JPH0653715B2 - 2−アミノアセトアミド誘導体 - Google Patents

2−アミノアセトアミド誘導体

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JPH0653715B2
JPH0653715B2 JP63022957A JP2295788A JPH0653715B2 JP H0653715 B2 JPH0653715 B2 JP H0653715B2 JP 63022957 A JP63022957 A JP 63022957A JP 2295788 A JP2295788 A JP 2295788A JP H0653715 B2 JPH0653715 B2 JP H0653715B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、有用な鎮静活性及び特に癲癇抑止活性を有
する新規の置換2−アミノアセトアミド誘導体に関す
る。
[発明の概要] 新規の置換2−アミノアセトアミド誘導体が製造され、
これらは有用な鎮静活性及び特に癲癇抑止活性を有する
ということが見出された。
より詳細には、本発明は、一般式(1): (式中、Bは水素原子、C〜Cの低級アルキル又は
メトキシカルボニル基であり、 Rは水素原子又はメチル基であり、 W及びQはそれぞれフェニル及び4−フルオルフェニル
から選択される) の新規の2−アミノアセトアミド化合物に関する。
また、本発明は、一般式(1)の化合物の光学異性体及
び医薬上許容できる酸付加塩にも係る。
本発明の化合物は有用な医薬特性を有する。特にこれら
は、鎮静活性及び癲癇抑止活性を有する。特に有用な化
合物は、Bが水素原子又はメチル基であり且つW及びQ
がフェニル基であるものである。
[発明の具体的な説明] 前記した一般式(1)の2−アミノアセトアミドは、一
般式(2): (式中、Bは水素原子、C〜Cの低級アルキル又は
メトキシカルボニル基であり、 Rは水素原子又はメチル基であり、 W及びQはそれぞれフェニル及び4−フルオルフェニル
から選択される) の対応するアミン中間体から適宜なアミド結合形成反応
によって首尾よく製造することができる。
一般式(2)の多くのアミンは公知の化合物であり、商
品として購入することもでき、既報の方法の適宜な改良
法によって首尾よく製造することもできる。式(2)の
アミンのいくつかは公知でないが、しかしこれらも同様
の方法によって製造される。一般式(2)の商品として
入手できないアミンの製造は、後記の「中間体の製造」
の項に記載する。
一般式(2)のアミンを一般式(1)のアミドに転化さ
せるためには一般的に多くのアミド結合形成反応を用い
ることができる。この転化のための好ましい方法である
2つの方法を、方法A及び方法Bと呼ぶ。
方法Aにおいては、次式(3): {式中、Xはウレタン保護基、好ましくはベンジルオキ
シカルボニル(CBZ)又はt−ブチルオキシカルボニ
ル(BOC)基である} の商品として入手できる適宜に保護されたアミノ酸誘導
体と一般式(2)のアミンとを不活性溶媒中でカップリ
ング剤(例えば単独の又は1−ヒドロキシベンゾトリア
ゾール若しくは他の添加剤と組み合わせたジシクロヘキ
シルカルボジイミド)の存在下で直接カップリングして
一般式(4): の化合物を製造する。保護基Xは次いで、CBZ基の場
合は接触水添によって、BOC基の場合はトリフルオル
酢酸や塩酸のような酸による処理によって容易に除去さ
れて、一般式(1)の化合物が得られる。
方法Bにおいては、カルボニルに対してα位に脱離性の
基を含有し且つ2個の炭素を持つ活性な酸誘導体(例え
