の斜視図である。
による部品実装済みプリント基板の被覆状態を示す要部
の斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施例に係るコーティングの処
理手順を示す図であり、部品実装済みのプリント基板を
ケースに取り付けた状態を示す。
理手順を示す図であり、部品実装済みのプリント基板を
ケースに取り付けた状態を示す。
【図7】本発明の第2の実施例に係るコーティングの処
理手順を示す図であり、ケース内への第1の樹脂材料の
注入を示す。
理手順を示す図であり、ケース内への第1の樹脂材料の
注入を示す。
【図8】本発明の第2の実施例に係るコーティングの処
理手順を示す図であり、ケース内への第2の樹脂材料の
注入を示す。
理手順を示す図であり、ケース内への第2の樹脂材料の
注入を示す。
【図9】本発明の第2の実施例に係るコーティングの処
理手順を示す図であり、樹脂層による部品実装済みプリ
ント基板の被覆状態を示す。
理手順を示す図であり、樹脂層による部品実装済みプリ
ント基板の被覆状態を示す。
【図10】従来例を示す図である。
【図11】図10とは別の従来例を示す図である。
【符号の説明】 1 電子部品 2 基板 3 ケース 4 樹脂材料 5 第1の樹脂材料 6 第2の樹脂材料
Claims (4)
- 【請求項1】 電子部品が実装された基板をケース内に
収納した後、低硬度かつ高チクソ性の樹脂材料をケース
内に注入することによって電子部品及び/又は基板の表
面を所定の層厚をもって被覆するようにしたことを特徴
とする電子部品実装済み基板の樹脂被覆方法。 - 【請求項2】 電子部品が実装された基板をケース内に
収納した後、粘度や硬度、チクソ性の異なる複数種の樹
脂材料をケース内に順番に注入することによって電子部
品及び/又は基板の表面を所定の層厚をもって被覆する
ようにしたことを特徴とする電子部品実装済み基板の樹
脂被覆方法。 - 【請求項3】 請求項2に記載の電子部品実装済み基板
の樹脂被覆方法において、電子部品が実装された基板を
ケース内に収納した後、先ず低又は中粘度かつ低硬度の
第1の樹脂材料をケース内に注入してから、第1の樹脂
材料に比して硬度が高くかつ高チクソ性の第2の樹脂材
料をケース内に注入することによって電子部品及び/又
は基板の表面を所定の層厚をもって被覆するようにした
ことを特徴とする電子部品実装済み基板の樹脂被覆方
法。 - 【請求項4】 電子部品実装済み基板がケース内に収納
され、請求項1又は請求項2又は請求項3に記載の電子
部品実装済み基板の樹脂被覆方法によりケース内におい
て所定の層厚をもって被覆された電子部品及び/又は基
板を有する被覆生成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22451092A JPH0653681A (ja) | 1992-08-03 | 1992-08-03 | 電子部品実装済み基板の樹脂被覆方法及び被覆生成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22451092A JPH0653681A (ja) | 1992-08-03 | 1992-08-03 | 電子部品実装済み基板の樹脂被覆方法及び被覆生成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0653681A true JPH0653681A (ja) | 1994-02-25 |
Family
ID=16814933
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22451092A Pending JPH0653681A (ja) | 1992-08-03 | 1992-08-03 | 電子部品実装済み基板の樹脂被覆方法及び被覆生成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0653681A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008108683A (ja) * | 2006-04-03 | 2008-05-08 | Toshiba Lighting & Technology Corp | 放電灯点灯装置及び照明器具 |
| JP2010170840A (ja) * | 2009-01-22 | 2010-08-05 | Toshiba Lighting & Technology Corp | 電気機器及び照明器具 |
| JP2013143564A (ja) * | 2012-01-10 | 2013-07-22 | Hzo Inc | 内部耐水性被覆を備える電子デバイス |
| JP2014015080A (ja) * | 2012-07-06 | 2014-01-30 | Hitachi Automotive Systems Ltd | 車載用電子制御装置 |
| WO2021140486A1 (en) * | 2020-01-09 | 2021-07-15 | Nurvv Limited | Method and composition for moisture ingress protection, and electronic device comprising same |
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| JPS5918685U (ja) * | 1982-07-28 | 1984-02-04 | スズキ株式会社 | オ−トバイのハンドル装着装置 |
| JPS6414996A (en) * | 1987-07-08 | 1989-01-19 | Origin Electric | Hybrid integrated circuit |
-
1992
- 1992-08-03 JP JP22451092A patent/JPH0653681A/ja active Pending
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