ば塩化クロルアセチル)と一般式(2)のアミンとをト
リリエチルアミンのような酸受容体の存在下で反応させ
て一般式(5): の対応する2−クロルアセトアミド誘導体を製造する。
このような中間体は、低級アルコール(例えばメタノー
ルやエタノール)のような溶媒又は塩素化溶媒(例えば
クロロホルムや塩化メチレン)又はそれらの混合物中で
アンモニアと直接反応させることによって、一般式
(1)の対応する化合物にすることができる。
一般式(1)の化合物は不斉中心を有し、従って光学異
性体が可能である。このような化合物は、式(2)の光
学的に活性なアミンから前記の方法によって首尾よく製
造することができる。
一般式(1)の化合物は塩基性の化合物であり、そのま
ま使用することもでき、また、塩酸、臭化水素酸、硫
酸、燐酸、酢酸、乳酸、琥珀酸、フマル酸、りんご酸、
マレイン酸、酒石酸、くえん酸、安息香酸、メタンスル
ホン酸又は炭酸のような種々の無機又は有機酸で処理す
ることによって医薬上許容できる酸付加塩を製造するこ
ともできる。
一般式(1)の化合物は有用な医薬特性を有する。特に
これらは、有用な癲癇抑止特性及び鎮静特性を有する。
これらの活性を標準的な方法によって評価した。癲癇抑
止活性は、R.J.ポーター(Porter)らによって公表された
NINCDSエピレプシー・ブランチ(Epilepsy Branc
h)法(「Cleve.Clin.Quarterly」、1984年、第51
巻、第293頁)に従って、経口又は腹腔内投与の後に
最大電気ショック(MES)によって誘発されたマウス
群の癲癇発作の後肢緊張拡大成分を抑止する能力を検査
することによって測定し、標準試薬のジランチン及びフ
ェノバルビタールと比較した。この試験系においては、
経口投与の後に10〜400mg/kgの範囲で活性(ED
50)が得られた。鎮静活性は、文献に記載された標準的
な方法により、マウス群の挙動を観察することによって
評価した。これらの試験において、選択した被検化合物
は30〜600mg/kgの範囲で活性を示した。
癲癇抑止剤の有用性の判断における重要な因子は、これ
らの神経毒作用をもたらす性質を評価することである
(「Cleve.Clin.Quarterly」、1984年、第51巻、第
293頁)。選択した化合物を、「Pharmac.Biochem.Be
hav.」、1977年、、第351頁に記載されたコゲ
ナウア(Coughenour)らの方法に実質的に従って、急性神
経学的損傷(NI)試験で評価し、マウスについてのN
50薬量を測定した。経口治療指数(TI)(即ち神経
学的損傷試験におけるNI50を経口投与の後の最大電気
ショツク試験におけるED50で割ったもの)を計算し
た。著しく高い経口治療指数が観察された。
[実施例] 以下の例は、式(2)のアミン中間体の製造及びそれら
の一般式(1)の新規の化合物への転化を例示するため
の非限定的な製造例及び実施例である。
中間体の製造 製造例1 1,2−ジフェニル−2−プロピルアミン塩酸塩の製造 この化合物は、下記のような、「フランス化学会誌(Bul
l.Soc.Chim.Fr.)」、1963年、、第877頁{ク
リストール(Christol)}並びに「テトラヘドロン(Tetra
hedron)」、1970年、26、第4277頁{ホー
(Ho)及びスミス(Smith)}に記載された方法の適宜
な改良法によって製造した。氷酢酸500ml及びn−ブ
チルエーテル100ml中にシアン化ナトリウム34.3
g(0.7モル)を含有させた懸濁液中に0℃において
濃流酸200mlを少量ずつ添加した。氷浴を取り除き、
n−ブチルエーテル100ml中に1,2−ジフェニル−
2−プロパノール106g(0.5モル)を含有させた
溶液を2時間かけて滴下し、次いでこの混合物を48時
間攪拌した。この混合物を氷1000cc中に注入し、ク
ロロホルムで抽出した。この抽出液を水で洗浄し、乾燥
させ、蒸発させて、固体残渣を得た。これをヘキサン5
00mlと共に攪拌し、過し、乾燥させて、N−ホルミ
ル−1,2−ジフェニル−2−プロピルアミン85.3
5gが得られた(収率72%)。融点97〜99℃。こ
れを10%HC1中に懸濁させ、2.5時間加熱還
流した。空気中で1時間、次いで氷浴中で30分間冷却
した後に、結晶化した白色固体を過して採集し、真空
乾燥して、1,2−ジフェニル−2−プロピルアミン塩
酸塩85.9gが得られた(収率97%)。融点175
〜178℃。
製造例2 1,2−ビス(4−フルオルフェニル)−2−プロピル
アミン塩酸塩の製造 製造例1に記載した操作と実質的に同じ操作により、し
かし1,2−ジフェニル−2−プロパノールを1,2−
ビス(4−フルオルフェニル)−2−プロパノール(こ
れは、塩化4−フルオルベンジルマグネシウムと4′−
フルオルアセトフェノンとの反応によって製造される)
に置き換えて、対応する1,2−ビス(4−フルオルフ
ェニル)−2−プロピルアミン塩酸塩を製造した。融点
188〜189℃。
製造例3 1,2−ジフェニル−2−ブチルアミン塩酸塩の製造 製造例1に記載した操作と実質的に同じ操作により、し
かし1,2−ジフェニル−2−プロパノールを1,2−
ジフェニル−2−ブタノール(これは、塩化ベンジルマ
グネシウムとプロピオフェノールとの反応によって製造
される)に置き換えて、対応する1,2−ジフェニル−
2−ブチルアミン塩酸塩を製造した。融点190〜19
2.5℃。
製造例4 (−)−1,2−ジフェニル−2−プロピルアミンの製
造 95%エタノール0.5中にラセミ型の1,2−ジフ
ェニル−2−プロピルアミン86g(0.4モル)を溶
解させ、還流温度近くまで加熱し、95%エタノール
0.5中に(−)−ジベンゾイル酒石酸一水和物15
1.9g(0.4モル)を含有させた溶液中に還流下で
添加した。即座に白色固体が結晶化した。この混合物を
5分間還流し、次いで周囲温度まで冷却した。過によ
って固体を採集し、乾燥させて、固体86.2gが得ら
れた。[α]=−94.2゜(C=0.5、CH
H)。液は保存した。得られた固体を95%エタノー
ル0.9中に懸濁させ、攪拌し、1時間加熱還流し、
周囲温度まで冷却し、白色固体を過して採集し、80
℃において8時間真空乾燥して、(−)−1,2−ジフ
ェニル−2−プロピルアミンの(−)−ジベンゾイル酒
石酸塩60.2gが得られた。融点194〜195℃、
[α]=−96.0゜(C=0.5、CHOH)。
この塩5.0gをCHC250ml及び5%NH
H200ml中に溶解させて激しく振盪し、層を分離さ
せ、有機層を200mlずつ5%NHOHで3回、20
0mlずつの水で2回洗浄し、MgSOを用いて乾燥さ
せた。溶媒を蒸発させて、(−)−1,2−ジフェニル
−2−プロピルアミンのオイル1.75gを得た。この
オイルを酢酸エチル25ml中に溶解させ、この溶液を3
/1の比の酢酸エチル/イソプロピルアルコール50ml
中にマレイン酸1.02g(8.87ミリモル)を含有
させた熱溶液中に添加することによってマレイン酸塩を
製造した。冷却すると白色固体が結晶化した。これを
過して採集し、真空乾燥して、(−)−1,2−ジフェ
ニル−2−プロピルアミンマレイン酸塩2.05gが得
られた。融点176〜177℃、[α]=−27.4
゜(C=1、CHOH)。
製造例5 (+)−1,2−ジフェニル−2−プロピルアミンの製
造 製造例4において保存しておいた液残部をCHC
1及び5%NHOH0.9で処理し、激しく振盪
し、層を分離させ、有機層を800mlずつの5%NH
OHで4回、500mlずつの水で2回洗浄し、MgSO
を用いて乾燥させ、蒸発させて、オイル32.3gを
得た。これは(+)−1,2−ジフェニル−2−プロピ
ルアミンに富んでいた。このオイル32.3g(0.1
53モル)を熱95%エタノール200ml中に溶解さ
せ、これを、還流95%エタノール600ml中に(+)
−ジベンゾイル酒石酸一水和物57.55g(0.15
3モル)を含有させて攪拌した溶液中に添加した。即座
に白色固体が結晶化した。これを5分間還流下で攪拌
し、次いで周囲温度まで冷却した。過して固体を採集
し、80℃において8時間真空乾燥して、(+)−1,
2−ジフェニル−2−プロピルアミンの(+)−ジベン
ゾイル酒石酸塩71.6gが得られた。融点197〜1
98℃、[α]=+95.8゜(C=0.5、CH
OH)。この塩0.5gをCHC250ml及び5%
NHOH200ml中に溶解させて激しく振盪し、層を
分離させ、有機層を200mlずつの5%NHOHで3
回、200mlずつの水で2回洗浄し、MgSOを用い
て乾燥させた。溶媒を蒸発させて、(+)−1,2−ジ
フェニル−2−プロピルアミンのオイル1.75gを得
た。このオイルを酢酸エチル25ml中に溶解させ、この
溶液を3/1の比の酢酸エチル/イソプロピルアルコー
ル50ml中にマレイン酸1.02g(8.78ミリモ
ル)を含有させた熱溶液中に添加することによってマレ
イン酸塩を製造した。冷却すると白色固体が結晶化し
た。これを過して採集し、真空乾燥して、(+)−
1,2−ジフェニル−2−プロピルアミンマレイン酸塩
2.06gが得られた。融点177〜178℃、[α]
=+27.3゜(C=1、CHOH)。
製造例6 2,3−ジフェニル−2−アミノプロピオン酸メチルエ
ステルの製造 THF400ml中にNaH(60%油中分散物)21.
0g(0.525モル)を含有させた懸濁液中に、窒素
雰囲気下で0℃において、DMF500ml及びTHF1
00ml中にN−[(4−クロルフェニル)メチレン]−
2−フェニルグリシンメチルエステル{「Chem.Comm.」、
1980年、第648頁、R.グリッグ(Crigg)}14
3.9g(0.5モル)を含有させた溶液を2.5時間
かけて滴下した。この混合物を約10℃において1時間
攪拌し、次いでTHF70ml中に臭化ベンジル61ml
(0.5モル)を含有させた溶液を添加し、この混合物
を周囲温度において17時間攪拌した。この混合物を水
2中に注入し、600mlずつの酢酸エチルで3回抽出
し、抽出液を500mlずつの水で3回洗浄し、乾燥さ
せ、蒸発させてオイルを得た。これをTHF400ml、
メタノール400ml及び1N・HC800ml中に溶解
させて1.5時間攪拌し、次いでエーテル800ml及び
500mlずつの酢酸エチル/エーテル(1/4)で2回
抽出した。有機抽出液を一緒にして1N・HC500
mlで洗浄し、水層を一緒にして固体状炭酸ナトリウムを
用いてpH10の塩基性にし、500mlずつのクロロホル
ムで3回抽出した。抽出液を一緒にして水で洗浄し、乾
燥させ、蒸発させて黄色固体121gを得た。これをヘ
キサン400mlから再結晶して、2,3−ジフェニル−
2−アミノプロピオン酸メチルエステル76.3gが得
られた。融点61〜62℃。
製造例7 N−メチル−1,2−ジフェニル−2−プロピルアミン
塩酸塩の製造 乾燥テトラヒドロフラン1中にLiAlH15.0
g(0.395モル)を含有させて攪拌した懸濁液中
に、N−ホルミル−1,2−ジフェニルプロピルアミン
23.6g(0.1モル)を添加した。2時間後に、こ
の混合物を35℃に22時間加熱し、次いで2時間還流
し、室温まで冷却した。水を添加して過剰のLiAH
を分解し、この混合物を過して固体状の塩を除去し
た。溶媒を蒸発させて、粗精製物の黄色オイル23.0
gを得た。これを酢酸エチル180ml及びイソプロピル
アルコール20ml中に溶解させ、HClガスによって酸
性にした。放置しておくと白色固体が結晶化した。これ
を過して採集し、65℃において真空乾燥して、N−
メチル−1,2−ジフェニル−2−プロピルアミン塩酸
塩21.7gが得られた(収率84%)。融点200〜
201℃。
製造例8 N−メチル−1,2−ジフェニルエチルアミンの製造 塩化メチレン300ml及び水500ml中に1,2−ジフ
ェニルエチルアミン30.0g(0.15モル)を含有
させて攪拌した2層溶液中に炭酸ナトリウム23.9g
(0.225モル)を添加し、この溶液を窒素雰囲気下
で10℃に冷却した。クロル蟻酸エチル21.5ml
(0.225モル)を1時間かけて滴下した。この混合
物を周囲温度まで温め、この温度において3時間攪拌し
た。層を分離させ、水層を塩化メチレン75mlで抽出し
た。有機層と塩化メチレン抽出液とを一緒にし、1N・
HC200ml、ブライン200mlで洗浄し、乾燥さ
せ、蒸発させて、白色固体40.3gを得た。シクロヘ
キサンから再結晶して、N−カルボエトキシ−1,2−
ジフェニルエチルアミンが得られた。融点74〜75
℃。
テトラヒドロフラン300ml中に水素化アルミニウムリ
チウム12.4g(0.32モル)を含有させて攪拌し
た懸濁液中に、窒素雰囲気下で0℃において、テトラヒ
ドロフラン200ml中にN−カルボエトキシ−1,2−
ジフェニルエチルアミン35.0g(0.13モル)を
含有させた溶液を滴下した。この混合物を8時間加熱還
流した。この混合物を氷水浴中で冷却し、これに水13
ml、15%NaOH13ml及び水39mlを注意深く添加
した。この混合物を周囲温度まで温め、沈殿した塩をセ
ライトを通す過によって除去した。溶媒を除去して、
N−メチル−1,2−ジフェニルエチルアミンの無色オ
イル26.8gが得られた。
このオイルを酢酸エチル及びメタノール中でマレイン酸
で処理して、N−メチル−1,2−ジフェニルエチルア
ミンマレイン酸塩が得られた。融点129〜131℃。
例1 2−アミン−N−(1,2−ジフェニル−1−メチルエ
チル)アセトアミド塩酸塩の製造 クロロホルム500ml中に1,2−ジフェニル−2−プ
ロピルアミン21.0g(0.085モル)を含有させ
て攪拌した溶液中に窒素雰囲気下においてN−CBZ−
グリシン23.0g(0.11モル)を添加し、次いで
クロロホルム100ml中にジシクロヘキシルカルボジイ
ミド20.6g(0.1モル)を含有させた溶液を添加
し、この混合物を14時間攪拌した。沈殿した固体を
過して除去し、溶媒を蒸発させた。残渣を塩化メチレン
500ml中に溶解させ、過し、蒸発させて黄色のオ
イルを得た。これをエーテル750ml及び氷冷水500
mlで処理し、50%NaOH5mlを用いて塩基性にし、
振盪し、そして層を分離させた。エーテル層を125ml
ずつの水で2回洗浄し、乾燥させ、蒸発させてオイル3
3.5gを得た。これをメタノール500ml及び10%
HC50ml中に溶解させ、パル(Parr)の装置で10%
Pd/C触媒3.0gの存在下で40psiにおいて4時
間水素化した。触媒を過して除去し、溶媒を蒸発させ
て白色固体を得た。これを熱メタノール80ml中に溶解
させ、エーテル200mlで処理した。冷却すると固体が
結晶化した。これをイソプロピルアルコール100ml及
びメタノール100mlから再結晶して、2−アミノ−N
−(1,2−ジフェニル−1−メチルエチル)アセトア
ミド塩酸塩8.4gが得られた。これは、80℃におい
て24時間真空乾燥した後に253〜254℃の融点を
有していた。
例2 2−アミノ−N−[1,2−ビス(4−フルオルフェニ
ル)−1−メチルエチル]アセトアミドの製造 クロロホルム200ml中に1,2−ビス(4−フルオル
フェニル)−2−プロピルアミン12.0g(0.04
9モル)を含有させて攪拌した溶液中に窒素雰囲気下に
おいてN−CBZ−グリシン10.16g(0.049
モル)を添加し、次いでクロロホルム100ml中にジシ
クロヘキシルカルボジイミド11.35g(0.055
モル)を含有させた溶液を添加し、この混合物を30分
間攪拌し、過し、溶媒を蒸発させた。残渣を酢酸エチ
ル200mlで処理し、過し、さらに酢酸エチル200
mlを追加し、次いで1%冷HC200ml、ブライン2
00mlで洗浄し、乾燥させ、溶媒を蒸発させて薄黄色の
オイルを得た。これをメタノール400ml及び10%H
C35ml中に溶解させ、パルの装置で5%Pd/C触
媒2.5gの存在下で40psiにおいて2.5時間水素
化した。触媒を過して除去し、溶媒を蒸発させ、残渣
を水300ml及びクロロホルム500ml中に溶解させ、
50%NaOHを用いてpH11の塩基性にし、振盪し、
層を分離させた。水層を200mlずつのクロロホルムで
2回洗浄し、有機層を一緒にして150mlずつの水で2
回及びブライン150mlで洗浄し、乾燥させ、蒸発させ
て、薄黄色のオイルを得た。これは放置しておくと固化
した。この固体をシクロヘキサン150ml及びエタノー
ル10mlから3回再結晶し、真空乾燥して、2−アミノ
−N−[1,2−ビス(4−フルオルフェニル)−1−
メチルエチル]アセトアミド4.44gが得られた。融
点330〜131℃。
例3 2−アミノ−N−(1−エチル−1,2−ジフェニルエ
チル)アセトアミドの製造 例1に記載した操作と実質的に同じ操作により、しかし
1,2−ジフェニル−2−プロピルアミンを1,2−ジ
フェニル−2−ブチルアミンに置き換えて、対応する2
−アミノ−N−(1−エチル−1,2−ジフェニルエチ
ル)アセトアミドを製造した。融点108.5〜10
9.5℃。
例4 2−アミノ−N−(1,2−ジフェニルエチル)アセト
アミド塩酸塩の製造 例1に記載した操作と実質的に同じ操作により、しかし
1,2−ジフェニル−2−プロピルアミンを1,2−ジ
フェニルエチルアミンに置き換えて、対応する2−アミ
ノ−N−(1,2−ジフェニルエチル)アセトアミド塩
酸塩を製造した。融点197〜199℃。
例5 2−アミノ−N−[1,2−ジフェニル−1−(メトキ
シカルボニル)エチル]アセトアミドマレイン酸塩の製
造 クロロホルム210ml中に2,3−ジフェニル−2−ア
ミノプロピオン酸メチルエステル7.0g(0.027
5モル)を含有させて攪拌した溶液中に窒素雰囲気下に
おいてN−CBZ−L−グリシン6.31g(0.02
8モル)を添加し、次いでクロロホルム85ml中にジシ
クロヘキシルカルボジイミド6.22g(0.028モ
ル)を含有させた溶液を滴下し、この混合物を20時間
攪拌した。沈殿した固体を過して除去し、溶媒を蒸発
させて、オイル状残渣を得た。これを酢酸エチル200
ml中に溶解させ、過し、1N・HC200ml、1N
炭酸ナトリウム200ml及びブライン200mlで洗浄
し、次いで乾燥させ、蒸発させて、オイル状残渣14.
29gを得た。この物質12.5gをメタノール210
ml及び1N・HC60ml中に溶解させ、パルの装置で
10%Pd/C触媒1.0gの存在下で40psiにおい
て3時間水素化した。触媒を過して除去し、溶媒を蒸
発させて、半固体状残渣を得た。これを水100ml及び
酢酸エチル100ml中に溶解させ、1N炭酸ナトリウム
を用いて塩基性にした。層を分離させ、水層を100ml
ずつの酢酸エチルで2回抽出し、有機層を一緒にしてブ
ラインで洗浄し、乾燥させた。この溶液をマレイン酸
3.25gで処理し、蒸発させて、オフホワイト色の固
体9.89gを得た。これを1:1の比のタノール+酢
酸エチル100mlで再結晶し、乾燥させた後に、2−ア
ミノ−N−[1,2−ジフェニル−1−(メトキシカル
ボニル)エチル]アセトアミドマレイン酸塩の白色固体
4.58gが得られた。融点163〜165℃。
例6 (+)−2−アミノ−N−(1,2−ジフェニル−1−
メチルエチル)アセトアミドフマル酸塩の製造 例1に記載した操作と実質的に同じ操作により、しかし
(±)−1,2−ジフェニル−2−プロピルアミンを
(−)−1,2−ジフェニル−2−プロピルアミンに置
き換えて、対応する(+)−2−アミノ−N−(1,2
−ジフェニル−1−メチルエチル)アセトアミドフマル
酸塩を製造した。融点169〜170℃、[α]=1
0.3°(C=2、CHOH)。
例7 (−)−2−アミノ−N−(1,2−ジフェニル−1−
メチルエチル)アセトアミドフマル酸塩 例1に記載した操作と実質的に同じ操作により、しかし
(±)−1,2−ジフェニル−2−プロピルアミンを
(+)−1,2−ジフェニル−2−プロピルアミンに置
き換えて、対応する(+)−2−アミノ−N−(1,2
−ジフェニル−1−メチルエチル)アセトアミドフマル
酸塩を製造した。融点171〜172℃、[α]=−
9.4゜(C=2、CHOH)。
例8 2−アミノ−N−メチル−N−(1,2−ジフェニルエ
チル)アセトアミドマレイン酸塩の製造 塩化メチレン300ml中にN−メチル−1,2−ジフェ
ニルエチルアミン25.95g(0.123モル)及び
トリエチルアミン44.5ml(0.32モル)を含有さ
せて攪拌した溶液中に、窒素雰囲気下で4℃において、
塩化メチレン50ml中に塩化クロルアセチル12.9ml
(0.16モル)を含有させた溶液を滴下した。氷浴を
取り除き、混合物を一晩攪拌した。水300mlを添加し
て層を分離させた。水層を塩化メチレン100mlで抽出
し、有機層と抽出液とを一緒にして1N・HC200
ml、ブライン100mlで洗浄し、乾燥させ、蒸発させて
暗色のオイル40.6gを得た。このオイルを100ml
ずつの熱ヘキサンで4回及び次いでシクロヘキサン10
0mlで処理した。ヘキサン溶液を一緒にして周囲温度ま
で冷却した。オフホワイト色の固体が結晶化した。これ
を過して単離して、クロルアセトアミド14.2gが
得られた。融点90〜92℃。イソプロピルアルコール
から再結晶して、融点96〜97℃の物質が得られた。
上記のクロルアセトアミド10.0g(0.034モ
ル)をアンモニアを飽和させたエタノール200ml中に
懸濁させ、この混合物をスチール製のボンベ中で85〜
90℃に20時間加熱した。この混合物を室温まで冷却
し、溶媒を蒸発させた。残渣を5%NaOH100ml及
びクロロホルム300ml中に溶解させ、層を分離させ、
水層を50mlずつのクロロホルムで2回抽出した。クロ
ロホルム抽出液を一緒にしてブライン100mlで洗浄
し、乾燥させ、蒸発させて、暗色のオイル13.1gが
得られた。このオイルをPrep 500HPLCを用いたシリ
カゲル上でのクロマトグラフィー(溶出液:5%メタノ
ール/クロロホルム)によって精製した。純粋な画分を
一緒にし、蒸発させて、オイル5.9gが得られた。こ
れを酢酸エチル100mlメタノール25ml中に溶解さ
せ、マレイン酸2.55g及び炭で処理し、熱過し、
容量が60mlになるまで濃縮し、酢酸エチル100mlで
希釈した。冷却すると白色固体が結晶化した。これを真
空乾燥して、2−アミノ−N−メチル−N−(1,2−
ジフェニルエチル)アセトアミドマレイン酸塩5.76
gが得られた。融点150〜151℃。
例9 2−アミノ−N−メチル−N−(1,2−ジフェニル−
1−メチルエチル)アセトアミドマレイン酸塩の製造 例8に記載した操作と実質的に同じ操作により、しかし
N−メチル−1,2−ジフェニルエチルアミンをN−メ
チル−1,2−ジフェニル−2−プロピルアミンに置き
換えて、対応する2−アミノ−N−メチル−N−(1,
2−ジフェニル−1−メチルエチル)アセトアミドマレ
イン酸塩を製造した。融点166〜168℃。
比較結果 例1及び4の化合物について、前記した方法によって経
口治療指数(TI)を算出した。それぞれ17.0及び
20.0のTI値が得られた。ドイツ国特許第955,508
号に開示された化合物である2−(ジメチルアミノ)−
N−(1,2−ジフェニルエチル)アセトアミド及び2
−(1−ピロリジニル)−N−(1,2−ジフェニルエ
チル)アセトアミドを製造し、同じ方法で試験した。そ
れぞれ8.8及び2.2のTI値が得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07K 5/06 Z 8318−4H

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次式: (式中、Bは水素原子、C〜Cの低級アルキル又は
    メトキシカルボニル基であり、 Rは水素原子又はメチル基であり、 W及びQはそれぞれフェニル及び4−フルオルフェニル
    から選択される) の化合物並びにその酸付加塩から選択される化合物。
  2. 【請求項2】2−アミノ−N−(1,2−ジフェニル−
    1−メチルエチル)アセトアミド塩酸塩である、特許請
    求の範囲第1項記載の化合物。
  3. 【請求項3】2−アミノ−N−[1,2−ビス(4−フ
    ルオルフェニル)−1−メチルエチル]アセトアミド、
    2−アミノ−N−(1−エチル−1,2−ジフェニルエ
    チル)アセトアミド、 2−アミノ−N−(1,2−ジフェニルエチル)アセト
    アミド塩酸塩、 2−アミノ−N−[1,2−ジフェニル−1−(メトキ
    シカルボニル)エチル]アセトアミドマレイン酸塩、 (+)−2−アミノ−N−(1,2−ジフェニル−1−
    メチルエチル)アセトアミドフマル酸塩、 (−)−2−アミノ−N−(1,2−ジフェニル−1−
    メチルエチル)アセトアミドフマル酸塩、 2−アミノ−N−メチル−N−(1,2−ジフェニルエ
    チル)アセトアミドマレイン酸塩、 2−アミノ−N−メチル−N−(1,2−ジフェニル−
    1−メチルエチル)アセトアミドマレイン酸塩 から選択される、特許請求の範囲第1項記載の化合物。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第1〜3項のいずれかに記
    載の化合物から成る、癲癇抑止剤。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第4項記載の癲癇抑止剤を
    活性成分として含有する製薬組成物。
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